JP6467967B2 - 共振インバータおよびスイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ素子の動作電圧を容易に低減できる共振インバータおよびスイッチング電源装置に関するものである。
下記特許文献1には、複数の共振周波数をもった共振インバータが開示されている。これは、スイッチ素子のコレクタ−出力間に、駆動周波数の奇数倍の共振周波数を持った並列共振回路を複数接続し、スイッチ素子のコレクタ−エミッタ間に駆動周波数の偶数倍の共振周波数をもった直列共振回路を複数接続していることが特長である。この提案のように共振インバータを構成することで、スイッチ素子のベース−エミッタ間に方形波を印加した場合、スイッチ素子のコレクタ−エミッタ間の波形は、方形波状になる。これは、スイッチ素子のコレクタ−エミッタ間波形において、駆動周波数の偶数倍成分である2倍、4倍、6倍成分のインピーダンスが低い為に、エネルギーの小さい8倍成分以上の偶数倍成分と、基本波、3倍、5倍・・・で表される奇数倍の成分が加算されて見えるからである。(図6参照)共振インバータ出力は、スイッチ素子のコレクタ−エミッタ波形の奇数倍である3倍、5倍、7倍の成分を並列共振によってブロックすることから、出力側には、エネルギーの最も大きい基本周波数に等しいサイン波状の出力電圧を供給することができる。
一方、下記特許文献2に提案されている共振コンバータでは、共振インバータ部において、スイッチ素子のドレイン―ソース(コレクタ−エミッタ)間に駆動周波数の2倍の共振周波数をもったLC直列共振回路を持っていることが開示されている。この回路では、スイッチ素子のドレイン−ソース(コレクタ−エミッタ)間インピーダンスが周波数0と駆動周波数の2倍付近で最低になるようにインバータ部を構成する(図7参照)ことで、スイッチのコレクタ−エミッタ(ドレイン−ソース)間電圧を従来の共振インバータに比べて低減できると記載されている。このように、従来の技術では、理想的な動作を求めることでスイッチ波形を整形し、スイッチ素子の動作電圧を改善していた。
米国特許第3461372号明細書 米国特許第7889519号明細書
しかしながら、上述のような従来の共振コンバータは、共振インバータ部に駆動周波数の2倍の共振周波数をもったLC直列共振回路をスイッチ素子のコレクタ−エミッタ(ドレイン−ソース)間に設けた場合、必ずしもスイッチ素子の動作電圧が最低にならず、スイッチの寿命に悪影響を及ぼす可能性がある。本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、スイッチ素子の寿命にできるだけ悪影響を及ぼさない信頼性のある共振インバータおよびスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係わる共振インバータは、スイッチ素子と、少なくとも4つのエネルギー蓄積素子とを有する共振インバータであって、4つのエネルギー蓄積素子は、共振インバータの入力端子と前記スイッチ素子の間に設けられた第1のコイルと、スイッチ素子と並列に設けられた第1のコンデンサと、スイッチ素子と並列に設けられ、互いに直列に接続された第2のコイル及び第2のコンデンサとであって、スイッチ素子を駆動する駆動周波数をfsとし、前記第2のコイルと前記第2のコンデンサにより直列共振する共振周波数をF2とすると、2fs<F2≦2.75fsを満たす。これにより、スイッチ素子の動作電圧を低減することができる。
また、本発明に係わる共振インバータは、少なくとも3つの共振点を有し、第1の共振点を駆動周波数の1倍、第3の共振点を駆動周波数の3倍に固定した時に、2fs<F2≦2.75fsを満たす共振周波数F2における共振点は第2の共振点である。
これによりスイッチ素子の動作電圧を低減することができる。
また、本発明に係わる共振インバータは、スイッチ素子は、ゼロボルトスイッチングしている。これにより、より確実にスイッチ素子の動作電圧を低減できると共に、適切なタイミングでターンオンすることができる。
また、本発明に係わる共振インバータは、第2のコイル及び第2のコンデンサにより直列共振する共振周波数F2が2.5fs≦F2≦2.6fs を満たす時に、スイッチ素子のインピーダンスを示す振幅が最小になる。
これによりスイッチ素子の動作電圧を低減することができる。
本発明によれば、スイッチ素子の寿命にできるだけ悪影響を及ぼさない信頼性のある共振インバータおよびスイッチング電源装置を提供することができる。
