JP5513902B2 - トルクセンサ - Google Patents

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    • G01L5/221Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers to steering wheels, e.g. for power assisted steering

Description

本発明は、磁石から導かれる磁束密度に応じてトーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサに関するものである。
従来、車両のステアリング系に設けられるトルクセンサとして、回転するシャフトに働く操舵トルクを磁力を介して検出する非接触タイプのものが用いられている。
この種のトルクセンサとして、特許文献1、2に開示されたものは、いずれも、ハウジング内に回転可能に収容されるトーションバーと、このトーションバーの両端に連結される第一、第二シャフトと、第一シャフトに固定される磁気発生部と、第二シャフトに固定される回転磁気回路部(多極ヨーク)と、ハウジングに固定される固定磁気回路部と、この固定磁気回路部に導かれる磁束密度を検出する磁気センサとを備える。
トーションバーがこれに働くトルクによって捩れ変形すると、磁気発生部と回転磁気回路部との回転方向の相対位置が変化し、これに伴って磁気発生部から回転磁気回路部を介して固定磁気回路部に導かれる磁束密度が変化する。磁気センサが、この磁束密度に応じた信号を出力し、この信号に基づいてトーションバーに働くトルクが検出される。
磁気発生部は、第一シャフトに固定されるバックヨーク(継鉄)と、このバックヨークに接着剤を介して固定されるリング磁石(多極磁石)とからなる。
特開2007−240496号公報 特開2007−292550号公報
しかしながら、このような従来のトルクセンサにあっては、磁気発生部を構成するリング磁石とバックヨークの接着剤が剥離した場合、バックヨーク(第一シャフト)に対するリング磁石の固定位置にズレが生じ、トルクセンサの出力に誤差が生じるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、トルクセンサにおいて、バックヨークに対するリング磁石の固定位置にズレが生じないようにすることを目的とする。
本発明は、互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、第一シャフトに固定される磁気発生部と、第二シャフトに固定される回転磁気回路部とを備え、磁気発生部から回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じてトーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサを前提とする。
本発明では、磁気発生部は、第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、このバックヨークに接着剤を介して結合される筒状のリング磁石と、を備え、バックヨークは、第一シャフトに対するバックヨークの圧入部と、リング磁石に対する結合部と、圧入部に対して第一シャフトの軸方向に突出し、結合部を有するオフセット突出部と、圧入部と結合部との間に位置して開口して圧入部に生じる応力が結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備え、応力緩和開口部は、オフセット突出部と第一シャフトとの間に画成される環状の間隙と、バックヨークの外周面に開口する環状の溝と、によって画成されることを特徴とした。
また、本発明では、磁気発生部は、第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、このバックヨークに結合される筒状のリング磁石と、を備え、バックヨークは、第一シャフトに対する圧入部と、圧入部から第一シャフトの径方向に延びる環状の段部と、リング磁石に対する結合部と、環状の段部に対して第一シャフトの軸方向に突出し、結合部を有するオフセット突出部と、圧入部と結合部との間に開口して圧入部に生じる応力が結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備え、応力緩和開口部は、オフセット突出部と環状の段部と第一シャフトとの間に画成される環状の間隙と、環状の段部に開口する環状の溝と、によって画成されることを特徴とした。
また、本発明では、磁気発生部は、第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、このバックヨークに結合される筒状のリング磁石と、を備え、バックヨークは、第一シャフトに対する圧入部と、リング磁石の内周に結合する取付外周面と、圧入部に対して第一シャフトの軸方向に突出し、取付外周面を有するオフセット突出部と、第一シャフトの外周面とオフセット突出部の内周面との間に開口する環状の間隙であって、圧入部に生じる応力が結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備えることを特徴とした。
