JP6464359B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に関し、特に、鍋内の圧力を減圧することにより鍋内の水を突沸させ、鍋内の米粒を攪拌するように構成された圧力式の炊飯器に関する。
従来、この種の炊飯器として、例えば、特許文献1(特開2005−40396号公報)及び特許文献2(特開平9−192005号公報)に記載されたものが知られている。
特許文献1には、蓋に設けた圧力調整機構によって鍋の内部を高圧状態に維持し、蓋に形成した蒸気通路に設けた弁孔をボールによって塞ぎ、ソレノイドの働きによって移動する作動体で前記弁孔を塞いでいるボールを強制的に移動させることができるようにするとともに、作動体の一部を蓋ロック機構の一部に係合させ、前記ボールを強制的に移動させたときにロック機構との係合を解除して蓋を開閉することができるようにした圧力式炊飯器が開示されている。そして、特許文献1の圧力式炊飯器によれば、蒸気通路に設けた弁孔を調圧ボールで塞ぐことによって高圧状態を実現するとともに、調圧ボールを弁孔上から強制的に押し出す手段とロック手段を連動させることによって、機密性の保持及び安全のためのロック手段を実現している。
特許文献2には、炊飯鍋と、該炊飯鍋を収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けられ、前記炊飯鍋を密閉する蓋体と、前記炊飯鍋を加熱する加熱手段とを備え、蓋体に炊飯鍋内の蒸気を排出する排気口と、炊飯前及び炊飯初期に当該排気口を開き、炊飯中に前記排気口を閉じて前記炊飯鍋に圧力を加える排気口開閉手段を設けた炊飯器が開示されている。そして、特許文献2の炊飯器によれば、炊飯中の加圧時期を自由に設定することで、炊飯メニューや炊飯容量に応じた効果的な圧力炊飯をすることができる。その結果、炊飯器鍋内の対流が起こりやすくなり、炊きムラを抑えることができる。
特開2005−40396号公報 特開平9−192005号公報
しかしながら、特許文献1の圧力式炊飯器において、炊飯開始直後からソレノイドの働きによって移動する作動体の一部を蓋ロック機構に係合させた場合に蓋が開けられなくなってしまい、炊飯設定の確認、例えば水位線の確認や、炊込みごはんであれば、具材の入れ忘れの確認のために、一度炊飯を停止し、蓋ロック機構の係合を解除させることが必要になってしまい、ユーザーの操作性が悪くなってしまうという課題を有していた。
一方、特許文献2の圧力式炊飯器において、特許文献1の圧力式炊飯器の構成とした場合、炊飯途中からソレノイドの働きによって移動する作動体の一部を蓋ロック機構に係合させる場合、それ以前に、加熱手段が動作し、鍋内が加熱されている状態で、蓋の開放が可能で、ユーザーが誤って蓋を開けた場合に、蒸気が当たってしまう危険性や加熱された鍋に触れてしまうといった火傷の危険性があるという課題を有していた。
本発明は、上記従来技術の有する課題を解決するためになされたものであり、蓋開放機構を備えた炊飯器において、蓋開放機構の係合手段の制御方法を改善し、ユーザーの操作
性、及び安全性に配慮した炊飯器を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部に収容される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体に取付けられており、前記鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体を開放する蓋開放装置と、前記蓋開放装置の動作を規制する蓋開放手段と、各種の炊飯メニューを記憶した記憶手段と、所定の炊飯工程を実行する制御装置と、を備え、前記炊飯工程は、前記炊飯メニューに従って、前記鍋加熱装置を制御して前記鍋内の被炊飯物に水を吸収させる予熱工程と、前記被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する昇圧工程と、前記被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程と、前記沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程と、を有しており、前記蓋開放手段は、予熱工程開始から所定時間以内、または、前記予熱工程終了時までの間、前記蓋開放装置を動作可能とし、前記蓋体の開閉を検知する蓋開閉検知手段を更に備え、前記蓋体の開放を検知している間は、前記鍋加熱装置による加熱を停止し続けることを特徴とする、炊飯器としたものである。
