JP5434830B2 - 回転角検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転角検出装置に関するものである。
従来、正弦波状の励磁信号に基づき回転角に応じて振幅が変化する複数のセンサ信号を出力するレゾルバを用いた回転角検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。即ち、レゾルバには、測定精度及び耐環境性が高いという特徴がある。このため、EPSのように高い検出精度と信頼性が要求される用途では、こうしたレゾルバを用いた回転角検出装置が広く採用されている(例えば、モータ回転角センサやトルクセンサ等)。そして、例えば、特許文献2に示されるように、そのセンサ信号の出力数を三相以上に拡張することによって、その異常検出性能を含めた信頼性の更なる向上を図ることができる。
特開2005−351848号公報 特開2010−48760号公報
さて、上記のようなレゾルバを用いた回転角検出は、各センサ信号の振幅比に基づく正接逆関数(アークタンジェント)を用いて行われる。また、理論上、各センサ信号の振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)の二乗和は、一定値(例えば、二相の場合は「1」)となることから、多くの場合、この各振幅の二乗和を監視することにより、その回転角検出過程についての異常判定が行われる。尚、「回転角検出過程において生ずる異常」としては、例えば、レゾルバ本体や、その信号配線の故障が挙げられる。そして、従来、その基礎となる各センサ信号の振幅については、一励磁周期(励磁信号の一周期)あたり複数回のサンプリングを実行し、その各サンプリング値に基づく最小二乗フィッテイングにより求めた正弦波形の振幅を用いる構成が一般的となっている。
例えば、図8に示す例では、その振幅変化の位相が90°ずれた二相のセンサ信号(正弦信号S_sin,余弦信号S_cos)について、一励磁周期(T)あたり、均等間隔で4回のサンプリングを実行する(P1〜P4)。そして、これら各点において取得したサンプリング値を用いて最小二乗フィッテイングを実行することにより、その回転角検出の基礎となる各センサ信号の振幅(A_sin,A_cos)が演算される(θ=arctan(A_sin/A_cos)、但し、「θ」は回転角、「arctan」は「アークタンジェント」)。
また、このような最小二乗フィッティングを用いた各センサ信号の振幅演算は、その一励磁周期(T)間に行う複数回のサンプリングタイミングを、当該励磁周期と同期させることが不可欠である。即ち、励磁周期の始点(各センサ信号のゼロクロス点)から各サンプリングタイミングまでの時間が演算周期毎にずれる状態、つまりサンプリングする波形位置が次第にずれていくような状態では、正確な振幅の演算はできない。従って、図8に示す例のように、ある演算周期における各サンプリング点(P1,P2,P3,P4)が、励磁周期(T)の始点から、ぞれぞれ「1/8T,3/8T,5/8T,7/8T」であるならば、次回以降の各サンプリング点(P1´,P2´,P3´,P4´)もまた、同様に「1/8T,3/8T,5/8T,7/8T」である必要がある。そのため、従来、その各サンプリングタイミングを励磁周期に同期させるべく、当該励磁信号を出力する励磁信号出力手段と各センサ信号に基づき回転角を検出する回転角検出手段とを同一の演算装置(マイコン等)に実装することが、この分野の技術標準になっている。
しかしながら、近年、その要求される技術水準が高まることで、上記のように励磁信号出力手段及び回転角検出手段を同一の演算装置に実装することを前提とした構成が、その性能向上の妨げとなる事態も生じている。
即ち、より高い水準の信頼性を確保するためには、物理的に独立した異常判定手段を設け、客観的に、その異常判定処理を実行することが望ましい。しかしながら、通常、EPSにおいて、上記のような励磁信号出力手段及び回転角検出手段は、モータ制御用のマイコン上に実装される。従って、回転角検出過程の異常判定については、各センサ信号の振幅を基礎とする従来の回転角検出方法及び異常判定方法を用いる限り、上記のようなサンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題から、その異常判定手段を、励磁信号出力手段と異なる演算装置に実装することができない。
