JP6940005B2 - トルク検出装置及びその組立方法、電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

トルク検出装置及びその組立方法、電動式パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、入力されたトルクを検出するためのトルク検出装置、及び、その組立方法と、トルク検出装置を備えた電動式パワーステアリング装置に関する。
図14は、従来から知られている電動式パワーステアリング装置の1例を示している。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2の後端部に固定されており、ステアリングシャフト2は、車体に支持された円筒状のステアリングコラム3の内側に回転自在に支持されている。運転者がステアリングホイール1を回転させると、この回転が、ステアリングシャフト2、自在継手4a、中間シャフト5、自在継手4bを介して、ラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニット6を構成するピニオン軸7に伝達される。ピニオン軸7が回転すると、ステアリングギヤユニット6を構成するラック軸8の両端部に連結された1対のタイロッド9、9が押し引きされて左右1対の操舵輪に、ステアリングホイール4の操作量に応じた舵角が付与される。
また、図示の電動式パワーステアリング装置では、ステアリングコラム3の前端部にハウジング10が固定されている。ハウジング10には、電動モータ11が支持されると共に、図示しないトルク検出装置及び減速機が収容されている。ステアリングホイール1の操作に基づいてステアリングシャフト2にトルクが加わると、前記トルク検出装置は、このトルクの方向及び大きさを検出する。そして、このトルクの方向及び大きさを利用して、電動モータ11の通電が制御される。これにより、電動モータ11で、前記トルクの方向及び大きさに応じた補助動力が発生する。この補助動力は、前記減速機により増大された後、ハウジング10の内側で、ステアリングシャフト2と共に回転する部分に付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作するために要する力が軽減される。
特許文献1には、電動式パワーステアリング装置に組み込まれるトルク検出装置の具体的な構造が記載されている。当該構造では、トルク伝達軸であるステアリングシャフトと、補助動力が付与される出力軸とが、トーションバーにより同軸に連結されている。また、出力軸の外周面にトルク検出凹凸部が設けられ、かつ、トルク検出凹凸部の径方向外側に同軸に配置されたトルク検出スリーブが、ステアリングシャフトの端部に結合されている。また、トルク検出スリーブの径方向外側に同軸に配置されたコイルが、ハウジングに支持されている。このようなトルク検出装置を備えた電動式パワーステアリング装置では、ステアリングホイールを操作することによって、ステアリングシャフトにトルクが加わると、このトルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバーが弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出凹凸部とトルク検出スリーブとの周方向の位置関係が変化することにより、コイルにインピーダンス変化が生じる。このため、このインピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出することができる。
国際公開2014/199959号公報
特許文献1に記載された従来構造では、ステアリングシャフトの端部にトルク検出スリーブの端部を外嵌し、かつ、ステアリングシャフトの端部の外周面に全周にわたって設けられた1つの周方向溝に、トルク検出スリーブの端縁部に形成されたかしめ部を係合させることよって、ステアリングシャフトに対してトルク検出スリーブを結合している。すなわち、従来構造では、ステアリングシャフトに対するトルク検出スリーブの結合力に寄与する周方向溝とかしめ部との係合部が、1組しか設けられていない。このため、ステアリングシャフト(トルク伝達軸)とトルク検出スリーブとの結合部に関する結合力及び安全性を高める面から改良の余地がある。
本発明の目的は、トルク伝達軸とトルク検出スリーブとの結合部に関する結合力及び安全性を高めることができる構造を実現することにある。
本発明のトルク検出装置は、トルク伝達軸と、軸方向一方側部に複数の窓孔を有する円筒状のトルク検出スリーブとを備える。
前記トルク伝達軸は、外周面の軸方向複数箇所のそれぞれに周方向に形成された互いに平行な周方向溝を有する。
