JP6772479B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
従来、センサデータをコントローラに伝達する通信装置が知られている。例えば特許文献1では、センサデータの伝達は、コントローラで生成され双方向性ノードで受け取られるトリガ信号によって同期される。
特表2013−546096号公報
ところで、制御部が複数のセンサ部からの信号を同時に取得する場合、制御部側でのデータの更新周期は、信号周期と同等になる。この場合、制御部におけるデータ更新周期を信号周期よりも短くすることができない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御部におけるデータの更新頻度を向上可能な通信装置を提供することにある。
本発明の通信装置は、複数のセンサ部と、制御部と、を備える。
センサ部は、1つの検出対象に関する情報を検出するセンサ素子、および、センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路を有する。
制御部は、出力信号を取得する。
センサ部は、他のセンサ部から出力信号が送信されるタイミングと出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号を制御部に送信する。
第1態様では、それぞれのセンサ部からの出力信号は、制御部での取得タイミングが等間隔となるように送信される。第2態様では、複数のセンサ部のうちの一部が異常である場合、異常であるセンサ部の出力回路は、出力信号の送信を停止し、正常であるセンサ部の出力回路は、出力信号を所定の周期で送信する。第3態様では、少なくとも1つのセンサ部(65、255、265、355、365)は、他のセンサ部(55、255、265、355、365)から送信されるタイミング信号に基づき、出力信号の出力タイミングを決定する。
本発明では、複数のセンサ部から出力信号が出力されるタイミングを所定期間ずらしているので、複数のセンサ部から出力信号が同時に出力される場合と比較し、制御部におけるデータの更新頻度を向上することができる。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態によるトルクセンサを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁気センサを示す平面図である。 本発明の第1実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による出力信号を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態によるA信号およびB信号を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による通信周期を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による通信処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるセンサユニットを示す平面図である。 本発明の第2実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態によるトリガ信号および出力信号を説明するタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による通信周期を説明するタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による通信処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態による通信処理を説明するタイムチャートである。 本発明の第4実施形態による通信処理を説明するタイムチャートである。 本発明の第5実施形態による通信処理を説明するタイムチャートである。 本発明の第6実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態による通信処理を説明するタイムチャートである。
以下、本発明による通信装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、通信装置1は、メイン磁気センサ50、サブ磁気センサ60、および、制御部としてECU85等を備え、例えば車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置80に適用される。
電動パワーステアリング装置80を備えたステアリングシステム90の全体構成を図1に示す。
ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。
ステアリングシャフト92は、第1の軸としての入力軸11および第2の軸としての出力軸12を有する。入力軸11は、ハンドル91と接続される。入力軸11と出力軸12との間には、ステアリングシャフト92に加わるトルクを検出するトルクセンサ10が設けられる。出力軸12の入力軸11と反対側の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置80は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力するモータ81、減速ギア82、トルクセンサ10、および、ECU85等を備える。図1では、モータ81とECU85とが別体となっているが、一体としてもよい。
減速ギア82は、モータ81の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する。すなわち本実施形態の電動パワーステアリング装置80は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ81の回転をラック軸97に伝える所謂「ラックアシストタイプ」としてもよい。
ECU85は、機能ブロックとして信号取得部87を有する(図4参照)。信号取得部87は、磁気センサ50、60から出力される出力信号Sd11、Sd12を取得する。ECU85は、出力信号Sd11、Sd12に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。ECU85における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。後述のECU86についても同様である。
磁気センサ50、60およびECU85の詳細については、後述する。
図2に示すように、トルクセンサ10は、入力軸11、出力軸12、トーションバー13、多極磁石15、磁気ヨーク16、集磁モジュール20、および、センサユニット40等を備える。
トーションバー13は、一端側が入力軸11に、他端側が出力軸12に、それぞれピン14で固定され、入力軸11と出力軸12とを回転軸Oの同軸上に連結する。トーションバー13は、棒状の弾性部材であり、ステアリングシャフト92に加わるトルクを捩れ変位に変換する。
多極磁石15は、円筒状に形成され、入力軸11に固定される。多極磁石15は、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。磁極数はいくつであってもよいが、本実施形態では、N極およびS極の数は12対、計24極である。
磁気ヨーク16は、樹脂等の非磁性材により形成される図示しないヨーク保持部材に保持され、多極磁石15が発生する磁界内に磁気回路を形成する。
磁気ヨーク16は、入力軸11側に設けられる第1ヨーク17および出力軸12側に設けられる第2ヨーク18を有する。第1ヨーク17および第2ヨーク18は、ともに軟磁性体により環状に形成され、多極磁石15の径方向外側にて、出力軸12に固定される。
集磁モジュール20は、集磁リング21、22を有する。集磁リング21、22は、磁気ヨーク16の径方向外側に配置され、磁気ヨーク16からの磁束を集める。第1集磁リング21は入力軸11側に設けられ、第2集磁リング22は出力軸12側に設けられる。第1集磁リング21および第2集磁リング22は、インサート成形等により、図示しない集磁リング保持部材により保持される。
第1集磁リング21は、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部211、および、リング部211から径方向外側に突出した2つの集磁部215から構成される。集磁部215、後述のセンサ部55、65の数に応じて形成される。第2集磁リング22は、第1集磁リング21と同様、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部221、および、リング部221から径方向外側に突出した2つの集磁部225から構成される。本実施形態では、第1集磁リング21と第2集磁リング22とは、略同様の形状である。
第1集磁リング21の集磁部215と、第2集磁リング22の集磁部225とは、対向する面が略平行となるように設けられる。集磁部215、225の間には、磁気センサ50、60が配置される。
センサユニット40は、基板41、および、磁気センサ50、60を有する。
基板41は、略矩形の平板状に形成され、磁気センサ50、60が実装される。磁気センサ50、60は、基板41の同一面に実装される。
