JP4617247B2 - トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、レンズなどの光学部品を収納するトレイに関し、重ね合わせて使用されるものに関する。
近年、デジタルカメラや光ディスク装置などの光学装置の高精度化、コンパクト化に伴い、光学装置に用いるレンズの肉厚、外観形状も著しく小さくなってきている。
このため、レンズの表面に対して、ARコーティング(Anti-Reflective coating)などの処理膜を形成する場合、作業性などを考慮して、複数のレンズをトレイに収納して、全てのレンズに一括して表面処理を施す技術が提案されている。
このようなトレイの一例として、例えば、板状に形成された第1または第2のプレートのいずれか一方に設けられた数十個のレンズ保持部の各々に開口部(透孔)を形成し、第1および第2のプレートの間でレンズを挟持する技術が提案されている(特許文献1)。このトレイを用いることにより、複数のレンズをトレイに収納したまま、複数のレンズに一括して表面処理を施すことが可能となる。
ところで、特許文献1に記載のトレイは、レンズに対して表面処理を施すためだけでなく、複数のレンズを一括して搬送・保管するためにも用いられる。
複数のレンズをトレイに収納した状態で搬送する場合、複数のレンズが収納されたトレイが、床上に落下したり、壁などに接触したりして、第1および第2のプレートが中央部で変形して膨んで開いてしまい、レンズがレンズ保持部からはみ出してしまい、レンズに傷がついてしまう場合があった。多数の開口部を狭ピッチで密集させて形成した場合は、第1のプレートや第2のプレートの中央部の剛性が低下してしまうため、特にこのような問題が顕著になっていた。
このため、特許文献1に記載されているトレイには、第1および第2のプレートの間にレンズがしっかり挟持されるように、第1および第2のプレートを重ね合わせて連結する連結ピンが、第1プレートおよび第2プレートの中央部や外周縁部に取り付けられている。
特開2004−315014号公報(特に、段落0022、0025、0035、0056、0057、図14〜図16)
しかしながら、特許文献1に記載されているトレイでは、連結ピンを新たに追加する必要があり、連結ピンを第1および第2のプレートに取り付ける作業を追加する必要が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、簡単な構成で、収納部品を確実に保持できるトレイを提供することを目的とする。
本発明に係るトレイは、板状に形成され、互いに内面を対向して重ね合わされた第1および第2のプレートと、第1または第2のプレートの少なくとも一方に形成された複数の開口部と、第1または第2のプレートの少なくとも一方の外面の外周縁部に突起状に形成された第1の支持部と、第1または第2のプレートの少なくとも一方の外面の外周縁部に囲われた中央領域に突起状に形成された第2の支持部とを備え、開口部の外周縁部上に配置される収納部品を第1および第2のプレートの内面間で挟持するトレイであって、第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、複数のトレイを重ね合わせたとき、第1および第2の支持部は、収納部品が第1および第2のプレートの内面の間で挟持された状態に維持されるように、第1および第2のプレートの外周縁部および中央領域を支持することを特徴とするものである。このような構成にしたことにより、簡単な構成で、収納部品を確実に保持できる
ここで、第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、トレイを重ね合わせたとき、第1および第2の支持部は、第1または第2のプレートの外面に当接されている。また、第1および第2の支持部は、第1または第2のプレートから延出されて一体に形成されている。また、第2の支持部は、複数個形成されてもよい。複数の開口部は、格子状または千鳥格子状に配列されて形成されている。また、第1および第2のプレートの重ね合わせ位置を規制するための位置決め部が、第1および第2のプレートに形成されてもよい。また、第1および第2の外面に、第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、複数のトレイを重ね合わせたときのトレイの移動を規制するためのずれ防止部が形成されてもよい。収納部品は例えば光学部品である。
本発明によれば、簡単な構成で、収納部品を確実に保持できる。
