JP2016133962A - センサ装置及びセンサシステム - Google Patents

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弘之 横山
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Abstract

【課題】構造を簡素化することの可能なセンサ装置を提供する。【解決手段】センサ装置40は、トルク検出部410,420と、変換部430,431と、出力部440とを備える。トルク検出部410,420は、操舵トルクを検出するとともに、検出された操舵トルクに応じたアナログ信号A11,A12をそれぞれ出力する。変換部430,431は、トルク検出部410,420からそれぞれ出力されるアナログ信号A11,A12をデジタルデータD11,D12にそれぞれ変換する。出力部440は、変換部430,431によりそれぞれ変換される複数のデジタルデータD11,D12を同一フレームに含むデジタル信号D1を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、センサ装置及センサシステムに関する。
従来、センサ装置の一つとして、特許文献1に記載のセンサ装置がある。特許文献1に記載のセンサ装置はトルクセンサであり、メイン検出部と、サブ検出部とを有している。メイン検出部及びサブ検出部は、検出トルクが零のときに所定値の電圧信号を出力する。メイン検出部は、検出トルクに対して比例関係を有する電圧信号を出力する。サブ検出部は、所定値を基準にメイン検出部の出力特性と対称な電圧信号を出力する。メイン検出部及びサブ検出部のそれぞれの出力信号は個別の信号線を介して演算部に取り込まれている。
特開2010−280332号公報
ところで、特許文献1に記載のセンサ装置では、検出部の数だけ信号線が必要となる。すなわち、特許文献1に記載のセンサ装置では、検出部の数が増えると、その分だけ信号線の数が増える。これがセンサ装置の構造の複雑化を招く要因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造を簡素化することの可能なセンサ装置、及び当該センサ装置を用いたセンサシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、物理量を検出するセンサ装置(40)は、複数の検出部(410,420)と、複数の変換部(430,431)と、出力部(440)とを備える。複数の検出部は、物理量を検出するとともに、検出された物理量に応じたアナログ信号を出力する。複数の変換部は、複数の検出部からそれぞれ出力されるアナログ信号をデジタルデータに変換する。出力部は、複数の変換部によりそれぞれ変換される複数のデジタルデータを同一フレームに含むデジタル信号を生成する。
この構成によれば、外部にデジタル信号を出力するための信号線の数を検出部の数よりも少なくすることができる。したがって、特許文献1に記載のセンサ装置のように検出部の数と同数の信号線が必要なセンサ装置と比較すると、信号線の数を少なくすることができるため、構造を簡素化することができる。
本発明によれば、構造を簡素化することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を示すブロック図。 センサ装置の第1実施形態についてその分解斜視構造を示す斜視図。 センサシステムの第1実施形態についてそのセンサ装置の電気的構成を示すブロック図。 第1実施形態のセンサ装置についてその出力部により生成されるデジタル信号の構成を模式的に示す図。 第1実施形態のセンサシステムについてそのECUの電気的な構成を示すブロック図。 第1実施形態のセンサ装置の変形例について変換部によるデジタルデータの生成方法を模式的に示す図。 第1実施形態の変形例のセンサ装置についてその出力部により生成されるデジタル信号の構成を模式的に示す図。 センサ装置の第2実施形態についてその電気的な構成を示すブロック図。 センサ装置の第3実施形態についてその電気的な構成を示すブロック図。 第3実施形態のセンサシステムについてそのECUの電気的な構成を示すブロック図。 第3実施形態のセンサ装置の変形例についてその電気的な構成を示すブロック図。 第3実施形態のセンサ装置の変形例についてその信号合成部により生成される合成デジタル信号の構成を模式的に示す図。 第3実施形態のセンサシステムの変形例についてそのECUの電気的な構成を示すブロック図。 センサシステムの第4実施形態についてそのECUにより実行される処理の手順を示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下、センサ装置及びセンサシステムの一実施形態について説明する。本実施形態のセンサ装置及びセンサシステムは、電動パワーステアリング(EPS)装置において操舵トルクを検出するための装置及びシステムである。はじめに、EPSの概要について説明する。
図1に示されるように、EPS1は、運転者のステアリングホイール20の操作に基づき車両の転舵輪24を転舵させる操舵機構2と、運転者のステアリングホイール20の操舵を補助するアシスト機構3とを備えている。
