JP6465748B2 - 光ファイバコードリール - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバの余長を処理するための光ファイバコードリールに関するものである。
光ファイバの余長を処理するための光ファイバコードリールの構造として、分割式構造、具体的には、図17に示すように、それぞれ単独でも余長処理の用途に使用可能な余長処理部材30を連結して、サークル状のリールを形成した構造が開示されている(特許文献1)。
また、特許文献1には、このサークル状の光ファイバコードリールを上下に段積して使用する構造も開示されている。
従来、サークル状の光ファイバコードリールを上下に段積して使用する場合には、その使用中に段積構造が崩れないように、例えば、リールの天井部には係止爪を、底面部には前記の係止爪が係合される係合孔を設け、段積されたリールのうち下段側リールの天井部の係止爪を、上段側リールの底面部の係合孔に、垂直方向から食い込ませるように嵌め込んで、上下のリールを固定する手段が用いられている。
このように、係止爪を係合孔に垂直方向から食い込ませるように嵌め込んで固定する構造によれば、上下のリールの係合を容易には外れないように強固に固定することができる。一方で、段積して使用していたリールの段積を解除して単独で使用したい場合には、その係合を解除する作業に手間がかかるという問題があった。
特許3970165号公報
本発明の目的は前記の問題を解決し、上下に段積して使用する際、段積状態で固定するための係止構造を備えた光ファイバコードリールにおいて、段積状態における固定強度を犠牲にすることなく、段積を解除作業する作業も簡単に行えるようにした技術を提供することである。
本発明では、上記の課題を解決するための手段として、光ファイバコードを巻き取るガイド面と、このガイド面を上下から挟み込む天井部と底面部とを備える光ファイバコードリールにおいて、天井部と底面部の何れか一方には係合部を、他方にはこの係合部と係合する被係合部を設け、一方の光ファイバコードリールの係合部を、他方の光ファイバコードリールの被係合部に対応させたうえ、何れか一方を周方向に回転させることにより、光ファイバコードリールを段積み状態で連結可能とした構成を採用した。
請求項2の発明は請求項1の発明において、複数の余長処理部材を周方向に連結して構成される分割式の光ファイバコードリールであって、各余長処理部材は隣接する余長処理部材同士を連結する連結部を備え、光ファイバコードリールを上下に段積みして連結した際、隣接する余長処理部材どうしを連結させた係合面が上下の光ファイバコードリールで重ならないように、係合面を周方向にずらして配置したことを特徴とするものである。
請求項3の発明は請求項1または2の発明において、前記係合部が、凸部と、フック状の規制片を備え、前記被係合部が前記凸部が係合可能な凸部受部と、前記規制片を挿通可能な孔部とを備え、前記規制片を孔部に刺通したうえ周方向に回転させることにより、規制片を孔部の端縁に係合させるとともに、前記凸部を前記凸部受部に係合させて周方向の回転を規制したことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記係合部が形成された同一面に、前記ガイド面の内周面に位置決めする案内片を形成したことを特徴とするものである。
請求項5の発明は請求項1の発明において、前記凸部と前記孔部の少なくとも一方に、傾斜状の誘込部を形成したことを特徴とするものである。
本発明では、光ファイバコードを巻き取るガイド面と、ガイド面を上下から挟み込む天井部と底面部を備える光ファイバコードリールにおいて、光ファイバコードリールを上下に段積みして固定する手段として、天井部もしくは底面部の何れか一方には、係合部を、他方には、この係合部と係合する被係合部を備え、該係合部を被係合部に対応させたうえ、何れか一方を周方向に回転させることにより光ファイバコードリールを段積み状態で連結可能とした構成を採用しているため、上下に段積みして固定された光ファイバコードリールの連結を解く際には、固定作業時とは逆方向に、何れか一方の光ファイバコードリールを回動させた後、係合部を被係合部から引き抜けばよく、背景技術に記載の従来構造(係止爪を係合孔に垂直方向から食い込ませるように嵌め込んで固定する構造)と比較して、光ファイバコードリール間の連結、及び、連結を解く作業の作業性向上を図ることができる。
