JP6311199B2 - ケーブルガイド - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルガイドに関する。
特許文献1には、単位ケーブル保護枠体を複数連結して構成される連結式ケーブルガイドが記載されている。それぞれの単位ケーブル保護枠体は、底板部と、底板部の両側に立設された一対の側板部とによってU字状に形成されている。底板部の一方の端部側には、接続差込板部が形成されており、底板部の他方の端部側には、接続差込板部が遊嵌される間隙を有する接続受板部が形成されている。接続差込板部の表裏面には、接続突起が設けられている。接続受板部には、接続孔が設けられている。
特開2001−177945号公報
上記の連結式ケーブルガイドは、互いに隣接する単位ケーブル保護枠体の一方の接続差込板部を他方の接続受対部の間隙に挿入し、接続突起を接続孔に嵌合させることによって、単位ケーブル保護枠体同士を連結して構成される。この連結式ケーブルガイドにおいては、単位ケーブル保護枠体の側板部に対して、単位ケーブル保護枠体を連結したときに互いに摺動可能な凹円弧面及び凸円弧面を形成することにより、水平方向に回動可能としている。
ところで、この連結式ケーブルガイドにあっては、単位ケーブル保護枠体のそれぞれに側板部を設けることにより、ガイド対象となるケーブルの飛び出しが抑制されると考えられる。特に、この連結式ケーブルガイドは、単一種類の単位ケーブル保護枠体のみを連結して構成されるので、その全体にわたって側板部が設けられることとなる。したがって、この連結式ケーブルガイドにおいては、側板部が部分的に不要である場合や、側板部が部分的に邪魔になる場合等に対応できず、構成の自由度が低い。
また、この連結式ケーブルガイドは、上下方向にも揺動可能であるとされている。上述したように、この連結式ケーブルガイドは、単一種類の単位ケーブル保護枠体のみを連結して構成されるので、その場合には全体が揺動することとなる。つまり、この連結式ケーブルガイドにおいては、一部のみを揺動可能としつつ残部を揺動可能でないように構成することが困難であり、やはり構成の自由度が低い。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、構成の自由度が高いケーブルガイドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るケーブルガイドは、第1の構造体と第2の構造体とを備えるケーブルガイドであって、第1の構造体は、一端部に設けられた差込部と、他端部に設けられた差込受部と、を含む底板からなり、第2の構造体は、底板と、底板における一端部と他端部との間の一対の側部から立設された一対の側板と、を有し、底板同士は、一方の底板の差込部を他方の底板の差込受部に差し込むことにより、底板の延在方向に沿って互いに回動可能に連結されることを特徴とする。
本発明によれば、構成の自由度が高いケーブルガイドを提供することができる。
本実施形態に係るケーブルガイドの部分的な構成を示す斜視図である。 図1に示された第1の構造体の構成を示す図である。 図1に示された第2の構造体の構成を示す図である。 底板同士を互いに連結する様子を示す断面図である。 図1に示されたケーブルガイドの部分的な側面図である。 図1に示されたケーブルガイドの変形例の一部分を示す斜視図である。 図1に示されたケーブルガイドの変形例の一部分を示す斜視図である。
[実施形態の説明]
まず、本発明に係るケーブルガイドの一実施形態を列記して説明する。
一実施形態に係るケーブルガイドは、第1の構造体と第2の構造体とを備えるケーブルガイドであって、第1の構造体は、一端部に設けられた差込部と、他端部に設けられた差込受部と、を含む底板からなり、第2の構造体は、底板と、底板における一端部と他端部との間の一対の側部から立設された一対の側板と、を有し、底板同士は、一方の底板の差込部を他方の底板の差込受部に差し込むことにより、底板の延在方向に沿って互いに回動可能に連結される、ことを特徴とする。
