JP2016091198A - センサシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2のセンサIC70に設けられた遅延部76により、検出信号S2が遅延される。このため、第1のセンサIC60および第2のセンサIC70により生成される検出信号S1,S2はそれぞれ異なるタイミングで外部へ出力される。そのため、外乱によって、検出信号S1のデジタル通信が阻害されても、もう一方の検出信号S2のデジタル通信は阻害されない。これにより、検出信号S1,S2の両方のデジタル通信が同様に阻害されることを軽減する。さらに、検出信号S1,S2の両方が同様にデータを書き換えられることを抑制できる。
【選択図】図3
Description
複数の前記通信部は、外部からの指令がそれぞれ入力されることにより、前記デジタル信号を前記演算部へ出力するのを開始してもよい。
この構成によれば、前記デジタル信号をそれぞれ異なる通信フレームで通信することにより、たとえ同時に通信しても同時に外乱による影響を受けることを低減できる。
同一の検出対象について同一の状態量を検出して、その検出結果に応じてそれぞれデジタル信号を生成する複数のセンサICと、前記複数のセンサICから前記デジタル信号を受け取る演算部と、を備えている。前記複数のセンサICは、それぞれ前記デジタル信号を生成する検出部および前記デジタル信号を前記演算部へ出力する通信部を有している。複数の前記通信部は、前記デジタル信号をそれぞれ異なる通信フレームとなるように生成している。
図1に示すように、EPS10は運転者のステアリングホイール21の操作に基づいて転舵輪29を転舵させる操舵機構20、運転者のステアリング操作を補助する操舵補助機構30および操舵補助機構30を制御するECU(電子制御装置)40を備えている。
図2(a)に示すように、コラムシャフト23は、ステアリングホイール21側のインプットシャフト23aとインターミディエイトシャフト24側のロアシャフト23bとをトーションバー23cを介して同一の軸m上で連結した構造からなる。ステアリングホイール21の操作に伴って、インプットシャフト23aに操舵トルクτが付与されると、この操舵トルクτがインプットシャフト23aからトーションバー23cを介してロアシャフト23bに伝達される際にトーションバー23cに捩れ変形が生じる。これにより、インプットシャフト23aとロアシャフト23bとの間に操舵トルクτに応じた相対的な回転変位が生じる。
図3に示すように、第1のセンサIC60は、第1検出部61と、第2検出部62と、不揮発性のメモリ63と、発振器64と、第1通信部65とを有している。
ステアリング操作に伴って、ステアリングホイール21が回転すると、インプットシャフト23aに操舵トルクτが作用する。操舵トルクτがトーションバー23cを介してインプットシャフト23aからロアシャフト23bに伝達される際に、トーションバー23cには捩れ変形が生じる。インプットシャフト23aとロアシャフト23bとの間に相対的な回転変位が生じると、保持部材50とヨーク51,52との位置関係が変化し、第1のセンサIC60、第2のセンサIC70へ作用する磁気の強さも変化する。各ホール素子は作用する磁気の強さに対応して出力するホール電圧が変化する。そのため、インプットシャフト23aとロアシャフト23bとの間の相対的な回転変位により、各ホール素子の出力するホール電圧は変化する。
図5(b)に示すように、検出信号S1および検出信号S2は、時間tb1の通信フレームと、時間tb2の通信フレームのない部分とが同じ周期tbで繰り返されてなる。検出信号S1および検出信号S2では、通信フレームの存在する部分はHiレベル、通信フレームの存在しない部分はLoレベルとして生成され、HiとLoの切り替わりが周期tbで連続している。時間tb1は時間tb2よりも長いため、検出信号S2の遅延時間dtbを調整しても、検出信号S1の通信フレームの存在しない部分に検出信号S2の通信フレームの存在する部分がすべて重ならないようにすることはできない。そのため、検出信号S1の通信フレームは部分的に検出信号S2と重なる。
図5(c)に示すように、検出信号S1および検出信号S2は、それぞれ複数のLo/Hiの切り替わりが組み合わさった通信フレームを有する。検出信号S1および検出信号S2では、時間tc1の通信フレームと、時間tc2の通信フレームの存在しない部分とが同じ周期tcで繰り返されている。時間tc1は時間tc2よりも長いため、検出信号S2の遅延時間dtcを調整しても、検出信号S1の通信フレームの存在しない部分に検出信号S2の通信フレームの存在する部分がすべて重ならないようにすることはできない。
