JP2016101895A - 車両 - Google Patents

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一雄 砂廣
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Abstract

【課題】シフト操作を容易に行うことによって、変速機の変速が可能な車両を提供すること。【解決手段】ROV1は、ピポット軸53を介して車体フレーム20に回動可能に連結された支持フレーム54と、ステアリング軸13を備え、支持フレーム54に固定された軸支持部12と、ステアリング軸13に連結され、軸支持部12に対してステアリング軸13を中心に回転可能なステアリングホイール14と、支持フレーム54に設けられ、ステアリング軸13方向に操作可能なパドルシフト16と、車体フレーム20に支持された変速機と、変速機を駆動するシフトアクチュエータと、パドルシフト16が操作されたときに、変速機の複数の変速ギアの変更が行われるようにシフトアクチュエータを制御する制御装置と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、不整地を走行するのに適した車両に関する。
従来から不整地を走行するのに適した車両として、有段式の変速機を備えたATV(All Terrain Vehicle)やROV(Recreational Off-Highway Vehicle)等が知られている。かかる車両において、シフトスイッチを操作して電動モータ等のアクチュエータを駆動することにより、変速機の変速を行うようにしたセミオート制御を採用したものが知られている。このような車両によれば、乗員によるクラッチ操作を省略することができ、乗員の操作負担を軽減することができる。ATVは、ステアリングバーを備えているため、セミオート制御を採用する際には手元にシフトスイッチを設けることができる。これにより、シフトスイッチの操作が容易に行われる。特許文献1には、ステアリングバーにシフトスイッチが設けられたATVが開示されている。シフトスイッチが手元に配置されているため、ステアリングバーから手を離さなくても、シフトスイッチの操作を行い変速機の変速を行うことができる。
米国特許第6257081B1号公報 米国特許出願公開第2013/0092468号明細書
ところで、ROVは、ステアリングホイールを備えているため、ATVと同様に手元にシフトスイッチを配置することができない。また、シフトスイッチを、例えば、ステアリングホイールの前面に設ける構造等が考えられる。しかし、ROVでは走行時にステアリングホイールを操作する機会が多く、ステアリングホイールと共に回転するシフトスイッチを操作することは容易ではない。なお、特許文献2には、電動モータ等のアクチュエータを駆動して変速機の変速を行う種々のシフト操作子について記載されているが、各シフト操作子に関する具体的な構造については開示されていない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステアリングホイールを備えた車両において、シフト操作を容易に行うことによって変速機の変速が可能な車両を提供することである。
本発明に係る車両は、車体フレームと、ピポット軸を介して前記車体フレームに回動可能に連結された支持フレームと、ステアリング軸を備え、前記支持フレームに固定された軸支持部と、前記ステアリング軸に連結され、前記軸支持部に対して前記ステアリング軸を中心に回転可能なステアリングホイールと、前記支持フレームまたは前記軸支持部に設けられ、前記ステアリング軸方向に操作可能なパドルシフトと、前記車体フレームに支持され、複数の変速ギアを備えた変速機と、前記変速機を駆動するシフトアクチュエータと、前記パドルシフトが操作されたときに、前記変速機の前記複数の変速ギアの変更が行われるように前記シフトアクチュエータを制御する制御装置と、を備えている、車両。
本発明に係る車両では、パドルシフトは、支持フレームまたは軸支持部に設けられている。このため、ステアリングホイールを回転させたときに、パドルシフトはステアリングホイールと共に回転しない。従って、ステアリングホイールが回転している状態であっても、運転者はパドルシフトを容易に操作し、変速機の変速を行うことができる。また、パドルシフトおよびステアリングホイールは、少なくとも支持フレームを介して車体フレームに取り付けられている。このため、支持フレームを回動させることによって、車体フレームに対してパドルシフトおよびステアリングホイールを一体的に移動させることができる。ステアリングホイールの位置調整を行った場合でも、パドルシフトとステアリングホイールとの相対的な位置関係は変化しない。このため、ステアリングホイールの位置調整を行った後も同様に、運転者はパドルシフトを容易に操作し、変速機の変速を行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記支持フレームは、前記車体フレームに連結する少なくとも2つの連結部を備えている。
上記態様によれば、車体フレームに対する支持フレームの連結がより安定する。
本発明の一態様によれば、前記支持フレームは、U字形状に形成されている。
上記態様によれば、支持フレームの剛性が高まる。
本発明の一態様によれば、前記支持フレームは、一つのパイプフレームから形成されている。
上記態様によれば、部品点数の削減による重量の減少やコストの削減が実現される。
本発明の一態様によれば、前記車両は、前記軸支持部に設けられかつ前記ステアリングホイールの操作力を補助するステアリングアクチュエータを有するパワーステアリング装置を備えている。
