JP2006044616A - ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置 - Google Patents

ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウォーム減速機がラックの下側に配置してある場合であっても、その組立時に、出力軸(ピニオン)がラックに干渉せずに、比較的容易に組み立てること。
【解決手段】 上側ギヤボックス2の内径面のラック21の反対側には、出力軸4の逃げ溝40が設けてあり、及び/又は、ラック21のギヤ歯部21aの端部には、欠歯部21bが設けてある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に関し、装置の小型化及び組立性の向上を図ったピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置の従来例としては、特許文献1に示されるように、ウォームとウォームホイールにより構成される減速機は、車両搭載状態において、ラック軸の上側に配置するのが一般的であった。
図7は、従来例に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。電動パワーステアリング装置51は、ピニオン・アシストタイプの電動パワーステアリング装置である。出力軸52の上端部には、ウォーム減速機76のウォーム79と噛み合うウォームホイール77の芯金78が圧入されている。芯金78の上端面は、出力軸52の段部55に当接して、出力軸52に対して芯金78が上方に移動しないように規制している。ウォーム79は、図示しない操舵補助用の電動モータの出力軸に連結されている。
出力軸52は、ウォームホイール77の直下で、4点接触式のボール軸受65により下ギヤボックス69に軸支されている。出力軸52の溝57に装着してカシメられたカシメリング56は、ボール軸受65の内輪を、芯金78のボス部80の下端面との間で挟み込んでいる。また、ボール軸受65の外輪は、下ギヤボックス69に直接形成された軸受孔73に圧入され、この軸受穴45の雌ネジ74に螺合されたリングナット67によって軸方向に押圧されて、下ギヤボックス69に固定されている。
出力軸52の下端部は、二ードル軸受66により下ギヤボックス69にラジアル方向にのみ軸支されている。このようにして、出力軸52は、ボール軸受65によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されているため、下ギヤボックス69に対する出力軸52の支持基準は、出力軸52の上端部を支持するボール軸受65となっている。
下ギヤボックス69の上端面には、図示しないボルトによって上ギヤボックス72が固定されている。上ギヤボックス72には、入力軸82がボール軸受83によって回転可能に軸支されでいる。入力軸82は、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。入力軸82にその上端がピン84によって連結されたトーションバー85は、その下端がブッシュ86によって外周を軸支され、ブッシュ86より下方で、出力軸52の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー85に作用するトルクを検出するトルクセンサー87は、センサーシャフト部88、検出コイル90及び91、円筒部材92から構成されている。センサーシャフト部88は、入力軸82の下端に形成され、上ギヤボックス72の内側に圧入されたヨーク89に、検出コイル90及び91が配置されている。円筒部材92は、センサーシャフト部88と検出コイル90及び91の間に配置されている。
円筒部材92は出力軸52の上端に固定され、センサーシャフト部88に軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材92には、検出コイル90及び91に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸82が回転すると、その回転力がトーションバー85を介して出力軸52に伝達される。この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸82と出力軸52を連結するトーションバー6 3に捩れが生じ、センサーシャフト部88の表面の凸条と円筒部材92の窓との間に相対回転が生じる。この相対回転で、センサーシャフト部88に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル90及び91がインダククンスの変化として検出する。この検出結果から、ト−ションバー85に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム79を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム79の回転は、ウォームホイール77、出力軸52、ピニオン53を介してラック54に伝達され、ラック54に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
ラックガイド93は、ラック54の背面にローラ96をアジヤストカバー97によって常時押し付けている。ローラ96は、軸94にニードル軸受95によって回転可能に軸支されている。アジヤストカバー97は、皿バネを介してラック54の背面にローラ96を押し付けている。これによって、ピニオン53とラック54との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック54が円滑に移動するようにしている。
