JP3010106B2 - 光ファイバカプラ - Google Patents

光ファイバカプラ

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JP3010106B2 JP20975693A JP20975693A JP3010106B2 JP 3010106 B2 JP3010106 B2 JP 3010106B2 JP 20975693 A JP20975693 A JP 20975693A JP 20975693 A JP20975693 A JP 20975693A JP 3010106 B2 JP3010106 B2 JP 3010106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信分野、光計測分
野などに用いられる信頼性の高い融着延伸型の光ファイ
バカプラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、融着延伸型の光ファイバカプラ
は、複数本の光ファイバを添接、融着、延伸して、融着
延伸部を形成したもので、1本の光ファイバを伝搬する
光を分岐したり、逆に複数の光ファイバ端末から入射
し、伝搬する光を合流させる部品として用いられてお
り、光ファイバを伝達媒体とする光通信や光計測に利用
されている。
【0003】この、融着延伸型の光ファイバカプラは、
図8に示すように、カプラケース7と呼ばれる基材の上
に、カプラ本体が接着剤6を用いて固定され、収容され
た構造となっている。前記カプラ本体は、融着延伸部8
と前記融着延伸部8から伸びる4本以上のリード3…か
ら構成されている。また、カプラケース7は、収容部と
蓋部からなり、これらを接着剤やレーザー溶接などによ
り接合して構成され、筒状の外形をなしている。このカ
プラケース7を形成する材質としては、カプラ本体の融
着延伸部8を保護することが目的であることから、耐
震、耐熱、防水性に優れたものが好ましく、特に光ファ
イバとの相性から、石英ガラスや熱膨張性の低いセラミ
ックスなどが使用されている。
【0004】前記光ファイバカプラの製造方法として
は、以下のようなものがある。まず、複数本の光ファイ
バを並列に添接させる。ついで、この添接部分を酸水素
炎などで加熱しながら融着、延伸させて、融着延伸部8
を形成する。この融着延伸部8は樹脂被覆が除去されて
おり、さらに延伸によって細く引き延ばされた状態にな
っているので、強度が低下している。よって、融着延伸
部8をカプラケース7に収めて、これを補強する。
【0005】カプラ本体の融着延伸部8は、カプラケー
ス7の収容部に収められ、カプラケース7の両端部と、
カプラ本体の樹脂被覆が残っている部分とクラッド露出
部との境界で、接着剤6によって固定されている。ま
た、カプラ本体とカプラケース7との固定部の位置や数
は、光ファイバカプラの用途や大きさに合わせて適宜選
択される。
【0006】ところが、従来の方法で製造された光ファ
イバカプラでは、前記固定部よりカプラケース7の外に
伸びるリード3…は光ファイバ心線そのものであるの
で、前記リード3…は損傷を受けやすく、リード3…の
表面の損傷が進行すれば、小さな力で断線する確率が高
くなる。
【0007】また、外力によって光ファイバが曲がる
と、曲げ損失が大きくなることから、リード3…の曲が
り部の曲率はできる限り小さくすることが好ましい。従
来の方法によって製造された光ファイバカプラのリード
3…に曲げ外力が加えられると、前記カプラ本体とカプ
ラケース7とを接着剤6で固定した際に、接着剤6が塗
布された部分と接着剤6が塗布されない部分との境界が
固定端となって、前記固定端を中心に、外力の集中が起
こり、前記固定端を起点にリード3…が大きく曲がる。
また、曲がった状態のものにさらに1kg以上の引張力
をかけると、前記固定端からリード3…が断線してしま
うなどの問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの事
情に鑑みてなされたものであって、前記リードへの外力
による悪影響を防止し、機械的強度、伝達特性、取扱い