パワーステアリング装置が軸支持部とは別体に設けられている場合、支持フレームを回動させたときに、パワーステアリング装置と軸支持部に設けられたステアリング軸の相対的な位置関係が変化する。このため、相対的な位置関係の変化を許容するように、パワーステアリング装置とステアリング軸とを連動させるユニバーサルジョイントなどを設ける必要がある。しかし、上記態様によれば、支持フレームを回動させたときに、パワーステアリング装置を軸支持部と一体的に移動させることができるため、上記部材が不要となり、構造が簡単となる。
本発明の一態様によれば、前記パドルシフトは、前記ステアリングアクチュエータより後方かつ前記ステアリングホイールより前方に設けられている。
上記態様によれば、パドルシフトの操作が容易であると共に、パドルシフトのレイアウトの自由度が向上する。
本発明の一態様によれば、前記支持フレームまたは前記軸支持部に設けられ、前記変速機の変速ギア段を表示するメータを備えている。
上記態様によれば、支持フレームを回動させたときに、メータを支持フレームと一体的に移動させることができる。これにより、メータの視認性を確保することができる。
本発明の一態様によれば、前記パドルシフトは、前記ステアリング軸より左方に配置された左シフト部と、前記左シフト部と別体に形成され、前記ステアリング軸より右方に配置された右シフト部とを備えている。
上記態様によれば、左シフト部と右シフト部とが別体に形成されているため、各シフト部の取り付け位置の自由度が向上する。また、左シフト部と右シフト部とが一体に形成されている場合と比較して、パドルシフトの全体の形状を小さくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記ステアリング軸方向視において、前記左シフト部は、前記ステアリングホイールより内方に位置する第1左部を備え、かつ、前記右シフト部は、前記ステアリングホイールより内方に位置する第1右部を備えている。
上記態様によれば、第1左部および第1右部に、例えばシフトアップおよびシフトダウンの目印を設けることによって、運転者はより容易に変速機の変速を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、ステアリングホイールを備えた車両において、容易にシフト操作を行うことによって変速機を変速させることができる車両を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るROVを示す左側面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るエンジンおよび変速機の周辺の構造を示す断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る変速機を示す断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るシフトドラムの周辺の構造を示す断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るステアリングホイールの周辺の構造を示す左側面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るステアリングホイールの周辺の構造を示す斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るパドルシフトをステアリング軸方向から見たときの図面である。 図8は、本発明の一実施形態に係るステアリングホイールをステアリング軸方向から見たときの図面である。 図9は、図5の一部拡大図である。 図10は、本発明の一実施形態に係るステアリングホイールの周辺の構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る車両は、ROV1である。ROV1は、不整地を走行するのに適している。本発明に係る車両は、ROVに限定されない。
以下の説明において、特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれROV1のシート10に着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、それぞれROV1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、R、Up,Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図1に示すように、ROV1は、車体フレーム20を備えている。車体フレーム20は、パイプフレームである。車体フレーム20は、車両前後方向に延びるメインフレーム22と、メインフレーム22より上方に配置されたセンターフレーム24と、センターフレーム24の前方に配置されたフロントフレーム30と、センターフレーム24の後方に配置されたリアフレーム38とを備えている。
センターフレーム24は、上センターフレーム26と下センターフレーム28とを備えている。上センターフレーム26は、下センターフレーム28の上方に配置されている。上センターフレーム26は、下センターフレーム28と接続している。上センターフレーム26は、車両前後方向に延びる第1部分26Aと、第1部分26Aの前端から前斜め下方に延びる第2部分26Bと、第1部分26Aの後端から後斜め下方に延びる第3部分26Cと、第3部分26Cの中途部から前斜め下方に延びる第4部分26Dとを備えている。下センターフレーム28は、メインフレーム22より上方に配置されている。下センターフレーム28は、メインフレーム22と連結している。下センターフレーム28は、車両前後方向に延びる第1部分28Aと、第1部分28Aの前端から前斜め上方に延びる第2部分28Bと、第1部分28Aの後端から後斜め上方に延びる第3部分28Cとを備えている。第1部分28Aは、メインフレーム22と連結している。第2部分28Bは、上センターフレーム26の第2部分26Bと接続している。第3部分28Cは、上センターフレーム26の第4部分26Dと接続している。
