JP3426111B2 - 光ファイバの終端器 - Google Patents

光ファイバの終端器

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JP3426111B2 JP19319197A JP19319197A JP3426111B2 JP 3426111 B2 JP3426111 B2 JP 3426111B2 JP 19319197 A JP19319197 A JP 19319197A JP 19319197 A JP19319197 A JP 19319197A JP 3426111 B2 JP3426111 B2 JP 3426111B2
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克博 佐藤
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シンクレイヤ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの未使
用の端部におけるレーザ光の反射及び透過を防止する終
端器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバが他のファイバに接続
されず開放されている端面においては、レーザ光の反射
があり、その反射により伝送特性が劣化し、雑音や歪が
増加するという問題がある。又、未使用端部を直接外気
に開放すればレーザ光が外部に放射され、人体に有害と
なるので、終端器を設けて端面におけるレーザ光の反射
及び透過を防止していた。端面におけるレーザ光の反射
を防止する方法としては、例えばフェルールを用い、一
端を光伝送路の端部と低反射及び低損失で接続し得る構
造とし、他端をレーザ光の反射及び透過がほとんどない
構造としたもの(特開平4-234713号公報)などが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法では、フェルールを光ファイバに接続するために
スプリング、ストッパ、プラグフレーム、キャップ等か
ら成る光コネクタを装着する必要があり、コネクタ径が
光ファイバ径に比較して十分に大きいので(通常約10m
m)、光ファイバケーブルの屋外接続点に用いられるフ
ァイバトレイ内に光コネクタを収納することが困難であ
るという問題がある。この光コネクタを収納するために
は、既存のファイバトレイの設計変更を行い、十分なス
ペースを設ける必要があり、これら一連の作業が新たに
追加されるのでコストアップを生ずる。又、終端器に用
いられる光コネクタ自体が高価であるので、これによっ
てもコストアップをまねくという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、光ファイバの未使用の端部に設けられた終端器の小
型化を実現し、終端器をファイバトレイ内に収納できる
ようにすると共に、終端器のコストダウンを実現するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段によれば、光ファイバの端
面におけるレーザ光の反射が低反射状態に形成され、レ
ーザ光が端面から外部に放射されないように、被覆部材
により端面が覆われる。棒状の補強部材は、その軸方向
を端部の軸方向にそろえて端部に隣接して配置される。
この補強部材は、端部の曲げを防止できる程度の強度を
有していればよく、外径寸法を十分に小さくすることが
できる。端部及び補強部材が、筒状の熱収縮チューブの
内側に配置され、外側より加熱されることにより、熱収
縮チューブが収縮し、端部と補強部材とが密着して被覆
される。この終端器を光ファイバの未使用端部に設ける
ことにより、端面での光の反射及び透過を防止できる。
又、熱収縮チューブにより補強部材と端部とが密着して
被覆されるので、十分な曲げ強度を有することができ
る。又、終端器は被覆部材、補強部材及び熱収縮チュー
ブとから成るので、簡易な構造にでき、終端器のコスト
ダウンを実現できる。又、終端器は、従来型のコネクタ
の外径寸法に比べて十分に小さい外径寸法にできるの
で、既存のファイバトレイ内への収納が可能になる。
た、被覆部材として、アルミニウム、銅等の金属から成
るテープを用いることにより、端面を被覆部材で覆う作
業を効率よく行うことができる。又、この金属テープは
市販されているので、入手が容易であり、よりコストダ
ウンを実現できる。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、ニッパー
等の切断工具により光ファイバの端部が押し潰されなが
ら切断されることにより端面が形成される。これによ
り、ニッパー等を用いて端面を形成できるので、端面の
形成を簡易な手法で行うことができる。又、このように
して形成される端面は、光ファイバの軸方向に対して直
交しないので、端面におけるレーザ光の反射量を低減で
きる。又、リターンロステスタ等を用いてレーザ光の反
射状態を確認しながら、光ファイバを切断することで、
レーザ光の反射量がより小さい端面を形成することが可
能である。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、熱収縮チ
ューブとして、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオ
レフィン又はポリ塩化ビニルを用いることにより、良好
な熱収縮性が得られ、補強部材と光ファイバの端部とを
より良好に密着被覆できる。又、これら樹脂から成る熱
収縮チューブは市販されているので、入手が容易であ
り、よりコストダウンを実現できる。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、終端器10の構成を示した
模式図である。終端器10は光ファイバ25の未使用の
端部25aに設けられている。光ファイバ25は、コア
径が10μm、ファイバ径が125 μm 、外径が0.9mm であ
る。端部25aは、端面25bにおけるレーザ光の反射
が低反射状態に形成されている。この端面25bは、ニ
ッパーを用いて光ファイバ25を押し潰しながら切断す
ることにより形成することができる。光ファイバ25
を、その軸方向に対して直角に切断すると端面25bに
おける反射量が大きくなるが、ニッパーを用いて端面2
5bを押し潰しながら切断することにより、端面25b
が軸方向に対して斜めに形成され、端面25bにおける
レーザ光の反射量を小さくできる。端面25bにおける
レーザ光の反射をより抑えるために、例えば、リターン
ロステスタを用いてレーザ光の反射状態をチェックしな
