JP6464851B2 - 印刷装置、印刷方法、及び、印刷プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷方法、及び、印刷プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、印刷方法、及び、印刷プログラムに関し、特に、印刷期間中に、印刷媒体を切断する機能を備えた印刷装置、印刷方法、及び、印刷プログラムに関する。
テープに文字や図形を印刷するラベルプリンタでは、テープ全体を切断するフルカット機能を有しているものが知られている。このようなラベルプリンタは、例えば、特許文献1に記載されている。また、近年では、フルカット機能に加えて、テープのシールを台紙から剥がしやすくするために、シールのみを切断するハーフカット機能を有するラベルプリンタも製品化されている。
特開2003−327225号公報
従来のラベルプリンタは、テープ上の切断すべき位置がカッターの位置にまで到達すると、テープの搬送処理及び印刷処理を一旦中断してカッターでテープ又はシールを切断し、その後、搬送処理及び印刷処理を再開する。このため、印刷の途中(例えば特定の文字を印刷している途中)で切断のために印刷処理が中断することがある。このような場合には、中断前後の印刷領域が重なってしまったり離間してしまったりすることによって、印刷品位が低下してしまうといった事象が起こり得る。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、印刷媒体の搬送方向の速度の変化に起因して生じる印刷品位の低下を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する制御手段と、を備える印刷装置を提供する。
上記の印刷装置では、前記第1の複数の値の一つに0が含まれてもよい。前記印刷媒体
の予め定められた層を切断する切断手段を更に備えてもよく、前記切断手段による前記予
め定められた層の切断時に、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0であってもよい。前
記制御手段は、前記切断時に近づくにつれて前記印刷媒体の前記搬送方向の速度を減速さ
せ、前記切断時に前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0であるように、前記搬送手段を
制御してもよい。前記制御手段は、前記印刷手段による印刷動作が終了後に、前記印刷手
段を印刷開始時における前記印刷手段の位置に移動させてもよい
本発明の別の態様は、印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置による印刷方法
であって、前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の
複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度
が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御するこ
とによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定
に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する印刷方法を提供する。
本発明の更に別の態様は、印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置のコンピュータを、前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、印刷媒体の搬送方向の速度の変化に起因して生じる印刷品位の低下を抑制する技術を提供することができる。
一実施形態に係るラベルプリンタ1の全体構成図である。 ラベルプリンタ1の要部の構成を示した図である。 ラベルプリンタ1で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 ラベルプリンタ1で行われる処理を説明するための図である。 ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の一例を示した図である。 ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の別の例を示した図である。 ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の更に別の例を示した図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るラベルプリンタ1の全体構成図であり、図2は、ラベルプリンタ1の要部の構成を示した図である。ラベルプリンタ1は、テープ10(印刷媒体)に文字や図形を印刷してラベルを作成する印刷装置であり、給紙ローラ対20、インクジェットヘッド30、カッター40、コントローラ50を備えている。
テープ10は、ロール紙であり、粘着剤11aを有するシール11を剥離紙である台紙12に貼り付けた多層構造を有している。シール11の表面に文字や図形等が印刷される。
給紙ローラ対20は、コントローラ50により制御される図示しないモータによって駆動されるピンチローラ対であり、テープ10を搬送方向に搬送する搬送手段である。なお、給紙ローラ対20は、一定方向に回転するように構成されていて、搬送方向のうちの図1の矢印で示す正の向き(ラベルプリンタ1の筐体内から外へテープ10が排出される向き)に、テープ10を搬送する。
インクジェットヘッド30は、給紙ローラ対20により搬送されたテープ10に文字や図形等を印刷する印刷手段である。インクジェットヘッド30は、コントローラ50に制御され、図示しないインクカートリッジから供給されるインクをテープ10に吐出することにより、印刷処理を行う。インクカートリッジは、例えば、インクジェットヘッド30に直接取り付けられてもよく、インクジェットヘッド30とインクカートリッジが一体となってもよい。