図1に示すように、フロントフレーム30は、上フロントフレーム32と、下フロントフレーム34と、フロントダウンフレーム36とを備えている。上フロントフレーム32は、下センターフレーム28の第2部分28Bに接続している。フロントダウンフレーム36は、上フロントフレーム32の中途部から下方に延びる。フロントダウンフレーム36は、下フロントフレーム34の中途部に接続している。下フロントフレーム34は、車両前後方向に延びる。下フロントフレーム34の前端は、上フロントフレーム32と接続している。下フロントフレーム34の後端は、メインフレーム22と接続している。
図1に示すように、リアフレーム38は、上リアフレーム40と、下リアフレーム42と、第1リアダウンフレーム44と、第2リアダウンフレーム46と、第3リアダウンフレーム48とを備えている。上リアフレーム40は、上センターフレーム26の第3部分26Cから後斜め下方に延びる。下リアフレーム42は、下センターフレーム28の第3部分28Cの中途部から後方に延びる。上リアフレーム40の後端と下リアフレーム42の後端とは接続している。第1リアダウンフレーム44は、上リアフレーム40の中途部から前斜め下方に延びる。第1リアダウンフレーム44は、下リアフレーム42の中途部に接続している。第2リアダウンフレーム46は、下リアフレーム42の中途部から前斜め下方に延びる。第2リアダウンフレーム46は、メインフレーム22に接続している。第2リアダウンフレーム46は、第1リアダウンフレーム44より前方に配置されている。第3リアダウンフレーム48は、下リアフレーム42の後端から前斜め下方に延びる。第3リアダウンフレーム48は、第2リアダウンフレーム46より後方に配置されている。第3リアダウンフレーム48は、メインフレーム22に接続している。
図1に示すように、ROV1は、左右のシート10を備えている。左右のシート10は、車体フレーム20に支持されている。左右のシート10は、メインフレーム22に支持されている。なお、車幅方向にシート10が3つ以上並んでいてもよい。
図1に示すように、ROV1は、左右の前輪7と左右の後輪9とを備えている。左右の前輪7は、フロントフレーム30に設けられた車軸(図示せず)に取り付けられている。左右の後輪9は、リアフレーム38に設けられた車軸(図示せず)に取り付けられている。
図1に示すように、ROV1は、エンジン60を備えている。エンジン60は、車体フレーム20に支持されている。エンジン60は、メインフレーム22に支持されている。エンジン60は、下リアフレーム42より下方に配置されている。エンジン60は、左右のシート10より後方に配置されている。エンジン60の後端60Bは、左右のシート10より後方に位置する。
図2に示すように、エンジン60は、クランクケース66と、シリンダボディ64と、シリンダヘッド63と、シリンダヘッドカバー62とを備えている。クランクケース66の下方には、エンジン60の内部を循環したオイルを回収するオイルパン68が配置されている。シリンダボディ64は、クランクケース66から上方に延びている。シリンダヘッド63は、シリンダボディ64の上方に配置され、シリンダボディ64の上部に結合している。シリンダヘッドカバー62は、シリンダヘッド63の上方に配置され、シリンダヘッド63の上部に結合している。
図2に示すように、エンジン60は、車両前後方向に延びるクランク軸67を備えている。クランク軸67は、クランクケース部69内に配置されている。クランクケース部69は、クランク軸67周りを支持する部材であり、例えばクランクケース66およびシリンダボディ64などを包含する概念である。本実施形態では、クランク軸67は、クランクケース66とシリンダボディ64との合面で支持されている。したがって、クランクケース部69は、クランクケース66およびシリンダボディ64により構成されている。クランク軸67の前端部には連結軸70が連結されている。連結軸70は、後述の入力軸117に連結されている。
図2に示すように、シリンダボディ64の内部には、第1シリンダ71A、第2シリンダ71Bおよび第3シリンダ71Cが形成されている。第1シリンダ71A、第2シリンダ71Bおよび第3シリンダ71Cは、クランクケース66の側部から上方に延びている。第1シリンダ71A、第2シリンダ71Bおよび第3シリンダ71Cは、車両前後方向に配列されている。第2シリンダ71Bは、第1シリンダ71Aの後方に配置されている。第3シリンダ71Cは、第2シリンダ71Bの後方に配置されている。エンジン60は、3気筒のエンジンである。第1シリンダ71A、第2シリンダ71Bおよび第3シリンダ71Cのそれぞれには、ピストン72が収容されている。各ピストン72は、コンロッド73を介してクランク軸67に接続されている。本実施形態のエンジン60は、3つのシリンダ71A〜71Cを備える3気筒のエンジンであるが、1つのシリンダを備える単気筒のエンジンであってもよいし、2つのシリンダあるいは4つ以上のシリンダを備える多気筒のエンジンであってもよい。
図1に示すように、ROV1は、変速機80(図2参照)と、変速機80が収容された変速機ケース82とを備えている。変速機ケース82は、エンジン60とは別体に形成されている。変速機ケース82は、エンジン60から離間して配置されている。変速機ケース82は、エンジン60より前方に配置されている。変速機ケース82は、メインフレーム22に支持されている。
図2に示すように、変速機80は、入力軸117と、クラッチ100と、メイン軸83と、ドライブ軸85と、出力軸118とを備えている。
