JPH10301008A - 光ファイバ融着部のホルダ - Google Patents
光ファイバ融着部のホルダInfo
- Publication number
- JPH10301008A JPH10301008A JP10587497A JP10587497A JPH10301008A JP H10301008 A JPH10301008 A JP H10301008A JP 10587497 A JP10587497 A JP 10587497A JP 10587497 A JP10587497 A JP 10587497A JP H10301008 A JPH10301008 A JP H10301008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- holder
- optical fiber
- fitted
- grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストダウンを図るとともに、占有スペース
を拡大せずに所要数本の融着部を保持固定できるように
する。 【解決手段】 本体1は樹脂製で、その本体1には融着
部pが嵌入する溝2があり、上面には結合用の突起3
が、下面には凹部4がそれぞれ形成されていて、突起3
と凹部4との係合により、本体1どうしが上下に積み重
ね結合されるようになっている。
を拡大せずに所要数本の融着部を保持固定できるように
する。 【解決手段】 本体1は樹脂製で、その本体1には融着
部pが嵌入する溝2があり、上面には結合用の突起3
が、下面には凹部4がそれぞれ形成されていて、突起3
と凹部4との係合により、本体1どうしが上下に積み重
ね結合されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバどうし
を融着により接続しスリーブにより補強した部分を機器
の基板等に固定するためのホルダに関する。
を融着により接続しスリーブにより補強した部分を機器
の基板等に固定するためのホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】光増幅器や光通信機のような、光ファイ
バを含む機器では、光ファイバとその他の光学部品とを
互いに光学的に接続する必要がある。実際の組み立てで
は、接続損失を極力低減するために、光ファイバを除く
光学部品については予め結合用の光ファイバを取り付け
ておき、その光ファイバを他の光ファイバに突き合わせ
て融着接続するようにしている。したがって、光増幅器
のような機器では、光ファイバどうしの融着部が数多く
できる。
バを含む機器では、光ファイバとその他の光学部品とを
互いに光学的に接続する必要がある。実際の組み立てで
は、接続損失を極力低減するために、光ファイバを除く
光学部品については予め結合用の光ファイバを取り付け
ておき、その光ファイバを他の光ファイバに突き合わせ
て融着接続するようにしている。したがって、光増幅器
のような機器では、光ファイバどうしの融着部が数多く
できる。
【0003】ところで、光ファイバの端面を互いに突き
合わせて融着したままの状態では、結合強度が弱く、ね
じれや曲げ等の外力が加わった場合に、切断するおそれ
がある。
合わせて融着したままの状態では、結合強度が弱く、ね
じれや曲げ等の外力が加わった場合に、切断するおそれ
がある。
【0004】そこで、従来は、図9に示すようなスリー
ブnを用いて、融着部を補強するようにしている。
ブnを用いて、融着部を補強するようにしている。
【0005】このスリーブnは、熱収縮性のあるEVA
(エチレン・ビニル・アセテート)等からなる外チュー
ブu内に、PE(ポリエチレン)等からなる内チューブ
vと、補強材としての金属線wとを並列して収めたもの
である。
(エチレン・ビニル・アセテート)等からなる外チュー
ブu内に、PE(ポリエチレン)等からなる内チューブ
vと、補強材としての金属線wとを並列して収めたもの
である。
【0006】このスリーブnを用いて光ファイバrどう
しを融着接続する場合、予めスリーブnの内チューブv
に一方(例えば左側)の光ファイバrを挿通しておき、
次に左右の光ファイバrの端面を突き合わせて軸合わせ
を行ってから、アーク放電等によって両端面を加熱して
互いに融着する。そして、この融着の完了後に外チュー