磁気センサ50、60は、トーションバー13の捩れ変位量および捩れ変位方向に応じた磁束密度を検出し、出力信号Sd11、Sd12をECU85に出力する。メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60の構成は、実質的に同様であり、同方向に横並びの状態にて、基板41に実装される。メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60は、内部に図示しないEEPROMを有し、メインセンサとして機能させるか、サブセンサとして機能させるかを、EEPROMにて予め設定する。本実施形態では、メイン磁気センサ50をメインセンサ、サブ磁気センサ60をサブセンサとして機能させるものとする。本実施形態では、メイン磁気センサ50は、一定周期(例えば1000μs周期)で出力信号Sd11を出力し、サブ磁気センサ60は、メイン磁気センサ50からのタイミング信号Stを受信したタイミングで出力信号Sd12を出力する。
以下、メイン磁気センサ50に係る構成を50番台および500番台、サブ磁気センサ60に係る構成を60番台および600番台で付番し、50番台および60番台の下1桁、500番台および600番台の下2桁が同じであれば、同様の構成であるものとする。以下、メイン磁気センサ50を中心に説明し、サブ磁気センサ60については、説明を適宜省略する。
図3および図4に示すように、メイン磁気センサ50は、第1端子群51、第2端子群52、封止部53、および、メインセンサ部55等を有する。また、サブ磁気センサ60は、第1端子群61、第2端子群62、封止部63、および、サブセンサ部65等を有する。本実施形態では、センサ部55、65が「センサ部」に対応する。
図3に示すように、第1端子群51および第2端子群52は、封止部53から突出して形成される。第1端子群51は、封止部53の第1側面531から突出し、第2端子群52は、封止部53の第1側面531と反対側の面である第2側面532から突出する。第1端子群51と第2端子群52とは、中心線Caに対して線対称に形成される。本実施形態では、メイン磁気センサ50の第1端子群51およびサブ磁気センサ60の第2端子群62が外側、メイン磁気センサ50の第2端子群52およびサブ磁気センサ60の第1端子群61が内側に配置される。
第1端子群51は、8本の端子から構成され、一端535側から第1端子511〜第8端子518とする。同様に、第2端子群52は、8本の端子から構成され、一端535側から第1端子521〜第8端子528とする。図3において、本実施形態にて機能の説明を省略する端子についての付番は、適宜省略する。
本実施形態では、第1端子群51において、第1端子511が電源端子、第2端子512が通信端子、第3端子513がグランド端子となり得る。また、第2端子群52において、第1端子521が電源端子、第2端子522が通信端子、第3端子523がグランド端子となり得る。
また、サブ磁気センサ60についても同様に、第1端子群61において、第1端子611が電源端子、第2端子512が通信端子、第3端子513がグランド端子となり得る。また、第2端子群62において、第1端子621が電源端子、第2端子622が通信端子、第3端子623がグランド端子となり得る。
本実施形態では、外側に配置されるメイン磁気センサ50の第1端子群51およびサブ磁気センサ60の第2端子群62の電源端子、通信端子、および、グランド端子がECU85と接続される。詳細には、メイン磁気センサ50の電源端子である第1端子511とECU85とが電源線111により接続され、通信端子である第2端子512とECU85が通信線112により接続され、グランド端子である第3端子513とECU85とがグランド線113により接続される。また、サブ磁気センサ60の電源端子である第1端子621とECU85とが電源線121により接続され、通信端子である第2端子622とECU85とが通信線122により接続され、グランド端子である第3端子623とECU85とがグランド線123により接続される(図4参照)。
電源端子には、ECU85の図示しないレギュレータから、所定の電圧(例えば5[V])に調整された電力が供給される。グランド端子は、ECU85を経由してグランドと接続される。
なお、内側に配置されるメイン磁気センサ50の第2端子群52およびサブ磁気センサ60の第1端子群61の電源端子、通信端子、および、グランド端子は、ECU85と接続されず、機能させない。
本実施形態では、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とで、後述するタイミング信号Stを送受信する。ここで、メイン磁気センサ50の第1端子群51において、一端535からn番目の端子を受信端子、m番目の端子を送信端子とし、第2端子群52において、一端535からn番目の端子を送信端子、m番目の端子を受信端子とする。
同様に、サブ磁気センサ60の第1端子群61において、一端635からn番目の端子を受信端子、m番目の端子を送信端子とし、第2端子群62において、一端635からn番目の端子を送信端子、m番目の端子を受信端子とする。なお、第1端子群51、61および第2端子群52、62の端子数をk(本実施形態では8)とすると、n、mは、いずれも1以上k以下の整数であって、n≠mとする。
具体的には、第1端子群51、61において、一端535、635から4番目の第4端子514、614が受信端子、6番目の第6端子516、616が送信端子となり得る。また、第2端子群52、62において、一端535、635から4番目の第4端子524、624が送信端子、6番目の第6端子526、626が受信端子となり得る。本実施形態では、内側に配置されるメイン磁気センサ50の第2端子群52の送信端子である第4端子524と、サブ磁気センサ60の第1端子群61の受信端子である第4端子614とは、信号線115(図4参照。)で接続され、メイン磁気センサ50の送信端子である第4端子524からサブ磁気センサ60の受信端子である第4端子614にタイミング信号Stが送信される。
本実施形態では、部品種類低減の観点より、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とは、同様の構成となっている。また、磁気センサ50、60において、後述するセンサ素子551、552、651、652を集磁部215、225の間に配置すべく、センサ素子551、552、651、652が中心線Cbからずれた位置に配置される。そのため、磁気センサ50、60を同様の構成とした場合、反対向きに配置することができず、同方向にて横並びの状態にて基板41に実装する必要がある。
そこで本実施形態では、メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60において、第1端子群51、61および第2端子群52、62のそれぞれに、電源端子、通信端子、グランド端子、受信端子、送信端子として機能しうる端子を設けている。そして、外側に配置されるメイン磁気センサ50の第1端子群51、および、サブ磁気センサ60の第2端子群62の電源端子、通信端子、グランド端子をECU85と接続しているので、基板41における配線パターンを形成しやすい。
また、内側に配置されるメイン磁気センサ50の第2端子群52の送信端子から、サブ磁気センサ60の第1端子群61の受信端子にタイミング信号Stを送信するようにしている。特に、メイン磁気センサ50の第2端子群52の送信端子とサブ磁気センサ60の第1端子群61の受信端子が、いずれも一端535、635から4番目の端子であり、磁気センサ50、60を横並びで配置したときに隣接する端子となるので、基板41における配線パターンを形成しやすい。
封止部53は、チップで構成されるメインセンサ部55を封止するものであって、平面視略矩形に形成される。
図4に示すように、メインセンサ部55は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、出力回路555、および、タイミング信号生成回路556等を有する。
センサ素子551、552は、集磁部215、225間の磁束を検出する磁気検出素子である。本実施形態のセンサ素子551、552は、ホールICである。
A/D変換回路553は、センサ素子551の検出信号をA/D変換する。A/D変換回路554は、センサ素子552の検出信号をA/D変換する。
出力回路555は、センサ素子551、552により検出され、A/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd11を生成する。生成された出力信号Sd11は、通信端子である第2端子512を経由してECU85に送信される。本実施形態では、デジタル通信の一種であるSENT(Single Edge Nibble Transmission)通信により、出力信号Sd11を送信する。
出力信号Sd11の詳細を図5に基づいて説明する。なお、図5に記載したビット数等は、一例であって、通信規格等に応じて適宜設定される。
図5に示すように、出力信号Sd11は、同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、CRC信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。図中、同期信号を「Synchronization」、ステータス信号を「Status」、A信号を「Data_A」、B信号を「Data_B」、CRC信号を「CRC」、ポーズ信号を「Pause」と記載した。
同期信号は、磁気センサ50とECU85のクロックを同期させるための信号であり、本実施形態では56tickとする。