操舵機構2は、ステアリングホイール20と、ステアリングシャフト21と、ラックアンドピニオン機構22と、ラックシャフト23とを有している。
ステアリングシャフト21の一端部はステアリングホイール20に連結されている。ステアリングシャフト21の他端部はラックアンドピニオン機構22を介してラックシャフト23に連結されている。ラックシャフト23の両端部には転舵輪24がそれぞれ連結されている。
操舵機構2では、運転者がステアリングホイール20を回転操作すると、その回転運動がステアリングシャフト21に伝達され、ステアリングシャフト21が回転する。ステアリングシャフト21の回転運動はラックアンドピニオン機構22を介してラックシャフト23の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト23の軸方向の往復直線運動により転舵輪24の転舵角が変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構3は、減速機30と、モータ31と、センサ装置40と、電子制御装置(ECU)50とを有している。
減速機30は、モータ31の出力軸31aの回転を減速してステアリングシャフト21に付与する。すなわち、モータ31の出力トルクは減速機30を介してステアリングシャフト21に伝達される。このトルクがアシストトルクとなって運転者のステアリング操作が補助される。
センサ装置40は、運転者によりステアリングホイール20に付与される操舵トルクThを検出する。センサ装置40は、検出された操舵トルクThに応じた信号をECU50に出力する。
ECU50は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUやメモリ等を有している。ECU50は、センサ装置40の出力信号に基づき操舵トルクThを検出する。ECU50は、操舵トルクThに基づき電流指令値を設定し、当該電流指令値に基づいて、制御対象であるモータ31の供給電流を制御する。これにより、電流指令値に応じたトルクがモータ31からステアリングシャフト21に付与され、運転者のステアリング操作が補助される。
次に、センサ装置40の構造について説明する。
図2に示されるように、ステアリングシャフト21は、ステアリングホイール20に連結される入力シャフト21aと、ラックアンドピニオン機構22に連結される出力シャフト21bとに分割されている。入力シャフト21a及び出力シャフト21bはトーションバー41を介して互いに連結されている。運転者によりステアリングホイール20に操舵トルクThが付与されると、操舵トルクThの大きさに対応したねじれ変形がトーションバー41に生じる。このトーションバー41のねじれ変形により入力シャフト21aと出力シャフト21bとの間に相対的な回転角偏差が生じる。センサ装置40は、この回転角偏差に基づき操舵トルクThを検出するものである。
センサ装置40は、トーションバー41と、多極磁石42と、一組のヨーク43,44と、一組の集磁部材45,46と、磁気検出素子411,412,421,422とを有している。
多極磁石42は円筒状をなしており、外周面にN極及びS極を交互に有している。多極磁石42は入力シャフト21aに固定されている。すなわち、多極磁石42は入力シャフト21aと一体的に回転する。
ヨーク43,44は軟磁性体により形成されており、環状をなしている。ヨーク43,44は、多極磁石42の周囲に隙間を有して、且つトーションバー41の軸方向に互いに対向するように配置されている。ヨーク43,44は出力シャフト21bに固定されており、出力シャフト21bと一体的に回転する。ヨーク43,44は、その内周面に多極磁石42の磁極数と同数の爪43a,44aをそれぞれ有している。ヨーク43の爪43aとヨーク44の爪44aとは、周方向に交互に配置されている。
集磁部材45,46は軟磁性体により形成されており、円弧状をなしている。集磁部材45,46は、ヨーク43,44の周囲に隙間を有してそれぞれ配置されている。集磁部材45,46は、トーションバー41の軸方向に互いに対向する集磁部45a,46aをそれぞれ有している。集磁部材45,46は、ヨーク43,44のそれぞれの外周から発せられる磁束を集める。集磁部45a,46aの間には、集磁部材45,46により集められる磁束に応じた強さの磁気(磁界)が形成される。
磁気検出素子411,412,421,422は、集磁部45a,46aの間に配置されている。磁気検出素子411,412,421,422は、例えば付与される磁気の強さに応じた電圧信号を出力するホール素子からなる。磁気検出素子411,412,421,422は、集磁部45a,46aの間の磁気の強さを検出するとともに、検出された磁気の強さに応じたアナログ信号をそれぞれ出力する。
