JP6460933B2 - 車両用手動シフト装置 - Google Patents

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本発明は、シフトレバーの移動操作に従ってパーキングロック機構を機械的に作動させる車両用手動シフト装置に関するものである。
(a) フードに覆われた車両前部のエンジンルーム(エンジンコンパートメントともいう)内にそれぞれ車両幅方向に沿って配置された第1軸および第2軸を備えているとともに、その第2軸はその第1軸に対して車両後方側へ離間して配置されており、バルブボデーに設けられた切換弁によって油路が切り換えられることにより複数の動力伝達状態が成立させられる変速機構と、(b) 前記第2軸の回転を機械的に阻止するパーキングロック機構と、(c) 複数の操作位置へ移動操作されるシフトレバーと、(d) 変速機ケースの外側上方に配置されたアウタレバーを介して前記シフトレバーに機械的に連結されるとともに、その変速機ケースの内部に配設された前記パーキングロック機構に機械的に連結されており、そのシフトレバーが所定の操作位置へ移動操作されることによりそのパーキングロック機構を作動させるマニュアルシャフトと、を有する車両用手動シフト装置が知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、バルブボデーにはマニュアルバルブが設けられているとともに、そのマニュアルバルブはマニュアルシャフトに機械的に連結されており、シフトレバーが所定の操作位置へ移動操作されることにより作動させられて油路を切り換えるようになっている。また、マニュアルバルブを含む複数の切換弁が設けられたバルブボデーが、変速機構の下側に配置されており、バルブボデーの最前端に設けられたマニュアルバルブの上方位置にマニュアルシャフトが配設されている。
特開2008−144867号公報
しかしながら、エンジンルームの高さ方向のサイズを小さくして低フード化を図るために、バルブボデーを変速機構よりも車両前側部分に配置した場合、そのバルブボデーの上方部分にマニュアルシャフトやアウタレバーが配設されると、エンジンルームの車両前側部分の高さ寸法を低くすることが困難で、必ずしも十分に低フード化することができないという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、バルブボデーを変速機構よりも車両前側に配置することにより、アウタレバーの存在に拘らず適切に低フード化できるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) フードに覆われた車両前部のエンジンルーム内にそれぞれ車両幅方向に沿って配置された第1軸および第2軸を備えているとともに、その第2軸はその第1軸に対して車両後方側へ離間して配置されており、バルブボデーに設けられたマニュアルバルブによって油路が切り換えられることにより複数の動力伝達状態が成立させられる変速機構と、(b) 前記第2軸の回転を機械的に阻止するパーキングロック機構と、(c) 複数の操作位置へ移動操作されるシフトレバーと、(d) 変速機ケースの外側上方に配置されたアウタレバーを介して前記シフトレバーに機械的に連結されるとともに、その変速機ケースの内部に配設された前記バルブボデーのマニュアルバルブおよび前記パーキングロック機構に機械的に連結されており、そのシフトレバーが所定の操作位置へ移動操作されることによりそのマニュアルバルブおよびパーキングロック機構をそれぞれ作動させるマニュアルシャフトと、を有する車両用手動シフト装置において、(e) 前記バルブボデーが前記変速機構の前記第1軸よりも車両前側に配置されている一方、(f) 前記マニュアルシャフトは、平面視において前記第1軸と前記第2軸との間に位置する部分に設けられており、(g) 前記第1軸の上方位置に車両前後方向に配置された連動機構を介して前記マニュアルシャフトと前記マニュアルバルブとが機械的に連結されていることを特徴とする。
このような車両用手動シフト装置においては、バルブボデーが変速機構の車両前側部分に配置されているため、その分だけ変速機構を低位置に配置して変速機ケースの高さ寸法を低減できる一方、アウタレバーを介してシフトレバーに機械的に連結されてマニュアルバルブおよびパーキングロック機構を作動させるマニュアルシャフトは、平面視において第1軸と第2軸との間に位置する部分に設けられているため、バルブボデーが配置されたエンジンルームの車両前側部分の高さ寸法が低減されて、適切に低フード化することができる。第1軸と第2軸との間の部分にアウタレバーが配設されるため、その部分の低フード化が制約されるが、空気抵抗や意匠的観点からフードは車両前側程低くすることが望ましいため、車両前側部分の高さ寸法を低減できることで適切に低フード化できる。
