JP6459827B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ装置に関する。
2つの検出部を有するセンサ部と、センサ部から送信された信号に基づき演算を行う制御部とを備えるセンサ装置が知られている。例えば特許文献1には、トルクセンサおよびマイクロコントローラを備えるセンサ装置が開示されている。トルクセンサには、2つのホール素子と、それらのホール素子の検出値に対応する2つの検出信号を含む出力信号を生成して送信するインターフェース回路とが設けられている。マイクロコントローラは、トルクセンサから送信された2つの検出信号を比較して、ホール素子の異常を判定する。
特開2015−046770号公報
トルクセンサから送信される出力信号の長さが短いほど、トルクセンサが出力信号を送信する周期を短くすることができ、より応答性の優れたセンサ装置を構築することができる。これに対して、特許文献1では、マイクロコントローラにおいてホール素子の異常判定を可能にするために、2つの検出信号をマイクロコントローラにシリアル送信している。そのため、特許文献1では、1つの検出信号を送信する形態と比べて出力信号の長さが長くなり、上述の周期が長くなる結果、応答性が低下するという問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサ部が送信する出力信号の信頼性を低下させることなく、応答性の優れたセンサ装置を提供することである。
本発明によるセンサ装置は、1つまたは複数のセンサ部と、制御部とを備える。センサ部は、検出対象に関する量を検出するメイン検出部およびサブ検出部、メイン検出部によるメイン検出値とサブ検出部によるサブ検出値とを比較する信号比較部、ならびに、メイン検出値とサブ検出値とが一致する場合、メイン検出値に対応するメイン信号を含み且つサブ検出値に対応するサブ信号を含まない出力信号を生成して送信する信号出力部、を有する。制御部は、出力信号を取得する信号取得部、および、信号取得部が取得した出力信号に基づき演算を行う演算部、を有する。
本発明では、メイン検出値とサブ検出値とを比較する信号比較部がセンサ部に設けられている。そのため、センサ部において各検出部の異常を判断可能である。また、各検出部が正常である場合には、メイン信号を含み且つサブ信号を含まない出力信号を生成して送信すれば、出力信号の長さが比較的に短くなる。したがって、センサ部が送信する出力信号の信頼性を低下させることなく、応答性の優れたセンサ装置を提供することができる。
本発明の第一の態様では、信号出力部はメイン検出値とサブ検出値とが不一致である場合、メイン信号およびサブ信号を含む出力信号を生成して送信する。制御部は信号取得部が取得した出力信号にサブ信号が含まれる場合、当該出力信号を送信したセンサ部が異常であると判定する異常判定部を有する。
本発明の第二の態様では、センサ部は2つ設けられ、信号出力部はメイン検出値とサブ検出値とが不一致である場合、メイン検出値とサブ検出値とが不一致であることを示すフラグ信号を含む出力信号を生成して送信する。制御部は信号取得部が取得した出力信号にフラグ信号が含まれる場合、当該出力信号を送信したセンサ部が異常であると判定する異常判定部を有する。当該異常判定部は、一方のセンサ部が異常であると判定されていないとき、一方のセンサ部から送信された出力信号にフラグ信号が含まれない場合、一方のセンサ部が正常であると判定する。また、一方のセンサ部が異常であると判定されているとき、一方のセンサ部から送信された出力信号にフラグ信号が含まれず、他方のセンサ部が異常であると判定されておらず、且つ、一方のセンサ部から送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値と、他方のセンサ部から送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方のセンサ部が異常状態から復帰して正常であると判定する。
本発明の第三の態様では、センサ部は2つ設けられ、信号出力部はメイン検出値とサブ検出値とが不一致である場合、出力信号の送信を停止する。制御部は信号取得部が出力信号を取得できない場合、当該出力信号を送信する予定であったセンサ部が異常であると判定する異常判定部を有する。当該異常判定部は、一方のセンサ部が異常であると判定されていないとき、信号取得部が一方のセンサ部から出力信号を取得した場合、一方のセンサ部が正常であると判定し、一方のセンサ部が異常であると判定されているとき、信号取得部が一方のセンサ部から出力信号を取得し、他方のセンサ部が異常であると判定されておらず、且つ、一方のセンサ部から送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値と、他方のセンサ部から送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方のセンサ部が異常状態から復帰して正常であると判定する。
本明細書において、「メイン検出値とサブ検出値とが一致する」とは、メイン検出値とサブ検出値とが完全に一致する場合のみならず、メイン検出値とサブ検出値との差が所定値以下であるときに両検出値が一致するとみなす場合も含む。したがって、「メイン検出値とサブ検出値とが不一致である」とは、メイン検出値とサブ検出値との差が所定値よりも大きいときである。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態によるトルクセンサを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるセンサ装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態においてメイン検出値とサブ検出値とが一致するときの出力信号を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態においてメイン検出値とサブ検出値とが一致しないときの出力信号を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による第1メインデータ値および第1サブデータ値を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による第1磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態による第2磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるECUにおける処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるECUにおける処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるECUにおける処理を説明する第1のフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるECUにおける処理を説明する第2のフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるECUにおける処理を説明する第3のフローチャートである。 本発明の第4実施形態による第1磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態による第2磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態によるECUにおける処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5実施形態による第1磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5実施形態による第2磁気センサのインターフェース回路における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5実施形態によるECUにおける処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、センサ装置1は、第1磁気センサ50、第2磁気センサ60、および、ECU85等を備え、例えば車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置80に適用される。磁気センサ50、60は、特許請求の範囲に記載の「センサ部」に相当する。ECU85は、特許請求の範囲に記載の「制御部」に相当する。