このケーブルガイドは、第1及び第2の構造体を備える。第1の構造体は、差込部と差込受部とを含む底板からなる。第2の構造体は、その底板と、その底板に立設された一対の側板とを有する。つまり、底板は、第1及び第2の構造体における共通部分である。第1の構造体同士、第1の構造体と第2の構造体、又は、第2の構造体同士は、それぞれの底板同士を連結することにより、底板の延在方向(例えば水平方向)に沿って互いに連結可能である。より具体的には、底板同士は、一方の底板の差込部を他方の底板の差込受部に差し込むことにより、底板の延在方向に沿って互いに回動可能に連結される。このように、このケーブルガイドは、少なくとも2種類の構造体(第1及び第2の構造体)を任意に選択して底板同士の連結により互いに連結して構成され得る。つまり、このケーブルガイドによれば、一部を底板のみとしつつ残部に側板を設ける構成とし得る。このように、このケーブルガイドは、構成の自由度が高い。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、一端部には、差込部から側部に至るように延在する一対の第1の当接面が設けられており、他端部には、差込受部から側部に至るように延在する一対の第2の当接面が設けられており、第1の当接面と第2の当接面とは、互いに連結された状態の底板を回動したときに互いに当接する面であり、第1の当接面同士のなす角度、及び、第2の当接面同士のなす角度は、90度以上180度未満としてもよい。この場合、互いに連結された状態の底板を回動したときに当接する当接面のなす角度が、90度以上180度未満である。このため、ケーブルガイドが極端に小さな曲率半径でもって湾曲することが避けられる。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、底板は、底板に交差する方向からみて略六角形状の外形を有し、差込部は、外形における互いに対向する頂点の一方に設けられ、差込受部は、外形における互いに対向する頂点の他方に設けられていてもよい。この場合、差込部及び差込受部を容易に構成可能である。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、差込部には、略円柱状の突起が形成されており、差込受部には、突起が嵌合可能な孔が形成されており、底板同士は、一方の底板の差込部を他方の底板の差込受部に差し込んで突起を孔に嵌合させることにより、突起の中心軸周りに互いに回動可能に連結されてもよい。この場合、突起と孔との嵌合によって、底板同士を突起の中心軸周りに回動可能な状態にて確実に連結することが可能である。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、差込部は、平板状の差込板部を含み、突起は、差込板部の両面に設けられており、差込受部は、差込板部を挿入可能な空間を維持しつつ互いに対向する一対の平板状の差込受板部を含み、孔は、差込受板部のそれぞれに形成されていてもよい。この場合、底板同士の連結がより強固となる。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、突起は、他端部から一端部に向かう方向に低くなるような傾斜部を含んでもよい。この場合、突起を容易に孔に陥入させることが可能となる。
一実施形態に係るケーブルガイドにおいては、側部の外側面には、第1の凹部又は第1の凸部が形成されており、側板における底板と反対側の端部には、第1の凹部に嵌合可能な第2の凸部、又は、第1の凸部が嵌合可能な第2の凹部が形成されていてもよい。この場合、第2の構造体の側板の第2の凹部又は第2の凸部に対して、第1の構造体又は第2の構造体の底板の側部の第1の凸部又は第1の凹部を嵌合させることにより、第1の構造体と第2の構造体、又は、第2の構造体同士を、底板に交差する方向(例えば上下方向)に連結して積層することが可能となる。
[実施形態の詳細]
以下、本発明に係るケーブルガイドの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図面の説明においては、同一の要素同士、或いは相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内におけるすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本実施形態に係るケーブルガイドの部分的な構成を示す斜視図である。図1に示されるケーブルガイド1は、例えば、所定のラックに引出可能に実装された光パッチパネルにおいて、光ケーブルをガイドするために用いられる。ケーブルガイド1がガイドする光ケーブルは、種々のものが想定され、例えば複数の光ファイバ心線を集約した光ケーブルである場合もあるし、光ファイバ心線である場合もある。
