JP2004315014A - トレイならびに光学品の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状に成形された第1プレート1と第2プレート2と、それら第1プレート1と第2プレート2を重ね合わせて連結する着脱可能な連結部材3とを備えて、前記第1プレート1ならびに第2プレート2のうちの少なくともいずれか一方のプレート1,2のレンズ保持部にレンズ面処理用の透孔4,13を形成したことを特徴とする。
【選択図】 図19
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばレンズなどの部材(製品や部品を含む)を収納して取り扱うことのできるトレイ(収納容器)に係り、特にその部材を収納したまま表面処理などもできるトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来下記の特許文献1には、図25に示すようなレンズ収納テープが記載されている。このレンズ収納テープ100は、薄い合成樹脂シートで造られたキャリアテープ101とカバーテープ102とから構成されている。キャリアテープ101には所定の間隔をおいてレンズ収納部103がテープの長手方向に沿って多数形成され、各レンズ収納部103の開口部周辺に円環状の支持部104が設けられている。
【0003】
一方、レンズ105は、レンズ本体106と、その周辺に設けられたフランジ部107からなる。このレンズ105をレンズ面108の方をレンズ収納部103の底面と対向するようにしてレンズ収納部103に収納し、フランジ部107を支持部104の上に載置して、レンズ105でレンズ収納部103の開口部を塞ぐ。
【0004】
そしてキャリアテープ101の上からカバーテープ102を貼付して、レンズ105が動かないように固定する。このレンズ収納テープ100をリールに巻回して、そのリール巻回体を製造ラインにあるレンズ組込み装置まで持ち運ぶようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−19868号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このレンズ収納テープ100は、リールに巻回する際にレンズ面109に当たっているカバーテープ102の上に、その外側に巻回されたキャリアテープ101のレンズ収納部103の底部が当たり、テープの巻き締めによりそのレンズ収納部103が巻回方向に移動すると、レンズ105のレンズ面109に傷が発生することがある。
【0007】
また、レンズによってはその表面に蒸着などによる処理膜を形成する場合があるが、前述のレンズ収納テープ100はレンズ105を収納した状態ではレンズ105の上下のレンズ面108、109がキャリアテープ101とカバーテープ102で覆われるため、レンズ105をレンズ収納テープ100に収納した状態で前述の表面処理を行なうことはできない。
【0008】
そのためレンズ105をレンズ収納テープ100に収納する前に治具で個別にレンズ105のフランジ部107を挟んで表面処理を行ない、その後にレンズ105をレンズ収納テープ100に収納することになり、そのために作業能率が悪いなどの欠点を有している。
【0009】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、収納したまま表面処理などが可能である優れた利便性を有するトレイならびに効率の良い光学品の処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、板状に成形された第1プレートと第2プレートとを少なくとも備えて、前記第1プレートならびに第2プレートのうちの少なくともいずれか一方のプレートの部材支持部に透孔が形成され、収納すべき部材を前記部材支持部上に載置し、収納すべき部材の表面の一部を前記透孔から露出して、第1プレートと第2プレートを重ね合わせて両プレート間で収納すべき部材を保持したことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記第1プレートと第2プレートを重ね合わせて連結する連結部材が、前記第1プレートと第2プレートの少なくともいずれか一方のプレートに着脱可能に設けられることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記透孔の外周面が外側に向かって拡がっていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、前記収納すべき部材がフランジ部を有し、前記第1プレートと第2プレートを重ね合わせることにより、収納すべき部材のフランジ部を第1プレートと第2プレートにより挟持することを特徴とするものである。