図1は、本発明の共振インバータを含むスイッチング電源装置を示す回路図である。 図2は、本発明の共振インバータにおけるスイッチ素子のドレイン−ソース(コレクタ−エミッタ)間インピーダンスを示した説明図である。 図3は、本発明による共振インバータにおける直列共振周波数とスイッチ素子の動作電圧を示した説明図である。 図4は、本発明によるスイッチ素子のドレイン−ソース間電圧を示した説明図である。 図5は、本発明による共振インバータにおけるZVSの例を示した説明図である。 図6は、従来の共振インバータにおける駆動周波数の偶数成分と奇数成分の与える影響を示した説明図である。 図7は、従来の共振インバータにおけるスイッチ素子のドレイン−ソース(コレクタ−エミッタ)間インピーダンスを示した説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明の対象は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれると共に、その構成要素は、適宜組み合わせることが可能である。
発明の実施の形態を図面を参照し、詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置1aの構成を示す回路図である。図1に示すスイッチング電源装置1aは、一対の入力端子2a、2b(以下、特に指定しない時は入力端子2ともいう)、出力端子3a、3b(以下、特に指定しない時は出力端子3ともいう)、共振インバータ4a、共振整流器5aを備え、入力端子2に入力される入力電圧(直流電圧)V1を出力電圧(直流電圧)V2に変換して出力端子3から出力する。スイッチング電源装置1aは、入力端子2に入力電圧V1、入力電流i1を入力して、出力端子3から出力電圧V2、負荷電流i2を出力する。
共振インバータ4aは、スイッチ素子11、入力コンデンサ6、第1の共振チョークコイル7、第1の共振コンデンサ8、第2の共振チョークコイル9、第2の共振コンデンサ10を備えている。共振インバータ4aは、2つの共振回路を有している。第1の共振回路は、第1の入力端子2a、第1の共振コイル7、第1の共振コンデンサ8、第2の入力端子2bのルートで構成されている。第2の共振回路は、第1の入力端子2a、第1の共振コイル7、第2のチョークコイル9、第2の共振コンデンサ10、第2の入力端子2bのルートで構成されている。第1のコイル7、第1のコンデンサ8、第2のコイル9、第2のコンデンサ10は、4つの蓄積素子の一実施形態を構成している。スイッチング電源装置1aの一例として、共振降圧型コンバータの回路方式で構成されており、入力端子2から入力される入力電圧V1を交流電圧に変換して共振整流器5aに送信する。スイッチ素子11には、入力端子2bから2aの方向に電流が流れるよう逆方向導通ダイオードが備えられている。また、スイッチ素子11には、入力端子2b、2a間の端子間容量が備えられている。本実施例では、この端子間容量について、共振コンデンサ8に含まれるものとして考えることとする。スイッチ素子11には、図示しない制御回路が接続されており、この制御回路からの駆動信号によりスイッチ素子11のオンオフを制御している。
共振整流器5aは、整流ダイオード17、この整流ダイオード17と並列に備えられているコンデンサ16、出力コンデンサ18、第3の共振チョークコイル13、第3の共振コンデンサ12、第4の共振チョークコイル15、第4の共振コンデンサ14を備えている。共振整流器5aは、共振インバータ4aで生成された交流電圧が入力され、整流、平滑して出力電圧V2に変換し、出力端子3に出力する。
図3は、図1に示す共振コンバータ1aの直列共振周波数F2とスイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧を示した説明図である。縦軸はスイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧を入力電圧で正規化した値で示し、横軸は直列共振周波数F2を駆動周波数fsで正規化した値で示している。また、ドットが三角で表示したラインは、第1の共振コンデンサ8が大容量の場合であり、ドットが菱形で表示したラインは、第1の共振コンデンサ8が中容量の場合であり、ドットが四角で表示したラインは、第1の共振コンデンサ8が小容量の場合である。
共振インバータ4aのスイッチ素子11のドレイン−ソース間に設けた直列共振回路の直列共振周波数F2を可変した時の、スイッチ素子11の動作電圧と直列共振周波数の関係は(図3参照)、直列共振周波数F2を前記スイッチ素子の駆動周波数fsの2倍よりも高く、2.75倍よりも低い領域にすることで、直列共振周波数が2倍に設定されている時よりも、スイッチ素子のドレイン−ソース(コレクタ−エミッタ)間電圧を低減できる。例えば、入力電圧をVinとすると、第1の共振コンデンサ8が小容量の場合、直列共振周波数F2が駆動周波数の2倍のとき、ドレイン−ソース間電圧は2.4Vinであるが、駆動周波数の2倍から2.5倍にかけてドレイン−ソース間電圧が下降し、駆動周波数の2.5倍の時にドレイン−ソース間電圧がボトムである2.35Vinとなる。その後、ドレイン−ソース間電圧は上昇し、直列共振周波数F2が駆動周波数の2.75倍では、ドレイン−ソース間電圧が2.39Vinとなり、2.8倍では2.41Vinとなった。