先ず、電動パワーステアリング装置80を備えたステアリングシステム90の全体構成について説明する。
図1に示すように、ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。
ステアリングシャフト92は、入力軸11および出力軸12を有する。入力軸11は、ハンドル91と接続される。入力軸11と出力軸12との間には、ステアリングシャフト92に加わるトルクを検出するトルクセンサ10が設けられる。出力軸12の入力軸11と反対側の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置80は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力するモータ81、減速ギア82、トルクセンサ10、および、ECU85等を備える。図1では、モータ81とECU85とが別体となっているが、一体としてもよい。
減速ギア82は、モータ81の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する。すなわち本実施形態の電動パワーステアリング装置80は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ81の回転をラック軸97に伝える所謂「ラックアシストタイプ」としてもよい。
ECU85の詳細については、後述する。
図2に示すように、トルクセンサ10は、入力軸11、出力軸12、トーションバー13、多極磁石15、磁気ヨーク16、集磁モジュール20、および、センサユニット40等を備える。集磁モジュール20は、特許請求の範囲に記載の「検出対象」に相当する。
トーションバー13は、一端側が入力軸11に、他端側が出力軸12に、それぞれピン14で固定され、入力軸11と出力軸12とを回転軸Oの同軸上に連結する。トーションバー13は、棒状の弾性部材であり、ステアリングシャフト92に加わるトルクを捩れ変位に変換する。
多極磁石15は、円筒状に形成され、入力軸11に固定される。多極磁石15は、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。磁極数はいくつであってもよいが、本実施形態では、N極およびS極の数は12対、計24極である。
磁気ヨーク16は、樹脂等の非磁性材により形成される図示しないヨーク保持部材に保持され、多極磁石15が発生する磁界内に磁気回路を形成する。
磁気ヨーク16は、入力軸11側に設けられる第1ヨーク17および出力軸12側に設けられる第2ヨーク18を有する。第1ヨーク17および第2ヨーク18は、ともに軟磁性体により環状に形成され、多極磁石15の径方向外側にて、出力軸12に固定される。
集磁モジュール20は、集磁リング21、22を有する。集磁リング21、22は、磁気ヨーク16の径方向外側に配置され、磁気ヨーク16からの磁束を集める。第1集磁リング21は入力軸11側に設けられ、第2集磁リング22は出力軸12側に設けられる。第1集磁リング21および第2集磁リング22は、インサート成形等により、図示しない集磁リング保持部材により保持される。
第1集磁リング21は、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部211、および、リング部211から径方向外側に突出した2つの集磁部215から構成される。集磁部215は、磁気センサ50、60の数に応じて形成される。第2集磁リング22は、第1集磁リング21と同様、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部221、および、リング部221から径方向外側に突出した2つの集磁部225から構成される。本実施形態では、第1集磁リング21と第2集磁リング22とは、略同様の形状である。
第1集磁リング21の集磁部215と、第2集磁リング22の集磁部225とは、対向する面が略平行となるように設けられる。集磁部215、225の間には、磁気センサ50、60が配置される。
センサユニット40は、基板41、および、磁気センサ50、60を有する。
磁気センサ50、60は、基板41の同一面に実装される。第1磁気センサ50は、第1出力信号Sd10をECU85に送信する。第2磁気センサ60は、第2出力信号Sd20をECU85に送信する。
図3に示すように、第1磁気センサ50は、封止体53、および、第1チップ55を有する。また、第2磁気センサ60は、封止体63、および、第2チップ65を有する。
以下、第1磁気センサ50に係る構成を50番台および500番台、第2磁気センサ60に係る構成を60番台および600番台で付番し、50番台および60番台の下1桁、500番台および600番台の下2桁が同じであれば、同様の構成であるものとする。以下、第1磁気センサ50を中心に説明し、第2磁気センサ60については、説明を適宜省略する。
封止体53は、第1チップ55を封止するものである。封止体53には、電源端子531、通信端子532、および、グランド端子533が突出して形成される。
電源端子531は第1電源線111によりECU85に接続され、通信端子532は第1通信線112によりECU85に接続され、グランド端子533は第1グランド線113によりECU85に接続される。また、電源端子631は第2電源線121によりECU85に接続され、通信端子632は第2通信線122によりECU85に接続され、グランド端子633は第2グランド線123によりECU85に接続される。
電源端子531、631には、ECU85の図示しないレギュレータから、所定の電圧に調整された電圧が供給される。グランド端子533、633は、ECU85を経由してグランドと接続される。
通信端子532および第1通信線112は、第1磁気センサ50とECU85との通信に用いられる。本実施形態では、通信端子532および第1通信線112を経由して、第1出力信号Sd10が第1磁気センサ50からECU85へ送信される。また、通信端子632および第2通信線122は、第2磁気センサ60とECU85との通信に用いられる。本実施形態では、通信端子632および通信線122を経由して、第2出力信号Sd20が第2磁気センサ60からECU85へ送信される。
第1チップ55は、第1メインセンサ素子551、第1サブセンサ素子552、A/D変換回路553、554、および、第1インターフェース回路555等を有する。第1メインセンサ素子551は、特許請求の範囲に記載の「メイン検出部」に相当する。第1サブセンサ素子552は、特許請求の範囲に記載の「サブ検出部」に相当する。