【0014】
本発明の第5の手段は前記第1の手段または第4の手段において、前記透孔内に収納された前記収納すべき部材の表面が、その透孔を形成しているプレートの表面より突出しない厚さを、透孔を形成しているプレートが有していることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の第6の手段は前記第1の手段において、前記第1プレートならびに第2プレートの何れか一方のプレートの部材支持部近傍に治具逃げ部が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第7の手段は前記第1の手段において、前記第1プレートと第2プレートの重ね合わせ位置を規制するための位置決め手段が第1プレートと第2プレートに設けられていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の第8の手段は前記第2の手段において、前記第1プレートと第2プレートのほぼ中央位置に前記連結部材が設けられることを特徴とするものである。
【0018】
本発明の第9の手段は前記第1の手段において、前記第1プレートと第2プレートにずれ防止手段が設けられることを特徴とするものである。
【0019】
本発明の第10の手段は前記第1の手段ないし第9の手段において、前記収納すべき部材が例えば光学レンズなどの光学品であることを特徴とするものである。
【0020】
本発明の第11の手段は前記第1の手段ないし第9の手段のトレイを使用して、収納すべき光学品を第1プレートと第2プレートの間で保持し、前記透孔から光学品の一部を露出した状態で、トレイを例えば蒸着装置などの処理装置にセットして、前記透孔を通して光学品の露出面に処理を施すことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面とともに説明する。図1は第1プレートの平面図、図2はその第1プレートの正面図、図3はその第1プレートの底面図、図4は図1A−A線上の断面図、図5は図3B−B線上の断面図、図6は第2プレートの平面図、図7はその第2プレートの底面図、図8は第2プレートの側面図、図9は図6C−C線上の断面図、図10は図7D−D線上の断面図、図11はその第2プレートにおける第2プレート側透孔付近の拡大平面図、図12はその第2プレート側透孔付近の拡大断面図、図13は連結ピンの拡大正面図である。
【0022】
本実施形態に係るレンズトレイは、重ね合わせられて蓋部を構成する第1プレート1ならびにレンズを収納する第2プレート2と、重ね合わせた両プレート1,2を連結する複数本の連結ピン3から構成されている。両プレート1,2は例えばポリカーボネートなどの耐磨耗性に優れた合成樹脂あるいはアルミニウムなどの金属で構成され、連結ピン3はポリプロピレンなどの弾性を有する合成樹脂で構成される。
【0023】
なお、収納するレンズと両プレート1,2の材質を同じにするかあるいは同系統にして、熱膨脹係数を同じかあるいはほぼ同じにすれば、後述の蒸着処理などのように熱を加えた際に両プレート1,2がレンズと同じように膨脹し、レンズに無理な応力がかからない。なお、この明細書で記述する蒸着処理は、CVD、イオンプレーティング、スパッタリングなどを含む広義の蒸着処理をいう。
【0024】
図1ないし図5は、第1プレート1を示す図である。図1は第1プレート1の外面側、図3はその内面側の形状をそれぞれ示し、後述するようにこのトレイの蓋部に相当するものである。
【0025】
第1プレート1は平面形状が正方形をしたほぼ板状のもので、中央部の一部を除いて縦方向ならびに横方向に整列して多数の第1プレート側透孔4が形成されている。本実施形態の場合、中央部の4個分を除いて縦横で合計60個の第1プレート側透孔4が形成されており、従って1つのレンズトレイで60個のレンズの取扱い(搬送、保管ならびに蒸着処理など)ができるようになっている。
【0026】
なお図1と図3では図面が煩雑になるため、中間部の第1プレート側透孔4は省略して点線で示している。これは図6と図7に示す第2プレート2の場合も同様である。この第1プレート側透孔4の外周面5は例えば図2に示すように、上面から下面に向けて徐々に径小になって擂鉢状をしている。