A信号は、センサ素子551の検出結果に基づくデータ信号であり、B信号は、センサ素子552の検出結果に基づくデータ信号である。本実施形態では、A信号およびB信号は、信号生成時のセンサ素子551、552の検出結果に基づいて生成される。A信号およびB信号は、いずれも3nibble(=12bits)であり、データ部分として、計6nibbleである。データの内容は、1nibble以上あればよく、通信仕様に応じて取り決める。
図6に示すように、A信号およびB信号は、いずれも集磁部215、225の間の磁束に応じた信号であって、出力コードの50%を中心に反転された信号とする。詳細には、実線Laで示すように、A信号は、磁束密度がBmin以下のとき下限値KL、Bmax以上のとき上限値KHであり、BminからBmaxの間において、磁束密度の増加に伴って増加する信号である。また、破線Lbで示すように、B信号は、磁束密度がBmin以下のときに上限値KH、Bmax以上のときの下限値KLであり、BminからBmaxの間において、磁束密度の増加に伴って減少する信号である。なお、KL=0%、KH=100%でもよい。
図5においては、簡略化のため、A信号のパルスとB信号のパルスとを同様に記載しているが、実際には、図6にて説明したように、A信号とB信号とは、検出した磁束密度に応じて出力コードの50%を中心に反転した値に相当するパルスとなる。
図5に戻り、CRC信号は、通信異常を検出するための巡回冗長検査信号であって、A信号およびB信号に基づいて算出される信号である。
ポーズ信号は、次の同期信号が出力されるまでの期間に出力される信号である。
本実施形態では、同期信号の開始から、次の同期信号の開始までを1フレームとし、1フレームの信号を送信するに要する時間を、フレーム期間Ps(例えば1000μs)とする。メイン磁気センサ50からは、フレーム期間Psごとに出力信号Sd11がECU85に出力される。本実施形態では、フレーム期間Psが「出力信号の1周期の長さ」であり、「送信周期」である。
サブセンサ部65の出力回路655から出力される出力信号Sd12についても同様である。出力信号Sd12では、A信号はセンサ素子651の検出結果に基づくデータ信号であり、B信号はセンサ素子652の検出結果に基づくデータ信号である。
図4に戻り、タイミング信号生成回路556では、タイマ557の計時に基づき、サブ磁気センサ60から出力される出力信号Sd12の出力タイミングに係るタイミング信号Stを生成する。生成されたタイミング信号Stは、送信端子である第4端子524、受信端子である第4端子614を経由してサブ磁気センサ60に送信される。
サブセンサ部65は、メインセンサ部55と同様の構成であるので、タイミング信号生成回路556と同様のタイミング信号生成回路656およびタイマ657を有しているが、EEPROMにてサブセンサに設定されているため、タイミング信号生成回路656を機能させない。
センサ部55、65からECU85への出力信号Sd11、Sd12の送信タイミングについて説明する。本実施形態では、ECU85からのトリガ信号を受信したタイミングにて出力信号Sd11、Sd12を送信するのではなく、トリガ信号を用いずにセンサ部55、65からECU85へ出力信号Sd11、Sd12を送信する。ここで、ECU85からのトリガ信号により出力信号Sd11、Sd12を送信する通信方法を「同期通信」とし、ECU85からのトリガ信号によらず出力信号Sd11、Sd12を送信する通信方法を「非同期通信」とする。非同期通信とすることで、ECU85からセンサ部55、65へのトリガ信号の送信が不要となるため、ECU85におけるトリガ信号の生成に係る部品点数を低減することができる。また、トリガ信号の分、通信周期を短くすることができる。
センサ部55、65が独立して非同期通信にて出力信号Sd11、Sd12をECU85に送信すると、発振周波数、個体ばらつき、電源オンタイミングのばらつき等により、ばらばらのタイミングで出力信号Sd11、Sd12が出力される虞がある(図7(b)参照)。
そこで本実施形態では、図7(a)に示すように、メインセンサ部55からサブセンサ部65にタイミング信号Stを送信することで、メインセンサ部55から出力信号Sd11が出力されるタイミング、および、サブセンサ部65から出力信号Sd12が出力されるタイミングを制御している。タイミング信号Stは、出力信号Sd11の1フレーム内のいずれかのタイミングにてメインセンサ部55からサブセンサ部65に送信される。本実施形態では、タイミング信号Stは、1フレームの半周期のタイミングで送信される。具体的には、例えば、出力信号Sd11の1フレームの長さがPsであれば、同期信号の開始から(Ps/2)のタイミングでタイミング信号Stが送信される。これにより、出力回路655は、出力信号Sd11と半周期ずれたタイミングにて、出力信号Sd12をECU85に送信する。
出力信号Sd11、Sd12を半周期ずらして送信することで、ECU85側では、半周期ごとに出力信号Sd11、Sd12を受信する。すなわち、ECU85では、(Ps/2)の周期で出力信号Sd11、Sd12を受信しており、ECU85は、操舵トルクに係る情報を(Ps/2)の周期で取得している、といえる。
また、ECU85は、出力信号Sd11、Sd12を等間隔で交互に取得している、といえる。
これにより、例えば2つのセンサ部55、65から同時に出力信号Sd11、Sd12が送信される場合と比較し、出力信号Sd11、Sd12の更新周期が短くなるので、見かけ上の通信速度を高めることができ、実質的に高速通信が可能となる。また、出力信号Sd11、Sd12を同時に取得する場合と比較し、ECU85における出力信号Sd11、Sd12の更新頻度が高くなるので、例えば操舵トルクの急変時等における応答性が高まる。
本実施形態では、図6に示すように、メインセンサ部55のセンサ素子551の検出結果に基づくA信号と、センサ素子552の検出結果に基づくB信号とが反転されている。そのため、A信号およびB信号がともに正常であれば、A信号とB信号との和は、上限値KHと下限値KLとの中間値の2倍に対応する値である所定値KXとなる。
ECU85は、取得された出力信号Sd11に基づき、A信号とB信号との和が所定値KXを含む正常範囲内であればメイン磁気センサ50が正常であると判定し、A信号とB信号との和が正常範囲外であればメイン磁気センサ50が異常であると判定可能である。すなわち本実施形態では、メイン磁気センサ50からの出力信号Sd11に、2つのセンサ素子551、552の検出信号に応じた2つのデータ信号が含まれているので、ECU85にて、メイン磁気センサ50の異常を検出可能である。ECU85は、出力信号Sd11に基づき、天絡、地絡等の異常も判定可能である。
同様に、ECU85では、出力信号Sd12に基づき、サブ磁気センサ60の異常を判定可能である。
また、ECU85に替えて、各磁気センサ50、60内にて、同様の異常判定を行い、異常が生じたことを通知するための情報(例えば異常フラグ等)をECU85や他方の磁気センサ50、60に送信する構成としてもよい。
本実施形態のトルクセンサ10は、2つの磁気センサ50、60を備える冗長構成となっているので、磁気センサ50、60の一方が異常となった場合であっても、操舵トルクを検出可能である。
本実施形態による通信処理を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。通信処理は、磁気センサ50、60およびECU85がオンされているときに実行される。図8においては、メインセンサ部55を「IC1」、サブセンサ部65を「IC2」とする。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。)では、センサ部55、65が共に正常か否かを判断する。本実施形態では、センサ部55、65の異常には、センサ部55、65に係る配線等の異常も含まれるものとする。センサ部55、65の少なくとも一方が異常であると判断された場合(S101:NO)、S103へ移行する。センサ部55、65が共に正常であると判断された場合(S101:YES)、S102へ移行する。
S102では、高速通信モードとし、S101へ戻る。具体的には、メインセンサ部55は、一定周期で出力信号Sd11をECU85に出力する。また、メインセンサ部55は、出力信号Sd11を出力するタイミングから半周期後のタイミングに出力信号Sd12が出力されるように、タイミング信号Stをサブセンサ部65に送信する。サブセンサ部65は、タイミング信号Stを受信したタイミングで出力信号Sd12をECU85に出力する。
センサ部55、65の少なくとも一方が異常であると判断された場合(S101:NO)に移行するS103では、メインセンサ部55が正常か否かを判断する。メインセンサ部55が異常であると判断された場合(S103:NO)、S105へ移行する。メインセンサ部55が正常であると判断された場合(S103:YES)、S104へ移行する。
S104では、サブセンサ部65が異常であるので、サブ磁気センサ60の電源をオフにする。すでにサブ磁気センサ60の電源がオフされている場合は、オフ状態を継続する。また、メインセンサ部55は、一定周期での出力信号Sd11の出力を継続する。このとき、タイミング信号Stの送信は、継続してもよいし、中止してもよい。そして、S103に戻る。
メインセンサ部55が異常であると判断された場合(S103:NO)に移行するS105では、サブセンサ部65が正常であるか否かを判断する。サブセンサ部65が異常であると判断された場合(S105:NO)、S109へ移行する。サブセンサ部65が正常であると判断された場合(S105:YES)、S106へ移行する。