本発明によると、応力緩和開口部は、入力シャフトに対するバックヨークの圧入部とバックヨークに対するリング磁石の結合部との間に延びるように形成されるため、バックヨークの圧入部にてバックヨークの内周嵌合面が第一シャフトの径方向に拡がる変形をするのに伴ってバックヨークに生じる変形応力がバックヨークに対するリング磁石の結合部に伝播することを緩和し、バックヨークに対するリング磁石の接着界面に生じるせん断応力が低減される。これにより、リング磁石の結合部が劣化して剥離することを防止し、バックヨークの固定位置にズレが生じることを回避できる。
本発明の実施形態を示すパワーステアリング装置の断面図である。 同じく(a)は磁気発生部の断面図であり、(b)は磁気発生部の平面図である。 他の実施形態を示し、(a)は磁気発生部の断面図であり、(b)は磁気発生部の平面図である。 同じく(a)はバックヨークの断面図、(b)はバックヨークを下方から見た平面図、(c)はリング磁石の断面図、(d)はリング磁石を下方から見た平面図である。 参考例を示すパワーステアリング装置の断面図である。 同じく(a)は磁気発生部の断面図であり、(b)は磁気発生部の平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に基づいて本発明が適用される車両のパワーステアリング装置1の一例を示す。図1は、パワーステアリング装置1におけるステアリングシャフト10まわりの断面図である。
ステアリングシャフト10は、ステアリングハンドル(図示せず)に連係して回転する入力シャフト11と、車輪の操舵機構に連係して回転する出力シャフト12とを備え、ステアリングハンドルの回転を車輪の操舵機構に伝達する。車輪の操舵機構は、出力シャフト12の下端に形成されるピニオン(図示せず)に噛み合うラック軸が軸方向に移動することにより車輪が操舵される。
パワーステアリング装置1は、図示しないが、車輪の操舵力を補助するアシスト機構として、出力シャフト12にウォームホイールが連結され、このウォームホイールに噛み合うウォームを回転駆動する電動モータを備え、この電動モータによって出力シャフト12に操舵補助トルクが付与される。
以下、トルクセンサ2の具体的な構造について説明する。
入力シャフト11は、ハウジング30に転がり軸受37を介して回転可能に支持される。出力シャフト12は、ハウジング49に転がり軸受38を介して回転可能に支持される。入力シャフト11の下端部と出力シャフト12との間には滑り軸受39が介装される。これにより、入力シャフト11と出力シャフト12とは互いに同一軸上で相対回転できるように支持される。
ハウジング30と入力シャフト11との間にはダストシール36が介装され、このダストシール36によってハウジング30内が密封される。入力シャフト11は円筒状に形成され、その内側にトーションバー21が収められる。
トーションバー21は、その上端部がピン28を介して入力シャフト11に連結され、その下端部がセレーション29を介して出力シャフト12に連結される。これにより、トーションバー21は入力シャフト11に入力される操舵トルクを出力シャフト12に伝えるとともに、この操舵トルクに応じて捩れ変形する。
非接触タイプのトルクセンサ2は、入力シャフト11と出力シャフト12の間に介装されるトーションバー21と、入力シャフト11と共に回転する磁気発生部22と、出力シャフト12と共に回転する回転磁気回路部(多極ヨーク)25と、ハウジング30に固定して設けられる固定磁気回路部31と、固定磁気回路部31に導かれる磁束密度を検出する磁気センサ48とによって構成され、ステアリングシャフト10に接触することなく、トーションバー21の捩れ変形に伴って変化する磁束密度に応じてトーションバー21の捩れ角度を検出する。
なお、出力シャフト12に磁気発生部22を設け、入力シャフト11に回転磁気回路部25を設ける構成としてもよい。
磁気発生部22は、入力シャフト11に固定されるバックヨーク(継鉄)24と、このバックヨーク24に固定される筒状のリング磁石23(多極磁石)とを備える。
リング磁石23は、磁気を入力シャフト11、トーションバー21の回転軸O方向に発生するものであり、硬磁性体を入力シャフト11の回転軸O方向へ向けて着磁することにより形成される。
円筒状のリング磁石23の上端面と下端面には、それぞれ12個の磁極が周方向について等間隔に形成され、例えば6個のN極と6個のS極とが交互に並ぶ(図2の(b)参照)。
円筒状のバックヨーク24は、軟磁性体によって形成され、リング磁石23の上端面(磁極面)に当接する。バックヨーク24は、リング磁石23を入力シャフト11に連結する支持部材の働きと、リング磁石23の隣合う磁極を結んで磁束を導く継鉄の働きをし、リング磁石23の下端面(磁極面)に磁界を集中させる。
