JP6466153B2 - 磁気記憶素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体素子及びその製造方法に関し、特に、磁気記憶素子及びその製造方法に関する。
半導体素子はそれらの小型化、多機能化、及び/又は低い製造単価等によって電子産業で広く使用されている。半導体素子のうちで半導体記憶素子は論理データを格納することができる。半導体記憶素子のうちで磁気記憶素子は高速動作及び/又は不揮発性等の特性を有するので、次世代半導体記憶素子として注目を浴びている。
一般的に、磁気記憶素子は磁気トンネル接合パターン(Magnetic tunnel junction pattern;MTJ)含む。磁気トンネル接合パターンは2つの磁性体とその間に介在された絶縁膜とを含む。2つの磁性体の磁化方向によって磁気トンネル接合パターンの抵抗値が変わられる。例えば、2つの磁性体の磁化方向が反並行である場合に磁気トンネル接合パターンは大きい抵抗値を有し、2つの磁性体の磁化方向が平行な場合に磁気トンネル接合パターンは小さい抵抗値を有する。このような抵抗値の差を利用してデータを書き込む/読み出すことができる。
特公2013−016645号公報 特公第2009−164628号公報 米国特許第8325448号明細書 米国特許第8394649号明細書
本発明が解決しようとする技術的な課題は優れた信頼性を有する磁気記憶素子及びその製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の技術的な課題は高い磁気抵抗比を有する磁気記憶素子及びその製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとするその他の技術的課題は高い温度で特性劣化を最小化させることができる磁気記憶素子及びその製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されるものではなく、言及されないその他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解される。
上述された技術的課題を解決するための磁気記憶素子を提供する。
本発明の一実施形態による磁気記憶素子は、基板と、前記基板の上の磁気トンネル接合記憶素子と、を含み、前記磁気トンネル接合記憶素子は、第1被固定層、交換結合層、及び第2被固定層を含む基準磁性層と、トンネルバリアー層と、自由磁性層と、を含み、前記交換結合層は、第1被固定層と第2被固定層との間に配置され、前記第2被固定層は、強磁性層及び非磁性層を含み、前記第2被固定層は、前記第1被固定層と前記トンネルバリアー層との間に配置され、前記トンネルバリアー層は、前記基準磁性層と前記自由磁性層との間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記強磁性層は、コバルト(Co)、鉄(Fe)、鉄−ボロン(FeB)及びコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記非磁性層は、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記強磁性層は、第1強磁性層であり、前記第2被固定層は、第2強磁性層を含み、前記非磁性層は、前記第1及び第2強磁性層の間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記第1強磁性層は、前記非磁性層と前記交換結合層との間に配置され、前記第1強磁性層は、コバルト(Co)を含み、前記第2強磁性層は、鉄(Fe)及び鉄−ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記第1強磁性層は、前記非磁性層と前記交換結合層との間に配置され、前記第1強磁性層は、鉄(Fe)及び鉄−ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含み、前記第2強磁性層は、コバルト−鉄−ボロン(CoFeB)を含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記第1強磁性層は、前記非磁性層と前記交換結合層との間に配置され、前記第1強磁性層は、コバルト(Co)を含み、前記第2強磁性層は、コバルト−鉄−ボロン(CoFeB)を含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記非磁性層は、第1非磁性層であり、前記第2被固定層は、第2非磁性層を含み、前記強磁性層は、前記第1及び第2非磁性層との間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記第1非磁性層は、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含み、前記強磁性層は、鉄(Fe)及び鉄ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記強磁性層は、第1強磁性層であり、前記非磁性層は、前記第1強磁性層上の第1非磁性層であり、前記第2被固定層は、前記第1非磁性層上の第2強磁性層、前記第2強磁性層上の第2非磁性層、及び前記第2非磁性層上の第3強磁性層をさらに含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記第1強磁性層は、コバルト(Co)を含み、前記第1非磁性層は、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含み、前記第2強磁性層は、鉄(Fe)及び鉄ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含み、前記第2非磁性層は、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含み、そして前記第3強磁性層は、コバルト−鉄−ボロン(CoFeB)を含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記交換結合層及び前記第1強磁性層は、第1結晶構造を有し、前記第2強磁性層及び前記第3強磁性層は、第2結晶構造を有し、前記第1及び第2結晶構造は、互に異なることができる。
本発明の一実施形態として、前記第1結晶構造は、六方最密充填結晶構造(hexagonal close packed(HCP) crystal structure)であり、前記第2結晶構造は、体心立方結晶構造(body−centered cubic(BCC) crystal structure)であってもよい。
本発明の一実施形態として、前記第1及び第2非磁性層は、体心立方結晶構造(body−centered cubic(BCC) crystal structure)を有することができる。
本発明の一実施形態として、前記基準磁性層及び前記自由磁性層の磁化方向は、前記自由磁性層と前記トンネルバリアー層との間の界面に対して垂直であることができる。
本発明の一実施形態として、前記非磁性層は、前記強磁性層及び前記第1被固定層の間に配置され、前記第1被固定層及び前記強磁性層は、互に異なる結晶構成を有することができる。
本発明の一実施形態として、前記第1被固定層は、CoPt合金及び(Co/Pt)n L1超格子(nは自然数)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の一実施形態として、前記基準磁性層は、前記トンネルバリアー層と前記基板との間に配置され、前記第1被固定層は、前記交換結合層と前記基板との間に配置され、前記トンネルバリアー層は、前記自由磁性層と前記基板との間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記自由磁性層上のキャッピング酸化層をさらに含み、前記磁気トンネル接合記憶素子は、前記キャッピング酸化層と前記基板との間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記キャッピング酸化層は、界面垂直磁気異方性を誘導するように構成されることができる。
本発明の一実施形態として、前記基板と前記第1被固定層との間のシード層と、
前記自由磁性層上のキャッピング電極と、をさらに含み、
前記磁気トンネル接合記憶素子は、前記シード層と前記キャッピング電極との間に配置されることができる。
本発明の一実施形態として、前記自由磁性層は、前記トンネルバリアー層と前記基板との間に配置され、前記トンネルバリアー層は、前記第2被固定層と前記基板との間に配置され、前記第2被固定層は、前記交換結合層と前記基板との間に配置され、前記交換結合層は、前記第1被固定層と前記基板との間に配置されることができる。
本発明の他の実施形態による磁気記憶素子は、基板と、前記基板の上の磁気トンネル接合記憶素子と、を含み、前記磁気トンネル接合記憶素子は、第1被固定層、交換結合層、及び第2被固定層を含む基準磁性層と、トンネルバリアー層と、自由磁性層と、を含み、前記交換結合層は、前記第1被固定層と前記第2被固定層との間に配置され、前記第2被固定層は、第1強磁性層、非磁性層、及び第2強磁性層を含み、前記非磁性層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に配置され、前記第2被固定層は、前記第1被固定層と前記トンネルバリアー層との間に配置され、前記トンネルバリアー層は、前記基準磁性層と前記自由磁性層との間に配置されることができる。