S106では、メインセンサ部55が異常であるので、メイン磁気センサ50の電源をオフにする。すでにメイン磁気センサ50の電源がオフである場合は、オフ状態を継続する。
S107では、最後にタイミング信号Stを受信してからタイミング信号Stを受信していない未受信時間Tnが判定時間Taを超えたか否かを判断する。未受信時間Tnが判定時間Ta以下であると判断された場合(S107:NO)、すなわちTn≦Taのとき、この判断処理を繰り返す。未受信時間Tnが判定時間Taを超えたと判断された場合(S107:YES)、すなわちTn>Taのとき、S108へ移行する。
S108では、サブセンサ部65は、タイミング信号Stによらない、一定周期で出力信号Sd12をECU85に出力するモードであるバックアップモードとし、S105に戻る。なお、すでにバックアップモードに移行している場合には、サブセンサ部65からの一定周期での出力を継続する。
センサ部55、65が共に異常であると判断された場合(S103:NO、かつ、S105:NO)に移行するS109では、磁気センサ50、60の電源をオフにし、本処理を終了する。なお、センサ部55、65が共に異常となった場合に限らず、例えば図示しないイグニッション電源のオフ等により、磁気センサ50、60の電源がオフされた場合には、適宜本処理は終了される。
以上詳述したように、本実施形態の通信装置1は、複数のセンサ部55、65と、ECU85と、を備える。
メインセンサ部55は、センサ素子551、552、および、出力回路555を有する。
センサ素子551、552は、集磁モジュール20に関する情報(本実施形態では、集磁部215、225間の磁束密度)を検出する。出力回路555は、センサ素子551、552の検出信号に基づいて出力信号Sd11を生成し、当該出力信号Sd11を送信する。
サブセンサ部65は、センサ素子651、652、および、出力回路655を有する。
センサ素子651、652は、集磁モジュール20に関する情報(本実施形態では、集磁部215、225間の磁束密度)を検出する。出力回路655は、センサ素子651、652の検出信号値に基づいて出力信号Sd12を生成し、当該出力信号Sd12を送信する。
ECU85は、出力信号Sd11、Sd12を取得する。
サブセンサ部65は、他のセンサ部であるメインセンサ部55から出力信号Sd11が送信されるタイミングと出力信号Sd11、Sd12の1周期の長さ(本実施形態ではフレーム期間Ps)より短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号Sd12をECU85に送信する。
また、メインセンサ部55は、他のセンサ部であるサブセンサ部65から出力信号Sd12が送信されるタイミングと出力信号Sd11、Sd12の1周期の長さ(本実施形態ではフレーム期間Ps)より短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号Sd11をECU85に送信する。
本実施形態では、複数のセンサ部55、65を有し、複数のセンサ部から出力信号Sd11、Sd12が出力されるタイミングを出力信号Sd11、Sd12の1周期の長さよりも短い所定期間ずらしているので、複数のセンサ部から同時に出力信号Sd11、Sd12を取得する場合と比較し、ECU85におけるデータの更新頻度を向上することができる。これにより、みかけ上の通信速度を速くすることができる。
サブセンサ部65は、メインセンサ部55から送信されるタイミング信号Stに基づき、出力信号Sd12の出力タイミングを決定する。本実施形態では、センサ部55、65のうちの1つであるメインセンサ部55は、メインセンサ部55以外のセンサ部であるサブセンサ部65にタイミング信号を送信する。サブセンサ部65は、タイミング信号に応じて、出力信号Sd12をECU85に送信する。
具体的には、メインセンサ部55は、他のセンサ部であるサブセンサ部65からECU85に出力信号Sd12を送信するタイミングを指示するタイミング信号Stを送信可能であるタイミング信号生成回路556を有する。本実施形態では、サブセンサ部65は、タイミング信号を受信したタイミングで出力信号Sd12を出力する。
これにより、メインセンサ部55から出力信号Sd11が送信されるタイミングと、サブセンサ部65から出力信号Sd12が送信されるタイミングと、を適切に制御することができる。また、本実施形態では、データ送信を要求するトリガ信号は、ECU85からセンサ部55、65に送信されない。これにより、ECU85におけるトリガ信号の生成に係る構成を省略可能である。
本実施形態では、全てのセンサ部55、65は、タイミング信号生成回路556、656を有する。センサ部55、65の構成を共通化することで、部品種類を低減することができる。
センサ部55、65を封止する封止部53、63は、センサ部55、65ごとに設けられる。本実施形態では、封止部53の第1側面531から突出する端子群を第1端子群51、封止部53の第1側面531とは反対側の第2側面532から突出する端子群を第2端子群52とする。また、封止部63の第1側面631から突出する端子群を第1端子群61、封止部63の第1側面631とは反対側の第2側面632から突出する端子群を第2端子群62とする。
第1端子群51、61および第2端子群52、62には、タイミング信号Stを受信可能である受信端子、および、タイミング信号Stを送信可能である送信端子が含まれる。これにより、センサ部55、65の構成が共通であって、同方向に横並びで配列される場合、内側に配置される端子群52、61の受信端子および送信端子を用いてタイミング信号Stを送受信することで、タイミング信号Stの送受信に係る配線を簡素化することができる。
第1端子群51、61において、封止部53、63の一端535、635側からn番目(本実施形態では4番目)の端子514、614が受信端子、m番目(本実施形態では6番目)の端子516、616が送信端子である。また、第2端子群52、62において、封止部53、63の一端535、635側からn番目(本実施形態では4番目)の端子524、624が送信端子、m番目(本実施形態では6番目)の端子526、626が受信端子である。
これにより、封止部53、63の一端535、635の位置が概ね揃った状態にてセンサ部55、65が同方向に横並びで配列される場合、受信端子と送信端子とが隣り合って配置されるので、タイミング信号Stの送受信に係る配線である信号線115を簡素化することができる。
メインセンサ部55は、複数のセンサ素子551、552を有する。出力回路555は、複数のセンサ素子551、552の検出信号を用いて出力信号Sd11を生成する。
サブセンサ部65は、複数のセンサ素子651、652を有する。出力回路655は、複数のセンサ素子651、652の検出信号を用いて出力信号Sd12を生成する。
これにより、それぞれの出力信号Sd11、Sd12に基づき、ECU85にて、センサ部55、65の異常を検出することができる。
それぞれのセンサ部55、65からの出力信号Sd11、Sd12は、ECU85での取得タイミングが等間隔となるように送信される。詳細には、出力信号Sd11、Sd12の開始タイミングが等間隔となるようにする。これにより、ECU85では、出力信号Sd11、Sd12を一定の頻度で受信可能である。
複数のセンサ部55、65のうちの一部が異常である場合の一例として、メインセンサ部55が異常である場合、異常であるメインセンサ部55の出力回路555は、出力信号Sd11の送信を停止し、正常であるサブセンサ部65の出力回路655は、出力信号Sd12を所定の周期で送信する。また、サブセンサ部65が異常である場合、異常であるサブセンサ部65の出力回路655は、出力信号Sd12の送信を停止し、正常であるメインセンサ部55の出力回路555は、出力信号Sd11を所定の周期で送信する。
これにより、複数のセンサ部55、65の一部に異常が生じた場合であっても、正常であるセンサ部55、65により検出される情報を用いた演算をECU85にて継続することができる。
センサ素子551、552、651、652は、検出対象の磁束の変化を検出する磁気検出素子である。本実施形態では、センサ素子551、552、651、652は、操舵トルクに応じた磁束の変化を検出する磁気検出素子である。
本実施形態の検出対象は、ステアリングシステム90におけるトーションバー13の捩れ変位量を検出する集磁モジュール20である。
センサ部55、65は、トーションバー13の捩れ変位量に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサ10に用いられる。また、ECU85は、出力信号Sd11、Sd12に基づいて操舵トルクを演算し、演算された操舵トルクに基づいて、電動パワーステアリング装置80のモータ81の駆動を制御する。
これにより、操舵トルクを適切に検出することができる。また、操舵トルクに応じてモータ81の駆動を制御することで、適切なアシストトルクを出力することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図9および図10に示す。
本実施形態の通信装置2は、磁気センサ70、および、ECU85を備える。
センサユニット45は、1つの磁気センサ70が基板41に実装される。
磁気センサ70は、第1端子群71、第2端子群72、封止部73、メインセンサ部55、および、サブセンサ部65等を有する。
封止部73の第1側面731から突出する第1端子群71は、8本の端子から構成され、一端735から第1端子711〜第8端子718とする。封止部73の第1側面731と反対側の面である第2側面732から突出する第2端子群72は、8本の端子から構成され、一端735から第1端子721〜第8端子728とする。図9において、本実施形態にて機能の説明を省略する端子についての付番は、適宜省略する。