本発明の一実施例である車両用手動シフト装置を備えている変速機ユニットの概略側面図である。 図1の変速機ユニットに設けられた車両用手動シフト装置の要部を説明する平面図である。 図2における III− III矢視部分の断面図で、複数の部材を分離して示した図である。 車両用手動シフト装置の連動機構の別の例を説明する平面図である。 車両用手動シフト装置の連動機構の更に別の例を説明する平面図である。 図1の変速機ユニットの変速機構の具体例を説明する骨子図である。 図6の変速機構に設けられたパーキングロック機構を説明する概略図である。
本発明は、燃料の燃焼によって動力を発生するエンジンを動力源として備えているエンジン駆動車両や、電動モータによって駆動される電気自動車、或いは複数の動力源を備えているハイブリッド車両など、種々の車両に適用され得る。エンジンルームは、変速機構や本発明の手動シフト装置が配設される車両前部の区画領域で、通常は変速機構と共にエンジン等の動力源が配置される。
変速機構は、例えば遊星歯車式等の有段変速機や減速歯車装置、或いはベルト式等の無段変速機と前後進切換装置とを組み合わせたものなど、種々の態様が可能である。この変速機構は、油圧式クラッチやブレーキなどの油圧式摩擦係合装置を備えており、例えばシフトレバーの操作位置に応じてマニュアルバルブによって油路が切り換えられることにより、動力伝達遮断状態、後進駆動状態、および前進駆動状態等の複数の動力伝達状態に切り換えられる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において、図は説明のために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された変速機ユニット10の概略右側面図で、この変速機ユニット10は、開閉可能なフード12で覆われた車両前部のエンジンルーム14内に配設されており、図の右方向が車両前側である。この変速機ユニット10は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両用のもので、例えば図6に示すような変速機構を備えている。図6は、変速機ユニット10を含む車両用駆動装置100の全体を説明する骨子図で、変速機ユニット10は、変速機構として遊星歯車式変速機102および減速歯車装置104を備えており、遊星歯車式変速機102の入力軸106には、走行用動力源としての内燃機関等のエンジン110からトルクコンバータ112を介して駆動力が伝達される。
遊星歯車式変速機102は、複数の遊星歯車装置と油圧式のクラッチC1〜C4、ブレーキB1、B2(以下、単にクラッチC、ブレーキBという)、および一方向クラッチF1を備えて構成されており、そのクラッチCおよびブレーキBの係合解放状態が切り換えられることにより、例えば前進8段および後進2段のギヤ段が成立させられ、それ等のギヤ段の変速比に応じて入力軸106の回転を変速して出力歯車114から出力する。また、それ等のクラッチCおよびブレーキBが全部解放されることにより、動力伝達を遮断するニュートラルを成立させることができる。前進8段の各ギヤ段は何れも前進駆動の動力伝達状態で、後進2段の各ギヤ段は後進駆動の動力伝達状態であり、ニュートラルは動力伝達を遮断する動力伝達状態である。エンジン110、トルクコンバータ112、遊星歯車式変速機102は、車両幅方向と略平行な共通の第1軸線S1上に配設されており、入力軸106が第1軸に相当する。
減速歯車装置104は、入力軸106と平行に設けられた中間軸120に一対の大歯車122および小歯車124が設けられたもので、前記出力歯車114から大歯車122に駆動力が伝達される。小歯車124は、リングギヤ126を介して差動歯車装置132に連結されており、その差動歯車装置132から一対の車軸134を経て左右の駆動輪136に駆動力が伝達される。中間軸120は、前記第1軸線S1と平行で且つその第1軸線S1よりも車両後方側に離間して定められた第2軸線S2上に配設されており(図1参照)、中間軸120が第2軸に相当する。差動歯車装置132は、図1に示されるように第2軸線S2よりも更に車両後方側の下方位置に定められた第3軸線S3上に配設されている。