性に優れた光ファイバカプラを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、複数本の
光ファイバを添接、融着、延伸してなる融着延伸部と、
該融着延伸部を収容するカプラケースと、このカプラケ
ースの外に伸びる隣接する複数のリードを有する光ファ
イバカプラであって、リードのカプラケース側の基端部
を、カプラケース側の端部が斜めに切断された可撓性保
護チューブで被覆するとともに、隣接する可撓性保護チ
ューブの切断面が対峙するように可撓性保護チューブと
カプラケースとを接着剤で固定し、これらの可撓性保護
チューブのカプラケース側の端部の内部にも接着剤を充
填したことを特徴とする光ファイバカプラによって解決
できる。
【0010】
【作用】融着延伸部からカプラケースの外に伸びるリー
ドのカプラケース側の基端部を可撓性保護チューブで被
覆し、ついで、可撓性保護チューブとカプラケースとを
接着剤で固定することにより、カプラケースから外に伸
びるリードを保護し、さらに、カプラ本体とカプラケー
スとを固定する際に用いられた接着剤が塗布された部分
と、接着剤が塗布されていない部分との境界である固定
端に集中する外力を緩和する。
【0011】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。図1は、本発明の光ファイバカプラ1の一例を示す
ものである。本発明の光ファイバカプラ1は、概略、融
着延伸型のカプラ本体と前記カプラ本体の融着延伸部を
収容するカプラケース7と、このカプラケース7の外に
伸びるリード3…で構成され、さらに、前記リード3…
のカプラケース7側の基端部が、可撓性保護チューブ2
a、2b、2c、2dで被覆され、かつ、カプラケース
7と可撓性保護チューブ2a、2b、2c、2dとが、
接着剤4で固定されているものである。カプラケース7
からは隣接する2本のリード3,3がふた組引き出され
ている。
【0012】前記可撓性保護チューブ2a、2b、2
c、2dは、図4ないし図6に示すように、その一端
が、切口がU字型になるように、可撓性保護チューブ2
a、2b、2c、2dの長手方向に対し、斜めに切断さ
れたものである。この切断状態は、図4に示すように、
その一端面が一部残るように切断したものの他に、図5
に示すように、その一端面が残らないように切断したも
のであってもよい。また、前記可撓性保護チューブ2
a、2b、2c、2dは、カプラ本体とカプラケース7
とを接着剤で固定した際に接着剤が塗布された部分と前
記接着剤が塗布されない部分との境界である固定端に働
く外力を緩和することが目的であるから可撓性プラスチ
ックのものであれば、その種類は任意に設定できる。
【0013】さらに、可撓性保護チューブの強度や柔軟
性の観点から、可撓性保護チューブ2a、2b、2c、
2dの厚さは0.1〜0.3mmの範囲が好ましく、内
径は0.1〜1.0mmの範囲で適宜設定できる。ま
た、可撓性保護チューブ2a、2b、2c、2dの長さ
は500〜2000mmの範囲で、光ファイバカプラ1
の用途に合わせて、任意に設定できる。
【0014】前記可撓性保護チューブ2a、2b、2
c、2dは、リード3…に挿通され、可撓性保護チュー
ブ2aと2b、および2cと2dとが、それぞれ鋭角を
なすように、それぞれの切口が接合され、カプラケース
7の両端部と、接着剤4で固定されている。すなわち、
隣接するリード3,3を被覆する可撓性保護チューブ2
a、2bおよび可撓性保護チューブ2c、2dはそれぞ
れその切断面が対峙するように配置され、固定されてい
る。また、このとき用いられた接着剤4の種類は、カプ
ラケース7や可撓性保護チューブ2a、2b、2c、2
dとの相性などから、エポキシ系接着剤などが好まし
い。
【0015】また、前記カプラケース7は両端面にリー
ド3…が挿通される孔を有し、その長手方向に2分割し
た形状で、収容部と蓋部の互いに係合する2つの部材か
らなるもので、これらを接着剤やレーザー溶接により接
合して構成され、筒状の外形をなしている。また、カプ
ラケース7を形成する材質としては、カプラ本体の融着
延伸部を保護することが目的であるから、耐震、耐熱、