本発明の実施の形態に係るトレイについて、図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るトレイの構成を示す図であって、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図、図1(d)は図1(a)のX−X切断線における断面図である。図2は、本発明の実施の形態に係るトレイの開口部の中心断面を拡大して示す図である。なお、図2では、収納部品としてのレンズ200もあわせて示している。図3は、本発明の実施の形態に係るトレイを重ね合わせたときの断面図であって、各トレイの断面図は図1(a)のX−X切断線に対応する部分を示す図である。図4は、本発明の実施の形態に係るトレイの上プレートの構成を示す図であって、図4(a)は平面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図である。図5は、本発明の実施の形態に係るトレイの下プレートの構成を示す図であって、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図、図5(c)は背面図である。
以下の本発明の実施の形態に係るトレイの構成の説明について、まず、トレイ100の構成の概略説明をした後に、トレイ100を構成する第1のプレート10および第2のプレート20の構成を主に図3および図4に従って説明し、最後に第1および第2のプレート10、20を重ね合わせたトレイ100の構成を主に図1、図2および図3に従って説明する。
図1に示されるように、本発明の実施の形態に係るトレイ100は、互いに内面を対向して重ね合わせられた第1のプレート10および第2のプレート20から構成されている。
また、図2に示されるように、複数の収納部品としてのレンズ200が、第1のプレート10および第2のプレート20の内面の間で挟持されている。図2に示されるように、レンズ200は、曲面により形成されたレンズ部200aとレンズ部200aの外周部に設けられたフランジ部200bを有している。レンズ200の材料には、ポリオレフィン系、ノルボルネン系、アクリル系、ポリカーボネートなどの合成樹脂が用いられている。なお、図1に示されるトレイ100には、110個のレンズ200を収納することができる。第1および第2のプレート10、20の材料には、例えば、ポリカーボネート、ポリオレフィンなどの耐摩耗性に優れた合成樹脂やアルミニウムなどの金属が用いられる。
なお、第1および第2のプレート10、20の材料をレンズ200の材料と同一とするか、同系統にして熱膨張係数を略同一にするとよい。このようにすることにより、例えば、トレイ100内に収納した状態で、レンズ200に対して蒸着をした場合に、第1および第2のプレート10、20がレンズ200と同じように熱膨張するので、レンズ200に無理な応力が加わらないようにすることができる。
次に、本発明の実施の形態に係るトレイ100の上プレート10の具体的な構成について、図に基づいて説明する。
図4(a)〜図4(c)に示されるように、第1のプレート10は、正方形型に平板状に形成されている。第1のプレート10の外周縁部を囲う中央領域には、一部を除いて縦方向および横方向に千鳥格子状に整列して多数の開口孔11が形成されている。図4(a)および図4(c)に示されるように、本実施の形態においては、合計110個の開口孔11が形成されている。各開口孔11の外周面11aは、図2に示されるように、第1のプレート10の外面から内面に向けて徐々に内径が小さくなって、すり鉢状に形成されている。
なお、本実施の形態では、第1のプレート10の外形を正方形としたが、長方形や多角形や円形や楕円形などとしてもよい。また、本実施の形態では、開口孔11は千鳥格子状に配列されたものとしたが、開口孔11が格子状(マトリックス状)に配列されてもよい。
図4(a)に示されるように、ピン状の第1の支持部12a〜12dが、第1のプレート10の外面の四隅に形成されている。なお、本実施の形態では、4個のピン状の第1の支持部12a〜12dを、第1のプレート10の外面の四隅に形成するものとしたが、少なくとも3ヶ所以上のピン状の第1の支持部を第1のプレート10の外面の外周縁部に形成してもよい。また、本実施の形態では複数のピン状の第1の支持部12a〜12dを設けたが、リブ状のものであってもよい。
図4(b)に示されるように、第1の支持部12a〜12dは、第1のプレート10の外面表面から上方に突出して形成されている。また、第1の支持部12a〜12dは、第1のプレート10の外面から延出されて形成されており、第1のプレート10と一体に形成されている。第1の支持部12a〜12dを第1のプレート10と一体に形成することにより、第1の支持部12a〜12dに剛性を持たせることができる。
また、第1の支持部12a〜12dは、後で図3を用いて詳細に説明するように、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、トレイ100の四隅における角部が撓んだり、第1および第2のプレート10、20の内面間に間が開いたりするのを抑制する機能を果たす。