ケーブルガイド1は、複数の第1の構造体10と、複数の第2の構造体20と、を備えている。ケーブルガイド1は、複数の第1の構造体10と、複数の第2の構造体20と、を所定の配列にて連結して構成されている。図2は、図1に示された第1の構造体の構成を示す図である。図2の(a)は斜視図であり、図2の(b)は平面図であり、図2の(c)は側面図である。図2に示されるように、第1の構造体10は、底板11からなる。底板11は、一端部11aに設けられた差込部12と、他端部11bに設けられた差込受部13と、を含む。
底板11は、底板11に交差する方向からみて(すなわち平面視において)、略六角形状の外形を有する。一端部11a及び差込部12は、その略六角形状の外形における互いに対向する一対の頂点うちの一方に設けられており、他端部11b及び差込受部13は、当該外形における対向する一対の頂点のうちの他方に設けられている。
差込部12は、平板状の差込板部14を含む。差込板部14は、平面視において略円形状を呈している。差込板部14は、互いに平行な表面14a及び裏面14bを含む。表面14a及び裏面14bには、それぞれ、略円柱状の突起16が形成されている。つまり、突起16は、差込板部14の両面に設けられている。差込板部14と突起16とは、一例として、平面視において略同心とされている。突起16は、他端部11bから一端部11aに向かう方向に徐々に低くなる傾斜部16pを含む。傾斜部16pは、円柱の高さ方向に交差する平面によって円柱を部分的に切断した際に形成される形状を呈している。
差込受部13は、一対の平板状の差込受板部15を含む。差込受板部15は、平面視において略円形状を呈している。一対の差込受板部15は、差込板部14を挿入可能な空間S1を維持しつつ互いに対向している。つまり、差込受板部15は、少なくとも差込板部14の厚さの分だけ互いに離間して配置されている。差込受板部15のそれぞれには、略円柱状の孔15hが形成されている。差込受板部15と孔15hとは、一例として、平面視において略同心とされている。孔15hは、ここでは差込受板部15を貫通しているが、底部を有する孔としてもよい。孔15hは、突起16が嵌合可能な形状・寸法とされている。
底板11同士は、このような差込部12及び差込受部13によって、互いに連結可能である。より具体的には、底板11同士は、一方の底板11の差込部12を他方の底板11の差込受部13に差し込むことにより、底板11の延在方向に沿って互いに回動可能に連結される。さらに具体的には、底板11同士は、一方の底板11の差込部12を他方の底板11の差込受部13に差し込んで突起16を孔15hに嵌合させることにより、突起16の中心軸周りに互いに回動可能に連結される(図4等参照)。
底板11は、そのように互いに連結した状態において回動されたときに、回動を規制すべく互いに当接する面を有している。より具体的には、まず、底板11は、一端部11aと他端部11bとの間に一対の側部11cを含む。側部11cは、底板11の略六角形状の外形の2頂点を結ぶ辺部分である。側部11cは、一端部11aから他端部11bに向かう方向に沿って互いに平行に延在している。
そして、底板11の一端部11aには、差込部12から一対の側部11cのそれぞれに至るように延在する一対の第1の当接面12sが設けられている。また、底板11の他端部11bには、差込受部13から一対の側部11cのそれぞれに至るように延在する第2の当接面13sが設けられている。第1の当接面12sと第2の当接面13sとは、互いに連結された状態の底板11を回動したときに互いに当接する面である。第1の当接面12s同士のなす角度θ1と、第2の当接面13s同士のなす角度θ2とは、一例として、互いに略同一であり、90度以上180度未満である。さらに、角度θ1及び角度θ2は、例えば90度以上150度以下とすることができ、ここでは135度である。
ここで、底板11には、その外縁に沿ったリブが形成されている。特に、一端部11aにおいては、平面視において略円形状の差込部12(差込板部14)の他端部11b側の一部分を囲うように、略円弧状のリブ17が形成されている。リブ17の高さ(底板11の厚さ方向におけるリブ17の寸法)は、例えば差込受板部15の厚さ以上であり、ここでは、差込受板部15の厚さと略同一である。したがって、差込板部14を差込受板部15の間に挿入し、差込板部14の表面14a及び裏面14b上に差込受板部15が配置されると、差込受板部15とリブ17とが略面一となる。
