JP4064051B2 - 製品収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は製品収納容器に係り、特に、多数の光学レンズを収納する容器として好適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光学部品を射出成形などによってプラスチック材料を用いて製造する技術がある。例えば、比較的小径の光学レンズを製造する方法としては、射出成形によって合成樹脂製のレンズを成形し、その後、このプラスチック製のレンズの表面に硬質被膜(反射防止膜)をコーティングする場合がある。この場合、光学レンズの取り扱いの態様としては、射出成形機で成形された光学レンズを給材トレイ内に多数個収容し、この給材トレイから蒸着装置へ取り付ける蒸着枠に一つ一つピンセットなどで光学レンズを移載し、蒸着枠を装置内に取り付けて蒸着処理を行った後、再び光学レンズを蒸着枠から搬送トレイへ移す場合がある。そして、このような光学レンズを出荷する場合には、光学レンズが輸送中に損傷を受けないように、光学レンズをしっかりと保持するように構成された特殊な出荷用トレイ内に配列状態で収容し、この出荷用トレイを積層した状態で搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の光学部品の製造工程においては、多数個の光学レンズを給材トレイから蒸着枠へ、蒸着枠から搬送トレイへ、さらに搬送トレイから出荷用トレイへと、幾度も移載しなければならず、しかも、このような作業には微妙な力加減が必要であるために作業を人手で行う場合が多いことから、作業時間及び人件費がかかり、生産効率の向上を妨げているという問題点がある。
【0004】
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、上記のような製品出荷前における製品の移載の手間を極力低減できる製品収納容器を実現し、製品出荷前の作業効率を向上させ、製造コストを低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の製品収納容器は、複数の製品を第1ケース体と第2ケース体との間に挟持した状態で収納するように構成された製品収納容器であって、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方に、前記製品を保持するための製品保持部が設けられているとともに、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方に、前記製品保持部に対応した位置に形成され、前記製品保持部に保持された前記製品の一部を露出させるための開口部が設けられ、前記第1ケース体と前記第2ケース体とを係脱可能とする係合手段が設けられ、前記係合手段は、前記第1ケース体と前記第2ケース体の一方を挿通して他方に挿入した状態で前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相対的に保持するように構成された挿通部材であって、該挿通部材が前記一方を挿通して前記他方に挿入する方向が前記複数の製品を前記第1ケース体と前記第2ケース体によって挟持する方向と同一方向であることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、製品保持部に保持された製品を第1ケース体と第2ケース体とで挟持するように構成していることによって製品を確実に保持した状態で収納することができるため、製品に損傷を与える恐れがない。また、製品保持部の保持された製品の一部を露出する開口部が設けられているので、開口部を通して製品に対する処理(例えば表面処理)を施すことができる。したがって、製品を収容したまま処理を施し、そのまま出荷するなど、製品を移し変える必要なく、取り扱うことが可能になる。
【0007】
また、第1ケース体と第2ケース体とが係合手段によって係脱可能に構成されているため、製品の出し入れを容易に行うことができ、この係合手段は、前記第1ケース体と前記第2ケース体の一方を挿通して他方に挿入された状態で前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相対的に保持するように構成された挿通部材からなることから、第1ケース体と第2ケース体とを挿通部材を用いて相対的に保持させているので、第1ケース体と第2ケース体とを直接に係合保持させる場合に較べて、第1ケース体と第2ケース体とを分離させる際に両ケース体に振動が発生しにくくなり、製品が踊って製品の収納位置がずれるなどの不具合を低減することができる。
【0008】