図2に示すように、入力軸117は、車両前後方向に延びる。入力軸117は、変速機ケース82内に収容されている。入力軸117は、クランク軸67と同軸上に配置されている。入力軸117は、連結軸70と連結している。入力軸117は、クランク軸67の駆動力を受けて回転する。入力軸117には、ギア117Gが設けられている。
図2に示すように、クラッチ100は、湿式多板の摩擦クラッチである。クラッチ100には、クランク軸67で発生したトルクが入力軸117を介して伝達される。クラッチ100は、クランク軸67で発生したトルクを断続可能に伝達する。クラッチ100は、変速機ケース82内に配置されている。クラッチ100は、メイン軸83の後端部に設けられている。図3に示すように、クラッチ100は、クラッチハウジング101と、クラッチボス103と、複数の駆動プレート102と、複数の従動プレート104と、を備えている。駆動プレート102は、クラッチハウジング101の内方に設けられている。駆動プレート102は、クラッチハウジング101と共に回転する。駆動プレート102には、クランク軸67(図2参照)のトルクが伝達される。従動プレート104は、クラッチボス103の外方に設けられている。従動プレート104は、クラッチボス103と共に回転する。駆動プレート102と従動プレート104は、車両前後方向において交互に配置されている。クラッチハウジング101には、ギア101Gが設けられている。図2に示すように、ギア101Gは、入力軸117に設けられたギア117Gと噛み合っている。そのため、クラッチハウジング101は、入力軸117と連結している。本実施形態では、複数の駆動プレート102と複数の従動プレート104とによってプレート群105が構成されている。なお、クラッチ100は、単板の摩擦クラッチであってもよい。クラッチ100は、乾式の摩擦クラッチであってもよい。
図3に示すように、メイン軸83の後方には、プレッシャプレート106が配置されている。プレッシャプレート106は、略円盤形状に形成されている。プレッシャプレート106の半径方向外方の部分には、プレート群105に向けて突出する押圧部107が形成されている。押圧部107は、プレート群105のうち最も後方に位置する駆動プレート102に対向する位置に配置されている。
クラッチ100には、バネ108が設けられている。バネ108は、プレッシャプレート106を前方に向かって付勢している。すなわち、バネ108は、押圧部107がプレート群105を押圧する方向に、プレッシャプレート106を付勢している。
プレッシャプレート106の中心部は、軸受109を介してプッシュロッド110の一端部と係合している。これにより、プレッシャプレート106は、プッシュロッド110に対して回転自在である。メイン軸83は、筒形状を有している。プッシュロッド110の他端部は、メイン軸83の内部に収容されている。メイン軸83の内方には、プッシュロッド110の他端部に隣接した球状のボール111が設けられている。さらに、メイン軸83の内方には、ボール111に隣接したプッシュロッド112が設けられている。
プッシュロッド112の左端部は、メイン軸83から外方に向けて突出している。プッシュロッド112の左端部には、ピストン113が一体的に設けられている。ピストン113は、シリンダ本体114によってガイドされ、メイン軸83の軸方向に摺動自在である。
図3に示すように、ROV1は、クラッチアクチュエータ120を備えている。クラッチ100は、クラッチアクチュエータ120によって切断および接続される。本実施形態では、クラッチアクチュエータ120は電動モータであるが、クラッチアクチュエータ120は電動モータに限定されない。クラッチアクチュエータ120を駆動することによって、駆動プレート102と従動プレート104とが接触するように駆動プレート102および従動プレート104を互いに接近させることができる。また、クラッチアクチュエータ120を駆動することによって、駆動プレート102と従動プレート104とが離反するように駆動プレート102および従動プレート104を互いに離反させることができる。これにより、クラッチ100を切断および接続させることができる。
クラッチアクチュエータ120が駆動すると、ピストン113とシリンダ本体114とで囲まれている空間115に作動油が供給される。空間115に作動油が供給されると、ピストン113は、図3の矢印H1の方向に押されて移動する。これにより、ピストン113は、プッシュロッド112、ボール111、プッシュロッド110および軸受109を介して、プレッシャプレート106を図3の矢印H1の方向に押す。プレッシャプレート106が図3の矢印H1の方向に押されると、プレッシャプレート106の押圧部107が駆動プレート102から離反する。これにより、クラッチ100は切断状態になる。押圧部107がプレート群105と離反した状態では、各駆動プレート102と各従動プレート104とは離反している。このため、各駆動プレート102と各従動プレート104との間には、トルクを伝達できる摩擦力は発生しない。
クラッチアクチュエータ120を駆動してクラッチ100が接続される際には、プレッシャプレート106は、バネ108によって図3の矢印H2の方向に移動する。プレッシャプレート106が図3の矢印H2の方向に移動すると、押圧部107がプレート群105を図3の矢印H2の方向に押圧する。これにより、クラッチ100は接続状態になる。押圧部107がプレート群105を図3の矢印H2の方向に押圧した状態では、各駆動プレート102と各従動プレート104とは接触している。このため、各駆動プレート102と各従動プレート104との間には、トルクを伝達できる摩擦力が発生する。即ち、各駆動プレート102と各従動プレート104とが一体となって回転する。
