JP2015099088A - 回転角センサ及び回転角検出装置 - Google Patents

回転角センサ及び回転角検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転体の回転角を検出することが可能でありながらも、回転体の回転回数を容易に検出可能な回転角センサを提供する。
【解決手段】回転角センサ6には、ステアリングシャフトの回転角に応じて正弦波状に変化する第1アナログ信号S10,S11を出力する第1センサ部60と、第1アナログ信号S10,S11と位相の異なる第2アナログ信号S20,S21を出力する第2センサ部61とが設けられている。また回転角センサ6には、アナログ信号S10,S11,S20,S21に基づいてデジタル信号からなる正弦信号Ssin及び余弦信号Scosを生成するA/D変換部62が設けられている。さらに回転角センサ6には、第1アナログ信号S10,S11に基づいて第1パルス信号P1を生成する第1パルス信号生成部64と、第2アナログ信号S20,S21に基づいて第2パルス信号P2を生成する第2パルス信号生成部65とが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転体の回転角に応じた信号を出力する回転角センサ、及びこの回転角センサを用いた回転角検出装置に関する。
電動パワーステアリング装置には、ステアリングシャフトの回転角(操舵角)を回転角検出装置により検出し、検出された操舵角に基づく制御を実行するものがある。操舵角を用いた制御としては、例えばステアリングホイールを中立位置に復帰させるステアリング戻し制御等が挙げられる。
またステアリングシャフト等の回転体の回転角を検出する回転角検出装置としては、特許文献1に記載の装置がある。特許文献1に記載の回転角検出装置は2つの検出部を有している。一方の検出部は、回転体の回転角に応じて正弦波状に変化する正弦信号を出力する。他方の検出部は、回転体の回転角に応じて余弦波状に変化する余弦信号を出力する。回転角検出装置は、2つの検出部からそれぞれ出力される正弦信号及び余弦信号の逆正接値を演算することにより回転体の回転角を求める。
特開2007−256250号公報
ところで、特許文献1に記載の回転角検出装置により検出される回転角は相対角である。これに対し、ステアリング戻し制御等に用いられる操舵角は絶対角である。そのため特許文献1に記載の回転角検出装置を用いて操舵角を検出する場合には、例えば回転角検出装置により検出される回転角(電気角)が一周期分(360°)変化した回転回数をカウントし、カウントされた回転回数と、検出された回転角とに基づいて操舵角の絶対角を演算することが有効である。
一方、電動パワーステアリング装置では、イグニッションスイッチのオフ操作に伴い回転角検出装置への給電が遮断されると、回転角を検出することができない。このような状況でステアリングホイールが操作され、ステアリングシャフトが回転すると、回転回数のカウント値が実際の値からずれる。そのためイグニッションスイッチがオン操作されたときに操舵角を適切に検出できない懸念がある。こうした懸念を解消するためには、イグニッションスイッチがオフされている間も回転角検出装置への給電を継続し、操舵角を演算し続けるといった方法が考えられる。しかしながら、正弦信号及び余弦信号に基づく回転角の演算には複雑な演算処理が不可欠である。したがってイグニッションスイッチがオフされている間に操舵角を演算し続けると、回転角検出装置の消費電力が増大し、車載バッテリの消耗を早めてしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転体の回転角を検出することが可能でありながらも、回転体の回転回数を回転角の演算によらずに容易に検出可能な回転角センサ及び回転角検出装置を提供することにある。
上記課題を解決する回転角センサは、回転体の回転角に応じて正弦波状に変化する第1アナログ信号を出力する第1センサ部と、前記回転体の回転角に応じて正弦波状に変化するとともに前記第1アナログ信号と位相が異なる第2アナログ信号を出力する第2センサ部と、前記第1アナログ信号及び前記第2アナログ信号に応じたデジタル信号を生成するA/D変換部と、前記第1アナログ信号及び前記第2アナログ信号を閾値に基づきそれぞれ二値化することにより第1パルス信号及び第2パルス信号を生成するパルス信号生成部と、を備える。
この構成によれば、A/D変換部により生成されるデジタル信号に基づいて回転体の回転角(電気角)を検出することができる。一方、第1パルス信号及び第2パルス信号は、正弦波からなるアナログ信号を二値化したものであるため、各パルス信号は、電気角における回転角の一周期の変化に対して信号レベルが一周期変化する。したがって、各パルス信号の信号レベルが一周期変化することをもって、回転体の回転角が一周期だけ変化したと判断することができる。すなわち各パルス信号の信号レベルに基づいて回転体の回転回数を検出することができる。よって、上記構成からなる回転角センサによれば、デジタル信号に基づいて検出される回転角(電気角)と、各パルス信号に基づいて検出される回転回数とに基づいて回転体の回転角を絶対角として検出することができる。また回転回数については、各パルス信号の信号レベルを監視するだけでよいため、回転角(電気角)を演算し続けて回転回数を検出する場合と比較すると、演算負担を軽減することができる。
上記回転角センサについて、前記A/D変換部への給電及び給電の遮断を切り替えるスイッチング素子を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば回転回数のみを検出すればよい状況では、回転回数の検出に不要なA/D変換部への電力供給をスイッチング素子により遮断することができる。これによりA/D変換部に電力を供給しない分だけ消費電力を低減することができる。
ところで、第1センサ部については、位相が180°だけずれたアナログ信号をそれぞれ出力する2つの検出部を設けることが有効である。これにより2つの検出部からそれぞれ出力されるアナログ信号は互いに正負の符号が反転した信号となるため、それらの差分を演算することにより増幅信号を得ることができる。この増幅信号に基づいて電気角を演算すれば、より高い精度で電気角を演算することが可能となる。同様の理由で、第2センサ部についても、位相が180°だけずれたアナログ信号をそれぞれ出力する2つの検出部を設けることが有効である。
このように第1センサ部及び第2センサ部に2つの検出部がそれぞれ設けられた回転角センサにあっては、前記スイッチング素子が、前記第1センサ部の一方の検出部の給電及び給電の遮断、並びに前記第2センサ部の一方の検出部の給電及び給電の遮断を更に行うことが好ましい。
この構成によれば、例えば回転回数のみを検出したい場合には、A/D変換部、第1センサ部の一方の検出部、及び第2センサ部の一方の検出部への電力の供給をスイッチング素子により遮断することが有効である。これにより消費電力を低減することができる。
そして、上記のような回転角センサと、前記A/D変換部により生成されるデジタル信号に基づいて前記回転体の回転角を電気角で演算するとともに、前記パルス信号生成部から出力されるパルス信号に基づいて前記回転体の電気角での回転回数を演算し、演算された前記回転回数及び前記回転角に基づいて前記回転体の回転角を絶対角で演算する演算部と、を備えることで、回転体の回転角を絶対角として検出することのできる回転角検出装置を得ることができる。