回転磁気回路部25は、リング磁石23の磁束を導く第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27を備える。
第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27は、リング磁石23の下端面(磁極面)に対峙する6個の磁路先端部と、この磁路先端部から曲折して互いに遠ざかる方向に延びる6個の磁路柱部と、この磁路柱部を結んで環状に延びる1個の磁路環部とをそれぞれ有し、これらがプレス加工によって一体形成される。
上記の第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27の構造については、本出願人により特願2008−93636号として提案されている
固定磁気回路部31は、ハウジング30に固定される第一集磁リング32と第二集磁リング33と、センサホルダ40に固定される第一集磁ヨーク34と第二集磁ヨーク35を備える。
リング状の第一集磁リング32と第二集磁リング33は、ハウジング30の内壁にカシメ固定される。第一集磁リング32と第二集磁リング33は、その内周面が第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27の磁路環部に対峙するように配置される。
第一集磁ヨーク34と第二集磁ヨーク35と磁気センサ48と基板47とはセンサホルダ40に樹脂モールド45を介して固定される。樹脂製センサホルダ40は金属製ハウジング30に図示しないボルトを介して締結される。
ブロック状の第一集磁ヨーク34と第二集磁ヨーク35は、第一集磁リング32と第二集磁リング33の外周面に対峙する。第一集磁ヨーク34と第二集磁ヨーク35の間に一対の磁気ギャップ(空隙)が形成され、この磁気ギャップに磁気センサ48が介装される。
磁気センサ48は、例えばホール素子が用いられ、第一集磁ヨーク34と第二集磁ヨーク35の間の磁場の大きさと方向に応じた出力が基板47と端子44を介して取り出される。ホール素子はこれを通過する磁束密度に応じた電圧を信号として出力するものである。なお、磁気センサ48はホール素子の信号を増幅する回路や温度補償を行う回路、ノイズフィルタの回路等を備えるものを用いてもよい。
磁気センサ48の端子44はセンサホルダ40に接続される図示しない配線を介してコントローラに接続される。
次に、トルクセンサ2がトーションバー21に働く操舵トルクを検出する作用について説明する。
トーションバー21にトルクが働かない中立状態において、第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27の磁路先端部が、それぞれリング磁石23のN極及びS極に同一面積を持って対峙して両者を磁気短絡し、磁束が回転磁気回路部25と固定磁気回路部31に導かれない。
運転者がステアリングハンドルを操作してトーションバー21に一方向のトルクが働く場合、トーションバー21がこのトルクの方向に応じて捩れ変形し、第一軟磁性リング26の第一磁路先端部がN極よりS極に大きな面積を持って対峙する一方、第二軟磁性リング27の第二磁路先端部がS極よりN極に大きな面積を持って対峙し、リング磁石23からの磁束が回転磁気回路部25と固定磁気回路部31に導かれ、磁気センサ48から磁場の強さ及び方向に応じた信号が出力される。この磁束が導かれる回転磁気回路部25と固定磁気回路部31における磁気経路は、N極→第一軟磁性リング26→第一集磁リング32→第一集磁ヨーク34→磁気センサ48→第二集磁ヨーク35→第二集磁リング33→第二軟磁性リング27→S極となる。
運転者がステアリングハンドルを操作してトーションバー21に逆方向のトルクが働く場合、トーションバー21が逆方向に捩れ変形し、第一軟磁性リング26の第一磁路先端部がS極よりN極に大きな面積を持って対峙する一方、第二軟磁性リング27の第二磁路先端部がN極よりS極に大きな面積を持って対峙し、磁束が上記の磁気経路と逆の磁気経路にて導かれ、磁気センサ48から磁場の強さ及び方向に応じた信号が出力される。この磁束が導かれる回転磁気回路部25と固定磁気回路部31における磁気経路は、N極→第二軟磁性リング27→第二集磁リング33→第二集磁ヨーク35→磁気センサ48→第一集磁ヨーク34→第一集磁リング32→第一軟磁性リング26→S極となる。
このようにトーションバー21がこれに働くトルクに応じて捩れ変形し、第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27の磁路先端部がリング磁石23のN極とS極に対峙する面積差が大きくなると、磁気センサ48に導かれる磁束密度が大きくなり、磁気センサ48からこのトルクに応じた信号が出力される。
なお、リング磁石23の一端面に形成される磁極数は、2個以上の範囲で任意に設定される。リング磁石23に対峙する第一軟磁性リング26と第二軟磁性リング27の面積が同じ条件において、磁極数を増やすことにより、磁気センサ48に導かれる磁束密度を高められる。
