JP6772479B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御部におけるデータの更新頻度を向上可能な通信装置を提供することにある。
センサ部は、1つの検出対象に関する情報を検出するセンサ素子、および、センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路を有する。
制御部は、出力信号を取得する。
センサ部は、他のセンサ部から出力信号が送信されるタイミングと出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号を制御部に送信する。
本発明では、複数のセンサ部から出力信号が出力されるタイミングを所定期間ずらしているので、複数のセンサ部から出力信号が同時に出力される場合と比較し、制御部におけるデータの更新頻度を向上することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、通信装置1は、メイン磁気センサ50、サブ磁気センサ60、および、制御部としてECU85等を備え、例えば車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置80に適用される。
ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。
ステアリングシャフト92は、第1の軸としての入力軸11および第2の軸としての出力軸12を有する。入力軸11は、ハンドル91と接続される。入力軸11と出力軸12との間には、ステアリングシャフト92に加わるトルクを検出するトルクセンサ10が設けられる。出力軸12の入力軸11と反対側の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
ECU85は、機能ブロックとして信号取得部87を有する(図4参照)。信号取得部87は、磁気センサ50、60から出力される出力信号Sd11、Sd12を取得する。ECU85は、出力信号Sd11、Sd12に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。ECU85における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。後述のECU86についても同様である。
磁気センサ50、60およびECU85の詳細については、後述する。
トーションバー13は、一端側が入力軸11に、他端側が出力軸12に、それぞれピン14で固定され、入力軸11と出力軸12とを回転軸Oの同軸上に連結する。トーションバー13は、棒状の弾性部材であり、ステアリングシャフト92に加わるトルクを捩れ変位に変換する。
多極磁石15は、円筒状に形成され、入力軸11に固定される。多極磁石15は、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。磁極数はいくつであってもよいが、本実施形態では、N極およびS極の数は12対、計24極である。
磁気ヨーク16は、入力軸11側に設けられる第1ヨーク17および出力軸12側に設けられる第2ヨーク18を有する。第1ヨーク17および第2ヨーク18は、ともに軟磁性体により環状に形成され、多極磁石15の径方向外側にて、出力軸12に固定される。
第1集磁リング21の集磁部215と、第2集磁リング22の集磁部225とは、対向する面が略平行となるように設けられる。集磁部215、225の間には、磁気センサ50、60が配置される。
基板41は、略矩形の平板状に形成され、磁気センサ50、60が実装される。磁気センサ50、60は、基板41の同一面に実装される。
磁気センサ50、60は、トーションバー13の捩れ変位量および捩れ変位方向に応じた磁束密度を検出し、出力信号Sd11、Sd12をECU85に出力する。メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60の構成は、実質的に同様であり、同方向に横並びの状態にて、基板41に実装される。メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60は、内部に図示しないEEPROMを有し、メインセンサとして機能させるか、サブセンサとして機能させるかを、EEPROMにて予め設定する。本実施形態では、メイン磁気センサ50をメインセンサ、サブ磁気センサ60をサブセンサとして機能させるものとする。本実施形態では、メイン磁気センサ50は、一定周期(例えば1000μs周期)で出力信号Sd11を出力し、サブ磁気センサ60は、メイン磁気センサ50からのタイミング信号Stを受信したタイミングで出力信号Sd12を出力する。
また、サブ磁気センサ60についても同様に、第1端子群61において、第1端子611が電源端子、第2端子512が通信端子、第3端子513がグランド端子となり得る。また、第2端子群62において、第1端子621が電源端子、第2端子622が通信端子、第3端子623がグランド端子となり得る。
なお、内側に配置されるメイン磁気センサ50の第2端子群52およびサブ磁気センサ60の第1端子群61の電源端子、通信端子、および、グランド端子は、ECU85と接続されず、機能させない。
同様に、サブ磁気センサ60の第1端子群61において、一端635からn番目の端子を受信端子、m番目の端子を送信端子とし、第2端子群62において、一端635からn番目の端子を送信端子、m番目の端子を受信端子とする。なお、第1端子群51、61および第2端子群52、62の端子数をk(本実施形態では8)とすると、n、mは、いずれも1以上k以下の整数であって、n≠mとする。