第1の共振コンデンサ8が中容量の場合、直列共振周波数F2が駆動周波数の2倍のとき、ドレイン−ソース間電圧は2.37Vinであるが、駆動周波数の2倍から2.55倍にかけてドレイン−ソース間電圧が下降し、駆動周波数の2.55倍の時にドレイン−ソース間電圧がボトムである2.33Vinとなる。その後、ドレイン−ソース間電圧は上昇し、直列共振周波数F2が駆動周波数の2.75倍では、ドレイン−ソース間電圧が2.35Vinとなり、2.8倍では2.37Vinとなった。
第1の共振コンデンサ8が大容量の場合、直列共振周波数F2が駆動周波数の2倍のとき、ドレイン−ソース間電圧は2.35Vinであるが、駆動周波数の2倍から2.6倍にかけてドレイン−ソース間電圧が下降し、駆動周波数の2.6倍の時にドレイン−ソース間電圧がボトムである2.31Vinとなる。その後、ドレイン−ソース間電圧は上昇し、直列共振周波数F2が駆動周波数の2.75倍では、ドレイン−ソース間電圧が2.33Vinとなり、2.8倍では2.34Vinとなった。
したがって、第1の共振コンデンサ8が小容量のときでも大容量のときでも、駆動周波数をfsとしたときに直列共振周波数F2が2fs<F2≦2.75fs を満たすことで、直列共振周波数F2が駆動周波数の2倍のときよりもドレイン−ソース間にかかる電圧が低減されるので、スイッチ素子11の動作電圧を低減することができる。
また、直列共振周波数F2を駆動周波数の2.5倍から2.6倍にすることで、第1の共振コンデンサ8が小容量のときでも大容量のときでもスイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧を最低にすることができる。したがって、スイッチ素子11の動作電圧を低減することができる。
動作点は、次のように求められる。共振インバータ4aのインピーダンスは図7のように表される。共振チョークコイルのインダクタンスをLFとし、共振コンデンサ8の容量をCFとし、LF、CFで構成される並列インピーダンスをZFとする。また、共振チョークコイル9のインダクタンスをLMRとし、共振コンデンサ10の容量をCMRとし、LMR、CMRで構成される直列インピーダンスをZMRと定義すると、入力インピーダンスZinは(1)式で表される。
Figure 0006467967
この時、並列インピーダンスZFは、(2)式で表される。
Figure 0006467967
直列インピーダンスZMRは、(3)式で表される。
Figure 0006467967
であるから、Zinは(4)式のように変形できる。
Figure 0006467967
これを整理し、Zinを角周波数ωで表すと(5)式で表される。
Figure 0006467967
この時、LFとCFによる共振周波数を(6)式のように定義する。
Figure 0006467967
LMRとCMRによる共振周波数を(7)式のように定義する。
Figure 0006467967
LFとCMRによる共振周波数を(8)式のように定義する。
Figure 0006467967
(5)式は、(9)式のように変形できる。
Figure 0006467967
入力インピーダンスZinが最小となる条件は、分母が0の時であるから、(10)式のように表せる。
Figure 0006467967
入力インピーダンスが最小となる条件を駆動周波数の0倍と2倍に設定するには、
駆動周波数をfsとし、角周波数をωs=2πfsとすると、(11)式となる。
Figure 0006467967
一方で、入力インピーダンスが最大となる条件は、分母が0になる条件であるから、
(12)式のように表せる。
Figure 0006467967
この4次方程式を簡素化する為、α、βを次のように定義すると、(13)および(14)式のようになる。
Figure 0006467967
Figure 0006467967
(12)式は(15)式のように変形できる。
Figure 0006467967
ただし(13)、(14)式より、(16)式、(17)式のようになる。
Figure 0006467967
Figure 0006467967
(15)式の4次方程式の解は、(18)式のようになる。
Figure 0006467967
しかし、ωは正の値をとるから、入力インピーダンスZinが最大となる第1共振点と第3共振点は(19)式、(20)式のように求められる。
Figure 0006467967
Figure 0006467967
ここで、第1共振点を1倍、第3共振点を3倍に持つように入力インピーダンスZinを構成するには、(21)式のように定義する。
Figure 0006467967
Figure 0006467967
(22)式の両辺を2乗すると、(23)式になる。
Figure 0006467967
Figure 0006467967