図4(a)に示されるように、第2の支持部13が、第1のプレート10の外周縁部に囲われた中央領域内に形成されている。この例に係る第2の支持部13は、第1のプレート10の略中心(略重心位置)に設けられている。なお、図4(a)に示されるように、第2の支持部13は、開口孔11以外の領域に形成されている。また、本実施の形態ではピン状の第2の支持部13を設けたが、リブ状のものであってもよい。
図4(b)に示されるように、第2の支持部13は、第1のプレート10の外面から上方に突出して形成されている。また、第2の支持部13は、第1のプレート10の外面から延出されて形成されており、第1のプレート10と一体に形成されている。第2の支持部13を第1のプレート10と一体に形成することにより、第2の支持部13に剛性を持たせることができる。
また、第2の支持部13は、後で図3を用いて詳細に説明するように、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、トレイ100の中央領域が撓んだり、第1および第2のプレート10、20の内面間に間が開いたりするのを抑制する機能を果たす。
図4(a)に示されるように、位置決め孔14a、14bが、第1のプレート10の対角線上で対向する一組の角部に形成されている。図1(a)に示されるように、この位置決め孔14a、14bには、後述する第2のプレート20に形成された位置決めピン24a、24bが挿入される。
図4(a)に示されるように、第1のプレート10の外面の外周縁部に、第1のプレート10の各辺に沿って、ずれ防止リブ15a〜15dが形成されている。ずれ防止リブ15aおよび15bが一対となっており、ずれ防止リブ15cおよび15dが一対となっている。なお、一対のずれ防止リブ15a、15bは、後述する第2のプレート20の外面に形成されたずれ防止リブ25a、25bに係合されるように形成され、一対のずれ防止リブ15c、15dは、第2のプレート20の外面に形成されたずれ防止リブ25c、25dに係合されるように形成されている。
図4(a)および図4(c)に示されるように、突出ピン16a〜16dが、第1のプレート10の対向する2辺に設けられた凹部17a〜17dから延出されて形成されている。突出ピン16a〜16dは半円柱状に形成されている。第1および第2のプレート10、20が重ね合わされたとき、突出ピン16a〜16dは、後述する第2のプレート20に形成された突出ピン26a〜26dと合わされる。なお、突出ピン26a〜26dも突出ピン16a〜16dと同様に半円柱状に形成されており、突出ピン16a〜16dおよび突出ピン26a〜26dが合わされると円柱形状の接合体となる。この接合体にはゴム状のチューブ(不図示)が嵌め込まれて、第1および第2のプレート10、20が重ね合わされた状態に保持される。
次に、本発明の実施の形態に係るトレイ100の下プレート20の具体的な構成について、図に基づいて説明する。
図5(a)〜図5(c)に示されるように、第2のプレート20は、第1のプレート10の外形と同様に、正方形型に平板状に形成されている。また、第2のプレート20の外周縁部を囲う中央領域には、多数の開口孔21が、千鳥格子状に整列して形成されている。なお、第1および第2のプレート10、20を重ね合わせたとき、多数の開口孔21と開口孔11の位置が合致するように、構成されている。図2に示されるように、各開口孔21の外周面21aは、第2のプレート20の外面から内面に向けて徐々に内径が小さくなってすり鉢状に形成されている。
図2に示されるように、開口孔21の外周部には、段落ちされたレンズ保持部21bが形成されている。このレンズ保持部21bは、レンズ200のフランジ部200bの形状にあわせて形成されている。また、図5(a)に示されるように、治具逃げ部28が形成されている。この治具逃げ部28は、例えばレンズ200を把持して、レンズ保持部21b上に載置したり、レンズ保持部21b上に載置されたレンズ200を取り出したりするためのピンセットなどの治具の先端部が入り込むために、溝状に形成されている。なお、図2で図示しないが、治具逃げ部28はレンズ保持部21bと同じ深さの凹部により形成されている。
図5(a)に示されるように、第1および第2のプレート10、20を重ね合わせたとき、位置決めピン24a、24bが、位置決め孔14a、14bに重なるように、第2のプレート20の対角線上で対向する一組の角部に形成されている。なお、図1(a)に示されるように、位置決めピン24a、24bが位置決め孔14a、14bに挿入されて、第1および第2のプレート10、20の重ね合わせ位置が規制される。