図2の(a)は磁気発生部22の断面図、(b)は磁気発生部22を下方から見た平面図である。以下、磁気発生部22を入力シャフト11に組み付ける構造について説明する。
磁気発生部22を構成するリング磁石23は、例えば焼結金属によって形成される。円環状のリング磁石23は、四角形の断面形状を有する。
リング磁石23は、磁力によってバックヨーク24に吸着されるとともに、接着剤64を介してバックヨーク24に結合される。
接着剤64は、液体の状態でバックヨーク24とリング磁石23の間に塗布された後に固化し、バックヨーク24とリング磁石23を結合する。
円環状のバックヨーク24は、トーションバー21の回転軸Oに直交する環状の取付端面61aと、トーションバー21の回転軸Oと同心上に延びる円筒状の取付外周面61bとを有し、取付端面61aと取付外周面61bにリング磁石23が接着剤64を介して結合される。
バックヨーク24は、トーションバー21の回転軸Oと同心上に延びる円筒状の内周嵌合面61dを有し、この内周嵌合面61dが入力シャフト11の取付面11aに圧入して固定される。換言すると、バックヨーク24は、トーションバー21に対する圧入部とし
て、内周嵌合面61dを有する。
磁気発生部22を入力シャフト11に圧入して組み付ける圧入工程は、バックヨーク24の内周嵌合面61dを入力シャフト11の軸方向に設定される取付面11aの上部(一部)に摺動可能に軽圧入する軸方向位置合わせ工程と、その状態で回転磁気回路部25に導かれる磁束密度を計測して磁気発生部22の回転方向中立位置を割り出す回転方向位置合わせ工程と、回転方向中立位置に配置されたバックヨーク24の内周嵌合面61dを入力シャフト11の取付面11aにさらに強く圧入して固定する固定工程とが順に行われる。これにより、磁気発生部22の回転方向中立位置を正確に割り出してバックヨーク24を入力シャフト11に固定することができる。
トルクセンサ2は、以下の工程が順に行われることによって磁気発生部22が入力シャフト11に組み付けられる。
1.リング磁石23をバックヨーク24に接着する接着工程。
2.リング磁石23を着磁する着磁工程。
3.バックヨーク24の内周嵌合面61dを入力シャフト11に圧入する圧入工程。
ところで、上記の圧入工程にて、バックヨーク24の内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をする。これに伴ってバックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が生じると、リング磁石23を固定する接着剤64の劣化が進む可能性があった。
これに対処して、バックヨーク24は、入力シャフト11(第一シャフト)に対するバックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)と、リング磁石23に対する結合部(取付端面61a、取付外周面61b)と、圧入部(内周嵌合面61d)と結合部(取付端面61a、取付外周面61b)との間に位置して開口する応力緩和開口部55と、を備える。
以下、応力緩和開口部55の具体的な構造について説明する。
図3の(a)はバックヨーク24の断面図、(b)はバックヨーク24を下方から見た平面図、(c)はリング磁石23の断面図、(d)はリング磁石23を下方から見た平面図である。
バックヨーク24は、入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に延びる環状の段部51と、この段部51から入力シャフト11の軸方向(回転軸Oの方向)に突出するオフセット突出部52を有する。
応力緩和開口部55は、オフセット突出部52の内周面と入力シャフト11の外周面との間に画成される環状の間隙として形成される。
オフセット突出部52に環状の取付端面61aと円筒状の取付外周面61bが形成される。リング磁石23は、この取付端面61aと円筒状の取付外周面61bに渡って接着剤64を介して結合される。
換言すると、バックヨーク24は、リング磁石23を接着剤64を介して結合する結合部として、取付端面61a、取付外周面61bを有する。このバックヨーク24の結合部は、入力シャフト11にバックヨーク24を圧入する圧入部(内周嵌合面61d)に対して入力シャフト11の軸方向(回転軸Oの方向)についてオフセットされる。
入力シャフト11は、バックヨーク24が圧入される取付面11aと、取付面11aの軸方向について両端部に環状に窪む上下の逃げ溝11b、11cとを有する。バックヨーク24の内周嵌合面61dの大部分が取付面11aの全面に嵌合する。バックヨーク24の内周嵌合面61dの上下の両端部が逃げ溝11b、11cに対峙する。
なお、入力シャフト11の取付面11aに例えばセレーションを形成し、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力を低減する構成としてもよい。