また、底板11には、当該ケーブルガイドを上述したような光パッチパネル等の係合先部材に係合するための一対の係合片18が設けられている。係合片18は、互いに対向するように、底板11の側部11cから底板11の内部に向かって突設されている。係合片18のそれぞれには、ネジ孔18hが形成されている。また、係合片18同士は、側部11cと反対側の端部18eにおいて互いに離間しており、空隙S2を画成している。端部18eには、係合突起18pが形成されている。
このような底板11においては、例えば、係合先部材に設けられた位置決め用の突起が係合片18同士の空隙S2に挿入されたときに、係合片18の端部18eに設けられた係合突起18pが当該位置決め用の突起の凹部に係合し、底板11が係合先部材に対して固定される。なお、係合片18のネジ孔18hを用いて、底板11を係合先部材に対して固定することも可能である。
図3は、図1に示された第2の構造体の構成を示す図である。図3の(a)は斜視図であり、図3の(b)は平面図であり、図3の(c)は側面図である。図3に示されるように、第2の構造体20は、底板11(すなわち第1の構造体10)と、底板11に設けられた一対の側板21と、を有する。底板11は、第1の構造体10と第2の構造体20との共通部分である。換言すれば、第2の構造体20は、第1の構造体10を含む。
側板21は、底板11における一端部11aと他端部11bとの間の一対の側部11cから立設されている。側板21は、底板11と交差する方向に延在している(一例として底板11と略直交している)。側板21は、底板11の一方の側部11cから他方の側部11cに向かう方向からみて(すなわち側面視において)、略矩形状を呈している。第2の構造体20は、底板11と側板21とによって略U字状に形成されており、光ケーブルが配置される空間S3を画成している。
ここで、底板11の側部11cの外側面には、第1の凸部19が形成されている。また、側板21の底板11と反対側の端部21eには、第2の凹部29が形成されている。ここでは、第2の凹部29は、側板21の内面から外面に貫通する貫通孔であるが、底部を有する孔であってもよい。その場合には、第2の凹部29は、側板21の内面に設けられる。第2の凹部29は、第1の凸部19が嵌合可能な寸法・形状を呈している。
したがって、第1の構造体10と第2の構造体20、或いは、第2の構造体20同士は、その底板11を側板21上に配置し、側板21の第2の凹部29に第1の凸部19を嵌合させることによって、互いに上下方向に連結して積層することができる(図1等参照)。一例として、図1に示されるように、第2の構造体20の上に第1の構造体10を配置し、第2の構造体20の側板21に第1の構造体10の底板11を連結して積層することができる。この場合、第2の構造体20の空間S3の上方が塞がれる。したがって、空間S3に配置された光ケーブルは、左右方向において側板21にガイドされると共に、上下方向において底板11によりガイドされる。
なお、側板21の内面には、側板21の外縁に沿ったリブ27が設けられている。リブ27は、側板21の底板11と反対側の端部21eまで至っていない。このため、リブ27の端面27sが、側板21の端部21eよりも底板11側に位置している。このリブ27の端面27sは、側板21上に底板11を配置したときに底板11に当接する当接面であり、側板21上における底板11の位置を規定する位置決め部として機能する。
図4は、底板同士を互いに連結する様子を示す断面図である。図4には、一例として、第2の構造体20と第1の構造体10とを連結する場合が示されているが、第2の構造体20同士、或いは第1の構造体10同士を連結する場合も同様である。図4に示されるように、この場合には、まず、第1の構造体10及び第2の構造体20を用意する。そして、第2の構造体20の底板11の一端部11aに設けられた差込部12を、第1の構造体10の底板11の他端部11bに設けられた差込受部13に差し込む。