図3に示すように、メイン軸83は、車両前後方向に延びる。メイン軸83は、変速機ケース82(図2参照)内に収容されている。メイン軸83は、入力軸117(図2参照)と平行に配置されている。メイン軸83は、クラッチボス103に固定されている。メイン軸83は、クラッチボス103と共に回転する。メイン軸83は、クランク軸67の駆動力を受けて回転する。図3に示すように、メイン軸83には、メイン軸ギア83A〜83Fが設けられている。メイン軸ギア83A、83B、83E、83Fは、メイン軸83の軸方向に移動不能な固定ギアである。メイン軸ギア83C、83Dは、メイン軸83の軸方向に移動可能な移動ギアである。メイン軸ギア83A〜83Fは、メイン軸83と一体となって回転する。メイン軸ギア83B、83Eは噛み合い状態によってはメイン軸83に対して相対回転する。
図3に示すように、ドライブ軸85は、車両前後方向に延びる。ドライブ軸85は、変速機ケース82(図2参照)内に収容されている。ドライブ軸85は、メイン軸83と平行に配置されている。ドライブ軸85には、ドライブ軸ギア85A〜85Fが設けられている。ドライブ軸ギア85A〜85Fは、それぞれメイン軸ギア83A〜83Fと噛み合うように構成されている。ドライブ軸ギア85A、85C、85D、85Fは、ドライブ軸85の軸方向に移動不能な固定ギアである。ドライブ軸ギア85B、85Eは、ドライブ軸85の軸方向に移動可能な移動ギアである。ドライブ軸ギア85A〜85Fは、ドライブ軸85と一体となって回転する。ドライブ軸ギア85A、85C、85D、85Fは噛み合い状態によってはドライブ軸85に対して相対回転する。ドライブ軸85の前端部には、ギア85Gが設けられている。
図2に示すように、出力軸118は、車両前後方向に延びる。出力軸118は、変速機ケース82内に収容されている。出力軸118には、ギア118Gが設けられている。ギア118Gは、ドライブ軸85に設けられたギア85Gと噛み合っている。そのため、出力軸118は、ドライブ軸85と連結している。出力軸118は、ドライブ軸85の駆動力を受けて回転する。出力軸118の前端部には、前プロペラシャフト130が連結されている。前プロペラシャフト130は、車両前後方向に延びる。前プロペラシャフト130は、出力軸118の駆動力を受けて回転する。前プロペラシャフト130は、フロントディファレンシャル136(図1参照)を介して左右の前輪7(図1参照)に連結されている。出力軸118の後端部には、後プロペラシャフト132が連結されている。後プロペラシャフト132は、車両前後方向に延びる。後プロペラシャフト132は、出力軸118の駆動力を受けて回転する。後プロペラシャフト132は、ファイナルギア134を介して左右の後輪9(図1参照)に連結されている。本実施形態のROVは、四輪駆動の車両であるがこれに限定されない。
図3に示すように、変速機80は、シフトドラム87とシフトフォーク86とを備えている。シフトドラム87には、シフトドラム87の回転角に応じて軸方向の位置が変化する複数の溝87Gが形成されている。各溝87Gには、シフトフォーク86が係合している。シフトフォーク86は、メイン軸ギア83C、83Dおよびドライブ軸ギア85B、85Eと係合している。シフトドラム87を回転させると、シフトフォーク86がシフトドラム87の軸方向に移動する。そして、シフトフォーク86は、メイン軸ギア83C、83D、ドライブ軸ギア85B、85Eの少なくともいずれかを移動させる。これにより、互いに噛み合うメイン軸ギア83A〜83Fおよびドライブ軸ギア85A〜85Fの組み合わせが変更され、変速比が変更される。
図4に示すように、変速機80は、シフトシャフト90を備えている。シフトシャフトは、車両前後方向に延びる。シフトシャフト90は、回転可能に形成されている。シフトシャフト90は、変速機ケース82に支持されている。シフトシャフト90の後端部90Rには、後述のシフトレバー89が固定されている。シフトシャフト90の前端部90Fは、変速機ケース82の外方に位置する。シフトシャフト90の前端部90Fは、リンク部材92と連結している。
図4に示すように、変速機80は、回転プレート88と、シフトレバー89と、を有している。回転プレート88は、複数のピン88Pを有している。回転プレート88は、シフトドラム87の後端に固定されている。回転プレート88は、シフトドラム87と共に回転する。シフトレバー89は、回転プレート88と係合する。シフトレバー89には、回転プレート88のピン88Pと係合可能なフック89Fが形成されている。
図4に示すように、ROV1は、シフトアクチュエータ140を備えている。シフトアクチュエータ140は、変速機80を駆動する。シフトドラム87は、シフトアクチュエータ140によって回転する。本実施形態では、シフトアクチュエータ140は電動モータであるが、シフトアクチュエータ140は電動モータに限定されない。シフトアクチュエータ140を駆動することによって、リンク部材92を介してシフトシャフト90が回転し、シフトレバー89が回転する。シフトレバー89の回転に伴って、シフトレバー89のフック89Fと回転プレート88のピン88Pとが係合するため、回転プレート88およびシフトドラム87も回転する。シフトドラム87が所定の角度回転したとき、複数のメイン軸ギア83A〜83Fおよび複数のドライブ軸ギア85A〜85Fのうち相互に噛み合った一対のギア同士の係合は解除され、他の一対のギア同士が噛み合う。
ROV1は、クラッチアクチュエータ120およびシフトアクチュエータ140の制御を行う制御装置として、変速機制御ユニット150(図4参照)を備えている。変速機制御ユニット150は、後述のパドルシフト16が操作されたときに、変速機80のメイン軸ギア83A〜83Fおよびドライブ軸ギア85A〜85Fの変更が行われるようにシフトアクチュエータ140を制御する。