ここで、例えば、上記挿通部材を挿入可能にするために、第1ケース体と第2ケース体の一方に挿通孔が、他方には係合孔若しくは係合凹部が対応する位置に設けられる。この場合に、挿通部材としては、第1ケース体と第2ケース体の一方に設けられた上記挿通孔の開口縁に係合する係合つばと、この係合つばが挿通孔の開口縁に係合した状態で挿通部材を係合孔若しくは係合凹部に挿入することによって変形し、係合孔の反対側の開口縁に係合し若しくは係合凹部の内面を圧接する変形係合部とを備えたものであることが望ましい。
【0009】
本発明において、前記第1ケース体及び前記第2ケース体には、相互に対応する位置にそれぞれ前記開口部が設けられていることが好ましい。この手段によれば、製品の表裏両面が開口部を通して露出しているので、表裏両面に対して適宜の処理を施すことが可能になる。
【0010】
本発明において、前記開口部の開口縁部の外面は、前記製品の周囲方向に傾斜していることが好ましい。開口部の開口縁部の外面が傾斜していることにより、開口部を通して露出した製品に対して処理を行う場合に、開口縁部が障害になる程度を低減することができる。例えば、蒸着やスパッタリングなどによって製品の表面上に薄膜を形成する場合、開口縁部の影になることによって薄膜の厚さが不均一になることを防止できる。
【0011】
本発明において、前記第1ケース体と前記第2ケース体とを位置決めするための位置決め手段を備えていることが好ましい。この手段によれば、第1ケース体と第2ケース体とを位置決め手段によって相互に位置決めされた状態で係合させることができるので、ケース体間の位置ずれを防止することができる。特に、上記位置決め手段はこれらケース体の重ね合わせ面の平面方向に相互に位置決めするように構成されていることが望ましい。
【0012】
本発明において、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方における外縁部に補強用リブ構造が設けられていることが好ましい。この手段によれば、補強用リブ構造が設けられていることによって、各ケース体の剛性を高め、製品の保持精度を向上させることができる。
【0013】
本発明において、前記第1ケース体及び前記第2ケース体は、相互に対向する内面が凸となるように反りを備えていることが好ましい。この手段によれば、両ケース体が凸状に形成された内面同士を合わせるようにして係合するので、製品を確実に挟持することができ、製品の位置ずれを防止することができる。また、反りによって製品を確実に挟持できるので、各ケース体の剛性が低くても足りるようになるため、各ケース体の薄型化を図ることも可能である。
【0014】
本発明において、前記製品保持部及び前記開口部が複数形成されていることが好ましい。この手段によれば、複数の製品保持部及び開口部によって複数の製品を同時に収納し、また、開口部を通して同時に処理することができる。
【0015】
本発明において、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方は透明若しくは半透明に形成されていることが好ましい。この手段によれば、ケース体の一方が透明若しくは半透明に形成されていることにより、外側から製品の収納状態を確認することができ、例えば、製品保持部に正規の姿勢で製品が収納保持されていないなどの収納状態の異常を容易に知ることができる。
【0016】
本発明において、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくとも一方における外縁部の一対の対向位置には、前記第1ケース体と前記第2ケース体とを緊縛するための緊縛材を係止する係止部がそれぞれ形成されていることが好ましい。緊縛材を係止部に係止されるようにして第1ケース体と第2ケース体とを緊縛することにより、緊縛材がずれにくくなり、出荷時などにおいて第1ケース体と第2ケース体とが分離しないように確実に保持することができる。また、複数の製品収納容器を積み重ねた状態で共通の緊縛材を用いて緊縛する場合にも同様の効果がある。ここで、緊縛材とは、ケース体を外側から締め付けるものであり、紐、糸、針金等の条材や各種の帯材を言う。緊縛材としては例えばゴムバンドなどの弾性を有する条材若しくは帯材であることが好ましい。
【0017】