センサ装置40では、ステアリングホイール20に付与される操舵トルクThに基づき入力シャフト21aと出力シャフト21bとの間に相対的な回転角偏差が生じると、多極磁石42とヨーク43,44との間にも相対的な回転角偏差が生じる。これにより、多極磁石42からヨーク43,44に付与される磁束に変化が生じる。この磁束の変化により集磁部45a,46aの間に生成される磁気の強さが変化し、磁気検出素子411,412,421,422の出力が変化する。すなわち、磁気検出素子411,412,421,422は、入力シャフト21aと出力シャフト21bとの間の相対的な回転角偏差に応じた、換言すればトーションバー41のねじれ角に応じたアナログ信号を出力する。具体的には、磁気検出素子411,421は、トーションバー41のねじれ角に対して正弦波状に変化するアナログ信号を出力する。磁気検出素子412,422は、トーションバー41のねじれ角に対して余弦波状に変化するアナログ信号を出力する。
次に、センサ装置40及びECU50の電気的な構成について説明する。本実施形態のセンサシステム4は、センサ装置40及びECU50により構成される。
図3に示されるように、センサ装置40は、トルク検出部410,420と、変換部430,431と、出力部440と、電源端子450と、出力端子451と、接地端子452とを有している。
電源端子450は、給電線L10を介してECU50の電源端子510に接続されている。出力端子451は、信号線L11を介してECU50の入力端子511に接続されている。接地端子452は、接地線L12を介してECU50の接地端子512に接続されている。センサ装置40は、給電線L10を介してECU50から電力を得るとともに、接地端子512を介して接地されている。
トルク検出部410は、磁気検出素子411と、磁気検出素子412と、信号処理部413とにより構成されている。信号処理部413は、磁気検出素子411から出力される正弦波状のアナログ信号As11と、磁気検出素子412から出力される余弦波状のアナログ信号Ac11とに基づいて逆正接値演算を行うことにより、トーションバー41のねじれ角に対応したアナログ信号A11を生成する。なお、トーションバー41のねじれ角にトーションバー41のばね定数を乗算することで操舵トルクThが演算可能であるため、トーションバー41のねじれ角と操舵トルクThとの間には相関関係がある。すなわち、アナログ信号A11は操舵トルクThと相関関係のある信号である。したがって、トルク検出部410は、操舵トルクThと相関関係のあるアナログ信号A11を生成する部分となっている。信号処理部413は、生成されたアナログ信号A11を変換部430に出力する。
変換部430はA/D(アナログ/デジタル)変換部からなり、トルク検出部410から出力されるアナログ信号A11をデジタルデータD11に変換する。デジタルデータD11はnビットのデータからなる。なお、「n」は任意の整数(例えば16)からなる。変換部430は、変換したデジタルデータD11を出力部440に出力する。
トルク検出部420は、磁気検出素子421と、磁気検出素子422と、信号処理部423とを有している。信号処理部423は、信号処理部413と同様に、磁気検出素子421から出力される正弦波状のアナログ信号As12と、磁気検出素子422から出力される余弦波状のアナログ信号Ac12とに基づいて逆正接値演算を行うことにより、操舵トルクThと相関関係のあるアナログ信号A12を生成する。なお、アナログ信号A12はアナログ信号A11と同一の信号である。トルク検出部420は、生成したアナログ信号A12を変換部431に出力する。
変換部431は、A/D(アナログ/デジタル)変換部からなり、トルク検出部420から出力されるアナログ信号A12をデジタルデータD12に変換する。変換部431は、変換したデジタルデータD12を出力部440に出力する。デジタルデータD12は、変換部430から出力されるデジタルデータD11と同一のnビットのデータからなる。トルク検出部410,420及び変換部430,431が全て正常な場合、変換部431から出力されるデジタルデータD12は、変換部430から出力されるデジタルデータD11と同一の値となる。
出力部440は、図4に示されるように、変換部430から出力されるデジタルデータD11と、変換部431から出力されるデジタルデータD12とを同一フレームに含むデジタル信号D1を生成する。図3に示されるように、出力部440は、生成したデジタル信号D1を出力端子451及び信号線L11を介してECU50に出力する。
図5に示されるように、ECU50は、比較部520と、異常判定部530と、制御部540と、駆動部550とを有している。
比較部520は、センサ装置40から出力されるデジタル信号D1を入力端子511を介して取り込み、当該デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11とデジタルデータD12とをビット単位で比較する。具体的には、比較部520は、「m=1〜n」とするとき、デジタルデータD11のmビット目のビットデータと、デジタルデータD12のmビット目のビットデータとが互いに一致しているか否かを判断する。比較部520は、このような判断をnビットのデータ毎に行い、当該判断結果を比較結果としてデジタル信号D1と共に異常判定部530に出力する。