本発明の他の実施形態として、前記非磁性層は、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の他の実施形態として、前記第1強磁性層は、前記非磁性層と前記交換結合層との間に配置され、前記第1強磁性層は、コバルト(Co)を含み、前記第2強磁性層は、鉄(Fe)及び鉄−ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本発明の実施形態によれば、交換結合パターン及びトンネルバリアーパターンの間の第2固定パターンは分極強化磁性パターンのみならず、非磁性パターン及び中間磁性パターンを含む。ここで、非磁性パターンは中間磁性パターン及び非磁性パターンの間の界面に界面垂直磁気異方性を誘導する。即ち、非磁性パターン及び中間磁性パターンによって第2固定パターンの垂直磁気異方性が向上される。これによって、磁気トンネル接合パターンの磁気抵抗比(tunneling magnetoresistance ratio)が向上されることができ、高温による前記磁気トンネル接合パターンの特性劣化を最小化することができる。結果的に、優れた信頼性を有する磁気記憶素子を具現することができる。
また、非磁性パターンは高温熱処理工程の時に分極強化磁性パターンに向かって拡散される第1固定パターンの原子(例えば白金(Pt)原子)に対して拡散障壁の役割を果たすことができる。これによって、磁気トンネル接合パターンの信頼性劣化を減少させるか、或いは最小化することができる。これに加えて、磁気トンネル接合パターンの形成後の後続工程の工程温度マージンも向上されることができる。
さらに、非磁性パターンは中間磁性パターンと同じ結晶構造を有することができる。これによって、非磁性パターンは中間磁性パターンが非磁性パターンと同一の結晶構造に結晶化されるためのシード及び/又は核サイトの役割を遂行することができる。これによって、第2固定パターンはより容易に製造されることができる。
本発明の一実施形態による磁気記憶素子を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の一変形形態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の他の変形形態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法の一変形形態を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の変形形態を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の一変形形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の他の変形形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の例を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の一変形形態を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の変形形態を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。 本発明の実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を示すブロック図である。
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び長所は添付された図面に関連された以下の望ましい実施形態を通じて容易に理解できる。しかし、本発明はここで説明される実施形態に限定されるものではなく、他の形態に具体化されることもあり得る。むしろ、ここで開示される実施形態は開示された内容が徹底的に完全になるように、そして当業者に本発明の思想が十分に伝達されるようにするために提供される。
本明細書で‘及び/又は’という表現は前後に羅列された構成要素のうちの少なくとも1つを含む意味に使用される。また、他の要素に‘連結される’又は‘カップルされる’という表現は、他の要素に直接連結又はカップリングされるか、或いは他の要素との間に介在される要素が存在することがあり得ることを意味する。
本明細書で所定の膜(又は層)が他の膜(又は層)又は基板上にあると言及される場合にそれは他の膜(又は層)又は基板上に直接形成されるか、又はこれらの間に第3の膜(又は層)が介在されることもあり得る。本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で単数形は文言上特別に言及しない限り、複数形も含む。明細書で、‘含む’という表現が使用された構成要素、段階、動作、及び/又は素子に、1つ以上の他の構成要素、他の段階、他の動作、及び/又は他の素子が存在又は追加されることが排除されない。
また、本明細書の多様な実施形態で第1、第2、第3等の用語が多様な領域、膜(又は層)等を記述するために使用されるが、これらの領域、膜がこのような用語によって限定されるものではない。これらの用語は単なるいずれかの所定領域又は膜(又は層)を他の領域又は膜(又は層)と区別させるために使用されるけである。したがって、いずれかの一実施形態で第1膜(又は第1層)として言及されるものが他の実施形態では第2膜(又は第2層)として言及されることもあり得る。ここに説明され、例示される各実施形態はそれの相補的な実施形態も含む。明細書の全体に亘って同一の参照番号で表示された部分は同一の構成要素を示す。
本明細書で記述する実施形態は本発明の理想的な例示図である断面図及び/又は平面図を参考して説明される。図面において、構成の大きさ及び厚さ等は明確性のために誇張されている。したがって、製造技術及び/又は許容誤差等によって例示図の形態が変形されることができる。本発明の実施形態は図示された特定形態に制限されることではなく、製造工程によって生成される形態の変化も含むことである。例えば、直角に図示された蝕刻領域はラウンドされるか、或いは所定曲率を有する形態である。したがって、図面で例示された領域は概略的な属性を有し、図面で例示された領域の模様は素子の領域の特定形態を例示するためのものであり、発明の範疇を制限するためのものではない。
図1は本発明の一実施形態による磁気記憶素子を示す断面図である。
図1を参照すれば、下部層間絶縁膜102が基板100上に配置される。基板100は半導体基板(例えば、シリコン基板、ゲルマニウム基板又はシリコン−ゲルマニウム基板)である。下部層間絶縁膜102はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及び/又はシリコン酸化窒化膜を含む。一実施形態で、スイッチング素子(図示せず)が基板100に形成され、下部層間絶縁膜102がスイッチング素子を覆う。スイッチング素子はPNダイオード又は電界効果トランジスターである。下部コンタクトプラグ105が下部層間絶縁膜102を貫通する。下部コンタクトプラグ105はスイッチング素子の一端子に電気的に接続される。下部コンタクトプラグ105はドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、及び/又はタンタル)、導電性金属窒化物(例えば、チタニウム窒化物、タンタル窒化物、及び/又はタングステン窒化物)、及び金属−化合物半導体(例えば、金属シリサイド)のうちの少なくとも1つを含む。
基準磁性パターン(reference magnetic pattern)140a及び自由磁性パターン(free magnetic pattern)150aが下部層間絶縁膜102上に配置され、トンネルバリアーパターン(tunnel barrier pattern)145aが基準磁性パターン140a及び自由磁性パターン150aの間に配置される。基準磁性パターン140aは一方向に固定した磁化方向を有する。自由磁性パターン150aの磁化方向はプログラム動作によって基準磁性パターン140aの固定された磁化方向に平行な方向又は反平行な方向に変換されることができる。基準磁性パターン140a、自由磁性パターン150a及びトンネルバリアーパターン145aは磁気トンネル接合パターンを提供する。
基準磁性パターン140a及び自由磁性パターン150aの磁化方向はトンネルバリアーパターン145aと自由磁性パターン150aとの間の界面と垂直である。即ち、磁気トンネル接合パターンは垂直型磁気トンネル接合パターンである。自由磁性パターン150aの磁化方向はスピントルク注入(spin torque transfer(STT))プログラム動作によって変化される。即ち、自由磁性パターン150aの磁化方向はプログラム電流内の電子のスピントルクを利用して変化される。
基準磁性パターン140aは合成反強磁性構造(synthetic anti−ferromagnetic(SAF) structure)を有する。具体的に、基準磁性パターン140aは第1固定パターン110a(first pinned pattern)、第1固定パターン110aとトンネルバリアーパターン145aとの間の第2固定パターン135a、及び第1及び第2固定パターン110a、135aの間の交換結合パターン(exchange coupling pattern)115aを含む。