上記各手段においては、前記製品は前記開口部によって露出する表面部位に所定の表面処理を施したものであることが好ましい。また、上記各ケース体はそれぞれが一体に成形されたものであることが製造上及び取り扱い上好ましく、特に、合成樹脂によって成形されたものであることが望ましい。さらに、上記各手段においては、上記製品保持部に連通する側溝部を設けることが好ましい。側溝部の存在によって製品の製品保持部に対する出し入れを容易に行うことができる。この側溝部は、製品が樹脂成形品(例えば光学レンズ)である場合、製品の側方に突出しているゲートカット部を収容するように設けることもできる。また、正方形、円形などのように平面形状が回転対象性を有する容器である場合には、外周部に適宜の形状の切り欠き部を設けることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明に係る製品収納容器の比較例及び実施形態について詳細に説明する。
【0019】
[比較例]
図1は、比較例の製品収納容器100の平面図(a)及び底面図(b)を示すものであり、図2は、製品収納容器100を構成する第1ケース体110と第2ケース体120とが分離した状態を示す断面図(a)及び第1ケース体110と第2ケース体120とが接合した状態を示す断面図(b)である。
【0020】
製品収納容器100は、図1(a)に示す第1ケース体110と、図1(b)に示す第2ケース体120とからなる。第1ケース体110及び第2ケース体120は共に平面が略正方形の平板形状となっており、それぞれが透明若しくは半透明の合成樹脂(例えばポリスチレン)で一体に成形されたものである。
【0021】
第1ケース体110には、やや厚肉に形成された矩形枠状の外枠部111と、この外枠部111の内側の角部4箇所に形成された位置決め孔112,113と、位置決め孔112の外側で、対角位置2箇所に形成されたガイド孔114と、外縁部4箇所に形成された矩形開口115と、第1ケース体110の板面に亘って多数配列された円形の製品用開口部117と、この製品用開口部117の周囲外面に設けられた傾斜縁面118とが設けられている。
【0022】
傾斜縁面118は、製品用開口部117から周囲へ離れるに従って外面位置がケース厚さの増大する方向に移動するように傾斜しており、製品用開口部117の周囲に一定の傾斜角度、例えば第1ケース体110の板面に対して約30度程度の傾斜角度を有する円錐面状に構成されている。すなわち、傾斜縁面118は、製品用開口部117を周囲から取り巻く円錐面状に形成されている。上記傾斜角度は、後述する蒸着工程におけるケース体がもたらす影響を低減するために板面に対して45度以下であることが好ましい。また、矩形開口115の外側の外枠部111は厚さ方向下方へ延長し、その延長部分が係合突起116となっている。係合突起116の外側面には、後述する外周リブ121の底面と係合する係合段差が形成されている。
【0023】
ここで、上記外枠部111は、第1ケース体110の全体の剛性を高めるためのものである。また、ガイド孔114は、後述する蒸着装置やその他の種々の場所において第1ケース体110を他部材に対して位置決めするためのものである。また、外枠部111には切り欠き部111aが形成され、この切り欠き部111aによって容器の表裏や方向を規制したり、載置姿勢の誤りを防止したりすることができる。
【0024】
一方、第2ケース体120には、第1ケース体110の外縁よりも外側に張り出したフランジ状の外周リブ121と、外周リブ121の内側の角部4箇所において上記位置決め孔112,113に嵌合するように構成された位置決めボス122,123と、上記ガイド孔114と同軸に配置され、ガイド孔114よりも一回り大きく形成されたガイド孔124と、上記矩形開口115及び係合突起116に対応して形成された矩形開口125と、第2ケース体120の板面に沿って多数配列された円形の製品用開口部127と、製品用開口部217の周囲外面に形成された傾斜縁面128とが設けられている。
【0025】
傾斜縁面128は、製品用開口部127から周囲へ離れるに従って外面位置がケース厚さの増大する方向に移動するように傾斜しており、製品用開口部127の周囲に一定の傾斜角度、例えば第1ケース体120の板面に対して約30度程度の傾斜角度を有する円錐面状に構成されている。すなわち、傾斜縁面128は、製品用開口部127を周囲から取り巻く円錐面状に形成されている。上記傾斜角度は、後述する蒸着工程におけるケース体の影響を低減するために板面に対して45度以下であることが好ましい。
【0026】
ここで、上記外周リブ121は、第2ケース体120の全体の剛性を高めるためのものである。また、ガイド孔124は、後述する蒸着装置やその他の種々の場所において第2ケース体120を他部材に対して位置決めするためのものである。また、外周リブ121には切り欠き部121aが形成され、この切り欠き部121aによって容器の表裏や方向を規制したり、載置姿勢の誤りを防止したりすることができる。
【0027】