ブuを融着部の上に被せ、この外チューブuに熱を加え
て外チューブuを収縮させて、光ファイバrと一体化す
る。
しを融着接続する場合、予めスリーブnの内チューブv
に一方(例えば左側)の光ファイバrを挿通しておき、
次に左右の光ファイバrの端面を突き合わせて軸合わせ
を行ってから、アーク放電等によって両端面を加熱して
互いに融着する。そして、この融着の完了後に外チュー
ブuを融着部の上に被せ、この外チューブuに熱を加え
て外チューブuを収縮させて、光ファイバrと一体化す
る。
【0007】このようにスリーブnを用いて補強された
融着部p(p1〜p4)は、光ファイバの素線よりも可と
う性に欠け、しかも重たくなっているので、その部分を
機器内でそのまま放置しておくと、機器全体が動いた場
合、融着部pの近傍の光ファイバrに余分な力が加わっ
て捩れたり、融着部pが振動して他の部品と接触したり
するなどの不具合を起こす。
融着部p(p1〜p4)は、光ファイバの素線よりも可と
う性に欠け、しかも重たくなっているので、その部分を
機器内でそのまま放置しておくと、機器全体が動いた場
合、融着部pの近傍の光ファイバrに余分な力が加わっ
て捩れたり、融着部pが振動して他の部品と接触したり
するなどの不具合を起こす。
【0008】そこで、光増幅器のように長尺の光ファイ
バを含む機器では、従来、図10および図11に示すよ
うに、基板h上に光ファイバrを巻き付けるリール
i1,i2を配置するとともに、その近傍に融着部pを一
括して保持するホルダjを設けている。
バを含む機器では、従来、図10および図11に示すよ
うに、基板h上に光ファイバrを巻き付けるリール
i1,i2を配置するとともに、その近傍に融着部pを一
括して保持するホルダjを設けている。
【0009】この構造によれば、光ファイバrがリール
i1,i2によりたるみなく保持されるほか、融着部pが
ホルダjにより遊動しないよう固定されるので、光ファ
イバrに余分な力が加わらず、また、融着部pが不測に
他の部品と接触することもない。
i1,i2によりたるみなく保持されるほか、融着部pが
ホルダjにより遊動しないよう固定されるので、光ファ
イバrに余分な力が加わらず、また、融着部pが不測に
他の部品と接触することもない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバを含む機器
では、上記のように、融着部pを保持するホルダjが設
けられるのであるが、従来のホルダjは、複雑な形状の
金属部材からなるものである。具体的には、図11に拡
大して示すように、アルミ製で波板状の受け板kの間
に、りん青銅製の板バネoを設けた構造である。
では、上記のように、融着部pを保持するホルダjが設
けられるのであるが、従来のホルダjは、複雑な形状の
金属部材からなるものである。具体的には、図11に拡
大して示すように、アルミ製で波板状の受け板kの間
に、りん青銅製の板バネoを設けた構造である。
【0011】そのため、従来のホルダjは、製作にコス
トのかさむもので、高価であった。また、従来のもの
は、保持しうる融着部pの本数が予め決まっていて、そ
の保持本数を増やそうとすれば、部材k,oを横に並べ
て増設するしかなく、占有スペースが広がる、という問
題もあった。
トのかさむもので、高価であった。また、従来のもの
は、保持しうる融着部pの本数が予め決まっていて、そ
の保持本数を増やそうとすれば、部材k,oを横に並べ
て増設するしかなく、占有スペースが広がる、という問
題もあった。
【0012】ところで、ホルダjで保持固定すべき融着
部pは、これまでは、長さ60mm程度のスリーブnで
補強する必要があり、全体としてかなりの重さになるも
のであった。そのため、前記したような金属製の部材か
らなるホルダjで融着部pを強固に固定する必要があ
り、また、融着部pの固定にかなりのスペースを必要と
するものであった。
部pは、これまでは、長さ60mm程度のスリーブnで
補強する必要があり、全体としてかなりの重さになるも
のであった。そのため、前記したような金属製の部材か
らなるホルダjで融着部pを強固に固定する必要があ
り、また、融着部pの固定にかなりのスペースを必要と
するものであった。
【0013】これに対して、現在は、融着技術の進歩に
より光ファイバrの融着接続部分の強度が増し、スリー
ブnの長さを40mm以下とするものが開発されてお