センサ素子551、552は、集磁部215、225間の磁束を検出する磁気検出素子である。本実施形態のセンサ素子551、552は、ホール素子である。本実施形態では、第1出力信号Sd10に含まれる信号順を区別すべく、「メイン」、「サブ」としているが、第1メインセンサ素子551と第1サブセンサ素子552とは、実質的には同様である。
A/D変換回路553は、第1メインセンサ素子551による第1メイン検出値を示すアナログ信号をA/D変換する。A/D変換回路554は、第1サブセンサ素子552による第1サブ検出値を示すアナログ信号をA/D変換する。
第1インターフェース回路555は、信号比較部556および信号出力部557を有する。信号比較部556は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とを比較する。具体的には、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致するか否かを判定する。本実施形態では、両検出値の差が所定値以下であるとき両検出値が一致するとみなし、両検出値の差が所定値より大きいとき両検出値が一致しない即ち不一致であるとみなす。
信号出力部557は、信号比較部556による比較結果に基づき第1出力信号Sd10を生成する。生成された第1出力信号Sd10は、通信端子532を経由して、デジタル通信の一種であるSENT(Single Edge Nibble Transmission)通信によりECU85に送信される。本実施形態では、信号出力部557は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致する場合、第1メイン検出値に対応する第1メイン信号を含み、且つ、第1サブ検出値に対応する第1サブ信号を含まない第1出力信号Sd10を生成して送信する。また、信号出力部557は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが不一致である場合、第1メイン信号および第1サブ信号を含む第1出力信号Sd10を生成して送信する。第1出力信号Sd10の詳細は後述する。
第2インターフェース回路655は、信号比較部656および信号出力部657を有する。信号比較部656は、第2メインセンサ素子651による第2メイン検出値と第2サブセンサ素子652による第2サブ検出値とを比較する。具体的には、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが一致するか否かを判定する。本実施形態では、両検出値の差が所定値以下であるとき両検出値が一致するとみなし、両検出値の差が所定値より大きいとき両検出値が不一致であるとみなす。
信号出力部657は、信号比較部656による比較結果に基づき第2出力信号Sd20を生成する。生成された第2出力信号Sd20は、通信端子632を経由して、SENT通信によりECU85に送信される。本実施形態では、信号出力部657は、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが一致する場合、第2メイン検出値に対応する第2メイン信号を含み、且つ、第2サブ検出値に対応する第2サブ信号を含まない第2出力信号Sd20を生成して送信する。また、信号出力部657は、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが不一致である場合、第2メイン信号および第2サブ信号を含む第2出力信号Sd20を生成して送信する。第2出力信号Sd20の詳細は後述する。
本実施形態のインターフェース回路555、655が有する各機能部における処理は、専用の電子回路によるハードウェア処理であるが、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよい。
ECU85は、マイクロコントローラ等により構成され、信号取得部851、異常判定部855、および、演算部858等を有する。信号取得部851は、磁気センサ50、60から送信される出力信号Sd10、Sd20を取得する。異常判定部855は、磁気センサ50、60が正常か異常かを判定する。異常判定の詳細は後述する。
演算部858は、磁気センサ50、60のうち、正常であると判定された磁気センサから送信された出力信号に基づき、各種演算を行う。本実施形態では、演算部858は、出力信号に基づき操舵トルクの目標値を演算する。演算された操舵トルクの目標値は、モータ81の駆動制御に用いられる。
ECU85が有する各機能部における処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
次に、第1出力信号Sd10の詳細を図4、図5に基づき説明する。第1出力信号Sd10と第2出力信号Sd20とは略同様であるので、以下、第1出力信号Sd10を中心に説明する。なお、図4、図5に記載したビット数等は、一例であって、通信規格等に応じて適宜設定される。
第1出力信号Sd10は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致する場合と不一致である場合とで内容が異なる。第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致する場合、第1出力信号Sd10は、図4に示すように同期信号、ステータス信号、第1メイン信号D11、CRC信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。一方、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが不一致である場合、第1出力信号Sd10は、図5に示すように同期信号、ステータス信号、第1メイン信号D11、第1サブ信号D12、CRC信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。
同期信号は、磁気センサ50とECU85のクロックを同期させるための信号であり、本実施形態では56tickとする。本実施形態では、同期信号の長さに基づいて補正係数を演算し、当該補正係数を用いて各信号を補正する。後述の異常判定処理等には、補正係数にて補正された信号を用いる。
第1メイン信号D11および第1サブ信号D12は、いずれも3nibble(=12bits)である。各信号が示すデータの内容は、1nibble以上あればよく、通信仕様に応じて取り決める。
図6に示すように、第1メイン信号D11および第1サブ信号D12は、いずれも集磁部215、225の間の磁束に応じた信号であって、所定の中心値を中心に反転した値に相当する信号とする。本実施形態では、所定の中心値は、出力コードの50%である。詳細には、実線L1で示すように、第1メイン信号D11が示すデータ値は、磁束密度がBmin以下のとき下限値KLであり、Bmax以上のとき上限値KHであり、BminからBmaxの間において磁束密度の増加に伴って増加する。また、破線L2で示すように、第1サブ信号D12が示すデータ値は、磁束密度がBmin以下のときに上限値KHであり、Bmax以上のときの下限値KLであり、BminからBmaxの間において磁束密度の増加に伴って減少する。なお、KL=0%、KH=100%でもよい。
図5においては、簡略化のため、第1メイン信号D11および第1サブ信号D12のパルスを同様に記載しているが、実際には、図6にて説明したように、第1メイン信号D11および第1サブ信号D12は、検出した磁束密度に応じて所定の中心値を中心に反転した値に相当するパルスとなる。