交換結合パターン115aは第1固定パターン110aの磁化方向と第2固定パターン135aの磁化方向とを互いに反並行に結合させる。一実施形態で、交換結合パターン115aはRKKY相互作用(Ruderman−Klttel−Kasuya−Yosida interaction)によって第1及び第2固定パターン110a、135aを互いに結合させることができる。したがって、第1及び第2固定パターン110a、135aの磁化方向によって生成された磁場が互いに相殺されて、基準磁性パターン140aの純磁場(net magnetic field)が最小になることができる。その結果、基準磁性パターン140aによって生成された磁場が自由磁性パターン150aに与える影響力を最小化することができる。例えば、交換結合パターン115aはルテニウム(Ru)を含む。
トンネルバリアーパターン145aに隣接する第2固定パターン135aの磁化方向が上述された基準磁性パターン140aの固定された磁化方向に該当する。即ち、第2固定パターン135aの磁化方向が自由磁性パターン150aの磁化方向と平行になる時、磁気トンネル接合パターンは低い抵抗値を有する。これとは異なりに、第2固定パターン135aの磁化方向が自由磁性パターン150aの磁化方向と反並行である時、磁気トンネル接合パターンは高い抵抗値を有する。
第1固定パターン110aは垂直磁性物質又は垂直磁性構造体を含む。例えば、第1固定パターン110aは垂直磁性物質に該当するCoPt合金、又は垂直磁性構造体に該当する(Co/Pt)n L1超格子(nは自然数)を含む。コバルト対白金の組成比が約70:30である場合に、CoPt合金の垂直磁気異方性が最も大きくなる。一実施形態で、第1固定パターン110aがCoPt合金を含む場合に、第1及び第2固定パターン110a、135aの合成反強磁性カップリングのために第1固定パターン110aの飽和磁化が減少される。CoPt合金の飽和磁化を減少させるために、CoPt合金はボロン(boron、B)でドーピングされる。
第2固定パターン135aはトンネルバリアーパターン145aに隣接する分極強化磁性パターン(polarization enhancement magnetic pattern)130a、交換結合パターン115aに隣接する交換結合強化磁性パターン(exchange−coupling enhancement magnetic pattern)120a、分極強化磁性パターン130a及び交換結合強化磁性パターン120aの間の中間磁性パターン125a、及び分極強化磁性パターン130a及び交換結合強化磁性パターン120aの間で中間磁性パターン125aと接触する非磁性パターン123aとを含む。分極強化磁性パターン130aはトンネルバリアーパターン145aと接触し、交換結合強化磁性パターン120aは交換結合パターン115aと接触する。
交換結合強化磁性パターン120aは交換結合パターン115aのRKKY相互作用を強化させることができる磁性物質を含む。例えば、交換結合強化磁性パターン120aはコバルト(Co)を含む。
非磁性パターン123aは非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aの間の界面に界面垂直磁気異方性(interfacial perpendicular magnetic isotropic anisotropy;i−PMA)を誘導できる導電物質(例えば、金属)を含む。非磁性パターン123aは中間磁性パターン125aと同一の結晶構造を有する。例えば、非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aは体心立方結晶構造(body−centered cubic(BCC) crystal structure)を有する。これに加えて、非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aは分極強化磁性パターン130aと同一の結晶構造を有する。例えば、非磁性パターン123aはタングステンを含む。
中間磁性パターン125aは交換結合強化磁性パターン120aと異なる元素を含む。一実施形態で、中間磁性パターン125aと非磁性パターン123aとの間の界面垂直磁気異方性の程度は交換結合強化磁性パターン120aと非磁性パターン123aとの間の界面垂直磁気異方性の程度より大きい。例えば、中間磁性パターン125aは鉄(Fe)又は鉄−ボロン(FeB)を含む。
非磁性パターン123aは交換結合強化磁性パターン120aと異なる結晶構造を有する。例えば、非磁性パターン123aは体心立方結晶構造を有し、交換結合強化磁性パターン120aは六方最密充填結晶構造(hexagonal close packed(HCP) crystal structure)を有する。
また、非磁性パターン123aは第1固定パターン110aとも異なる結晶構造を有する。したがって、分極強化磁性パターン130aも第1固定パターン110aと異なる結晶構造を有する。一実施形態で、第1固定パターン110a、交換結合パターン115a、及び交換結合強化磁性パターン120aは同一の結晶構造を有する。例えば、第1固定パターン110a、交換結合パターン115a、及び交換結合強化磁性パターン120aは六方最密充填結晶構造を有する。
分極強化磁性パターン130aはトンネルバリアーパターン145aと接触されて高い磁気抵抗比を獲得できる磁性物質を含む。また、分極強化磁性パターン130aはトンネルバリアーパターン145a及び分極強化磁性パターン130aの間の界面に界面垂直磁性異方性を誘導できる磁性物質を含む。分極強化磁性パターン130aは中間磁性パターン125a内の元素と異なる元素を含む。言い換えれば、分極強化磁性パターン130aは中間磁性パターン125aに主に含まれなかった元素を含む。上述したように、分極強化磁性パターン130aは非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aと同一の結晶構造を有する。例えば、分極強化磁性パターン130aはコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)を含む。
トンネルバリアーパターン145aは酸化マグネシウム(MgO)又は酸化アルミニウム(AlO)を含む。一実施形態で、トンネルバリアーパターン145aは塩化ナトリウム(NaCl)結晶構造を有する酸化マグネシウム(MgO)を含む。
自由磁性パターン150aは、トンネルバリアーパターン145aと接触されて高い磁気抵抗比を獲得できる磁性物質を含む。また、自由磁性パターン150aはトンネルバリアーパターン145aと自由磁性パターン150aとの間の界面に界面垂直磁気異方性を誘導できる磁性物質を含む。例えば、自由磁性パターン150aはコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)を含む。
続いて、図1を参照すれば、本実施形態で基準磁性パターン140a、トンネルバリアーパターン145a、及び自由磁性パターン150aが下部層間絶縁膜102上に順に積層される。即ち、第1固定パターン110a、交換結合パターン115a、第2固定パターン135a、トンネルバリアーパターン、及び自由磁性パターン150aが下部層間絶縁膜102上に順に積層される。
シードパターン(seed pattern)107aが第1固定パターン110aと下部層間絶縁膜102との間に介在される。シードパターン107aは下部コンタクトプラグ105の上部面に接続される。一実施形態で、シードパターン107aは第1固定パターン110aの結晶構造と同一の結晶構造を有する導電物質で形成される。例えば、シードパターン107aは六方最密充填結晶構造を有する。例えば、シードパターン107aはルテニウム(Ru)を含む。
本実施形態で、交換結合強化磁性パターン120a、非磁性パターン123a、中間磁性パターン125a、及び分極強化磁性パターン130aが交換結合パターン115a上に順に積層される。非磁性パターン123aは交換結合強化磁性パターン120aの上部面及び中間磁性パターン125aの下部面と接触される。
キャッピング酸化パターン(capping oxide pattern)155aが自由磁性パターン150aの上部面上に配置される。キャッピング酸化パターン155aは自由磁性パターン150aの上部面と接触されて、界面垂直磁気異方性がキャッピング酸化パターン155a及び自由磁性パターン150aの間の界面に誘導される。例えば、キャッピング酸化パターン155a内の酸素原子がコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)内の鉄原子と反応して界面垂直磁気異方性が誘導される。したがって、自由磁性パターン150aの垂直磁気異方性が向上される。キャッピング酸化パターン155aは動作電流内の電子が通過できるように十分に薄い厚さを有する。例えば、キャッピング酸化パターン155aは酸化マグネシウム(MgO)、酸化タンタル(TaO)及び/又は酸化アルミニウム(AlO)を含む。
キャッピング電極160aがキャッピング酸化パターン155aの上部面上に積層される。例えば、キャッピング電極160aはタンタル(Ta)、ルテニウム(Ru)、チタニウム(Ti)、及び/又は白金(Pt)等を含む。上部層間絶縁膜165が下部層間絶縁膜102上に配置されてキャッピング電極160a及び磁気トンネル接合パターンを覆う。上部コンタクトプラグ167が上部層間絶縁膜165を貫通してキャッピング電極160aに接続される。例えば、上部コンタクトプラグ167は金属(例えば、タングステン、チタニウム、及び/又はタンタル)及び導電性金属窒化物(例えば、チタニウム窒化物、タンタル窒化物、及び/又はタングステン窒化物)のうちの少なくとも1つを含む。配線170が上部層間絶縁膜165上に配置されて上部コンタクトプラグ167に接続される。一実施形態で、配線170はビットラインに該当する。例えば、配線170は金属(例えば、タングステン、チタニウム、及び/又はタンタル)及び導電性金属窒化物(例えば、チタニウム窒化物、タンタル窒化物、及び/又はタングステン窒化物)のうちの少なくとも1つを含む。