り、融着部pは、短くかつ軽量化している。
より光ファイバrの融着接続部分の強度が増し、スリー
ブnの長さを40mm以下とするものが開発されてお
り、融着部pは、短くかつ軽量化している。
【0014】本発明は、上記のような光ファイバ融着部
の現状に鑑み、ホルダのコストダウンを図るとともに、
占有スペースを拡大せずに所要数本の融着部を固定でき
るようにすることを課題とする。
の現状に鑑み、ホルダのコストダウンを図るとともに、
占有スペースを拡大せずに所要数本の融着部を固定でき
るようにすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、スリーブにより補強された光ファイバど
うしの融着部を保持固定するようにしたホルダにおい
て、樹脂製の本体を備え、この本体は前記融着部が嵌入
する溝を少なくとも1本有し、本体の上面には他のホル
ダの本体との結合用の突起が、下面には前記突起の嵌入
係合しうる凹部がそれぞれ形成されている構成とした。
成するために、スリーブにより補強された光ファイバど
うしの融着部を保持固定するようにしたホルダにおい
て、樹脂製の本体を備え、この本体は前記融着部が嵌入
する溝を少なくとも1本有し、本体の上面には他のホル
ダの本体との結合用の突起が、下面には前記突起の嵌入
係合しうる凹部がそれぞれ形成されている構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明すると、図1ないし図4は本発明の第1実施
形態に係り、図1はホルダの外観斜視図、図2は、同ホ
ルダの一部を破断した側面図、図3はその正面図、図4
は使用状態を示す正面図である。
形態を説明すると、図1ないし図4は本発明の第1実施
形態に係り、図1はホルダの外観斜視図、図2は、同ホ
ルダの一部を破断した側面図、図3はその正面図、図4
は使用状態を示す正面図である。
【0017】本発明のホルダは、ポリアセタール、ポリ
アミド、ナイロン等の樹脂で一体に成形した本体1から
なるものである。この実施形態では、本体1はほぼレー
ル形状で、長さ方向に沿って左右両側にそれぞれ左右外
側に開いた溝2がある。これらの溝2は、光ファイバの
スリーブにより補強された融着部pが嵌め込まれる溝
で、その開口の幅は融着部pの径より若干狭くなってい
る。
アミド、ナイロン等の樹脂で一体に成形した本体1から
なるものである。この実施形態では、本体1はほぼレー
ル形状で、長さ方向に沿って左右両側にそれぞれ左右外
側に開いた溝2がある。これらの溝2は、光ファイバの
スリーブにより補強された融着部pが嵌め込まれる溝
で、その開口の幅は融着部pの径より若干狭くなってい
る。
【0018】そして、本体1の上面には、他の同種のホ
ルダと結合するための突起3が一体に形成されている。
この突起3は、先端がフック状に屈曲した形状で、本体
1の長さ方向両端で、左右幅方向中央の起立壁1Aの上
に設けられている。また、本体1の下面には、他のホル
ダの突起3が嵌入し係合する凹部4が形成されている。
この凹部4は、内部に引っ掛かり段部がある孔で、本体
1上面の突起3に対応して、本体1の長さ方向両端で起
立壁1Aの下側に設けられている。さらに、本体1の起
立壁には、ボルト等を挿通する孔として上下の貫通孔5
が開設されている。
ルダと結合するための突起3が一体に形成されている。
この突起3は、先端がフック状に屈曲した形状で、本体
1の長さ方向両端で、左右幅方向中央の起立壁1Aの上
に設けられている。また、本体1の下面には、他のホル
ダの突起3が嵌入し係合する凹部4が形成されている。
この凹部4は、内部に引っ掛かり段部がある孔で、本体
1上面の突起3に対応して、本体1の長さ方向両端で起
立壁1Aの下側に設けられている。さらに、本体1の起
立壁には、ボルト等を挿通する孔として上下の貫通孔5
が開設されている。
【0019】上記構成のホルダは、機器の基板等の上に
光ファイバの融着部のいくつかを一括して固定するのに
用いるのであるが、その場合、同構造、同寸法のホルダ
を多数用意しておいて、図4に示すように、まず、その
一つの本体1を基板h上に直接固定する。
光ファイバの融着部のいくつかを一括して固定するのに
用いるのであるが、その場合、同構造、同寸法のホルダ
を多数用意しておいて、図4に示すように、まず、その
一つの本体1を基板h上に直接固定する。
