JP2006138778A - 角度検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のレゾルバを用いた角度検出装置では信頼性が低く、異常部位の特定が困難であった。レゾルバに組み込まれた検出巻線も含めて二重系にすることにより信頼性の高く、異常部位の特定が簡単にできる
【解決手段】基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ+120°)、sin(θ−120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値以上となった場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ+120°)、sin(θ−120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値以上となった場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、異常検出機能を有する角度検出装置に関するものである。
モータにより機械系を制御する場合、機械軸の回転角度を検出する角度検出装置としてレゾルバが広く用いられている。レゾルバから出力される信号は直接回転角度を示していないので、レゾルバからの信号を処理してディジタルの回転角度を検出するレゾルバディジタル変換回路が併用される。しかし、レゾルバ又はレゾルバディジタル変換回路が故障して異常になった場合、その異常事態に対応したモータ制御が要求されるため、レゾルバ或いはレゾルバディジタル変換回路の異常を迅速にかつ正確に検出することが要求される。
そこで、そのようなレゾルバの異常を検出する角度検出装置が例えば特許第3216491号公報(特許文献1)に開示されている。即ち、特許文献1の異常検出装置は、モータ制御装置のCPUを用いて、レゾルバから出力される2相の変調信号sinωt・sinθ及びsinωt・cosθからsin信号(sinθ)及びcos信号(cosθ)を算出し、sin信号及びcos信号から電気角θを算出し、レゾルバディジタル変換回路で求められた電気角θのディジタル値と比較して異常を検出している。また、sin信号(sinθ)とcos信号(cosθ)との2乗和が許容値より大きいかを判定し、レゾルバの異常を特定する方式をとっている。
特許第3216491号公報
しかし、上記従来の角度検出装置では2相出力のレゾルバを用いているために、2相出力の内の1相に故障が生じても角度検出ができなくなる問題があった。また、異常が発生した場合、レゾルバの異常を特定するために、検出部内のCPUに大きな負担がかかっていた。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、レゾルバを出力巻線も含めて二重系にすると共に、異常検出部を設けることにより、信頼性が高く異常部位の特定を簡単に行うことのできる角度検出装置を提供することにある。
本発明は異常検出機能を有する角度検出装置に関するものであり、本発明の上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値以上となった場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを設けることによって達成される。
また、上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が第2の許容値以上の場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを設けることによって達成される。
また、上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)から異なる3相/2相変換式を用いて3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)を算出する算出回路と、前記3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)から算出される3組の電気角角θ1、θ2、θ3のうち少なくとも2つの電気角の差の絶対値が第3の許容値以上の場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを設けることによって達成される。
また、上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θを算出する角度算出手段と、前記3相の変調信号を基に前記電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバ又は前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを設けることことによって達成される。