ところで、A/D変換部は、第1センサ部から出力される第1アナログ信号に対応した第1デジタル信号と、第2センサ部から出力される第2アナログ信号に対応した第2デジタル信号とを生成する。この場合、第1デジタル信号及び第1パルス信号は共に、第1センサ部から出力されるアナログ信号に基づいて生成されるものであるため、第1デジタル信号と第1パルス信号との間には相関関係が成立する。同様に第2デジタル信号と第2パルス信号との間にも相関関係が成立する。
そこで上記回転角検出装置について、前記第1デジタル信号が第1パルス信号に対応した値であるか否か、あるいは第2デジタル信号が第2パルス信号に対応した値であるか否かに基づいて前記A/D変換部の異常を検出する異常検出部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、A/D変換部に何らかの異常が生じて例えば第1デジタル信号が異常値になると、第1デジタル信号と第1パルス信号との間に相関関係が成立しなくなる。また第2デジタル信号が異常値になった場合には、第2デジタル信号と第2パルス信号との間に相関関係が成立しなくなる。そのためA/D変換部の異常を検出することができる。
ところで、デジタル信号に基づいて演算される回転角(電気角)の演算値と、パルス信号に基づいて演算される回転回数の演算値との間には対応関係がある。しかしながら、何らかの要因によりパルス信号生成部における閾値にずれが生じた場合、回転角の演算値と回転回数の演算値との対応関係にずれが生じる。このような場合、回転体の回転角の絶対角を適切に演算することができないおそれがある。
そこで上記回転角検出装置について、前記回転角センサを複数備え、各回転角センサから出力されるアナログ信号に位相差を設けることが好ましい。
この構成によれば、複数の回転角センサのうちの一つの回転角センサにおいて回転角の演算値と回転回数の演算値との対応関係にずれが生じた場合でも、他の回転角センサにおいて回転角の演算値と回転回数の演算値との対応関係にずれのない状況を作り出すことができる。そのため他の回転角センサにより検出される回転角の演算値と回転回数とに基づいて回転体の回転角を絶対角で演算すれば、絶対角を適切に演算することができる。
上記回転角検出装置について、前記回転角センサとして、第1回転角センサ及び第2回転角センサを備え、前記位相差は、前記第1回転角センサを通じて検出される回転角と回転回数との対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲と、前記第2回転角センサを通じて検出される回転角と回転回数との対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲とが重複しないように設定されることが好ましい。
このように位相差を設定すれば、回転角の演算値と回転回数の演算値との対応関係にずれのない状況を第1回転角センサ及び第2回転角センサのいずれか一方で作り出すことができる。したがって回転体の回転角の絶対角を適切に検出することが可能となる。
これらの回転角センサ及び回転角検出装置によれば、回転体の回転角を検出することが可能でありながらも、回転体の回転回数を回転角の演算によらずに容易に検出することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を示すブロック図。 電動パワーステアリング装置の制御装置の構成を示すブロック図。 回転角センサの第1実施形態についてその構成を示すブロック図。 (a),(b)は、第1実施形態の回転角センサについて第1パルス信号生成部により生成される第1増幅信号Sa1及び第1パルス信号P1の関係を示すタイミングチャート。 (a),(b)は、第1実施形態の回転角センサについて第2パルス信号生成部により生成される第2増幅信号Sa2及び第2パルス信号P2の関係を示すタイミングチャート。 (a),(b)は、第1パルス信号P1と第2パルス信号P2との関係を示すタイミングチャート。 第1実施形態の回転角センサについてカウンタCの更新手順を示す図。 第1実施形態の回転角センサについてカウンタCと回転回数Neとの関係を示す図。 第1実施形態の回転角センサによる操舵角θsの絶対角を演算する処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態の回転角センサの変形例についてA/D変換部の異常を検出する処理の手順を示すフローチャート。 回転角センサの第2実施形態についてその構成を示すブロック図。 第2実施形態の回転角センサによるスイッチング素子のオン/オフの手順を示すフローチャート。 (a),(b)は、第1増幅信号Sa1と、第1パルス信号P1との関係を示すタイミングチャート。 第1パルス信号P1、第2パルス信号P2、カウンタC、回転回数Ne、及び回転角(電気角)θeの関係を示す図。 回転角センサの第3実施形態についてその構成を示すブロック図。 (a)は、第1パルス信号P1a、第2パルス信号P2a、第1カウンタCa、第1回転回数Nea、及び第1回転角(電気角)θeaの関係を示す図。(b)は、第1パルス信号P1b、第2パルス信号P2b、第2カウンタCb、第2回転回数Neb、及び第2回転角(電気角)θebの関係を示す図。 第3実施形態の回転角センサによる操舵角θsの絶対角を演算する処理の手順を示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態の回転角センサが搭載された電動パワーステアリング装置について説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、運転者のステアリングホイール20の操作に基づき転舵輪4を転舵させる操舵機構2、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構3を備えている。
操舵機構2は、ステアリングホイール20の回転軸となるステアリングシャフト21、及びその下端部にラックアンドピニオン機構22を介して連結されたラックシャフト23を備えている。操舵機構2では、運転者のステアリングホイール20の操作に伴いステアリングシャフト21が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構22を介してラックシャフト23の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト23の軸方向の往復直線運動がその両端に連結されたタイロッド24を介して転舵輪4に伝達されることにより転舵輪4の転舵角が変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構3は、ステアリングシャフト21にアシストトルクを付与するモータ30を備えている。モータ30はブラシ付きモータからなる。モータ30の出力軸の回転が減速機31を介してステアリングシャフト21に伝達されることでステアリングシャフト21にモータトルクが付与され、ステアリング操作が補助される。