第1端子群71の第1端子711は電源端子であり、第2端子712は通信端子であり、第3端子713はグランド端子であり、いずれも、メインセンサ部55とECU85との接続に用いられる。
第2端子群72の第1端子621は電源端子であり、第2端子722は通信端子であり、第3端子713はグランド端子であり、いずれも、サブセンサ部65とECU85との接続に用いられる。
封止部73は、チップで構成されるメインセンサ部55およびサブセンサ部65を封止するものであって、平面視略矩形に形成される。すなわち、上記実施形態では、センサ部55、65ごとに封止部53、63が設けられているのに対し、本実施形態では、全てのセンサ部55、65が、1つの封止部73で封止され、1パッケージとなっている。
本実施形態では、メインセンサ部55の出力回路555で生成された出力信号Sd11は、第1端子群71の通信端子である第2端子712を経由してECU85へ出力され、サブセンサ部65の出力回路655で生成された出力信号Sd12は、第2端子群72の通信端子である第2端子712を経由してECU85へ出力される。
また、本実施形態では、メインセンサ部55およびサブセンサ部65が1つのパッケージとして構成されているので、封止部73の内部にて、タイミング信号Stの送受信がなされる。具体的には、メインセンサ部55のタイミング信号生成回路556で生成されたタイミング信号Stがサブセンサ部65に送信される。
これにより、送信端子、受信端子、および、送信端子と受信端子とを接続するための配線を省略することができる。
また、出力回路555、655で生成される出力信号Sd11、Sd12、出力信号Sd11、Sd12の通信処理等についても上記実施形態と同様である。
本実施形態の通信装置2は、センサ部55、65、および、ECU85を有する。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図11〜図14に示す。
図11に示すように、本実施形態の通信装置3は、メイン磁気センサ150、サブ磁気センサ160、および、制御部としてのECU86等を備える。
ECU86は、磁気センサ150、160から出力される出力信号Sd21、Sd22に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。ECU86は、信号取得部87、および、トリガ信号生成部88を有する。
トリガ信号生成部88は、出力信号Sd21の送信を要求するトリガ信号Trg1を生成する。トリガ信号Trg1は、通信端子である第1端子群51の第2端子512を経由してメインセンサ部155に送信される。
トリガ信号生成部88は、出力信号Sd22の送信を要求するトリガ信号Trg2を生成する。トリガ信号Trg2は、通信端子である第2端子群62の第2端子622を経由してサブセンサ部165に送信される。
その他の点については、ECU86は、第1実施形態のECU85と略同様である。
メイン磁気センサ150は、メインセンサ部155を有する。
メインセンサ部155は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、および、出力回路555を有する。すなわち、メインセンサ部155は、タイミング信号生成回路556およびタイマ557が省略されている点が上記実施形態と異なる。
出力回路555は、トリガ信号Trg1が送信されると、センサ素子551、552により検出されてA/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd21を生成する。生成された出力信号Sd21は、通信端子である第2端子512を経由してECU86に送信される。
サブ磁気センサ160は、サブセンサ部165を有する。
サブセンサ部165は、センサ素子651、652、A/D変換回路653、654、および、出力回路655を有する。すなわち、サブセンサ部165は、タイミング信号生成回路656およびタイマ657が省略されている点が上記実施形態と異なる。
出力回路655は、トリガ信号Trg2が送信されると、センサ素子651、652により検出されてA/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd22を生成する。生成された出力信号Sd22は、通信端子である第2端子622を経由してECU86に送信される。
本実施形態では、上記実施形態と同様、SENT通信により、出力信号Sd21、Sd22が送信される。
本実施形態では、メインセンサ部155からサブセンサ部165へのタイミング信号Stの送信を行わないため、受信端子および送信端子として機能する端子が設けられない点を除き、端子群や封止部の構成は、第1実施形態と同様である。
第1実施形態では、EEPROMにてメインセンサとして機能させるか、セブセンサとして機能させるかを予め設定するのに対し、本実施形態では、メイン、サブの設定を行わず、同様の処理を行うものとする。本実施形態では、説明の都合上、「メインセンサ部155」、「サブセンサ部165」としているが、メインセンサ部155とサブセンサ部165の機能は同様である。すなわち本実施形態では、2つのセンサ部を区別すべく、「メイン」、「サブ」を付しており、主従の関係性でないことを補足しておく。第4実施形態〜第6実施形態も同様である。
また、本実施形態では、第1実施形態のように、メインセンサ部155が封止部53に封止され、サブセンサ部165が封止部63に封止されて2パッケージとなっているが、第2実施形態のように、センサ部155、165を1つの封止部で封止して1パッケージとしてもよい。
出力信号Sd21、Sd22の詳細を図12に基づいて説明する。なお、図12に記載したビット数等は、一例であって、通信規格等に応じて適宜設定される。
本実施形態では、出力信号Sd21は、同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、CRC信号、エンド信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、および、CRC信号は、上記実施形態と同様である。
エンド信号は、データ信号であるA信号およびB信号の出力が終了したことを示す信号である。エンド信号出力後は、次のトリガ信号Trg1が検出されるまで、ポーズ信号が出力される。
本実施形態では、ECU86からメインセンサ部155へのトリガ信号Trg1の送信、および、メインセンサ部155からECU86への出力信号Sd21の送信は、同一の通信線112が用いられる。そのため、信号取得部87は、トリガ信号Trg1に引き続いて出力信号Sd21を取得する。本実施形態では、トリガ信号Trg1の開始から、次のトリガ信号Trg1の開始までを1フレームとする。本実施形態では、1フレームの信号を送信するのに要する期間を、フレーム期間Pt(例えば1000μs)とする。メイン磁気センサ150からは、フレーム期間Ptごとに出力信号Sd21がECU86に出力される。本実施形態では、フレーム期間Ptが「出力信号の1周期の長さ」であって、「送信周期」である。
同様に、ECU86からサブセンサ部165へのトリガ信号Trg2の送信、および、サブセンサ部165からECU86への出力信号Sd22の送信は、同一の通信線122が用いられる。そのため、信号取得部87は、トリガ信号Trg2に引き続いて出力信号Sd22を取得する。出力信号Sd22の詳細は、出力信号Sd21と同様であるので、説明を省略する。
センサ部155、165からECU86への出力信号Sd21、Sd22の送信タイミングについて説明する。本実施形態では、ECU86からのトリガ信号Trg1、Trg2の送信を受けてセンサ部155、165が出力信号Sd21、Sd22を送信する「同期通信」とする。同期通信とすることで、ECU86は、所望のタイミングで、出力信号Sd21、Sd22を取得することができる。
図13に示すように、トリガ信号Trg1、Trg2は、出力信号Sd21、Sd22の半周期のタイミングずらしてECU86からセンサ部155、165に送信される。換言すると、トリガ信号Trg2は、トリガ信号Trg1の送信開始から(Pt/2)後のタイミングにてサブセンサ部165に送信され、トリガ信号Trg1は、トリガ信号Trg2の送信開始から(Pt/2)後のタイミングにてメインセンサ部155に送信される。
これにより、出力信号Sd21、Sd22は、出力信号Sd21、Sd22の半周期ずらしてECU86に送信される。
出力信号Sd21、Sd22を半周期ずらして送信することで、上記実施形態と同様、ECU86側では、半周期ごとに出力信号Sd21、Sd22を受信する。すなわち、ECU86では、(Pt/2)の周期で出力信号Sd21、Sd22を受信しており、ECU86は、操舵トルクに係る情報を(Pt/2)の周期で取得している、といえる。
また、ECU86は、出力信号Sd21、Sd22を等間隔で交互に取得している、といえる。
これにより、例えば2つのセンサ部155、165から同時に出力信号Sd21、Sd22が送信される場合と比較し、出力信号Sd21、Sd22の更新周期が短くなるので、見かけ上の通信速度を高めることができ、実質的に高速通信が可能となる。また、出力信号Sd21、Sd22を同時に取得する場合と比較し、ECU86における出力信号Sd21、Sd22の更新頻度が高くなるので、例えば操舵トルクの急変時等における応答性が高まる。