図5(c)に示されるように、第2のプレート20の外面の外周縁部に、第2のプレート20の各辺に沿って、ずれ防止リブ25a〜25dが形成されている。ずれ防止リブ25aおよび25bが一対となっており、ずれ防止リブ25cおよび25dが一対となっている。なお、一対のずれ防止リブ25a、25bは、第1のプレート10の外面に形成されたずれ防止リブ15a、15bに係合されるように形成され、一対のずれ防止リブ25c、25dは、第1のプレート10の外面に形成されたずれ防止リブ15c、15dに係合されるように形成されている。
図5(a)および図5(c)に示されるように、突出ピン26a〜26dが、第2のプレート20の対向する2辺に設けられた凹部27a〜27dから延出されて形成されている。突出ピン26a〜26dは半円柱状に形成されている。第1および第2のプレート10、20が重ね合わされたとき、突出ピン26a〜26dは、突出ピン16a〜16dと合わされる。なお、突出ピン16a〜16dも半円柱状に形成されており、突出ピン16a〜16dおよび突出ピン26a〜26dが合わされると円柱形状の接合体となる。この接合体にはゴム状のチューブ(不図示)が嵌め込まれて、第1および第2のプレート10、20が重ね合わされた状態に保持される。
次に、第1および第2のプレート10、20を重ね合わせた本発明の実施の形態に係るトレイについて、図に基づいて具体的に説明する。
図2に示されるように、収納部品としてのレンズ200は、第2のプレート20の各開口孔21の外周部に形成されたレンズ保持部21b上に配置されている。具体的には、図2に示されるように、レンズ200のフランジ部200bが、レンズ保持部21b上に配置されている。
図1(a)に示されるように、第2のプレート20の内面上に形成された位置決めピン24a、24bが、第1のプレート10に形成された位置決め孔14a、14bに、挿入されることにより、第1および第2のプレート10、20の内面が互いに重ね合される。このように位置決めピン24a、24bおよび位置決め孔14a、14bを用いて、第1および第2のプレート10、20を重ね合わせることにより、第1および第2のプレート10、20の重ね合わせ位置が規制される。このとき、図1(d)および図2に示されるように、第1のプレート10の内面と第2のプレート20の内面が密着して合わせられている。また、第1のプレート10の内面と第2のプレート20のレンズ保持部21bとの間で、レンズ200のフランジ部200bが挟持されている。なお、突出ピン16a〜16dおよび突出ピン26a〜26dが合わされた円柱形状の接合体には、ゴム状のチューブ(不図示)が嵌め込まれ、第1および第2のプレート10、20が重ね合わされた状態に保持される。
次に、本発明の実施の形態に係るトレイ100を複数段に重ね合わせた状態について、図に基づいて、具体的に説明する。
図1(b)、図1(d)および図3に示されるように、第1の支持部12a〜12dが、第1のプレート10の外面上に突出されている。図3に示されるように、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、第1の支持部12a〜12dの先端部が、第2のプレート20の外面に当接されている。このような第1の支持部12a〜12dを設けたことにより、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、トレイ100の四隅における角部が撓んだり、第1および第2のプレート10、20の内面間に間が開いたりするのが抑制される。
また、図1(b)、図1(d)および図3に示されるように、第2の支持部13が、第1のプレート10の外面上に突出されている。図3に示されるように、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、第2の支持部13の先端部が、第1の支持部12a〜12dと同様に、第2のプレート20の外面に当接されている。このような第2の支持部13を設けたことにより、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたときに、トレイ100の中央領域が撓んだり、第1および第2のプレート10、20の内面間に間が開いたりするのを抑制することができる。
以上のように、第1の支持部12a〜12dおよび第2の支持部13を設けたことにより、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、レンズ200が第1および第2のプレート10、20の内面の間で挟持された状態に維持されるように、第1および第2のプレート10、20の外周縁部および中央領域が支持され、レンズ200がレンズ保持部21bから外れるのを抑制することができる。このようにして、特許文献1に記載のトレイのように、連結ピンを備える必要もなく、簡単な構成で、収納部品であるレンズ200を確実に保持することができる。