上述された磁気記憶素子によれば、交換結合パターン115a及びトンネルバリアーパターン145aの間の第2固定パターン135aは分極強化磁性パターン130aのみでなく、非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aを含む。ここで、非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aの間の界面に界面垂直磁気異方性が誘導される。即ち、非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aによって第2固定パターン135aの垂直磁気異方性が向上される。これによって、磁気トンネル接合パターンの磁気抵抗比(tunneling magnetoresistance ratio)が向上され、高温による磁気トンネル接合パターンの特性劣化を最小化することができる。
磁気トンネル接合パターンの磁気抵抗比に向上させるために、自由磁性パターン150a、トンネルバリアーパターン145a及び分極強化磁性パターン130aが高温で熱処理される。しかし、仮に非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aが省略されれば、高温の熱処理工程によって第2固定パターン135aの垂直磁気異方性が劣化される。しかし、本発明の実施形態によれば、第2固定パターン135aが非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aを含み、非磁性パターン123aは中間磁性パターン125aと非磁性パターン123aとの間の界面に界面垂直磁気異方性を誘導する。即ち、第2固定パターン135a自体の垂直磁気異方性が強化されて、前記高温熱処理工程による特性劣化が減少されるか、或いは最小化になることができる。
また、非磁性パターン123aは高温熱処理工程の時に分極強化磁性パターン130aに向かって拡散される第1固定パターン110aの原子(例えば、白金原子)に対して拡散障壁の役割を果たす。これによって、磁気トンネル接合パターンの信頼性劣化を減少させるか、或いは最小化することができる。これに加えて、磁気トンネル接合パターンの形成後の後続工程の工程温度マージンが向上されることができる。
さらに、非磁性パターン123aは中間磁性パターン125aと同一の結晶構造を有する。これによって、非磁性パターン123aは中間磁性パターン125aのための蒸着工程の時にシードとして使用される。これによって、第2固定パターン135aはより容易に製造されることができる。
次に磁気記憶素子の変形形態を説明する。以下で、説明の重複を避けるために、上述された実施形態と変形形態との間の差異点を中心に説明する。
図2は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の一変形形態を示す断面図である。
図2を参照すれば、本発明の変形形態による磁気記憶素子で基準磁性パターン141aの第2固定パターン136aは交換結合パターン115a上に順に積層された交換結合強化磁性パターン120a、中間磁性パターン125a、非磁性パターン123a、及び分極強化磁性パターン130aを含む。即ち、中間磁性パターン125aが非磁性パターン123aと交換結合強化磁性パターン120aとの間に介在され、非磁性パターン123aは中間磁性パターン125a及び分極強化磁性パターン130aの間に介在される。
図3は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の他の変形形態を示す断面図である。
図3を参照すれば、本発明の変形形態による磁気記憶素子で、基準磁性パターン142aの第2固定パターン137aは中間磁性パターン125aの上部面と接触された第2非磁性パターン127aをさらに含む。即ち、非磁性パターン123aが中間磁性パターン125aと交換結合強化磁性パターン120aとの間に介在され、第2非磁性パターン127aが中間磁性パターン125aと分極強化磁性パターン130aとの間に介在される。
第2非磁性パターン127aは非磁性パターン123aと同一である物質で形成される。即ち、界面垂直磁気異方性が第2非磁性パターン127a及び非磁性パターン123aの間の界面も誘導される。第2非磁性パターン127aは中間磁性パターン125aと同一である結晶構造を有する。また、第2非磁性パターン127aは分極強化磁性パターン130aとも同一の結晶構造を有する。例えば、第2非磁性パターン127aはタングステンを含む。
図4は本発明の一実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。
図4を参照すれば、本発明の変形形態による磁気記憶素子で自由磁性パターン151aは第1自由磁性パターン147a、第2自由磁性パターン149a、及び第1及び第2自由磁性パターン147a、149aの間の挿入パターン148aを含む。第1及び第2自由磁性パターン147a、149aは図1の自由磁性パターン150と同一の磁性物質で形成される。挿入パターン148aは第1及び第2自由磁性パターン147a、149aと接触して界面垂直磁気異方性を誘導する。これによって、自由磁性パターン151a自体の垂直磁気異方性が強化されることができる。また、挿入パターン148aはタンタル(Ta)の融点より高い融点を有する。一実施形態で、挿入パターン148aは第1及び第2自由磁性パターン147a、149aと同一の結晶構造を有する。この場合に、挿入パターン148aは、例えば、タングステンを含む。他の実施形態で、挿入パターン148aは第1及び第2自由磁性パターン147a、149aと異なる結晶構造を有する。この場合に、挿入パターン148aは、例えばレニウム(Re)を含む。
結果的に、挿入パターン148aによって自由磁性パターン151aの耐熱性が向上される。即ち、高温熱処理工程及び/又は高温の後続工程による自由磁性パターン151aの特性劣化を減少させるか、或いは最小化させる。自由磁性パターン151aは図1及び図2の磁気記憶素子にも適用されることができる。
図5は本発明の一実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。
図5を参照すれば、本発明の変形形態による磁気記憶素子で基準磁性パターン143aの第2固定パターン138aは交換結合パターン115a及び分極強化磁性パターン130aの間で交換結合パターン115a上に少なくとも2回交互に積層された非磁性パターン123a及び中間磁性パターン125aを含む。したがって、第2固定パターン138a自体の垂直磁気異方性がさらに強化される。
図4の自由磁性パターン151aが図5の磁気記憶素子に適用されてもよい。
次に、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明する。
図6及び図7は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。図8は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図6及び図8を参照すれば、下部層間絶縁膜102が基板100上に形成される。下部コンタクトプラグ105が下部層間絶縁膜102を貫通するように形成される。
シード層107が下部層間絶縁膜102上に蒸着される。シード層107は物理気相蒸着(physical vapor deposition;PVD)工程、化学気相蒸着(chemical vapor deposition;CVD)工程、又は原子層蒸着(atomic layer deposition;ALD)工程で蒸着される。一実施形態で、シード層107はPVD工程の一種であるスパッタリング(sputtering)工程で蒸着される。
基準磁性層140がシード層107上に形成される(S200)。基準磁性層140は第1固定層110、交換結合層115、及び第2固定層135を含む。具体的に、第1固定層110がシード層107上に蒸着される。第1固定層110はシード層107をシードとして使用して形成される。一実施形態で、第1固定層110はシード層107と同一の結晶構造を有する。例えば、シード層107は六方最密充填結晶構造を有するルテニウムで形成され、第1固定層110は六方最密充填結晶構造を有するCoPt合金又は[CoPt]n L1超格子(superlattice)で形成される(nは自然数)。第1固定層110はPVD工程、CVD工程又はALD工程で蒸着される。
一実施形態で、第1固定層110はスパッタリング工程で蒸着される。第1固定層110がCoPt合金で形成される場合に、第1固定層110はアルゴン(Ar)ガスを使用するスパッタリング工程で形成される。この場合に、第1固定層110の飽和磁化を減少させるために、第1固定層110はボロンでドーピングされたCoPt合金で形成される。これとは異なりに、第1固定層110が前記[CoPt]n L1超格子(superlattice)で形成される場合に、第1固定層110は[CoPt]n L1超格子(superlattice)の垂直磁気異方性に向上させるためにアルゴンガスより大きい質量を有する非活性ガス(例えば、クリプトン(Kr))を使用するスパッタリング工程によって蒸着される。
交換結合層115が第1固定層110上に蒸着される。一実施形態で、交換結合層115は第1固定層110をシードとして使用して形成される。例えば、交換結合層115は六方最密充填結晶構造を有するルテニウムで形成される。交換結合層115はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、交換結合層115はスパッタリング工程で蒸着される。