本実施形態では、2つの磁気センサ150、160を備える冗長構成となっているので、磁気センサ150、160の一方が異常となった場合でも、操舵トルクを検出可能である。なお、異常検出については、上記実施形態と同様である。
本実施形態による通信処理を図14に示すフローチャートに基づいて説明する。通信処理は、磁気センサ150、160およびECU86がオンされているときに実行される。図14においては、メインセンサ部155を「IC1」、サブセンサ部165を「IC2」とする。
S201は、図8中のS101と同様であり、センサ部155、165の少なくとも一方が異常であると判断された場合(S201:NO)、S203へ移行し、センサ部155、165が共に正常であると判断された場合(S201:YES)、S202へ移行する。
S202では、高速通信モードとし、S201へ戻る。具体的には、ECU86は、半周期ずらしたタイミングにてトリガ信号Trg1、Trg2をセンサ部155、165に出力する。メインセンサ部155は、トリガ信号Trg1が検出されると、出力信号Sd21を生成し、ECU86に送信する。サブセンサ部165は、トリガ信号Trg2が検出されると、出力信号Sd22を生成し、ECU86に送信する。
S203は、図8中のS103と同様であり、メインセンサ部155が異常であると判断された場合(S203:NO)、S205へ移行し、メインセンサ部155が正常であると判断された場合(S03:YES)、S204へ移行する。
S204では、サブセンサ部165が異常であるので、サブ磁気センサ160の電源をオフにする。すでにサブ磁気センサ160の電源がオフされている場合は、オフ状態を継続する。また、ECU86は、トリガ信号Trg1の出力を継続する。メインセンサ部155は、トリガ信号Trg1に応じた出力信号Sd21の出力を継続する。
S205は、図8中のS105と同様であり、サブセンサ部165が異常であると判断された場合(S205:NO)、S207へ移行し、サブセンサ部165が正常であると判断された場合(S205:YES)、S206へ移行する。
S206では、メインセンサ部155が異常であるので、メイン磁気センサ150の電源をオフにする。すでにメイン磁気センサ150の電源がオフされている場合は、オフ状態を継続する。また、ECU86は、トリガ信号Trg2の出力を継続する。サブセンサ部165は、トリガ信号Trg2に応じた出力信号Sd22の出力を継続する。
S207は、図8中のS109と同様であり、磁気センサ150、160の電源をオフにし、本処理を終了する。なお、第1実施形態と同様、センサ部155、165が共に異常になった場合に限らず、例えば図示しないイグニッション電源のオフ等により、磁気センサ150、160がオフされた場合には、適宜本処理を終了される。
本実施形態では、ECU86は、出力信号Sd21、Sd22を送信するタイミングを指示するタイミング信号であるトリガ信号Trg1、Trg2をセンサ部155、165に送信する。
これにより、ECU86は、所望のタイミングにて出力信号Sd21、Sd22を取得することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態では、メインセンサ部155およびサブセンサ部165が「センサ部」に対応し、トリガ信号Trg1、Trg2が「タイミング信号」に対応する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図15〜図17に示す。
図15に示すように、本実施形態の通信装置4は、メイン磁気センサ250、サブ磁気センサ260、および、ECU85等を備える。
メイン磁気センサ250のメインセンサ部255は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、出力回路555、タイマ557、同期回路558、および、遅延設定部559を有する。
同期回路558は、タイマ557の計時がフレーム期間Psに対応する設定値Vpsになると、同期信号Ss1をサブセンサ部265に出力し、タイマ557をリセットする。また、タイマ557の計時が設定値Vpsとなる前に、サブセンサ部265から出力された同期信号Ss2を検出した場合、同期信号Ss1を出力することなく、タイマ557の計時をリセットする。タイマ557は、リセット後も計時が継続される。タイマ657も同様である。
遅延設定部559は、同期信号Ss1、Ss2が検出されてから、出力信号Sd11を出力するまでの遅延時間xd1を設定する。出力信号Sd11の遅延時間xd1は、0とする。
サブ磁気センサ260のサブセンサ部265は、センサ素子651、652、A/D変換回路653、654、出力回路655、タイマ657、同期回路658、および、遅延設定部659を有する。
同期回路658は、タイマ657の計時がフレーム期間Psに対応する設定値Vpsになると、同期信号Ss2をメインセンサ部255に出力し、タイマ657をリセットする。また、タイマ657の計時が設定値Vpsとなる前に、メインセンサ部255から出力された同期信号Ss1を検出した場合、同期信号Ss2を出力することなく、タイマ657をリセットする。
遅延設定部659は、同期信号Ss1、Ss2が検出されてから、出力信号Sd12を出力するまでの遅延時間xd2を設定する。出力信号Sd12の遅延時間xd2は、フレーム周期Psの1/2(すなわち、Ps/2)とする。
出力回路555、655は、同期信号Ss1、Ss2のいずれかが検出された場合、検出タイミングから所定の遅延時間xd1、xd2が経過した後、出力信号Sd11、Sd12をECU85に送信する。本実施形態では、出力信号Sd11の遅延時間xd1は0であるので、出力回路555は、同期信号Ss1を出力する、あるいは、同期信号Ss2が検出されると、出力信号Sd11をECU85に送信する。また、出力信号Sd12の遅延時間xd2は(Ps/2)であるので、出力回路655は、同期信号Ss2の出力タイミング、あるいは、同期信号Ss1の検出タイミングから(Ps/2)が経過すると、出力信号Sd12をECU85に送信する。
本実施形態は、第1実施形態と同様、ECU85からのトリガ信号によらず出力信号Sd11、Sd12を送信する「非同期通信」により、出力信号Sd11、Sd12を送信する。
本実施形態の信号送信タイミングを図16のタイムチャートに基づいて説明する。図16では、(a)がタイマ557、(b)が同期信号Ss1、(c)が出力信号Sd11、(d)がタイマ657、(e)が同期信号Ss2、(f)が出力信号Sd12である。出力信号Sd11、Sd12は、第1実施形態と同様であるが、図16では簡略化して記載している。また、図16では、同期信号Ss1、Ss2の立ち上がり遅れがないものとして記載した。図17、図18および図20も同様である。
図16(a)、(d)に示すように、タイマ557、657は同じものであるが、実際には、誤差等の影響により、設定値Vpsに達するタイミングにずれが生じることがある。
そこで本実施形態では、タイマ557が設定値Vpsになると、同期回路558が同期信号Ss1をサブセンサ部265に出力する。サブセンサ部265では、同期信号Ss1が検出されると、タイマ657をリセットするようにしている。
また、タイマ657が設定値Vpsになると、同期回路658が同期信号Ss2をメインセンサ部255に出力する。メインセンサ部255にて同期信号Ss2が検出されると、タイマ557をリセットするようにしている。
これにより、タイマ557、657の計時誤差をフレーム期間Psごとにリセットすることができる。換言すると、センサ部255、265は、同期信号Ss1、Ss2を用い、タイマ557、657の計時を同期させている。また、同期信号Ss1、Ss2は、センサ部265、265間の計時を同期させるための信号であるといえる。
具体的には、時刻x11にて、タイマ657よりも先にタイマ557が設定値Vpsになると、メインセンサ部255は、タイマ557をリセットし、同期信号Ss1をサブセンサ部265に出力する。また、メインセンサ部255における遅延時間xd1は0に設定されているので、メインセンサ部255は、時刻x11にて、同期信号Ss1を出力し、出力信号Sd11をECU85に出力する。
サブセンサ部265は、同期信号Ss1を検出すると、タイマ657をリセットする。また、サブセンサ部265における遅延時間xd2は(Ps/2)であるので、時刻x11から(Ps/2)経過後の時刻x12にて、出力信号Sd12をECU85に出力する。このとき、サブセンサ部265では、タイマ657が設定値Vpsに達する前にリセットされるので、同期信号Ss2は出力されない。
同様に、時刻x13にて、メインセンサ部255は、出力信号Sd11および同期信号Ss1を出力し、サブセンサ部265は、同期信号Ss1の検出に伴ってタイマ657をリセットする。また、時刻x13から(Ps/2)経過後の時刻x14にて出力信号Sd12を出力する。時刻x15〜x16、時刻x19〜x20も同様である。
時刻x17にて、タイマ557よりも先にタイマ657が設定値Vpsになると、サブセンサ部265は、タイマ657をリセットし、同期信号Ss2をメインセンサ部255に出力する。サブセンサ部265における遅延時間xd2は(Ps/2)であるので、サブセンサ部265は、同期信号Ss2を出力した時刻x17から(Ps/2)経過後の時刻x18にて、出力信号Sd12をECU85に出力する。
メインセンサ部255は、同期信号Ss2を検出すると、タイマ557をリセットする。また、メインセンサ部255の遅延時間xd1は0であるので、メインセンサ部255は、同期信号Ss2を検出した時刻x17にて、出力信号Sd11をECU85に出力する。このとき、メインセンサ部255では、タイマ557が設定値Vpsに達する前にリセットされるので、同期信号Ss1は出力されない。