前記トルク検出スリーブは、その軸方向他方側部が前記周方向溝のそれぞれの全体(全周及び全幅)を覆うように前記トルク伝達軸に外嵌されており、かつ、前記周方向溝のそれぞれと径方向に重畳する軸方向部分に、該周方向溝にかしめ付けられたかしめ部を有する。
本発明のトルク検出装置は、前記周方向溝のそれぞれが互いに等しい形状を有するものとすることができる。
本発明のトルク検出装置は、前記周方向溝のうちの少なくとも1つの周方向溝が他の周方向溝と異なる形状を有するものとすることができる。
本発明のトルク検出装置は、前記周方向溝に、軸方向両側に位置する1対の内側面が径方向外側に向かう程軸方向に関して互いに離れる方向に傾斜した外開き溝が含まれており、該外開き溝の前記1対の内側面のそれぞれに前記かしめ部が当接しているものとすることができる。
本発明のトルク検出装置は、前記周方向溝の中心軸に対する前記1対の内側面の傾斜角度を、50度〜70度とすることができる。
本発明のトルク検出装置は、前記トルク伝達軸が、外周面の周方向に関して複数箇所に複数の軸方向溝を備え、
前記トルク検出スリーブが、その軸方向他方側部に、前記軸方向溝と同位相となる複数箇所に、径方向内側に突出する位置決め凸部を有し、
前記位置決め凸部が、前記かしめ部よりも軸方向一方側に設けられるものとすることができる。
本発明のトルク検出装置の組立方法は、
前記トルク検出スリーブの軸方向他方側部を、前記周方向溝のそれぞれの全体を覆うように前記トルク伝達軸に外嵌する工程と、
前記トルク検出スリーブのうち、前記周方向溝と径方向に重畳する軸方向部分のそれぞれに対し、該軸方向部分の径方向外側に、周方向に並べられた複数の爪を配置し、該軸方向部分を、該複数の爪により径方向外側から径方向内側に向け押圧することによって、該軸方向部分に前記かしめ部を形成する工程と、を含む。
本発明のトルク検出装置の組立方法では、前記かしめ部を形成する工程において、前記軸方向部分のそれぞれに対して前記かしめ部を形成する作業を、前記トルク検出スリーブの軸方向一方側部に近い軸方向部分から順番に行うことができる。
本発明のトルク検出装置の組立方法では、前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の個数を、前記軸方向部分のそれぞれについて等しくすることができる。
この場合には、前記かしめ部を形成するための前記爪の周方向に関する配置の位相を、前記軸方向部分のそれぞれについて一致させることができる。
又は、前記かしめ部を形成するための前記爪の周方向に関する配置の位相を、前記軸方向部分のそれぞれについて異ならせることができる。
本発明のトルク検出装置の組立方法では、前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の個数を、前記軸方向部分のそれぞれについて異ならせることができる。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、本発明のトルク検出装置を備える。
本発明によれば、トルク伝達軸とトルク検出スリーブとの結合部に関する結合力及び安全性を高めることができる。
図1は、第1実施形態に関する、電動式パワーステアリング装置の部分切断側面図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、第1実施形態に関する、トルクを検出する要素の分解斜視図である。 図4は、図3の右側部の拡大図である。 図5は、第1実施形態に関する、トルク検出スリーブ及びその周辺部を径方向外側から見た図である。 図6は、第1実施形態に関する、トルク検出スリーブ、ロアシャフトの前端部、及びトーションバーの一部の斜視図である。 図7は、図2のB部拡大図である。 図8は、ロアシャフトのみを取り出して示す、図7のC部拡大図である。 図9(a)〜図9(c)は、第1実施形態に関して、ステアリングシャフトの前端部にトルク検出スリーブを結合する作業を工程順に示す断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に関して、ロアシャフトの前端部の外周面に形成された周方向溝にトルク検出スリーブの軸方向後端部をかしめ付ける作業を工程順に示す、軸方向から見た図である。 図11は、第2実施形態に関する、図8に相当する図である。 図12(a)は、軸方向前側の周方向溝にトルク検出スリーブの軸方向後端部をかしめ付ける際の図10(b)に相当する図であり、図12(b)は、軸方向後側の周方向溝にトルク検出スリーブの軸方向後端部をかしめ付ける際の図10(b)に相当する図である。 図13は、軸方向前側の周方向溝にトルク検出スリーブの軸方向後端部がかしめ付けられた状態を示す拡大断面図である。 図14は、従来から知られている電動式パワーステアリング装置の1例を示す部分切断側面図である。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。