電動式パワーステアリング装置51は、ウォームホイール77の直下に出力軸52の支持基準となるボール軸受65があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール77とウォーム79との噛み合い位置が出力軸52の軸方向にずれる量がわずかで済む。従って、常時正常な噛み合い状態が維持され、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生しない。
また、下側のニードル軸受66の外輪が圧入される軸受孔75と、上側のボール軸受65の外輪が圧入される軸受孔73は、同じ下ギヤボックス69に形成され、しかも、軸受孔73側からのボーリングエ具による通し加工が可能なため、加工持聞か短く、軸受孔同士の同芯度が向上する。従って、ウォームホイール77の振れが小さく、噛み合い部の騒音や、歯面の摩耗を抑制することができる。
さらに、上側のボール軸受65の外輪が圧入される軸受孔73は、下ギヤボックス69に直接形成されているため、軸受孔の加工誤差が累積せず、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイールの振れを小さく押さえることができる。
リングナット67の締付けは以下の方法で行われる。リングナット67の上端面には、係合凹部(溝または穴)68が同一円周上に複数形成され、ウォームホイール77の芯金78には、係合凹部68と同一円周上に、係合凹部68と同じ角度位置に、複数の工具挿通孔81が形成されている。
二股形状の締付け工具を工具挿通孔81を通して、係合凹部68に差し込み、締付け工具を回せば、リングナット67が回転してボール軸受65の外輪を締付けることができる。このリングナット67の締付け動作と同期して、工具挿通孔81を有する芯金78、ウォームホイール77が締付け工具によって回される。そのため、ウォームホイール77が固定された出力軸52、ピニオン53が回転し、結果としてピニオン53に噛み合うラック54が移動する。
特願2004−073398号
ところで、搭載車両のレイアウト上の制約から、ウォーム減速機をラックの下側に配置する構造が用いられる場合もある。
しかしながら、ウォーム減速機をラックの下側に配置した場合、ウォームホイールは、出力軸のピニオンより下側に嵌合される構造となるので、従来例(図7)とは逆側であるギヤボックスの下側より、出力軸をギヤボックスに挿入しなければならない。
この時、出力軸に設けられたトルクセンサー部(センサースリーブ)及び上側軸受部は、ピニオンより外径が大きい。その結果、ラックをギヤボックスに挿入した状態では、組立ができないという問題がある。
なお、従来例(図7)の場合には、ギヤボックスの上側より、出力軸を挿入しており、この時、ラックの側方を通過する出力軸の先端部分(ピニオンより先の部分)は、ピニオンより外径が小さいので、ラックとの干渉は発生しない。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、ウォーム減速機がラックの下側に配置してある場合であっても、その組立時に、出力軸(ピニオン)がラックに干渉せずに、比較的容易に組み立てることができる、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
ギヤボックスの内径面の前記ラック反対側には、前記出力軸の逃げ溝が設けてあることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
前記ラックのギヤ部の端部には、欠歯部が設けてあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
ギヤボックスの内径面の前記ラック反対側には、前記出力軸の逃げ溝が設けてあり、且つ、
前記ラックのギヤ部の端部には、欠歯部が設けてあることを特徴とする。
本発明によれば、ギヤボックスの内径面の前記ラック反対側には、出力軸の逃げ溝が設けてあり、及び/又は、ラックのギヤ部の端部には、欠歯部が設けてあることから、ウォーム減速機がラックの下側に配置してある場合であっても、その組立時に、出力軸(ピニオン)がラックに干渉せずに、比較的容易に組み立てることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照して、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の組立完成品について説明し、その後、図2乃至図6を参照して、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の組立工程を説明する。
(ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の組立完成品)
図1は、本発明の実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
本実施の形態では、ウォーム減速機10がラック21の下側に配置してある。すなわち、車両下側(車両前方側)から上側(車両後方側)にわたって、下側ギヤボックス1、上側ギヤボックス2、及びセンサーボックス3が配置してある。
下側ギヤボックス1内には、出力軸4の下部が下側軸受5により回転自在に支持してあり、出力軸4の先端部には、ロックナット6が螺合してあり、また、エンドカバー7により被覆してある。
下側ギヤボックス1内には、ウォーム減速機10が収納してあり、出力軸4には、ウォームホイール11の芯金11aが圧入・嵌合してある。ウォームホイール11は、樹脂製のギヤ歯11bを有している。このウォームホイール11には、ウォーム12が噛合してあり、このウォーム12は、図示しない電動モータにより駆動されるようになっている。
上側ギヤボックス2の下側には、出力軸4のためのブッシュ13とオイルシール14とが設けてある。出力軸4のピニオン20には、ラック21が噛合してある。