更に、モータ制御用のマイコンでは、より精緻な電流制御を可能とすべく、その動作クロックの高速化が進められている。その結果、上記のような回転角検出及び異常判定処理もまた、その高速化した動作クロックに合わせた演算周期で実行されることになり、これにより生ずる演算負荷の増大が、そのマイコンの過熱を招く一因となっている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、サンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題を解消して、より一層の性能向上を実現することができる回転角検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、励磁信号に基づき回転角に応じて振幅が変化する複数相のセンサ信号を出力するレゾルバと、前記励磁信号を出力する励磁信号出力手段とを備えた回転角検出装置において、前記励磁信号出力手段とは独立に設けられて、前記各センサ信号及び前記励磁信号を同一のタイミングでサンプリングする検出手段を備え、前記検出手段は、各センサ信号のサンプリング値に基づいて、回転角検出値を演算し、前記励磁信号のサンプリング値が負である場合には、前記各センサ信号のサンプリング値の符号を反転して前記回転角検出値を演算すること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記レゾルバは、前記回転角に応じた振幅変化の位相が均等にずれるように設定された三相以上の前記センサ信号を出力するものであって、前記検出手段は、前記各センサ信号における任意の二信号の組み合わせ数に対応した複数の回転角検出値を演算し、該各回転角検出値間の差分、又は前記各回転角検出値の総和の少なくとも何れかを監視することにより異常判定を実行すること、を要旨とする。
即ち、各センサ信号のサンプリング値を用いても、振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)を用いる場合(例えば、特許文献2参照)と同様、正接逆関数(アークタンジェント)を用いて、当該各センサ信号における任意の二信号の組み合わせ数に対応した複数の回転角検出値を求めることができる。そして、その複数の回転角検出値間の相互関係に基づく異常判定を実行することにより、各センサ信号の振幅の二乗和を監視することなく、その各回転角検出過程についての異常判定の妥当性を担保することができる。更に、各センサ信号と同一のタイミングで励磁信号をサンプリングすることにより、励磁信号出力手段とは独立に設けられた検出手段においても、各サンプリング値間の比が等しい値となる二つの回転角を区別して、全回転角範囲に亘り、適正に、各回転角検出値の演算を行うことができる。
また、サンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題を解消して、その励磁信号出力手段とは独立に設けられた検出手段により、異常判定手段を構成することができる。その結果、当該回転角検出過程の異常判定について、その精度を向上させることができる。また、併せて、その検出手段の実装された演算装置の動作クロックとは関係なく、その励磁信号出力手段が実装された演算装置の動作クロックを高速化することができる。そして、励磁信号出力手段とモータ制御手段とが同一の演算装置に実装されている場合には、上記異常判定処理の移転により、そのモータ制御手段が実装された演算装置の負荷を軽減することができる。その結果、効果的に、その動作クロックの高速化に伴う発熱を抑えることができる。
本発明によれば、サンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題を解消して、より一層の性能向上を実現可能とする回転角検出装置を提供することができる。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 レゾルバの概略構成図。 EPSの制御ブロック図。 本実施形態における回転角検出及びその回転角検出過程についての異常判定の態様を示す説明図。 回転角検出過程についての異常判定の処理手順を示すフローチャート。 別例のトルクセンサの概略構成及び回転角検出の態様を示す説明図。 別例のレゾルバの概略構成図。 従来の回転角検出の態様を示す説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト3a、インターミディエイトシャフト3b、及びピニオンシャフト3cを連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド6を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪7の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、駆動源であるモータ12が減速機構13を介してコラムシャフト3aと駆動連結された所謂コラム型のEPSアクチュエータとして構成されている。尚、本実施形態のモータ12には、三相(U,V,W)の駆動電力に基づき回転するブラシレスモータが採用されている。そして、EPSアクチュエータ10は、同モータ12の回転を減速してコラムシャフト3aに伝達することにより、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU11には、トルクセンサ14及び車速センサ15が接続されている。そして、そのトルクセンサ14により検出される操舵トルクτ及び車速センサ15により検出される車速Vに基づいて、操舵系に付与するアシスト力の目標値(目標アシスト力)を決定する。