図4に示すように、メインセンサ部55は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、出力回路555、および、タイミング信号生成回路556等を有する。
センサ素子551、552は、集磁部215、225間の磁束を検出する磁気検出素子である。本実施形態のセンサ素子551、552は、ホールICである。
A/D変換回路553は、センサ素子551の検出信号をA/D変換する。A/D変換回路554は、センサ素子552の検出信号をA/D変換する。
図5に示すように、出力信号Sd11は、同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、CRC信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。図中、同期信号を「Synchronization」、ステータス信号を「Status」、A信号を「Data_A」、B信号を「Data_B」、CRC信号を「CRC」、ポーズ信号を「Pause」と記載した。
同期信号は、磁気センサ50とECU85のクロックを同期させるための信号であり、本実施形態では56tickとする。
図5においては、簡略化のため、A信号のパルスとB信号のパルスとを同様に記載しているが、実際には、図6にて説明したように、A信号とB信号とは、検出した磁束密度に応じて出力コードの50%を中心に反転した値に相当するパルスとなる。
ポーズ信号は、次の同期信号が出力されるまでの期間に出力される信号である。
本実施形態では、同期信号の開始から、次の同期信号の開始までを1フレームとし、1フレームの信号を送信するに要する時間を、フレーム期間Ps(例えば1000μs)とする。メイン磁気センサ50からは、フレーム期間Psごとに出力信号Sd11がECU85に出力される。本実施形態では、フレーム期間Psが「出力信号の1周期の長さ」であり、「送信周期」である。
サブセンサ部65の出力回路655から出力される出力信号Sd12についても同様である。出力信号Sd12では、A信号はセンサ素子651の検出結果に基づくデータ信号であり、B信号はセンサ素子652の検出結果に基づくデータ信号である。
サブセンサ部65は、メインセンサ部55と同様の構成であるので、タイミング信号生成回路556と同様のタイミング信号生成回路656およびタイマ657を有しているが、EEPROMにてサブセンサに設定されているため、タイミング信号生成回路656を機能させない。
また、ECU85は、出力信号Sd11、Sd12を等間隔で交互に取得している、といえる。
同様に、ECU85では、出力信号Sd12に基づき、サブ磁気センサ60の異常を判定可能である。
本実施形態による通信処理を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。通信処理は、磁気センサ50、60およびECU85がオンされているときに実行される。図8においては、メインセンサ部55を「IC1」、サブセンサ部65を「IC2」とする。
S106では、メインセンサ部55が異常であるので、メイン磁気センサ50の電源をオフにする。すでにメイン磁気センサ50の電源がオフである場合は、オフ状態を継続する。
S108では、サブセンサ部65は、タイミング信号Stによらない、一定周期で出力信号Sd12をECU85に出力するモードであるバックアップモードとし、S105に戻る。なお、すでにバックアップモードに移行している場合には、サブセンサ部65からの一定周期での出力を継続する。
メインセンサ部55は、センサ素子551、552、および、出力回路555を有する。
センサ素子551、552は、集磁モジュール20に関する情報(本実施形態では、集磁部215、225間の磁束密度)を検出する。出力回路555は、センサ素子551、552の検出信号に基づいて出力信号Sd11を生成し、当該出力信号Sd11を送信する。
サブセンサ部65は、センサ素子651、652、および、出力回路655を有する。
センサ素子651、652は、集磁モジュール20に関する情報(本実施形態では、集磁部215、225間の磁束密度)を検出する。出力回路655は、センサ素子651、652の検出信号値に基づいて出力信号Sd12を生成し、当該出力信号Sd12を送信する。
サブセンサ部65は、他のセンサ部であるメインセンサ部55から出力信号Sd11が送信されるタイミングと出力信号Sd11、Sd12の1周期の長さ(本実施形態ではフレーム期間Ps)より短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号Sd12をECU85に送信する。
また、メインセンサ部55は、他のセンサ部であるサブセンサ部65から出力信号Sd12が送信されるタイミングと出力信号Sd11、Sd12の1周期の長さ(本実施形態ではフレーム期間Ps)より短い所定期間ずらしたタイミングにて、出力信号Sd11をECU85に送信する。
これにより、メインセンサ部55から出力信号Sd11が送信されるタイミングと、サブセンサ部65から出力信号Sd12が送信されるタイミングと、を適切に制御することができる。また、本実施形態では、データ送信を要求するトリガ信号は、ECU85からセンサ部55、65に送信されない。これにより、ECU85におけるトリガ信号の生成に係る構成を省略可能である。
本実施形態では、全てのセンサ部55、65は、タイミング信号生成回路556、656を有する。センサ部55、65の構成を共通化することで、部品種類を低減することができる。