第1メイン信号D11が示すデータ値を第1メインデータ値とし、第1サブ信号D12が示すデータ値を第1サブデータ値とすると、本実施形態では、第1メインデータ値と第1サブデータ値とが反転されているので、第1メインデータ値と第1サブデータ値との和が所定値(以下、「加算理論値Va」という。)となる。本実施形態では、第1メイン信号D11および第1サブ信号D12がいずれも3nibbleの信号であるので、加算理論値Vaは、バイナリデータの最大値である「FFF」となる。また、第1メイン信号D11または第1サブ信号D12に異常が生じている場合、第1メインデータ値と第1サブデータ値との和は、加算理論値Vaとは異なる値となる。
図4に戻り、CRC信号は、通信エラーを検出するための信号であって、信号D11、D12に基づいて算出される長さの信号である。ポーズ信号は、次の同期信号が出力されるまでの期間に出力される信号である。
次に、インターフェース回路555、655における処理、および、ECU85における処理について図7〜図9を参照して説明する。これらの処理は、磁気センサ50、60およびECU85がオンされているときに実行される。
図7はインターフェース回路555における処理を示す。図7のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。)では、信号比較部556は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致するか否かを判定する。第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致すると判定された場合(S101:YES)、S102へ移行する。第1メイン検出値と第1サブ検出値とが不一致であると判定された場合(S101:NO)、S103へ移行する。
S102では、信号出力部557は、第1メイン信号D11を含み且つ第1サブ信号D12を含まない第1出力信号Sd10を生成して送信する。
S103では、信号出力部557は、第1メイン信号D11および第1サブ信号D12を含む第1出力信号Sd10を生成して送信する。
図8はインターフェース回路655における処理を示す。図8のS111では、信号比較部656は、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが一致するか否かを判定する。第2メイン検出値と第2サブ検出値とが一致すると判定された場合(S111:YES)、S112へ移行する。第2メイン検出値と第2サブ検出値とが不一致であると判定された場合(S111:NO)、S113へ移行する。
S112では、信号出力部657は、第2メイン信号D21を含み且つ第2サブ信号D22を含まない第2出力信号Sd20を生成して送信する。
S113では、信号出力部657は、第1メイン信号D21および第2サブ信号D22を含む第2出力信号Sd20を生成して送信する。
図9はECU85における処理を示す。図9のS121では、信号取得部851は、出力信号Sd10、Sd20を取得する。
S122では、異常判定部855は、第1出力信号Sd10のCRC信号に基づき、第1出力信号Sd10の通信が正常か否かを判断する。第1出力信号Sd10の通信が異常であると判断された場合(S122:NO)、S125へ移行する。第1出力信号Sd10の通信が正常であると判断された場合(S122:YES)、S123へ移行する。
S123では、異常判定部855は、第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれるか否かを判定する。例えば、第1出力信号Sd10のうち、ステータス信号とCRC信号との間のパルス数が6つの場合、第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれると判定される。第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれると判定された場合(S123:YES)、S125へ移行する。第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれないと判断された場合(S123:NO)、S124へ移行する。
S124では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が正常であると判定する。
S125では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が異常であると判定する。
S124またはS125に続いて移行するS126では、異常判定部855は、第2出力信号Sd20のCRC信号に基づき、第2出力信号Sd20の通信が正常か否かを判断する。第2出力信号Sd20の通信が異常であると判断された場合(S126:NO)、S129へ移行する。第2出力信号Sd20の通信が正常であると判断された場合(S126:YES)、S127へ移行する。
S127では、異常判定部855は、第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれるか否かを判定する。例えば、第2出力信号Sd20のうち、ステータス信号とCRC信号との間のパルス数が6つの場合、第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれると判定される。第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれると判定された場合(S127:YES)、S129へ移行する。第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれないと判断された場合(S127:NO)、S128へ移行する。
S128では、異常判定部855は、第2磁気センサ60が正常であると判定する。
S129では、異常判定部855は、第2磁気センサ60が異常であると判定する。
S130では、磁気センサ50、60が共に異常か否かを判断する。磁気センサ50、60が共に異常であると判断された場合(S130:YES)、S131における操舵トルクの演算を行わない。少なくとも一方の磁気センサ50、60が正常であると判断された場合(S130:NO)、S131へ移行する。
S131では、演算部858は、磁気センサ50、60のうち、正常であると判定された磁気センサから送信された出力信号のメイン信号を用いて、操舵トルクを演算する。磁気センサ50、60が共に正常の場合、第1メイン信号D11および第2メイン信号D21の平均値等を用いてもよいし、第1メイン信号D11および第2メイン信号D21の一方を用いてもよい。
以上詳述したように、本実施形態のセンサ装置1は、2つの磁気センサ50、60と、ECU85とを備える。
第1磁気センサ50は、2つのセンサ素子551、552と、信号比較部556および信号出力部557を有する第1インターフェース回路555とを有する。センサ素子551、552は、検出対象に関する量すなわち集磁部215、225間の磁束密度を検出する。信号比較部556は、第1メインセンサ素子551による第1メイン検出値と第1サブセンサ素子552による第1サブ検出値とを比較する。信号出力部557は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致する場合、第1メイン検出値に対応する第1メイン信号D11を含み、且つ、第1サブ検出値に対応する第1サブ信号D12を含まない第1出力信号Sd10を生成して送信する。第2磁気センサ60も第1磁気センサ50と同様に構成される。
ECU85は、信号取得部851と、演算部858とを有する。信号取得部851は、第1出力信号Sd10および第2出力信号Sd20を取得する。演算部858は、信号取得部851が取得した出力信号Sd10、Sd20に基づき演算を行う。