また、上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θの場合、前記基準信号sinωtをsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値に収まり、かつ前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを設けることことによって達成される。
上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θの場合、前記基準信号sinωtをsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が第2の許容値に収まり、かつ前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを設けることことによって達成される。
本発明の上記目的は、基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記レゾルバの異常を判定する異常判定部とを設け、前記異常判定部が前記レゾルバの異常を判定しない場合には、前記3相の変調信号に基づいて角度を検出し、前記異常判定部が前記レゾルバの異常を判定した場合には、前記3相のうちの異常相を除く2相を用いて角度検出を行うことによって達成される。
本発明の角度検出装置によれば、基準信号sinωtを角度θに対してsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号がレゾルバから出力され、この3相の変調信号を角度検出に用いるので、たとえ1相が故障しても残りの2相信号に基づいて正しい回転角度を検出することができる。また、3相信号の加算値の絶対値が所定許容値の範囲内であるか、或いは3相信号の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が所定許容値の範囲内であるかを監視することにより、レゾルバの異常を検出することができる。
更に、レゾルバディジタル変換回路を用いた場合は、レゾルバから出力される基準信号sinωtを角度θに対してsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号から簡単に電気角θ0のディジタル値を算出でき、レゾルバからの3相信号の加算値の絶対値が所定許容値に収まり、かつディジタル値θ0と電気角θとの差が所定許容値以上の場合に、或いはレゾルバからの3相信号の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が所定許容値に収まり、かつディジタル値θ0と電気角θとの差が所定許容値以上の場合に、レゾルバディジタル変換回路が異常異常であることを検出することができる。
本発明に係る角度検出装置に用いるレゾルバは、ロータの回転に対してsin,cosの2相の振幅変調信号を出力する従来のものとは異なり、出力巻線が3相巻線であり、この3相巻線から出力される120°ずつ位相が異なる3相の振幅変調信号を用いているので、レゾルバの異常検出を簡単な方法で判定することができる。なお、レゾルバにはシンクロも含まれる。
また、レゾルバに対して、精密な角度検出をディジタル値で求めるために用いられるレゾルバディジタル変換回路の故障についても、上述した3相の変調信号から算出できる角度と、レゾルバディジタル変換回路で検出したディジタル値θ0とを比較することにより、容易にレゾルバディジタル変換回路の異常を判定することができる。即ち、レゾルバから出力される120°位相の異なる3相信号から簡単に電気角θ0のディジタル値を算出でき、レゾルバからの3相信号の加算値の絶対値が所定許容値に収まり、かつディジタル値θ0と電気角θとの差が所定許容値以上の場合、或いはレゾルバからの3相信号の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が所定許容値に収まり、かつディジタル値θ0と電気角θとの差が所定許容値以上の場合、レゾルバディジタル変換回路が異常であるとすることができる。
以下に本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
先ず、レゾルバの異常(故障)を検出することができる第1実施例について説明する。
図1は、レゾルバ1の異常を判定するための角度検出装置の構成例を示しており、レゾルバ1のステータ1−1には、発振回路4から出力される基準信号V(=sinωt)を入力して励磁するための励磁巻線2−1と、出力巻線である3つの巻線3−1,3−2,3−3とが巻回されている。ステータ1−1の内部には、角度検出軸に連結された回転自在のロータ1−2が設置されており、本実施例では軸倍角1倍(1極)のレゾルバとしているために、機械角(θ)と電気角(θ)は等しい関係にある。3つの出力巻線3−1,3−2,3−3は、電気角の位相で相互に120°ずれた位相A相、B相、C相の巻線として巻回されている。