以上のように構成される磁気発生部22の組み付け構造につき、次に作用を説明する。
バックヨーク24は、その内周嵌合面61dが入力シャフト11の取付面11aに圧入され、内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をする。
バックヨーク24の内周嵌合面61dの上下端部が逃げ溝11b、11cに対峙する構成のため、バックヨーク24の内周嵌合面61dの上下端部が入力シャフト11の取付面11aに当接することがなく、バックヨーク24の内周嵌合面61dの上下端部が入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がることを抑えられる。
さらに、応力緩和開口部55がオフセット突出部52と入力シャフト11の間に画成される環状の間隙として形成され、バックヨーク24にリング磁石23を接着する結合部(取付端面61a、取付外周面61b)が、入力シャフト11にバックヨーク24を圧入する圧入部(内周嵌合面61d)に対して入力シャフト11の軸方向(回転軸Oの方向)についてオフセットされるため、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが応力緩和開口部55によって緩和(遮断)され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。これにより、リング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)が劣化して剥離することを防止し、バックヨーク24の固定位置にズレが生じることを回避できる。
ところで、パワーステアリング装置1は、車両のエンジンルームに搭載されるため、高温下で使用される。例えばネオジウム等によって形成されるリング磁石23は、着磁方向(回転軸O方向)に熱膨張するため、バックヨーク24に対する熱膨張収縮差によりリング磁石23の接着界面にせん断応力が生じる。このため、接着剤64の経時劣化が進むと、磁気発生部22を構成するリング磁石23とバックヨーク24の接着剤64が剥離し、バックヨーク24に対するリング磁石23の固定位置にズレが生じる可能性があった。
トルクセンサ2は、接着剤64が剥離したリング磁石脱落時にバックヨーク24に対するリング磁石23の回動を係止する回り止め手段を備え、リング磁石23のズレが回転方向に生じないようにするフェイルセーフ機能を果たす。
以下、リング磁石脱落時にリング磁石23の回動を係止する回り止め手段の具体的な構造について説明する。
前述したように、接着剤64は、液体の状態でバックヨーク24とリング磁石23の間に塗布された後に固化する。接着剤64は、バックヨーク24とリング磁石23の間で円環状に成型される。接着剤64は、バックヨーク24とリング磁石23の間隙に拡がり、この間隙に応じた厚さを有する。
バックヨーク24には、取付端面61aに開口する複数(例えば4個)の回り止め凹部61cが形成される。
回り止め凹部61cは、トーションバー21の回転軸Oと平行に延びる断面円形の穴として形成され、所定の深さL1を有する。
なお、これに限らず、回り止め凹部61cは、溝状に形成してもよい。
接着剤64は、回り止め凹部61cに入り込んだ複数(4個)の回り止め凸部64cを有する。回り止め凸部64cは、トーションバー21の回転軸Oと平行に延びる円柱状に形成され、所定の突出量L1を有する。
リング磁石23の端面と第一、第二軟磁性リング26、27の第一、第二磁路先端部との間にエアギャップ(間隙)が画成される。このエアギャップは、トーションバー21の回転軸O方向に所定のクリアランスL2を有する。
回り止め凹部61cは、その深さL1が、エアギャップのクリアランスL2より大きくなるように形成される。すなわち、L1>L2の関係に設定される。
接着剤64のリング磁石23に対する接着力がバックヨーク24に対する接着力より大きくなるように設定される。これにより、経時劣化等によって接着剤64の接着力が低下した場合に、接着剤64は、バックヨーク24に対する結合部(取付端面61a、取付外周面61b)がリング磁石23に対する結合部(取付端面61a、取付外周面61b)より先に剥離する構成とする。
接着剤64がリング磁石23より先にバックヨーク24に対して剥離したときに、バックヨーク24の回り止め凹部61cと、これに入り込んで固化した接着剤64の回り止め凸部64cとは、バックヨーク24に対するリング磁石23の回動を係止する回り止め手段を構成する。
リング磁石脱落時に回り止め凸部64cがバックヨーク24に対するリング磁石23の回動を係止する状態にて、回り止め凸部64cが破断する力は、リング磁石23と第一、第二軟磁性リング26、27の第一、第二磁路先端部との間に生じる摩擦力より大きく設定する。この摩擦力を低減するため、リング磁石23の端面、第一、第二軟磁性リング26、27の第一、第二磁路先端部に潤滑剤を塗布してもよい。