このようにメイン検出値とサブ検出値とを比較する信号比較部556、656が磁気センサ50、60に設けられているため、磁気センサ50、60においてセンサ素子551、552、651、652の異常を判断可能である。また、センサ素子551、552が正常である場合には、メイン信号を含み且つサブ信号を含まない第1出力信号Sd10を生成して送信すれば、第1出力信号Sd10の長さが比較的に短くなる。図4に示す第1出力信号Sd10の送信周期Ps1は、図5に示す第1出力信号Sd10の送信周期Ps2と比べて短くなる。第2出力信号Sd20についても同様である。したがって、磁気センサ50、60が送信する出力信号Sd10、Sd20の信頼性を低下させることなく、応答性の優れたセンサ装置1を提供することができる。
また、第1実施形態では、信号出力部557は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが不一致である場合、第1メイン信号D11と第1サブ信号D12とを含む第1出力信号Sd10を生成して送信する。信号出力部657は、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが不一致である場合、第2メイン信号D21と第2サブ信号D22とを含む第2出力信号Sd20を生成して送信する。ECU85の異常判定部855は、信号取得部851が取得した第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれる場合、第1磁気センサ50が異常であると判定する。また、異常判定部855は、信号取得部851が取得した第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれる場合、第2磁気センサ60が異常であると判定する。このようにしてECU85は、サブ信号D12、D22の有無に基づき磁気センサ50、60の異常を判定可能である。
また、第1実施形態では、第1チップ55は複数のセンサ素子551、552を有し、第2チップ65は複数のセンサ素子651、652を有している。そのため、異常判定部855は、第2磁気センサ60に異常が生じた場合であっても、正常である第1磁気センサ50の複数のセンサ素子551、552の検出値に基づいて第1磁気センサ50の自己監視を継続することができる。同様に、異常判定部855は、第1磁気センサ50に異常が生じた場合であっても、正常である第2磁気センサ60の複数のセンサ素子651、652の検出値に基づいて第2磁気センサ60の自己監視を継続することができる。
これにより、ECU85は、一方の磁気センサに異常が生じた場合であっても、正常である他方の磁気センサの異常監視を継続しつつ、2つの磁気センサ50、60が正常である場合と同等の精度にて操舵トルクの演算を継続することができる。
また、第1実施形態では、電動パワーステアリング装置80は、センサ装置1と、モータ81と、減速ギア82と、を備える。モータ81は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力する。減速ギア82は、モータ81のトルクを駆動対象であるステアリングシャフト92に伝達する。ECU85は、操舵トルクに基づいてモータ81の駆動を制御する。
第1実施形態では、磁気センサ50、60の一方に異常が生じた場合であっても、操舵トルクに応じて、運転者によるハンドル91の操舵の補助を継続可能であるので、安全性の向上に寄与する。なお、ECU85は、磁気センサ50、60の一方に異常が生じた状態にて操舵の補助を継続する場合、ウォーニングランプの点灯や音声等により、異常が生じていることを運転者に報知することが望ましい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10に示す。第2実施形態において、インターフェース回路555、655における処理は第1実施形態と同様であり、ECU85における異常判定処理は第1実施形態と異なる。以下、異常判定処理を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10のS141〜S144の処理は、図9のS121〜S124の処理と同様である。S142で否定判定された場合、および、S143で肯定判定された場合、S145へ移行する。
S145では、異常判定部855は、第1出力信号Sd10の第1メイン信号D11が示すメインデータ値と、第1サブ信号D12が示すサブデータ値の反転値とが一致するか否かを判定する。メインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致すると判断された場合(S145:YES)、S146へ移行する。メインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致しないと判断された場合(S145:NO)、S147へ移行する。
S146では、異常判定部855は、第1磁気センサ50の特に信号比較部556が異常であると判定する。
S147〜S150の処理は、図9のS125〜S128の処理と同様である。S148で否定判定された場合、および、S149で肯定判定された場合、S151へ移行する。
S151では、異常判定部855は、第2出力信号Sd20の第2メイン信号D21が示すメインデータ値と、第2サブ信号D22が示すサブデータ値の反転値とが一致するか否かを判定する。メインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致すると判断された場合(S151:YES)、S152へ移行する。メインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致しないと判断された場合(S151:NO)、S153へ移行する。
S152では、異常判定部855は、第2磁気センサ60の特に信号比較部656が異常であると判定する。
S153〜S155の処理は、図9のS129〜S131の処理と同様である。
以上説明したように第2実施形態では、異常判定部855は、信号取得部851が取得した第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれ、且つ、第1出力信号Sd10のメインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致する場合、第1磁気センサ50の信号比較部556が異常であると判定する。これにより、信号比較部556が異常であることを判定可能である。
また、異常判定部855は、信号取得部851が取得した第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれ、且つ、第2出力信号Sd20のメインデータ値とサブデータ値の反転値とが一致する場合、第2磁気センサ60の信号比較部656が異常であると判定する。これにより、信号比較部656が異常であることを判定可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図11〜図13に示す。第3実施形態において、インターフェース回路555、655における処理は第1実施形態と同様であり、ECU85における異常判定処理は第1実施形態と異なる。以下、異常判定処理を図11〜図13に示すフローチャートを参照して説明する。
図11のS161〜S163の処理は、図9のS121〜S123の処理と同様である。S162で否定判定された場合、および、S163で肯定判定された場合、S169へ移行する。