また、図1および図3に示されるように、ずれ防止リブ15a〜15dが、第1のプレート10の外面上に突出され、ずれ防止リブ25a〜25dが、第2のプレート20の外面上に突出されている。
図1(a)、図1(c)および図1(d)に示されるように、一対のずれ止めリブ15a、15bの間隔は、一対のずれ止めリブ25a、25bの間隔よりもわずかに広くなっている。同様に、一対のずれ止めリブ15c、15dの間隔は、一対のずれ止めリブ25c、25dの間隔よりもわずかに広くなっている。
従って、図3に示されるように、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、一対のずれ止めリブ25a、25bが一対のずれ止めリブ15a、15bの内側に配置され、一対のずれ止めリブ25a、25bと一対のずれ止めリブ15a、15bとが互いに係合される。また、一対のずれ止めリブ25c、25dが一対のずれ止めリブ15c、15dの内側に配置され、一対のずれ止めリブ25c、25dと一対のずれ止めリブ15c、15dとが互いに係合される。
このように、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたときのトレイ100の移動を抑制するずれ防止リブ15a〜15b、25a〜25dを設けたことにより、複数のトレイ100を複数段に積み重ねても、トレイ100がどの方向にもずれることがなく、収納部品であるレンズ200を確実に保持した状態で、トレイ100を安定して積み重ねることができる。
次に、本発明の実施の形態に係るトレイの変形例について、図に基づいて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るトレイの変形例の構成を示す図であって、図6(a)は平面図、図6(b)は側面図、図6(c)は背面図、図6(d)は図6(a)のY−Y切断線における断面図である。
本発明の実施の形態に係るトレイ100では、図1に示されるように、第2の支持部13は、第1のプレート10の外面の中央領域に、ひとつだけ形成されているのに対し、本発明の実施の形態に係るトレイの変形例100aでは、第2の支持部130a、130bは、第1のプレート10の外面の中央領域に、2個形成されている点で相違する。なお、図6では、第2の支持部を2個設けたものを示したが、第2の支持部を3個以上設けてもよい。
このように、第2の支持部130a、130bを複数個形成することにより、第1および第2のプレート10、20の外面を互いに対向させて、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、第2の支持部130a、130bの先端部が、複数個所で第2のプレート20の外面に当接される。このことにより、複数のトレイ100を多数段に積み重ねたとき、トレイ100の中央領域が撓んだり、第1および第2のプレート10、20の内面間に間が開いたりするのをより効果的に抑制することができる。
以上の説明は、本発明を実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。
上記実施の形態では、第1のプレート10の外面上に第2の支持部13、130a、130bを形成する説明をしたが、第2のプレート20の外面に第2の支持部を形成してもよい。また、第1および第2のプレート10、20の双方の外面に第2の支持部を形成してもよい。
第1および第2のプレート10、20の双方の外面に第2の支持部を形成する場合は、第1のプレート10の外面に形成する第2の支持部と第2のプレート20の外面に形成する第2の支持部の配置位置をずらして形成するか、第1および第2のプレート10、20の外面にそれぞれ形成する第2の支持部の先端部が互いに当接されるように、第1および第2のプレート10、20に形成する第2の支持部の長さを調整して形成してもよい。
また、上記実施の形態では、第1および第2のプレート10、20の両方に複数の開口部11、21を形成する説明をしたが、レンズ200の片面だけに表面処理を施す場合には、第1または第2のプレート10、20のいずれか一方のみに、複数の開口部を形成すればよい。
また、上記実施の形態では、トレイ100、100aへの収納部品としてレンズの場合について説明したが、これに限定されず、本実施の形態に係る発明を光学フィルタ、回折格子、ライトガイドなどの光学部品、半導体チップなどの各種部品を、トレイ100、100aへの収納部品に適用することができる。