また、インクジェットヘッド30は、ラベルプリンタ1内において、テープの搬送方向に移動可能に配設されている。インクジェットヘッド30は、コントローラ50により制御される図示しないモータ(給紙ローラ対20を駆動するモータとは別もの)によって搬送方向に移動するように駆動される。なお、インクジェットヘッド30は、搬送方向のうちの正負両方の向きに移動可能であるが、搬送方向に沿って移動できる範囲(以降、可動範囲)は予め決められている。コントローラ50は、この可動範囲内において、インクジェットヘッド30を移動させる。
カッター40は、コントローラ50によって制御されることで、給紙ローラ対20によって搬送されたテープ10の層であって、制御データによって予め定められた層(ここでは、シール11)を切断する切断手段である。また、カッター40は、必要に応じてテープ10全体を切断できるように構成されている。なお、以降では、テープ10の予め定められた層を切断する動作をハーフカットと記し、テープ10全体を切断する動作をフルカットと記す。ハーフカットは、シール11を剥がしやすくするための切れ目を入れる動作である。
コントローラ50は、給紙ローラ対20、インクジェットヘッド30、カッター40を制御する制御手段である。コントローラ50は、例えば、CPUやメモリを含む電装ユニットであり、メモリに展開された所定のプログラムをCPUが実行することで、給紙ローラ対20、インクジェットヘッド30、カッター40を制御してもよい。コントローラ50は、後に詳述するように、シール11の切断時を含むインクジェットヘッド30による印刷動作中、インクジェットヘッド30に対するテープ10の相対速度(以降、単に相対速度と記す)が一定に維持されるように、給紙ローラ対20とインクジェットヘッド30を制御する。これは、インクジェットヘッド30による印刷動作中、テープ10の搬送方向の速度が複数の値(第1の複数の値)をとるように給紙ローラ対20を制御し、かつ、インクジェットヘッド30の搬送方向の速度が第1の複数の値に対応した複数の値(第2の複数の値)をとるようにインクジェットヘッド30を制御することによって行われる。
図3は、ラベルプリンタ1で行われる処理の流れを示すフローチャートである。図4は、図3に示す処理を説明するための図である。図5は、ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の一例を示した図である。なお、図5において、線L10はテープ10の搬送速度を示し、線L30はインクジェットヘッド30の移動速度を示している。以下、図3から図5を参照しながら、ラベルプリンタ1によるテープ印刷処理について具体的に説明する。
まず、ラベルプリンタ1は、時刻t0において、テープ10の搬送を開始する(ステップS1)。ここでは、コントローラ50がモータに信号を出力することで、給紙ローラ対20が駆動し、テープ10の搬送が開始される。これにより、図4(a)に示すように、テープ10の先端が、インクジェットヘッド30の下方に向かって移動する。このとき(時刻t0)、テープ10の搬送速度、インクジェットヘッド30の移動速度はそれぞれ図5に示すように、V1、0であり、相対速度はV1である。
搬送開始後、ラベルプリンタ1は、テープ10の印刷開始位置Aがインクジェットヘッド30の下方に到達したか否かを判定する(ステップS2)。なお、印刷開始位置Aは、テープ10上の位置であり、図2に示す印刷済み領域15の先頭となる位置である。印刷開始位置Aがインクジェットヘッド30の下方に到達したか否かは、例えば、コントローラ50が給紙ローラ対20を駆動するモータに与えたパルス数によって判定されてもよい。
印刷開始位置Aが時刻t1においてインクジェットヘッド30の下方に到達すると、ラベルプリンタ1は、印刷を開始する(ステップS3)。ここでは、コントローラ50からの信号に従って、図4(b)に示すように、インクジェットヘッド30がテープ10にインクを吐出する。このとき(時刻t1)、テープ10の搬送速度、インクジェットヘッド30の移動速度はそれぞれ図5に示すように、V1、0であり、相対速度はV1である。
印刷開始後、ラベルプリンタ1は、テープ10のハーフカット位置Bがカッター40の位置に到達したか否かを判定する(ステップS4)。なお、ハーフカット位置Bは、テープ10上の位置であり、例えば、図2に示す印刷済み領域15上の位置であってもよく、また、テープ10の先頭と印刷済み領域15の先頭との間の位置であってもよい。ハーフカット位置Bがカッター40の位置に到達したか否かは、例えば、コントローラ50が給紙ローラ対20を駆動するモータに与えたパルス数によって判定されてもよい。
ハーフカット位置Bが時刻t2においてカッター40の下方に到達すると、ラベルプリンタ1は、テープ10の搬送を中断し、インクジェットヘッド30の移動を開始する(ステップS5)。ここでは、図4(c)に示すように、給紙ローラ対20の駆動を停止すると同時にインクジェットヘッド30の移動を開始することで、相対速度が維持されるように、コントローラ50が給紙ローラ対20及びインクジェットヘッド30を制御する。その後、ラベルプリンタ1は、時刻t3においてテープ10をハーフカットする(ステップS6)。ここでは、図4(d)に示すように、カッター40がコントローラ50の制御下でテープ10のシール11の層を切断する。この間(時刻t2から時刻t3)、テープ10の搬送速度、インクジェットヘッド30の移動速度はそれぞれ図5に示すように、0、−V1であり、相対速度はV1である。
テープ10のハーフカットが終了すると、ラベルプリンタ1は、時刻t4において、テープ10の搬送を再開し、インクジェットヘッド30の移動を停止する(ステップS7)。ここでは、図4(e)に示すように、給紙ローラ対20の駆動を再開すると同時にインクジェットヘッド30の移動を停止することで、相対速度が維持されるように、コントローラ50が給紙ローラ対20及びインクジェットヘッド30を制御する。