第2固定層135が交換結合層115上に形成される。第2固定層135は交換結合強化磁性層120、非磁性層123、中間磁性層125、及び分極強化磁性層130を含む。具体的に、交換結合強化磁性層120が交換結合層115上に蒸着される。一実施形態で、交換結合強化磁性層120は交換結合層115と同一の結晶構造を有する。したがって、交換結合強化磁性層120は交換結合層115をシードとして使用して形成される。例えば、交換結合強化磁性層120は六方最密充填結晶構造を有するコバルトで形成される。交換結合強化磁性層120はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、交換結合強化磁性層120はスパッタリング工程で蒸着される。
非磁性層123が交換結合強化磁性層120上に蒸着される。非磁性層123は交換結合強化磁性層120と異なる結晶構造を有する。例えば、非磁性層123は体心立方結晶構造を有する。例えば、非磁性層123はタングステンで形成される。非磁性層123はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、非磁性層123はスパッタリング工程で蒸着される。
中間磁性層125が非磁性層123上に蒸着される。中間磁性層125は交換結合強化磁性層120と異なる磁性物質で形成される。一実施形態で、中間磁性層125は鉄で形成される。この場合に、中間磁性層125は非磁性層123をシード又は核サイト(nuclear site)として使用して蒸着される。したがって、中間磁性層125は非磁性層123と同一の結晶構造を有する。例えば、中間磁性層125は体心立方結晶構造を有する。他の実施形態で、中間磁性層125はボロンでドーピングされた鉄、即ち鉄−ボロン(FeB)で形成される。この場合に、蒸着された中間磁性層125は非晶質状態である。中間磁性層125はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、中間磁性層125はスパッタリング工程で蒸着される。
非磁性層123及び中間磁性層125は互いに接触されて、非磁性層123及び中間磁性層125の間の界面に界面垂直磁気異方性を誘導する。
分極強化磁性層130が中間磁性層125上に蒸着される。分極強化磁性層130は中間磁性層125の元素と異なる元素を含む。例えば、分極強化磁性層130はコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)で形成される。分極強化磁性層130はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、分極強化磁性層130はスパッタリング工程で蒸着される。蒸着された分極強化磁性層130は非晶質状態である。したがって、基準磁性層140がシード層107上に形成される(S200)。
トンネルバリアー層(tunnel barrier layer)145が基準磁性層140上に形成される(S201)。一実施形態で、トンネルバリアー層145はトンネルバリアー物質をターゲットとして使用するスパッタリング工程で形成される。ターゲットは精巧に制御された化学量論(stoichiometry)を有するトンネルバリアー物質を含む。このようなターゲットを使用するスパッタリング工程でよって優れた品質を有するトンネルバリアー層145が基準磁性層140上に蒸着される。したがって、トンネルバリアー層145の耐熱性が向上されることができる。例えば、トンネルバリアー層145は酸化マグネシウム又は酸化アルミニウムで形成される。特に、トンネルバリアー層145は塩化ナトリウム結晶構造を有する酸化マグネシウムで形成される。
自由磁性層150が前記トンネルバリアー層145上に形成される(S203)。例えば、自由磁性層150はコバルト−鉄−ボロン(CoFeB)で形成される。自由磁性層150はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、自由磁性層150はスパッタリング工程で形成される。蒸着された自由磁性層150は非晶質状態である。
自由磁性層105を形成した後に、熱処理工程を遂行する(S204)。熱処理工程によって分極強化磁性層130及び自由磁性層150は結晶化される。これによって、高い磁気抵抗比を獲得することができる。充分な磁気抵抗比を得るために、熱処理工程は約400℃以上の高温で遂行される。例えば、熱処理工程の工程温度は400℃乃至600℃の範囲を有する。特に、熱処理工程の工程温度は400℃乃至450℃の範囲を有する。結晶化された分極強化磁性層130は中間磁性層125及び非磁性層123と同一の結晶構造を有する。結晶化された自由磁性層150は結晶化された分極強化磁性層130と同一の結晶構造を有する。自由磁性層150は熱処理工程の時に前記トンネルバリアー層145をシードとして使用して結晶される。一実施形態で、トンネルバリアー層145が塩化ナトリウム結晶構造を有し、自由磁性層150は体心立方結晶構造を有するように結晶化される。
蒸着された中間磁性層125が非晶質鉄−ボロン(FeB)で形成される場合に、非晶質鉄−ボロン(FeB)は熱処理工程によって結晶化される。この時、鉄−ボロン(FeB)内のボロンが拡散されて鉄−ボロン(FeB)の結晶化速度に向上させることができる。非晶質鉄−ボロン(FeB)内のボロン原子の一部(some)は熱処理工程によって中間磁性層125の外部へ抜け出される。これによって、結晶化された鉄−ボロン(FeB)内のボロン濃度は蒸着された非晶質鉄−ボロン(FeB)のボロン濃度より小さい。
他の実施形態で、蒸着された分極強化磁性層130及び蒸着された自由磁性層150は部分的に結晶状態であり、熱処理工程によって磁性層130、150は全体的に結晶化される。
キャッピング酸化層155及びキャッピング電極層160を自由磁性層150上に順に形成する。一実施形態で、熱処理工程はキャッピング電極層160を形成した後に遂行される。他の実施形態で、熱処理工程は自由磁性層150の形成の後及びキャッピング酸化層155の形成の前に遂行される。例えば、キャッピング酸化層155はマグネシウム酸化膜、タンタル酸化膜、及び/又はアルミニウム酸化膜で形成される。例えば、キャッピング電極層160はタンタル膜、ルテニウム膜、チタニウム膜、及び/又は白金膜で形成される。
図7を参照すれば、続いて、キャッピング電極層160、キャッピング酸化層155、自由磁性層150、トンネルバリアー層145、基準磁性層140、及びシード層107を連続的にパターニングして、順に積層されたシードパターン107a、基準磁性パターン140a、トンネルバリアーパターン145a、自由磁性パターン150a、キャッピング酸化パターン155a、及びキャッピング電極160aを形成する。
基準磁性パターン140aはシードパターン107a上に順に積層された第1固定パターン110a、交換結合パターン115a、及び第2固定パターン135aを含む。第2固定パターン135aは交換結合パターン115a上に順に積層された交換結合強化磁性パターン120a、非磁性パターン123a、中間磁性パターン125a、及び分極強化磁性パターン130aを含む。
続いて、図1に開示された上部層間絶縁膜165、上部コンタクトプラグ167、及び配線170を順に形成する。したがって、図1の磁気記憶素子を具現することができる。
上述された磁気記憶素子の製造方法によれば、第2固定層135は界面垂直磁気異方性を誘導する非磁性層123及び中間磁性層125を含む。これによって、熱処理工程が高温で遂行されても、第2固定層135の垂直磁気異方性の劣化が減少されるか、或いは最小化になることができる。
また、非磁性層123が中間磁性層125及び分極強化磁性層130のシードとして作用される。したがって、交換結合強化磁性層120と異なる結晶構造を有する中間磁性層125及び分極強化磁性層130を容易に形成することができる。
次に記磁気記憶素子の製造方法の変形形態を説明する。以下で、説明の重複を避けるために上述された実施形態と変形形態間の差異点を中心に説明する。
図9は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法の一変形形態を説明するための断面図である。
図9を参照すれば、本発明の変形形態では、中間磁性層125を交換結合強化磁性層120直ちに上に形成し、非磁性層123が直ちに上に中間磁性層125上に形成される。以後に、分極強化磁性層130が非磁性層123上に形成される。したがって、基準磁性層141の第2固定層136は交換結合層115上に順に積層された交換結合強化磁性層120、中間磁性層125、非磁性層123、及び分極強化磁性層130を含むことができる。本発明の変形形態の他の工程は図6、図7、及び図8を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図2に開示された磁気記憶素子が具現されることができる。
本発明の変形形態で、中間磁性層125が非晶質鉄−ボロン(FeB)で形成される場合に、非晶質鉄−ボロンは熱処理工程の間に中間磁性層125の上部面に接触された非磁性層123をシードとして使用して結晶化される。
図10は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の変形形態を説明するための断面図である。