図5に示すように、ROV1は、車幅方向に延びるクロスメンバ50と、クロスメンバ50に連結された支持フレーム54とを備えている。クロスメンバ50は、下センターフレーム28の第2部分28Bに設けられている。クロスメンバ50は、下センターフレーム28と上フロントフレーム32との接続部32Xより下方に配置されている。図6に示すように、クロスメンバ50には、左右一対のブラケット52が設けられている。なお、図6において、後述のステアリングホイール14およびメータ56の図示は便宜上省略している。
図6に示すように、支持フレーム54は、U字形状に形成されている。支持フレーム54は、一つのパイプフレームから形成されている。支持フレーム54は、クロスメンバ50に連結する2つの連結部55を備えている。連結部55は、支持フレーム54の一端および他端に設けられている。図5に示すように、支持フレーム54は、連結部55から後斜め下方に延びる第1部分54Aと、第1部分54Aから後斜め上方に延びる第2部分54Bとを備えている。支持フレーム54は、ピポット軸53を介してクロスメンバ50に回動可能に連結されている。ピポット軸53は、連結部55とブラケット52とを連結している。なお、支持フレーム54の形状は、U字形状に限定されない。支持フレーム54は、複数のパイプフレームから形成されていてもよい。支持フレーム54は、クロスメンバ50に連結する連結部55を3つ以上備えていてもよい。
図5に示すように、ROV1は、軸支持部12と、ステアリングホイール14と、パドルシフト16とを備えている。軸支持部12は、支持フレーム54に固定されている。軸支持部12は、支持フレーム54に設けられたブラケット54K(図6も参照)に固定されている。図7に示すように、軸支持部12は、ブラケット54Kにボルト55Aによって固定されている。図5に示すように、軸支持部12は、ステアリング軸13(図6も参照)を備えている。ステアリング軸13は、軸支持部12に対して回転可能である。ステアリング軸13の前端部13Fは、軸支持部12より前方に配置されている。ステアリング軸13の後端部13Rは、軸支持部12より後方に配置されている。ステアリング軸13の前端部13Fには、中間軸13Xが連結されている。左右の前輪7は、中間軸13Xを介してステアリングホイール14によって操作される。なお、図7において、ステアリングホイール14の図示は便宜上省略している。
図5に示すように、ステアリングホイール14は、ステアリング軸13に連結されている。ステアリングホイール14は、ステアリング軸13の後端部13Rに連結されている。ステアリングホイール14は、軸支持部12に対してステアリング軸13を中心に回転可能である。図8に示すように、ステアリングホイール14は、円環状のリム部14Aと、リム部14Aの内方に配置されたボス部14Bと、リム部14Aおよびボス部14Bとを連結するスポーク部14Cとを備えている。ボス部14Bは、ステアリング軸13に連結される。ステアリングホイール14には、開口14Hが形成されている。開口14Hは、リム部14Aとボス部14Bとスポーク部14Cとで囲われている。なお、図8において、軸支持部12や支持フレーム54の図示は便宜上省略している。
図5に示すように、パドルシフト16は、支持フレーム54に設けられている。パドルシフト16は、支持フレーム54に設けられたブラケット54Lに固定されている。パドルシフト16は、軸支持部12に設けられていてもよい。パドルシフト16は、ステアリング軸13方向に操作可能である。パドルシフト16は、ステアリングホイール14より前方に配置されている。パドルシフト16は、後述のパワーステアリング装置58より後方に配置されている。図7に示すように、パドルシフト16は、左シフト部16Lと右シフト部16Rとを備えている。左シフト部16Lと右シフト部16Rとは別体に形成されている。左シフト部16Lと右シフト部16Rとは離れて配置されている。左シフト部16Lは、ステアリング軸13より左方に配置されている。右シフト部16Rは、ステアリング軸13より右方に配置されている。
図9に示すように、左シフト部16Lは、支持フレーム54に設けられている。左シフト部16Lは、支持フレーム54に設けられたブラケット54Lに固定されている。図10に示すように、左シフト部16Lとブラケット54Lとはボルト55Bによって相互に固定されている。左シフト部16Lは、ステアリング軸13方向に操作可能である。図7に示すように、左シフト部16Lは、車両上下方向に延びる左本体部19Lと、左回転軸17Lと、左本体部19Lと左回転軸17Lとを接続する左接続部19LAとを備えている。左本体部19Lは、円弧状に形成されている。左回転軸17Lは、車両上下方向に延びる。左回転軸17Lには、左バネ18Lが設けられている。左バネ18Lは、左シフト部16Lに対して図6の矢印A1の方向の力を加えている。左バネ18Lは、左シフト部16Lに対して車両前方に向かう方向の力を加えている。左本体部19Lは、左回転軸17Lを中心にして図6の矢印A2の方向に回動する。左本体部19Lは、左回転軸17Lを中心にして車両後方に向かう方向に回動する。左本体部19Lは、左回転軸17Lを中心にしてステアリングホイール14に近づく方向に回動する。左シフト部16Lは、車両前後方向にスライド移動してもよい。
図7に示すように、右シフト部16Rは、支持フレーム54に設けられている。右シフト部16Rは、支持フレーム54に設けられたブラケット54Rに固定されている。右シフト部16Rとブラケット54Rとはボルト55Bによって相互に固定されている。右シフト部16Rは、ステアリング軸13方向に操作可能である。右シフト部16Rは、車両上下方向に延びる右本体部19Rと、右回転軸17Rと、右本体部19Rと右回転軸17Rとを接続する右接続部19RAとを備えている。右本体部19Rは、円弧状に形成されている。右回転軸17Rは、車両上下方向に延びる。右回転軸17Rには、右バネ18Rが設けられている。右バネ18Rは、右シフト部16Rに対して図6の矢印B1の方向の力を加えている。右バネ18Rは、右シフト部16Rに対して車両前方に向かう方向の力を加えている。右本体部19Rは、右回転軸17Rを中心にして図6の矢印B2の方向に回動する。右本体部19Rは、右回転軸17Rを中心にして車両後方に向かう方向に回動する。右本体部19Rは、右回転軸17Rを中心にしてステアリングホイール14に近づく方向に回動する。右シフト部16Rは、車両前後方向にスライド移動してもよい。