より具体的には、第2の構造体20の底板11の差込板部14を、第1の構造体10の底板11の差込受板部15同士の空間S1に挿入する。これにより、差込板部14に設けられた突起16が、差込受板部15に設けられた孔15hに嵌合する。このとき、突起16には、傾斜部16pが設けられているので(すなわち、突起16が基端から先端に向けて徐々に薄くなっているので)、突起16によって差込受板部15同士の空間S1を容易に押し広げて突起16を孔15hに陥入することができる。このように突起16が孔15hに嵌合することにより、第2の構造体20と第1の構造体10との連結が完了する。
このとき、第2の構造体20の底板11に設けられたリブ17が、突起16が嵌合された状態の差込受板部15の外縁に沿って配置されることとなる。このため、第1の構造体10の底板11の差込受板部15に対して、第2の構造体20側から突起16と孔15hとの嵌合を外す方向に力が加わることが抑制される。よって、底板11同士の連結がより強固となる。
以上説明したように、本実施形態に係るケーブルガイド1は、第1の構造体10及び第2の構造体20を備えている。第1の構造体10は、差込部12と差込受部13とを含む底板11からなる。第2の構造体20は、その底板11と、その底板11に立設された一対の側板21とを有する。第1の構造体10同士、第1の構造体10と第2の構造体20、又は、第2の構造体20同士は、それぞれの底板11同士を連結することにより、底板11の延在方向(例えば水平方向)に沿って互いに連結可能である。
より具体的には、底板11同士は、上述したように、一方の底板11の差込部12を他方の底板11の差込受部13に差し込むことにより、底板11の延在方向に沿って互いに回動可能に連結される。このように、このケーブルガイド1は、少なくとも2種類の構造体(第1の構造体10及び第2の構造体20)を任意に選択して底板11同士の連結により互いに連結して構成され得る。
一例として、ケーブルガイド1は、図5に示されるように、第1の構造体10及び第2の構造体20から構成される領域R1と、第1の構造体10のみから構成される領域R2と、を含む。特に、領域R1は、互いに連結された複数(ここでは3つ)の第1の構造体10と、それらの第1の構造体10の両側に配置されて連結された一対の第2の構造体20と、それらの第2の構造体20のそれぞれの上に配置されて連結された第1の構造体10と、第2の構造体20上の第1の構造体10の間に配置されて連結された複数(ここでは3つ)の第1の構造体10と、を含む。
このように、ケーブルガイド1においては、その一部を底板11のみの第1の構造体10としつつ、その残部を底板11と側板21とからなる第2の構造体20を含むようにすることができ、構成の自由度が高い。特に、ケーブルガイド1によれば、領域R1において、光ケーブルが上下方向(底板11に交差する方向)及び左右方向(側板21に交差する方向)に十分にガイドされる。また、当該領域R1においては、一対の第2の構造体20が上下両側において第1の構造体10により互いに連結されているので、上下方向の撓みが比較的少ない。
これに対して、ケーブルガイド1によれば、領域R2において、側板21及び側板21上の底板11が設けられておらず、光ケーブルの操作が容易となる。また、当該領域R2にあっては、ケーブルガイド1が上下方向に比較的撓みやすい。つまり、このケーブルガイド1は、一部分のみにおいて上下方向に撓みやすく構成され得る。
また、本実施形態に係るケーブルガイド1においては、底板11の一端部11aには、差込部12から側部11cに至るように延在する一対の第1の当接面12sが設けられており、他端部11bには、差込受部13から側部11cに至るように延在する一対の第2の当接面13sが設けられている。第1の当接面12sと第2の当接面13sとは、互いに連結された状態の底板11を回動したときに互いに当接する面である。
そして、第1の当接面12s同士のなす角度θ1、及び、第2の当接面13s同士のなす角度θ2は、90度以上180度未満である。このため、ケーブルガイド1が極端に小さな曲率半径でもって底板11の延在方向に沿って湾曲することが避けられる。したがって、ケーブルガイド1にガイドされる光ケーブルの損傷等が抑制される。