以下、リング磁石脱落時の動作について説明する。熱衝撃や経時劣化等により接着剤64のバックヨーク24に対する結合部(取付端面61a、取付外周面61b)が劣化して剥離し、リング磁石23がバックヨーク24から脱落したリング磁石脱落状態では、リング磁石23が磁力と重力によって第一、第二軟磁性リング26、27の第一、第二磁路先端部に接し、それ以上の軸方向の変位が規制される。このため、回り止め凸部64cは、回り止め凹部61cからエアギャップのクリアランスL2分だけ抜けるが、完全に抜けることなく、その先端部が回り止め凹部61cに係合している。
このリング磁石脱落状態にて、操舵トルクによって入力シャフト11と出力シャフト12が相対回転するとき、リング磁石23は、バックヨーク24の回り止め凹部61cに係合している接着剤64の回り止め凸部64cの先端部を介して入力シャフト11と共に回動し、リング磁石23の端面が第一、第二軟磁性リング26、27の第一、第二磁路先端部に摺接することにより、磁気センサ48の出力は、正常時に比べて増大するものの、中点出力(ステアリングハンドルが車両を直進させる中点にあるときの出力)がほとんどズレることがなく、トーションバー21が捩れ角に応じて増減する。
これにより、パワーステアリング装置1は、リング磁石脱落時にて、操舵補助トルクが正常時より若干増大するものの、左右旋回時で操舵補助トルクに差が生じたり、操舵補助トルクが勝手に生じるセルフステアを起こすことが回避される。運転者は、操舵補助トルクが若干増大することに気が付くことにより、パワーステアリング装置1に異常が生じたことを知ることができる。
(第2実施形態)
次に図4に示す他の実施形態を説明する。図4の(a)は磁気発生部22の断面図、(b)は磁気発生部22を下方から見た平面図である。これは基本的に図1〜3の実施形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施形態と同一構成部には同一符号を付す。
磁気発生部22は、バックヨーク24と入力シャフト11の間に画成される環状の間隙として形成される応力緩和開口部55と、バックヨーク24の外周面24fに開口する環状の溝として形成される応力緩和開口部56とを備える。
図4の(a)に示すように、応力緩和開口部56の回転軸Oを含む断面形は、入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に延びるスリット状に形成される。
応力緩和開口部56は、バックヨーク24の内周嵌合面61dの端部と段部51に対して入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に並んで延びるように配置される。
以上のように構成され、次に作用を説明する。
バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)にてバックヨーク24の内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をするのに伴ってバックヨーク24に変形応力が図3の(a)に矢印で示すように生じる。
この場合、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが応力緩和開口部55によって緩和(遮断)され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。
さらに、バックヨーク24の外周面24fに開口する溝状の応力緩和開口部56が、入力シャフト11に対するバックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)と、バックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付外周面61b)との間に延びるように形成されるため、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)にてバックヨーク24の内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をするのに伴ってバックヨーク24に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付外周面61b)に伝播することが応力緩和開口部56によっても緩和され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。これにより、リング磁石23の結合部(取付外周面61b)が劣化して剥離することを防止し、バックヨーク24の固定位置にズレが生じることを回避できる。
(第3実施形態)
次に図5、6に示す参考例を説明する。図5は、パワーステアリング装置1におけるステアリングシャフト10まわりの断面図である。図6の(a)は磁気発生部22の断面図、(b)は磁気発生部22を下方から見た平面図である。これは基本的に図1〜3の実施形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。