これにより、炊飯開始から所定時間が経過するまでの間、蓋開放装置は動作可能であるため、使用者は蓋開放装置を動作させて蓋体を開放することができ、炊飯設定の確認を行うことが可能である。そのため、炊飯器の操作性を向上させることができる。また、鍋が加熱されて熱くなる前に蓋体を開放することが可能であり、火傷の危険性もない。
本発明の炊飯器によれば、炊飯器の操作性、及び安全性に配慮した炊飯器を提供することができる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の模式断面図 本発明の実施の形態1における内蓋の分解斜視図 本発明の実施の形態1における内蓋を内蓋の底面側から見た斜視図 本発明の実施の形態1における内蓋を内蓋の上面側から見た斜視図 本発明の実施の形態1における内蓋の断面図であって、減圧弁が閉塞位置に位置する状態を示す断面図 本発明の実施の形態1における内蓋の断面図であって、減圧弁が開放位置に位置する状態を示す断面図 本発明の実施の形態1における減圧弁移動機構の分解斜視図 本発明の実施の形態1における蓋の上外郭部材を取り外した状態を示す平面図 (a)図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、蓋開放規制部材が蓋開放装置から離れて位置する状態を示す図、(b)図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、蓋開放規制部材が蓋開放装置の回転を阻止する位置に位置し、蓋開放装置を動作不能にする状態を示す図、(c)図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、炊飯器本体が水平面に対して傾けられ、蓋開放規制部材が重力により移動して蓋開放装置を動作可能にする状態を示す図 本発明の実施の形態1における炊飯器において、炊飯工程を行ったときの鍋内の温度及び圧力の推移と、減圧弁を開閉するタイミング及び加熱手段をオン、オフするタイミングを示す図
第1の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部に収容される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体に取付けられており、前記鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体を開放する蓋開放装置と、前記蓋開放装置の動作を規制する蓋開放手段と、各種の炊飯メニューを記憶した記憶手段と、所定の炊飯工程を実行する制御装置と、を備え、前記炊飯工程は、前記炊飯メニューに従って、前記鍋加熱装置を制御して前記鍋内の被炊飯物に水を吸収させる予熱工程と、前記被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する昇圧工程と、前記被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程と、前記沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程と、を有しており、前記蓋開放手段は、予熱工程開始から所定時間以内、または、前記予熱工程終了時までの間、前記蓋開放装置を動作可能とし、前記蓋体の開閉を検知する蓋開閉検知手段を更に備え、前記蓋体の開放を検知している間は、前記鍋加熱装置による加熱を停止し続けることを特徴とする、炊飯器としたものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、蓋体の開閉を検知する蓋開閉検知手段を更に備え、蓋開放手段は、蓋開閉検知手段が蓋体の開放を検知している間は、蓋開放装置を動作可能とする構成としたものである。
の発明は、特に、第1〜第の発明において、前記蓋開放手段は、モータを駆動源とする構成としたものである。
の発明は、特に、第1〜第の発明において、前記蓋開放手段は、ソレノイドを駆動源とする構成としたものである。
の発明は、特に、第1〜第の発明において、蓋体に設けられた蒸気排出穴を開閉可能に設けられており、鍋内に突沸現象を発生させるための減圧弁と、減圧弁を、蒸気排出穴を閉塞する閉塞する閉塞位置と蒸気排出穴を開放する開放位置とに移動させる減圧弁移動機構と、を更に備え、蓋開放手段は、減圧弁移動機構によって構成されており、減圧弁移動機構は、減圧弁が閉塞位置に位置するとき、蓋開放装置を動作不能にする構成としたものである。