変速機ユニット10はまた、図6に一点鎖線で示す油圧制御回路140を備えており、エンジン110によって回転駆動される機械式のオイルポンプ142によって発生させられた油圧が、バルブボデー144を経て遊星歯車式変速機102のクラッチC、ブレーキBやトルクコンバータ112などに供給されるようになっている。バルブボデー144は、電磁式の切換弁や油圧制御弁等の複数のバルブが組み込まれたもので、図1に示されるように、変速機ユニット10の前端部、すなわち前記第1軸線S1よりも車両前側に車両幅方向に沿って縦置き(車両上下方向に立てた状態)で配置されている。バルブボデー144の上端部には、スプール式のマニュアルバルブ146が車両幅方向に沿って略水平に設けられているとともに、運転席の近傍に配設されたシフトレバー16に機械的に連結されている。そして、そのシフトレバー16の移動操作に従って軸方向へ移動させられ、操作位置に応じて油路が機械的に切り換えられることにより、前記前進ギヤ段を成立可能にするDレンジ油圧を出力する状態、前記後進ギヤ段を成立可能にするRレンジ油圧を出力する状態、およびその何れの油圧も出力しない油圧停止状態になる。このマニュアルバルブ146も切換弁の一種である。
シフトレバー16は、複数の操作位置として駐車用の「P」位置、後進走行用の「R」位置、動力伝達を遮断する「N」位置、前進走行用の「D」位置へ、略水平な回動軸まわりに移動操作されるようになっており、「P」位置または「N」位置へ移動操作されると、前記油圧停止状態になるようにマニュアルバルブ146によって油路が切り換えられる。これにより、クラッチCおよびブレーキBが総て解放され、遊星歯車式変速機102がニュートラルになる。シフトレバー16が「R」位置へ移動操作されると、前記Rレンジ油圧を出力するようにマニュアルバルブ146によって油路が切り換えられる。これにより、後進2段のギヤ段を成立させることが可能となり、図示しないコントローラにより電磁切換弁を介してクラッチCおよびブレーキBの係合解放状態が切り換えられることにより、後進2段の何れかのギヤ段が成立させられる。シフトレバー16が「D」位置へ移動操作されると、前記Dレンジ油圧を出力するようにマニュアルバルブ146によって油路が切り換えられる。これにより、前進8段のギヤ段を成立させることが可能となり、図示しないコントローラにより電磁切換弁を介してクラッチCおよびブレーキBの係合解放状態が切り換えられることにより、前進8段の何れかのギヤ段が成立させられる。
上記シフトレバー16にはまた、図7に示すパーキングロック機構150のパーキングロッド152が機械的に連結されており、シフトレバー16が「P」位置へ移動操作されると、減速歯車装置104の中間軸120が回転不能にロックされるようになっている。パーキングロック機構150は、中間軸120に配設されたパーキングロックギヤ154と、そのパーキングロックギヤ154に噛み合わされるパーキングロックポール156とを備えており、シフトレバー16の移動操作に伴って機械的にパーキングロッド152が軸方向へ移動させられると、そのパーキングロッド152に配設された截頭円錐形状のカム158によりパーキングロックポール156がパーキングロックギヤ154側へ押圧されて噛み合わされる。カム158は、パーキングスリーブ160を介して軸方向へ移動可能にパーキングロッド152に配設されている。パーキングロックポール156は、第2軸線S2と略平行な支持軸162まわりに回動可能に、パーキングロックギヤ154の車両上方側に配設されており、パーキングロッド152は、そのパーキングロックポール156の上側に車両幅方向に沿って略水平に配設されている。
図2は、シフトレバー16の移動操作に従って前記マニュアルバルブ146およびパーキングロッド152をそれぞれ機械的に軸方向へ移動させる車両用手動シフト装置20の要部を説明する平面図である。この車両用手動シフト装置20は、車両上下方向に沿って配設されたマニュアルシャフト22を備えている。マニュアルシャフト22は、自身の軸心O1まわりに回動可能に変速機ケース24(図1参照)によって支持されているとともに、上端部は変速機ケース24の外側上方へ突き出しており、その突出部分にアウタレバー26が取り付けられている。アウタレバー26は、ケーブルやリンク等の連結装置28を介してシフトレバー16に連結されており、マニュアルシャフト22は、連結装置28を介してシフトレバー16の移動操作に従って図2に矢印R1で示すように軸心O1まわりに回動させられる。マニュアルバルブ146およびパーキングロッド152は、前記遊星歯車式変速機102、減速歯車装置104などと共に変速機ケース24の内部に配設されており、マニュアルシャフト22を介してシフトレバー16の移動操作に連動して作動させられる。図2は、変速機ケース24の内部に配設された部分の平面図である。