上記の第1ケース体110と第2ケース体120とは、それぞれ相互に対向する内面が凸曲面状になるように反った形状に成形される。このような反り状態は、射出成形機の金型形状や成形条件を適宜に調整することによって容易に実現することができる。本比較例では、第1ケース体110と第2ケース体120とが相互に接合する側に凸になるように形成されているので、後述するように係合させ、接合させたとき、両ケース体の係合部分が外周部に設けられていても、全面に亘って(中心部においても)光学レンズを確実に第1ケース体と第2ケース体とで挟持し、保持することができる。また、このように両ケース体で製品を確実に挟持できることから、各ケース体の剛性が小さくても足りるようになり、各ケース体の薄型化、ひいては容器全体の薄型化を図ることができる。
【0028】
第2ケース体120の内面上には、上記製品用開口部127の形成位置に対応して内面溝126が形成されている。内面溝126は、製品用開口部127の周囲を包囲するように製品用開口部127に対応して略円形に設けられた製品保持部126aと、この製品保持部126aに続いてその両側に長溝状に形成された側溝部126bとからなる。側溝部126bは、隣接する製品保持部126a間に設けられている場合には、当該隣接する製品保持部126a同士を連結するように形成されている。
【0029】
上記第1ケース体110の係合突起116は、第2ケース体120の矩形開口125を通してその係合段差を外周リブ121の底面に引っ掛けた状態で係合するようになっており、これによって、図2(b)に示すように、第1ケース体110と第2ケース体120とが相互に密着した状態で接合されるようになっている。この状態では、上記位置決めボス122,123は上記位置決め孔112,113に嵌合し、第1ケース体110の平面位置と、第2ケース体120の平面位置とが既定の状態に対応するように位置決めされる。
【0030】
製品収納容器100は、図2(a)に示すように、上記製品用開口部117、127に対応した内面溝216の製品保持部216aにそれぞれ光学レンズ130を収容することができるようになっている。図3には、光学レンズ130を収容した製品収納容器100の拡大断面図を示す。光学レンズ130は、第1ケース体110と第2ケース体120との間に挟持されるようにして収容保持される。光学レンズ130は、製品用開口部117,127によって表裏両面が露出した状態で収容される。
【0031】
本比較例の製品収納容器100においては、第1ケース体110と第2ケース体120とを分離させた状態で、第2ケース体120の内面上に設けられた内面溝126の製品保持部126a内に、それぞれ光学レンズ130を収容し、その後、第1ケース体110を被せるようにして第2ケース体120に装着することによって収容作業が完了する。この場合、光学レンズ130をピンセットやロボット等のチャックなどの把持部によって把持した状態で、製品保持部126a内に光学レンズ130を支障なく配置することができるように、上記側溝部126bがピンセットやチャックなどの把持部の先端部を収容できるように、各製品保持部126aの両側に設けられている。この側溝部126bは、逆に光学レンズ130を製品保持部126a内から取り出す際にも把持部の先端を導入できるように構成されている。なお、光学レンズ130を樹脂成形などの各種成形法によって形成した場合には、光学レンズ130の外周にゲートカット部等の突出部が存在することがあるが、このような突出部を本比較例では上記側溝部に収めることができるので、光学レンズ130の収容に支障をきたすことがない。
【0032】
本比較例の製品収納容器100は、透明若しくは半透明の第1ケース体110と第2ケース体120とによって構成されているので、光学レンズ130を収容した状態でも、光学レンズ130の外縁部を容器外側から視認できるように構成されている。これによって製品収納容器100の各製品保持部126aに正規の状態(姿勢)で光学レンズ130が保持されているかどうかを外部から容易に確認することができる。
【0033】
本比較例の製品収納容器100においては、図2(b)に示すように第1ケース体110と第2ケース体120とが接合された状態で、図4及び図5に示すような枠状の容器保持冶具140の上に製品収納容器100を載せ、外周リブ121が容器保持冶具140の内縁部上に載置されるようにする。容器保持冶具140には、その内縁部から張り出した4つの張出突起141が設けられている。この張出突起141は、その基部に内側に向いた傾斜面141aが形成され、その先端に平坦部141bが設けられている。張出突起141は、傾斜面141aが製品収納容器100の上記係合突起116に当接するとともに、その平面形状全体が上記矩形開口125内に収まるように形成されている。
【0034】