がら、反射の最も少ない状態の端面25bを形成するこ
とが可能である。
【0010】終端器10は、光ファイバ25の未使用の
端部25aの端面25bを覆う金属系テープ(被覆部
材)1と、端部25aに軸方向をそろえて隣接して配置
された補強用棒(補強部材)2と、端部25aと棒2と
を密着して被覆する熱収縮チューブ3とから構成されて
いる。テープ1はアルミニウムから成り、裏面に接着性
を有している。棒2はスチールから成り、径が約1.5mm
、長さが約57mmの市販品である。チューブ3は、シリ
コン系樹脂から成り、外側から加熱されることによって
収縮し、端部25aと棒2とを密着して被覆する。
【0011】次に、終端器10の形成方法について以下
に説明する。まず、リターンロステスタを用いてレーザ
光の反射量を確認しながら、光ファイバ25の端部25
aをニッパーを用いて切断し、最も反射量の小さい状態
に端面25bを形成する。そして、テープ1を用いて端
面25bを覆い、端部25aの外周にテープ1を巻き付
ける。次に、棒2の軸方向を端部25aの軸方向にそろ
え、棒2を端部25aに対して隣接配置する。そして、
端部25a及び棒2をチューブ3内に配置し、外側から
ヒートガン、電気炉、ドライヤー等を用いてチューブ3
を加熱する。この加熱により、チューブ3が収縮し、棒
2と端部25aとを密着して被覆する。このようにして
外径約3mm の終端器10が形成される。
【0012】終端器10を上記構成とすることにより、
端面25bにおけるレーザ光の反射及び透過を防止する
ことができる。又、棒2を用いて端部25aの補強を行
えるので、端部25aは十分な曲げ強度を有する。又、
終端器10を構成するテープ1、棒2及びチューブ3
は、それぞれ市販のものを用いることができるので、入
手が容易であると共に、終端器10のコストダウンを実
現できる。
【0013】図2は、終端器10の使用例を示したブロ
ック図である。光ファイバ21、22のそれぞれの一端
は図示しない光機器に接続されており、それぞれの他端
は接続点26にて融着されている。又、光ファイバ23
の一端は図示しない光機器に接続され、他端は光分岐・
分配器20に接続されている。この分岐・分配器20に
は、一端が図示しない光機器に接続された光ファイバ2
4の他端と、一端に終端器10が設けられた光ファイバ
25の他端とが接続されている。光ファイバ25は、接
続点27にて融着されている。終端器10の外径は前述
の如く約3mm であるので、従来のコネクタ型の終端器に
比べて大幅(面積比で約1/10程度)に小型化でき、図2
に示されるようにファイバトレイ30内の隙間に収納す
ることができる。これにより、終端器10の収納のため
に特別のスペースをファイバトレイ30内に設ける必要
がなく、既存のファイバトレイ30内に終端器10を収
納することができる。
【0014】上記実施例において、被覆部材としてアル
ミニウムから成るテープ1を用いたが、銅など他の市販
の金属テープを用いてもよい。又、被覆部材は、市販品
に限定されるものではなく、光の透過を防止できるもの
であれば金属以外の他の材質で構成されてもよい。又、
補強部材として市販のスチールから成る棒2を用いた
が、市販品に限定されるものではなく、端部25aを補
強できるものであれば他の材質で構成されてもよい。
又、シリコン系樹脂から成るチューブ3を用いたが、熱
収縮が可能であればフッ素系樹脂、ポリオレフィン又は
ポリ塩化ビニルなど他の材質を用いてもよい。又、ニッ
パーを用いて端面25bを形成したが、光ファイバ25
を押し潰しながら切断し、端面25bを軸方向に対して
斜めに形成できるものであれば、他の工具を用いてもよ
い。又、端面25bを押し潰された形状に切断したが、
端面25bは光の反射を防止できる形状であれば他の形
状に形成してもよい。例えば、光ファイバ25の軸方向
に対して所定角度で斜めに端面25bを形成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる終端器の構成
を示した模式図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わる終端器の使用
例を示したブロック図。
【符号の説明】
1 テープ 2 補強用棒 3 熱収縮チューブ 10 終端器 20 光分岐・分配器 21〜25 光ファイバ 25a 光ファイバ端部 25b 光ファイバ端面 26、27 融着接続点 30 ファイバトレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−102805(JP,A) 特開 昭54−20746(JP,A) 特開 平4−80705(JP,A) 特開 平2−93503(JP,A) 特開 平7−151918(JP,A) 特開 昭58−9113(JP,A) 特開 平8−262229(JP,A) 特開 平7−225325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 - 6/02 G02B 6/10 G02B 6/16 - 6/24 G02B 6/36 - 6/44 H04B 10/00 - 10/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面におけるレーザ光の反射が低反射状
    態に形成された光ファイバの端部と、 前記レーザ光が前記端面から外部に放射されないよう
    に、前記端面を覆う被覆部材と、 棒状を成し、その軸方向を前記端部の軸方向にそろえて
    前記端部に隣接して配置された補強部材と、 筒状を成し、その内側に前記端部及び前記補強部材が配
    置され、外側より加熱されることにより収縮し、前記端
    部と前記補強部材とを密着して被覆する熱収縮チューブ
    と を備え、 前記被覆部材は、アルミニウム、銅等の金属から成るテ
    ープであること を特徴とする光ファイバの終端器。
  2. 【請求項2】 前記端部がニッパー等の切断工具により
    押し潰されながら切断されることにより、前記端面が形
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
    の終端器。
  3. 【請求項3】 前記熱収縮チューブは、シリコン系樹
    脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン又はポリ塩化ビニル
    から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の光フ
    ァイバの終端器。
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