左式の右辺と右式の右辺は等しいから、βを消去してαを求めると(25)式になる。
Figure 0006467967
(25)式を(23)の左式に代入して、βを求めると(26)式になる。
Figure 0006467967
(26)式と(11)式を(14)式に代入すると、(27)式になる。
Figure 0006467967
(27)式をωFFについて解くと(28)式になる。
Figure 0006467967
(25)式と(11)式を(13)式に代入すると、(29)式になる。
Figure 0006467967
となり、(29)式に(28)式を代入すると、(30)式となる。
Figure 0006467967
(30)式をωFMについて解くと、共振周波数は正だから、(31)式になる。
Figure 0006467967
(31)式を(28)式に代入してωFFを求めると 共振周波数は正だから、(32)式になる。
Figure 0006467967
(6)式に(32)式を代入してLFを求めると(33)式になる。
Figure 0006467967
(8)式に(31)式を代入すると、(34)式になる。
Figure 0006467967
(34)式に(33)式を代入することでCMRを求めると(35)式になる。
Figure 0006467967
(11)式より、ωsは(36)式と表すことができる。
Figure 0006467967
(36)式に(35)式を代入してLMRを求めると(37)式になる。
Figure 0006467967
以上の手順により、駆動周波数fsとスイッチ素子11のドレイン−ソース(コレクターエミッタ)間容量を含んだ共振容量8(CF)を定義することで共振容量10(CMR)、共振チョークコイル7(LF),共振チョークコイル9(LMR)を求めることができる。
上記手法によって、スイッチ素子11のドレイン−ソース間容量CFを最初に決定し、ドレイン−ソース(コレクタ−エミッタ)間のインピーダンスを計算した結果を表1に表す。
ただし、条件は、入力インピーダンスZinが最小となる共振周波数をF2とし、入力インピーダンスZinが最大となる共振周波数F1、F3を駆動周波数fsの1倍と、3倍とした場合である。共振インバータのみを考えた場合、入力インピーダンスZinとスイッチ素子11のドレイン−ソース間インピーダンスは等しくなる。
Figure 0006467967
この時、スイッチ素子11のドレイン−ソース間インピーダンスを図2に示し、実際のスイッチ素子11のドレイン−ソース電圧と共振周波数の関係を図3に示す。
また、スイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧を図4に示す。
図3、図4より、共振周波数F2を駆動周波数fsの2倍よりも小さい値に設定した場合、如何なる場合でも、スイッチ素子11のドレイン−ソース電圧が、共振周波数F2を駆動周波数fsの2倍に設定した場合に比べて高くなる。また、共振周波数F2を駆動周波数fsの2倍よりも高い値に設定した場合、ある範囲内で、スイッチ素子11のドレイン−ソース電圧が、共振周波数F2を駆動周波数fsの2倍に設定した場合に比べて低くなることがわかる。図3より、スイッチ素子のドレインーソース間の動作電圧を低減させるには、Zinが最小となる直列共振周波数F2を駆動周波数fsの2倍よりも大きくし2.75倍以下にする。
式で表すと、2fs<F2≦2.75fs
となる。スイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧が一番低くなるのは、F2が2.5fs〜2.6fsの範囲であった。図4に示されるようにスイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧は、F2=2の時が左右の対称性が良いものの、動作電圧が一番低くなるのは、F2=2.5fsであることがわかる。
本発明による共振インバータの出力を共振整流器や一般の整流回路に付加することで容易に共振コンバータを実現することができる。図1の実施例は、共振インバータに共振整流器を付加した一例であって、この構成に限定されるものではない。
また、この時にスイッチ素子は、ZVS(ゼロボルトスイッチング)を満足している必要がある。ZVSを満足しているか否かは、スイッチ素子11のドレイン−ソース間電圧で判断できる。実際にZVSしている波形としていない波形を図5に示す。
図5の横軸は時間を表し、縦軸は、スイッチ電圧を表す。例としてCFの小さいものから大きいものまで4つの波形例を示した。この4波形は、CFのみが異なっており、F1、F2、F3の共振点とオン時間は、同じである。同じ共振点、オン時間であれば、CFが大きい方がスイッチ電圧を下げることが可能であるが、同時にオフ時間が長くなり、提示した波形では、CFが一番大きい4番目の波形ではZVSしていない。ZVSしないか判断するには、スイッチオンのタイミングでスイッチ電圧が0Vになっているか否かで判断できる。すなわち、動作電圧を低減するには、ZVSできる範囲において、できるだけ、CFを大きくすることが望ましい。