電動パワーステアリング装置1には、ステアリングホイール20の操作量や車両の状態量を検出する各種センサが設けられている。例えばステアリングシャフト21には、ステアリングシャフト21の回転角(操舵角)θsを検出する回転角センサ6、及び運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト21に付与される操舵トルクτを検出するトルクセンサ7が設けられている。車両には、その走行速度Vを検出する車速センサ8が設けられている。これらセンサ6〜8の出力は制御装置5に取り込まれる。また制御装置5には、車両のイグニッションスイッチ9のスイッチング状態も取り込まれる。制御装置5は各センサ6〜8の出力、及びイグニッションスイッチ9のスイッチング状態に基づいてモータ30の駆動を制御する制御部の一例である。
図2に示すように、制御装置5は、モータ30に駆動電力を供給する駆動回路50、及び駆動回路50を介してモータ30の駆動を制御するマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)51を備えている。
駆動回路50は、マイコン51の制御信号(PWM駆動信号)Scに基づいて電源からの直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を給電線WLを介してモータ30に供給する。給電線WLには、給電線WLを流れる電流、すなわちモータ30を流れる実際の電流値Iを検出する電流センサ52が設けられている。電流センサ52の出力はマイコン51に取り込まれる。
マイコン51には、回転角センサ6、トルクセンサ7、車速センサ8、及びイグニッションスイッチ9の出力も取り込まれる。マイコン51は、各センサにより検出される操舵角θs、操舵トルクτ、車速V、及びモータ30の実電流値Iに基づいて制御信号Scを生成する。詳しくは、マイコン51は、操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、ステアリングシャフト21に付与すべき目標アシストトルクの基礎成分を演算する。またマイコン51は、操舵角θsに基づいて各種補償成分を演算する。補償成分としては、例えばステアリングホイール20を中立位置に復帰させるためのステアリング戻し補償成分等がある。マイコン51は、目標アシストトルクの基礎成分及び各種補償成分に対応する電流指令値を演算し、モータ30の実電流値Iを電流指令値に追従させる電流フィードバック制御を実行することにより制御信号Scを生成する。マイコン51は、生成した制御信号Scを駆動回路50に出力することによりモータ30の駆動を制御し、モータ30からステアリングシャフト21にアシストトルクを付与するパワーアシスト制御を実行する。
次に、本実施形態の回転角センサ6の構成について詳述する。
図1に示すように、本実施形態のステアリングシャフト21には、ステアリングシャフト21と一体的に回転する磁石回転子10が設けられている。回転角センサ6は、ホールセンサやMRセンサなどからなる。回転角センサ6は、磁石回転子10の回転により生ずる磁束の変化を検出し、検出した磁束変化に応じた電圧信号、換言すればステアリングシャフト21の回転角(電気角)に応じた電圧信号を出力する。
詳しくは、図3に示すように、回転角センサ6は、磁石回転子10の回転により生ずる磁束変化を検出する第1センサ部60及び第2センサ部61を有している。第1センサ部60は、磁石回転子10の回転により生じる磁束変化に応じた電圧信号を出力する第1検出部60a及び第2検出部60bからなる。第1検出部60aは、ステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeに対して正弦波状に変化するアナログ信号S10を出力する。第2検出部60bは、アナログ信号S10に対して位相が電気角で180°だけずれたアナログ信号S11を出力する。すなわちアナログ信号S10,S11は以下の式(1),(2)で表すことができる。なお、「A」は各アナログ信号S10,S11の振幅を示す。
S10=A・sinθe ・・・(1)
S11=−A・sinθe ・・・(2)
本実施形態では、これらのアナログ信号S10,S11が、第1センサ部60から出力される第1アナログ信号に対応する。
第2センサ部61は、磁石回転子10の回転により生じる磁束変化に応じた電圧信号を出力する第1検出部61a及び第2検出部61bからなる。第1検出部61aは、アナログ信号S10に対して位相が電気角で90°だけずれたアナログ信号S20を出力する。第2検出部61bは、アナログ信号S20に対して位相が電気角で180°だけずれたアナログ信号S21を出力する。すなわちアナログ信号S20,S21は以下の式(3),(4)で表すことができる。なお、「A」は各アナログ信号S20,S21の振幅を示す。
S20=A・cosθe ・・・(3)
S21=−A・cosθe ・・・(4)
本実施形態では、これらのアナログ信号S20,S21が、第2センサ部61から出力される第2アナログ信号に対応する。
回転角センサ6は、第1センサ部60及び第2センサ部61からそれぞれ出力される第1アナログ信号S10,S11及び第2アナログ信号S20,S21に基づきデジタル信号からなる正弦信号Ssin及び余弦信号Scosを生成するA/D変換部62を有している。本実施形態では、正弦信号Ssinが第1デジタル信号に対応し、余弦信号Scosが第2デジタル信号に対応する。A/D変換部62は、第1アナログ信号S10,S11の差分「S10−S11」を演算することにより第1増幅信号Sa1(=2・A・sinθe)を生成し、この第1増幅信号Sa1をデジタル信号に変換することにより正弦信号Ssinを生成する。またA/D変換部62は、第2アナログ信号S20,S21の差分「S20−S21」を演算することにより第2増幅信号Sa2(=2・A・cosθe)を生成し、この第2増幅信号Sa2をデジタル信号に変換することにより余弦信号Scosを生成する。A/D変換部62は、生成した正弦信号Ssin及び余弦信号Scosをインターフェース(I/F)63及び出力端子66dを介してマイコン51に出力する。
回転角センサ6は、第1アナログ信号S10,S11に基づいて第1パルス信号P1を生成する第1パルス信号生成部64を有している。図4(a)に示すように、第1パルス信号生成部64は、第1アナログ信号S10,S11の差分「S10−S11」を演算することにより第1増幅信号Sa1(=2・A・sinθe)を生成する。そして第1パルス信号生成部64は、接地電位(=0[V])に設定された閾値電圧を「Ve」とするとき、第1増幅信号Sa1を閾値電圧Veのもとに2値化することにより、図4(b)に示すような第1パルス信号P1を生成する。図4(b)に示すように、第1パルス信号P1は、ステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeの一周期の変化に対して信号レベルが一周期変化する。図3に示すように、第1パルス信号生成部64は、生成した第1パルス信号P1を出力端子66bを介してマイコン51に出力する。