本実施形態の電動式パワーステアリング装置は、ステアリングコラム3aと、ステアリングシャフト2aと、ハウジング10aと、出力軸12と、トーションバー13と、トルク検出スリーブ14と、トルク検出コイルユニット15と、基板16と、ウォーム減速機17と、電動モータ11aとを備える。
また、本実施形態の電動式パワーステアリング装置は、トルク検出装置を備えており、このトルク検出装置は、ステアリングシャフト2aを構成するロアシャフト21と、出力軸12と、トーションバー13と、トルク検出スリーブ14と、トルク検出コイルユニット15とを含んで構成されている。
なお、電動式パワーステアリング装置に関して、前後方向は、特に断らない限り、車両の前後方向をいう。例えば、図1〜図9においては、左側が前であり、右側が後である。
ステアリングコラム3aは、前側に配置された円筒状のインナコラム18と、後側に配置されたアウタコラム19とを備える。インナコラム18とアウタコラム19とは、伸縮可能に組み合わされ、支持ブラケット20により車体に支持される。インナコラム18及びアウタコラム19は、鋼製又はアルミニウム合金などの軽合金製である。
ステアリングシャフト2aは、前側に配置されたロアシャフト21と、後側に配置された中空軸状のアッパシャフト22とを備える。ロアシャフト21とアッパシャフト22とは、トルク伝達を可能に、かつ、軸方向の相対変位を可能にスプライン嵌合しており、ステアリングコラム3aの内側に回転自在に支持されている。ロアシャフト21及びアッパシャフト22は、鋼製である。アウタコラム19の後端開口から突出した、アッパシャフト22の後端部には、ステアリングホイール1(図13参照)が固定される。
ハウジング10aは、前側の蓋体23と後側の本体24とを、図示しない複数本のボルトにより互いに結合してなるもので、インナコラム18の前端部に結合固定されている。蓋体23及び本体24は、アルミニウム合金などの軽合金製又は合成樹脂製である。ロアシャフト21の前端部は、ハウジング10aの内側に挿入されている。
出力軸12は、磁性金属である鋼により中空軸状に造られている。出力軸12は、ハウジング10a内のロアシャフト21の前側に、1対の玉軸受25、26により回転自在に支持されている。ハウジング10aの前端開口から突出した、出力軸12の前端部には、自在継手4a(図13参照)が結合される。
トーションバー13は、ばね鋼により段付円柱状に造られている。ロアシャフト21と出力軸12とは、トーションバー13により、互いに同軸に連結されている。すなわち、トーションバー13は、その後端部を除く大部分が、出力軸12の内側に配置されている。また、トーションバー13は、その前端部が、出力軸12の前端部に、ピン27により相対回転不能に結合され、かつ、その後端部が、ロアシャフト21の前側部の径方向中心部に設けられたスプライン孔28に、相対回転不能にスプライン嵌合されている。
トルク伝達軸であるロアシャフト21は、前端部に、円筒状の筒状部29を有する。筒状部29は、内周面に、周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雌ストッパ部30を有する。雌ストッパ部30は、それぞれが軸方向に長い複数の歯部31を、周方向に関して等間隔に配置してなる。
出力軸12は、後端部の外周面に、周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雄ストッパ部32を有する。雄ストッパ部32は、それぞれが軸方向に長い複数(歯部31と同数)の溝部33を、周方向に関して等間隔に配置してなる。
雌ストッパ部30と雄ストッパ部32とは、所定角度範囲(トーションバー13が捩れていない中立状態を基準として、例えば±5度の範囲)での相対回転を可能に凹凸係合している。すなわち、雌ストッパ部30を構成する歯部31が、雄ストッパ部32を構成する溝部33に、周方向の隙間を介在させて緩く係合することにより、ロアシャフト21と出力軸12との相対回転が、所定角度範囲に規制されている。これにより、トーションバー13が過度に捩られることを防止している。
出力軸12は、後側部の外周面のうち、雄ストッパ部32に対して軸方向前側に隣接する箇所に、周方向に関する凹凸形状のトルク検出凹凸部34を有する。トルク検出凹凸部34は、それぞれが軸方向に長い複数の溝部35を、周方向に関して等間隔に配置してなる。トルク検出凹凸部34は、雄ストッパ部32よりも大きな外径寸法(外接円の直径)を有する。図示の例では、トルク検出凹凸部34を構成する溝部35と、雄ストッパ部32を構成する溝部33とは、互いに同数設けられ、かつ、周方向に関する配置の位相が互いに一致している。