マニュアルシャフト22は、図1から明らかなように、車両上方から見た平面視において前記第1軸線S1と第2軸線S2との間に位置する部分、すなわち前記パーキングロック機構150が配設された部分の近傍に配設されており、前記パーキングロッド152は、マニュアルシャフト22に相対回転不能に取り付けられたディテントプレート30に連結されている。パーキングロッド152の軸方向の一端部には、車両下方側へ略90°曲げられた連結部32が設けられているとともに、その連結部32はディテントプレート30に相対回動可能に連結されており、マニュアルシャフト22と共にディテントプレート30が軸心O1まわりに回動させられると、パーキングロッド152は矢印Aで示すように軸方向、すなわち車両幅方向へ直線的に往復移動させられ、シフトレバー16の操作位置に応じて前記パーキングロック機構150が作動させられる。ディテントプレート30は、軸心O1に対して略直角になる姿勢でマニュアルシャフト22に固定されているとともに、シフトレバー16の「P」、「R」、「N」、「D」の各操作位置に対応して凹所が設けられており、その凹所にばね板等から成る節度部材34が係合させられることにより、マニュアルシャフト22と共に「P」、「R」、「N」、「D」の各操作位置に対応した回動位置にばね力によって位置決めされる。
ディテントプレート30はまた、連動機構36を介してマニュアルバルブ146に連結されている。連動機構36は、前記第1軸線S1の上方位置に車両前後方向に沿って配設された揺動レバー38と、その揺動レバー38を矢印R2で示すように揺動可能に支持する支持部材40とを備えている。図3は、図2における III− III矢視部分の断面図で、揺動レバー38と支持部材40とを分離して示した図であり、変速機ケース24に固設される支持部材40には前記軸心O1と略平行に支持ピン42が設けられており、揺動レバー38は、その中間位置に設けられた円筒形状のボス44を介して、支持ピン42の軸心である支持軸心O2まわりに揺動可能に支持されている。揺動レバー38の一端部には長孔46が設けられている一方、ディテントプレート30には軸心O1と略平行に連結ピン48が立設されており、その連結ピン48が長孔46内を挿通させられている。これにより、ディテントプレート30がマニュアルシャフト22と共に矢印R1で示すように軸心O1まわりに回動させられると、揺動レバー38は矢印R2で示すように支持軸心O2まわりに揺動させられる。揺動レバー38の他端部には支持軸心O2と略平行に係合ピン50が立設されて、マニュアルバルブ146に設けられた環状の係合溝52と係合させられており、揺動レバー38が矢印R2で示すように揺動させられると、マニュアルバルブ146は矢印Bで示すように軸方向、すなわち車両幅方向へ直線的に往復移動させられ、シフトレバー16の操作位置に応じて前記油圧制御回路140の油路が切り換えられる。
このように、本実施例の車両用手動シフト装置20においては、バルブボデー144が変速機ユニット10の車両前側部分に縦置きで配置されているため、その分だけ遊星歯車式変速機102や減速歯車装置104等の変速機構を低位置に配置して変速機ケース24の高さ寸法を低減できる一方、アウタレバー26を介してシフトレバー16に機械的に連結されてマニュアルバルブ146およびパーキングロッド152を作動させるマニュアルシャフト22は、平面視において第1軸線S1と第2軸線S2との間に位置する部分に設けられているため、バルブボデー144が配置されたエンジンルーム14の車両前側部分の高さ寸法が低減されて、適切に低フード化することができる。第1軸線S1と第2軸線S2との間の部分にアウタレバー26が配設されると、その部分の低フード化が制約されるが、空気抵抗や意匠的観点からフード12は車両前側程低くすることが望ましいため、車両前側部分の高さ寸法を低減できることで適切に低フード化できる。