異常判定部530は、比較部520の比較結果に基づいてデジタルデータD11,D12が正常値であるか否かを判定する。具体的には、異常判定部530は、デジタルデータD11及びデジタルデータD12のビットデータの全てが一致することをもってデジタルデータD11,D12が正常値であると判定する。また、異常判定部530は、デジタルデータD11及びデジタルデータD12のビットデータのいずれかが不一致であることをもってデジタルデータD11,D12が異常値であると判定する。
なお、デジタルデータD11及びデジタルデータD12のそれぞれの値は、例えば量子化誤差等により、ずれることも考えられる。したがって、デジタルデータD11及びデジタルデータD12のビットデータのいずれかが不一致であることをもってデジタルデータD11,D12が異常値であると判定すると、量子化誤差が生じた際に、異常判定部530が異常を誤判定するおそれがある。そこで、異常判定部530は、デジタルデータD11,D12のビットデータの比較を、下数ビットを除いた残りのビットデータに関してのみ行ってもよい。これにより、量子化誤差等に起因する異常の誤検出を回避することが可能となる。
異常判定部530は、異常の有無の判定結果をデジタル信号D1と共に制御部540に出力する。
制御部540は、異常判定部530から出力される判定結果に基づいてデジタルデータD11,D12の異常の有無を判断する。制御部540は、判断結果に基づいてデジタルデータD11,D12に異常がないと判断した場合には、デジタルデータD11,D12のいずれかに基づいて操舵トルクThを取得し、当該操舵トルクThに基づいて電流指令値を演算する。制御部540は、演算した電流指令値に基づいて制御信号を生成し、当該制御信号を駆動部550に出力する。駆動部550は、制御部540から出力される制御信号Scに基づいてモータ31を駆動させる。これにより、電流指令値に応じたトルクがモータ31から出力されることになる。
制御部540は、異常判定部530から出力される判定結果に基づいてデジタルデータD11,D12が異常であると判断した場合には、制御信号の生成及び出力を停止する。すなわち、制御部540はモータ31の駆動制御を停止する。
次に、センサ装置40及びセンサシステム4の動作例について説明する。
例えばトルク検出部410や変換部430に何らかの異常が生じた場合、変換部430により生成されるデジタルデータD11が異常値となる。この場合、変換部430により生成されるデジタルデータD11と、変換部431から出力されるデジタルデータD12とが不一致となる。このとき、異常判定部530は、デジタルデータD11とデジタルデータD12とが不一致であることに基づいてデジタルデータD11,D12が異常値であると判定する。そのため、制御部540はモータ31の駆動制御を停止する。同様の動作は、トルク検出部420や変換部431に異常が生じた場合でも行われる。これにより、トルク検出部410,420や変換部430,431に異常が生じた際に、誤った操舵トルクThの検出値に基づいて制御部540がモータ31を駆動させることを回避できるため、EPS1としての信頼性が高められる。
以上説明した本実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)センサ装置40では、外部にデジタル信号を出力するための信号線L11の数をトルク検出部410,420の数よりも少なくすることができる。したがって、特許文献1に記載のセンサ装置のように検出部の数と同数の信号線が必要なセンサ装置と比較すると、信号線の数を少なくすることができるため、構造を簡素化することができる。
(2)異常判定部530では、センサ装置40から出力されるデジタル信号D1を取り込むとともに、当該デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11,D12の比較によりデジタルデータD11,D12の異常の有無を判定することとした。これにより、デジタルデータD11,D12の異常の有無を容易に判定することができる。
(3)異常判定部530では、デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11とデジタルデータD12とをビット単位で比較することとした。これにより、デジタルデータD11及びデジタルデータD12の微小な差も検出可能となるため、センサ装置40の異常を検出し易くなる。
(変形例)
次に、第1実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4の変形例について説明する。
本変形例の変換部431は、図6に示されるように、アナログ信号A12をデジタルデータD12に変換した後、当該デジタルデータD12のビットデータを反転させて、反転デジタルデータD12rを生成する。変換部431は、生成した反転デジタルデータD12rを出力部440に出力する。
図7に示されるように、出力部440は、変換部430から出力されるデジタルデータD11と、変換部431から出力される反転デジタルデータD12rとを同一フレームに含むデジタル信号D1を生成する。
比較部520は、デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11のビットデータとデジタルデータD12のビットデータとを加算し、当該加算値を比較結果として異常判定部530に出力する。