図10を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性層142の第2固定層137は中間磁性層125と分極強化磁性層130との間に形成される第2非磁性層127をさらに含む。即ち、第2固定層137は交換結合層115上に順に積層された交換結合強化磁性層120、非磁性層123、中間磁性層125、第2非磁性層127、及び分極強化磁性層130を含む。第2非磁性層127は非磁性層123と同一な物質で形成される。また、第2非磁性層127は非磁性層123と同一の方法で形成される。本発明の変形形態の他の工程は図6、図7、及び図8を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図3に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
図11は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。
図11を参照すれば、本発明の変形形態による自由磁性層151は前記トンネルバリアー層145上に順に積層された第1自由磁性層147、挿入層148、及び第2自由磁性層149を含む。第1及び第2自由磁性層147、149の各々は図6を参照して説明した自由磁性層150と同一な物質で形成される。第1及び第2自由磁性層147、149の各々はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で形成される。一実施形態で、第1及び第2自由磁性層147、149の各々はスパッタリング工程で形成される。挿入層148は第1及び第2自由磁性層147、149と接触されて界面垂直磁気異方性を誘導できる導電物質で形成される。また、挿入層148はタンタルの融点より高い融点を有する導電物質で形成される。例えば、挿入層148はタングステン(W)又はレニウム(Re)で形成される。挿入層148がタングステンで形成される場合に、熱処理工程後に前記挿入層148は第1及び第2自由磁性層147、149と同一の結晶構造(例えば、体心立方結晶構造)を有する。本発明の変形形態の他の工程は図6、図7、及び図8を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図4に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
図12は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。
図12を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性層143の第2固定パターン138は交換結合強化磁性層120上に少なくとも2回交互に積層された非磁性層123及び中間磁性層125を含む。本発明の変形形態の他の工程は図6、図7、及び図8を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図5に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
一実施形態で、図10の第2非磁性層127が最上部の中間磁性層125と分極強化磁性層130との上に形成されてもよい。
次に、本発明の他の実施形態による磁気記憶素子を説明する。本実施形態で、上述された実施形態で同一の構成要素は同一の参照符号を使用する。同一の構成要素に対する説明は説明を簡単にするために省略するか、或いは簡略に説明する。即ち、上述された実施形態と本実施形態の差異点を中心に説明する。
図13は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子を示す断面図である。
図13を参照すれば、本実施形態によれば、自由磁性パターン150a、トンネルバリアーパターン145a、及び基準磁性パターン140aがシードパターン107a上に順に積層される。基準磁性パターン140aはトンネルバリアーパターン145aの上部面上に配置された第1固定パターン110a、第1固定パターン110aとトンネルバリアーパターン145aとの間に配置された第2固定パターン135a、及び第1及び第2固定パターン110a、135aの間に介在された交換結合したパターン115aを含む。
第2固定パターン135aはトンネルバリアーパターン145aの上部面と接触する分極強化磁性パターン130a、交換結合パターン115aの下部面と接触する交換結合強化磁性パターン120a、及び分極強化磁性パターン130a及び交換結合強化磁性パターン120aの間に介在された非磁性パターン123a、及び中間磁性パターン125aを含む。
一実施形態で、非磁性パターン123aが中間磁性パターン125aと交換結合強化磁性パターン120aとの間に介在される。非磁性パターン123aの下部面及び上部面が各々中間磁性パターン125a及び交換結合強化磁性パターン120aと接触される。
本実施形態で、自由磁性パターン150aがシードパターン107a直ちに上に配置されてもよい。したがって、シードパターン107aは自由磁性パターン150aのシード機能を果たす導電物質で形成される。例えば、自由磁性パターン150aが体心立方構造を有する場合に、シードパターン107aは塩化ナトリウム結晶構造を有する導電物質(例えば、チタニウム窒化物又はタンタル窒化物)を含む。
本実施形態で、キャッピング電極160aは第1固定パターン110aの上部面直ちに上に配置されてもよい。
次に本実施形態による磁気記憶素子の変形形態を説明する。以下で、説明の重複を避けるために、上述された実施形態と変形形態との間の差異点を中心に説明する。
図14は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の一変形形態を示す断面図である。
図14を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性パターン141aの第2固定パターン136aは分極強化磁性パターン130a及び中間磁性パターン125aの間に介在された非磁性パターン123aを含む。非磁性パターン123aの下部面及び上部面は分極強化磁性パターン130a及び中間磁性パターン125aと接触される。一実施形態で、中間磁性パターン125aの上部面は交換結合強化磁性パターン120aと接触される。
図15は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の他の変形形態を示す断面図である。
図15を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性パターン142aの第2固定パターン137aは第2非磁性パターン127aをさらに含む。即ち、非磁性パターン123aは中間磁性パターン125aと交換結合強化磁性パターン120aとの間に介在され、第2非磁性パターン127aは中間磁性パターン125aと分極強化磁性パターン130aとの間に介在される。即ち、中間磁性パターン125aの上部面及び下部面は非磁性パターン123a及び第2非磁性パターン125aと各々接触される。第2非磁性パターン125aは非磁性パターン123aと同一な物質及び同一の結晶構造を含む。
図16は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。
図16を参照すれば、本発明の変形形態による自由磁性パターン151aはシードパターン107a上に順に積層された第1自由磁性パターン147a、挿入パターン148a及び第2自由磁性パターン149aを含む。第1及び第2自由磁性パターン147a、149a及び挿入パターン148aは上述されたものと同一の特性を有する。自由磁性パターン151aは図13及び図14に開示された磁気記憶素子にも適用されることができる。
図17は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子のその他の変形形態を示す断面図である。
図17を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性パターン143aの第2固定パターン138aは分極強化磁性パターン130a上に少なくとも2回交互に積層された中間磁性パターン125a及び非磁性パターン123aを含む。
一実施形態で、図15の第2非磁性パターン127aが最下部の中間磁性パターン125aと分極強化磁性パターン130aとの間に介在される。
次に本実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明する。
図18乃至図20は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を示す断面図である。図21は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図18及び図21を参照すれば、シード層107が下部層間絶縁膜102上に形成される。自由磁性層150がシード層107上に形成される(S210)。シード層107は自由磁性層150のシードとして使用できる導電物質で形成される。例えば、シード層107は塩化ナトリウム結晶構造を有する導電物質(例えば、チタニウム酸化物又はタンタル酸化物)で形成される。自由磁性層150はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、自由磁性層150はスパッタリング工程で蒸着される。蒸着された自由磁性層150は部分的に結晶構造を有するか、或いは非晶質状態である。
トンネルバリアー層145が自由磁性層150上に形成される(S211)。トンネルバリアー層145は精巧に制御された化学量論(stoichiometry)を有するターゲットを使用するスパッタリング工程で形成される。