製品収納容器100を上記の容器保持冶具140上に載置し、係合突起116が上記張出突起141に当接するようにした状態で、第2ケース体120の外周リブ121を容器保持冶具140に対して押し付けるように下方に押圧すると、張出突起141の傾斜面141aは係合突起116を内側へ押圧するとともに上方へ押し上げるので、係合突起116は第2ケース体の外周リブ121から外れ、第1ケース体110は第2ケース体120から外れて上方へ持ち上げられる。このとき、第2ケース体120は外周リブ121の底面が容器保持冶具140上に載置された状態となっているので、そのまま第1ケース体110を取り上げると、第2ケース体120のみが容器保持冶具140上に残る。
【0035】
本比較例の製品収納容器100は、光学レンズ130を収納した状態で、そのまま図6に示す蒸着装置150に装着し、光学面に蒸着膜(ハードコート膜や反射防止膜など)を形成することができるように構成されている。図6に示すように、蒸着装置150は、蒸着源151と、この蒸着源151の上方に配置された円錐台状の筒形状に構成された回転枠152とを有し、これらが図示しない真空チャンバ内に収容されている。回転枠152は軸線153を中心に回転駆動されるようになっており、回転枠152に設けられた装着孔152aに上記製品収納容器100をそのまま図示点線で示すように装着すれば、蒸着源151から真空中を蒸発する蒸着材料151aが上記製品用開口部117,127を通して光学レンズ130の光学面に付着する。蒸着源151から飛来する蒸着材料151aは、回転枠152の回転によって様々な方向から光学レンズ130に付着するが、製品用開口部117,127の周囲外面は上記の傾斜縁面118,128が設けられており、これらの傾斜縁面は製品収納容器100の板面に対して45度以下、好ましくは30度程度傾斜するようになっているので、開口縁部の陰になるなど、ケース体の蒸着膜への影響を極力低減し、膜厚の均一性を向上させることができる。また、回転枠152に対する製品収納容器100の取り付け姿勢を表裏逆にすることによって光学レンズ130の両面にそれぞれ表面処理を施すことができる。
【0036】
本比較例の製品収納容器100は、光学レンズ130を第1ケース体110と第2ケース体120との間に挟持して製品保持部126aに位置決めした状態で保持することができるので、光学レンズ130の光学面に損傷を与えることなく収納することができる。また、製品保持部126aに保持された光学レンズ130の光学面を露出させるための製品用開口部117,127を備えているので、そのまま光学面の表面処理、例えば上記のような蒸着膜の形成、その他の各種処理を行うことができる。なお、光学レンズ130は、ケース体の姿勢を変えても位置決め状態が保持されるので、製品収納容器100を上下回転させることや、上下反転状態のままの処理を行うことが自由に出来、蒸着工程において両面を蒸着することが容易となる。したがって、光学レンズ130を出し入れする手間をかけることなく、光学レンズ130の検査と表面処理を行うことができるとともに、そのままの状態で搬送・出荷することができる。
【0037】
[実施形態]
次に、図7乃至図11を参照して、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。この実施形態の製品収納容器200は、図7に示す透明樹脂等からなる第1ケース体210と、図8に示す透明樹脂等からなる第2ケース体220とを有するものであり、第1ケース体210と第2ケース体220とを図9に示すリベット230によって接合状態に保持できるように構成されている。第1ケース体210と第2ケース体220は共に、図6に示すような円錐台形状(或いはドーム状)の回転枠に比較的高密度に数多く取り付けられるように、一側(図示上側)の2つの角部が欠けた隅丸4角形状の平面形状を備えている。
【0038】
図7は第1ケース体210の内面図並びに概略側面図及び一部を断面で示す概略正面図である。第1ケース体210には、やや厚肉でフランジ状の外周リブ211と、外周リブ211の内側における対角にある一対の角部近傍においてそれぞれ設けられた位置決めボス212,213と、外周リブ211の内側における4つの角部近傍においてそれぞれ設けられた4つの係合孔214と、第1ケース体210のほぼ中央部に形成された係合孔215と、第1ケース体210の板面に沿って多数配列された内面溝216と、内面溝216内にて開口した平面視円形の製品用開口部217とが設けられている。製品用開口部217の外側開口縁には、上記比較例と同様の円錐面状の傾斜縁面218が形成されている。
【0039】