防水性に優れたものが好ましく、特に光ファイバとの相
性から、石英ガラスや熱膨張性の低いセラミックスなど
が使用されている。また、図2に示すように、リード3
…のカプラケース7側の基端部においては、リード3…
と可撓性保護チューブ2a、2bのカプラケース7側の
端部との隙間に、接着剤5が充填されている。この接着
剤5には、可撓性保護チューブ2a、2bとカプラケー
ス7とを接合した際に用いられた接着剤4と同じものが
用いられる。また、カプラケース7の一端から伸びる隣
接する2本のリード3…を被覆する2本の可撓性保護チ
ューブ2a、2bの切断面が、そのカプラケース7側の
基端部において互いに接しないように、若干の隙間を形
成し、この隙間にも接着剤5が充填された状態となって
いる。
【0016】ついで、本発明の光ファイバカプラ1の製
法を説明する。まず、複数本の光ファイバを並列に添接
させる。ついで、この添接部分を酸水素炎などで加熱し
ながら融着、延伸させて、融着延伸部を形成する。この
融着延伸部は樹脂被覆が除去されており、さらに延伸に
よって細く引き伸ばされた状態になっているので、強度
が低下している。よって、融着延伸部をカプラケース7
に収めて、これを補強する。
【0017】この際、カプラ本体とカプラケース7は、
カプラケース7の両端部と、カプラ本体の樹脂被覆が残
っている部分とクラッド露出部との境界で、接着剤によ
って固定される。また、固定部の位置や数は、光ファイ
バカプラ1の用途や大きさに合わせて適宜選択される。
また、このとき用いられる接着剤の種類は、光ファイバ
の主成分が石英ガラスであることから、光学的な透明度
や柔軟性が要求され、この条件を満たすエポキシ系接着
剤などが好ましい。塗布量は接着剤が融着延伸部に塗布
されない範囲で適宜選択できる。
【0018】ついで、一端の切口がU字型である、可撓
性保護チューブ2a、2b、2c、2dを被覆しようと
するリード3…と同じ数だけ用意する。次に、前記可撓
性保護チューブ2a、2b、2c、2dで、カプラケー
ス7の外に伸びる前記リード3…のカプラケース7側の
基端部を被覆する。次に、それぞれ可撓性保護チューブ
2aと2b、および2cと2dとの切口を合わせて、互
いに鋭角をなすように接着剤4で接合するとともに、可
撓性保護チューブ2a、2b、2c、2dとカプラケー
ス7の両端部とを、それぞれ接着剤4で固定する。この
固定部はカプラケース7の両端から前記可撓性保護チュ
ーブ2a、2bおよび2c、2dの切口を接合した接合
部を含む部分で、接着剤4の塗布量は長さにして3mm
〜6mmの範囲で任意に設定できる。このとき、図2に
示すように、リード3…と可撓性保護チューブ2a、2
bとの隙間に接着剤5を充填する。また、カプラケース
7の一端から伸びる隣接する2本のリード3,3を被覆
する2本の可撓性保護チューブ2a、2bの切断面が、
そのカプラケース7側の基端部において互いに接しない
ように、若干の隙間を形成し、この隙間にも接着剤5を
充填する。
【0019】このようにして製造された光ファイバカプ
ラ1は、融着延伸部からカプラケース7の外に伸びるリ
ード3…の、カプラケース7側の基端部を可撓性保護チ
ューブ2a、2b、2c、2dで被覆し、さらに、可撓
性保護チューブ2a、2b、2c、2dとカプラケース
7とを接着剤4で固定したものであるので、外力によっ
て起こる光ファイバカプラ1への悪影響が防止され、挿
入損失の増加も抑制される。
【0020】 図3は、本発明の光ファイバカプラ1の他
の例を示すもので、この例のものは、2本のリード3…
および可撓性保護チューブ2a、2bを平行に並べて、
接着剤4で固定し、さらに、リード3…と可撓性保護チ
ューブ2a、2bとの隙間にも、接着剤5を充填したも
のである。このため、2本のリード3…のカプラケース
7側の基端部においては、可撓性保護チューブ2a、2
bの切口がV字状に開いて、その内部にも接着剤4
(5)が充填された状態となっている。
【0021】 以下、具体例を示し、本発明の効果を明ら
かにする。 (実施例1) まず、可撓性保護チューブ2a、2b、2c、2dとし
て、外径0.9mm、内径0.5mm、長さ1000m