トルク検出スリーブ14は、アルミニウム合金などの導電性を有する非磁性金属により円筒状に造られている。トルク検出スリーブ14は、軸方向一方側部である軸方向前側部がトルク検出凹凸部34の径方向外側に同軸に配置され、かつ、軸方向他方側部である軸方向後端部が筒状部29に片持ち状態で外嵌支持されている。
トルク検出凹凸部34の径方向外側に同軸に配置された、トルク検出スリーブ14の軸方向前側部は、軸方向に離隔した第1窓孔列と第2窓孔列とを有する。軸方向前側に位置する第1窓孔列は、複数(溝部35と同数)の矩形の窓孔(透孔)36aを、周方向に関して等間隔に配置してなる。軸方向後側に位置する第2窓孔列は、複数(溝部35と同数)の矩形の窓孔(透孔)36bを、周方向に関して等間隔に配置してなる。第1窓孔列の窓孔36aと第2窓孔列の窓孔36bとのそれぞれの周方向に関する配置の位相は、互いに半ピッチずれている。
筒状部29は、外周面に、複数の軸方向溝37と1対の周方向溝38とを有する。複数の軸方向溝37は、筒状部29の外周面の周方向等間隔となる複数箇所(図示の例では4箇所)に配置されており、それぞれが筒状部29の外周面の全長にわたり設けられている。1対の周方向溝38は、筒状部29の外周面の軸方向に離隔した2箇所に平行に配置されており、それぞれが複数の軸方向溝37と交差するように、筒状部29の外周面の全周にわたり設けられている。本実施形態では、1対の周方向溝38は、互いに等しい形状を有している。1対の周方向溝38のそれぞれは、外開き溝である。すなわち、1対の周方向溝38のそれぞれは、図7及び図8に示すように、軸方向両側に位置する1対の内側面46のそれぞれが、径方向外側に向かう程軸方向に関して互いに離れる方向に傾斜した部分円すい面形状を有している。1対の周方向溝38のそれぞれの底面45は、円筒面形状を有している。なお、本実施形態では、筒状部29の外周面に1対の周方向溝38を加工する際に、1回のチャッキングにより、1対の周方向溝38のそれぞれを切削加工する。このため、1対の周方向溝38の傾きが同じになり、結果として、1対の周方向溝38のそれぞれに対する、後述するかしめ部40の形成が安定して行われるようになっている。
トルク検出スリーブ14の軸方向後端部は、筒状部29に、その軸方向中間部によって1対の周方向溝38のそれぞれの全体を覆うように外嵌されている。また、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部は、1対の周方向溝38のそれぞれと径方向に重畳する軸方向部分に、全周にわたり、これらの周方向溝38にかしめ付けられた1対のかしめ部40を有する。すなわち、1対のかしめ部40のそれぞれは、周方向溝38に軸方向のがたつきなく係合している。より具体的には、1対のかしめ部40のそれぞれは、周方向溝38を構成する底面45及び1対の内側面46のうち、少なくとも1対の内側面46に当接している。これにより、トルク検出スリーブ14は、筒状部29に対して、軸方向に位置決めされ、かつ、軸方向の相対変位を防止されている。さらには、1対のかしめ部40のそれぞれと、周方向溝38の少なくとも1対の内側面46との当接部に作用する緊迫力及び摩擦力によって、筒状部29とトルク検出スリーブ14との相対回転が防止されている。
トルク検出スリーブ14の軸方向後端部には、1対のかしめ部40よりも軸方向前側で周方向に関して軸方向溝37と同位相となる複数箇所に、径方向内側に突出する位置決め凸部39が設けられている。そして、位置決め凸部39のそれぞれが、軸方向溝37に周方向のがたつきなく係合している。これにより、トルク検出スリーブ14は、筒状部29に対し、回転方向に位置決めされ、かつ、相対回転を防止されている。
このように、位置決め凸部39が、かしめ部40よりも軸方向前側に設けられることで、位置決め凸部39に対して軸方向溝37が挿入される距離を短くでき、これにより、位置決め凸部39の内周面が削れるのを防止することができる。一方、位置決め凸部39と軸方向溝37との回転方向の位置決めは、ロアシャフト21がトルク検出スリーブ14に対してある程度奥まで挿入された状態で行われるので、ロアシャフト21とトルク検出スリーブ14とが曲がりにくく、組み立てしやすい。
なお、位置決め凸部39のそれぞれは、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部が筒状部29に外嵌される前に形成される。本実施形態では、位置決め凸部39のそれぞれは、エンボス加工によって形成されているため、位置決め凸部39のそれぞれの背面側(外径側)には、凹部が形成されている。これに対し、1対のかしめ部40のそれぞれは、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部が筒状部29に外嵌された後に形成される。図3及び図4では、トルク検出スリーブ14を、1対のかしめ部40が形成される前の状態で示している。