また、本実施形態のモータ12には、その回転角(電気角)θを検出するためのモータ回転角センサとして、正弦波状の励磁信号S_eに基づき回転角θに応じて振幅が変化する複数相のセンサ信号を出力するレゾルバ16が設けられている。
具体的には、図2に示すように、本実施形態のレゾルバ16は、励磁信号S_eに基づく励磁電流が通電される励磁コイル20と、周方向に均等間隔で配置された三相のセンサコイル21,22,23とを有している。即ち、励磁信号S_eに基づく励磁コイル20への通電により、各センサコイル21,22,23には、それぞれ、その励磁コイル20との位置関係、つまり回転角θに応じた電圧が誘起する。そして、本実施形態のレゾルバ16は、この各センサコイル21,22,23に生ずる誘起電圧に基づいて、その回転角θに応じた振幅変化の位相が均等にずれた三相のセンサ信号Sa,Sb,Scを出力する構成となっている。
本実施形態のECU11は、このレゾルバ16が出力する三相のセンサ信号Sa,Sb,Scに基づいて、モータ12の回転角θを検出する。そして、その回転角θを用いた電流制御の実行により、同モータ12に対して三相の駆動電力を供給する。
即ち、本実施形態のECU11は、その駆動電力の供給を通じてモータ12の作動、即ちEPSアクチュエータ10の作動を制御する。そして、上記目標アシスト力に相当するモータトルクが発生するようにモータ電流を制御することにより、最適なアシスト力を操舵系に付与することが可能な構成となっている(パワーアシスト制御)。
次に、本実施形態のEPSの電気的構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態のECU11は、モータ制御信号を出力することによりモータ制御手段を構成する制御マイコン31と、そのモータ制御信号に基づいてモータ12に三相の駆動電力を供給する駆動回路32とを備えている。
詳述すると、本実施形態の制御マイコン31は、上記励磁信号S_eを出力する励磁信号出力手段としての励磁信号出力部33、及びレゾルバ16から入力される三相のセンサ信号Sa,Sb,Scに基づいてモータ12の回転角θを検出する回転角検出手段としての回転角検出部34を備えている。また、制御マイコン31は、上記操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、目標アシスト力に対応する電流指令値を演算する電流指令値演算部35を備えている。具体的には、本実施形態の電流指令値演算部35は、その入力される操舵トルクτ(の絶対値)が大きいほど、また車速Vが小さいほど、より大きなアシスト力を発生させるべき電流指令値を演算する。更に、制御マイコン31は、駆動回路32とモータ12との間の電力供給経路の途中に設けられた電流センサ36の出力信号に基づいて、モータ12の実電流値Iを検出する電流検出部37を備えている。そして、本実施形態の制御マイコン31は、その演算される電流指令値に検出される実電流値Iを追従させるべく、電流フィードバック制御を実行することにより、その駆動回路32に出力するモータ制御信号を生成する。
さらに詳述すると、本実施形態の制御マイコン31において、電流検出部37は、実電流値Iとしてモータ12の各相電流値を検出する。そして、制御マイコン31は、その各相電流値を二相回転座標系(d/q座標系)のd軸電流値及びq軸電流値に変換する(d/q変換)。また、電流指令値演算部35は、その電流指令値I*としてq軸電流指令値を演算する(d軸電流指令値はゼロ)。そして、本実施形態の制御マイコン31は、そのd/q座標系における電流フィードバック制御の実行により得られる各軸電圧指令値を、再び三相の交流座標系に写像(d/q逆変換)することにより、そのモータ制御信号の基礎となる各相の電圧指令値を演算する構成となっている。
(回転角検出過程の異常判定)
次に、本実施形態における回転角検出過程についての異常判定の態様について説明する。
図3に示すように、本実施形態のECU11は、制御マイコン31とは独立に設けられた監視マイコン41を備えている。尚、本実施形態の監視マイコン41は、制御マイコン31の動作クロックCLK1とは異なる動作クロックCLK2で作動する(CLK1>CLK2)。また、本実施形態の監視マイコン41は、レゾルバ16の出力する各相のセンサ信号Sa,Sb,Scを独自にサンプリングするとともに、これら各センサ信号Sa,Sb,Scと同一のタイミングで、制御マイコン31の出力する励磁信号S_eをサンプリングする。具体的には、図4に示すように、本実施形態の監視マイコン41は、励磁信号S_eの一周期、即ち励磁周期Trを基準とした場合において、当該励磁信号S_eの半周期の整数倍以外の周期(サンプリング周期Ts、Ts≠n・Tr/2)で、これらの各センサ信号Sa,Sb,Sc、及び励磁信号S_eをサンプリングする。そして、同監視マイコン41は、これら各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,c、及び励磁信号S_eのサンプリング値Rに基づいて、その回転角検出過程についての異常判定を実行する。