余長処理部材間に係合面が重なっている場合には、上下に段積した状態で、光ファイバコードリールの天井部方向から力が加わった場合には、係合面に掛かった力が上下の光ファイバコードリールに加わるため、余長処理部材間の係合が外れやすくなるが、請求項2記載の発明のように、光ファイバコードリールは、複数の余長処理部材を連結して構成される分割式の光ファイバコードリールとして、各余長処理部材は、隣接する余長処理部材同士を連結する連結部を備え、光ファイバコードリールを上下に段積みして固定した際、隣接する余長処理部材同士の連結部を連結させた係合面が、上下の光ファイバコードリールで重ならないように、左右にずらして配置する構成とすることにより、上下の余長処理部材の係合面が重ならないようにずらした配置をとることにより、係合面に掛かった力が上下の光ファイバコードリール1に加わった場合でも、余長処理部材間の係合を外れにくくすることができる。
請求項3記載の発明のように、前記係合部が、凸部と、フック状の規制片を備え、前記被係合部が前記凸部が係合可能な凸部受部と、前記規制片を挿通可能な孔部とを備え、前記規制片を孔部に挿通したうえ周方向に回転させることにより、規制片を孔部の端縁に係合させるとともに、前記凸部を前記孔部に係合させて周方向の回転を規制する構造とすることにより、回動という簡単な作業によって連結箇所の連結強度を十分に確保可能とすることができる。また、作業者が意図的に、連結時とは逆方向へ回動させない限り連結は解除されないため、連結状態を安定的に維持することができる。
請求項4記載の発明のように、天井部もしくは底面部の何れかのうち、前記の係合部を形成した面と同一面上に、前記ガイド面の内周面に位置決めする案内片を形成することにより、係合の際に合わせを簡単に行うことができる。
請求項5記載の発明のように、前記凸部の凸部受部方向、もしくは、前記孔部の凸部受部方向端部の少なくとも何れかに、係合部と被係合部の固定位置に導く傾斜状の誘込部を形成することにより、係合作業の作業性を向上させることができる。
光ファイバコードリールを表面からみた全体斜視図である。 光ファイバコードリールを上下反転させて裏面からみた全体斜視図である。 余長処理部材を表面からみた全体斜視図である。 余長処理部材を上下反転させて裏面からみた全体斜視図である。 一方の余長処理部材同士を上から嵌め込み下に向かってスライドさせて、余長処理部材同士を連結する方法を説明する図である。 図5の要部拡大図である。 一方の余長処理部材同士を下から嵌め込み上に向かってスライドさせて、余長処理部材同士を連結する方法を説明する図である。 図7の要部拡大図である。 余長処理部材同士を係合させた状態を説明する図である。 光ファイバコードリールを上下に段積みした状態を示す全体斜視図である。 光ファイバコードリールを上下に段積みする直前の状態を示す全体斜視図である。 光ファイバコードリールの底面部の要部拡大図である。 光ファイバコードリールの天井部の要部拡大図である。 一方の光ファイバコードリールの係合部を、他方の光ファイバコードリールファイバコードリールの孔部に挿入した状態を説明する図である。 図14の状態から一方の光ファイバコードリールを回動させた状態を説明する図である。 図15の状態から一方の光ファイバコードリールを更に回動させて係合させた状態を説明する図である。 従来技術における、分割式構造を有する光ファイバコードリールの全体斜視図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。以下、本明細書において、光ファイバコードとは、光ファイバ・光コード等を意味するものであり、光ファイバコードリールとは、この光ファイバコードの余長を巻き取って処理する用途に好適に用いられるものである。
本実施形態の光ファイバコードリール1は、図1、図2に示すように、複数の余長処理部材2を連結して構成される分割式構造からなり、各余長処理部材2は、図3、図4に示すように、光ファイバコードを巻き取る曲面からなるガイド面3と、隣接する余長処理部材同士を連結する連結部4を備えている。
また、各余長処理部材2は、ガイド面3を上下から挟み込むように、天井部5と底面部6を備えている。
図1に示すように、天井部5の外側端部には下方に向けて突出させた折返辺7を備え、底面部6の外側端部には上方に向けて突出させた折返辺8を備えている。これらの折返辺7、8は、ガイド面3に巻き取られた光ファイバコードをその状態に維持する機能を有する。本実施形態では、天井部5の折返辺7と、底面部6の折返辺8とが互いに対向しないように、交互に配置させている。このような配置とすることにより、最低限の数の折返辺7、8で、前記の機能を効率よく奏することができる。また、光ファイバコードを巻き取る作業、取り外す作業を簡単に行うことができる。