本実施形態では、同期信号Ss1、Ss2を用いることで、タイマ557、657の計時が同期されているので、適切なタイミングにて出力信号Sd11、Sd12をECU85に出力することができる。また、上記実施形態と同様、(Ps/2)の間隔で、出力信号Sd11、Sd12を交互にECU85に出力しているので、みかけ上の通信速度を高めることができ、実質的に高速通信が可能となる。
本実施形態では、メインセンサ部255およびサブセンサ部265は、ともにタイマ557、657を有しており、かつ、「メイン」、「サブ」の設定をしていないので、自身のタイマの計時に応じ、出力信号Sd11、Sd12を出力可能である。
例えば図17に示すように、メインセンサ部255に異常が生じ、メインセンサ部255からの同期信号Ss1の出力が行われなくなったとしても、ECU85側からの指令等によらず、サブセンサ部265は、自身のタイマ657の計時に応じ、出力信号Sd12の出力を継続することができる。具体的には、時刻x21、x23、x25、x27、x29にて同期信号Ss2を出力してタイマ657をリセットし、同期信号Ss2の出力およびタイマ657のリセットから(Ps/2)遅れた時刻x22、x24、x26、x28、x30にて、出力信号Sd12の出力が開始される。なお、例えば、ECU85側から、メインセンサ部255が異常である旨の情報が通知された場合、同期信号Ss2の出力を中止するようにしてもよい。
サブセンサ部265に異常が生じた場合も同様に、メインセンサ部255は、自身のタイマ557の計時に応じ、フレーム期間Psごとに出力信号Sd11の出力を継続することができる。
メインセンサ部255は、タイマ557、657の計時を同期させる同期信号Ss1、Ss2をタイミング信号として、他のセンサ部であるサブセンサ部265と送受信可能である。
サブセンサ部265は、タイマ557、657の計時を同期させる同期信号Ss1、Ss2をタイミング信号として、他のセンサ部であるメインセンサ部255と送受信可能である。
センサ部255、265では、同期信号Ss1、Ss2に基づいて、タイマ557、567を同期させることができるので、適切なタイミングにて出力信号Sd11、Sd12を送信することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
なお、同期信号Ss1、Ss2により同期されたタイマ557、657の計時に応じて出力信号Sd11、Sd12を出力することは、「他のセンサ部から取得されるタイミング信号に基づき、出力信号の出力タイミングを決定する」という概念に含まれるものとする。
同期信号Ss1、Ss2が、特許請求の範囲における「同期信号」に対応する。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図18に示す。本実施形態は、同期信号Ss1、Ss2の出力タイミングが第4実施形態と異なる。第4実施形態では、フレーム期間Psの1周期ごとに同期信号Ss1、Ss2を出力するのに対し、本実施形態では、フレーム期間Psの2周期ごとに同期信号Ss1、Ss2を出力している。同期信号Ss1、Ss2の出力は、2周期に1回に限らず、3周期以上の複数周期に1回の割合としてもよい。すなわち、同期信号Ss1、Ss2は、必ずしもフレーム期間Psごとに出力する必要はなく、複数周期に1回の割合で出力するようにしてもよい。
図18の時刻x31、x32の処理は、図16の時刻x11、x12の処理と同様である。時刻x33では、同期信号Ss1、Ss2の出力が省略される。そのため、図18の例では、クロックずれの影響により、時刻x33にてタイマ557がリセットされ、時刻x34にてタイマ657がリセットされる。出力信号Sd11は、時刻x33にて出力が開始され、出力信号Sd12は、時刻x34から(Ps/2)遅れた時刻x35にて出力が開始される。すなわち、時刻x35における出力信号Sd12の出力タイミングは、時刻x33から(Ps/2)が経過したタイミングよりも遅れる。
また、時刻x36では、同期信号Ss1が出力されるので、タイマ557、657は略同時にリセットされ、同期される。そのため、出力信号Sd12の出力が開始される時刻x37は、出力信号Sd11の出力が開始される時刻x36から(Ps/2)遅れたタイミングとなる。
同期信号Ss1、Ss2の出力を複数周期に1回とすることで、同期信号Ss1、Ss2が出力されない期間は、出力信号Sd11、Sd12の出力タイミングがずれる虞はあるものの、同期信号Ss1、Ss2が再度出力されれば、タイマ557、657は同期される。そのため、クロックずれの影響により、出力信号Sd11、Sd12の出力タイミングのずれが拡大していくことはない。
時刻x38〜時刻x42の処理は、時刻x33〜時刻x37の処理と同様である。
本実施形態では、同期信号Ss1、Ss2は、出力信号Sd11、Sd12の送信周期の複数周期に1回、送受信される。本実施形態では、フレーム期間Psが送信周期に対応する。
これにより、センサ部255、265の処理負荷を低減可能である。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図19および図20に示す。
図19に示すように、本実施形態の通信装置5は、メイン磁気センサ350、サブ磁気センサ360、および、ECU85等を備える。
メイン磁気センサ350のメインセンサ部355は、出力信号Sd11をタイミング信号としてサブセンサ部365に出力する。また、サブ磁気センサ360のサブセンサ部365は、出力信号Sd12をタイミング信号としてメインセンサ部355に出力する。すなわち、本実施形態では、同期信号Ss1、Ss2を生成せず、出力信号Sd11、Sd12をタイミング信号として用いている。
なお、図19では、端子524、614の記載を省略した。
メインセンサ部355の同期回路558には、サブセンサ部365の遅延時間xd2が予め記憶されており、サブセンサ部365からタイミング信号として取得される出力信号Sd12およびサブセンサ部365における遅延時間xd2に応じ、次のフレーム期間Psの開始タイミングを演算する。なお、サブセンサ部365における遅延時間xd2が0であれば、出力信号Sd12の開始タイミングを、今回のフレーム期間Psの開始タイミングとみなしてもよい。
出力信号Sd12および遅延時間xd2に応じて演算されるフレーム期間Psの開始タイミングは、第4実施形態等における同期信号Ss2が検出されるタイミングとみなせる。すなわち、演算された開始タイミングが、タイマ557が設定値Vpsとなるよりも早ければ、演算された開始タイミングにてタイマ557をリセットするとともに、演算された開始タイミングおよびメインセンサ部355自身の遅延時間xd1に応じ、出力信号Sd11をECU85に出力する。
サブセンサ部365の同期回路558には、メインセンサ部355の遅延時間xd1が予め記憶されており、メインセンサ部355からタイミング信号として取得される出力信号Sd11およびメインセンサ部355における遅延時間xd1に応じ、次のフレーム期間Psの開始タイミングを演算する。なお、メインセンサ部355における遅延時間xd1が0であれば、出力信号Sd11の開始タイミングを、今回のフレーム期間Psの開始タイミングとみなしてもよい。
出力信号Sd11および遅延時間xd1に応じて演算されるフレーム期間Psの開始タイミングは、第4実施形態等における同期信号Ss1が検出されるタイミングとみなせる。すなわち、演算された開始タイミングが、タイマ657が設定値Vpsとなるよりも早ければ、演算された開始タイミングにてタイマ657をリセットするとともに、演算された開始タイミングおよびサブセンサ部365自身の遅延時間xd2に応じ、出力信号Sd12をECU85に出力する。
図20に示すように、出力信号Sd11、Sd12をタイミング信号として用いることで、同期信号Ss1、Ss2を生成、出力する場合と同様、タイマ557、657を同期させることができる。これにより、(Ps/2)の間隔で、出力信号Sd11、Sd12を交互にECU85に出力することができる。
図20の例では、同期信号Ss1、Ss2に替えて、出力信号Sd11、Sd12を用いてタイマ557、657を同期させている点が異なるものの、その他の点に関しては、時刻x51〜x60の処理は、図16の時刻x11〜x20の処理と略同様である。
なお、図20では、図16等と対応させるべく、(b)、(e)を欠番とした。
本実施形態では、センサ部355、365は、出力信号Sd11、Sd12を、同期信号とする。これにより、同期信号Ss1、Ss2を別途に生成する必要がないので、信号数を減らすことができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
(ア)センサ部
上記実施形態では、1つのセンサ部に2つのセンサ素子が設けられる。他の実施形態では、1つのセンサ部に設けられるセンサ素子の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。上記実施形態では、2つのセンサ素子にて検出される検出信号は、反転されたデータ信号として出力される。他の実施形態では、2つのセンサ素子にて検出される検出信号に係るデータ信号を反転しなくてもよい。
上記実施形態では、センサ部は、2つである。他の実施形態では、センサ部を3つ以上設けてもよい。この場合、3つ以上のセンサ部のそれぞれから出力される出力信号は、所定期間ずらして送信される。3つ以上のセンサ部のそれぞれから出力される出力信号の送信間隔は異なっていてもよいが、等間隔で送信されることが望ましい。