回転角センサ6は、第2アナログ信号S20,S21に基づいて第2パルス信号P2を生成する第2パルス信号生成部65を有している。図5(a)に示すように、第2パルス信号生成部65は、第2アナログ信号S20,S21の差分「S20−S21」を演算することにより第2増幅信号Sa2(=2・A・cosθe)を生成する。そして第2パルス信号生成部65は、第2増幅信号Sa2を閾値電圧Veのもとに2値化することにより、図5(b)に示すような第2パルス信号P2を生成する。図5(b)に示すように、第2パルス信号P2も、第1パルス信号P1と同様に、ステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeの一周期の変化に対して信号レベルが一周期変化する。ただし、第2パルス信号P2は、第1パルス信号P1に対して位相が電気角で90°だけずれている。図3に示すように、第2パルス信号生成部65は、生成した第2パルス信号P2を出力端子66cを介してマイコン51に出力する。
回転角センサ6は、車載バッテリ等の電源(電源電圧「+Vcc」)から電圧が印加される電源端子66aを有している。この電源端子66aに印加される電圧が回転角センサ6の各電子部品に供給されることにより、各電子部品の動作電源が確保されている。
マイコン51は正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいてステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeを演算する。またマイコン51は第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいてステアリングシャフト21の回転回数Neを演算する。なお回転回数Neとは、回転角(電気角)θeが0°から360°まで変化することを1回転として定義した場合の回転回数を示す。このように本実施形態では、演算部としてのマイコン51、及び回転角センサ6により回転角検出装置が構成される。
次にマイコン51によるステアリングシャフト21の回転回数Neの演算方法について説明する。
図6(a),(b)に示すように、位相が90°だけずれた第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2のそれぞれの信号レベルは、回転角(電気角)θeに対して以下の(a1)〜(a4)に示すように変化する。
(a1)「0°≦θe<90°」の場合には、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2は共にハイレベルとなる。
(a2)「90°≦θe<180°」の場合には、第1パルス信号P1はハイレベルとなり、第2パルス信号P2はローレベルとなる。
(a3)「180°≦θe<270°」の場合には、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2は共にローレベルとなる。
(a4)「270°≦θe<360°」の場合には、第1パルス信号P1はローレベルとなり、第2パルス信号P2はハイレベルとなる。
したがって、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が「(a1)→(a2)→(a3)→(a4)」の順に変化することをもって、回転角(電気角)θeが正の方向に一周期変化したと判断することができる。また第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が「(a4)→(a3)→(a2)→(a1)」の順に変化することをもって、回転角(電気角)θeが負の方向に一周期変化したと判断することができる。マイコン51はこれを利用し、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいて回転回数Neを演算する。
詳しくは、図3に示すように、マイコン51はカウンタCを有している。図7に示すように、マイコン51は、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が(a1)から(a2)へと変化したとき、(a2)から(a3)へと変化したとき、(a3)から(a4)へと変化したとき、及び(a4)から(a1)へと変化したときのそれぞれの状況でカウンタCの値をインクリメントする。これに対し、マイコン51は、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が(a1)から(a4)へと変化したとき、(a4)から(a3)へと変化したとき、(a3)から(a2)へと変化したとき、及び(a2)から(a1)へと変化したときのそれぞれの状況でカウンタCの値をディクリメントする。
また図8に示すように、マイコン51は、「n」を整数とするとき、カウンタCの値が「4n−1」から「4n」へと変化する都度、回転回数Neの値をインクリメントする。またマイコン51は、カウンタCの値が「4n」から「4n−1」へと変化する都度、回転回数Neの値をディクリメントする。なお回転回数Neの値は、マイコン51のメモリ51aに記憶されている。マイコン51は、このような回転回数Neの演算を、イグニッションスイッチ9がオン状態の場合のみならず、オフ状態の場合でも行う。これにより、例えばイグニッションスイッチ9がオフ状態でステアリングホイール20が操作され、ステアリングシャフト21の回転回数Neが変化した場合でも、その変化をマイコン51は検出することができる。
またマイコン51は、回転回数Neの値と、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいて演算される回転角(電気角)θeとから操舵角θsの絶対角を演算する。次に図9を参照して、マイコン51による操舵角θsの演算方法について説明する。なおマイコン51は、図9に示す処理を所定の演算周期で繰り返し実行する。
図9に示すように、マイコン51は、まず、イグニッションスイッチ9がオン状態であるか否かを判断する(ステップS1)。マイコン51は、イグニッションスイッチ9がオン状態である場合(ステップS1:YES)、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosから以下の式(5)に基づいて回転角(電気角)θeを演算する(ステップS2)。
θe=arctan(Ssin/Scos) ・・・(5)
またマイコン51は、演算した回転角(電気角)θeと回転回数Neとから以下の式(6)に基づいて操舵角θsの絶対角を演算する(ステップS3)。
θs=360°×Ne+θe ・・・(6)
一方、マイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態である場合(ステップS1:NO)、回転角(電気角)θe及び操舵角θsの絶対角の演算を行うことなく一連の処理を終了する。