各余長処理部材2は、連結させずに、それぞれ単独で使用可能とすることもできる。そのための構造として、余長処理部材2の裏面には、図3、図4に示すように、各余長処理部材2を光ファイバコードが収納されるスプライスユニット上にネジ止めするための取付孔9が形成されている。その他、取付孔9の代わりに余長処理部材2の裏面に圧入部を形成し、基板上に圧入して取り付ける構造とすることもできる。これらの取付孔9や圧入部は、各各余長処理部材2を連結してリール形状とした際、光ファイバコードのその巻き付け面となるガイド面3よりも内周側に形成することが好ましい。
図3、図4に示すように、隣接する余長処理部材2同士を連結する連結部4には、隣接する余長処理部材2同士を摺動移動させながら連結位置まで導くスライド部10と、連結後の摺動移動を規制するロック部11を、互いに離して配置させている。このため、ロック部10とスライド部11を独立して形成するため、ロック部11を薄い板状に形成し撓み易くする構造とし、余長処理部材2同士の連結を容易に解くことができ、スライド部10を厚みを持たせて形成し連結箇所における強度を持たせるものである。その他に、例えば、余長処理部材2同士を連結するロック部11は弾性の大きい部材で形成し、余長処理部材2の移動規制を行うスライド部10は弾性の小さい部材で形成することができる。これにより、連結後の光ファイバコードリール1全体での強度や、連結箇所における連結強度を犠牲にすることなく、余長処理部材間の連結を解く作業の作業性向上を図ることができる。
また、スライド部10とロック部11は、ガイド面3よりも内周側に配置させている。このため、余長収納部材2同士を連結したとき、図1に示すように、ガイド面3の内周で囲まれた空間内に連結部4となるスライド部10とロック部11が収納されるため、光ファイバコードの余長をガイド面3に巻き取る際、光ファイバコードが、スライド部10やロック部11に引っ掛かることを防止することができる。
図3、4に示すように、各余長処理部材2の天井部5と底面部6は扇形状を有している。底面部6には、ガイド面3の内周に延びる延出面6aを形成し、延出面6aにはロック部11を配置し、天井部5と延出面6aに渡って形成したスライド部10を配置している。それぞれ、延出面6aのスライド部10とロック部11の双方は扇形状を構成する直線を含む面上の一側部6bと他側部6cに配置し、これらの2つの面のうち、一側部6bに、ロック部11の係合部12と、スライド部10の被係合部13が形成され、他側部6cに、ロック部11の被係合部14と、スライド部10の係合部15が形成されている。このように、ロック部11とスライド部10の係合部12、15及び被係合部13,14を互い違いに形成しているため、隣接する余長処理部材2同士を安定した状態で連結することができる。なお、上記に示した基板上に取り付けられる取付孔9や圧入部は、延出面6aに取り付けられているものである。
スライド部10の被係合部13には、断面が略L字状(鉤状)の係合溝部が、天井部5から底面部6(延出面6a)に渡って形成され、スライド部10の係合部15には、断面が略L字状(鉤状)の係合凸部が、天井部5から底面部6(延出面)に渡って形成されている。連結作業時には、隣接する余長処理部材2のうち一方の係合溝部と他方の係合凸部とを合わせて摺動移動させながら連結位置まで導くことにより、連結作業の作業性向上を図ることができる。
図3、図6に示すようにロック部11は、弾性部材の平面板を用いて、スライド部10と並列に形成されている。ロック部11の係合部12には、スライド部の摺動方向に対し垂直に形成された突起部16が形成され、ロック部11の被係合部14には、この突起部16と係合してその移動を規制する窪み部17が形成されている。
突起部16と窪み部17は、それぞれ、少なくとも2つずつ、並列に形成されている。
図6に示すように、2つの窪み部のうち、一方の窪み部17には、スライド部10が上方に向かう動きを規制する第一の規制部18が形成され、他方の窪み部17には、スライド部10が下方に向かう動きを規制する第二の規制部19が形成されている。このため、余長処理部材2同士を連結する際、上から嵌め込み下に向かってスライドさせる方法、および、下から嵌め込み上に向かってスライドさせる方法の何れにも対応することができ、連結作業の作業性を向上させることができる。