本実施形態の電動式パワーステアリング装置を組み立てる場合、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部を筒状部29に外嵌支持する作業は、次のようにして行う。
まず、トルク検出スリーブ14の位置決め凸部39と筒状部29の軸方向溝37(図3〜図6参照)との周方向の位相を合わせた状態で、図9(a)→図9(b)に示すように、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部を筒状部29の外周面に、軸方向前側から径方向のがたつきなく外嵌する。これにより、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部のうち、軸方向後端縁部よりも前側に位置する部分である軸方向中間部によって、1対の周方向溝38のそれぞれの全体を覆う。また、このような外嵌の作業に伴い、位置決め凸部39のそれぞれを軸方向溝37に周方向のがたつきなく係合させる。なお、図9(b)に示した状態での、トルク検出スリーブ14と筒状部29との軸方向の位置関係は、電動式パワーステアリング装置を組み立てた状態で、窓孔36a及び窓孔36bとトルク検出コイルユニット15との軸方向の位置関係が所定の位置関係となるように決定し、具体的には、トルク検出スリーブ14の軸方向前端縁の軸方向位置を基準に決定する。したがって、図9(b)に示した状態での、筒状部29に対するトルク検出スリーブ14の軸方向後端縁の軸方向位置は、部材寸法のばらつきに起因して、軸方向にばらつく。ただし、本実施形態では、このような軸方向のばらつきが生じた場合でも、必ず、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部によって1対の周方向溝38のそれぞれの全体を覆うことができるように、換言すれば、トルク検出スリーブ14の軸方向後端縁が軸方向後側の周方向溝38よりも軸方向後側に位置するように、トルク検出スリーブ14の軸方向寸法に余裕を持たせてある。
次に、図9(b)→図9(c)に示すように、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部のうち、1対の周方向溝38のそれぞれと径方向に重畳する軸方向部分を、全周にわたり、径方向外側から径方向内側に向け塑性変形させる(かしめる)。これにより、前記軸方向部分のそれぞれにかしめ部40を形成すると同時に、該かしめ部40を、周方向溝38のそれぞれに係合させる。
このために、本実施形態では、トルク検出スリーブ14のうち、1対の周方向溝38と径方向に重畳する軸方向部分のそれぞれに対し、該軸方向部分の径方向外側に、図10(a)に示すように、周方向に並べられた複数(本実施形態では6個)の爪41を配置する。そして、図10(a)→図10(b)に示すように、これらの複数の爪41を径方向内側に同期して移動させる。これにより、トルク検出スリーブ14の前記軸方向部分を、複数の爪41の径方向内端部によって、径方向外側から径方向内側に向け強く押圧する。これにより、前記軸方向部分を全周にわたり径方向外側から径方向内側に向け塑性変形させることによって、かしめ部40を形成する。
また、爪41による絞りかしめによりトルク検出スリーブ14の前記軸方向部分が周方向溝38の形状に倣って変形し、その後、爪41をかしめ部40から退避させると、かしめ部40は、スプリングバックして、周方向溝38の1対の内側面46間で突っ張り、かしめ部40と1対の内側面46との間に摩擦力を発生する。ここで、図8に示す、周方向溝38の中心軸に対する内側面46の傾斜角度θを50度〜70度(好ましくは、60度)とすることで、このスプリングバックによって、かしめ部40と1対の内側面46間の面圧が大きくなり、かしめ部40によるトルク検出スリーブ14の保持力を大きくすることができる。
また、本実施形態では、トルク検出スリーブ14のうち、1対の周方向溝38と径方向に重畳する軸方向部分のそれぞれに対してかしめ部40を形成する作業を、トルク検出スリーブ14の軸方向前側部に近い軸方向部分から順番に行う。すなわち、まず、軸方向前側に位置する前記軸方向部分にかしめ部40を形成し、次に、軸方向後側に位置する前記軸方向部分にかしめ部40を形成する。これにより、確実に、トルク検出スリーブ14と筒状部29とを所定の位置関係で結合することができる。