基準磁性層の分極強化磁性層130がトンネルバリアー層145上に形成される(S212)。分極強化磁性層130はPVD工程、CVD工程、又はALD工程で蒸着される。一実施形態で、分極強化磁性層130はスパッタリング工程で蒸着される。蒸着された分極強化磁性層130は部分的に結晶構造を有するか、或いは非晶質状態である。
図21に開示されたように、熱処理工程を遂行する(S213)。分極強化磁性層130及び自由磁性層150は熱処理工程によって結晶化される。したがって、分極強化磁性層130、トンネルバリアー層145、及び自由磁性層150の磁気抵抗比が増加されることができる。磁気抵抗比に向上させるために、熱処理工程の工程温度は約400℃以上の高温で遂行される。例えば、熱処理工程の工程温度は400℃乃至600℃の範囲を有する。特に、熱処理工程の工程温度は400℃乃至450℃の範囲を有する。一実施形態で、熱処理工程は分極強化磁性層130の形成装備内でインシチュ(in−situ)に遂行される。他の実施形態で、熱処理工程は分極強化磁性層130の形成の後に他の装備内で遂行されてもよい。
図19及び図21を参照すれば、基準磁性層140の残りの層125、123、120、115、110を形成する(S214)。残りの層125、123、120、115、110は第1固定層110、交換結合層115、及び第2固定層135の残りの層125、123、120を含む。一実施形態で、中間磁性層125、非磁性層123、及び交換結合強化磁性層120が分極強化磁性層130上に順に形成される。したがって、基準磁性層140の第2固定層135が形成される。続いて、交換結合層115及び第1固定層110を第2固定層135上に順に形成される。キャッピング電極膜160が第1固定層110上に形成される。
図20を参照すれば、キャッピング電極膜160、基準磁性層140、トンネルバリアー層145、自由磁性層150、及びシード層107を連続的にパターニングして下部層間絶縁膜102上に順に積層されたシードパターン107a、自由磁性パターン150a、トンネルバリアーパターン145a、基準磁性パターン140a、及びキャッピング電極160aを形成する。基準磁性パターン140aは第1固定パターン110a、交換結合パターン115a、及び第2固定パターン135aを含む。第2固定パターン135a、交換結合パターン115a、及び第1固定パターン110aがトンネルバリアーパターン145a上に順に積層される。
第2固定パターン135aはトンネルバリアーパターン145aの上部面上に順に積層された分極強化磁性パターン130a、中間磁性パターン125a、非磁性パターン123a、及び交換結合強化磁性パターン120aを含む。
続いて、図13の上部層間絶縁膜165、上部コンタクトプラグ167及び配線170を順に形成して図13の磁気記憶素子を具現する。
本実施形態で、第2固定層135が界面垂直磁気異方性を誘導する中間磁性層125及び非磁性層123を含むことによって、パターン107a、150a、145a、140a、160aの形成の後、後続工程の工程温度マージンを向上させることができる。例えば、後続工程の工程温度は400℃乃至600℃の範囲内に高温である。
上述された方法で、熱処理工程は基準磁性層140の残りの層125、123、120、115、110の形成の前に遂行される。しかし、本発明はここに限定されない。他の実施形態によれば、熱処理工程は基準磁性層140を形成した後に遂行されてもよい。これを図19及び図22を参照して説明する。
図22は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
図19及び図22を参照すれば、自由磁性層150がシード層107上に形成される(S220)。トンネルバリアー層145が自由磁性層150上に形成される(S221)。基準磁性層140がトンネルバリアー層145上に形成される(S222)。この時、基準磁性層140の全体が前記トンネルバリアー層145上に形成される。以後に、熱処理工程が遂行される(S223)。熱処理工程は基準磁性層140を形成した後及び前記キャッピング電極膜160を形成する前に遂行される。これとは異なりに、熱処理工程はキャッピング電極膜160を形成した後に遂行されてもよい。
本実施形態で、第2固定層135は非磁性層123及び中間磁性層125を含むことによって、第2固定層135自体の垂直磁気異方性が強化される。これによって、熱処理工程が基準磁性層140を形成した後に遂行されても、第2固定層135の垂直磁気異方性の劣化が最小になることができる。
次に本実施形態による磁気記憶素子の製造方法の変形形態を説明する。以下で、説明の重複を避けるために、上述された実施形態と変形形態との間の差異点を中心に説明する。
図23は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の一変形形態を説明するための断面図である。
図23を参照すれば、本発明の変形形態では、非磁性層123が分極強化磁性層130直ちに上に形成され、中間磁性層125が非磁性層123直ちに上に形成される。したがって、本発明の変形形態の基準磁性層141の第2固定層136はトンネルバリアー層145上に順に形成された分極強化磁性層130、非磁性層123、中間磁性層125、及び交換結合強化磁性層120を含む。本発明の変形形態の他の工程は図18乃至図20、図21及び図22を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図14に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
図24は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法の他の変形形態を説明するための断面図である。
図24を参照すれば、本発明の変形形態による基準磁性層142の第2固定層137は第2非磁性層127をさらに含む。具体的に、非磁性層123が中間磁性層125の上部面と交換結合強化磁性層120との間に形成され、第2非磁性層127が中間磁性層125の下部面と分極強化磁性層130との間に形成される。本発明の変形形態の他の工程は図18乃至図20、図21及び図22を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図15に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
図25は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法のその他の変形形態を説明するための断面図である。
図25を参照すれば、本発明の変形形態による自由磁性層151はシード層107上に順に形成された第1自由磁性層147、挿入層148、及び第2自由磁性層149を含む。本発明の変形形態の他の工程は図18乃至図20、図21及び図22を参照して説明した対応される工程と同一である。したがって、図16に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
一方、図19を参照して説明した製造方法で、交換結合強化磁性層120を形成する前に、中間磁性層125及び非磁性層123を少なくとも2回交互に形成される。したがって、図17に開示された磁気記憶素子を具現することができる。
上述された実施形態で開示された磁気記憶素子は多様な形態の半導体パッケージ(semiconductor package)で具現されることができる。例えば、本発明の実施形態による磁気記憶素子はPoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In−Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)等の方式にパッケイジングされる。
図26は本発明の実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を示すブロック図である。
図26を参照すれば、本発明の実施形態による電子システム1100はコントローラ1110、入出力装置1120(I/O)、記憶装置1130(memory device)、インターフェイス1140及びバス1150(bus)を含む。コントローラ1110、入出力装置1120、記憶装置1130、及び/又はインターフェイス1140はバス1150を通じて互いに結合される。バス1150はデータが移動される通路に該当する。
コントローラ1110はマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセス、マイクロコントローラ、及びこれと類似な機能を遂行できる論理素子のうちの少なくとも1つを含む。入出力装置1120はキーパッド、キーボード、及びディスプレー装置等を含む。記憶装置1130はデータ及び/又は命令語等を格納する。記憶装置1130は上述された実施形態に開示された磁気記憶素子のうちの少なくとも1つを含む。また、記憶装置1130は他の形態の半導体記憶素子(例えば、フラッシュ記憶素子、相変化記憶素子、DRAM装置及び/又はSRAM装置等)をさらに含む。インターフェイス1140は通信ネットワークにデータを伝送するか、或いは通信ネットワークからデータを受信する機能を遂行する。インターフェイス1140は有線又は無線形態である。例えば、インターフェイス1140はアンテナ又は有無線トランシーバー等を含む。図示されないが、電子システム1100はコントローラ1110の動作を向上するための動作記憶素子として、高速のDRAM素子及び/又はSRAM素子等をさらに含んでもよい。