上記内面溝216は、製品用開口部217を包囲するように略円形に形成された、光学レンズ130を収容するための製品保持部216aと、この製品用保持部216aに続いてその両側に長溝状に形成された側溝部216bとを有している。側溝部216bは、隣接する製品保持部216a間に設けられている場合には、隣接する製品保持部216a同士を連結するように形成されている。
【0040】
上記外周リブ211の外側面には、概略4角形の平面形状の4辺に、それぞれ後述する緊縛材を係止するための溝、切り欠き、突起等の係止部219が形成されている。これらの係止部219は、各辺のほぼ中央部に形成されていることが好ましい。
【0041】
図8には、第2ケース体220の外面図並びに概略の側面図及び一部を断面で示す概略正面図を示す。第2ケース体220は、その平面形状が第1ケース体とほぼ同形であり、その外形が第1ケース体210の外周リブ211の内側領域にほぼぴったりと重なるように構成されている。第2ケース体220には、その対向する2つの角部近傍に、上記位置決めボス212,213に係合して、第1ケース体210と第2ケース体220とをそれらの板面方向に相互に位置決めするための切り欠き部222,223が形成され、その4つの角部近傍における上記係合孔214とそれぞれ対応する位置に挿通孔224が形成され、その中央部における上記係合孔215と対応する位置に挿通孔225が形成されている。また、第2ケース体220の板面に多数配列された製品用開口部227は、上記製品用開口部217と対応する位置にそれぞれ形成されている。
【0042】
第1ケース体210と第2ケース体220とは、図7に示す内面図及び図8に示す外面図を重ね合わせるようにして相互に接合させることができ、その接合状態を図9に示すリベット230にて保持することができる。図9は、リベット230の非係合状態及び係合状態の各状態を示す断面図(a)及び(b)である。図9(a)に示すように、リベット230は例えばそれぞれが合成樹脂等からなるピン231とスリーブ232とを有する。ピン231は、拡大した頭部231aと、頭部231aから伸びる軸部231bとを備えている。また、スリーブ232は、つば部232aと、このつば部232aから伸び、軸孔を有する筒部232bとを有し、筒部232bの先端部にはスリット232dが形成され、このスリット232dが形成されている部分内側には、筒部232bの先端に向けて徐々に軸孔断面を狭めるように構成された傾斜内面232cが設けられている。
【0043】
上記リベット230は、図示のようにピン231の軸部231bをスリーブ232の内部に挿入した状態で、つば部232aを固定してピン231の頭部を押し込むことにより、ピン231の軸部231bがスリーブ232内により深く押し込まれると、図9(b)に示すように、軸部231bの先端が傾斜内面232cを外側に押圧し、スリーブ232のスリット232dが開いて、スリーブ232の先端部が周囲へ押し広げられるように構成されている。
【0044】
第1ケース体210と第2ケース体220とを接合させた状態、及び、リベット230によってその接合状態を保持した様子を示すものが図10である。第1ケース体210と第2ケース体220とが接合された状態では、第1ケース体210の位置決めボス212,213が第2ケース体220の切り欠き部222,223と嵌合し、両ケース体が相互に板面方向にずれないように位置決めされている。リベット230は、このように接合された両ケース体の相互に合致した挿通孔224,225及び係合孔214,215に挿入され、ピン231の頭部231aを押圧することにより押し込まれる。このとき、スリーブ232のつば部232aは第2ケース体220の挿通孔224の開口縁部に係合し、スリーブ232の筒部232bの先端部は第1ケース体の係合孔214,215から突出するとともに図9(b)に示すように押し広げられ、係合孔214,215の開口縁に係合する。このようにして、挿通孔224,225及び係合孔214,215内に挿通されたリベット230は、第1ケース体と第2ケース体とを相対的に保持している。特に、図10に示すように、リベット230の両ケース体に挿入される方向は、第1ケース体210及び第2ケース体220の平面方向と直交する方向、すなわち、第1ケース体210と第2ケース体220が光学レンズ130を挟持する方向と同一方向であるように構成される。
【0045】