また、本実施形態に係るケーブルガイド1においては、差込部12には、略円柱状の突起16が形成されており、差込受部13には、突起16が嵌合可能な孔15hが形成されている。また、底板11同士は、一方の底板11の差込部12を他方の底板11の差込受部13に差し込んで突起16を孔15hに嵌合させることにより、突起16の中心軸周りに互いに回動可能に連結される。このため、底板11同士が、突起16と孔15hとの嵌合によって、突起16の中心軸周りに回動可能な状態にて確実に連結される。
また、本実施形態に係るケーブルガイド1においては、差込部12は、平板状の差込板部14を含み、突起16は、差込板部14の表面14a及び裏面15bに設けられている。一方、差込受部13は、差込板部14を挿入可能な空間を維持しつつ互いに対向する一対の平板状の差込受板部15を含み、孔15hは、差込受板部15のそれぞれに形成されている。このため、底板11同士の連結が、一対の突起16及び孔15hによりなされるので、より強固となる。
また、本実施形態に係るケーブルガイド1においては、突起16は、他端部11bから一端部11aに向かう方向に低くなるような傾斜部16pを含んでいる。このため、差込部12を差込受部13に差し込む際に、突起16によって差込受板部15同士の空間S1を容易に押し広げて突起16を孔15hに陥入させることができる。
さらに、本実施形態に係るケーブルガイド1においては、底板11の側部11cの外側面には、第1の凸部19が形成されており、側板21における底板11と反対側の端部21eには、第1の凸部19が嵌合可能な第2の凹部29が形成されている。このため、第2の構造体20の側板21の第2の凹部29に対して、第1の構造体10又は第2の構造体20の底板11の側部11cの第1の凸部19を嵌合させることにより、第1の構造体10と第2の構造体20、又は、第2の構造体20同士を、上下方向に連結して積層することが可能である。また、そのような上下方向の連結に際して、別部材を用意する必要がない。
以上の実施形態は、本発明に係るケーブルガイドの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係るケーブルガイドは、上述したケーブルガイド1に限定されない。本発明に係るケーブルガイドは、上述したケーブルガイド1を変更したものとすることができる。
例えば、上記実施形態に係るケーブルガイド1は、図6の(a)に示されるケーブルガイド1Aのように変形することができる。ケーブルガイド1Aは、複数の第2の構造体20を連続して配置して互いに連結した領域(図示された領域)を含む。また、ケーブルガイド1Aにおいては、当該領域の第2の構造体20の上には、別の第2の構造体20や第1の構造体10が連結(積層)されていない。すなわち、第2の構造体20が連続する領域においては、空間S3が上方に開放されている。このため、当該領域において、ケーブルガイド1Aに対する光ケーブルの出し入れが容易である。また、当該領域において、ケーブルガイド1Aが比較的撓みやすくなる。
また、上記実施形態に係るケーブルガイド1は、図6の(b)に示されるケーブルガイド1Bのように変形することができる。ケーブルガイド1Bは、複数の第2の構造体20を連続して配置して互いに連結した領域(図示された領域)を含む。また、ケーブルガイド1Bにおいては、当該領域の第2の構造体20の上に第1の構造体10が取り付けられている。すなわち、第2の構造体20が連続する領域において、空間S3が上方に閉じられている。この場合、当該領域において、上下方向及び左右方向の両方において光ケーブルがガイドされると共に、ケーブルガイド1Bの上下方向の撓みが確実に抑制される。
さらに、上記実施形態に係るケーブルガイド1は、図7に示されるケーブルガイド1Cのように変形することができる。ケーブルガイド1Cは、複数の第2の構造体20を連続して配置して互いに連結すると共に、それらの第2の構造体20のそれぞれの上に別の第2の構造体20を連結(積層)した領域(図示された領域)を含む。さらに、ケーブルガイド1Cにおいては、上側の第2の構造体20のそれぞれのさらに上に第1の構造体10が取り付けられている。つまり、ケーブルガイド1Cにおいては、上下方向及び左右方向に閉じられた2段の空間S3が設けられることとなる。この場合には、それぞれの空間S3に対して別の光ケーブルを配置して確実にガイドすることができる。
このように、上記実施形態に係るケーブルガイド1は、少なくとも1つの第1の構造体10及び少なくとも1つの第2の構造体を含めばよく、第1の構造体10と第2の構造体20とを任意の組合せで配列して構成されるように変形することができる。