搬送再開後、ラベルプリンタ1は、テープ10の印刷終了位置Cがインクジェットヘッド30の下方に到達したか否かを判定する(ステップS8)。なお、印刷終了位置Cは、テープ10上の位置であり、図2に示す印刷済み領域15の後尾となる位置である。印刷終了位置Cがインクジェットヘッド30の下方に到達したか否かは、例えば、コントローラ50が給紙ローラ対20を駆動するモータに与えたパルス数によって判定されてもよい。
印刷終了位置Cが時刻t5においてインクジェットヘッド30の下方に到達すると、ラベルプリンタ1は、印刷を終了する(ステップS9)。ここでは、コントローラ50は、図4(f)に示すように、インクジェットヘッド30からのインクの吐出を停止する。
印刷が終了すると、終了と同時に又はその後に、ラベルプリンタ1は、インクジェットヘッド30を所定位置へ移動させる(ステップS10)。ここでは、コントローラ50は、例えば、時刻t5から時刻t6におけて、図4(g)に示すように、インクジェットヘッド30を現在位置から所定位置に移動させる。この間(時刻t5から時刻t6)、テープ10の搬送速度、インクジェットヘッド30の移動速度はそれぞれ図5に示すように、V1、V1であり、相対速度は0である。なお、所定位置は、例えば、印刷開始時(時刻t1)におけるインクジェットヘッド30の位置である。即ち、時刻t5から時刻t6までの間にインクジェットヘッド30が正の向きに移動した距離D2は、時刻t2から時刻t4までの間にインクジェットヘッド30が負の向きに移動した距離D1と同じである。なお、インクジェットヘッド30を印刷開始時におけるインクジェットヘッド30の位置に完全に戻るまでは、次の印刷処理を開始しないようにしてもよい。
その後、ラベルプリンタ1は、テープ10のフルカット位置Dがカッター40の位置に到達したか否かを判定する(ステップS11)。なお、フルカット位置Dは、テープ10上の位置であり、例えば、図2に示す印刷済み領域15よりもさらに後方の位置であってもよく、また、印刷済み領域15の後尾の位置であってもよい。フルカット位置Dがカッター40の位置に到達したか否かは、例えば、コントローラ50が給紙ローラ対20を駆動するモータに与えたパルス数によって判定されてもよい。
フルカット位置Dが時刻t7においてカッター40の位置に到達すると、ラベルプリンタ1は、テープ10の搬送を中止する(ステップS12)。その後、ラベルプリンタ1は、時刻t8においてテープ10をフルカットする(ステップS13)。ここでは、図4(h)に示すように、カッター40がコントローラ50の制御下でテープ10全体を切断する。このとき(時刻t8)、テープ10の搬送速度、インクジェットヘッド30の移動速度はそれぞれ図5に示すように、0、0であり、相対速度は0である。
ラベルプリンタ1では、インクジェットヘッド30が搬送方向に移動可能であり、コントローラ50によってその移動が制御されているため、ハーフカット時を含む印刷動作中に、テープ10とインクジェットヘッド30の相対速度を一定に維持することができる。従って、ハーフカットのためにテープ10の搬送を中断している期間中も印刷処理を中断することなく継続することができる。これにより、印刷領域が重なってしまったり離間してしまったりすることがないため、印刷動作中と切断処理時との間等に生じる、印刷媒体の搬送方向の速度の変化に起因して生じる印刷品位の低下を抑制することができる。
また、ラベルプリンタ1では、印刷動作中の相対速度が常に一定に維持されているため、ラベルプリンタ1のために特別な印刷データを作成する必要がなく、印刷処理については従来と同様の制御が可能である。
また、ラベルプリンタ1では、印刷動作が終了後にインクジェットヘッド30を所定位置に移動させる。このため、印刷動作を繰り返し行う場合であっても、可動範囲の制限により相対速度を一定に維持できないといった事態の発生を抑制することができる。
また、テープ10の印刷処理を中断させないための方法として、テープ10を逆方向に搬送するなどの方法が考えられるが、そのような方法ではラベル作成に要する時間が長くなってしまう。ラベルプリンタ1では、テープ10を逆方向に搬送する場合に比べて、ラベル作成時間を短縮することができる。
なお、印刷動作中に相対速度が一定に維持されている限り、テープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の制御については、図5に示す例に限られない。
図6は、ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の別の例を示した図である。図6に示す例は、給紙ローラ対20を制御するモータとインクジェットヘッド30を制御するモータを台形駆動させる点が、図5に示す例とは異なっている。図6には、時刻t2aから時刻t2bまで徐々にテープ10の搬送速度を減速し、その後、時刻t3にハーフカット処理を行う例が示されている。即ち、コントローラ50は、ハーフカット時(時刻t3)に近づくにつれてテープ10の搬送速度が減速し、ハーフカット時にテープ10の搬送が中断しているように、給紙ローラ対20を制御する。
図6に示すような速度制御を実行することで、ラベルプリンタ1は、急加速、急減速に起因する脱調を抑制することができる。
図7は、ラベルプリンタ1におけるテープ10の搬送速度とインクジェットヘッド30の移動速度の関係の更に別の例を示した図である。図7に示す例は、給紙ローラ対20を制御するモータとインクジェットヘッド30を制御するモータを台形駆動させる点、及び、印刷動作中にインクジェットヘッド30を正の向きと負の向きに同じ距離だけ移動させる点が、図5に示す例とは異なっている。図7には、印刷動作中の時刻t1から時刻t2cまでインクジェットヘッド30を正の向きに距離D1だけ移動させ、その後、同じく印刷動作中の時刻t2cから時刻t4bまでインクジェットヘッド30を負の向きに距離D2(=D1)移動させる例が示されている。即ち、コントローラ50は、インクジェットヘッド30が印刷動作中に可動範囲内を往復するように、インクジェットヘッド30を制御する。