リベット230は、その頭部231aを把持して引き出すことにより、ピン231の軸部231bのスリーブ232内における深さが浅くなり、スリーブ232の先端部が縮小して容易に引き抜くことができるようになる。本実施形態では、リベット230によって第1ケース体210と第2ケース体220とを接合状態に保持しているので、比較例のように両ケース体が直接係合している場合に較べて、リベット230を上述のように引き抜き、第1ケース体210と第2ケース体220とを分離可能にする際に、両ケース体が振動し光学レンズ130がケース上にて踊ることによる光学レンズ130の位置ズレを低減することができる。したがって、上側にあるケース体を取り外し、下側にあるケース体上に製品を置いたまま、移送作業、搬送、或いは次工程の処理を行う場合に非常に有効である。例えば、製品収納容器からロボットハンド等の移載機構を用いて他の場所に光学レンズ130を移載しようとする場合、光学レンズ130の位置ズレの発生確率及びそのズレ量が小さくなることによって、移載動作時の不具合(例えばロボットハンドによる把持不良など)を低減できる。その結果、移載機構等のように光学レンズ130を操作するための機構に、把持不良を防止するための位置検出手段を設ける必要性も低減される。また、本実施形態の場合には、ケース体を分離させるために上記比較例で説明した容器保持冶具140などの特殊な冶具や工具を用いる必要もなく、きわめて容易に製品収納容器の分離作業を行うことができる。
【0046】
図11には、上記の製品収納容器200を多数積み重ねた状態で、ゴムバンド等の緊縛材240で緊縛した状態を示す。この緊縛材240は、上記第1ケース体210の外周に形成された係止部219に係止されることにより、製品収納容器200の外周部の周回方向に緊縛材240が位置ズレを起こしにくく、よりしっかりと固定できるようになっている。図示の状態は、完成された製品(光学レンズ130)を収納した製品収納容器200を出荷する場合の例を示している。この場合、複数の製品収納容器200を積み重ねるのではなく、単一の製品収納容器200の両ケース体が分離しないように、すなわち内部に収納された製品がこぼれないように、緊縛材240によって保持しても構わない。このように緊縛材240で両ケース体を接合状態に保持することによって、輸送時などにおいて確実に製品を保護することができるとともに製品の位置ズレを防止することができる。
【0047】
なお、本発明の製品収納容器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態は平面視正方形の形状を備えているが、図6に示す蒸着装置の回転枠152に対して高密度に装着できるように、平面視三角形状に形成するなど、種々の平面形状を備えていても構わない。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、製品保持部に保持された製品を第1ケース体と第2ケース体とで挟持するように構成していることによって製品を確実に保持した状態で収納することができるため、製品に損傷を与える恐れがない。また、製品保持部の保持された製品の一部を露出する開口部が設けられているので、開口部を通して製品に対する処理(例えば表面処理)を施すことができる。したがって、製品を収容したまま処理を施し、そのまま出荷するなど、製品を移し変える必要なく、取り扱うことが可能になる。また、第1ケース体と第2ケース体とが係合手段によって係脱可能に構成され、この係合手段は、前記第1ケース体と前記第2ケース体の一方を挿通して他方に挿入された状態で前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相対的に保持するように構成された挿通部材からなることから、第1ケース体と第2ケース体とを挿通部材を用いて相対的に保持させているので、第1ケース体と第2ケース体とを直接に係合保持させる場合に較べて、第1ケース体と第2ケース体とを分離させる際に両ケース体に振動が発生しにくくなり、製品が踊って製品の収納位置がずれるなどの不具合を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製品収納容器の比較例の外観を示す平面図(a)及び底面図(b)である。
【図2】 比較例の第1ケース体と第2ケース体とが分離された状態(図1のII−II線に沿って切断した状態)を示す概略断面図(a)及び第1ケース体と第2ケース体とが接合された状態(図1のII−II線に沿って切断した状態)を示す概略断面図(b)である。
【図3】 比較例によって光学レンズが収容されている状態(図1のIIIーIII線に沿って切断した状態)を示す拡大断面図である。
【図4】 比較例を容器保持冶具に適用する状態を示す断面説明図である。
【図5】 比較例を容器保持冶具に適用する状態を示す平面説明図である。
【図6】 比較例を装着可能な蒸着装置の構成を模式的に示す概略構成図である。
【図7】 本発明に係る製品収納容器の実施形態における第1ケース体の内面(背面)図並びに概略側面図及び一部を断面で示す概略正面図である。
【図8】 実施形態における第2ケース体の外面(平面)図並びに概略側面図及び一部を断面で示す概略正面図である。