なお、上記実施形態においては、底板11の側部11cの外側面に第1の凸部19を設け、側板21の底板11と反対側の端部21eに第2の凹部29を設けた。しかしながら、底板11の側部11cの外側面に第1の凹部を設け、側板21の底板11と反対側の端部21eにその第1の凹部に嵌合する第2の凸部を設けてもよい。
また、第1の当接面12s同士のなす角度θ1と、第2の当接面13s同士のなす角度θ2とは、互いに異なっていてもよい。さらに、第2の構造体20は、上下方向に任意の数を連結して積層することができる。
1,1A,1B,1C…ケーブルガイド、10…第1の構造体、11…底板、11a…一端部、11b…他端部、11c…側部、12…差込部、12s…第1の当接面、13…差込受部、13s…第2の当接面、14…差込板部、15…差込受板部、15h…孔、16…突起、16p…傾斜部、19…第1の凸部、20…第2の構造体、21…側板、21e…端部、29…第2の凹部、S1…空間。

Claims (7)

  1. 第1の構造体と第2の構造体とを備えるケーブルガイドであって、
    前記第1の構造体は、一端部に設けられた差込部と、他端部に設けられた差込受部と、を含む底板からなり、
    前記第2の構造体は、前記底板と、前記底板における前記一端部と前記他端部との間の一対の側部から立設された一対の側板と、を有し、
    前記底板同士は、一方の前記底板の前記差込部を他方の前記底板の前記差込受部に差し込むことにより、前記底板の延在方向に沿って互いに回動可能に連結される、
    ことを特徴とするケーブルガイド。
  2. 前記一端部には、前記差込部から前記側部に至るように延在する一対の第1の当接面が設けられており、
    前記他端部には、前記差込受部から前記側部に至るように延在する一対の第2の当接面が設けられており、
    前記第1の当接面と第2の当接面とは、互いに連結された状態の前記底板を回動したときに互いに当接する面であり、
    前記第1の当接面同士のなす角度、及び、前記第2の当接面同士のなす角度は、90度以上180度未満である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルガイド。
  3. 前記底板は、前記底板に交差する方向からみて略六角形状の外形を有し、
    前記差込部は、前記外形における互いに対向する頂点の一方に設けられ、
    前記差込受部は、前記外形における互いに対向する前記頂点の他方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブルガイド。
  4. 前記差込部には、略円柱状の突起が形成されており、
    前記差込受部には、前記突起が嵌合可能な孔が形成されており、
    前記底板同士は、一方の前記底板の前記差込部を他方の前記底板の前記差込受部に差し込んで前記突起を前記孔に嵌合させることにより、前記突起の中心軸周りに互いに回動可能に連結される、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のケーブルガイド。
  5. 前記差込部は、平板状の差込板部を含み、
    前記突起は、前記差込板部の両面に設けられており、
    前記差込受部は、前記差込板部を挿入可能な空間を維持しつつ互いに対向する一対の平板状の差込受板部を含み、
    前記孔は、前記差込受板部のそれぞれに形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のケーブルガイド。
  6. 前記突起は、前記他端部から前記一端部に向かう方向に低くなるような傾斜部を含む、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のケーブルガイド。
  7. 前記側部の外側面には、第1の凹部又は第1の凸部が形成されており、
    前記側板における前記底板と反対側の端部には、前記第1の凹部に嵌合可能な第2の凸部、又は、前記第1の凸部が嵌合可能な第2の凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のケーブルガイド。
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