(1)第1のセンサIC60の検出信号S1と第2のセンサIC70の検出信号S2とのデジタル通信するタイミングを異ならせることにより、外乱により一方の検出信号に影響がある場合にも、もう一方の検出信号を正常にデジタル通信することができる。完全に検出信号の通信フレーム同士が重ならないようにできる場合には、外乱の影響を受けていない通信フレームからECU40は操舵トルクτを演算できる。さらに、検出信号S1,S2の両方が同様にデータを書き換えられることを抑制できる。
次に第2実施形態について説明する。
図3を参照して、第1実施形態と第2実施形態の違いを説明する。本実施形態では、第2のセンサIC70には遅延部76は設けられておらず、第2通信部75の検出信号S2は直接ECU40へ出力される。そのため、第1通信部65と第2通信部75とは、ECU40からのトリガーT1,T2が入力された際に、同時に検出信号S1,S2を出力する。
本実施形態では、第2のセンサIC70に遅延部76が設けられていないため、検出信号S1,S2は同時に出力される。外乱が発生した場合には、検出信号S1も検出信号S2も通信フレームの同一の列にあるビットが影響を受ける。これにより、同一の列にあるビット情報が失われたり、異なるビット情報となったりする。
(1)通信フレームを変化させることにより、同時に対応するビットがデジタル通信されないため、外乱によりビット情報が書き換えられたりしても、同時に対応するビット情報は書き換えられることはない。そのため、それぞれ逆の相関関係を示すホール素子のデジタル信号は、両者のデジタル信号(ホール電圧)の和をとると通常は一定であるが、ビット情報が書き換えられたり、失われたりした際には一定値ではなくなる。これにより、異常判定することができる。よって、通信フレームのビット構成を変化させることにより、外乱によりビット情報が書き換えられたとしても、より正確に異常判定することができる。
なお、両実施形態は次のように変更してもよい。なお、以下の他の実施の形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・両実施形態では、ECU40からのトリガーT1,T2によって、第1通信部65および第2通信部75は検出信号S1,S2をECU40へ出力したが、ECU40からの要求でなくてよい。たとえば、外部の装置からの要求であってもよいし、トルクセンサ41は一定時間ごとに間欠駆動してECU40に検出結果S1,S2を通信してもよい。
・両実施形態では、それぞれのセンサICに検出部は2つ設けられたが、たとえば図7のように検出部は1つであってもよい。また、それぞれのセンサICに3つ以上の検出部が設けられてもよい。
・第2実施形態では、検出信号S1,S2の誤り検出をCRCにより行ったが、誤り検出は行わなくてもよい。この場合、通信フレームにCRC値を設けなくてもよい。
Claims (6)
- 同一の検出対象について同一の状態量を検出して、その検出結果に応じてそれぞれデジタル信号を生成する複数のセンサICと、
前記複数のセンサICから前記デジタル信号を受け取る演算部と、を有するセンサシステムにおいて、
前記複数のセンサICは、それぞれ異なるタイミングで前記デジタル信号を前記演算部へ出力するセンサシステム。 - 請求項1に記載のセンサシステムにおいて、
前記複数のセンサICは、それぞれ前記デジタル信号を生成する検出部および前記デジタル信号を前記演算部へ出力する通信部を有し、
複数の前記通信部の前記デジタル信号を前記演算部へ出力するタイミングに時間差を設けることにより、前記デジタル信号を前記演算部へ出力するタイミングを異ならせるセンサシステム。 - 請求項2に記載のセンサシステムにおいて、
複数の前記通信部は、外部からの指令がそれぞれ入力されることにより、前記デジタル信号を前記演算部へ出力するのを開始するセンサシステム。 - 請求項2または3に記載のセンサシステムにおいて、
複数の前記通信部は、前記デジタル信号を各通信部間でそれぞれ異なる通信フレームとなるように変換するセンサシステム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサシステムにおいて、
前記同一の検出対象は、操舵トルクの印加を通じて捩れるトーションバーであって、
前記複数のセンサICはそれぞれ前記同一の状態量として前記トーションバーの捩れ量を検出するセンサシステム。 - 同一の検出対象について同一の状態量を検出して、その検出結果に応じてそれぞれデジタル信号を生成する複数のセンサICと、
前記複数のセンサICから前記デジタル信号を受け取る演算部と、を備えるセンサシステムであって、
前記複数のセンサICは、それぞれ前記デジタル信号を生成する検出部および前記デジタル信号を前記演算部へ出力する通信部を有し、
複数の前記通信部は、前記デジタル信号をそれぞれ異なる通信フレームとなるように生成するセンサシステム。
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