ここで、エンジンルーム14の車両前側部分には、図1に示されるように変速機ユニット10の上方位置にエアクリーナやバッテリー等の他部品54が配置される場合があり、バルブボデー144を車両前側に縦置き配置しても、従来のようにマニュアルシャフト22がマニュアルバルブ146の上方部分に設けられると、変速機ケース24から上方へ突き出すアウタレバー26が他部品54と干渉する可能性があり、十分に低フード化することが困難であった。
なお、上記実施例では揺動レバー38を主体として構成されている連動機構36が用いられていたが、図4に示す連動機構60のように、連結リンク62および揺動リンク64を用いて構成することも可能である。揺動リンク64はL字形状を成しており、その角部において前記軸心O1と略平行に変速機ケース24に設けられた支持ピン66により、支持ピン66の軸心である支持軸心O3まわりに揺動可能に支持されている。揺動リンク64のL字形状の一端部は、連結リンク62を介してディテントプレート30に連結されており、ディテントプレート30がマニュアルシャフト22と共に矢印R1で示すように軸心O1まわりに回動させられると、揺動リンク64は矢印R3で示すように支持軸心O3まわりに揺動させられる。揺動リンク64の他端部には支持軸心O3と略平行に係合ピン68が立設されて、マニュアルバルブ146に設けられた前記係合溝52と係合させられており、揺動リンク64が矢印R3で示すように揺動させられると、マニュアルバルブ146は矢印Bで示すように軸方向へ直線往復移動させられる。
図5の連動機構70は、変速機ケース24に設けられたガイド72によって、矢印Lで示す車両幅方向へ直線往復移動可能に支持されているスライド部材74を備えているとともに、そのスライド部材74には連結バー76が一体的に固設されている。連結バー76の一端部には長孔78が設けられて、前記連結ピン48を介してディテントプレート30に連結されており、ディテントプレート30がマニュアルシャフト22と共に矢印R1で示すように軸心O1まわりに回動させられると、連結バー76は矢印Lで示すように車両幅方向へ直線往復移動させられる。連結バー76の他端部には、軸心O1と略平行に係合ピン80が立設されて、マニュアルバルブ146に設けられた前記係合溝52と係合させられており、連結バー76が矢印Lで示す車両幅方向へ直線往復移動させられると、マニュアルバルブ146が矢印Bで示すように軸方向へ直線往復移動させられる。矢印L方向と矢印B方向とが完全に一致している場合には、連結バー76とマニュアルバルブ146とを一体的に固定したり相対移動不能に連結したりしても良い。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12:フード 14:エンジンルーム 16:シフトレバー 20:車両用手動シフト装置 22:マニュアルシャフト 24:変速機ケース 26:アウタレバー 102:遊星歯車式変速機(変速機構) 104:減速歯車装置(変速機構) 106:入力軸(第1軸) 120:中間軸(第2軸) 144:バルブボデー 146:マニュアルバル150:パーキングロック機構

Claims (1)

  1. フードに覆われた車両前部のエンジンルーム内にそれぞれ車両幅方向に沿って配置された第1軸および第2軸を備えているとともに、該第2軸は該第1軸に対して車両後方側へ離間して配置されており、バルブボデーに設けられたマニュアルバルブによって油路が切り換えられることにより複数の動力伝達状態が成立させられる変速機構と、
    前記第2軸の回転を機械的に阻止するパーキングロック機構と、
    複数の操作位置へ移動操作されるシフトレバーと、
    変速機ケースの外側上方に配置されたアウタレバーを介して前記シフトレバーに機械的に連結されるとともに、該変速機ケースの内部に配設された前記バルブボデーのマニュアルバルブおよび前記パーキングロック機構に機械的に連結されており、該シフトレバーが所定の操作位置へ移動操作されることにより該マニュアルバルブおよび該パーキングロック機構をそれぞれ作動させるマニュアルシャフトと、
    を有する車両用手動シフト装置において、
    前記バルブボデーが前記変速機構の前記第1軸よりも車両前側に配置されている一方、
    前記マニュアルシャフトは、平面視において前記第1軸と前記第2軸との間に位置する部分に設けられており、
    前記第1軸の上方位置に車両前後方向に配置された連動機構を介して前記マニュアルシャフトと前記マニュアルバルブとが機械的に連結されている
    ことを特徴とする車両用手動シフト装置。
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