図7に示すように、左シフト部16Lは、第1左部19LBを備えている。第1左部19LBは、左本体部19Lの上部に設けられている。第1左部19LBは、左本体部19Lから右方に延びる。第1左部19LBには、「−」と表示された第1表示部19LCが形成されている。第1表示部19LCは、左シフト部16Lがシフトダウンの際に用いられることを表示する。右シフト部16Rは、第1右部19RBを備えている。第1右部19RBは、右本体部19Rの上部に設けられている。第1右部19RBは、右本体部19Rから左方に延びる。第1右部19RBには、「+」と表示された第2表示部19RCが形成されている。第2表示部19RCは、右シフト部16Rがシフトアップの際に用いられることを表示する。図8に示すように、ステアリング軸13方向視において、第1左部19LBは、ステアリングホイール14より内方に位置し、第1左部19LBは、リム部14Aより内方に位置する。ステアリング軸13方向視において、第1右部19RBは、ステアリングホイール14より内方に位置し、第1右部19RBは、リム部14Aより内方に位置する。ステアリングホイール14が中立位置のとき、すなわち、左右の前輪7が傾いていないとき、ステアリング軸13方向視において、第1左部19LBおよび第1右部19RBは、ステアリングホイール14と重ならない。第1左部19LBおよび第1右部19RBは、ステアリングホイール14に形成された開口14Hと重なる。
運転者は、パドルシフト16を手動で操作することによって、変速機80のメイン軸ギア83A〜83Fとドライブ軸ギア85A〜85Fとの組み合わせからなる変速ギア段を1速ギア段から最高ギア段(本実施形態では6速ギア段)までの間で増加(シフトアップ)または減少(シフトダウン)させることができる。パドルシフト16は、変速指令を変速機制御ユニット150(図4参照)に出力する。変速機制御ユニット150は、変速指令に基づいて変速機80の変速ギア段の変更を行う。具体的には、運転者が右シフト部16Rを図6の矢印B2の方向に操作すると、右シフト部16Rから変速機制御ユニット150に変速ギア段を増加させる変速指令が出力される。変速機制御ユニット150は、変速指令に基づいてシフトアクチュエータ140を制御し、変速機80のシフトドラム87を回転させることによって、メイン軸ギア83A〜83Fとドライブ軸ギア85A〜85Fとの組み合わせを変更し、変速ギア段を一つ増加させる。運転者が右シフト部16Rを離すと、右シフト部16Rは、右バネ18Rの付勢力により図6の矢印B1の方向に移動して操作前の状態に戻る。一方、運転者が左シフト部16Lを図6の矢印A2の方向に操作すると、左シフト部16Lから変速機制御ユニット150に変速ギア段を減少させる変速指令が出力される。変速機制御ユニット150は、変速指令に基づいてシフトアクチュエータ140を制御し、変速機80のシフトドラム87を回転させることによって、メイン軸ギア83A〜83Fとドライブ軸ギア85A〜85Fとの組み合わせを変更し、変速ギア段を一つ減少させる。運転者が左シフト部16Lを離すと、左シフト部16Lは、左バネ18Lの付勢力により図6の矢印A1の方向に移動して操作前の状態に戻る。なお、右シフト部16Rを操作したときに変速機80の変速ギア段を減少させ、かつ左シフト部16Lを操作したときに変速機80の変速ギア段を増加させるようにしてもよい。また、ROV1の前進、ニュートラルおよび後進の切り替えは、図示しないスイッチによって選択的に行われる。
図5に示すように、ROV1は、ダンパー5を備えている。ダンパー5は、軸支持部12より下方に配置されている。ダンパー5の前端5Aは、下センターフレーム28に設けられたブラケット29に連結されている。ブラケット29は、クロスメンバ50より下方に設けられている。ダンパー5の後端5Bは、支持フレーム54に設けられたブラケット54Mに連結されている。ブラケット54Mは、ブラケット54Lより下方に設けられている。ダンパー5の軸方向の長さを調整することによって、支持フレーム54を、ピポット軸53を中心に図5の矢印L1および矢印L2の方向に回動させることができる。支持フレーム54は、ピポット軸53を中心に上方および下方に回動する。これにより、軸支持部12のステアリング軸13に連結されたステアリングホイール14の車両上下方向の位置を調整することができる。
図6に示すように、ROV1は、パワーステアリング装置58を備えている。パワーステアリング装置58は、軸支持部12に設けられている。パワーステアリング装置58は、ステアリングホイール14の操作力を補助するステアリングアクチュエータ59を備えている。図7に示すように、ステアリングアクチュエータ59は、ステアリング軸13より左方に配置されている。
図5に示すように、ROV1は、メータ56を備えている。メータ56は、変速機80の変速ギア段を表示する。メータ56は、軸支持部12に設けられている。メータ56は、軸支持部12に設けられたブラケット12B(図7も参照)に設けられている。メータ56は、支持フレーム54に設けてもよい。メータ56は、ステアリングアクチュエータ59より後方に配置されている。図8に示すように、メータ56は、ステアリング軸13方向視において、ステアリングホイール14の内方に配置されている。