S164では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が異常であると判定されていることを表す第1異常判定フラグFaがセットされているか(Fa=1)否かを判定する。第1異常判定フラグFaがセットされていると判定された場合(S164:YES)、図12のS165へ移行する。第1異常判定フラグFaがセットされていない(Fa=0)と判定された場合(S164:NO)、S168へ移行する。
図12のS165では、異常判定部855は、第2磁気センサ60が異常であると判定されていることを表す第2異常判定フラグFbがセットされているか(Fb=1)否かを判定する。第2異常判定フラグFbがセットされていると判定された場合(S165:YES)、図11のS169へ移行する。第2異常判定フラグFbがセットされていない(Fb=0)と判定された場合(S165:NO)、S166へ移行する。
S166では、異常判定部855は、第1磁気センサ50から送信された第1出力信号Sd10の第1メイン信号D11が示すメインデータ値と、第2磁気センサ60から送信された第2出力信号Sd20の第2メイン信号D21が示すメインデータ値とが一致するか否かを判定する。両方のメインデータ値が一致すると判断された場合(S166:YES)、S167へ移行する。両方のメインデータ値が一致しないと判断された場合(S166:NO)、図11のS169へ移行する。
S167では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が異常状態から復帰したとして第1異常判定フラグFaをリセットする(Fa=0)。S167の後、図11のS168へ移行する。
図11に戻って、S168では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が正常であると判定する。S168の後、S170へ移行する。
S169では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が異常であると判定し、第1異常判定フラグFaをセットする(Fa=1)。S169の後、S170へ移行する。
S170〜S171の処理は、図9のS126〜S127の処理と同様である。S170で否定判定された場合、および、S171で肯定判定された場合、S177へ移行する。
S172では、異常判定部855は、第2異常判定フラグFbがセットされているか(Fb=1)否かを判定する。第2異常判定フラグFbがセットされていると判定された場合(S172:YES)、図13のS173へ移行する。第2異常判定フラグFbがセットされていない(Fb=0)と判定された場合(S172:NO)、S176へ移行する。
図13のS173では、異常判定部855は、第1異常判定フラグFaがセットされているか(Fa=1)否かを判定する。第1異常判定フラグFaがセットされていると判定された場合(S173:YES)、図11のS177へ移行する。第1異常判定フラグFaがセットされていない(Fa=0)と判定された場合(S173:NO)、S174へ移行する。
S174では、異常判定部855は、第1磁気センサ50から送信された第1出力信号Sd10の第1メイン信号D11が示すメインデータ値と、第2磁気センサ60から送信された第2出力信号Sd20の第2メイン信号D21が示すメインデータ値とが一致するか否かを判定する。両方のメインデータ値が一致すると判断された場合(S174:YES)、S175へ移行する。両方のメインデータ値が一致しないと判断された場合(S175:NO)、図11のS177へ移行する。
S175では、異常判定部855は、第2磁気センサ60が異常状態から復帰したとして第2異常判定フラグFbをリセットする(Fb=0)。S175の後、図11のS176へ移行する。
図11に戻って、S176では、異常判定部855は、第2磁気センサ50が正常であると判定する。S176の後、S178へ移行する。
S177では、異常判定部855は、第2磁気センサ60が異常であると判定し、第2異常判定フラグFbをセットする(Fb=1)。S177の後、S178へ移行する。
S178〜S179の処理は、図9のS129〜S131の処理と同様である。
以上説明したように第3実施形態では、異常判定部855は、第1磁気センサ50が異常であると判定されているとき、第1磁気センサ50から送信された第1出力信号Sd10に第1サブ信号D12が含まれず、第2磁気センサ60が異常であると判定されておらず、且つ、第1磁気センサ50から送信された第1出力信号Sd10の第1メイン信号D11が示すメインデータ値と、第2磁気センサ60から送信された第2出力信号Sd20の第2メイン信号D21が示すメインデータ値とが一致する場合、第1磁気センサ50が異常状態から復帰して正常であると判定する。これにより、第1磁気センサ50が異常状態から復帰して正常となったことを判定可能である。
また、異常判定部855は、第2磁気センサ60が異常であると判定されているとき、第2磁気センサ60から送信された第2出力信号Sd20に第2サブ信号D22が含まれず、第1磁気センサ50が異常であると判定されておらず、且つ、第1磁気センサ50から送信された第1出力信号Sd10の第1メイン信号D11が示すメインデータ値と、第2磁気センサ60から送信された第2出力信号Sd20の第2メイン信号D21が示すメインデータ値とが一致する場合、第2磁気センサ60が異常状態から復帰して正常であると判定する。これにより、第2磁気センサ60が異常状態から復帰して正常となったことを判定可能である。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図14〜図16に示す。第4実施形態において、インターフェース回路555、655における処理、および、ECU85における異常判定処理は第1実施形態と異なる。以下、各処理を図14〜図16に示すフローチャートを参照して説明する。
図14のS181〜S182の処理は、図7のS101〜S102の処理と同様である。
S183では、信号出力部557は、第1メイン信号D11および第1フラグ信号D13を含む第1出力信号Sd10を生成して送信する。第1フラグ信号D13は、第1メイン検出値と第1サブ検出値とが一致しないことを示す信号である。第1フラグ信号D13と他の信号とを区別するため、例えば、第1フラグ信号D13のパルス長は、他の信号のパルス長と異なるように設定される。
図15のS191〜S192の処理は、図8のS111〜S112の処理と同様である。
S193では、信号出力部657は、第2メイン信号D21および第2フラグ信号D23を含む第2出力信号Sd20を生成して送信する。第2フラグ信号D23は、第2メイン検出値と第2サブ検出値とが一致しないことを示す信号である。第2フラグ信号D23と他の信号とを区別するため、例えば、第2フラグ信号D23のパルス長は、他の信号のパルス長と異なるように設定される。
図16のS201、S202の処理は、図9のS121、S122の処理と同様である。
S203では、異常判定部855は、第1出力信号Sd10に第1フラグ信号D13が含まれるか否かを判定する。第1出力信号Sd10に第1フラグ信号D13が含まれると判定された場合(S203:YES)、S205へ移行する。第1出力信号Sd10に第1フラグ信号D13が含まれないと判断された場合(S203:NO)、S204へ移行する。
S204〜S206の処理は、図9のS124〜S126の処理と同様である。
S207では、異常判定部855は、第2出力信号Sd20に第2フラグ信号D23が含まれるか否かを判定する。第2出力信号Sd20に第2フラグ信号D23が含まれると判定された場合(S207:YES)、S209へ移行する。第2出力信号Sd20に第2フラグ信号D23が含まれないと判断された場合(S207:NO)、S208へ移行する。