の発明は、特に、第1〜第の発明において、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示するとともに、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な表示操作部を更に備え、前記表示操作部の表示部に前記蓋体の開放が可能な状態を表示する構成としたものである。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、本実施形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1を用いて、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の模式断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る炊飯器は、内部に鍋収納部1aが形成された略有底筒状の炊飯器本体1と、鍋収納部1aに収納され、米と水と含む被炊飯物が入れられるとともに、上部にフランジ部2aを有する鍋2とを備えている。炊飯器本体1の上部には、炊飯器本体1の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋3が取り付けられている。蓋3の内側(鍋2の上部開口部を覆う側)には、鍋2の上部開口部を密閉可能な略円盤状の内蓋4が着脱可能に取り付けられている。本実施形態においては、蓋3と内蓋4とで、鍋2の上部開口部を開閉可能な蓋体が構成されている。
炊飯器本体1の鍋収納部1aは、上枠1bとコイルベース1cとで構成されている。上
枠1bは、収納された鍋2の側壁に対して所定の隙間が空くように配置される筒状部1baと、筒状部1baの上部から外方に突出し炊飯器本体1の上部開口部の内周部に嵌合するフランジ部1bbとを備えている。
コイルベース1cは、鍋2の下部の形状に対応して有底筒状に形成され、その上部が上枠1bの筒状部1baの下端部に取り付けられている。コイルベース1cの外周面には、鍋2を加熱(誘導加熱)する鍋加熱装置の一例である鍋底加熱ユニット5が取り付けられている。鍋底加熱ユニット5は、底内加熱コイル5aと底外加熱コイル5bとで構成されている。底内加熱コイル5aは、コイルベース1cを介して鍋2の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外加熱コイル5bは、コイルベース1cを介して鍋2の底部のコーナー部に対向するように配置されている。
コイルベース1cの底部の中央部分には開口部が設けられている。当該開口部には、鍋2の温度を測定するための鍋温度検知部の一例である鍋温度センサ6が、鍋収納部1aに収納された鍋2の底部に当接可能に配置されている。鍋2の温度は鍋2内の被炊飯物の温度と略同じであるので、鍋温度センサ6が鍋2の温度を検知することで、鍋2内の被炊飯物の温度を検知することができる。
蓋3は、蓋3の外郭を構成する上外郭部材3aと下外郭部材3bとを備えている。また、蓋3は、ヒンジ軸3Aを備えている。ヒンジ軸3Aは、蓋3の開閉軸であり、炊飯器本体1の上枠1bに両端部を回動自在に固定されている。ヒンジ軸3Aの周囲には、ねじりコイルばね7が取り付けられている。ねじりコイルばね7は、ヒンジ軸3Aを中心として蓋3を鍋2の上部開口部から離れる方向(開方向)に付勢する。
蓋3の内部には、蓋開放装置8が設けられている。蓋開放装置8は、炊飯器本体1の一部に係合することにより、蓋3が鍋2の上部開口部を塞いだ状態を保持する。一方、蓋開放装置8は、蓋3が鍋2の上部開口部を塞いだ状態で炊飯器本体1又は蓋3に設けられた開蓋ボタン(図示せず)が押圧されたとき、ヒンジ軸8Aを中心に矢印A1方向に回転する。これにより、蓋開放装置8と炊飯器本体1の一部との係合が外れ、蓋3が、ねじりコイルばね7の付勢力によりヒンジ軸3Aを中心として鍋2の上部開口部から離れる方向に回転する。これにより、蓋3が、鍋2の上部開口部を塞いでいない開状態になる。なお、蓋3は、例えば、鍋2の上部開口部を塞いだ位置からヒンジ軸3Aを中心として90度回転すると、当該回転を停止するように構成されている。
上外郭部材3aのヒンジ軸3Aの近傍には、凹部3cが設けられている。凹部3cには、蒸気筒9が着脱可能に取り付けられている。凹部3cの底部には、鍋2内の余分な蒸気を蒸気筒9に向けて排出できるように、蒸気逃がし穴3caが設けられている。蒸気筒9の上壁には、鍋2内の余分な蒸気を炊飯器の外部に排出できるように、蒸気逃がし穴9aが設けられている。凹部3cには、蓋3の開閉状態を検知する検知センサ3cbが設けられている。
内蓋4には、鍋2内の蒸気を排出するための小径蒸気排出穴4aと、大径蒸気排出穴4bとが設けられている。大径蒸気排出穴4bの直径は、小径蒸気排出穴4aの直径よりも大きく、例えば、小径蒸気排出穴4aの直径の2倍以上に設定されている。小径蒸気排出穴4aの直径は、例えば4mmであり、大径蒸気排出穴4bの直径は、例えば10mmである。
