JPH07209546A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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Publication number
JPH07209546A
JPH07209546A JP200294A JP200294A JPH07209546A JP H07209546 A JPH07209546 A JP H07209546A JP 200294 A JP200294 A JP 200294A JP 200294 A JP200294 A JP 200294A JP H07209546 A JPH07209546 A JP H07209546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
housing
optical element
slit groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP200294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Shida
真之 志田
Yoshiyuki Hiramoto
嘉之 平本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH07209546A publication Critical patent/JPH07209546A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内の光学素子と光ファイバとの融着部に
張力や曲げ応力が加わることのないよう、筐体と光ファ
イバとの樹脂接着部乃至光学素子と光ファイバとの融着
部を強化する。 【構成】 光学素子2を筐体4内に収容し、光学素子2
に一端が融着接続された光ファイバ3の他端側を筐体側
壁の縁部に形成されたスリット溝7を通して外部に引き
出すと共に光ファイバ3をスリット溝7に接着樹脂8で
接着してなる光モジュールにおいて、スリット溝7の途
中にその溝幅を拡大してなる樹脂溜り部9を設けること
により、周囲の雰囲気の急激な温度変化などによって光
ファイバ3に大きな張力が加わっても、接着樹脂8がス
リット溝7から剥離して光ファイバ3と共に移動しない
ようにする。また、光学素子2と光ファイバ3との融着
部10を補強板で補強しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子を筐体内に収
容し、光学素子に一端が融着接続された光ファイバの他
端側を筐体側部より引き出してなる光モジュールに関
し、さらに詳細には、筐体と光学素子との接着部及び光
学素子と光ファイバとの融着接続部を強化した光モジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光モジュールとして、図4に示す
構造のものが知られている。同図に示す光モジュール2
0は、光学素子である導波路基板2の両端面に光ファイ
バ3を融着接続し、導波路基板2を筐体4の本体4aの
中央部に固定して設けられた台5上に接着固定した後、
筐体4の本体4aに蓋4bを被せてなり、光ファイバ3
は、本体4aの両側に設けられた蓋4bとの接合部6に
形成されたU字形断面のスリット溝21を通して筐体4
の外に引き出されている。各光ファイバ3はスリット溝
21に樹脂8で接着されており、これにより筐体4外か
ら光ファイバ3に加わる張力が筐体4内部の光ファイバ
融着部10に作用するのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光モジュール20における光ファイバ3の固定
構造は、スリット溝21が凹凸がなくストレートなた
め、スリット溝21の内面に対する接着樹脂8の接着力
が十分得られず、周囲雰囲気の急激な温度変化などによ
って光ファイバ3に大きな張力が加わると、接着樹脂8
がスリット溝21から剥離しやすい。そうなった場合、
接着樹脂8が光ファイバ3と共に動くことになり、これ
に伴って光ファイバ融着部10に過大な張力が作用した
り、逆に、光ファイバ3が圧縮応力を受けて筐体4内で
曲がったりして融着部10での接続損失が増加するとい
う問題が生じる。光ファイバ3に大きな張力や曲げ応力
が加わると、最悪の場合には融着部10で光ファイバ3
の断線が発生することになる。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、筐体内の光学素子と光ファイバとの融着部に張力
や曲げ応力が加わることのないよう、筐体と光ファイバ
との樹脂接着部乃至光学素子と光ファイバとの融着部を
強化した光モジュールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の光モジュールは、光学素子を筐体内に収容
し、この光学素子に一端が融着接続された光ファイバの
他端側を筐体側壁の縁部に形成されたスリット溝を通し
て外部に引き出すと共にその光ファイバをスリット溝に
樹脂で接着してなる光モジュールを前提とし、上記スリ
ット溝の途中にその溝幅を拡大してなる樹脂溜り部を設
けたことを特徴とする。
【0006】次に、本発明の第2の光モジュールは、光
学素子を筐体内に収容し、この光学素子に一端が融着接
続された光ファイバの他端側を筐体側壁の縁部に形成さ