【0027】
図1に示すように第1プレート1の4つの角部に、レンズトレイを多数段積み重ねたときに角部が屈曲(変形)するのを防止するために、ピン状の突出部6が上方に向けて突設されている。本実施形態ではピン状の突出部6を設けたが、リブ状のものでもよい。
【0028】
図1に示すように対角線上で対向する1組の角部の、一方の角部付近に円形をした上下合わせ孔7aが、他方の角部付近に長円形をした上下合わせ孔7bが、それぞれ形成されている。
【0029】
図1に示すように、第1プレート1の4つの角部付近に4つ、また第1プレート1の中央部に対角線上に2つ、第1プレート連結孔8が形成されている。
【0030】
図1に示すように、第1プレート1の4つの側縁にそれぞれ沿って、4本の上側ずれ止めリブ9が上方に向いて突設されている。
【0031】
図1において左右のずれ止めリブ9の両端部近くには、後述するようにレンズトレイを積み重ねた際、積み重ねられた上方のレンズトレイの下方に突出した連結ピン3の頭部を収納できる切欠部10がそれぞれ形成されている。
【0032】
図1に示すように、第1プレート1の中央部に設けられた2つの第1プレート連結孔8の隣には、レンズトレイを積み重ねた際、積み重ねられた上方のレンズトレイの下方に突出した中央部の2つの連結ピン3の頭部を収納する2つの逃げ用透孔11が形成されている。
【0033】
図1に示すように、対角線上で対向する1組の角部で前記上下合わせ孔7a,7bが形成されていない側の角部付近に、後述する第2プレート2の位置決め用孔22a,22bに対応する位置決め用凹部12が下方に向けて開口するように形成されている。
【0034】
図6ないし図12は、第2プレート2を示す図である。図6は第2プレート2の内面側、図7はその外面側の形状を示し、この第2プレート2はレンズの収納部となる。
【0035】
第2プレート2も平面形状が正方形をしたほぼ板状で、図19に示すようにレンズ32におけるレンズ面36の突出高さH1より厚い板厚H2を有し(H1<H2)、中央部の一部を除いて縦方向ならびに横方向に整列して多数の第2プレート側透孔13が形成されている。本実施形態の場合前記第1プレート1に合わせて、中央部の4個分を除いて縦横で合計60個の第2プレート側透孔13が形成されている。この第2プレート側透孔13の外周面14は例えば図12に示すように、下面から上面に向けて徐々に径小になった反擂鉢状になっている。
【0036】
図6,図11,図12に示すように、第2プレート側透孔13の上端開口部の外周部には段落ちされた支持部15が設けられ、さらにその支持部15の四方には、レンズを把持してこのトレイの所定位置に載置、あるいはこの支持部15上に載置されたレンズを取り出すためのピンセットなどの治具の先端部が入り込むための溝状の治具逃げ部16が格子状に形成されている。
【0037】
図6に示すように、対角線上で対向する1組の角部付近に上下合わせピン17がそれぞれ形成されている。
【0038】
図6に示すように第2プレート2の4つの角部付近に4つ、また第2プレート2の中央部に対角線上に2つ、第2プレート連結孔18が形成されている。
【0039】
図6に示すように第2プレート2の4つの側縁にそれぞれ沿って、4本の下側ずれ止めリブ19が下方に向いて突設されている。
【0040】
図6において左右のずれ止めリブ19の両端部近くには、下方に向いて凹んだ切欠き状凹部20がそれぞれ形成されている。この凹部20は、後述するようにレンズトレイを積み重ねた際、上方のレンズトレイに取り付けられた連結ピン3の突出した頭部が当接しないように凹んでいる。
【0041】
図6に示すように、第2プレート2の中央部に設けられた2つの第2プレート連結孔18の隣には、下方に向いて凹んだ(図9参照)2つの円形の逃げ用凹部21が形成されている。この凹部21は、レンズトレイを積み重ねた際、上方のレンズトレイに取り付けられた中央部の2個の連結ピン3の頭部が当接しないように凹んでいる。
【0042】
図6に示すように、対角線上で対向する1組の角部で前記上下合わせピン17が突設されていない側の角部付近に、円形をした位置決め用孔22aと長円形をした位置決め用孔22bが形成されている。これら位置決め用孔22a,22bは、後述するように図20,図21で示す射出成形装置などのマガジン27上で位置決めするための孔である。
【0043】