ラックガイド22は、ラック21の背面にローラ23をアジヤストカバー24によって常時押し付けている。ローラ23は、軸25にニードル軸受26によって回転可能に軸支されている。
アジヤストカバー24は、皿バネを介してラック21の背面にローラ23を押し付けている。これによって、ピニオン20とラック21との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック21が円滑に移動するようにしている。
また、上側ギヤボックス2の上部には、上側軸受27により、出力軸4の上部が回転自在に支持してある。
センサーボックス3内には、軸受31を介して、入力軸30が回転自在に支持してある。
入力軸30は、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。入力軸30にその上端がピン32によって連結されたトーションバー33は、出力軸4の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー33に作用するトルクを検出するトルクセンサー34は、センサーシャフト部35、検出コイル36及び37、円筒部材38から構成されている。センサーシャフト部35は、入力軸30の下端に形成され、センサーボックス3の内側に圧入されたヨーク39に、検出コイル36及び37が配置されている。円筒部材38は、センサーシャフト部35と検出コイル36及び37の間に配置されている。
円筒部材38は、出力軸4に固定され、センサーシャフト部35に軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材38には、検出コイル36及び37に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸30が回転すると、その回転力がトーションバー33を介して出力軸4に伝達される。
この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸30と出力軸4を連結するトーションバー33に捩れが生じ、センサーシャフト部35の表面の凸条と円筒部材38の窓との間に相対回転が生じる。
この相対回転で、センサーシャフト部35に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル36及び37がインダククンスの変化として検出する。
この検出結果から、ト−ションバー33に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム12を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム12の回転は、ウォームホイール11、出力軸4、ピニオン20を介してラック21に伝達され、ラック21に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
さて、本実施の形態では、上側ギヤボックス2の内径面のラック21の反対側には、出力軸4の逃げ溝40が設けてあり、及び/又は、ラック21のギヤ歯部21aの端部には、欠歯部21bが設けてある(図3(b)参照)。
これにより、後述するように、ウォーム減速機10がラック21の下側に配置してある場合であっても、その組立時に、出力軸4(ピニオン20)がラック21に干渉せずに、比較的容易に組み立てることができる。
(ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の組立工程)
図2は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第1組立工程を示す模式図である。
図3(a)は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第2組立工程を示す模式図であり、(b)は、(a)のb−b線に沿った断面図である。
図4は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第3組立工程を示す模式図である。
図5は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第4組立工程を示す模式図である。
図6は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第5組立工程を示す模式図である。
また、本実施の形態では、上述したように、上側ギヤボックス2の内径面のラック21の反対側には、出力軸4の逃げ溝40が設けてあり、及び/又は、ラック21のギヤ歯部21aの端部には、欠歯部21bが設けてある(図3(b)参照)。
図2の第1組立工程では、入・出力軸4,30を、上側ギヤボックス2の下側から挿入する。
この際、出力軸4のピニオン20を、ラック21に干渉しないように、逃げ溝40側に寄せるようにして挿入する。
図3(a)(b)の第2組立工程は、出力軸4の(ラック21を通過する範囲で)最大径部が通過している状態を示している。
図3(b)において、Xは、逃げ溝40の中心を示す線であり、Yは、組立後の出力軸4の中心を示す線であり、組立時には、両者の間の間隔寸法Zだけ、出力軸4を、ラック21に干渉しないように、逃げ溝40側に寄せるようにして挿入する。
なお、逃げ溝40は、図示例では、略円弧形状であるが、出力軸4の最大径部を逃がすことができればよく、その形状は、問わない。
本実施の形態では、第1には、上側ギヤボックス2の内径面のラック21の反対側には、出力軸4の逃げ溝40が設けてあることから、組立時、この逃げ溝40側に出力軸4をずらしながら挿入することができるので、ラック21が上側ギヤボックス2に組込み済の場合でも、出力軸4(ピニオン20)がラック21に干渉せずに、組み立てることが可能となる。