【0020】ホルダ本体1の基板hへの固定には、種々
の手段を用いることができ、両面テープや接着剤で本体
1の下面を基板hに貼り付けて固定してもよいし、ま
た、本体1下面の凹部4に引っ掛かる留め具で本体1を
基板hに固定してもよく、さらには本体1の貫通孔5を
利用してネジにより本体1を基板hに固定するようにし
てもよい。
の手段を用いることができ、両面テープや接着剤で本体
1の下面を基板hに貼り付けて固定してもよいし、ま
た、本体1下面の凹部4に引っ掛かる留め具で本体1を
基板hに固定してもよく、さらには本体1の貫通孔5を
利用してネジにより本体1を基板hに固定するようにし
てもよい。
【0021】このように基板hに直接ホルダ本体1を取
り付けると、そのホルダには2本の溝2があるから、各
溝2に融着部pを嵌め込むことで、2本の融着部pを保
持させ固定することができる。
り付けると、そのホルダには2本の溝2があるから、各
溝2に融着部pを嵌め込むことで、2本の融着部pを保
持させ固定することができる。
【0022】固定すべき融着部pが2本より多ければ、
ホルダを積み重ねればよい。すなわち、基板hに取り付
けられた最下段のホルダの上にもう一つのホルダの本体
1を合わせ、下側のホルダの突起3を上側のホルダの凹
部4に嵌め込むと、その突起3と凹部4との係合によ
り、本体1どうしが結合され、2段目のホルダが最下段
のホルダ上に固定される。
ホルダを積み重ねればよい。すなわち、基板hに取り付
けられた最下段のホルダの上にもう一つのホルダの本体
1を合わせ、下側のホルダの突起3を上側のホルダの凹
部4に嵌め込むと、その突起3と凹部4との係合によ
り、本体1どうしが結合され、2段目のホルダが最下段
のホルダ上に固定される。
【0023】このようにホルダを積み重ねることで、溝
2も上下に並列することになり、融着部pの保持本数は
2本ずつ増える。2段のホルダで足らなければ、さらに
ホルダを積み重ねればよく、基板h上に許容される高さ
まで、積み重ねることができる。最上段のホルダの突起
3は切除してもよい。
2も上下に並列することになり、融着部pの保持本数は
2本ずつ増える。2段のホルダで足らなければ、さらに
ホルダを積み重ねればよく、基板h上に許容される高さ
まで、積み重ねることができる。最上段のホルダの突起
3は切除してもよい。
【0024】なお、ホルダを積み重ねた場合、突起3と
凹部4との係合だけでは本体1どうしの結合強度が不足
するような場合、各本体1にある貫通孔5を利用し、基
板hから全段のホルダの本体1にボルトを貫通して固定
すればよい。
凹部4との係合だけでは本体1どうしの結合強度が不足
するような場合、各本体1にある貫通孔5を利用し、基
板hから全段のホルダの本体1にボルトを貫通して固定
すればよい。
【0025】以上のように積み重ねたホルダにより融着
部pを固定した場合、各溝2は左右外側に開いているか
ら、融着部pはそれぞれ他の融着部pに邪魔されること
なく独立して取り出したり嵌め込んだりすることがで
き、固定した後の取り扱いも容易にできる。
部pを固定した場合、各溝2は左右外側に開いているか
ら、融着部pはそれぞれ他の融着部pに邪魔されること
なく独立して取り出したり嵌め込んだりすることがで
き、固定した後の取り扱いも容易にできる。
【0026】上記の第1実施形態では、左右に2本の溝
2,2を有するホルダを示したが、ホルダに設ける溝の
本数はこれに限定されるものではなく、図5に示すよう
な構造にしてもよい。
2,2を有するホルダを示したが、ホルダに設ける溝の
本数はこれに限定されるものではなく、図5に示すよう
な構造にしてもよい。
【0027】図5は、第2実施形態に係るホルダの正面
図である。この実施形態のホルダは、断面がほぼコ字形
の本体11からなるもので、左右一側の外方に開いた溝
2を1本有している。そして、結合用の突起3は、溝2
の奥部である起立壁11Aの上に形成され、起立壁11
Aの下側には突起3に対応する凹部4が形成されてい
る。また、図示省略したが、起立壁11Aには上下の貫
通孔が形成されるものとする。
図である。この実施形態のホルダは、断面がほぼコ字形
の本体11からなるもので、左右一側の外方に開いた溝
2を1本有している。そして、結合用の突起3は、溝2
の奥部である起立壁11Aの上に形成され、起立壁11
Aの下側には突起3に対応する凹部4が形成されてい