なお、本発明を実施する場合、1つのかしめ部40を形成する爪41の個数は、筒状部29とトルク検出スリーブ14との同軸度を確保することができる範囲で、2個以上の任意の個数とすることができる。爪41の個数は、多くする程、1個の爪41に摩耗などの不具合が生じた場合の影響、すなわち、かしめ部40の精度に与える悪影響を小さく抑えることができる。本実施形態では、爪41の個数を6個としているため、当該影響を1/6(約17%)に抑えることができる。また、本発明を実施する場合、かしめ部40を形成すべき軸方向部分ごとに用意された複数の爪41の周方向に関する配置の位相は、当該軸方向部分ごとの複数の爪41同士で、互いに一致させても良いし、互いに異ならせても良いが、本実施形態では、互いに一致させている。
トルク検出コイルユニット15は、円筒状に構成されたもので、トルク検出凹凸部34及びトルク検出スリーブ14の径方向外側に同軸に配置されている。トルク検出コイルユニット15は、ハウジング10aに内嵌固定されており、軸方向に離隔した1対のコイル42a、42bを備えている。軸方向前側に位置するコイル42aは、第1窓孔列の窓孔36aと径方向に重畳して配置されており、軸方向後側に位置するコイル42bは、第2窓孔列の窓孔36aと径方向に重畳して配置されている。
基板16は、ハウジング10a内において、トルク検出コイルユニット15の径方向外側の周方向1箇所(図示の例では、トルク検出コイルユニット15の下方)に設置されている。基板16上には、モータ制御回路が構成されている。このモータ制御回路には、コイル42a、42bの端部が接続されている。
ウォーム減速機17は、ハウジング10a内に配置されており、ウォームホイール43と、ウォーム44とを備える。ウォームホイール43は、玉軸受25、26の間の出力軸12の軸方向中間部に外嵌固定されている。ウォーム44は、ウォームホイール43に噛合した状態で、ハウジング10a内に回転自在に支持されている。
電動モータ11aは、ハウジング10aに支持されている。電動モータ11aの出力軸は、ウォーム44の基端部に対し、トルク伝達を可能に結合されている。
本実施形態の電動式パワーステアリング装置では、運転者がステアリングホイール1を操作することによって、ステアリングシャフト2aに操舵力であるトルクが付与されると、このトルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバー13が(所定角度範囲で)弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出凹凸部34とトルク検出スリーブ14との周方向の位置関係が変化することにより、トルク検出コイルユニット15を構成するコイル42a、42bにインピーダンス変化が生じる。このため、このインピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出できる。基板16上のモータ制御回路は、このようにしてトルクの方向及び大きさを検出し、かつ、このトルクの検出結果を利用して、電動モータ11aの通電制御を行うことにより、電動モータ11aで、トルクの方向及び大きさに応じた補助動力を発生させる。この補助動力は、ウォーム減速機17により増大された後、出力軸12に付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作するために要する力が軽減される。
上述のような本実施形態の電動式パワーステアリング装置では、ロアシャフト21の筒状部29の外周面に設けられた周方向溝38と、トルク検出スリーブ14の軸方向後端部に形成されたかしめ部40との係合部が、軸方向に離隔して2組設けられている。このため、従来構造のように、当該係合部が1組しか設けられていない場合に比べて、筒状部29とトルク検出スリーブ14との結合力(軸方向及び回転方向の相対変位を防止する力)を高めることができ、かつ、この結合力のロバスト性(安定性)を高めることができる。したがって、長期間、車両の振動やトルク検出スリーブ14の偏芯による慣性などによって筒状部29とトルク検出スリーブ14とが軸方向及び回転方向に相対変位することを防止して、信頼性の高いトルク検出を行うことができる。また、本実施形態では、前記係合部が2組設けられているため、万が一、一方の係合部の係合が損なわれても、他方の係合部の係合によって、筒状部29とトルク検出スリーブ14との結合状態を維持することができるといった、2重安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、トルク検出スリーブ14のうち、1対の周方向溝38と径方向に重畳する軸方向部分のそれぞれの径方向外側に、周方向に並べられた複数の爪41を配置し、当該軸方向部分のそれぞれを、当該軸方向部分ごとに配置された複数の爪41により径方向外側から径方向内側に向け押圧することによって、当該軸方向部分のそれぞれにかしめ部40を形成するようにしている。このようにかしめ部40を形成する際には、トルク検出スリーブ14と筒状部29との間に、軸方向のずれを生じさせるような力は、実質的に作用しない。したがって、かしめ部40の形成時に、トルク検出スリーブ14と筒状部29とが軸方向にずれ動くことを、容易に防止することができる。