れたスリット溝を通して外部に引き出してなる光モジュ
ールを前提とし、上記光学素子と上記光ファイバとの融
着部に光学素子と光ファイバの双方にまたがる補強板を
設けたことを特徴とする。
【0007】第2の光モジュールにおいて、上記補強板
に光ファイバの側部と嵌合する溝を形成し、上記光ファ
イバをその側部を上記光学素子の上記補強板との接合面
より若干突出させて光学素子の端面に融着接続すると共
に補強板の溝に光ファイバを嵌合させて接着しておくこ
とが望ましい。
【0008】
【作用】第1の光モジュールによれば、筐体内から光フ
ァイバを引き出し且つ樹脂固定するためのスリット溝の
途中にその溝幅を拡大してなる樹脂溜り部を設けたこと
により、スリット溝の内面に対する接着樹脂の接着力が
向上し、また、接着樹脂が樹脂溜り部に係合した状態で
固化するので、雰囲気の急激な温度変化などによって光
ファイバに大きな張力が加わっても、接着樹脂がスリッ
ト溝から剥離して光ファイバと共に移動することがな
く、光ファイバに加わった張力が筐体内部の光ファイバ
融着部に作用するのを防止できる。
【0009】次に、第2の光モジュールによれば、光学
素子と光ファイバとの融着部に光学素子と光ファイバの
双方にまたがる補強板を設けたことにより、筐体内の光
ファイバに過大な張力が作用したり、圧縮応力が作用し
た場合でも融着部を保護できる。その場合、光ファイバ
の融着部及びその近傍部分を補強板の溝に嵌合させて接
着しておくことにより、補強板による光ファイバの保持
強度を増強でき、より確実に融着部を保護できる。
【0010】したがって、上記第1の光モジュールにお
いても、第2の光モジュールと同じくその光学素子と光
ファイバとの融着部に光学素子と光ファイバの双方にま
たがる補強板を設けておくことが有効であり、その場
合、光ファイバの融着部及びその近傍部分を補強板の溝
に嵌合させて接着しておくことが望ましい。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0012】[実施例1]図1には、本発明の光モジュ
ールの一実施例が示されている。この光モジュール1
は、光学素子である導波路基板2の両端面に光ファイバ
3をそれぞれ融着接続し、導波路基板2を筐体4の本体
4aの中央部に固定して設けられた台5上に接着固定し
た後、筐体4の本体4aに蓋4bを被せてなり、各光フ
ァイバ3は、本体4aの両側にある蓋4bとの接合部6
に形成されたU字形断面のスリット溝7を通して筐体1
の外に引き出されている。各スリット溝7には接着樹脂
8が注入され、この接着樹脂8が固化することによって
光ファイバ3が固定されている。この場合、各スリット
溝7の中間部にはその溝幅を拡大してなる樹脂溜り部9
が形成されており、接着樹脂8は樹脂溜り部9に係合し
た状態で固化している。したがって、周囲の雰囲気の急
激な温度変化などによって光ファイバ3に大きな張力が
加わっても、従来のように接着樹脂8がスリット溝7か
ら剥離して光ファイバ3と共に移動することはない。
【0013】この実施例の光モジュール1と図4に示す
従来の光モジュール20とを同じ材質、寸法で作成し、
周囲雰囲気の温度を繰り返し変化させるヒートショック
試験を−40℃〜85℃の温度条件下で行ったところ、
以下のような結果が得られた。
【0014】従来の光モジュール20では、筐体4のス
リット溝21に樹脂だまりが無いため、試験中に接着樹
脂8がスリット溝21から逸脱してしまい、導波路基板
2と光ファイバ3との融着部10に過大な力が作用し、
10本のファイバのうち6本が断線してしまった。
【0015】これに対して、この実施例の光モジュール
1では、ヒートショック試験を300cycle繰り返
しても光ファイバ3の断線は認められず、このような過
酷な温度条件下でも光ファイバ3が完全にスリット溝7
に固定されていることが確認された。
【0016】[実施例2]図2には、本発明の光モジュ
ールの他の実施例が示されている。この光モジュール1
1は、導波路基板2と光ファイバ3との融着部10に導
波路基板2と光ファイバ3の双方にまたがる補強板12
を設けてなる。この場合、光ファイバ3はその側部を導
波路基板2の上面2aより若干突出させるようにして導
波路基板2の端面に融着接続されている。また補強板1
2には、図3に示すように導波路基板2及び光ファイバ
3と接着される側の面に一端から中程にかけて溝13が
形成されており、この溝13に光ファイバ3の側部を嵌
合させるようにして、片側半分が導波路基板2の上面2
aに、残りの半分が光ファイバ3に接着樹脂14で接着
されている。したがって、筐体4内の光ファイバ3に過
大な張力が作用したり、圧縮応力が作用した場合でも、
導波路基板2と光ファイバ3との融着部10は補強板1
2によって保護される。
【0017】この実施例の光モジュール11と図4に示
す従来の光モジュール20とを同じ材質、寸法で作成し
引張試験を行った。従来の光モジュール20では、補強
板12が設けられていないため、わずか0.5kgfの
引張力で10本の光ファイバのうち8本が融着部10で
断線してしまった。
【0018】これに対し、この実施例の光モジュール1
1は、10kgfの引張力を加えても全く断線は認めら
れず、従来のような不都合は何ら生じることはなかっ
た。また、補強板12を設けたことにより、融着部10
に圧縮による曲げ力が作用することも同時に改善され
た。
【0019】なお、上記実施例1の光モジュール1にお
いても、実施例2の光モジュール11と同じくその導波