次に本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のマイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態であるとき、パルス信号P1,P2に基づく回転回数Neの演算を行うが、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づく回転角(電気角)θeの演算を行わない。ここで図6〜図8に示したように、マイコン51は、回転回数Neの演算に際しては各パルス信号P1,P2の信号レベルの監視及びカウンタCの更新を行うだけでよい。そのため正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいて回転角(電気角)θeを演算し続けることにより回転回数Neを監視する場合と比較すると、マイコン51の演算負担を軽減することができる。すなわちイグニッションスイッチ9がオフ状態であるときのマイコン51の消費電力を低減することができるため、車載バッテリの消耗を抑えることができる。またイグニッションスイッチ9がオン操作された際には、マイコン51は、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づく回転角(電気角)θeの演算を開始する。そのためマイコン51は、演算した回転角(電気角)θeと、イグニッションスイッチ9がオフ状態である期間に演算した回転回数Neとに基づいて操舵角θsの絶対角を適切に演算することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転角センサ6、並びに回転角センサ6及びマイコン51により構成される回転角検出装置によれば以下の効果を得ることができる。
(1)回転角センサ6には、第1センサ部60から出力される第1アナログ信号S10,S11に応じた正弦信号Ssinを生成するとともに、第2センサ部61から出力される第2アナログ信号S20,S21に応じた余弦信号Scosを生成するA/D変換部62を設けた。また回転角センサ6には、第1アナログ信号S10,S11に基づいて第1パルス信号P1を生成する第1パルス信号生成部64と、第2アナログ信号S20,S21に基づいて第2パルス信号P2を生成する第2パルス信号生成部65とを設けた。これによりマイコン51は、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいてステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeを検出することができる。またマイコン51は、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいて回転回数Neを検出することができる。よってマイコン51は、回転角(電気角)θe及び回転回数Neに基づいて操舵角θsの絶対角を演算することができる。またマイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態であるとき、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2のそれぞれの信号レベルを監視するだけで回転回数Neを検出することができるため、マイコン51の演算負担を軽減することができる。そのため車載バッテリの消耗を抑制することができる。
(変形例)
次に第1実施形態の回転角センサ6の変形例について説明する。
回転角センサ6では、A/D変換部62に何らかの異常が発生すると、A/D変換部62から出力される正弦信号Ssinや余弦信号Scosが異常値となるおそれがある。例えば第1センサ部60から出力される第1アナログ信号S10,S11がそれぞれ変化しているにも関わらず正弦信号Ssinが一定値に固着する異常が発生する可能性がある。このような異常がA/D変換部62に生じた場合、マイコン51は操舵角θsの絶対角を適切に検出することができないため、操舵角θsに基づき演算される補償成分が異常値となる。そのためマイコン51が補償成分に基づいてモータ30の駆動制御を行うと、モータ30が不適切な動作を行うおそれがある。本変形例では、こうしたモータ30の不適切な動作を回避すべく、A/D変換部62の異常を第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2を利用して検出する。なお、第1パルス信号P1に基づく異常検出方法と、第2パルス信号P2に基づく異常検出方法とは、基本的には同様の方法であるため、以下では、便宜上、第1パルス信号P1に基づく異常検出方法についてのみ説明する。
図10は、マイコン51により行われる第1パルス信号P1に基づいてA/D変換部62の異常を検出する処理の手順を示したものである。
図10に示すように、マイコン51は、まず、第1パルス信号P1の信号レベルが変化したか否かを判断する(ステップS10)。マイコン51は、第1パルス信号P1の信号レベルがハイレベルからローレベルに変化した場合、あるいは第1パルス信号P1の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化した場合、第1パルス信号P1の信号レベルが変化したと判断して(ステップS10:YES)、正弦信号Ssinに変化が生じているか否かを判断する(ステップS11)。マイコン51は、例えば正弦信号Ssinの前回演算値と今回演算値との差分値が「0」でない場合、正弦信号Ssinに変化が生じていると判断する(ステップS11:YES)。この場合、マイコン51は、A/D変換部62が正常であると判定して、一連の処理を終了する。これに対し、マイコン51は、正弦信号Ssinの前回演算値と今回演算値との差分値が「0」である場合には、正弦信号Ssinに変化が生じていないと判断する(ステップS11:NO)。この場合、マイコン51は、A/D変換部62に異常が生じていると判定する(ステップS12)。なおマイコン51は、第1パルス信号P1の信号レベルに変化が生じていない場合(ステップS10:NO)、一連の処理を終了する。
またマイコン51は、余弦信号Scosについても図10に示した処理に準じた処理を行うことによりA/D変換部62の異常を検出する。
このような構成によれば、マイコン51はA/D変換部62の異常を検出することができる。そのためマイコン51は、A/D変換部62の異常を検出したとき、例えば補償成分の演算を停止すれば、モータ30の不適切な動作を回避することができる。
<第2実施形態>
次に、回転角センサの第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
イグニッションスイッチ9がオフ状態であるとき、マイコン51はパルス信号P1,P2に基づく回転回数Neの演算だけを行うため、回転角センサ6はパルス信号P1,P2のみを出力すればよい。そこで本実施形態のマイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態であるとき、回転角センサ6においてパルス信号P1,P2の出力に関連する電子部品にのみ電力を供給し、それ以外の電子部品への電力を遮断することで、回転角センサ6の消費電力を低減する。
詳しくは、図11に示すように、本実施形態の回転角センサ6は、第1センサ部60の第2検出部60b、第2センサ部61の第2検出部61b、A/D変換部62、及びインターフェース63への給電及び給電の遮断を切り替えるスイッチング素子67を備えている。スイッチング素子67は、回転角センサ6の入力端子66eを介して入力されるマイコン51からの指令信号に基づいてオン/オフ動作を行う。なお本実施形態の回転角センサ6では、第1センサ部60の第1検出部60a、第2センサ部61の第1検出部61a、第1パルス信号生成部64、及び第2パルス信号生成部65への給電は常時行われる。