S208〜S211の処理は、図9のS128〜S131の処理と同様である。
以上説明したように第4実施形態のように、ECU85は、フラグ信号D13、D23の有無に基づき磁気センサ50、60の異常を判定してもよい。
また、フラグ信号D13、D23は、サブ信号D12、D22と比べてデータサイズを小さくすることができる。そのため、第4実施形態のようにフラグ信号D13、D23を送信する場合、第1実施形態のようにサブ信号D12、D22を送信する場合と比べて、出力信号Sd10、Sd20の送信時間が短くなる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図17〜図19に示す。第5実施形態において、インターフェース回路555、655における処理、および、ECU85における異常判定処理は第1実施形態と異なる。以下、各処理を図17〜図19に示すフローチャートを参照して説明する。
図17のS221〜S222の処理は、図7のS101〜S102の処理と同様である。
S223では、信号出力部557は、第1出力信号Sd10を送信しない。つまり、第1出力信号Sd10の送信を停止する。
図18のS231〜S232の処理は、図8のS111〜S112の処理と同様である。
S233では、信号出力部657は、第2出力信号Sd20を送信しない。つまり、第2出力信号Sd20の送信を停止する。
図19のS241、S242の処理は、図9のS121、S122の処理と同様である。
S243では、異常判定部855は、第1出力信号Sd10を取得できたか否かを判定する。第1出力信号Sd10を取得できたと判定された場合(S243:YES)、S244へ移行する。第1出力信号Sd10を取得できなかったと判断された場合(S243:NO)、S245へ移行する。
S244〜S246の処理は、図9のS124〜S126の処理と同様である。
S247では、異常判定部855は、第2出力信号Sd20を取得できたか否かを判定する。第2出力信号Sd20を取得できたと判定された場合(S247:YES)、S248へ移行する。第2出力信号Sd20を取得できたと判断された場合(S247:NO)、S249へ移行する。
S248〜S251の処理は、図9のS128〜S131の処理と同様である。
以上説明したように第5実施形態のように、信号出力部557、657は、メイン検出値とサブ検出値とが不一致であってセンサ素子の異常が疑われる場合には出力信号Sd10、Sd20の送信を停止し、ECU85は、出力信号Sd10、Sd20が取得できたか否かに基づき磁気センサ50、60の異常を判定してもよい。
(他の実施形態)
他の実施形態では、第4実施形態のようにフラグ信号の有無に基づき磁気センサの異常を判定するように構成するとともに、第3実施形態のように磁気センサの異常状態からの復帰を判定するように構成してもよい。つまり、異常判定部は、一方の磁気センサが異常であると判定されているとき、一方の磁気センサから送信された出力信号にフラグ信号が含まれず、他方の磁気センサが異常であると判定されておらず、且つ、一方の磁気センサから送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値と、他方の磁気センサから送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方の磁気センサが異常状態から復帰して正常であると判定してもよい。
他の実施形態では、第5実施形態のように出力信号を取得できたか否かに基づき磁気センサの異常を判定するように構成するとともに、第3実施形態のように磁気センサの異常状態からの復帰を判定するように構成してもよい。つまり、異常判定部は、一方の磁気センサが異常であると判定されているとき、信号取得部が一方の磁気センサから出力信号を取得し、他方の磁気センサが異常であると判定されておらず、且つ、一方の磁気センサから送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値と、他方の磁気センサから送信された出力信号のメイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方の磁気センサが異常状態から復帰して正常であると判定してもよい。
上記実施形態における通信エラー検出信号は、CRC信号である。他の実施形態では、制御部にて通信エラーを検出可能な信号であれば、CRC信号に限らず、どのような信号であってもよい。また、出力信号は、通信エラー検出信号を含まなくてもよい。
他の実施形態では、出力信号に、出力信号の送信ごとに更新される更新カウンタの情報を含んでもよい。更新カウンタの情報は、例えばステータス信号に含むようにすることができる。更新カウンタの情報を送信することで、検出値が前回と変わらないために同じデータが送信されているのか、データ固着異常が生じているのかを判別することができる。
上記実施形態では、第1メイン信号、第1サブ信号、第2メイン信号および第2サブ信号は、ニブルで表される。他の実施形態では、第1メイン信号、第1サブ信号、第2メイン信号および第2サブ信号をニブル以外の形式で表してもよい。
上記実施形態では、出力信号はSENT通信により制御部に送信される。他の実施形態では、検出値に応じた信号を出力信号に含めることが可能な通信方式であれば、SENT通信に限らず、通信方式は、どのような方式であってもよい。
他の実施形態では、複数の出力信号の送信タイミングは、同時であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第1出力信号と第2出力信号とを信号周期の半周期ずらして送信することにより、制御部では、信号周期の半周期ごとに出力信号を取得可能である。これにより、見かけ上の通信速度を向上可能である。
上記実施形態では、センサ素子はホール素子である。他の実施形態では、センサ素子は、ホール素子以外の磁気検出素子であってもよいし、磁気以外の変化を検出する素子であってもよい。すなわち、検出量は、磁束密度に限らず、どのような量であってもよい。
上記実施形態では、センサ部は、操舵トルクを検出するトルクセンサに用いられる。他の実施形態では、センサ部は、例えば圧力を検出する圧力センサ等、トルクセンサ以外のセンサとしてもよい。すなわち、演算部にて演算される値は、操舵トルク以外のトルクであってもよいし、トルクに限らず、どのような値であってもよい。
また、上記実施形態では、検出対象は、集磁モジュールである。他の実施形態では、検出対象は、集磁モジュールに限らず、どのようなものであってもよい。
上記実施形態では、制御部は、第1磁気センサの異常判定に続いて第2磁気センサの異常判定を行う。他の実施形態では、第2磁気センサの異常判定に続いて第1磁気センサの異常判定を行ってもよいし、複数の磁気センサの異常判定を並行して行ってもよい。
上記実施形態では、センサ装置は、電動パワーステアリング装置に適用される。他の実施形態では、電動パワーステアリング装置以外の車載装置に適用してもよいし、車両に搭載されない他の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
20・・・集磁モジュール(検出対象)
50、60・・・磁気センサ(センサ部)
551、651・・・メインセンサ素子(メイン検出部)
552、652・・・サブセンサ素子(サブ検出部)
556、656・・・信号比較部
557、657・・・信号出力部
85・・・制御部
851・・・信号取得部
858・・・演算部
D11、D21・・・メイン信号
D12、D22・・・サブ信号
Sd10、Sd20・・・出力信号