なお、本実施形態の構造では、トルク検出スリーブ14及び筒状部29に関して、例えば、次のような諸元を採用することができる(図8及び図9参照)。
トルク検出スリーブ14の厚さ寸法t : 0.20mm〜1.0mm
筒状部29の外径寸法D : 20mm〜30mm(例えば23.5mm)
周方向溝38の開口部の軸方向幅寸法x : 1.0mm〜2.0mm(例えば1.5mm)
周方向溝38の深さ寸法y : 0.4mm以上(外径寸法Dの1.7%以上)
周方向溝38の中心軸に対する内側面46の傾斜角度θ : 50度〜70度(例えば60度)
1対の周方向溝38同士の軸方向間隔L : 0.3mm〜5mm(例えば0.7mm)
なお、傾斜角度θを60度にすると、操舵時の慣性力に限らず、悪路を走行する際の振動など、前記慣性力よりも大きな力が作用した場合でも、筒状部29に対するトルク検出スリーブ14の結合力を維持しやすい。
軸方向間隔Lは、値を小さくする程、省スペース化できる。
[第2実施形態]
第2実施形態について、図11〜図13を用いて説明する。
本実施形態では、ロアシャフト21aの筒状部29aの外周面に平行に形成された1対の周方向溝38a、38b同士で、互いの形状を異ならせている。具体的には、1対の周方向溝38a、38b同士で、互いの深さ寸法y1、y2を異ならせている(図示の例ではy1>y2としている)。また、1対の周方向溝38a、38b同士で、互いの内側面46a、46bの傾斜角度θ1、θ2を異ならせている(図示の例ではθ1>θ2としている)。このように、本実施形態では、1対の周方向溝38a、38b同士で、互いの形状を異ならせることにより、筒状部29aに対するトルク検出スリーブ14aの結合力を調整している。また、本実施形態では、1対の周方向溝38a、38b同士の軸方向間隔L1を、第1実施形態の場合よりも大きくしている(L1>L)。
また、本実施形態では、軸方向前側の周方向溝38aに係合させるかしめ部40aを形成するための爪41aの個数と、軸方向後側の周方向溝38bに係合させるかしめ部40bを形成するための爪41bの個数とを、それぞれ第1実施形態の場合よりも少ない個数である4個としている。すなわち、本実施形態では、メンテナンスする爪41a、41bの個数を減らして、爪41a、41bのメンテナンスを容易に行えるようにしている。また、本実施形態では、軸方向前側のかしめ部40aを形成するための複数の爪41aと、軸方向後側のかしめ部40bを形成するための複数の爪41bとの間で、周方向に関する配置の位相を互いに異ならせている。これにより、1対のかしめ部40a、40bを形成するための設備の組み立てを容易化している。
なお、本実施形態の構造では、例えば、次のような諸元を採用することができる(図11及び図13参照)。
深さ寸法y1 : 0.45mm
深さ寸法y2 : 0.4mm
傾斜角度θ1 : 60度
傾斜角度θ2 : 40度
軸方向間隔L1 : 1.7mm
その他の構成及び作用などは、第1実施形態の場合と同様である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良などが可能である。
例えば、本発明を実施する場合、トルク検出スリーブのかしめ部が係合する周方向溝は、トルク伝達軸の外周面の軸方向3箇所以上に設けることもできる。
また、トルク検出スリーブにかしめ部を形成するための爪の個数は、かしめ部を形成する軸方向部分ごとに異ならせることもできる。
本発明のトルク検出装置は、電動式パワーステアリング装置に限らず、各種機械装置に組み込んで用いることができる。
本発明のトルク検出装置を電動式パワーステアリング装置に組み込んで用いる場合、該トルク検出装置は、ステアリングシャフトの前端部に限らず、ステアリングギヤユニットの入力部などの、適宜の箇所に設置することができる。
なお、本出願は、2018年8月3日出願の日本特許出願(特願2018−146419)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
1 ステアリングホイール
2、2a ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4a、4b 自在継手
5 中間シャフト
6 ステアリングギヤユニット
7 ピニオン軸
8 ラック軸
9 タイロッド
10、10a ハウジング
11、11a 電動モータ
12 出力軸
13 トーションバー
14、14a トルク検出スリーブ
15 トルク検出コイルユニット
16 基板
17 ウォーム減速機