A相巻線3−1、B相巻線3−2、C相巻線3−3の各出力信号Va’、Vb’、Vc’は同期整流回路5に入力され、同期整流回路5で検波されたA相検波信号Va、B相検波信号Vb、C相検波信号Vcは、主にCPUから構成される制御回路6に入力される。モータ制御を例として挙げると、制御回路6はレゾルバ1の角度検出にも使用されるが、主な役割はモータ制御である。なお、同期整流回路5には、発振回路4から基準信号Vが同期のために入力されている。
このような構成において、その動作を図2の波形図を参照して説明する。
発振回路4から基準信号V(=sinωt)がキャリア(励磁信号)として励磁巻線2−1に供給され、A相巻線3−1が2次励磁されることによりA相巻線3−1から図2(A)に示すような振幅変調されたA相変調信号Va’(=sinωt・sinθ)が出力される。同様に、B相巻線3−2からは図2(B)に示すようなB相変調信号Vb’(=sinωt・sin(θ−120°))が出力され、C相巻線3−3からは図2(C)に示すようなC相変調信号Vc’(=sinωt・sin(θ+120°))が出力される。
A相変調信号Va’、B相変調信号Vb’及びC相変調信号Vc’は同期整流回路5に入力され、基準信号Vに同期して整流(検波)される。同期整流回路5からは、整流された復調信号の図2(D)に示すA相検波信号Va(=sinθ)、図2(E)に示すB相検波信号Vb(=sin(θ−120°))、図2(F)に示すC相検波信号Vc(=sin(θ+120°))が出力され、これらの検波信号Va〜Vcは角度検出機能及び異常検出機能を有する制御回路6に入力される。検波信号Va〜Vcを同一軸で表示すると、図2(G)のようになる。
次に、上記3相の検波信号Va〜Vcに基づいてレゾルバ1の異常を判定する動作を説明する。本実施例では3種類の異常判定方法を説明するが、レゾルバ1の異常とは、レゾルバ1以外にレゾルバ1の3巻線3−1〜3−3の異常、レゾルバ1と制御回路6等との配線の異常も含むものである。
先ず第1の方法は、3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値以上の場合、レゾルバ1が異常であると判定する方法である。120°ずつ位相のずれた3相信号は、レゾルバ1及びレゾルバ1の配線等が正常であればその加算値は常に零であり、異常になると零でなくなることを利用した判定方法である。これを式で表わすと下記数1になる。
(数1)
Va+Vb+Vc=sinθ+sin(θ−120°)
+sin(θ+120°)=0
ただし、数1は理想の関係式であり、回路の検出誤差や演算誤差を考慮して、加算値の絶対値が零ではなく、第1の許容値、例えば0.03(3%)以上の場合に異常と判定する。3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)とそれら加算値、及び第1の許容値との関係を図示すると図3(A)及び(C)のようになる。即ち、図3(A)は3相の検波信号Va〜Vcを重ねて示しており、その3相信号和(=Va+Vb+Vc)は正常であれば図3(C)のように“0”となる。そして、図3(C)のL1が和上限値であり、L2が和下限値であり、3相信号和が上限値L1以上になったり、下限値L2以下になった場合を異常と判定する。
Va+Vb+Vc=sinθ+sin(θ−120°)
+sin(θ+120°)=0
ただし、数1は理想の関係式であり、回路の検出誤差や演算誤差を考慮して、加算値の絶対値が零ではなく、第1の許容値、例えば0.03(3%)以上の場合に異常と判定する。3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)とそれら加算値、及び第1の許容値との関係を図示すると図3(A)及び(C)のようになる。即ち、図3(A)は3相の検波信号Va〜Vcを重ねて示しており、その3相信号和(=Va+Vb+Vc)は正常であれば図3(C)のように“0”となる。そして、図3(C)のL1が和上限値であり、L2が和下限値であり、3相信号和が上限値L1以上になったり、下限値L2以下になった場合を異常と判定する。
制御回路6における具体的な処理例を、図4のフローチャートに従って説明する。制御回路6内の異常判定部(図示せず)は、先ず3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)及びVc=sin(θ+120°)を読込み(ステップS11)、これら3相の検波信号Va〜Vcを加算して加算値を得る(ステップS12)。次に上記加算値と第1の許容値L1及びL2(例えば“0.03”)とを比較し、加算値が図3(C)における値L1以上又はL2以下であればレゾルバ1が異常であると判定し(ステップS13)、レゾルバ異常時の処理となる(ステップS14)。また、上記ステップS13において、加算値が値L1より小さくかつ値L2よりも大きければ正常と判定する。