上記実施の形態では、第1および第2のプレート10、20の両方にずれ止めリブ15a〜15d、25a〜25dを形成する説明をしたが、第1または第2のプレート10、20のいずれか一方のみに、ずれ止めリブを形成し、他方のプレートにずれ止めリブと係合する溝や段部を設けることができる。
本発明の実施の形態に係るトレイの構成を示す図であって、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図、図1(d)は図1(a)のX−X切断線における断面図である。 本発明の実施の形態に係るトレイの開口部の中心断面を拡大して示す図である。 本発明の実施の形態に係るトレイを重ね合わせたときの断面図であって、各トレイの断面図は図1(a)のX−X切断線に対応する部分を示す図である。 本発明の実施の形態に係るトレイの上プレートの構成を示す図であって、図4(a)は平面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図である。 本発明の実施の形態に係るトレイの下プレートの構成を示す図であって、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図、図5(c)は背面図である。 本発明の実施の形態に係るトレイの変形例の構成を示す図であって、図6(a)は平面図、図6(b)は側面図、図6(c)は背面図、図6(d)は図6(a)のY−Y切断線における断面図である。
符号の説明
100 トレイ
10 第1のプレート
11 開口孔
11a 外周面
12a〜12d 第1の支持部
13 第2の支持部
14a、14b 位置決め孔
15a〜15d ずれ止めリブ
16a〜16d 突出ピン
17a〜17d 凹部
20 第2のプレート
21 開口孔
21a 外周面
21b段差部
24a、24b 位置決めピン
25a〜25d ずれ止めリブ
26a〜26d 突出ピン
27a〜27d 凹部
28 治具逃げ部
200 レンズ
200a レンズ部
200b フランジ部

Claims (8)

  1. 板状に形成され、互いに内面を対向して重ね合わされた第1および第2のプレートと、上記第1または第2のプレートの少なくとも一方に形成された複数の開口部と、上記第1または第2のプレートの少なくとも一方の外面の外周縁部に突起状に形成された第1の支持部と、上記第1または第2のプレートの少なくとも一方の外面の外周縁部に囲われた中央領域に突起状に形成された第2の支持部とを備え、
    上記開口部の外周縁部上に配置される収納部品を上記第1および第2のプレートの内面間で挟持するトレイであって、
    上記第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、複数の上記トレイを重ね合わせたとき、上記第1および第2の支持部は、上記収納部品が上記第1および第2のプレートの内面の間で挟持された状態に維持されるように、上記第1および第2のプレートの外周縁部および中央領域を支持することを特徴とするトレイ。
  2. 上記第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、上記トレイを重ね合わせたとき、上記第1および第2の支持部は、上記第1または第2のプレートの外面に当接されることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  3. 上記第1および第2の支持部は、第1または第2のプレートから延出されて一体に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  4. 上記第2の支持部は、複数個形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  5. 上記複数の開口部は、格子状または千鳥格子状に配列されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  6. 上記第1および第2のプレートの重ね合わせ位置を規制するための位置決め部が、上記第1および第2のプレートに形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  7. 上記第1および第2の外面に、上記第1および第2のプレートの外面を互いに対向させて、複数の上記トレイを重ね合わせたときの上記トレイの移動を規制するためのずれ防止部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  8. 上記収納部品は光学部品であることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
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