Claims (6)

  1. 検出対象(20)に関する量を検出するメイン検出部(551、651)およびサブ検出部(552、652)、前記メイン検出部によるメイン検出値と前記サブ検出部によるサブ検出値とを比較する信号比較部(556、656)、ならびに、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが一致する場合、前記メイン検出値に対応するメイン信号(D11、D21)を含み且つ前記サブ検出値に対応するサブ信号(D12、D22)を含まない出力信号(Sd10、Sd20)を生成して送信し、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが不一致である場合、前記メイン信号と前記サブ信号とを含む前記出力信号を生成して送信する信号出力部(557、657)、を有する1つまたは複数のセンサ部(50、60)と、
    前記出力信号を取得する信号取得部(851)、前記信号取得部が取得した前記出力信号に基づき演算を行う演算部(858)、および、前記信号取得部が取得した前記出力信号に前記サブ信号が含まれる場合、当該出力信号を送信した前記センサ部が異常であると判定する異常判定部(855)、を有する制御部(85)と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記異常判定部は、前記信号取得部が取得した前記出力信号に前記サブ信号が含まれない場合、前記センサ部が正常であると判定することを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  3. 前記センサ部は2つ設けられ、
    前記異常判定部は、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されていないとき、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号に前記サブ信号が含まれない場合、一方の前記センサ部が正常であると判定し、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されているとき、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号に前記サブ信号が含まれず、他方の前記センサ部が異常であると判定されておらず、且つ、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値と、他方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方の前記センサ部が異常状態から復帰して正常であると判定することを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  4. 検出対象(20)に関する量を検出するメイン検出部(551、651)およびサブ検出部(552、652)、前記メイン検出部によるメイン検出値と前記サブ検出部によるサブ検出値とを比較する信号比較部(556、656)、ならびに、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが一致する場合、前記メイン検出値に対応するメイン信号(D11、D21)を含み且つ前記サブ検出値に対応するサブ信号(D12、D22)を含まない出力信号(Sd10、Sd20)を生成して送信し、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが不一致である場合、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが不一致であることを示すフラグ信号を含む前記出力信号を生成して送信する信号出力部(557、657)、を有する2つのセンサ部(50、60)と、
    前記出力信号を取得する信号取得部(851)、前記信号取得部が取得した前記出力信号に基づき演算を行う演算部(858)、および、前記信号取得部が取得した前記出力信号に前記フラグ信号が含まれる場合、当該出力信号を送信した前記センサ部が異常であると判定する異常判定部(855)、を有する制御部(85)と、
    を備え
    前記異常判定部は、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されていないとき、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号に前記フラグ信号が含まれない場合、一方の前記センサ部が正常であると判定し、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されているとき、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号に前記フラグ信号が含まれず、他方の前記センサ部が異常であると判定されておらず、且つ、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値と、他方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方の前記センサ部が異常状態から復帰して正常であると判定することを特徴とするセンサ装置。
  5. 検出対象(20)に関する量を検出するメイン検出部(551、651)およびサブ検出部(552、652)、前記メイン検出部によるメイン検出値と前記サブ検出部によるサブ検出値とを比較する信号比較部(556、656)、ならびに、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが一致する場合、前記メイン検出値に対応するメイン信号(D11、D21)を含み且つ前記サブ検出値に対応するサブ信号(D12、D22)を含まない出力信号(Sd10、Sd20)を生成して送信し、前記メイン検出値と前記サブ検出値とが不一致である場合、前記出力信号の送信を停止する信号出力部(557、657)、を有する2つのセンサ部(50、60)と、
    前記出力信号を取得する信号取得部(851)、前記信号取得部が取得した前記出力信号に基づき演算を行う演算部(858)、および、前記信号取得部が前記出力信号を取得できない場合、当該出力信号を送信する予定であった前記センサ部が異常であると判定する異常判定部(855)を有する制御部(85)と、
    を備え
    前記異常判定部は、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されていないとき、前記信号取得部が一方の前記センサ部から前記出力信号を取得した場合、一方の前記センサ部が正常であると判定し、
    一方の前記センサ部が異常であると判定されているとき、前記信号取得部が一方の前記センサ部から前記出力信号を取得し、他方の前記センサ部が異常であると判定されておらず、且つ、一方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値と、他方の前記センサ部から送信された前記出力信号の前記メイン信号が示すデータ値とが一致する場合、一方の前記センサ部が異常状態から復帰して正常であると判定することを特徴とするセンサ装置。
  6. 前記演算部は、前記異常判定部により正常であると判定されている前記センサ部から送信された前記出力信号に基づき演算を行うことを特徴とする請求項2、3、4、または5に記載のセンサ装置。
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