本実施形態の第1パルス信号生成部64は、第1センサ部60の第1検出部60aから出力されるアナログ信号S10のみに基づいて第1パルス信号P1を生成する。また第2パルス信号生成部65は、第2センサ部61の第1検出部61aから出力されるアナログ信号S20のみに基づいて第2パルス信号P2を生成する。このようにして生成される第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2のそれぞれの波形は、図4及び図5に示した第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2と同一である。
次に、図12を参照して、マイコン51によるスイッチング素子67の駆動制御についてその作用とともに説明する。
図12に示すように、マイコン51は、イグニッションスイッチ9がオン状態であるか否かを判断し(ステップS20)、イグニッションスイッチ9がオン状態である場合には(ステップS20:YES)、スイッチング素子67をオンさせる(ステップS21)。これにより、回転角センサ6の全ての電子部品に給電が行われるため、回転角センサ6は、正弦信号Ssin、余弦信号Scos、第1パルス信号P1、及び第2パルス信号P2を出力することができる。そのためマイコン51は、正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいてステアリングシャフト21の回転角(電気角)θeを演算するとともに、第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいて回転回数Neを演算することにより、操舵角θsの絶対角を演算することができる。
一方、マイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態である場合には(ステップS20:NO)、スイッチング素子67をオフさせる(ステップS22)。これにより、第1センサ部60の第2検出部60b、第2センサ部61の第2検出部61b、A/D変換部62、及びインターフェース63への給電が遮断されるため、回転角センサ6の消費電力を低減することができる。また回転角センサ6では、第1センサ部60の第1検出部60a、第2センサ部61の第1検出部61a、第1パルス信号生成部64、及び第2パルス信号生成部65への給電が確保されている。よってマイコン51は、イグニッションスイッチ9がオフ状態であっても、回転角センサ6から出力される第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいて回転回数Neを検出することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転角センサ6、並びに回転角センサ6及びマイコン51により構成される回転角検出装置によれば、第1実施形態による(1)の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(2)回転角センサ6には、第1センサ部60の第2検出部60b、第2センサ部61の第2検出部61b、A/D変換部62、及びインターフェース63への給電及び給電の遮断を切り替えるスイッチング素子67を設けた。これによりイグニッションスイッチ9がオフ状態であるとき、すなわちマイコン51が回転回数Neのみを演算すればよい状況であるとき、第1センサ部60の第2検出部60b、第2センサ部61の第2検出部61b、A/D変換部62、及びインターフェース63への給電をスイッチング素子67により遮断することができる。そのため、それらへの給電を遮断する分だけ回転角センサ6の消費電力を低減することができる。
<第3実施形態>
次に、回転角センサの第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図4及び図5に示した閾値電圧Veは、回転角センサ6の電気回路の個体差や外部環境の変化、経年劣化などにより変動し誤差が生じるおそれがある。例えば図13(a),(b)に示すように、閾値電圧Veが「0[V]」よりも大きい値に変化した場合、第1パルス信号P1においてローレベルからハイレベルに切り替わる際の回転角(電気角)θeが「0°」から所定角α(>0)だけ大きくなる。このとき、図14に示すように、マイコン51は、第1パルス信号P1がローレベルからハイレベルに切り替わるとき、すなわち回転角θeが所定角αのときにカウンタCの値を「7」から「8」に変化させる。このときマイコン51はカウンタCの値の変化に基づいて回転回数Neの値をインクリメントする。すなわち、本来、マイコン51は、回転角θeが「0°」となった時点で回転回数Neをインクリメントすべきであるにもかかわらず、回転角θeが所定角αとなるまで回転回数Neをインクリメントしないことになる。そのためマイコン51は、回転角θeが「0≦θe<α」の角度範囲にある間、実際の回転回数Neは「2」であるにもかかわらず、回転回数Neの検出値が「1」となっているため、操舵角θsの絶対角を一回転分小さく誤検出することになる。また閾値電圧Veが「0[V]」よりも小さい値に変化した場合、マイコン51は、回転角θeが「360°−α<θe≦360°」の角度範囲にある間、実際の回転回数Neは「1」であるにも関わらず、回転回数Neの検出値が「2」となるため、操舵角θsの絶対角を一回転分大きく誤検出することになる。
そこで図15に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、2つの回転角センサ6a,6bを備えている。図15に示すように、第1回転角センサ6a及び第2回転角センサ6bは、図3に示した回転角センサ6と同一構造からなる。なお図15では、便宜上、各回転角センサ6a,6bの給電経路を省略している。また第1回転角センサ6aにおいて生成される各種信号には「a」の添え字を付すとともに、第2回転角センサ6bにおいて生成される各種信号には「b」の添え字を付している。第2回転角センサ6bは、第1回転角センサ6aに対して電気角の位相で所定角β(>0)だけずれるように配置されている。これにより第1回転角センサ6aの第1センサ部60及び第2センサ部61からそれぞれ出力されるアナログ信号S10a,S11a,S20a,S21aと、第2回転角センサ6bの第1センサ部60及び第2センサ部61からそれぞれ出力されるアナログ信号S10b,S11b,S20b,S21bとの間には所定角βの位相差が設けられている。すなわち第1回転角センサ6aから出力される第1正弦信号Ssina及び第1余弦信号Scosaと、第2回転角センサ6bから出力される第2正弦信号Ssinb及び第2余弦信号Scosbとの間には所定角βの位相差が設けられている。また第1回転角センサ6aから出力される第1パルス信号P1a及び第2パルス信号P2aと、第2回転角センサ6bから出力される第1パルス信号P1b及び第2パルス信号P2bとの間にも所定角βの位相差が設けられている。