異常判定部530は、比較結果としての加算値のnビットのデータが全て「1」であることをもってデジタルデータD11,D12が正常値であると判定する。また、異常判定部530は、加算値のnビットのデータのいずれかが「0」である場合には、デジタルデータD11,D12が異常値であると判定する。
このような構成によれば、比較部520では、デジタルデータD11のビットデータとデジタルデータD12のビットデータとを加算する比較的簡単な演算処理を行うだけでよい。そのため、比較部520として、例えばハードウェア的な構成を採用することができるため、ECU50の構造の簡素化やコストの低減を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、センサ装置40及びセンサシステム4の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態のトルク検出部410及びトルク検出部420は同一の磁気を検出しているため、デジタルデータD11とデジタルデータD12とは基本的には一致するはずである。ところが、トルク検出部410及びトルク検出部420の磁気の検出タイミングがずれると、デジタルデータD11及びデジタルデータD12が異なる可能性がある。この場合、デジタルデータD11,D12が共に正常値であるにも関わらず、異常判定部530がデジタルデータD11,D12の異常を誤判定するおそれがある。
そこで、図8に示されるように、本実施形態のセンサ装置40は、トルク検出部410及びトルク検出部420のそれぞれの磁気の検出タイミングを一致させるための同期部460を有している。同期部460は、トリガ信号をトルク検出部410及びトルク検出部420に同時に送信する。トルク検出部410及びトルク検出部420は、トリガ信号に基づいて磁気の検出タイミングを設定する。すなわち、同期部460は、トルク検出部410及びトルク検出部420のそれぞれの磁気の検出タイミングを同期させる。
以上説明した本実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4によれば、以下の(4)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(4)トルク検出部410及びトルク検出部420の磁気の検出タイミングを一致させることができるため、結果的にデジタルデータD11とデジタルデータD12とを一致させることができる。よって、検出タイミングのずれに起因するデジタルデータD11及びデジタルデータD12の異常の誤検出を回避することができる。
<第3実施形態>
次に、センサ装置40及びセンサシステム4の第3実施形態について説明する。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示されるように、第2実施形態のトルク検出部410,420、変換部430,431、出力部440、及び同期部460からなる構成を第1センサ系統#1とするとき、本実施形態のセンサ装置40は、第1センサ系統#1と同一構成からなる第2センサ系統#2を有している。すなわち、センサ装置40では、センサ系統が冗長化されている。
なお、図9では、便宜上、第2センサ系統#2のトルク検出部410,420からそれぞれ出力されるアナログ信号が「A21」,「A22」で表記されている。また、第2センサ系統#2の変換部430,431からそれぞれ出力されるデジタルデータが「D21」,「D22」で表記されている。さらに、第2センサ系統#2の出力部440から出力されるデジタル信号が「D2」で表記されている。
センサ装置40は、電源端子453と、出力端子454と、接地端子455とを更に有している。電源端子453は、給電線L20を介してECU50の電源端子513に接続されている。出力端子454は、信号線L21を介してECU50の入力端子514に接続されている。接地端子455は、接地線L22を介してECU50の接地端子515に接続されている。
第1センサ系統#1は、電源端子450を介してECU50から電力を得るとともに、接地端子452を介して接地されている。第1センサ系統#1は、出力端子451及び信号線L11を介してECU50にデジタル信号D1を送信する。
第2センサ系統#2は、電源端子453を介してECU50から電力を得るとともに、接地端子455を介して接地されている。第2センサ系統#2は、出力端子454及び信号線L21を介してECU50にデジタル信号D2を送信する。
図10に示されるように、ECU50は、比較部520と同一構成からなる比較部521と、異常判定部530と同一構成からなる異常判定部531と、信号切り替え部560とを更に有している。
比較部520は、第1センサ系統#1から出力されるデジタル信号D1を入力端子511を介して取り込む。比較部520は、デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11とデジタルデータD12とをビット単位で比較し、その比較結果をデジタル信号D1と共に異常判定部530に出力する。