図7に示すような速度制御を実行することで、ラベルプリンタ1は、印刷動作中にインクジェットヘッド30を所定位置に戻すことができる。このため、例えば、印刷動作中に複数回ハーフカット処理が行われるなどによって、印刷動作が長時間継続する場合であっても、可動範囲の制限により相対速度を一定に維持できないといった事態が発生することを抑制することができる。また、印刷動作中にインクジェットヘッド30を印刷開始時におけるインクジェットヘッド30の位置に戻すことができるので、印刷終了後、すぐに次の印刷処理を開始することもできる。このため、特に、複数回連続して印刷を行う場合、全体の印刷時間を短縮することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、印刷方法、及びプログラムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、印刷装置としてラベルプリンタを例示したが、印刷装置はラベルプリンタに必ずしも限られない。また、上述した実施形態では、給紙側から順に、給紙ローラ対20、インクジェットヘッド30、カッター40が並んでいる例が示されたが、これらの並び順は特にこの順番に限定されるものではない。また、ハーフカットとフルカットの両方をカッター40が行う例が示されたが、カッター40はいずれか一方の動作のみを行い、他方の動作はカッター40とは別の構成によって行われてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、
前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御する制御手段と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
前記第1の複数の値の一つに0が含まれる、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
[付記3]
前記印刷媒体の予め定められた層を切断する切断手段、を更に備え、
前記切断手段による前記予め定められた層の切断時に、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0である、
ことを特徴とする付記2に記載の印刷装置。
[付記4]
付記3に記載の印刷装置において、
前記制御手段は、前記切断時に近づくにつれて前記印刷媒体の前記搬送方向の速度を減速させ、前記切断時に前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0であるように、前記搬送手段を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか一つに記載の印刷装置において、
前記制御手段は、前記印刷手段による印刷動作が終了後に、前記印刷手段を印刷開始時における前記印刷手段の位置に移動させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか一つに記載の印刷装置において、
前記制御手段は、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置による印刷方法であって、
前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする印刷方法。
[付記8]
印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置のコンピュータを、
前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
1・・・ラベルプリンタ、10・・・テープ、11・・・シール、11a・・・粘着剤、12・・・台紙、15・・・印刷済み領域、20・・・給紙ローラ対、30・・・インクジェットヘッド、40・・・カッター、50・・・コントローラ

Claims (7)

  1. 印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1の複数の値の一つに0が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷媒体の予め定められた層を切断する切断手段、を更に備え、
    前記切断手段による前記予め定められた層の切断時に、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置において、
    前記制御手段は、前記切断時に近づくにつれて前記印刷媒体の前記搬送方向の速度を減速させ、前記切断時に前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が0であるように、前記搬送手段を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記制御手段は、前記印刷手段による印刷動作が終了後に、前記印刷手段を印刷開始時における前記印刷手段の位置に移動させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置による印刷方法であって、
    前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する
    ことを特徴とする印刷方法。
  7. 印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に印刷する前記搬送方向に移動可能に配設された印刷手段と、を備える印刷装置のコンピュータを、
    前記印刷手段による印刷動作中、前記印刷媒体の前記搬送方向の速度が第1の複数の値をとるように前記搬送手段を制御し、かつ、前記印刷手段の前記搬送方向の速度が前記第1の複数の値に対応した第2の複数の値をとるように前記印刷手段を制御することによって、前記印刷手段に対する前記印刷媒体の前記搬送方向に沿った相対速度が一定に維持されるように、前記搬送手段と前記印刷手段を制御し、かつ、前記印刷手段が前記印刷動作中に前記印刷手段の可動範囲内を往復するように、前記印刷手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
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