電子システム1100は携帯情報端末(PDA、personal digital assistant)、ポータブルコンピュータ(portable computer)、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、デジタルミュージックプレーヤー(digital music player)、メモリカード(memory card)、又は情報を無線環境で送信及び/又は受信できるすべての電子製品に適用される。
図27は本発明の一実施形態磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を示すブロック図である。
図27を参照すれば、本発明の一実施形態によるメモリカード1200は記憶装置1210を含む。記憶装置1210は上述された実施形態による磁気記憶素子のうちの少なくとも1つを含む。また、記憶装置1210は他の形態の半導体記憶素子(例えば、相変化記憶素子、フラッシュ記憶素子、DRAM装置及び/又はSRAM装置等)をさらに含む。メモリカード1200はホスト(Host)と記憶装置1210との間のデータ交換を制御するメモリコントローラ1220を含む。
メモリコントローラ1220はメモリカードの全般的な動作を制御するプロセシングユニット1222を含む。また、メモリコントローラ1220はプロセシングユニット1222の動作メモリとして使用されるSRAM1221を含む。これに加えて、メモリコントローラ1220はホストインターフェイス1223、メモリインターフェイス1225をさらに含む。ホストインターフェイス1223はメモリカード1200とホストとの間のデータ交換プロトコルを具備する。メモリインターフェイス1225はメモリコントローラ1220と記憶装置1210とを接続させる。メモリコントローラ1220はエラー訂正ブロック1224(Ecc)をさらに含む。エラー訂正ブロック1224は記憶装置1210から読出されたデータのエラーを検出及び訂正できる。図示されないが、メモリカード1200はホストとのインターフェイシングのためのコードデータを格納するROM装置(ROM device)をさらに含んでもよい。メモリシステム1200は携帯用データ格納カードとして使用されることができる。これと異なりに、メモリシステム1200はコンピューターシステムのハードディスクを代替できる固相ディスク(SSD、Solid State Disk)としても具現されることができる。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明はその技術的思想や必須的な特徴を変形することなく、他の具体的な形態で実施されることもあり得る。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないことを理解しなければならない。
100 基板
102 下部層間絶縁膜
105 自由磁性層
107 シード層
110 第1固定層
115 交換結合層
120 交換結合強化磁性層
123 非磁性層
125 中間磁性層
130 分極強化磁性層
135 第2固定層
140 基準磁性層
145 トンネルバリアー層
150 自由磁性層
155 キャッピング酸化層
160 キャッピング電極層
165 上部層間絶縁膜
167 上部コンタクトプラグ
170 配線

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の上の磁気トンネル接合記憶素子と、を含み、
    前記磁気トンネル接合記憶素子が、
    第1被固定層、交換結合層、及び第2被固定層を含む基準磁性層と、
    トンネルバリアー層と、
    自由磁性層と、を含み、
    前記交換結合層が、第1被固定層と第2被固定層との間に配置され、前記第2被固定層が、強磁性層及び非磁性層を含み、
    前記第2被固定層が、前記第1被固定層と前記トンネルバリアー層との間に配置され、
    前記トンネルバリアー層が、前記基準磁性層と前記自由磁性層との間に配置され
    前記非磁性層が、第1非磁性層であり、前記第2被固定層が、第2非磁性層を含み、前記強磁性層が、前記第1及び第2非磁性層との間に配置され、
    前記第1非磁性層が、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含み、前記強磁性層が、鉄(Fe)及び鉄ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含む、磁気記憶素子。
  2. 基板と、
    前記基板の上の磁気トンネル接合記憶素子と、を含み、
    前記磁気トンネル接合記憶素子が、
    第1被固定層、交換結合層、及び第2被固定層を含む基準磁性層と、
    トンネルバリアー層と、
    自由磁性層と、を含み、
    前記交換結合層が、第1被固定層と第2被固定層との間に配置され、前記第2被固定層が、強磁性層及び非磁性層を含み、
    前記第2被固定層が、前記第1被固定層と前記トンネルバリアー層との間に配置され、
    前記トンネルバリアー層が、前記基準磁性層と前記自由磁性層との間に配置され、
    前記強磁性層が、第1強磁性層であり、前記非磁性層が、前記第1強磁性層上の第1非磁性層であり、前記第2被固定層が、前記第1非磁性層上の第2強磁性層、前記第2強磁性層上の第2非磁性層、及び前記第2非磁性層上の第3強磁性層をさらに含み、
    前記第1非磁性層が、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含み、前記第2強磁性層が、鉄(Fe)及び鉄ボロン(FeB)のうちの少なくとも1つを含み、前記第2非磁性層が、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含む、磁気記憶素子。
  3. 基板と、
    前記基板の上の磁気トンネル接合記憶素子と、を含み、
    前記磁気トンネル接合記憶素子が、
    第1被固定層、交換結合層、及び第2被固定層を含む基準磁性層と、
    トンネルバリアー層と、
    自由磁性層と、を含み、
    前記交換結合層が、第1被固定層と第2被固定層との間に配置され、前記第2被固定層が、強磁性層及び非磁性層を含み、
    前記第2被固定層が、前記第1被固定層と前記トンネルバリアー層との間に配置され、
    前記トンネルバリアー層が、前記基準磁性層と前記自由磁性層との間に配置され、
    前記強磁性層が、第1強磁性層であり、前記非磁性層が、前記第1強磁性層上の第1非磁性層であり、前記第2被固定層が、前記第1非磁性層上の第2強磁性層、前記第2強磁性層上の第2非磁性層、及び前記第2非磁性層上の第3強磁性層をさらに含み、
    前記交換結合層及び前記第1強磁性層が、第1結晶構造を有し、前記第2強磁性層及び前記第3強磁性層が、第2結晶構造を有し、前記第1及び第2結晶構造が、互に異なる、磁気記憶素子。
  4. 前記第1結晶構造が、六方最密充填結晶構造であり、前記第2結晶構造が、体心立方結晶構造である、請求項に記載の磁気記憶素子。
  5. 前記第1及び第2非磁性層が、体心立方結晶構造を有する、請求項に記載の磁気記憶素子。
  6. 前記基準磁性層及び前記自由磁性層の磁化方向が、前記自由磁性層と前記トンネルバリアー層との間の界面に対して垂直である、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
  7. 前記非磁性層が、前記強磁性層及び前記第1被固定層の間に配置され、前記第1被固定層及び前記強磁性層が、互に異なる結晶構造を有する、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
  8. 前記第1被固定層が、CoPt合金及び(Co/Pt)n L1超格子(nは自然数)のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載の磁気記憶素子。
  9. 前記基準磁性層が、前記トンネルバリアー層と前記基板との間に配置され、前記第1被固定層が、前記交換結合層と前記基板との間に配置され、前記トンネルバリアー層が、前記自由磁性層と前記基板との間に配置される、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
  10. 前記自由磁性層上のキャッピング酸化層をさらに含み、前記磁気トンネル接合記憶素子が、前記キャッピング酸化層と前記基板との間に配置される、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
  11. 前記キャッピング酸化層が、界面垂直磁気異方性を誘導するように構成される、請求項10に記載の磁気記憶素子。
  12. 前記基板と前記第1被固定層との間のシード層と、
    前記自由磁性層上のキャッピング電極と、をさらに含み、
    前記磁気トンネル接合記憶素子が、前記シード層と前記キャッピング電極との間に配置される、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
  13. 前記自由磁性層が、前記トンネルバリアー層と前記基板との間に配置され、前記トンネルバリアー層が、前記第2被固定層と前記基板との間に配置され、前記第2被固定層が、前記交換結合層と前記基板との間に配置され、前記交換結合層が、前記第1被固定層と前記基板との間に配置される、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気記憶素子。
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