図6において左右の側端部には、切欠き状段部23がそれぞれ形成されている。この切欠き状段部23は、重ね合わせて連結ピン3で連結された第1プレート1と第2プレート2を開く際に、開き治具の先端部を両側の切欠き状段部23から挿入して、第1プレート1と第2プレート2を開くときに用いられる。
【0044】
図13は、連結ピン3の拡大正面図である。図に示すように連結ピン3は、頭部24と、その頭部24の下方に設けられた軸部25と、その軸部25の下部に外側へ開くように設けられた2つ割れの弾性脚部26との一体成形物から構成されている。
【0045】
図14は第1プレートと第2プレートを組み合わせたレンズトレイの平面図、図15はレンズトレイの底面図、図16はレンズトレイの側面図、図17は図14E−E線上の断面図、図18は図15F−F線上の断面図、図19は第1プレートと第2プレートによるレンズの保持状態を示す拡大断面図である。図20と図21は、レンズ成形装置のレンズ収納用マガジン27上での第2プレートの取付け状態を示す平面図ならびに側面図である。
【0046】
レンズ32をレンズトレイ37に収納保持するためには、まず図20と図21に示すように第2プレート2を内面側(図6側)を上方にしてマガジン27上に設置する。マガジン27には図20に示すように、第2プレート2の位置決め用孔22aと22bに対応する位置に大径部28と小径部29を一体に設けた段付き支持ピン30aと30bが設けられ、第2プレート2の位置決め用孔22a,22bが形成されていない他の一対の角部に対応する位置に前記大径部29と同じ高さの段無し支持ピン31,31が設けられている。
【0047】
この4本の支持ピン30a,30b,31,31の上に第2プレート2を、図9,図19に示すように第2プレート側透孔13の外周面14が下側(外側)に向いて開き、かつ上下合わせピン17が上方を向くように載置する。それによって段付き支持ピン30a,30bの小径部29が第2プレート2の位置決め用孔22a,22b(図6参照)に挿入されて、マガジン27上で第2プレート2の水平方向の位置決めがなされる。また段付き支持ピン30a,30bの大径部28と段無し支持ピン31,31の頂部により第2プレート2が支持されることにより、垂直方向の位置決めがなされる。
【0048】
この状態で射出成形装置から取り出したレンズ32が、第2プレート2の各第2プレート側透孔13内に収められる。レンズ32は例えばポリカーボネートなどの透明な合成樹脂で射出成形され、図19に示すようにレンズ部33と、その外周部に設けられたフランジ部34を有している。レンズ32のフランジ部34は、第2プレート2の透孔13の周縁に形成された支持部15上に載置される。このフランジ部34をピンセットなどの治具で挟み、第2プレート2の支持部15から取り出すかまたはこの上に収める際に、治具の先端部が第2プレート2の治具逃げ部16に挿入することができるので、レンズ32を治具から落とすことなくスムーズに第2プレートの所定位置から取り出しまたは収納することができる。
【0049】
図6,図11では、治具逃げ部16の縦方向の幅W1と横方向の幅W2が異なっている。これは治具の先端部の幅が異なるものに対応できるために異なった幅になっているが、同一幅の治具を使用する場合は、縦方向の幅W1と横方向の幅W2が同じでもよい。また、この治具逃げ部16が縦方向と横方向の二方向に形成されているが、一方向であってもよく、またはその方向も斜め方向であってもよい。
【0050】
レンズ32を各第2プレート側透孔13内に収めた後、第1プレート1が図2と図19に示すように第1プレート側透孔4の外周面5が上側(図1の状態)に向いて開くように第2プレート2の上に載置して重ね合わされる。この重ね合わせにより、第2プレート2の上下合わせピン17,17が第1プレート1の上下合わせ孔7a,7bに挿入されて、第2プレート2に対する第1プレート1の位置決めがなされる。
【0051】
このように第2プレート2上に第1プレート1を載置することにより、図19に示すようにレンズ32のフランジ部34が第2プレート2の支持部15上に載置されて、第1プレート1と第2プレート2の間で挟持される。そしてレンズ部33の上側レンズ面35が第1プレート1の第1プレート側透孔4から露出し、レンズ部33の下側レンズ面36が第2プレート2の第2プレート側透孔13から露出した状態になる。前述のようにレンズ32のフランジ部34が第1プレート1と第2プレート2の間で挟持されているから、トレイ運搬時などのレンズ32がトレイ内で移動したりがたついたりすることはない。