る。また、図示省略したが、起立壁11Aには上下の貫
通孔が形成されるものとする。
【0028】このホルダの基板への取り付け方、積み重
ねの仕方は、第1実施形態の場合と異ならない。このホ
ルダは、1個で1本の融着部pしか保持固定できない
が、基板上での占有スペースが少なくて済む。
ねの仕方は、第1実施形態の場合と異ならない。このホ
ルダは、1個で1本の融着部pしか保持固定できない
が、基板上での占有スペースが少なくて済む。
【0029】また、上記の各実施形態では、1個のホル
ダで1段を構成するようにしたが、図6および図7に示
すように、複数段のホルダを一体化することもできる。
ダで1段を構成するようにしたが、図6および図7に示
すように、複数段のホルダを一体化することもできる。
【0030】図6は、第3実施形態に係るホルダの正面
図である。この実施形態のホルダでは、本体12は2段
分の高さで、上下左右に4本の溝2,…がある。結合用
の突起3が本体12の上面で起立壁12Aの上に設けら
れ、凹部4が起立壁12Aの下側に設けられる点は、第
1実施形態のホルダと同じである。このホルダは2段が
一体で、1個1段のホルダを積み重ねたものより強度的
に優れており、多数の融着部pをより安定的に保持固定
しうる。
図である。この実施形態のホルダでは、本体12は2段
分の高さで、上下左右に4本の溝2,…がある。結合用
の突起3が本体12の上面で起立壁12Aの上に設けら
れ、凹部4が起立壁12Aの下側に設けられる点は、第
1実施形態のホルダと同じである。このホルダは2段が
一体で、1個1段のホルダを積み重ねたものより強度的
に優れており、多数の融着部pをより安定的に保持固定
しうる。
【0031】図7は、第4実施形態に係るホルダの正面
図である。この実施形態のホルダでは、本体13が2段
分の高さで、左右片側に上下2本の溝2,2がある。こ
のホルダは、基板上に占めるスペースが少ない状態で2
本の融着部p,pを保持固定することができる。符号1
3Aは起立壁で、その上面に突起3が、下面に凹部4が
ある点は、他の実施形態のホルダと変わらない。
図である。この実施形態のホルダでは、本体13が2段
分の高さで、左右片側に上下2本の溝2,2がある。こ
のホルダは、基板上に占めるスペースが少ない状態で2
本の融着部p,pを保持固定することができる。符号1
3Aは起立壁で、その上面に突起3が、下面に凹部4が
ある点は、他の実施形態のホルダと変わらない。
【0032】さらに、上記各実施形態では、本体の左右
外方に開いた溝を有するホルダを示したが、図8に示す
ように、溝の開放方向を異ならしめてもよい。
外方に開いた溝を有するホルダを示したが、図8に示す
ように、溝の開放方向を異ならしめてもよい。
【0033】図8は、第5実施形態に係るホルダの正面
図である。この実施形態のホルダでは、本体14はほぼ
山の字形で、上側に開いた溝2が2本並列している。並
列する2本の溝2,2の間にある起立壁14Aは厚みの
あるもので、その上面に結合用の突起3が形成され、起
立壁14Aの下側に凹部4が形成されている。
図である。この実施形態のホルダでは、本体14はほぼ
山の字形で、上側に開いた溝2が2本並列している。並
列する2本の溝2,2の間にある起立壁14Aは厚みの
あるもので、その上面に結合用の突起3が形成され、起
立壁14Aの下側に凹部4が形成されている。
【0034】このホルダを積み重ねて使用した場合、下
側のホルダに保持されている融着部pの取り出しには、
上側のホルダを取り外す必要があるが、本体14A下側
の設置面の幅広いので、基板への取り付け状態、ホルダ
どうしの積み重ね状態が安定する。
側のホルダに保持されている融着部pの取り出しには、
上側のホルダを取り外す必要があるが、本体14A下側
の設置面の幅広いので、基板への取り付け状態、ホルダ
どうしの積み重ね状態が安定する。
【0035】
【発明の効果】本発明のホルダは、樹脂製で、必要に応
じて積み重ねて使用するようにしたものであるから、安
価な材料で同一形状のものを多数造っておけばよく、大
幅なコストダウンが可能になる。
じて積み重ねて使用するようにしたものであるから、安
価な材料で同一形状のものを多数造っておけばよく、大
幅なコストダウンが可能になる。
【0036】また、保持固定すべき融着部の本数が多い
場合は、その本数に応じてホルダを積み重ねればよく、