また、内蓋4には、小径蒸気排出穴4aを開閉可能な圧力抑制弁10と、大径蒸気排出穴4bを開閉可能な減圧弁11と、大径蒸気排出穴4bを開閉するように減圧弁11を移動させる減圧弁移動機構12とが設けられている。圧力抑制弁10、減圧弁11、及び減
圧弁移動機構12の具体的構成については、後で詳しく説明する。
また、蓋3には、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示するとともに、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な表示操作部13が設けられている。表示操作部13は、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示できるように、炊飯開始ボタンなどの複数のボタンで構成されている。ユーザーは、表示操作部13により、表示内容を参照しつつ特定の炊飯コースを選択し、炊飯開始を指示することができる。
また、炊飯器本体1の内部には、炊飯制御部14が搭載されている。炊飯制御部14は、米を炊飯するための炊飯シーケンスを複数記憶する記憶部を備えている。ここで、「炊飯シーケンス」とは、予熱、昇温、沸騰維持、蒸らしの主として4つの工程を順に行うにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力等が予め決められている炊飯の手順をいう。各炊飯シーケンスは、複数の炊飯コースのいずれかにそれぞれ対応している。炊飯制御部14は、表示操作部13にて選択された炊飯コース及び鍋温度センサ6の検知温度に基づいて、鍋底加熱ユニット5と減圧弁移動機構12とを制御し、炊飯工程を実行する。
次に、内蓋4に関連する部品の構成についてより詳しく説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における内蓋4の分解斜視図である。また、図3は、本発明の実施の形態1における内蓋4を内蓋4の底面側(鍋2側)から見た斜視図である。さらに、図4は、本発明の実施の形態1における内蓋4を内蓋4の上面側(蓋3側)から見た斜視図である。また、図5は、本発明の実施の形態1における内蓋4の断面図であって、減圧弁11が閉塞位置に位置する状態を示す断面図である。さらに、図6は、本発明の実施の形態1における内蓋4の断面図であって、減圧弁11が開放位置に位置する状態を示す断面図である。
図2に示すように、内蓋4は、加熱板41と、加熱板41と鍋2との間をシールする環状のパッキン42と、加熱板41とパッキン42とが取り付けられ、蓋3に着脱自在に保持される略環状の加熱板支え部材43とを備えている。加熱板41には、第1〜第3の大径貫通穴41a〜41cと、小径貫通穴41dとが設けられている。
加熱板41の上面には、パッキン44を介して弁カバー45が取り付けられている。パッキン44は、加熱板41と弁カバー45との間をシールする部材である。パッキン44には、第1〜第3の大径貫通穴41a〜41cと、小径貫通穴41dとに対応する位置に貫通穴が設けられている。弁カバー45は、圧力抑制弁10と、減圧弁11と、後述する安全弁16とを覆うように形成されている。弁カバー45には、圧力抑制弁10を収容する圧力抑制弁収容部45aと、減圧弁11を収容する減圧弁収容部45bと、安全弁16を収容する安全弁収容部45cとが設けられている。
第1の大径貫通穴41aには、圧力抑制弁ガイド101が取り付けられている。圧力抑制弁ガイド101は、パッキン102を介して第1の大径貫通穴41aの下方から挿入され、第1の大径貫通穴41aの上方でリング部材103と嵌合することにより加熱板41に固定されている。圧力抑制弁ガイド101は、圧力抑制弁10が載置される部材である。この圧力抑制弁ガイド101に、小径蒸気排出穴4aが設けられている。
圧力抑制弁10は、鍋2内の圧力が大気圧より高い第1の閾値(例えば、1.2気圧)以上に上昇することを抑制する弁である。本実施形態において、圧力抑制弁10は、ボールにより構成され、自重により小径蒸気排出穴4aを閉塞する。一方、圧力抑制弁10は
、鍋2内の圧力が自重よりも大きくなったとき(例えば、1.2気圧以上になったとき)、鍋2内の圧力のみに押されて小径蒸気排出穴4aから離れ、小径蒸気排出穴4aを開放する。
第2の大径貫通穴41bには、減圧弁ガイド111が取り付けられている。減圧弁ガイド111は、パッキン112を介して第2の大径貫通穴41bの下方から挿入され、第2の大径貫通穴41bの上方でリング部材113と嵌合することにより加熱板41に固定されている。減圧弁ガイド111は、減圧弁11が接触する部材である。この減圧弁ガイド111に、大径蒸気排出穴4bが設けられている。大径蒸気排出穴4bは、米粒を包含する大きさの開口である。大径蒸気排出穴4bの内部には、図3に示すように、大径蒸気排出穴4bを米粒より小さい複数の開口に分割する区画部材114が設けられている。この区画部材114により、大径蒸気排出穴4b内への米粒の侵入が防止されている。