路基板2と光ファイバ3との融着部10に導波路基板2
と光ファイバ3の双方にまたがる補強板12を設けてお
くことで、万一スリット溝7における光ファイバ3の保
持力が低下した場合でも、融着部10を確実に保護でき
る。
【0020】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のご
とき優れた効果を発揮できる。
【0021】(1) 請求項1記載の光モジュールによ
れば、筐体のスリット溝に樹脂溜り部を設けたことによ
り、光ファイバが筐体に強固に固定されるので、筐体の
外部から光ファイバに過大な張力が加わった場合でも、
光学素子と光ファイバとの融着部での断線を防止でき
る。
【0022】(2) 請求項2記載の光モジュールによ
れば、光学素子と光ファイバとの融着部にこれら双方に
またがる補強板を設けたことにより、光学素子と光ファ
イバとが強固に固定されるので、光ファイバに過大な張
力や曲げ力が加わった場合でも、融着部を光学素子と光
ファイバとの融着部での断線を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モジュールの一実施例を示す斜視図
並びにその要部拡大図である。
【図2】本発明の光モジュールの他の実施例を示す斜視
図並びにその要部拡大図である。
【図3】図2の光モジュールの構成要素である補強板の
一実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A′断面図である。
【図4】従来の光モジュールの一例を示す斜視図並びに
その要部拡大図である。
【符号の説明】
1 光モジュール 2 光学素子 3 光ファイバ 4 筐体 7 スリット溝 8 接着樹脂 9 樹脂溜り部 10 融着部 12 補強板 14 接着樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子を筐体内に収容し、この光学素
    子の端面に一端が融着接続された光ファイバの他端側を
    筐体側壁の縁部に形成されたスリット溝を通して筐体の
    外に引き出すと共にその光ファイバをスリット溝に樹脂
    で接着してなる光モジュールにおいて、上記スリット溝
    の途中にその溝幅を拡大してなる樹脂溜り部を設けたこ
    とを特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】 光学素子を筐体内に収容し、この光学素
    子の端面に一端が融着接続された光ファイバの他端側を
    筐体側壁の縁部に形成されたスリット溝を通して筐体の
    外に引き出してなる光モジュールにおいて、上記光学素
    子と上記光ファイバとの融着接続部に光学素子と光ファ
    イバの双方にまたがる補強板を設けたことを特徴とする
    光モジュール。
  3. 【請求項3】 上記補強板に光ファイバの側部と嵌合す
    る溝を形成し、上記光ファイバをその側部を上記光学素
    子の上記補強板との接合面より若干突出させて光学素子
    の端面に融着接続すると共に補強板の溝に光ファイバを
    嵌合させて接着してなる請求項2記載の光モジュール。
JP200294A 1994-01-13 1994-01-13 光モジュール Pending JPH07209546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP200294A JPH07209546A (ja) 1994-01-13 1994-01-13 光モジュール

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JP200294A JPH07209546A (ja) 1994-01-13 1994-01-13 光モジュール

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JPH07209546A true JPH07209546A (ja) 1995-08-11

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ID=11517216

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JP200294A Pending JPH07209546A (ja) 1994-01-13 1994-01-13 光モジュール

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JP (1) JPH07209546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0985944A1 (en) * 1998-09-07 2000-03-15 Alcatel Package for optoelectronic components
WO2022216306A1 (en) * 2021-04-07 2022-10-13 Futurewei Technologies, Inc. Bonding of fiber array unit to optical chip with enhanced thermo-mechanical|strength

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