異常判定部530は、比較部520の比較結果に基づいてデジタルデータD11,D12が正常値であるか否かを判定し、その判定結果をデジタル信号D1と共に信号切り替え部560に出力する。
比較部521は、第2センサ系統#2から出力されるデジタル信号D2を入力端子514を介して取り込む。比較部521は、デジタル信号D2に含まれるデジタルデータD21とデジタルデータD22とをビット単位で比較し、その比較結果をデジタル信号D2と共に異常判定部531に出力する。
異常判定部531は、比較部521の比較結果に基づいてデジタルデータD21,D22が正常値であるか否かを判定し、その判定結果をデジタル信号D2と共に信号切り替え部560に出力する。
信号切り替え部560は、比較部520,521のそれぞれの比較結果に基づいて第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2の異常の有無を判断するとともに、その判断結果に基づいて、制御部540に出力するデジタル信号を切り替える。
具体的には、信号切り替え部560は、デジタルデータD11,D12が正常値であると判断した場合には、第1センサ系統#1が正常であると判定する。また、信号切り替え部560は、デジタルデータD11,D12が異常値であると判断した場合には、第1センサ系統#1が異常であると判断する。一方、信号切り替え部560は、比較部521から出力される比較結果に基づいてデジタルデータD21,D22が正常値であると判断した場合には、第2センサ系統#2が正常であると判定する。また、信号切り替え部560は、デジタルデータD21,D22が異常値であると判断した場合には、第2センサ系統#2が異常であると判断する。
信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2が共に正常な場合には、第1センサ系統#1のデジタル信号D1及び第2センサ系統#2のデジタル信号D2のいずれか一方を制御部540に出力する。また、信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2のいずれか一方に異常が生じている場合には、正常なセンサ系統のデジタル信号を制御部540に出力する。さらに、信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2が共に異常な場合には、制御部540へのデジタル信号の出力を停止する。
制御部540は、信号切り替え部560から送信されるデジタル信号に基づいてモータ31の駆動制御を実行する。また、制御部540は、信号切り替え部560からのデジタル信号の送信が停止された場合、モータ31の駆動制御を停止する。
以上説明した本実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4によれば、以下の(5)及び(6)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(5)第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2のいずれか一方に異常が生じた場合でも、異常の生じていない残りの正常なセンサ系統のデジタル信号に基づいてモータ31の駆動制御を継続することができるため、EPS1の信頼性を向上させることができる。
(6)第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2は、信号線、給電線、及び接地線を個別に有している。これにより、例えば第1センサ系統#1に対する給電線L10、信号線L11、及び接地線L12に短絡や断線等の異常が生じた場合でも、それに連動して第2センサ系統#2が異常となることはない。すなわち、第1センサ系統#1と第2センサ系統#2とを、配線を含めて独立させることができる。よって、センサ装置40の信頼性、安全性を高めることができる。
(変形例)
次に、第3実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4の変形例について説明する。
図11に示されるように、本変形例のセンサ装置40は、電源端子450、出力端子451、及び接地端子452のみを有している。また、ECU50は、電源端子510、入力端子511、及び接地端子512のみを有している。
センサ装置40は信号合成部570を有している。信号合成部570は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2からそれぞれ出力されるデジタル信号D1,D2を取り込む。信号合成部570は、図12に示されるように、デジタル信号D1に含まれるデジタルデータD11,D12と、デジタル信号D2に含まれるデジタルデータD21,D22とを同一フレームに含む合成デジタル信号D3を生成する。図11に示されるように、信号合成部570は、生成した合成デジタル信号D3をセンサ装置40の出力端子451及び信号線L11を介してECU50に出力する。