図6、図9に示すように、連結位置において第一の規制部18に係止される突起部16aには、連結位置において第一の規制部18と係止される係止面21と、突起部16aの下方を斜め下方向けて切り欠いて形成された傾斜状の誘込部20が形成されている。また、連結位置において第二の規制部19に係止される突起部16bには、連結位置において第二の規制部19と係止される係止面21と、突起部16bの上方を斜め上方に向けて切り欠いて形成された傾斜状の誘込部22が形成されている。このような構造とすることにより、突起部16(16a,16b)を窪み部17へと誘導しやすくなり、連結作業の作業性を、更に向上させることができる。なお、本実施形態では、突起部16をロック部11の開放端部(上方側端部)に形成しているため、ロック部11を撓ませて突起部16を窪み部17から外す作業も容易に行うことができる。
なお、図3、4に示したように、スライド部10の被係合部13には、略L字状(鉤状)の係合溝部が、天井部5から底面部6に渡って形成され、スライド部10の係合部15には、略L字状(鉤状)の係合凸部が、天井部5から底面部6に渡って形成されているのに対し、ロック部11の突起部16は、天井部5と底面部6の中間位置近傍に配置されている。このため、隣接する余長処理部材2同士を連結する際、一方の余長処理部材2を上から嵌め込み下に向かってスライドさせる方法(図5〜8参照)、および、一方の余長処理部材2を下から嵌め込み上に向かってスライドさせる方法の何れの場合であっても、ロック部11同士の係合に先立って、スライド部10同士(一方の係合溝部と他方の係合凸部)が係合され、ロック部11を係合位置までスライド方向に対して垂直方向への移動を規制した状態で移動させることができ、余長処理部材2同士の連結を行いやすくしている。
一方の余長処理部材2を上から嵌め込み下に向かってスライドさせる場合(図5〜8参照)には、一方のスライド部10の被係合部13の係合溝部が、他方のスライド部10の係合部15の係合凸部に、上方から挿入され、垂直下方に向かって摺動移動していく(図5、6参照)。本実施形態では、上方から挿入されて下方に向けて摺動移動中の余長処理部材2のロック部11の係合部12に形成された突起部16のうち、下方を斜め下方向けて切り欠いて形成された誘込部20を有する突起部16が、他方の余長処理部材2のロック部11の被係合部14と当接する(図7、8参照)。続いて、この被係合部14を有するロック部11もしくは係合部12を有するロック部11の何れかが撓んで、前記の誘込部20を有する突起部16が、被係合部14を乗り越え、被係合部14の面上を滑りながら移動して第一の規制部18と係合するとともに、上方を斜め上方に向けて切り欠いて形成された誘込部21を有する突起部16の係止面21が第二の規制部19と係合する(図9参照)。これらの係合を解除したい場合には、窪み部17を有するロック部11の端部を撓ませて、前記の各係合(下方を斜め下方向けて切り欠いて形成された誘込部20を有する突起部16と第一の規制部18の係合、および、上方を斜め上方に向けて切り欠いて形成された誘込部22を有する突起部16と第二の規制部19の係合)を解除させた後、少なくともどちらかの余長処理部材2を上方または下方に移動させて突起部16と第一の規制部18又は第二の規制部19の係合の解除を行う。
本実施形態の光ファイバコードリール1は、図10に示すように、上下に段積して使用される。光ファイバコードリール1を段積した状態で連結させるための構造として、光ファイバコードリール1の天井部5と底面部6に、係合部及び被係合部を形成している。
図11〜13に示すように、本実施形態では、底面部6に、係合部として、下方即ち他方のコードリール方向に突出させた凸部23を形成し、天井部5に、被係合部として、前記の凸部23が係合可能な孔状の凸部受部26を形成している。また、底面部6の凸部23に隣接した位置には、係合部としてフック状の規制片24を、凸部23より下方に突出させて形成し、天井部5には、被係合部として前記の凸部23と規制片24が挿通可能な孔部25を形成している。更に、凸部23の凸部受部26方向には傾斜状の誘込部27を形成している。同様に、凸部受部26に対応する孔部25の端部にも傾斜状の誘込部28を形成している。少なくとも誘込部は一方のみでよい。また、本実施形態では、係合部を底面板6に形成し、被係合部を天井部5に形成したが、逆であっても良い。
光ファイバコードリール1を段積して連結させる作業は、図14〜図16に示すように次の手順で行う。図14に示すように一方の光ファイバコードリール1の底面部6の規制片24及び凸部23を、他方の光ファイバコードリール1の天井部5の孔部25に挿通する。その後、図15に示すように、周方向、詳しくは、凸部受部26の方向に一方又は他方のコードリールを回動させる。周方向に回動させると、凸部23の誘込部27が、孔部25の誘込部28に当接する。そして、図16に示すように、凸部23が誘込部28を乗り越えながら、凸部受部26に係合される。係合させたとき、フック状の規制片24は、天井部5の下面に潜りこむことによって孔部25の端縁に係止され、離れる方向への移動が規制される。これにより、光ファイバコードリール1間の連結を容易に行うことが可能である。また、凸部23を凸部受部26の係合方向とは反対方向に移動させて、回動すれば容易に分解することができる。