複数のセンサ部は、第1実施形態のように、センサ部ごとに封止部が設けられてもよいし、第2実施形態のようの複数のセンサ部が1つ封止部に封止されていてもよい。
上記実施形態では、センサ部は、複数のセンサ部間で、出力信号の半周期ずらしたタイミングにて、出力信号を制御部に送信する。他の実施形態では、センサ部は、複数のセンサ部間で、出力信号の半周期とは異なる出力信号の1周期の長さよりも短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号を制御部に送信するようにしてもよい。
上記実施形態では、複数のセンサ部は、同様に構成される。他の実施形態では、複数のセンサ部の構成が異なっていてもよく、第1実施形態および第2実施形態では、例えばサブセンサ部において、信号生成回路を省略してもよい。
第3実施形態では、出力回路555は、トリガ信号Trg1が送信されると、センサ素子551、552により検出されてA/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd21を生成する。他の実施形態では、センサ部は、トリガ信号が送信されなくても、常時、フレーム期間Ptより短い所定の更新周期で、センサ素子551、552により検出されてA/D変換された検出信号が更新されており、トリガ信号Trg1が送信されると、検出信号の最新の値を用いて出力信号Sd21として生成するようにしてもよい。出力信号Sd22の生成についても同様である。また、第3実施形態にて説明した同期通信の場合に限らず、第1実施形態および第2実施形態にて説明した非同期通信の場合も同様に、フレーム期間より短い所定の更新周期で検出信号を更新し、最新の検出信号を用いて出力信号を生成するように構成してもよい。
上記実施形態では、センサ素子は、ホール素子である。他の実施形態では、センサ素子は、ホール素子以外の磁気検出素子であってもよいし、磁気以外の変化を検出する素子であってもよい。また、上記実施形態のセンサ部は、操舵トルクを検出するトルクセンサに用いられる。他の実施形態では、センサ部は、例えば、圧力を検出する圧力センサ等、トルクセンサ以外のセンサとしてもよい。また、上記実施形態では、検出対象は集磁モジュールである。他の実施形態では、検出対象は、集磁モジュールに限らず、どのようなものであってもよい。
上記実施形態では、磁気センサは、封止部の両側に端子が形成されるパッケージである、所謂SOP(Small Outline Package)タイプである。他の実施形態では、封止部の4辺に端子が設けられるQFP(Quad Flat Package)タイプ等、第1側面および第2側面以外の箇所に端子が形成されていてもよい。
(イ)通信装置
上記実施形態では、センサ部と制御部との間の通信方式として、SENT通信の例を説明した。他の実施形態では、通信方式は、SENT通信に限らず、SPI(Serial Peripheral Interface)通信等、どのような通信方式としてもよい。
上記実施形態では、通信装置は、電動パワーステアリング装置に適用される。他の実施形態では、通信装置は、電動パワーステアリング装置以外の車載装置に適用してもよいし、車両に搭載されない他の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、2、3・・・通信装置
20・・・集磁モジュール(検出対象)
55、155、255、355・・・メインセンサ部(センサ部)
65、165、265、365・・・サブセンサ部(センサ部)
551、552、561、562・・・センサ素子
555、655・・・出力回路
556、566・・・タイミング信号生成回路
85、86・・・ECU(制御部)

Claims (15)

  1. 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
    前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
    を備え、
    前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
    それぞれの前記センサ部からの前記出力信号は、前記制御部での取得タイミングが等間隔となるように送信される通信装置。
  2. 複数の前記センサ部のうちの一部が異常である場合、
    異常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号の送信を停止し、
    正常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号を所定の周期で送信する請求項1に記載の通信装置。
  3. 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
    前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
    を備え、
    前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
    複数の前記センサ部のうちの一部が異常である場合、
    異常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号の送信を停止し、
    正常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号を所定の周期で送信する通信装置。
  4. 前記制御部(86)は、前記出力信号を送信するタイミングを指示するタイミング信号を前記センサ部に送信する請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 少なくとも1つの前記センサ部(65、255、265、355、365)は、他の前記センサ部(55、255、265、355、365)から送信されるタイミング信号に基づき、前記出力信号の出力タイミングを決定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
    前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
    を備え、
    前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
    少なくとも1つの前記センサ部(65、255、265、355、365)は、他の前記センサ部(55、255、265、355、365)から送信されるタイミング信号に基づき、前記出力信号の出力タイミングを決定する通信装置。
  7. 前記センサ部のうちの1つであるメインセンサ部(55)は、前記メインセンサ部以外の前記センサ部であるサブセンサ部(65)に前記タイミング信号を送信し、
    前記サブセンサ部は、前記タイミング信号に応じて前記出力信号を前記制御部に送信する請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 前記センサ部(255、265、355、365)は、それぞれの前記センサ部のタイマ(557、657)の計時を同期させる同期信号を前記タイミング信号として他の前記センサ部と送受信可能である請求項5または6に記載の通信装置。
  9. 前記同期信号は、前記出力信号の送信周期の複数周期に1回、送受信される請求項に記載の通信装置。
  10. 前記センサ部(355、365)は、前記出力信号を前記同期信号とする請求項に記載の通信装置。
  11. 前記センサ部を封止する封止部(53、63)は、前記センサ部(55、65)ごとに設けられ、
    前記封止部の第1側面(531、631)から突出する端子群を第1端子群(51、61)、前記封止部の前記第1側面とは反対側の第2側面(532、632)から突出する端子群を第2端子群(52、62)とすると、
    前記第1端子群および前記第2端子群には、前記タイミング信号を受信可能である受信端子、および、前記タイミング信号を送信可能である送信端子が含まれる請求項10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 前記第1端子群において、前記封止部の一端側からn番目の端子(514、614)が前記受信端子、m番目の端子(516、616)が前記送信端子である場合、
    前記第2端子群において、前記封止部の一端側からn番目の端子(524、624)が前記送信端子、m番目の端子(526、626)が前記受信端子である請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記センサ部は、複数の前記センサ素子を有し、
    前記出力回路は、複数の前記センサ素子の検出信号を用いて前記出力信号を生成する請求項1〜12のいずれか一項に記載の通信装置。
  14. 前記センサ素子は、前記検出対象の磁束の変化を検出する磁気検出素子である請求項1〜13のいずれか一項に記載の通信装置。
  15. 前記センサ素子は、操舵トルクに応じた磁束の変化を検出する磁気検出素子であって、
    前記制御部は、前記出力信号に基づいて前記操舵トルクを演算し、演算された前記操舵トルクに基づいて、電動パワーステアリング装置(80)のモータ(81)の駆動を制御する請求項14に記載の通信装置。
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