mのナイロンチューブ2a、2b、2c、2dを4本用
意した。このナイロンチューブ2a、2b、2c、2d
の一端を、長手方向に対して、2.5mmの位置で、そ
の一端面が0.2mm残るように、斜めに切断した。
【0022】 ついで、カプラ本体を、コア径5μm、ク
ラッド径125μm、長さ2.5mの光ファイバ2本を
用い、融着延伸法によって製造した。前記カプラ本体を
融着延伸部が保護されるように、縦50mm、横3m
m、高さ1.5mmの石英ガラス製のカプラケース7に
収容し、カプラ本体とカプラケース7の隙間に接着剤を
充填して、両者を互いに固定した。前記接着剤にはエポ
キシ系接着剤を用い、接着剤が融着延伸部に塗布されな
いように、カプラケース7の両端からクラッド露出部と
樹脂被覆の残っている部分の境界を含む範囲で固定され
た。接着剤の塗布量は、固定部の長さにして、約4mm
である。また、カプラケース7の収容部と蓋部をエポキ
シ系接着剤によって接合した。
【0023】 ついで、前記ナイロンチューブ2a、2
b、2c、2dで、融着延伸部からカプラケース7の外
に伸びるリード3…のカプラケース7側の基端部を被覆
し、ナイロンチューブ2a、2b、2c、2dのそれぞ
れの切口を合わせて、接着剤4で接合した。このとき、
カプラケース7とナイロンチューブ2a、2b、2c、
2dも互いに接着剤4で固定した。接着剤4の塗布部は
カプラケース7の両端から前記ナイロンチューブ2a、
2bおよび2c、2dの切口を合わせた接合部を含んで
おり、塗布量は接合部の長さにして約5mmにした。ま
た、接着剤4はエポキシ系接着剤を用いた。また、カプ
ラケース7の外に伸びるリード3…をナイロンチューブ
2a、2bで被覆した際に、図2に示すように、ナイロ
ンチューブ2a、2bのカプラケース7側の基端部にお
いて、互いに接しないように、約0.5mmの隙間を形
成し、この隙間にも接着剤5を充填した前記接着剤5
は、カプラケース7の両端から、ナイロンチューブ2
a、2bの切口を含む部分に充填されるが、塗布量など
具体的要件は任意に設定できる。さらに、前記接着剤5
の種類は、ナイロンチューブ2a、2bとカプラケース
7とを固定する際に用いた接着剤4と同じものである。
【0024】 このようにして製造された光ファイバカプ
ラ1の強度を調べるため、光ファイバカプラ1の曲げ損
失を指標として評価した。この光ファイバカプラ1の曲
げ損失は、図7に示すように、前記リード3…のうち1
つをカプラケース7に対して垂直になるように、カプラ
本体とカプラケース7とを固定した際に、接着剤が塗布
された部分と塗布されていない部分との境界である固定
端から約50mmのリード3…上の1点が、カプラケー
ス7の一端を通り、カプラケース7に対し垂直な延長線
と10mmの距離を保つように曲げられた状態で測定し
た。また、曲がりを与えない状態での光ファイバカプラ
1の挿入損失も測定し、それぞれの結果を比較した。そ
の結果、曲がりを与えたものの挿入損失は3.8dB、
また曲がりを与えないものの挿入損失は3.2dBで、
その差は、0.6dBであった。
【0025】 (実施例) ナイロンチューブ2a、2bをカプラケース7に固定す
る際に、図3に示すように、前記ナイロンチューブ2
a、2bの切口がV字型になるようにリード3…とナイ
ロンチューブ2a、2bとを平行に並べて、接着剤4で
固定した他は、前記実施例1と同様にして、光ファイバ
カプラ1を製造した。
【0026】 このようにして製造された光ファイバカプ
ラ1の強度を調べるため、曲がりを与えた状態と曲がり
を与えない状態での挿入損失を測定したところ、曲がり
を与えたものでは3.5dB、また、曲がりを与えない
ものでは3.3dBで、その差は0.2dBであった。
【0027】 (従来例) 従来の方法で製造された光ファイバカプラの強度を調べ
るため、曲がりを与えた状態と曲がりを与えない状態で
の挿入損失を測定したところ、曲がりを与えたものでは
16.5dB、また、曲がりを与えないものでは3.2
dBで、その差は約13dBであった。
【0028】 ここで、実施例1および実施例2、および
従来例の結果を比べながら説明する。まず、実施例1お