詳述すると、上記のように、本実施形態のレゾルバ16が出力する各センサ信号Sa,Sb,Scは、その回転角θに応じた振幅変化の位相が均等間隔でずれるように設定されている。従って、これら各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,c間の比(a/b,b/c,c/a)は、以下に示す(1)〜(3)式に表すことができる。そして、これら(1)〜(3)式を変形することで、(4)〜(6)式を得る。
a/b=sinθ/sin(θ+120°) ・・・(1)
b/c=sin(θ+120°)/sin(θ+240°) ・・・(2)
c/a=sin(θ+240°)/sinθ ・・・(3)
tanθ=a√3/(2b+a) ・・・(4)
tanθ=(b+c)√3/(c−b) ・・・(5)
tanθ=−a√3/(2c+a) ・・・(6)
即ち、各センサ信号Sa,Sb,Scの振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)を用いる場合(例えば、特許文献2参照)と同様、そのサンプリング値a,b,cを用いても、次の各式に示す正接逆関数(アークタンジェント)から、各センサ信号Sa,Sb,Scにおける任意の二信号の組み合わせ数に対応した3つの回転角検出値θ1,θ2,θ3が得られる。
θ1=arctan(a√3/(2b+a)) ・・・(7)
θ2=arctan((b+c)√3/(c−b)) ・・・(8)
θ3=arctan(−a√3/(2c+a)) ・・・(9)
そして、本実施形態の監視マイコン41は、このようにして演算される3つの回転角検出値θ1,θ2,θ3に基づいて、その回転角検出過程についての異常判定を実行する。
具体的には、本実施形態の監視マイコン41は、各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分(|θ1−θ2|,|θ2−θ3|,|θ3−θ1|)、及び各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和(|θ1+θ2+θ3|)を監視する。そして、これら各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分及びその総和を、それぞれに対応して設定された所定の閾値α1,α2と比較して、これら差分又は総和の少なくとも何れか一方が適正範囲を超える場合には、その回転角検出過程において異常が生じたものと判定する。
尚、本実施形態の監視マイコン41は、上記各回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算に先立って、その基礎となる各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの総和(|a+b+c|)を、その理論値である「0」に対応して設定された所定の閾値α0と比較する。そして、各サンプリング値a,b,cの総和が、その閾値により規定される適正範囲を超える場合にも、その回転角検出過程において異常が生じたものと判定する。
また、上記のように、監視マイコン41は、励磁信号出力手段としての励磁信号出力部33が実装された制御マイコン31とは独立に設けられている。このため、その各サンプリング値a,b,c間の比が等しい値となる二つの回転角、即ち、例えば、図4に示されるような「θ=15°」である場合と、その信号波形が反転した状態となる「θ=195°」の場合とを区別することができない。
そこで、本実施形態の監視マイコン41は、上記のように、制御マイコン31の出力する励磁信号S_eを、各センサ信号Sa,Sb,Scと同一のタイミングでサンプリングする(図4)。そして、その励磁信号S_eのサンプリング値Rが「負」である場合には、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの符号を反転して上記回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算を実行することにより、全回転角範囲に亘って、適正に、その各回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算を行うことが可能となっている。