減圧弁11は、減圧弁ピン115と、パッキン116と、ばね117とを備えている。減圧弁ピン115は、図5及び図6に示すように、略円盤状の本体115aと、本体115aの下面中央部から下方に突出する突起部115bとを備える断面略T字状の部材である。パッキン116は、減圧弁ピン115と減圧弁ガイド111との間をシールする部材である。ばね117は、減圧弁ピン115を大径蒸気排出穴4bから離す方向に付勢する部材である。
第3の大径貫通穴41cには、逆止弁カバー151を介して逆止弁15が取り付けられている。逆止弁カバー151は、逆止弁15を加熱板41に取り付けるための部材である。逆止弁15は、弁カバー45に溜まったおねば(粘性のある米の煮汁)を鍋2内に還流させるための弁である。
小径貫通穴41dには、安全弁16が取り付けられている。安全弁16は、鍋2内の圧力が大気圧より高い第2の閾値(例えば、1.25気圧)以上に上昇することを抑制する弁である。本実施形態において、安全弁16は、安全弁ピン161と、パッキン162と、ばね163とで構成されている。なお、逆止弁15及び安全弁16としては公知のものを使用することができるので、ここでは、逆止弁15及び安全弁16の詳細な説明は省略する。
次に、減圧弁移動機構12の構成についてより詳しく説明する。
図7は、本発明の実施の形態1における減圧弁移動機構12の分解斜視図である。また、図8は、本発明の実施の形態1における蓋3の上外郭部材3aを取り外した状態を示す平面図である。
減圧弁移動機構12は、減圧弁11を、大径蒸気排出穴4bを閉塞する閉塞位置(図5参照)と、大径蒸気排出穴4bを開放する開放位置(図6参照)とに移動させる機構である。減圧弁移動機構12は、大径蒸気排出穴4bが設けられた内蓋4の底面に対して直交する方向に減圧弁11を移動させるように構成されている。
本実施形態において、減圧弁移動機構12は、減圧弁押さえ部材121と、ばね122と、減圧弁押さえピン123と、支持台124と、減圧弁駆動レバー125と、第1及び第2のギヤ126,127と、モータ128とを備えている。
減圧弁押さえ部材121は、減圧弁ピン115の本体115aの上面中央部に固定された略円柱又は円筒状の部材である。減圧弁押さえ部材121の周囲には、コイル状のばね122が配置されている。ばね122は、蓋3の下外郭部材3bと加熱板41との隙間の
変化に関わらず、減圧弁11が減圧弁ガイド111を押圧する力を一定にするための部材である。減圧弁押さえ部材121とばね122とは、減圧弁押さえピン123により支持台124に上下動自在に取り付けられている。
支持台124は、ビスなどの締結部材により、蓋3の内部に固定されている。支持台124は、図8に示すように、蓋3の厚み方向に対して直交する方向(図8の左右方向)に延在している。減圧弁駆動レバー125は、支持台124に対して支持台124の延在方向に摺動可能に設けられている。減圧弁駆動レバー125には、複数の歯を有するラック125aが形成されている。ラック125aには、第1のギヤ126が噛み合っている。第1のギヤ126には、第2のギヤ127が噛み合っている。第2のギヤ127は、モータ128の出力軸128aに取り付けられている。第1及び第2のギヤ126,127は、支持台124に設けられたカム溝124aに係合している。モータ128は、ビスなどの締結部材により、支持台124に固定されている。
モータ128が正逆方向に駆動されると、第1及び第2のギヤ126,127が回転する。これにより、第1のギヤ126とラック125aで噛み合う減圧弁駆動レバー125が、蓋3の厚み方向に対して直交する方向に移動する。
減圧弁駆動レバー125は、減圧弁11の移動方向(蓋3の厚み方向)及び減圧弁駆動レバー125の移動方向(蓋3の厚み方向に対して直交する方向)に対して傾斜する傾斜面125bを備えている。減圧弁駆動レバー125の移動に連動して減圧弁11の一部として機能する減圧弁押さえ部材121が傾斜面125bに沿って摺動することにより、減圧弁11が閉塞位置(図5参照)又は開放位置(図6参照)に向けて移動する。減圧弁移動機構12は、第1の閾値(例えば、1.2気圧)よりも大きな圧力で減圧弁11を押圧して、減圧弁11を閉塞位置(図5参照)で保持するように構成されている。
減圧弁駆動レバー125は、減圧弁11が開放位置(図6参照)から閉塞位置(図5参照)に移動するとき、蓋開放装置8に接触して蓋開放装置8を動作不能にする蓋開放手段である蓋開放規制部材129を備えている。