【0052】
なお、上下のレンズ面35,36が両プレート1,2に接触しないように透孔4,13の径が設定されている。また凸状の上側レンズ面35は第1プレート1の上面より突出しないように、凸状の下側レンズ面36はその突出高さH1がΔH分(ΔH>0で例えば0.1mm程度)余裕をもって第2プレート2の下面より突出しないように、プレート1の厚さが設定されている。従ってこのプレート1を平坦面上に載置してもレンズ面36は平坦面に接触しないので、レンズ面36に傷などが着かないように良好に保護することができる。
【0053】
第1プレート1の第1プレート側透孔4の最も小径の部分は、上側レンズ面35の有効外径D1と等しいか、あるいはそれよりも若干径大となっている。また第2プレート2の第2プレート側透孔13の最も小径の部分は、下側レンズ面36の有効外径D2と等しいか、あるいはそれよりも若干径大となっている。このような寸法関係は、後述する蒸着膜を着ける際にレンズ面35,36に確実にコーティングできる寸法関係となっている。
【0054】
このようにレンズ面35,36に相当する部分を透孔4,13内に収納するようにしたので、レンズ面35,36の突出高さが少々変更されてもレンズトレイを変更することなくそのまま適用できる利便さがある。
【0055】
また、第2プレート2の上下合わせピン17と第1プレート1の上下合わせ孔7とを嵌合させて、第1プレート1と第2プレート2を重ね合わせることにより、第1プレート1の各第1プレート連結孔8と第2プレートの各第2プレート連結孔18の上下位置が一致して連通される。そしてこの連結孔8,18内に図13に示す連結ピン3を弾性脚部26を下側にして圧入し、図17に示すように弾性脚部26を第2プレートの下面から突出させる。
【0056】
連結ピン3における弾性脚部26の復元力と頭部24の押さえにより、第1プレート1と第2プレート2がしっかりと連結され、両プレート1,2によるレンズ32の保持が確実である。
【0057】
図14は全ての連結孔8,18に連結ピン3を挿着した状態を示しているが、両プレート1,2どうしが確実に密着する場合は、四隅の連結孔8,18だけに連結ピン3を挿着すればよいが、両プレート1,2どうしを連結するには隅部の2つの連結ピン3で結合してもよい。プレート1,2どうしを重ね合わせた場合に両プレート1,2の中央部が膨らむようであれば、図14に示すように中央部の連結孔8,18にも1本あるいは2本の連結ピン3を挿着して、プレート1,2の中膨らみを抑えることができる。
【0058】
第1プレート1と第2プレート2は前記連結ピン3を使用することにより、容易かつ確実に連結することが可能であるが、このような連結ピン3を使用することなく、他の連結手段例えば輪ゴムなどにより、第1プレート1と第2プレート2を圧接するように第1プレート1と第2プレート2の外周に巻き掛けすれば、適当に第1プレート1と第2プレート2の間にレンズ32を保持、収納することができ、搬送や保管が可能となる。
【0059】
図22は、レンズトレイ37を複数段に積み重ねた状態を示す一部説明図である。図1に示すように第1プレート1の4辺に沿ってずれ止めリブ9が上方に向いて突出しており、また図6に示すように第2プレート2の4辺にはずれ止めリブ19が下方に向いて突出している。
【0060】
この場合図14から明らかなように、第1プレート1の上下、左右の止めリブ9の間隔が、第2プレート2の上下、左右の止めリブ19の間隔より広くなっており、レンズトレイ37を積み重ねた際、第2プレート2の止めリブ19が第1プレート1の止めリブ9内に配置されるようになっている(図22参照)。
【0061】
従って図22に示すようにレンズトレイ37を複数段に積み重ねることにより、上段のレンズトレイ37のずれ止めリブ19が下段のレンズトレイ37のずれ止めリブ9と係合するから、レンズトレイ37を複数段に積み重ねてもレンズトレイ37が平面の縦方向、横方向の何れにもずれることがなく、安定した状態で積み重ねることができる。
【0062】
図22に示すように第2プレート2の止めリブ19の高さは、第1プレート1の止めリブ9の高さより低く形成されており、従ってレンズトレイ37を積み重ねる際、無理なく積み重ねが可能となる。
【0063】