また、本実施形態では、制御マイコン31(に実装された回転角検出部34)もまた、監視マイコン41と同様に、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cに基づいて、上記各回転角検出値θ1,θ2,θ3を演算する。尚、励磁信号出力部33を有する制御マイコン31においては、励磁信号S_eの符号は既知であるため、同励磁信号S_eについては、そのサンプリングを行わない。そして、これら各回転角検出値θ1,θ2,θ3の平均を求めることにより、回転角θを検出する(θ=(θ1+θ2+θ3)/3)。
更に、本実施形態の制御マイコン31は、その回転角検出過程について独自の異常判定を行わず、上記監視マイコン41が実行する異常判定の結果を示す異常信号S_trに基づいて、その異常の発生を検知する。そして、本実施形態では、これにより、当該監視マイコン41の演算負荷を低減する構成となっている。
次に、本実施形態の監視マイコン41が実行する異常判定の処理手順について説明する。
図5のフローチャートに示すように、監視マイコン41は、レゾルバ16の出力する各相のセンサ信号Sa,Sb,Sc、及び制御マイコン31の出力する励磁信号S_eをサンプリングすると(ステップ101)、先ず、その各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの総和(の絶対値)を所定の閾値α0と比較する(ステップ102)。
次に、このステップ202において、各サンプリング値a,b,cの総和が閾値α0以下である場合(|a+b+c|≦α0、ステップ102:YES)には、続いて励磁信号S_e(のサンプリング値R)の符号が「負」であるか否かを判定する(ステップ103)。そして、励磁信号S_eの符号が「負」である場合(R<0、ステップ103:YES)には、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの符号を反転(各値に「−1」を乗算)して(ステップ104)、当該各サンプリング値a,b,cに基づき各回転角検出値θ1,θ2,θ3を演算する(ステップ105)。
また、上記ステップ103において、励磁信号S_eの符号が「正」であると判定した場合(ステップ103:NO)には、上記ステップ104における反転処理を実行しない。そして、上記ステップ101において取得した各サンプリング値a,b,cに基づいて、その各回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算を実行する(ステップ105)。
このようにして各回転角検出値θ1,θ2,θ3を演算すると、次に、監視マイコン41は、その各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分、及び当該各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和が、それぞれ適正範囲内にあるか否かを判定する。
具体的には、本実施形態の監視マイコン41は、回転角検出値θ1,θ2間の差分(|θ1−θ2|)、及び回転角検出値θ2,θ3間の差分(|θ2−θ3|)、並びに回転角検出値θ3,θ1間の差分(|θ3−θ1|)が、それぞれ所定の閾値α1以下である否かを順に判定する(ステップ106〜ステップ108)。そして、各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分が全て閾値α1以下である場合(|θ1−θ2|≦α1,ステップ106:YES、及び|θ2−θ3|≦α1,ステップ107:YES、並びに|θ3−θ1|≦α1,ステップ108:YES)には、各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和が所定の閾値α2以下であるか否かを判定する(ステップ109)。
そして、各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和が閾値α2以下である場合(|θ1+θ2+θ3|≦α2、ステップ109:YES)には、その回転角検出過程に異常はないと判定する(ステップ110)。
一方、上記ステップ102において、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの総和が所定の閾値α0を超えると判定した場合(|a+b+c|>α0、ステップ102:NO)、本実施形態の監視マイコン41は、ステップ102〜ステップ110の処理を実行しない。同様に、上記ステップ106〜ステップ108の何れかにおいて、各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分が所定の閾値α1を超えると判定した場合(|θ1−θ2|>α1,ステップ106:NO、|θ2−θ3|>α1,ステップ107:NO、又は|θ3−θ1|>α1,ステップ108:NO)もまた、以降、ステップ110までの処理を実行しない。そして、上記ステップ109において、各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和が所定の閾値α2を超えると判定した場合(|θ1+θ2+θ3|>α2、ステップ109:NO)にも、ステップ110の処理を実行しない。