図9(a)は、図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、蓋開放規制部材が蓋開放装置から離れて位置する状態を示す図であり、図9(b)は、図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、蓋開放規制部材が蓋開放装置の回転を阻止する位置に位置し、蓋開放装置を動作不能にする状態を示す図であり、図9(c)は、図8の一点鎖線で囲まれた領域E1の拡大平面図であって、炊飯器本体が水平面に対して傾けられ、蓋開放規制部材が重力により移動して蓋開放装置を動作可能にする状態を示す図である。
減圧弁11が開放位置に位置するとき、蓋開放規制部材129は、図6及び図9(a)に示すように、蓋開放装置8から離れて位置する。一方、減圧弁11が閉塞位置に位置するとき、蓋開放規制部材129は、図5及び図9(b)に示すように、蓋開放装置8のヒンジ軸8Aを中心とする矢印A1方向の回転を阻止する位置に位置し、蓋開放装置8を動作不能にする。これにより、鍋2内の圧力が大気圧よりも高い状態で蓋3が開放され、蓋3が勢いよく開くことでユーザーが火傷を負うようなことを防ぐことができる。
なお、蓋開放規制部材129が蓋開放装置8を動作不能にした状態であっても、鍋2内の圧力が大気圧よりも低く、蓋3を開放してもユーザーが火傷を負う危険性がない場合も有り得る。このため、本実施形態において、蓋開放規制部材129は、蓋開放装置8を動作不能にした状態で炊飯器本体1が水平面に対して(例えば、30度以上)傾けられたとき、図9(c)に示すように、重力により移動して蓋開放装置8を動作可能にするように
構成されている。これにより、蓋開放規制部材129を強制的に移動させて蓋開放装置8を動作可能にし、蓋3を開放することができる。
次に、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の動作について説明する。
図10は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、炊飯工程を行ったときの鍋内の温度及び圧力の推移と、減圧弁を開閉するタイミング及び加熱手段をオン、オフするタイミングを示す図である。
まず、ユーザーにより、被炊飯物である米と水とを含む被炊飯物が入れられた鍋2が鍋収納部1aにセットされる。その後、ユーザーにより、表示操作部13にて炊飯コースが選択された後、炊飯開始が指示されると、炊飯制御部14の制御により炊飯工程が開始される。炊飯工程が開始されると、まず、予熱工程が開始される。
予熱工程は、以降の工程において、米の中心部まで十分に糊化できるように、糊化温度よりも低温の水に米を浸して、予め米に吸水させる工程である。この予熱工程において、炊飯制御部14は、鍋2内の水の温度を米の糊化が始まる温度(約60℃)近くまで昇温させた後、当該昇温後の温度を維持するように、鍋温度センサ6の検知温度に基づいて鍋底加熱ユニット5の鍋加熱動作を制御する。また、炊飯制御部14は、予熱工程の間、図5に示すように、減圧弁11が閉塞位置で保持されるように減圧弁移動機構12を制御する。予熱工程の開始から前記選択された炊飯コースに応じて予め設定された時間経過すると、昇温工程に移行する。なお、予熱工程開始からの所定時間tにおいて、例えば、16秒を設定し、予熱工程開始からの所定時間t以内の場合、蓋開放規制部材129は、図6に示すように、蓋開放装置8のヒンジ軸8Aを中心とする矢印A1方向の回転を可能にする位置に位置し、蓋開放装置8を動作可能にすることで、蓋3を開放することができる。なお、予熱工程開始から16秒としたが、16秒以下だと炊飯設定の確認する時間が短すぎてユーザーの操作性が悪くなるので、16秒以上が好ましく、長すぎると火傷をする温度以上になってしまうため、低温で安定する予熱工程終了時までが好ましい。このとき、蓋3の開閉を検知する検知センサ3cbにより、蓋3の開放を検知している間、蓋開放規制部材129は、蓋開放装置8を動作可能にする位置に位置する。同様に、蓋3の開閉を検知する検知センサ3cbにより、蓋3の開放を検知している間、鍋2を加熱する鍋加熱装置を停止する。
昇温工程は、鍋2を強火で一気に加熱して、鍋2内の水を沸騰維持状態(約105℃)にする工程である。この昇温工程において、炊飯制御部14は、鍋2を急速に加熱して鍋2内の水を沸騰状態にするように、鍋底加熱ユニット5を制御する。