図13に示されるように、ECU50は信号復元部580を有している。信号復元部580は、センサ装置40から入力端子511を介して合成デジタル信号D3を取り込む。信号復元部580は、合成デジタル信号D3から、デジタルデータD11,D12を同一フレームに含むデジタル信号D1と、デジタルデータD21,D22を同一フレームに含むデジタル信号D2とを復元する。合成デジタル信号D3は、復元されたデジタル信号D1,D2を比較部520,521にそれぞれ送信する。
このような構成によれば、第3実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4と比較すると、給電線、信号線、及び接地線の数を減らすことができるため、センサ装置40及びセンサシステム4の構造を簡素化することができる。
<第4実施形態>
次に、センサ装置40及びセンサシステム4の第4実施形態について説明する。以下、第3実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の信号切り替え部560は、比較部520,521のそれぞれの比較結果に基づいて図14に示される処理を実行する。すなわち、信号切り替え部560は、まず、比較部520から出力される比較結果に基づいて第1センサ系統#1の異常の有無を判断するとともに(ステップS1)、比較部521から出力される比較結果に基づいて第2センサ系統#2の異常の有無を判断する(ステップS2)。
次に、信号切り替え部560は、ステップS1及びステップS2の判断結果に基づいて、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2のいずれか一方に異常が生じているか否かを判断する(ステップS3)。信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2のいずれか一方に異常が生じている場合には(ステップS3:YES)、異常の生じていない正常なセンサ系統のデジタル信号のみを制御部540に出力する出力制限状態に移行する(ステップS4)。また、信号切り替え部560は、出力制限信号を制御部540に送信する(ステップS5)。
信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2のいずれか一方に異常が生じている状態でない場合には(ステップS3:NO)、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2の両方が異常であるか否かを判断する(ステップS6)。信号切り替え部560は、第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2の両方が異常である場合には(ステップS6:YES)、制御部540へのデジタル信号の出力を停止する(ステップS7)。また、信号切り替え部560は、停止信号を制御部540に送信する(ステップS8)。
信号切り替え部560は、ステップS6の判断処理で否定判断した場合(ステップS6:NO)、すなわち第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2の両方が正常な場合には、センサ系統#1,#2のデジタル信号D1,D2のいずれか一方を制御部540に出力するとともに(ステップS9)、正常信号を制御部540に送信する(ステップS10)。
制御部540は、モータ31の駆動制御を実行する制御状態として、第1制御状態、第2制御状態、及び第3制御状態を有している。第1制御状態は、モータ31の駆動制御を通常通り行う制御状態である。第2制御状態は、モータ31の駆動制御を行うものの、モータ31の出力トルクを制限する、すなわちアシストトルクを制限する制御状態である。第3制御状態は、モータ31の駆動制御を停止する制御状態である。
制御部540は、信号切り替え部560から正常信号が出力されている間、第1制御状態になっている。制御部540は、信号切り替え部560から出力制限信号が出力されると、第2制御状態に移行する。また、制御部540は、信号切り替え部560から停止信号が出力されると、第3制御状態に移行する。
以上説明した本実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4によれば、以下の(7)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(7)第1センサ系統#1及び第2センサ系統#2が共に正常な場合、正常なセンサ系統が1つのみ存在する場合、及び正常なセンサ系統が存在しない場合のそれぞれについて制御部540の制御態様が切り替えられる。これにより、異常の発生状況に応じた、より適切なモータ31の駆動制御を実現することができる。
<他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1〜第4実施形態のセンサ装置40は、トルク検出部を3つ以上有していてもよい。また、第3実施形態及び第4実施形態のセンサ装置40は、センサ系統を3つ以上有していてもよい。
・第3実施形態及び第4実施形態のセンサ装置40では、同期部460を割愛することも可能である。