上記第1の方法は演算が加算と比較だけであるため、CPUの演算処理負担が非常に軽く、CPUは主たる役割であるモータ制御に多くの処理時間を費やすことができる効果がある。
第2の方法は、3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)の2乗値を加算した2乗和(Va2+Vb2+Vc2)の誤差が第2の許容値以上の場合に、レゾルバ1が異常であると判定する方法である。120°ずつ位相のずれた3相の検波信号Va〜Vcは、レゾルバ1やその配線が正常であれば、これらの2乗値を加算した2乗和の絶対値は、下記数2に示すように、“1.5”という固定値をとる。
(数2)
Va2+Vb2+Vc2=(sinθ)2+(sin(θ−120°))2
+(sin(θ+120°))2=1.5
従って、3相の検波信号Va〜Vcの2乗和が固定値“1.5”をとるか否かでレゾルバ1の異常を判定することができる。ただし、数2は理想の関係式であり、実際には回路の検出誤差や演算誤差を考慮して、2乗和の絶対値が“1.5”ではなく、誤差が第2の許容値、例えば3%以上(つまり、2乗和が“1.545”以上又は“1.455”以下)である場合に異常と判定する。これを図示すると、図3(A)と図3(B)に示すようになる。即ち、図3(A)は3相の検波信号Va’〜Vc’を重ねて示しており、その3相信号の2乗和(=Va2+Vb2+Vc2)は正常であれば図3(B)のように“1.5”となる。そして、図3(B)のL3が2乗和上限値であり、L4が2乗和下限値であり、3相信号の2乗和が上限値L3以上になったり、下限値L4以下になった場合を異常と判定する。
Va2+Vb2+Vc2=(sinθ)2+(sin(θ−120°))2
+(sin(θ+120°))2=1.5
従って、3相の検波信号Va〜Vcの2乗和が固定値“1.5”をとるか否かでレゾルバ1の異常を判定することができる。ただし、数2は理想の関係式であり、実際には回路の検出誤差や演算誤差を考慮して、2乗和の絶対値が“1.5”ではなく、誤差が第2の許容値、例えば3%以上(つまり、2乗和が“1.545”以上又は“1.455”以下)である場合に異常と判定する。これを図示すると、図3(A)と図3(B)に示すようになる。即ち、図3(A)は3相の検波信号Va’〜Vc’を重ねて示しており、その3相信号の2乗和(=Va2+Vb2+Vc2)は正常であれば図3(B)のように“1.5”となる。そして、図3(B)のL3が2乗和上限値であり、L4が2乗和下限値であり、3相信号の2乗和が上限値L3以上になったり、下限値L4以下になった場合を異常と判定する。
制御回路6における具体的な処理例を、図5のフローチャートに従って説明する。先ず3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)を読込み(ステップS21)、数2を実行して2乗和を算出する(ステップS22)。次に、算出した2乗和の値と第2の許容値L3、L4とを比較し、2乗和の値が第2の許容値L3以上又はL4以下の場合、レゾルバ1が異常であると判定し(ステップS23)、レゾルバ異常時の処理となる(ステップS24)。また、上記ステップS23において、2乗和の値が第2の許容値L3よりも小さく、許容値L4よりも大きい場合、レゾルバ1は正常と判定する。
この第2の方法によっても制御回路6内のCPUの負担は少なく、レゾルバの異常を判定することができる。
第3の方法は、3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)から異なる3相/2相変換式を用いて3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)を算出し、前記3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)から算出される3組の電気角θ1〜θ3のうち少なくとも2つの差の絶対値が第3の許容値以上の場合に、レゾルバ1が異常であると判定する方法である。
先ず3相/2相変換式の一例として、下記数3、数4、数5の3種類の変換式を示す。なお、変換式をベクトル図で示すと、図6〜図8のようになる。図6はA相を用いず、sin(θ−120°)及びsin(θ+120°)を用いてsinθ、cosθを求める場合を示し、図7はB相を用いず、sinθ及びsin(θ+120°)を用いてsinθ、cosθを求める場合を示し、図8はC相を用いず、sinθ及びsin(θ−120°)を用いてsinθ、cosθを求める場合を示している。