そして、本実施形態の監視マイコン41は、このように、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの総和、又は各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分、若しくは各回転角検出値θ1,θ2,θ3の総和が、適正範囲を超えると判定した場合には、その回転角検出過程に異常があると判定する(ステップ111)。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)ECU11は、励磁信号S_eを出力する制御マイコン31とは独立に設けられた監視マイコン41を備える。監視マイコン41は、レゾルバ16の出力する各相のセンサ信号Sa,Sb,Scを独自にサンプリングし、その各サンプリング値a,b,cに基づいて、該各センサ信号Sa,Sb,Scにおける任意の二信号の組み合わせ数に対応した3つの回転角検出値θ1,θ2,θ3を演算する。そして、その該各回転角検出値θ1,θ2,θ3間の差分(|θ1−θ2|,|θ2−θ3|,|θ3−θ1|)、及びその総和(|θ1+θ2+θ3|)を監視することにより、回転角検出過程についての異常判定を実行する。また、監視マイコン41は、各センサ信号Sa,Sb,Scと同一のタイミングで励磁信号S_eをサンプリングする。そして、当該励磁信号S_eのサンプリング値Rが「負」である場合には、上記各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの符号を反転して、上記各回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算を実行する。
即ち、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cを用いても、振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)を用いる場合(例えば、特許文献2参照)と同様、正接逆関数(アークタンジェント)を用いて、当該各センサ信号Sa,Sb,Scにおける任意の二信号の組み合わせ数に対応した複数の回転角検出値を求めることができる。そして、その複数の回転角検出値間の相互関係に基づく異常判定を実行することにより、各センサ信号Sa,Sb,Scの振幅の二乗和を監視することなく、その各回転角検出過程についての異常判定の妥当性を担保することができる。更に、各センサ信号Sa,Sb,Scと同一のタイミングで励磁信号S_eをサンプリングすることにより、制御マイコン31とは独立に設けられた監視マイコン41においても、各サンプリング値a,b,c間の比が等しい値となる二つの回転角を区別して、全回転角範囲に亘って、適正に、各回転角検出値θ1,θ2,θ3の演算を行うことができる。
従って、上記構成によれば、サンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題を解消して、励磁信号出力手段としての励磁信号出力部33及び回転角検出手段としての回転角検出部34が実装された制御マイコン31とは独立に設けられた監視マイコン41により、その異常判定手段を構成することができる。その結果、その回転角検出過程についての異常判定の精度を向上させることができる。また、併せて、その監視マイコン41の動作クロックCLK2とは関係なく、制御マイコン31の動作クロックCLK1を高速化することができる。
(2)監視マイコン41は、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cの総和(|a+b+c|)を、その理論値である「0」に対応して設定された所定の閾値α0と比較する。そして、各サンプリング値a,b,cの総和が、その閾値により規定される適正範囲を超える場合にも、その回転角検出過程において異常が生じたものと判定する。
即ち、各センサ信号Sa,Sb,Scは、その回転角θに応じた振幅変化の位相が均等間隔でずれるように設定されていることから、理論上、各サンプリング値a,b,cの総和は「0」となる。従って、上記構成によれば、より高精度に、その異常判定を行うことができる。
(3)制御マイコン31は、その回転角検出過程について独自の異常判定を行わない。そして、上記監視マイコン41が実行する異常判定の結果を示す異常信号S_trに基づいて、その異常の発生を検知する。