・第3実施形態及び第4実施形態のセンサ装置40は、2つの比較部520,521を一つにまとめることが可能な場合には、比較部を一つだけ有する構造であってもよい。同様に、センサ装置40は、2つの異常判定部530,531を一つにまとめることが可能な場合には、異常判定部を一つだけ有する構造であってもよい。
・比較部520におけるデジタルデータD11,D12の比較方法は適宜変更可能である。要は、比較部520は、デジタルデータD11,D12の比較に基づいてそれらの異常を検出するものであればよい。比較部521についても同様である。
・各実施形態のセンサ装置40の構成は、トルクを検出するセンサ装置に限らず、トルク以外の任意の物理量を検出するセンサ装置に適用可能である。この場合、トルク検出部410,420に代えて、所要の物理量を検出可能な検出部を用いる。なお、この検出部は、検出素子を単数有する構造であってもよいし、検出素子を複数有する構造であってもよい。また、検出素子は、磁気を検出するものに限らず、任意の物理量を検出する素子を用いることが可能である。更に、センサ装置の構造に合わせて、ECU50の構造を適宜変更させてもよい。
・各実施形態のセンサ装置40及びセンサシステム4は、EPSに限らず、適宜の装置及びシステムに適用可能である。この場合、制御部540の制御対象は、モータに限らず、任意に変更可能である。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置や条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
40:センサ装置
410,420:トルク検出部
430,431:変換部
440:出力部
460:同期部
530,531:異常判定部
540:制御部
L11,L21:信号線
L10,L20:給電線
L12,L22:接地線
#1,#2:センサ系統

Claims (9)

  1. 物理量を検出するセンサ装置(40)であって、
    前記物理量を検出するとともに、検出された前記物理量に応じたアナログ信号を出力する複数の検出部(410,420)と、
    前記複数の検出部からそれぞれ出力されるアナログ信号をデジタルデータに変換する複数の変換部(430,431)と、
    前記複数の変換部によりそれぞれ変換される複数のデジタルデータを同一フレームに含むデジタル信号を生成するとともに、当該デジタル信号を信号線を介して出力する出力部(440)と、を備えることを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記複数の検出部における前記物理量の検出タイミングを同期させる同期部(460)を更に備えることを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のセンサ装置において、
    前記複数の検出部、前記複数の変換部、及び前記出力部を少なくとも有するセンサ系統(#1,#2)を複数備えることを特徴とするセンサ装置。
  4. 請求項3に記載のセンサ装置において、
    前記複数のセンサ系統は、前記信号線(L11,L21)、給電線(L10,L20)、及び接地線(L12,L22)を個別に有することを特徴とするセンサ装置。
  5. 物理量を検出するためのセンサシステムであって、
    請求項1又は2に記載のセンサ装置と、
    前記デジタルデータの異常の有無を判定する異常判定部(530)と、を備え、
    前記異常判定部は、前記デジタル信号に含まれる前記複数のデジタルデータの比較により前記デジタルデータの異常の有無を判定することを特徴とするセンサシステム。
  6. 物理量を検出するためのセンサシステムであって、
    請求項3又は4に記載のセンサ装置と、
    前記センサ系統の異常を検出する異常判定部(530,531)と、を備え、
    前記異常判定部は、
    前記デジタル信号に含まれる前記複数のデジタルデータの比較により前記デジタルデータの異常の有無を前記複数のセンサ系統のそれぞれについて判定し、
    前記デジタルデータに異常が検出された場合、当該異常の検出されたセンサ系統が異常であると判定することを特徴とするセンサシステム。
  7. 請求項6に記載のセンサシステムにおいて、
    前記物理量に基づき制御対象の駆動を制御する制御部(540)を更に備え、
    前記制御部は、前記異常判定部により前記センサ系統の異常が検出された場合、当該異常なセンサ系統を除く正常なセンサ系統から出力されるデジタル信号に基づいて前記物理量を取得するとともに、当該物理量に基づいて前記制御対象の駆動制御を継続することを特徴とするセンサシステム。
  8. 請求項7に記載のセンサシステムにおいて、
    前記制御部は、前記正常なセンサ系統が2系統以上存在する場合、前記正常なセンサ系統が1系統のみ存在する場合、及び前記正常なセンサ系統が存在しない場合のそれぞれについて、前記制御対象の制御態様を切り替えることを特徴とするセンサシステム。
  9. 請求項5〜8のいずれか一項に記載のセンサシステムにおいて、
    前記異常判定部は、前記複数のデジタルデータの比較をビット単位で行うことを特徴とするセンサシステム。
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