応力緩和開口部50は、バックヨーク24の端面24eに開口する環状の溝として形成される。バックヨーク24の端面24eは、出力シャフト12の端部に対向し、回転軸Oの略径方向に延びる面である。
図6の(a)に示すように、応力緩和開口部50の回転軸Oを含む断面形は、回転軸Oと略平行に延びるスリット状に形成される。
図6の(b)に示すように、応力緩和開口部50の回転軸Oと直交する形状は、回転軸Oと同心上に延びる円環状に形成される。
バックヨーク24は、圧入部(内周嵌合面61d)、応力緩和開口部50、結合部(取付端面61a、取付外周面61b)が、入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)について内側から外側へと順に並ぶように同心円上に配置される。換言すると、応力緩和開口部50は、入力シャフト11に対するバックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)と、バックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)との間に延びるように形成される。
以上のように構成される磁気発生部22の組み付け構造につき、次に作用を説明する。
バックヨーク24は、その内周嵌合面61dが入力シャフト11の取付面11aに圧入され、内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をする。バックヨーク24の端面24eに開口する溝状の応力緩和開口部50が、入力シャフト11に対するバックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)と、バックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)との間に延びるように形成されるため、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)にてバックヨーク24の内周嵌合面61dが入力シャフト11の径方向(回転軸Oの径方向)に拡がる変形をするのに伴ってバックヨーク24に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが応力緩和開口部50によって緩和(遮断)され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。これにより、リング磁石23の接着剤64が劣化して剥離することを防止し、バックヨーク24の固定位置にズレが生じることを回避できる。
他の実施形態として、図2の(a)、(b)に示すバックヨーク24において、応力緩和開口部55を画成する環状の段部51を形成するとともに、この環状の段部51に開口する環状の溝を応力緩和開口部(図示せず)として形成してもよい。
この場合、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが、環状の段部51に開口する環状の溝からなる応力緩和開口部と応力緩和開口部55とによって緩和され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。
さらに他の実施形態として、図4の(a)、(b)に示すバックヨーク24において、バックヨーク24の外周面24fに開口する溝状の応力緩和開口部56を形成するとともに、環状の段部51に開口する溝状の応力緩和開口部(図示せず)を形成してもよい。
この場合、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが、環状の段部51に開口する環状の溝からなる応力緩和開口部と応力緩和開口部55と応力緩和開口部56とによって緩和され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。
さらに他の実施形態として、図6の(a)、(b)に示すバックヨーク24において、バックヨーク24の端面24eに開口する溝状の応力緩和開口部50を形成するとともに、バックヨーク24の外周面に開口する溝状の応力緩和開口部(図示せず)を形成してもよい。
この場合、バックヨーク24の圧入部(内周嵌合面61d)に生じる変形応力がバックヨーク24に対するリング磁石23の結合部(取付端面61a、取付外周面61b)に伝播することが、端面24eに開口する溝状の応力緩和開口部50と外周面に開口する溝状の応力緩和開口部とによって緩和され、バックヨーク24に対するリング磁石23の接着界面に生じるせん断応力が低減される。
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 パワーステアリング装置
2 トルクセンサ
10 ステアリングシャフト
11 入力シャフト(第一シャフト)
12 出力シャフト(第二シャフト)