なお、電気角θ1〜θ3は、3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)からそれぞれtanθ=sinθ/cosθを算出し、電気角θ1〜θ3に関する各tanθのデータテーブルを用いることにより算出することができる。
また、電気角θ1、θ2、θ3は理想では完全に一致するが、検出誤差や演算誤差を考慮して、数3で算出した電気角θ1と数4で算出した電気角θ2との差をとって、第3の許容値とその差の絶対値を比較して、その差の絶対値が第3の許容値以上、例えば180°の3%である5.4°以上であればレゾルバ1は異常と判定し、第3の許容値未満(5.4°未満)であればレゾルバ1は正常と判定する。
ここで、制御回路6による異常判定の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。
先ず3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)を読込み(ステップS31)、数3及びデータテーブルに基づいて電気角θ1を算出し(ステップS32)、数4及びデータテーブルに基づいて電気角θ2を算出し(ステップS33)、数5及びデータテーブルに基づいて電気角θ3を算出する(ステップS34)。なお、数3〜数5の演算順序は任意、つまり電気角θ1〜θ3を求める順番は任意である。
電気角θ1〜θ3を求めた後、各組の電気角の差の絶対値を求めると共に、第3の許容値Δθとの比較を行い、レゾルバ1の正常/異常を判定する。本例では先ず、電気角θ1とθ2との差を算出し、その絶対値が許容値Δθ以上であるか否かを判定し(ステップS35)、絶対値が許容値Δθ以上であればレゾルバ1の異常を判定し(ステップS39)、許容値Δθよりも小さい場合には電気角θ2とθ3との差を算出し、その絶対値が許容値Δθ以上であるか否かを判定し(ステップS36)、絶対値が許容値Δθ以上であればレゾルバ1の異常を判定し(ステップS39)、許容値Δθよりも小さい場合には電気角θ3とθ1との差を算出し、その絶対値が許容値Δθ以上であるか否かを判定し(ステップS37)、絶対値が許容値Δθ以上であればレゾルバ1の異常を判定し(ステップS39)、許容値Δθよりも小さい場合にはレゾルバ1が正常であると判定する(ステップS38)。レゾルバ1の異常が判定されると、レゾルバ異常時の処理となる(ステップS39A)。
なお、本例では電気角θ1とθ2との差、次いで電気角θ2とθ3との差、最後に電気角θ3とθ1との差の順番で演算しているが、その順番は任意である。
この第3の方法によれば、3相の検波信号から各組の電気角の差の絶対値を算出して許容値Δθと比較し、その大小に基づいてレゾルバ1の正常/異常を判定することができる。従来の2相の変調信号では、1組の信号(sinθ、cosθ)しか導かせることができないので、電気角を2つ算出して比較する方法はとることができない。しかし、本実施例では、3相の検波信号から各電気角の差の絶対値を算出して電気角同士を比較してレゾルバの異常を判定することができる。
次に、本発明の第2実施例を図1に対応させて、図11に示す。この第2実施例は同期整流回路5を用いないで、極性判別/位相シフト回路7を用いた例であり、極性判別/位相シフト回路7及び制御回路6で、3相の変調信号であるA相変調信号Va’=sinωt・sinθ、B相変調信号Vb’=sinωt・sin(θ−120°)、C相変調信号Vc’=sinωt・sin(θ+120°)から3相の検波信号、即ちA相検波信号Va=sinθ、B相検波信号Vb=sin(θ−120°)、C相検波信号Vc=sin(θ+120°)を求めている。
発振回路4から基準信号Vが極性判別/位相シフト回路7に入力され、極性判別/位相シフト回路7で検出された位相シフト信号及び極性判別信号が制御回路6に入力される。これは、3巻線から出力された3相の変調信号Va’〜Vc’はレゾルバ1のインダクタンスや抵抗によって位相がずれるので、発振回路4の基準信号Vの位相を極性判別/位相シフト回路7で位相を元に戻している。また、3相の変調信号Va’〜Vc’から3相の検波信号Va〜Vcを生成するため、発振回路4の基準信号Vの極性を制御回路6に入力する必要がある。基準信号Vが正の場合は「1」を、基準信号Vが負の場合は「0」という極性信号を制御回路6に入力する。制御回路6は基準信号Vの位相シフト信号及び極性信号に基づき、入力された3相の変調信号Va’〜Vc’から3相の検波信号Va〜Vcを生成する。
次に、レゾルバ1だけでなく、レゾルバディジタル変換(RDC)回路の異常判定もできる第3実施例について説明する。