18 インナコラム
19 アウタコラム
20 支持ブラケット
21、21a ロアシャフト
22 アッパシャフト
23 蓋体
24 本体
25 玉軸受
26 玉軸受
27 ピン
28 スプライン孔
29、29a 筒状部
30 雌ストッパ部
31 歯部
32 雄ストッパ部
33 溝部
34 トルク検出凹凸部
35 溝部
36a、36b 窓孔
37 軸方向溝
38、38a、38b 周方向溝
39 位置決め凸部
40、40a、40b かしめ部
41 爪
42a、42b コイル
43 ウォームホイール
44 ウォーム
45、45a、45b 底面
46、46a、46b 内側面

Claims (12)

  1. トルク伝達軸と、
    軸方向一方側部に複数の窓孔を有する円筒状のトルク検出スリーブと、を備え、
    前記トルク伝達軸は、外周面の軸方向複数箇所のそれぞれに周方向に形成された互いに平行な周方向溝を有し、
    前記トルク検出スリーブは、その軸方向他方側部が前記周方向溝のそれぞれの全体を覆うように前記トルク伝達軸に外嵌されており、かつ、前記周方向溝のそれぞれと径方向に重畳する軸方向部分に、該周方向溝にかしめ付けられたかしめ部を有し、
    前記周方向溝に円筒面形状を有する底面と、該底面の軸方向両側に位置し、それぞれ部分円すい面形状を有する1対の内側面と、を備え、該1対の内側面が径方向外側に向かう程軸方向に関して互いに離れる方向に傾斜した外開き溝が含まれており、該外開き溝の前記1対の内側面のそれぞれに前記かしめ部が当接している、
    トルク検出装置。
  2. 前記周方向溝のそれぞれが互いに等しい形状を有している、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記周方向溝のうちの少なくとも1つの周方向溝が他の周方向溝と異なる形状を有している、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  4. 前記周方向溝の中心軸に対する前記1対の内側面の傾斜角度は、50度〜70度である、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  5. 前記トルク伝達軸は、外周面の周方向に関して複数箇所に複数の軸方向溝を備え、
    前記トルク検出スリーブは、その軸方向他方側部に、前記軸方向溝と同位相となる複数箇所に、径方向内側に突出する位置決め凸部を有し、
    前記位置決め凸部は、前記かしめ部よりも軸方向一方側に設けられる、
    請求項1〜4のうちの何れか1項に記載のトルク検出装置。
  6. 請求項1〜5のうちの何れか1項に記載のトルク検出装置の組立方法であって、
    前記トルク検出スリーブの軸方向他方側部を、前記周方向溝のそれぞれの全体を覆うように前記トルク伝達軸に外嵌する工程と、
    前記トルク検出スリーブのうち、前記周方向溝と径方向に重畳する軸方向部分のそれぞれに対し、該軸方向部分の径方向外側に、周方向に並べられた複数の爪を配置し、該軸方向部分を、該複数の爪により径方向外側から径方向内側に向け押圧することによって、該軸方向部分に前記かしめ部を形成する工程と、を含む、
    トルク検出装置の組立方法。
  7. 前記かしめ部を形成する工程において、前記軸方向部分のそれぞれに対して前記かしめ部を形成する作業を、前記トルク検出スリーブの軸方向一方側部に近い軸方向部分から順番に行う、
    請求項6に記載のトルク検出装置の組立方法。
  8. 前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の個数を、前記軸方向部分のそれぞれについて等しくする、
    請求項6又は7に記載のトルク検出装置の組立方法。
  9. 前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の周方向に関する配置の位相を、前記軸方向部分のそれぞれについて一致させる、
    請求項8に記載のトルク検出装置の組立方法。
  10. 前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の周方向に関する配置の位相を、前記軸方向部分のそれぞれについて異ならせる、
    請求項8に記載のトルク検出装置の組立方法。
  11. 前記かしめ部を形成する工程において、前記かしめ部を形成するための前記爪の個数を、前記軸方向部分のそれぞれについて異ならせる、
    請求項6又は7に記載のトルク検出装置の組立方法。
  12. 請求項1〜5のうちの何れか1項に記載のトルク検出装置を備えた電動式パワーステアリング装置。
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