このように、スイッチ素子11のドレイン−ソース間容量を含んだ共振容量CFを決めて、提案した方法で計算することによって、容易にスイッチ素子11のドレイン−ソース間インピーダンスを計算できる。前記インピーダンスが最低となる周波数F2を許容されるバラツキの範囲内に入るように選定することによって、F2=2倍に設定した時よりも低いスイッチ素子のドレイン−ソース電圧となり、結果的にスイッチ素子の寿命にできるだけ悪影響を及ぼさない信頼性のある共振インバータを実現できる。
図5は、スイッチ素子11のドレイン−ソース電圧がZVSしている状態とZVSしていない状態を示したものである。提案している設計方法では、最初にスイッチ素子11のドレイン−ソース間容量を含んだ共振容量8(CF)を決定しているが、駆動周波数を高くするとZVSしにくくなるため、共振容量8(CF)の値を大きくできない。共振容量8(CF)は、スイッチ素子11のオフ時間に影響する為、ZVSできない場合は、共振容量8(CF)を下げるか、駆動周波数fsを低く抑えるかオンデューティを低くする必要がある。この為、最初に共振容量8(CF)を決めて、設計する場合、駆動周波数fsでZVSできるかを確認する必要がある。共振容量8(CF)が小さければZVSしやすいが、スイッチ素子11の動作電圧とトレードオフの関係にある。この為、駆動周波数でZVSできる範囲で共振容量8(CF)を大きくすることでスイッチ素子11のドレイン−ソース電圧を低減できる。図3では、共振容量8(CF)に大容量コンデンサを付加した場合、第2のコンデンサと第2のコイルで決まる直列共振周波数F2を駆動周波数fsの2.95倍に設定した場合、ZVSすることができなかった。この容量以上の共振容量8(CF)を使う場合、周波数を下げるか、オンデューティを下げることでオフ時間を確保しないとZVSできなくなる。
提案した共振インバータは、スイッチ素子の動作電圧を低減させ、ZVSを容易に達成し、駆動回路も高周波化に対応できることから、駆動周波数も数百MHzまでの高周波に対応することが可能となる。また、次世代半導体GaNやSiCを用いる事で大幅な小型化、高効率化が実現できる。
1a 共振コンバータ
2a 入力端子(正極)
2b 入力端子(負極)
3a 出力端子(正極)
3b 出力端子(負極)
4a 共振インバータ
5a 共振整流器
6 入力コンデンサ
7 共振チョークコイルLF
8 共振コンデンサCF(スイッチ素子11のドレイン−ソース容量を含む)
9 共振チョークコイルLMR
10 共振コンデンサCMR
11 スイッチ素子
12 共振コンデンサ
13 共振チョークコイル
14 共振コンデンサ
15 共振チョークコイル
16 共振コンデンサ(整流ダイオードのアノード−カソード間容量を含む)
17 整流ダイオード
18 出力容量

Claims (5)

  1. スイッチ素子と、少なくとも4つのエネルギー蓄積素子とを有する共振インバータであって、
    前記4つのエネルギー蓄積素子は、前記共振インバータの入力端子と前記スイッチ素子の間に設けられた第1のコイルと、前記スイッチ素子と並列に設けられた第1のコンデンサと、前記スイッチ素子と並列に設けられ、互いに直列に接続された第2のコイル及び第2のコンデンサとであって、
    前記スイッチ素子を駆動する駆動周波数をfsとし、前記第2のコイルと前記第2のコンデンサにより直列共振する共振周波数をF2とすると、2fs<F2≦2.75fsを満たす
    共振インバータ。
  2. 前記共振インバータは、少なくとも3つの共振点を有し、
    第1の共振点を前記駆動周波数の1倍、第3の共振点を前記駆動周波数の3倍に固定した時に、前記2fs<F2≦2.75fsを満たす前記共振周波数F2における共振点は第2の共振点であることを特徴とする請求項に記載の共振インバータ。
  3. 前記スイッチ素子は、ゼロボルトスイッチングしていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の共振インバータ。
  4. 前記共振周波数F2が2.5fs≦F2≦2.6fsを満たす時に、前記スイッチ素子のインピーダンスを示す振幅が最小になることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の共振インバータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の共振インバータと、この共振インバータに接続された整流回路とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
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