モータ制御では、一般に2相の変調信号sinωt・sinθ及びsinωt・cosθをレゾルバディジタル変換回路に入力し、電気角θを精度良く直接的に検出してモータ制御に用いている。そこで、レゾルバだけでなくレゾルバディジタル変換回路が異常になった場合も、迅速に異常を検出し、異常事態に応じたモータ制御をする必要がある。本発明の角度検出装置を用いれば、レゾルバやレゾルバディジタル変換回路の異常を判定でき、また、どちらが異常であるかを特定することができる。
本発明の第3実施例を図1に対応させて、図12に示して説明する。図12に示すようにA相変調信号Va’=sinωt・sinθ、B相変調信号Vb’=sinωt・sin(θ−120°)、C相変調信号Vc’=sinωt・sin(θ+120°)が3相/2相変換回路8に入力され、3相/2相変換回路8の変換出力である2相の変調信号V1=sinωt・sinθ及びV2=sinωt・cosθがレゾルバディジタル変換回路9に入力され、レゾルバディジタル変換回路9で求められたディジタル電気角θ0が制御回路6に入力される。なお、本例では3相/2相変換回路8を用いているが、現在利用できるレゾルバディジタル変換回路は主に2相の変調信号sinωt・sinθ及びsinωt・cosθを入力とするタイプが一般的であることによるもので、レゾルバディジタル変換回路の入力が3相信号のものであれば3相/2相変換回路8は不要である。
レゾルバディジタル変換回路9で求められたディジタル電気角θ0は制御回路6に入力され、制御回路6は更に入力された3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)から上記数3〜数5に従って電気角θ1〜θ3を算出する。そして、電気角θ1と電気角θ0との差の絶対値と第4の許容値Δθcとを比較する。差の絶対値が、第4の許容値Δθc以上ならば、レゾルバ1又はRDC回路9が異常であると判定し、差の絶対値が第4の許容値Δθcより小さければ、レゾルバ1及びRDC回路9は正常であると判定する。電気角θ2とθ3に関しても同様である。
図13のフローチャートを参照して、その動作を説明する。
先ずレゾルバディジタル変換回路9よりディジタル電気角θ0を読込み(ステップS40)、3相の検波信号Va=sinθ、Vb=sin(θ−120°)、Vc=sin(θ+120°)を読込むと共に(ステップS41)、数3及びデータテーブルに基づいて電気角θ1を算出し(ステップS42)、数4及びデータテーブルに基づいて電気角θ2を算出し(ステップS43)、数5及びデータテーブルに基づいて電気角θ3を算出する(ステップS44)。なお、数3〜数5の演算順序は任意、つまり電気角θ1〜θ3を求める順番は任意である。なお、上記ステップS41〜S44は、図10のステップS31〜S34の結果を利用しても良い。
電気角θ1〜θ3を求めた後、θ1=θ2=θ3であるか否かを判定し(ステップS44A)、θ1=θ2=θ3でない場合はレゾルバ1の判定を行い、θ1=θ2=θ3である場合には電気角θ1〜θ3とレゾルバディジタル変換回路9からのディジタル電気角θ0との差の絶対値をそれぞれ求めると共に、第4の許容値Δθcとの比較を行い、レゾルバディジタル変換回路9の正常/異常を判定する。本例では先ず、電気角θ1とディジタル電気角θ0との差を算出し、その絶対値が許容値Δθc以上であるか否かを判定し(ステップS45)、絶対値が許容値Δθc以上であればレゾルバディジタル変換回路9の異常を判定し(ステップS49)、許容値Δθcよりも小さい場合には電気角θ2とディジタル電気角θ0との差を算出し、その絶対値が許容値Δθc以上であるか否かを判定し(ステップS46)、絶対値が許容値Δθc以上であればレゾルバディジタル変換回路9の異常を判定し(ステップS49)、許容値Δθcよりも小さい場合には電気角θ3とディジタル電気角θ0との差を算出し、その絶対値が許容値Δθc以上であるか否かを判定し(ステップS47)、絶対値が許容値Δθc以上であればレゾルバディジタル変換回路9の異常を判定し(ステップS49)、許容値Δθcよりも小さい場合にはレゾルバディジタル変換回路9が正常であると判定する(ステップS48)。レゾルバディジタル変換回路9が異常であると判定されると、異常時の処理となる(ステップS49A)。
なお、本例では電気角θ1とディジタル電気角θ0との差、次いで電気角θ2とディジタル電気角θ0との差、最後に電気角θ3とディジタル電気角θ0との差の順番で絶対値を演算しているが、その順番は任意である。
更に、正常/異常の判定に関して、第1実施例の第1の方法、第2の方法、第3の方法のいずれかを使用すればレゾルバ1の異常を特定することができるので、本実施例のレゾルバ1又はレゾルバディジタル変換回路9のどちらかが異常であると判定した結果と組み合わせれば、レゾルバ1が異常であるか、レゾルバディジタル変換回路9が異常であるかを特定することができる。