第2には、上側ギヤボックス2に出力軸4を挿入する際に、図3(b)に示すように、ラック21のギヤ歯部21aの端部の欠歯部21bに、出力軸4の最大径部の位置を合せることにより、ラック21と出力軸4との干渉寸法が小さくすることができる。
このため、上述した逃げ溝40の大きさが小さくなり、結果的に、上側ギヤボックス2の小型化が可能になる。
また、ラック21と出力軸4との干渉具合によっては、逃げ溝40を設けることなしに、出力軸4の上側ギヤボックス2ヘの組立てが可能になる。
図4の第3組立工程では、出力軸4を、組立後の中心位置に変位する。
図5の第4組立工程では、上側軸受27と、下側ギヤボックス1とを取付ける。
図6の第5組立工程では、下側軸受5、ロックナット6、及び、エンドカバー7等を取付ける。
これにより、組立が完了する。本実施の形態では、上記のように、上側ギヤボックス2の内径面のラック21の反対側には、出力軸4の逃げ溝40が設けてあり、及び/又は、ラック21のギヤ歯部21aの端部には、欠歯部21bが設けてある。これにより、ウォーム減速機10がラック21の下側に配置してある場合であっても、その組立時に、出力軸4(ピニオン20)がラック21に干渉せずに、比較的容易に組み立てることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
本発明の実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。 ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第1組立工程を示す模式図である。 (a)は、ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第2組立工程を示す模式図であり、(b)は、(a)のb−b線に沿った断面図である。 ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第3組立工程を示す模式図である。 ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第4組立工程を示す模式図である。 ピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の第5組立工程を示す模式図である。 従来例に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
符号の説明
1 下側ギヤボックス
2 上側ギヤボックス
3 センサーボックス
4 出力軸
5 下側軸受
6 ロックナット
7 エンドカバー
10 ウォーム減速機
11 ウォームホイール
11a 芯金
11b ギヤ歯
12 ウォーム
13 ブッシュ
14 オイルシール
20 ピニオン
21 ラック
21a ギヤ歯部
21b 欠歯部
22 ラックガイド
23 ローラ
24 アジャストカバー
25 軸
26 ニードル軸受
27 上側軸受
30 入力軸
31 軸受
32 ピン
33 トーションバー
34 トルクセンサー
35 センサーシャフト部
36、37 検出コイル
38 円筒部材
39 ヨーク
40 逃げ溝
51 電動パワーステアリング装置
52 出力軸
53 ピニオン
54 ラック
55 段部
56 カシメリング
57 溝
65 ボール軸受
66 ニードル軸受
67 リングナット
68 係合凹部
69 下ギヤボックス
72 上ギヤボックス
73 軸受孔
74 雌ネジ
75 軸受孔
76 ウォーム減速機
77 ウォームホイール
78 芯金
79 ウォーム
80 ボス部
81 工具挿通孔
82 入力軸
83 ボール軸受
84 ピン
85 トーションバー
86 ブッシュ
87 トルクセンサー
88 センサーシャフト部
89 ヨーク
90、91 検出コイル
92 円筒部材
93 ラックガイド
94 軸
95 ニードル軸受
96 ローラ
97 アジャストカバー

Claims (3)

  1. ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
    前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
    ギヤボックスの内径面の前記ラック反対側には、前記出力軸の逃げ溝が設けてあることを特徴とするピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置。
  2. ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
    前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
    前記ラックのギヤ部の端部には、欠歯部が設けてあることを特徴とするピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置。
  3. ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達すると共に、当該出力軸のピニオンに噛合したラックを介して車輪を転舵するようにしたピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置に於いて、
    前記ウォーム減速機は、前記ラックの下側に配置してあり、
    ギヤボックスの内径面の前記ラック反対側には、前記出力軸の逃げ溝が設けてあり、且つ、
    前記ラックのギヤ部の端部には、欠歯部が設けてあることを特徴とするピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置。
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