上記構成によれば、異常判定処理を監視マイコン41に移転することで、モータ制御手段を構成する制御マイコン31の負荷を軽減することができる。その結果、その動作クロックCLK1の高速化に伴う発熱を抑えることができる。
(4)制御マイコン31(に実装された回転角検出部34)もまた、監視マイコン41と同様、各センサ信号Sa,Sb,Scのサンプリング値a,b,cに基づいて、上記各回転角検出値θ1,θ2,θ3を演算する。そして、これら各回転角検出値θ1,θ2,θ3の平均を求めることにより、回転角θを検出する(θ=(θ1+θ2+θ3)/3)。
上記構成によれば、各センサ信号Sa,Sb,Scの振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)を演算するために行う励磁信号S_eの一周期内における複数回のサンプリング、及び最小二乗フィッティングを必要としないことから、その回転角検出に要する演算負荷を大幅に低減することができる。その結果、より効果的に、動作クロックCLK1の高速化に伴う発熱を抑えることができる。
(5)監視マイコン41は、励磁信号S_eの一周期、即ち励磁周期Trを基準とした場合において、当該励磁信号S_eの半周期の整数倍以外の周期(サンプリング周期Ts、Ts≠n・Tr/2)で、各センサ信号Sa,Sb,Sc、及び励磁信号S_eをサンプリングする。
上記構成によれば、監視マイコン41によるサンプリングタイミングが、各信号のゼロクロス点と重複し続けるような状況が発生することを未然に回避することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、本発明をEPS1において回転角検出装置を構成するECU11に具体化した。しかし、これに限らず、EPS以外の用途に用いられる回転角検出装置に具体化してもよい。
・また、EPS用の回転角センサに具体化する場合においても、そのEPSの形式については、所謂コラム型に限らず、所謂ピニオン型やラックアシスト型であってもよい。
・更に、上記実施形態では、本発明を、回転角検出装置としてのECU11が、モータ12に設けられたレゾルバ16が出力する各センサ信号Sa,Sb,Scに基づき同モータ12の回転角θを検出する構成に具体化した。しかし、これに限らず、図6に示すように、ステアリングシャフト3の途中に設けられたトーションバー42を挟んで一対のレゾルバ43A,43Bを配置してなる所謂ツインレゾルバ型のトルクセンサ44を備える構成に適用してもよい。
即ち、回転角検出装置を構成するECUが、その各レゾルバ43A,43Bが出力するセンサ信号群S_sa,S_sbに基づいて、トーションバー42を挟んでステアリング2側の第1回転角θs、及びラック軸5側の第2回転角θpを検出する。そして、これら第1回転角θs及び第2回転角θpの差分、即ちトーションバー42の捻れ角に基づいて操舵トルクτを検出する構成に具体化してもよい。
より具体的には、例えば、トルクセンサ44を構成する各レゾルバ43A,43Bは、それぞれ、本実施形態のレゾルバ16と同様、回転角に応じた振幅変化の位相が均等にずれた複数相のセンサ信号(Sa,Sb,Sc)を上記センサ信号群S_sa,S_sbとして出力するものとする。また、その回転角検出装置を構成するECUが、本実施形態のECU11と同様に制御マイコン及び監視マイコンを有するとした場合、その制御マイコン上に、励磁信号S_eを出力する励磁信号出力手段、及び各センサ信号群S_sa,S_sbに基づいて上記第1回転角θs及び第2回転角θpを検出する回転角検出手段を実装する。そして、その監視マイコンが、各センサ信号群S_sa,S_sb及び励磁信号S_eを同時にサンプリングすることにより、その第1回転角θs及び第2回転角θpについての回転角検出過程についての異常判定を実行する構成とすればよい。
即ち、操舵トルク検出の基礎となるトーションバー42両端の第1回転角θs及びラック軸5側の第2回転角θpの検出については、モータ制御において要求されるほど、その高速化(短周期化)が求められていない。従って、このような構成に適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
・上記実施形態では、レゾルバ16は、励磁信号S_eに基づく励磁電流が通電される励磁コイル20と、周方向に均等間隔で配置された三相のセンサコイル21,22,23とを有する(図2参照)。そして、その回転角θに応じた振幅変化の位相が均等にずれた三相のセンサ信号Sa,Sb,Scを出力することとした。しかし、これに限らず、その回転角θに応じた振幅変化の位相が均等にずれるように設定されているものであれば、各センサ信号の相数については、各センサ信号のサンプリング値間の比から導かれる正接逆関数(アークタンジェント)を用いて複数の回転角検出値を演算することが可能な相数、即ち三以上あれば何相あってもよい。