レゾルバが異常である場合は、レゾルバの信号に基く電気角の検出が困難なのでモータを停止するなどの保護を行い、モータやモータ負荷の破壊を確実に防止することができる。また、レゾルバディジタル変換回路が異常である場合はレゾルバの出力信号が正常であるので、制御回路6で算出した電気角θ1〜θ3を用いて、精度はレゾルバディジタル変換回路に比べて良くないが、モータ制御を続行できるという効果がある。
更にまた、第1実施例の第1の方法及び第2の方法によればレゾルバの異常を検知することができ、例えば(特願2003−374341)によれば、その異常相を特定することができ、この異常相の検出に従って、3相のうちの異常相を除いた2相の信号で角度を検出することができる。即ち、図14に示すように、第1実施例の第1の方法及び第2の方法によってレゾルバが正常か否かを常時監視しており(ステップS50)、異常となった場合には、例えば特願2003−374341による手法で異常となった異常相を特定する(ステップS51)。そして、異常相を除いた正常な2相の信号より前記(3)〜(5)の2式を演算し(ステップS52)、その結果からsinθ及びcosθを算出し(ステップS53)、これにより角度θを求めることができる(ステップS54)。このようにレゾルバの1相がたとえ異常となっても、他の正常な2相の信号によって角度θを求めることができる。
なお、上述では1倍軸(1極)のレゾルバを例に挙げて説明したが、2極又は4極以上の多極レゾルバについても同様に適用することができる。
1 レゾルバ
1−1 ステータ
1−2 ロータ
2−1 励磁巻線
4 発振回路
5 同期整流回路
6 制御回路
7 極性判別/位相シフト回路
8 3相/2相変換回路
9 レゾルバディジタル変換回路
1−1 ステータ
1−2 ロータ
2−1 励磁巻線
4 発振回路
5 同期整流回路
6 制御回路
7 極性判別/位相シフト回路
8 3相/2相変換回路
9 レゾルバディジタル変換回路
Claims (7)
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値以上となった場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が第2の許容値以上の場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)から異なる3相/2相変換式を用いて3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)を算出する算出回路と、前記3組の組信号(sinθ1、cosθ1)、(sinθ2、cosθ2)、(sinθ3、cosθ3)から算出される3組の電気角θ1、θ2、θ3のうち少なくとも2つの電気角の差の絶対値が第3の許容値以上の場合に、前記レゾルバが異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θを算出する角度算出手段と、前記3相の変調信号を基に前記電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバ又は前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θの場合、前記基準信号sinωtをsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)を加算した加算値の絶対値が第1の許容値に収まり、かつ前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θの場合、前記基準信号sinωtをsinθで振幅変調した互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記3相の変調信号を基に電気角θのディジタル値を求めるレゾルバディジタル変換回路と、前記3相の変調信号から検波された3相の検波信号sinθ、sin(θ−120°)、sin(θ+120°)の2乗値を加算した2乗和と正常値との差が第2の許容値に収まり、かつ前記ディジタル値と前記電気角θとの差が第4の許容値以上の場合に、前記レゾルバディジタル変換回路が異常であると判定する異常判定部とを具備したことを特徴とする角度検出装置。
- 基準信号sinωtで励磁され、ロータの電気角θに対して互いに120°位相の異なる3相の変調信号を出力するレゾルバと、前記レゾルバの異常を判定する異常判定部とを備え、前記異常判定部が前記レゾルバの異常を判定しない場合には、前記3相の変調信号に基づいて角度を検出し、前記異常判定部が前記レゾルバの異常を判定した場合には、前記3相のうちの異常相を除く2相を用いて角度検出を行うことを特徴とする角度検出装置。
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