なお、連結ピン3の頭部24はレンズトレイ37の上面から突出しているが、上に積み重ねられるレンズトレイ37を水平面上で90度回転して載置することで、頭部24はその上側にあるレンズトレイ37の第2プレート2に形成されている逃げ用凹部21及び切欠き状凹部20内に収められる。また、連結ピン3の弾性脚部26は同時にレンズトレイ37の下面から突出しているが、弾性脚部26はその下側にあるレンズトレイ37の第1プレート1に形成されている逃げ用透孔11及び切欠部10内に収められる。従って、連結ピン3がレンズトレイ37から部分的に突出していても、それに関係なくレンズトレイ37を水平状態に積み重ねることができる。
【0064】
図23と図24は、レンズトレイ37を蒸着パレットで保持した状態を示す概略平面図と概略側面図である。この種レンズ32は必要に応じて上側レンズ面35や下側レンズ面36に色収差補正などのためSiOなどの蒸着膜を形成する場合があるが、本発明によるレンズトレイ37はこの蒸着膜形成時のレンズ保持手段としても使用できる。この使用例について次に説明する。
【0065】
図24に示すように蒸着パレットは側面形状がほぼコ字形をした一対のプレート保持部材38,38を有し、プレート保持部材38,38の間隔はレンズトレイ37の横幅とほぼ等しく設計されている。レンズトレイ37の両端部をプレート保持部材38,38の溝部に挿入してロック機構(図示せず)によって挿入状態をロックすることによって、レンズトレイ37が蒸着パレット内に位置決め、保持される。
【0066】
このようにして保持されたレンズトレイ37を蒸着装置にセットして、レンズ32の例えば酸化珪素などによる反射防止、色消し、色収差補正などの目的で所望の蒸着処理が施される。図19に示されているように、レンズ32の上側レンズ面35は第1プレート側透孔4内で露出しおり、下側レンズ面36は第2プレート側透孔13内で露出しおり、しかも透孔4,13は外側に向けてテーパ状に拡がっているから、蒸着微粒子のレンズ面35,36に対する付着効率が良好で、良質の蒸着膜が形成される。図19に示されているように透孔4,13の開き角度θは60°〜120°の範囲、好ましくは70°〜110°の範囲である。
【0067】
前述のようにレンズトレイ37には多数のレンズ32が整列保持されているから、一方のレンズ面(例えば下側レンズ面36)に対する蒸着が各レンズ32とも同時に行なわれ、所定の厚さの蒸着膜が形成されると、蒸着パレットを裏返して他方のレンズ面(例えば上側レンズ面35)に対する蒸着が引続き行なわれる。本実施形態では両方のレンズ面に蒸着を施したが、片方のレンズ面だけに蒸着を施す場合もある。蒸着膜は、単層の場合と異材料のものを複数積層する場合とがある。
【0068】
蒸着が終了すると蒸着パレットを蒸着装置から取り出し、さらに蒸着パレットからレンズトレイ37を抜き出す。レンズトレイ37は図22に示すように所定枚数積み重ねて保管されたり、搬送される。
【0069】
レンズトレイ37からレンズ32を取り出す場合、図14,図16に示すようにレンズトレイ37の両側面で開口している切り欠き状段部23,23に治具の先端部を挿入して、上下のプレート1,2をこじ開ける。この動作により、挿着されていた連結ピン3が自動的に抜ける。その後第1プレート1を第2プレート2から外して、ピンセットなどの治具でレンズ32を挟んで第2プレート2から取り出す。
【0070】
前記実施形態では連結ピンを第1プレートならびに第2プレートとは別部材として設けたが、何れか一方のプレートに連結ピンを一体に設け、他方のプレートにその連結ピンが挿着されるプレート連結孔を形成してもよい。
【0071】
前記実施形態では第1プレートと第2プレートを連結する連結部材としてピン状のものを使用したが、クリップ状、鉤状あるいは差込み式など他の形状の連結部材を用いることもできる。
【0072】
前記実施形態では第1プレートと第2プレートの両方にずれ止めリブを形成したが、何れか一方のプレートにずれ止めリブを形成し、他方のプレートにそのずれ止めリブと係合する溝あるいは段部などを設けることもできる。
【0073】
前記実施形態ではレンズの表面に蒸着膜を形成する場合について説明したが、レンズを保持したレンズトレイを処理液中に浸漬したりあるいは処理ガス中に置いて、レンズ表面に所望の処理を施すこともできる。
【0074】
前記実施形態では第1プレートと第2プレートの両方に処理用の透孔を設けたが、レンズの片面だけに表面処理を施す場合は、第1プレートと第2プレートの何れか一方にのみ処理用の透孔を形成すればよい。この場合、処理用透孔を形成しない側のプレートの内面にレンズ面よりも径大の逃げ用凹部を設けるなどして、レンズ面が直接プレートの内面に接触しないようにするとよい。