また、炊飯制御部14は、昇温工程の間、図5に示すように、減圧弁11が閉塞位置で保持されるように減圧弁移動機構12を制御する。これにより、昇温工程の後半では、鍋2内の圧力が大気圧よりも高くなる。鍋2内の圧力が第1の閾値(例えば、1.2気圧)に達すると、圧力抑制弁10が鍋2内の圧力に押されて小径蒸気排出穴4aから離れ、小径蒸気排出穴4aが開放される。その後、鍋2内の圧力は、圧力抑制弁10の自重により、第1の閾値になるように調整される。また、このとき、蓋開放規制部材129は、蓋開放装置8の回転を阻止する位置に位置し、蓋開放装置8を動作不能にする。昇温工程の実施により、鍋温度センサ6の検知温度が鍋2内の水の沸騰温度(約105℃)に達すると、沸騰維持工程に移行する。
沸騰維持工程は、鍋2内の水の沸騰状態を維持して、米の澱粉を糊化させ、糊化度を50%〜80%程度まで引き上げる工程である。この沸騰維持工程において、炊飯制御部14は、鍋2内の水の沸騰状態を維持するように鍋底加熱ユニット5を制御する。
また、炊飯制御部14は、沸騰維持工程において、鍋2内の圧力が大気圧以上になった後、減圧弁移動機構12を制御して減圧弁11を閉塞位置(図5参照)から開放位置(図6参照)に移動させる。これにより、鍋2内の圧力が一気に減圧(例えば、1.2気圧から1.0気圧に減圧)され、鍋2内の水が突沸し、鍋2内の米粒が攪拌される。その後、炊飯制御部14は、減圧弁移動機構12を制御して減圧弁11を開放位置(図6参照)から閉塞位置(図5参照)に移動させるとともに、鍋底加熱ユニット5を制御して鍋2の加熱を継続する。これにより、鍋2内の圧力が第1の閾値に戻る。炊飯制御部14は、沸騰維持工程において、鍋2内の圧力を減圧させた後、第1の閾値に戻す動作を少なくとも1回(例えば、3回)行う。これにより、鍋2内の米粒を攪拌して、各米粒に対する加熱を平均化することができ、炊きムラを一層抑えることができる。
沸騰維持工程においては、連続的に水を沸騰させるため、蒸気が大量に発生する。この蒸気は、小径蒸気排出穴4a、大径蒸気排出穴4b、蒸気逃がし穴3ca,9aなどを通過して炊飯器の外部に放出される。これにより、鍋2内のほとんどの水がなくなると、鍋2の底面の温度が水の沸点以上に上昇する。鍋2の底面の温度が沸点以上(例えば、130℃)に到達したことを鍋温度センサ6が検知すると、蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程は、予熱を利用して余分な水分を蒸発させ、米の糊化度を100%近くまで引き上げる工程である。この蒸らし工程において、炊飯制御部14は、鍋2の温度が一定温度以下に下がる毎に、鍋2を加熱するように鍋底加熱ユニット5を制御する。
また、炊飯制御部14は、蒸らし工程の間、図6に示すように、減圧弁11が開放位置で保持されるように減圧弁移動機構12を制御する。これにより、鍋2内は、略大気圧まで減圧される。なお、蒸らし工程において、蓋開放規制部材129は、図6に示すように、蓋開放装置8から離れて位置する。このため、蓋開放装置8は動作可能であり、蓋3を開放することができる。
蒸らし工程の開始から予め設定された時間経過すると、蒸らし工程を終了(すなわち、炊飯工程を終了)する。
本実施形態に係る炊飯器によれば、炊飯開始直後の所定時間、蓋開放装置の開放を可能にしたことにより、ユーザーが炊飯設定の確認、例えば水位線の確認や、炊込みごはんであれば、具材の入れ忘れの確認が容易になる。また、鍋が加熱されて熱くなる前に蓋の開放が可能であり、火傷を負うようなことを防ぐこともできる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段により、蓋が開放されていることを検知している場合は、蓋開放装置を開放し続けることで、蓋が閉まらなくなってしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段により、蓋が開放されていることを検知している場合は、鍋を加熱する鍋加熱手段を停止し続けることで、ユーザーが炊飯設定の確認をしている間に、鍋が熱くなり、火傷を負うようなことを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示するとともに、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な表示操作部の表示部に、蓋の開放可能な状態を表示することで、炊飯中の炊飯器本体が熱くなっている場合に、ユーザーが不用意に炊飯器本体にふれることを防ぎ、火傷を負うようなことを防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、圧力抑制弁10がボールにより構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。圧力抑制弁10は、自重を利用して小径蒸気排出穴4aを開閉するものであればよい。例えば、圧力抑制弁10は、三角錐や円錐のような形状のもので構成されてもよい。