以上のように、ROV1によれば、図5に示すように、パドルシフト16は、支持フレーム54に設けられている。このため、ステアリングホイール14を回転させたときに、パドルシフト16はステアリングホイール14と共に回転しない。従って、ステアリングホイール14が回転している状態であっても、運転者はパドルシフト16を容易に操作し、変速機80の変速を行うことができる。また、パドルシフト16およびステアリングホイール14は、少なくとも支持フレーム54を介して車体フレーム20に取り付けられている。このため、支持フレーム54を回動させることによって、車体フレーム20に対してパドルシフト16およびステアリングホイール14を一体的に移動させることができる。ステアリングホイール14の位置調整を行った場合でも、パドルシフト16とステアリングホイール14との相対的な位置関係は変化しない。このため、ステアリングホイール14の位置調整を行った後も同様に、運転者はパドルシフト16を容易に操作し、変速機80の変速を行うことができる。
本実施形態のROV1によれば、図6に示すように、支持フレーム54は、クロスメンバ50に連結する2つの連結部55を備えている。これにより、クロスメンバ50に対する支持フレーム54の連結がより安定する。
本実施形態のROV1によれば、支持フレーム54は、U字形状に形成されている。これにより、支持フレーム54の剛性が高まる。
本実施形態のROV1によれば、支持フレーム54は、一つのパイプフレームから形成されている。このため、部品点数の削減による重量の減少やコストの削減が実現される。
本実施形態のROV1は、図5に示すように、ステアリングアクチュエータ59を有し、軸支持部12に設けられたパワーステアリング装置58を備えている。これにより、支持フレーム54を回動させたときに、ステアリングアクチュエータ59を軸支持部12と一体的に移動させることができる。
本実施形態のROV1によれば、図5に示すように、パドルシフト16は、ステアリングアクチュエータ59より後方かつステアリングホイール14より前方に設けられている。これにより、パドルシフト16の操作が容易であると共に、パドルシフト16のレイアウトの自由度が向上する。
本実施形態のROV1によれば、図5に示すように、軸支持部12に設けられたメータ56を備えている。これにより、支持フレーム54を回動させたときに、メータ56を支持フレーム54と一体的に移動させることができる。これにより、メータ56の視認性を確保することができる。
本実施形態のROV1によれば、図7に示すように、左シフト部16Lと右シフト部16Rとが別体に形成されているため、各シフト部16L、16Rの取り付け位置の自由度が向上する。また、左シフト部16Lと右シフト部16Rとが一体に形成されている場合と比較して、パドルシフト16の全体の形状を小さくすることができる。
本実施形態のROV1によれば、図7に示すように、第1左部19LBおよび第1右部19RBに、シフトダウンを表示する第1表示部19LCおよびシフトアップを表示する第2表示部19RCが設けられているため、運転者はより容易に変速機80の変速を行うことができる。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
12 軸支持部
13 ステアリング軸
14 ステアリングホイール
16 パドルシフト
16L 左シフト部
16R 右シフト部
20 車体フレーム
53 ピポット軸
60 エンジン
80 変速機
140 シフトアクチュエータ
150 変速機制御ユニット

Claims (9)

  1. 車体フレームと、
    ピポット軸を介して前記車体フレームに回動可能に連結された支持フレームと、
    ステアリング軸を備え、前記支持フレームに固定された軸支持部と、
    前記ステアリング軸に連結され、前記軸支持部に対して前記ステアリング軸を中心に回転可能なステアリングホイールと、
    前記支持フレームまたは前記軸支持部に設けられ、前記ステアリング軸方向に操作可能なパドルシフトと、
    前記車体フレームに支持され、複数の変速ギアを備えた変速機と、
    前記変速機を駆動するシフトアクチュエータと、
    前記パドルシフトが操作されたときに、前記変速機の前記複数の変速ギアの変更が行われるように前記シフトアクチュエータを制御する制御装置と、を備えている、車両。
  2. 前記支持フレームは、前記車体フレームに連結する少なくとも2つの連結部を備えている、請求項1に記載の車両。
  3. 前記支持フレームは、U字形状に形成されている、請求項2に記載の車両。
  4. 前記支持フレームは、一つのパイプフレームから形成されている、請求項3に記載の車両。
  5. 前記軸支持部に設けられかつ前記ステアリングホイールの操作力を補助するステアリングアクチュエータを有するパワーステアリング装置を備えている、請求項1に記載の車両。
  6. 前記パドルシフトは、前記ステアリングアクチュエータより後方かつ前記ステアリングホイールより前方に設けられている、請求項5に記載の車両。
  7. 前記支持フレームまたは前記軸支持部に設けられ、前記変速機の変速ギア段を表示するメータを備えている、請求項1に記載の車両。
  8. 前記パドルシフトは、前記ステアリング軸より左方に配置された左シフト部と、前記左シフト部と別体に形成され、前記ステアリング軸より右方に配置された右シフト部とを備えている、請求項1に記載の車両。
  9. 前記ステアリング軸方向視において、前記左シフト部は、前記ステアリングホイールより内方に位置する第1左部を備え、かつ、前記右シフト部は、前記ステアリングホイールより内方に位置する第1右部を備えている、請求項8に記載の車両。
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