マイコン51は、図7及び図8に示した方法を用いて、第1回転角センサ6aから出力される第1パルス信号P1a及び第2パルス信号P2aに基づいて第1カウンタCaの値を更新するとともに、第1カウンタCaの値に基づいて第1回転回数Neaの値を更新する。またマイコン51は、同じく図7及び図8に示した方法を用いて、第2回転角センサ6bから出力される第1パルス信号P1b及び第2パルス信号P2bに基づいて第2カウンタCbの値を更新するとともに、第2カウンタCbの値に基づいて第2回転回数Nebの値を更新する。さらにマイコン51は、第1回転角センサ6aから出力される第1正弦信号Ssina及び第1余弦信号Scosaに基づいて第1回転角(電気角)θeaを演算するとともに、第2回転角センサ6bから出力される第2正弦信号Ssinb及び第2余弦信号Scosbに基づいて第2回転角(電気角)θebを演算する。図16(a),(b)は、このようにして演算される第1回転回数Nea、第1回転角θea、第2回転回数Neb、及び第2回転角θebを比較して示したものである。図16(a),(b)に示すように、第1回転回数Neaがインクリメントされる回転角αaと、第2回転回数Nebがインクリメントされる回転角αbとの間には所定角βの位相差があるとともに、第1回転角θea及び第2回転角θebとの間にも所定角βの位相差がある。この所定角βは次のように設定されている。
本実施形態では、閾値電圧Veの誤差に基づきマイコン51が第1回転回数Neaを誤検出する可能性のある第1回転角θeaの角度範囲A1が予め実験などにより求められている。図16(a)には、第1回転角θeaが「θth1<θea≦360°、0°≦θea<θth2」なる関係を満たす角度範囲A1を点ハッチングで示している。なお、「θth1」及び「θth2」は、閾値電圧Veに生じ得る最大誤差に対応する所定角αmaxに基づき決定される値であり、マイコン51のメモリ51aに予め記憶されている。また、閾値電圧Veの誤差範囲に基づき、マイコン51が第2回転回数Nebを誤検出する可能性のある第2回転角θebの角度範囲Bも同様に求められている。図16(b)には、角度範囲Bとともに、第1回転角θeaが角度範囲A1にあるときに第2回転角θebが取り得る角度範囲A2を点ハッチングで示している。図16(b)に示すように、角度範囲A2と角度範囲Bとが重複しないように所定角βが決定される。具体的には、「β>2×αmax」なる関係を満たすように所定角βが決定される。これにより、第1回転角θeaが角度範囲A1にあるとき、第2回転角θebはマイコン51が第2回転回数Nebを誤検出する可能性のある角度範囲Bに含まれないようになっている。
マイコン51は、図16(a),(b)に示すように演算される第1回転回数Nea、第1回転角θea、第2回転回数Neb、及び第2回転角θebに基づいて操舵角θsの絶対角を演算する。次に、図17を参照して、マイコン51による操舵角θsの演算方法について説明する。
図17に示すように、マイコン51は、まず、イグニッションスイッチ9がオン状態であるか否かを判断する(ステップS30)。マイコン51は、イグニッションスイッチ9がオン状態である場合(ステップS30:YES)、第1回転角センサ6aから出力される第1正弦信号Ssina及び第1余弦信号Scosaから式(5)に基づいて第1回転角θeaを演算する(ステップS31)。そしてマイコン51は、第1回転角θeaが「θth1<θea≦360°」及び「0°≦θea<θth2」のいずれか一方の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS32)。マイコン51は、第1回転角θeaが「θth1<θea≦360°」及び「0°≦θea<θth2」のいずれの条件も満たしていないとき(ステップS32:NO)、第1回転回数Neaを誤検出する可能性がないと判定し、第1回転角θea及び第1回転回数Neaから式(6)に基づいて操舵角θsの絶対角を演算する(ステップS33)。
一方、マイコン51は、第1回転角θeaが「θth1<θea≦360°」及び「0°≦θea<θth2」のいずれか一方の条件を満たしているとき(ステップS32:YES)、第1回転回数Neaを誤検出する可能性があると判定し、第2回転角センサ6bから出力される第2正弦信号Ssinb及び第2余弦信号Scosbから式(5)に基づいて第2回転角θebを演算する(ステップS34)。そしてマイコン51は、演算した第2回転角θebと第2回転回数Nebとから以下の式(7)に基づいて操舵角θsの絶対角を演算する(ステップS35)。
θs=360°×Neb+θeb−β ・・・(7)
次に本実施形態の作用について説明する。
図16(a)に示すように、マイコン51は、第1回転角θeaが「θth1<θea≦360°」及び「0°≦θea<θth2」のいずれか一方の条件を満たす角度範囲A1にある場合、第1回転回数Neaを誤検出する可能性がある。しかし、このとき第2回転角θebは、図16(b)に示すように、第2回転回数Nebが誤検出される可能性のない角度範囲A2内にある。そのため、マイコン51は、対応関係にずれが生じていない第2回転角θeb及び第2回転回数Nebを用いて式(7)に基づき操舵角θsの絶対角を適切に演算することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転角センサ6a,6b及びマイコン51により構成される回転角検出装置によれば、第1実施形態による(1)の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(3)電動パワーステアリング装置1には、2つの回転角センサ6a,6bを設けた。また第1回転角センサ6aの第1センサ部60及び第2センサ部61からそれぞれ出力されるアナログ信号S10a,S11a,S20a,S21aと、第2回転角センサ6bの第1センサ部60及び第2センサ部61からそれぞれ出力されるアナログ信号S10b,S11b,S20b,S21bとの間に所定角βの位相差を設けた。位相差βは、第1回転角センサ6aを通じて検出される第1回転角θeaと第1回転回数Neaとの対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲A1、及び第2回転角センサ6bを通じて検出される第2回転角θebと第2回転回数Nebとの対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲Bとが重複しないように設定される。これにより、第1回転角センサ6aを通じて検出される第1回転角θeaと第1回転回数Neaとの間の対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲A1では、第2回転角センサ6bを通じて検出される第2回転角θeb及び第2回転回数Nebに基づいて操舵角θsの絶対角を演算することで、操舵角θsの絶対角を適切に演算することができる。
<他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第2実施形態では、回転角センサ6の内部にスイッチング素子67を設けたが、スイッチング素子67を回転角センサ6の外部に設けてもよい。
・第3実施形態では、所定角βを実験的に設定したが、例えば45°、135°、225°、あるいは315°などの一定の角度に設定してもよい。
・第3実施形態では、第1回転角センサ6a及び第2回転角センサ6bのそれぞれの構成として、第1実施形態の回転角センサ6の構成を採用したが、第2実施形態の回転角センサ6の構成を採用してもよい。
・第3実施形態では、第2回転角θebが第2回転回数Nebを誤検出する可能性のある角度範囲Bにある場合、第1回転角θea及び第1回転回数Neaに基づいて操舵角θsの絶対角を演算してもよい。
・第3実施形態では、2つの回転角センサ6a,6bを設けたが、3つ以上の回転角センサを設けてもよい。