なお、光ファイバコードリール1は余長処理部材2を周方向に連結して構成される分割式のものであり、隣接する余長処理部材間に係合面50が生じる。本実施形態では、図10や図14〜図16に示したように、一方の光ファイバコードリール1の底面部6の凸部23と、他方の光ファイバコードリール1の天井部5の凸部受部26を係合させたとき、上下の余長処理部材2の係合面50が重ならないように、係合面50を周方向にずらして形成している。上下の余長処理部材2の係合面50が重なっている場合には、上下に段積した状態で、光ファイバコードリール1の天井部5方向から力が加わった場合には、係合面50に掛かった力が上下の光ファイバコードリール1に加わるため、余長処理部材2間の係合が外れる恐れがあるが、上記のように、上下の余長処理部材2の係合面50が重ならないようにずらした配置をとることにより、係合面50に掛かった力が下方の光ファイバコードリール1に加わった場合でも、係合面50よりずれた位置に加わるため、余長処理部材2間の係合を外れにくくすることができる。
本実施形態では、光ファイバコードリール1を回動させやすいように、底面部6、即ち係合部を形成した同一面上に、光ファイバコードリール1のガイド面の内周面に位置決めする案内片29を形成している。これにより、係合の位置合わせが容易になる、という効果も得られる。案内片29を、天井部5から底面部6に渡って形成したスライド部10を避ける位置に形成することにより、一定以上の回動を規制することができる。
1 光ファイバコードリール
2 余長処理部材
3 ガイド面
4 連結部
5 天井部
6 底面部
6a 延出面
6b 一側部
6c 他側部
7、8 折返辺
9 取付孔
10 スライド部
11 ロック部
12 (ロック部11の)係合部
13 (スライド部10の)被係合部
14 (ロック部11の)被係合部
15 (スライド部10の)係合部
16 突起部
17 窪み部
18 第一の規制部
19 第二の規制部
20 誘込部
21 係止面
22 誘込部
23 凸部
24 規制片
25 孔部
26 凸部受部
27 誘込部
28 誘込部
29 案内片
30 余長処理部材
31 係止部
32 係止溝部
33 引掛部
50 係合面

Claims (5)

  1. 光ファイバコードを巻き取るガイド面と、
    このガイド面を上下から挟み込む天井部と底面部とを備える光ファイバコードリールであって、
    天井部と底面部の何れか一方には係合部を、他方にはこの係合部と係合する被係合部を設け、
    一方の光ファイバコードリールの係合部を、他方の光ファイバコードリールの被係合部に対応させたうえ、何れか一方を周方向に回転させることにより、光ファイバコードリールを段積み状態で連結可能としたことを特徴とする光ファイバコードリール。
  2. 複数の余長処理部材を周方向に連結して構成される分割式の光ファイバコードリールであって、
    各余長処理部材は隣接する余長処理部材どうしを連結する連結部を備え、
    光ファイバコードリールを上下に段積みして連結した際、隣接する余長処理部材同士を連結させた係合面が上下の光ファイバコードリールで重ならないように、係合面を周方向にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコードリール。
  3. 前記係合部が、凸部と、フック状の規制片を備え、
    前記被係合部が、前記凸部が係合可能な凸部受部と、前記規制片を挿通可能な孔部とを備え、
    前記規制片を孔部に挿通したうえ周方向に回転させることにより、規制片を孔部の端縁に係合させるとともに、前記凸部を前記凸部受部に係合させて周方向の回転を規制したことを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバコードリール。
  4. 前記係合部が形成された同一面に、前記ガイド面の内周面に位置決めする案内片を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコードリール。
  5. 前記凸部と前記孔部の少なくとも一方に、傾斜状の誘込部を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコードリール。
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