【0075】
前記実施形態では収納すべき部材として光学レンズの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば光学フィルター、回折格子、ライトガイドなどの光学品、あるいは半導体チップ、各種成形部品などの各種部材の収納あるいは処理などにも適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の第1の手段は、プレートの部材支持部に透孔が形成されているから、トレイにレンズなどの部材を収納保持したままの状態で所望の処理などができ、処理後はそのままの状態で部材を保管したり搬送したりすることができる。しかも第1プレートと第2プレートは板状に成形されたもので、ある程度の機械的強度を有しているから、収納すべき部材ならびにトレイの取扱いが簡便である。
【0077】
請求項2記載の第2の手段は、連結部材により第1プレートと第2プレートの重ね合わせ状態が確実に保持できるから、トレイの取扱いが良好で、複数段に積み重ねことができる。またこの連結部材はプレートに着脱可能に設けられるから、連結部材ならびにプレートを繰り返して使用できる。
【0078】
請求項3記載の第3の手段は、透孔の外周面が外側に向かって拡がっているから、部材表面に対する例えば蒸着微粒子などの取り入れが良好であり、良質の処理ができる。
【0079】
請求項4記載の第4の手段は、第1プレートと第2プレートを重ね合わせることにより、収納すべき部材のフランジ部を第1プレートと第2プレートにより挟持する構造になっているから、プレートによって収納すべき部材の表面(例えばレンズ面など)を傷つけることがない。
【0080】
請求項5記載の第5の手段は、透孔内に収納されている部材の面(例えば凸状レンズ面)がその透孔を形成しているプレートの表面より突出しないようになっているから、部材を収納したトレイを何かの上に乗せたりあるいはトレイどうしを積み重ねたときでも、部材の面(例えば凸状レンズ面)を傷つけることを防止することができる。
【0081】
請求項6記載の第6の手段は、プレートの部材支持部近傍に治具逃げ部が形成されているから、ピンセットなどの治具による部材の装着ならびに取り出しが簡便である。
【0082】
請求項7記載の第7の手段は、第1プレートと第2プレートの重ね合わせ位置を規制するための位置決め手段が設けられているから、第1プレートと第2プレートとが適正に重ね合わさり、そのために第1プレートと第2プレートの間での収納された部材の保持状態が確実、良好である。
【0083】
請求項8記載の第8の手段は、第1プレートと第2プレートのほぼ中央位置に両者を連結する連結部材が設けられているから、第1プレートと第2プレートの中膨らみが抑えられて、第1プレートと第2プレートの間での収納された部材の保持状態が確実、良好である。また第1プレートと第2プレートを可及的に薄くして、軽量化が図れる。
【0084】
請求項9記載の第9の手段は、第1プレートと第2プレートにずれ防止手段が設けられるから、トレイどうしを積み重ねてもずれることがなく、積み重ね状態が安定している。
【0085】
請求項10記載の第10の手段は、収納すべき部材がレンズなどの光学品であるから、保管時、運搬時、処理時などに光学品の表面に傷や塵埃類などが着くことがない。
【0086】
請求項11記載の第11の手段は、トレイにレンズなどの光学品を収納保持したままの状態で所望の処理ができ、処理後はそのままの状態で光学品を保管したり搬送したりすることができ、効率向上が図れるなどの特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る第1プレートの平面図である。
【図2】その第1プレートの正面図であるる
【図3】その第1プレートの底面図である。
【図4】図1A−A線上の断面図である。
【図5】図3B−B線上の断面図である。
【図6】第2プレートの平面図である。
【図7】その第2プレートの底面図である。
【図8】第2プレートの側面図である。
【図9】図6C−C線上の断面図である。
【図10】図7D−D線上の断面図である。
【図11】その第2プレートにおける第2プレート側透孔付近の拡大平面図である。
【図12】その第2プレート側透孔付近の拡大断面図である。
【図13】連結ピンの拡大正面図である。
【図14】レンズトレイの平面図である。
【図15】そのレンズトレイの底面図である。