・第1実施形態及び第3実施形態では、第1センサ部60に2つの検出部60a,60bを設けたが、第1センサ部60に一つの検出部60aだけを設けてもよい。同様に、第2センサ部61に一つの検出部61aだけを設けてもよい。
・上記各実施形態では、回転角センサ6が正弦信号Ssin及び余弦信号Scosをマイコン51に出力し、これらの正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいてマイコン51が回転角(電気角)θeを演算することとした。これに代えて、回転角センサ6が正弦信号Ssin及び余弦信号Scosに基づいて回転角θeを演算し、演算した回転角θeに応じたデジタル信号をA/D変換部62からマイコン51に出力してもよい。なおこの場合、マイコン51は正弦信号Ssin及び余弦信号Scosを取得できないため、図10に示した方法ではA/D変換部62の異常を検出することができない。そこでマイコン51では、図6に示した各パルス信号P1,P2と回転角θeとの関係を利用してA/D変換部62の異常を検出してもよい。具体的には、マイコン51は、以下の(c1)〜(c4)のいずれかの条件が満たされたとき、A/D変換部62の異常を検出する。
(c1)第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が共にハイレベルであるときに、回転角θeが「0°≦θe<90°」なる関係を満たしていない場合。
(c2)第1パルス信号P1がハイレベルであって、且つ、第2パルス信号P2がローレベルであるときに、回転角θeが「90°≦θe<180°」なる関係を満たしていない場合。
(c3)第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2が共にローレベルであるときに、回転角θeが「180°≦θe<270°」なる関係を満たしていない場合。
(c4)第1パルス信号P1がローレベルであって、且つ、第2パルス信号P2がハイレベルであるときに、回転角θeが「270°≦θe<360°」なる関係を満たしていない場合。
このような方法であっても、A/D変換部62の異常を検出することが可能である。
・上記各実施形態では、イグニッションスイッチ9がオン状態である場合、回転回数Neの更新を第1パルス信号P1及び第2パルス信号P2に基づいて行ったが、回転回数Neの更新を回転角θeに基づいて行ってもよい。
・上記各実施形態では、第1センサ部60から出力される第1アナログ信号S10,S11と、第2センサ部61から出力される第2アナログ信号S20,S21との間に90°の位相差を設けたが、それらの位相差は、180°でない任意の値に設定することが可能である。
・上記各実施形態の回転角センサ6は、ステアリングシャフト21の回転角(操舵角)θsを検出するものに限らず、適宜の回転体の回転角を検出する回転角センサに適用することが可能である。例えばモータ30としてブラシレスモータを用いた場合には、モータ30の回転角センサに適用することができる。また回転角センサ6及びマイコン51により構成される回転角検出装置は、イグニッションスイッチ9のオン/オフに基づいて回転角(電気角)θeの演算を行うか否かを変更するものに限らず、所望の回転体の回転角及び回転回数を検出する回転角検出装置に適用可能である。
S10,S11,S10a,S11a,S10b,S11b…第1アナログ信号、S20,S21,S20a,S21a,S20b,S21b…第2アナログ信号、P1,P1a,P1b…第1パルス信号、P2,P2a,P2b…第2パルス信号、Ssin,Ssina,Ssinb…正弦信号(デジタル信号)、Scos,Scosa,Scosb…余弦信号(デジタル信号)、6,6a,6b…回転角センサ、51…マイクロコンピュータ(演算部,異常検出部)、60…第1センサ部、61…第2センサ部、60a,60b,61a,61b…検出部、62…A/D変換部、64,65…パルス信号生成部、67…スイッチング素子。

Claims (7)

  1. 回転体の回転角に応じて正弦波状に変化する第1アナログ信号を出力する第1センサ部と、
    前記回転体の回転角に応じて正弦波状に変化するとともに前記第1アナログ信号と位相が異なる第2アナログ信号を出力する第2センサ部と、
    前記第1アナログ信号及び前記第2アナログ信号に応じたデジタル信号を生成するA/D変換部と、
    前記第1アナログ信号及び前記第2アナログ信号を閾値に基づきそれぞれ二値化することにより第1パルス信号及び第2パルス信号を生成するパルス信号生成部と、を備えることを特徴とする回転角センサ。
  2. 請求項1に記載の回転角センサにおいて、
    前記A/D変換部への給電及び給電の遮断を切り替えるスイッチング素子を更に備えることを特徴とする回転角センサ。
  3. 請求項2に記載の回転角センサにおいて、
    前記第1センサ部は、前記第1アナログ信号として互いに位相が180°だけずれたアナログ信号をそれぞれ出力する2つの検出部を有するとともに、
    前記第2センサ部は、前記第2アナログ信号として互いに位相が180°だけずれたアナログ信号をそれぞれ出力する2つの検出部を有し、
    前記スイッチング素子は、前記第1センサ部の一方の検出部の給電及び給電の遮断、並びに前記第2センサ部の一方の検出部の給電及び給電の遮断を更に行うことを特徴とする回転角センサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転角センサと、
    前記A/D変換部により生成されるデジタル信号に基づいて前記回転体の回転角を電気角で演算するとともに、前記パルス信号生成部から出力されるパルス信号に基づいて前記回転体の電気角での回転回数を演算し、演算された前記回転回数及び前記回転角に基づいて前記回転体の回転角を絶対角で演算する演算部と、を備えることを特徴とする回転角検出装置。
  5. 請求項4に記載の回転角検出装置において、
    前記A/D変換部は、前記デジタル信号として、前記第1アナログ信号に対応した第1デジタル信号、及び前記第2アナログ信号に対応した第2デジタル信号を生成するものであり、
    前記第1デジタル信号が第1パルス信号に対応した値であるか否か、あるいは第2デジタル信号が第2パルス信号に対応した値であるか否かに基づいて前記A/D変換部の異常を検出する異常検出部を更に備えることを特徴とする回転角検出装置。
  6. 請求項4又は5に記載の回転角検出装置において、
    前記回転角センサを複数備え、
    各回転角センサから出力されるアナログ信号に位相差を設けたことを特徴とする回転角検出装置。
  7. 請求項6に記載の回転角検出装置において、
    前記回転角センサとして、第1回転角センサ及び第2回転角センサを備え、
    前記位相差は、前記第1回転角センサを通じて検出される回転角と回転回数との対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲と、前記第2回転角センサを通じて検出される回転角と回転回数との対応関係にずれが生じる可能性のある角度範囲とが重複しないように設定されることを特徴とする回転角検出装置。
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