【図9】 実施形態におけるリベットの非締結状態を示す断面図(a)及び締結状態を示す断面図(b)である。
【図10】 実施形態の製品収納容器が組み立てられた状態を示す透視平面図及び一部を断面で示す概略正面図並びにリベットを装着した状態を示す概略透視側面図である。
【図11】 実施形態の製品収納容器を積層した状態を示す平面図及び側面図である。
【符号の説明】
100,200 製品収納容器
110,210 第1ケース体
111 外枠部
112,113 位置決め孔
114、124 ガイド孔
115,125 矩形開口
116 係合突起
117,127 製品用開口部
118,128 傾斜縁面
120,220 第2ケース体
121 外周リブ
122、123 位置決めボス
126 内面溝
126a 製品保持部
126b 側溝部
140 容器保持冶具
141 張出突起
141a 傾斜面
141b 平坦部
150 蒸着装置
151 蒸着源
151a 蒸着材料
152 回転枠
152a 装着孔
214,215 係合孔
219 係止部
224,225 挿通孔
230 リベット
231 ピン
231a 頭部
231b 軸部
232 スリーブ
232a つば部
232b 筒部
232c 傾斜内面
232d スリット
240 緊縛材
Claims (9)
- 複数の製品を第1ケース体と第2ケース体との間に挟持した状態で収納するように構成された製品収納容器であって、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方に、前記製品を保持するための製品保持部が設けられているとともに、前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方に、前記製品保持部に対応した位置に形成され、前記製品保持部に保持された前記製品の一部を露出させるための開口部が設けられ、前記第1ケース体と前記第2ケース体とを係脱可能とする係合手段が設けられ、前記係合手段は、前記第1ケース体と前記第2ケース体の一方を挿通して他方に挿入した状態で前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相対的に保持するように構成された挿通部材であって、該挿通部材が前記一方を挿通して前記他方に挿入する方向が前記複数の製品を前記第1ケース体と前記第2ケース体によって挟持する方向と同一方向であることを特徴とする製品収納容器。
- 前記第1ケース体及び前記第2ケース体には、相互に対応する位置にそれぞれ前記開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の製品収納容器。
- 前記開口部の開口縁部の外面は、前記製品の周囲方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の製品収納容器。
- 前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相互に位置決めするための位置決め手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の製品収納容器。
- 前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方における外縁部に補強用リブ構造が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の製品収納容器。
- 前記第1ケース体及び前記第2ケース体は、相互に対向する内面が凸となるように反りを備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の製品収納容器。
- 前記製品保持部及び前記開口部が複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の製品収納容器。
- 前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくともいずれか一方は透明若しくは半透明に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の製品収納容器。
- 前記第1ケース体と前記第2ケース体の少なくとも一方における外縁部の一対の対向位置には、前記第1ケース体と前記第2ケース体とを相対的に保持するように緊縛するための緊縛材を係止する係止部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の製品収納容器。
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