【図16】そのレンズトレイの側面図である。
【図17】図14E−E線上の断面図である。
【図18】図15F−F線上の断面図である。
【図19】レンズを保持したレンズトレイの一部拡大断面図である。
【図20】第2プレートのマガジン上での取付け状態を示す平面図である。
【図21】第2プレートのマガジン上での取付け状態を示す平面図である。
【図22】レンズトレイの積み重ね状態を示す図である。
【図23】レンズトレイを蒸着パレットで保持した状態を示す概略平面図である。
【図24】レンズトレイを蒸着パレットで保持した状態を示す概略側面図である。
【図25】従来提案されたレンズ収納テープの一部拡大断面である。
【符号の説明】
1:第1プレート、2:第2プレート、3:連結ピン、4:第1プレート側透孔、5:外周面、6:突出部、7a,7b:上下合わせ孔、8:第1プレート連結孔、9:上側ずれ止めリブ、10:切欠部、11:逃げ用透孔、12:位置決め用凹部、13:第2プレート側透孔、14:外周面、15:支持部、16:治具逃げ部、17:上下合わせピン、18:第2プレート連結孔、19:下側ずれ止めリブ、20:切欠き状凹部、21:逃げ用凹部、22a,22b:位置決め用透孔、23:切欠き状段部、24:頭部、25:軸部、26:弾性脚部、27:マガジン、28:大径部、29:小径部、30:段付き支持突起、31:段無し支持突起、32:レンズ、33:レンズ部、34:フランジ部、35:上側レンズ面、36:下側レンズ面、37:レンズトレイ、38:プレート保持部材、H1:レンズ面の突出高さ、H2:第2プレートの板厚、W1:治具逃げ部の縦方向の幅、W2:治具逃げ部の横方向の幅、D1:上側レンズ面の有効外径、D2:下側レンズ面の有効外径、θ:透孔の開き角度。
Claims (11)
- 板状に成形された第1プレートと第2プレートとを少なくとも備えて、
前記第1プレートならびに第2プレートのうちの少なくともいずれか一方のプレートの部材支持部に透孔が形成され、
収納すべき部材を前記部材支持部上に載置し、収納すべき部材の表面の一部を前記透孔から露出して、
第1プレートと第2プレートを重ね合わせて両プレート間で収納すべき部材を保持したことを特徴とするトレイ。 - 請求項1記載のトレイにおいて、前記第1プレートと第2プレートを重ね合わせて連結する連結部材が、前記第1プレートと第2プレートの少なくともいずれか一方のプレートに着脱可能に設けられることを特徴とするトレイ。
- 請求項1記載のトレイにおいて、前記透孔の外周面が外側に向かって拡がっていることを特徴とするトレイ。
- 請求項1記載のトレイにおいて、前記収納すべき部材がフランジ部を有し、前記第1プレートと第2プレートを重ね合わせることにより、収納すべき部材のフランジ部を第1プレートと第2プレートにより挟持することを特徴とするトレイ。
- 請求項1または請求項4記載のトレイにおいて、前記透孔内に収納された前記収納すべき部材の表面がその透孔を形成しているプレートの表面より突出しない厚さを、透孔を形成しているプレートが有していることを特徴とするトレイ。
- 請求項1記載のトレイにおいて、前記第1プレートならびに第2プレートの何れか一方のプレートの部材支持部近傍に治具逃げ部が形成されていることを特徴とするトレイ。
- 請求項1記載のトレイにおいて、前記第1プレートと第2プレートの重ね合わせ位置を規制するための位置決め手段が第1プレートと第2プレートに設けられていることを特徴とするトレイ。
- 請求項2記載のトレイにおいて、前記第1プレートと第2プレートのほぼ中央位置に前記連結部材が設けられることを特徴とするトレイ。
- 請求項1記載のトレイにおいて、前記第1プレートと第2プレートにずれ防止手段が設けられることを特徴とするトレイ。
- 請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載のトレイにおいて、前記収納すべき部材が光学品であることを特徴とするトレイ。
- 請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載のトレイを使用して、収納すべき光学品を第1プレートと第2プレートの間で保持し、前記透孔から光学品の一部を露出した状態で、トレイを処理装置にセットして、前記透孔を通して光学品の露出面に処理を施すことを特徴とする光学品の処理方法。
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