よび実施例2では、いずれも曲がりを与えても、挿入損
失の増加は1dB以下に留まった。これは、ナイロンチ
ューブ2a、2bの切口付近に充填された接着剤5の弾
性が、前記固定端に集中する外力緩和に寄与したためと
思われる。一方、従来例では曲がりを与えることによっ
て、約10〜15dBの挿入損失の増加がみられた。ま
た、従来例では、図7に示すような曲がりを与えた状態
で、さらに1kgの引張力をかけると断線していたが、
実施例1および実施例2によって製造したものは、いず
れも1kgの引張力で断線するものはなかった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バカプラは、複数本の光ファイバを添接、融着、延伸し
てなる融着延伸部と、該融着延伸部を収容するカプラケ
ースと、このカプラケースの外に伸びる隣接する複数の
リードを有する光ファイバカプラであって、リードのカ
プラケース側の基端部を、カプラケース側の端部が斜め
に切断された可撓性保護チューブで被覆するとともに、
隣接する可撓性保護チューブの切断面が対峙するように
可撓性保護チューブとカプラケースとを接着剤で固定
し、これらの可撓性保護チューブのカプラケース側の端
部の内部にも接着剤を充填したので、融着延伸部からカ
プラケースの外に伸びるリードが保護され、また、カプ
ラ本体とカプラケースとを接着剤で固定した際に、前記
接着剤が塗布された部分と前記接着剤が塗布されない部
分との境界である固定端に集中する外力が緩和される。
よって、外力によって生じる光ファイバカプラへの悪影
響が防止され、挿入損失の増加も抑制でき、機械的強度
の優れた光ファイバカプラを提供することができる。さ
らに、前記固定端が保護されるため、光ファイバカプラ
の断線を防止することもできるなどの効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバカプラの一実施例を示す
平面図である。
【図2】 本発明の光ファイバカプラの一実施例を示す
平面図である。
【図3】 本発明の光ファイバカプラの一実施例を示す
平面図である。
【図4】 本発明で使用される可撓性保護チューブの一
実施例を示す側面図である。
【図5】 本発明で使用される可撓性保護チューブの他
の実施例を示す側面図である。
【図6】 本発明で使用される可撓性保護チューブの切
口を示す正面図である。
【図7】 本発明および従来の方法で製造された光ファ
イバカプラに曲がりを与えた状態の模式図である。
【図8】 従来の光ファイバカプラの一実施例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバカプラ、2a・2b・2c・2d…可撓
性保護チューブ、3…リード、4…接着剤、5…接着
剤、7…カプラケース、8…融着延伸部、9…非融着延
伸部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−235906(JP,A) 特開 平1−267508(JP,A) 特開 平3−48803(JP,A) 特開 平3−78712(JP,A) 実開 平5−29005(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/28 - 6/293

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバを添接、融着、延伸
    してなる融着延伸部と、該融着延伸部を収容するカプラ
    ケースと、このカプラケースの外に伸びる隣接する複数
    リードを有する光ファイバカプラであって、 リードのカプラケース側の基端部を、カプラケース側の
    端部が斜めに切断された可撓性保護チューブで被覆する
    とともに、隣接する可撓性保護チューブの切断面が対峙
    するように可撓性保護チューブとカプラケースとを接着
    剤で固定し、これらの可撓性保護チューブのカプラケー
    ス側の端部の内部にも接着剤を充填したことを特徴とす
    る光ファイバカプラ。
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