21 トーションバー
22 磁気発生部
23 リング磁石
24 バックヨーク
24e バックヨーク端面
24f バックヨーク外周面
25 回転磁気回路部
31 固定磁気回路部
49 ハウジング
50 応力緩和開口部
51 段部
52 オフセット突出部
55 応力緩和開口部
56 応力緩和開口部
61a 取付端面(結合部)
61b 取付外周面(結合部)
61d 内周嵌合面(圧入部)
64 接着剤

Claims (3)

  1. 互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、
    前記第一シャフトに固定される磁気発生部と、
    前記第二シャフトに固定される回転磁気回路部とを備え、
    前記磁気発生部から前記回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じて前記トーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサであって、
    前記磁気発生部は、
    前記第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、
    このバックヨークに結合される筒状のリング磁石と、を備え、
    前記バックヨークは、
    前記第一シャフトに対する圧入部と、
    前記リング磁石に対する結合部と、
    前記圧入部に対して前記第一シャフトの軸方向に突出し、前記結合部を有するオフセット突出部と、
    前記圧入部と前記結合部との間に開口して前記圧入部に生じる応力が前記結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備え
    前記応力緩和開口部は、
    前記オフセット突出部と前記第一シャフトとの間に画成される環状の間隙と、
    前記バックヨークの外周面に開口する環状の溝と、によって画成されることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、
    前記第一シャフトに固定される磁気発生部と、
    前記第二シャフトに固定される回転磁気回路部と、を備え、
    前記磁気発生部から前記回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じて前記トーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサであって、
    前記磁気発生部は、
    前記第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、
    このバックヨークに結合される筒状のリング磁石と、を備え、
    前記バックヨークは、
    前記第一シャフトに対する圧入部と、
    前記圧入部から前記第一シャフトの径方向に延びる環状の段部と、
    前記リング磁石に対する結合部と、
    前記環状の段部に対して前記第一シャフトの軸方向に突出し、前記結合部を有するオフセット突出部と、
    前記圧入部と前記結合部との間に開口して前記圧入部に生じる応力が前記結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備え、
    前記応力緩和開口部は、
    前記オフセット突出部と前記環状の段部と前記第一シャフトとの間に画成される環状の間隙と、
    前記環状の段部に開口する環状の溝と、によって画成されることを特徴とするトルクセンサ。
  3. 互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、
    前記第一シャフトに固定される磁気発生部と、
    前記第二シャフトに固定される回転磁気回路部と、を備え、
    前記磁気発生部から前記回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じて前記トーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサであって、
    前記磁気発生部は、
    前記第一シャフトに圧入される筒状のバックヨークと、
    このバックヨークに結合される筒状のリング磁石と、を備え、
    前記バックヨークは、
    前記第一シャフトに対する圧入部と、
    前記リング磁石の内周に結合する取付外周面と、
    前記圧入部に対して前記第一シャフトの軸方向に突出し、前記取付外周面を有するオフセット突出部と、
    前記第一シャフトの外周面と前記オフセット突出部の内周面との間に開口する環状の間隙であって、前記圧入部に生じる応力が前記結合部に伝播することを緩和する応力緩和開口部と、を備えることを特徴とするトルクセンサ。
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