例えば、図7に示すレゾルバ46のように、励磁コイル50と、周方向に均等間隔で配置された四相のセンサコイル51,52,53,54とを備えることで、四相のセンサ信号Sa,Sb,Sc,Sdを出力する構成としてもよい。尚、これら各センサ信号Sa,Sb,Sc,Sdにおける任意の二信号の組み合わせ数は「6通り」である。従って、この場合、その組み合わせ数に対応する6つ回転角検出値(θ1〜θ6)を演算することができる。
・上記実施形態では、モータ制御手段としての制御マイコン31には、励磁信号出力手段としての励磁信号出力部33及び回転角検出手段としての回転角検出部34が実装され、検出手段としての監視マイコン41には、異常判定手段が実装されることとした。しかし、これに限らず、その回転角検出手段も監視マイコン側に実装する。そして、その検出手段としての監視マイコンが検出する回転角を、モータ制御手段を構成する制御マイコンに入力する構成としてもよい。これにより、制御マイコンの演算負荷を大幅に削減することができ、その結果、より効果的に、当該制御マイコンの高速化に伴う発熱を抑えることができる。尚、この場合における回転角θの検出は、上記実施形態の制御マイコン31と同様、各回転角検出値θ1,θ2,θ3の平均を求めるとよい(θ=(θ1+θ2+θ3)/3)。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記検出手段は、前記各センサ信号のサンプリング値の総和を監視することにより異常判定を実行すること、を特徴とする回転角検出装置。即ち、各センサ信号は、回転角に応じた振幅変化の位相が均等間隔でずれるように設定されていることから、理論上、各サンプリング値の総和は「0」となる。従って、上記構成によれば、より高精度に、その異常判定を行うことができる。
(ロ)各回転角検出値の平均値を前記回転角として検出する回転角検出手段を備えること、を特徴とする回転角検出装置。
上記構成によれば、各センサ信号の振幅(ピーク・トゥ・ピーク値)を演算するために行う励磁信号一周期内における複数回のサンプリング、及び最小二乗フィッティングを必要としないことから、その回転角検出に要する演算負荷を大幅に低減することができる。
(ハ)前記レゾルバは、三相の前記センサ信号を出力すること、を特徴とする回転角検出装置。即ち、各センサ信号のサンプリング値間の比から導かれる正接逆関数(アークタンジェント)を用いて複数の回転角検出値を演算することが可能な最小の総数が「3」である。従って、これにより、最も簡素な構成で、サンプリングタイミングと励磁周期との同期の問題を解消することができる。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、10…EPSアクチュエータ、11…ECU、12…モータ、16…レゾルバ、20…励磁コイル、21,22,23…センサコイル、31…制御マイコン、33…励磁信号出力部、34…回転角検出部、41…監視マイコン、42…トーションバー、43A,43B…レゾルバ、44…トルクセンサ、46…レゾルバ、50…励磁コイル、51,52,53,54…センサコイル、I…実電流値、I*…電流指令値、θ…回転角、Sa,Sb,Sc(,Sd)…センサ信号、a,b,c…サンプリング値、α0…閾値、θ1,θ2,θ3…回転角検出値、α1,α2…閾値、S_e…励磁信号、R…サンプリング値、S_sa,S_sb…センサ信号群、θs…第1回転角、θp…第2回転角、T,Tr…励磁周期、Ts…サンプリング周期、S_tr…異常信号、CLK1,CLK2…動作クロック。

Claims (2)

  1. 励磁信号に基づき回転角に応じて振幅が変化する複数相のセンサ信号を出力するレゾルバと、前記励磁信号を出力する励磁信号出力手段とを備えた回転角検出装置において、
    前記励磁信号出力手段とは独立に設けられて、前記各センサ信号及び前記励磁信号を同一のタイミングでサンプリングする検出手段を備え
    前記検出手段は、各センサ信号のサンプリング値に基づいて、回転角検出値を演算し前記励磁信号のサンプリング値が負である場合には、前記各センサ信号のサンプリング値の符号を反転して前記回転角検出値を演算すること、
    を特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記レゾルバは、前記回転角に応じた振幅変化の位相が均等にずれるように設定された三相以上の前記センサ信号を出力するものであって、
    前記検出手段は、前記各センサ信号における任意の二信号の組み合わせ数に対応した複数の回転角検出値を演算し、該各回転角検出値間の差分、又は前記各回転角検出値の総和の少なくとも何れかを監視することにより異常判定を実行すること、を特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
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