機器等の基板上には広いペースを必要とせず、基板上の
実装密度を高めて機器を小型化するのに役立つ。
場合は、その本数に応じてホルダを積み重ねればよく、
機器等の基板上には広いペースを必要とせず、基板上の
実装密度を高めて機器を小型化するのに役立つ。
【0037】さらに、第1ないし第4実施形態のよう
に、本体の側方に開いた溝を有する構造とすると、各融
着部は、他の融着部に邪魔されることなく、それぞれ単
独に取り外したり嵌め込んだりすることができるので、
基板に保持固定した後の取り扱いが容易である。
に、本体の側方に開いた溝を有する構造とすると、各融
着部は、他の融着部に邪魔されることなく、それぞれ単
独に取り外したり嵌め込んだりすることができるので、
基板に保持固定した後の取り扱いが容易である。
【図1】本発明の第1実施形態に係るホルダの外観斜視
図。
図。
【図2】上記ホルダの一部を破断した側面図。
【図3】上記ホルダの正面図。
【図4】上記ホルダの使用状態を示す正面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係るホルダの正面図。
【図6】本発明の第3実施形態に係るホルダの正面図。
【図7】本発明の第4実施形態に係るホルダの正面図。
【図8】本発明の第5実施形態に係るホルダの正面図。
【図9】光ファイバ融着部の拡大斜視図。
【図10】光ファイバを実装した基板の斜視図。
【図11】従来の光ファイバ融着部のホルダの断面図。
1 本体、 2 溝、3 突起、 4 凹部、
p 光ファイバ融着部。
p 光ファイバ融着部。
Claims (1)
- 【請求項1】 スリーブにより補強された光ファイバど
うしの融着部を保持固定するようにしたホルダにおい
て、 樹脂製の本体を備え、この本体は前記融着部が嵌入する
溝を少なくとも1本有し、本体の上面には他のホルダの
本体との結合用の突起が、下面には前記突起の嵌入係合
しうる凹部がそれぞれ形成されていることを特徴とする
光ファイバ融着部のホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10587497A JPH10301008A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 光ファイバ融着部のホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10587497A JPH10301008A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 光ファイバ融着部のホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301008A true JPH10301008A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14419103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10587497A Pending JPH10301008A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 光ファイバ融着部のホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10301008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016218307A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 日東工業株式会社 | 光ファイバコードリール |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10587497A patent/JPH10301008A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016218307A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 日東工業株式会社 | 光ファイバコードリール |
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