以上のように、本発明に係る炊飯器は、ユーザーの操作性の向上及び安全性について配慮し、炊飯開始直後の蓋の開放ができる構成としたことで、より簡単で安全に使用することが可能になるので、家庭用及び業務用の炊飯器として有用である。
1 炊飯器本体
1a 鍋収納部
1b 上枠
1ba 筒状部
1bb,2a フランジ部
1c コイルベース
2 鍋
3 蓋
3A ヒンジ軸
3a 上外郭部材
3b 下外郭部材
3c 凹部
3ca 蒸気逃がし穴
3cb 検知センサ
4 内蓋
4a 小径蒸気排出穴
4b 大径蒸気排出穴
5 鍋底加熱ユニット(鍋加熱装置)
5a 底内加熱コイル
5b 底外加熱コイル
6 鍋温度センサ(鍋温度検知部)
7 ねじりコイルばね
8 蓋開放装置
8A ヒンジ軸
9 蒸気筒
9a 蒸気逃がし穴
10 圧力抑制弁
11 減圧弁
12 減圧弁移動機構
13 表示操作部
14 炊飯制御部
15 逆止弁
16 安全弁
41 加熱板
41a〜41c 大径貫通穴
41d 小径貫通穴
42,44,102,112,116,162 パッキン
43 加熱板支え部材
45 弁カバー
45a 圧力抑制弁収容部
45b 減圧弁収容部
45c 安全弁収容部
101 圧力抑制弁ガイド
103,113 リング部材
111 減圧弁ガイド
114 区画部材
115 減圧弁ピン
115a 本体
115b 突起部
117,122,163 ばね
121 減圧弁押さえ部材
123 減圧弁押さえピン
124 支持台
124a カム溝
125 減圧弁駆動レバー
125a ラック
125b 傾斜面
126,127 ギヤ
128 モータ
128a 出力軸
129 蓋開放規制部材
151 逆止弁カバー

Claims (6)

  1. 炊飯器本体と、
    前記炊飯器本体の内部に収容される鍋と、
    前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
    前記炊飯器本体に取付けられており、前記鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記蓋体を開放する蓋開放装置と、
    前記蓋開放装置の動作を規制する蓋開放手段と、
    各種の炊飯メニューを記憶した記憶手段と、
    所定の炊飯工程を実行する制御装置と、
    を備え、
    前記炊飯工程は、前記炊飯メニューに従って、前記鍋加熱装置を制御して前記鍋内の被炊飯物に水を吸収させる予熱工程と、前記被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する昇圧工程と、前記被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程と、前記沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程と、を有しており、
    前記蓋開放手段は、予熱工程開始から所定時間以内、または、前記予熱工程終了時までの間、前記蓋開放装置を動作可能とし、前記蓋体の開閉を検知する蓋開閉検知手段を更に備え、前記蓋体の開放を検知している間は、前記鍋加熱装置による加熱を停止し続けることを特徴とする、炊飯器。
  2. 前記蓋開放手段は、前記蓋開閉検知手段が前記蓋体の開放を検知している間は、前記蓋開放装置を動作可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記蓋開放手段は、モータを駆動源とする、請求項1〜のうちの何れか1項に記載の炊飯器。
  4. 前記蓋開放手段は、ソレノイドを駆動源とする、請求項1〜のうちの何れか1項に記載の炊飯器。
  5. 前記蓋体に設けられた蒸気排出穴を開閉可能に設けられており、前記鍋内に突沸現象を発生させるための減圧弁と、前記減圧弁を、前記蒸気排出穴を閉塞する閉塞する閉塞位置
    と前記蒸気排出穴を開放する開放位置とに移動させる減圧弁移動機構と、を更に備え、前記蓋開放手段は、前記減圧弁移動機構によって構成されており、前記減圧弁移動機構は、前記減圧弁が前記閉塞位置に位置するとき、前記蓋開放装置を動作不能にする、請求項1〜のうちの何れか1項に記載の炊飯器。
  6. 炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示するとともに、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な表示操作部を更に備え、前記表示操作部の表示部に前記蓋体の開放が可能な状態を表示することを特徴とする、請求項1〜のうちの何れか1項に記載の炊飯器。
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