これにより、封止部53、63の一端535、635の位置が概ね揃った状態にてセンサ部55、65が同方向に横並びで配列される場合、受信端子と送信端子とが隣り合って配置されるので、タイミング信号Stの送受信に係る配線である信号線115を簡素化することができる。
サブセンサ部65は、複数のセンサ素子651、652を有する。出力回路655は、複数のセンサ素子651、652の検出信号を用いて出力信号Sd12を生成する。
これにより、それぞれの出力信号Sd11、Sd12に基づき、ECU85にて、センサ部55、65の異常を検出することができる。
これにより、複数のセンサ部55、65の一部に異常が生じた場合であっても、正常であるセンサ部55、65により検出される情報を用いた演算をECU85にて継続することができる。
本実施形態の検出対象は、ステアリングシステム90におけるトーションバー13の捩れ変位量を検出する集磁モジュール20である。
センサ部55、65は、トーションバー13の捩れ変位量に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサ10に用いられる。また、ECU85は、出力信号Sd11、Sd12に基づいて操舵トルクを演算し、演算された操舵トルクに基づいて、電動パワーステアリング装置80のモータ81の駆動を制御する。
これにより、操舵トルクを適切に検出することができる。また、操舵トルクに応じてモータ81の駆動を制御することで、適切なアシストトルクを出力することができる。
本発明の第2実施形態を図9および図10に示す。
本実施形態の通信装置2は、磁気センサ70、および、ECU85を備える。
センサユニット45は、1つの磁気センサ70が基板41に実装される。
磁気センサ70は、第1端子群71、第2端子群72、封止部73、メインセンサ部55、および、サブセンサ部65等を有する。
第2端子群72の第1端子621は電源端子であり、第2端子722は通信端子であり、第3端子713はグランド端子であり、いずれも、サブセンサ部65とECU85との接続に用いられる。
これにより、送信端子、受信端子、および、送信端子と受信端子とを接続するための配線を省略することができる。
本実施形態の通信装置2は、センサ部55、65、および、ECU85を有する。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第3実施形態を図11〜図14に示す。
図11に示すように、本実施形態の通信装置3は、メイン磁気センサ150、サブ磁気センサ160、および、制御部としてのECU86等を備える。
ECU86は、磁気センサ150、160から出力される出力信号Sd21、Sd22に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。ECU86は、信号取得部87、および、トリガ信号生成部88を有する。
トリガ信号生成部88は、出力信号Sd22の送信を要求するトリガ信号Trg2を生成する。トリガ信号Trg2は、通信端子である第2端子群62の第2端子622を経由してサブセンサ部165に送信される。
その他の点については、ECU86は、第1実施形態のECU85と略同様である。
メインセンサ部155は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、および、出力回路555を有する。すなわち、メインセンサ部155は、タイミング信号生成回路556およびタイマ557が省略されている点が上記実施形態と異なる。
出力回路555は、トリガ信号Trg1が送信されると、センサ素子551、552により検出されてA/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd21を生成する。生成された出力信号Sd21は、通信端子である第2端子512を経由してECU86に送信される。
サブセンサ部165は、センサ素子651、652、A/D変換回路653、654、および、出力回路655を有する。すなわち、サブセンサ部165は、タイミング信号生成回路656およびタイマ657が省略されている点が上記実施形態と異なる。
出力回路655は、トリガ信号Trg2が送信されると、センサ素子651、652により検出されてA/D変換された検出信号に基づき、出力信号Sd22を生成する。生成された出力信号Sd22は、通信端子である第2端子622を経由してECU86に送信される。
本実施形態では、上記実施形態と同様、SENT通信により、出力信号Sd21、Sd22が送信される。
第1実施形態では、EEPROMにてメインセンサとして機能させるか、セブセンサとして機能させるかを予め設定するのに対し、本実施形態では、メイン、サブの設定を行わず、同様の処理を行うものとする。本実施形態では、説明の都合上、「メインセンサ部155」、「サブセンサ部165」としているが、メインセンサ部155とサブセンサ部165の機能は同様である。すなわち本実施形態では、2つのセンサ部を区別すべく、「メイン」、「サブ」を付しており、主従の関係性でないことを補足しておく。第4実施形態〜第6実施形態も同様である。
また、本実施形態では、第1実施形態のように、メインセンサ部155が封止部53に封止され、サブセンサ部165が封止部63に封止されて2パッケージとなっているが、第2実施形態のように、センサ部155、165を1つの封止部で封止して1パッケージとしてもよい。
本実施形態では、出力信号Sd21は、同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、CRC信号、エンド信号、および、ポーズ信号からなり、この順で一連の信号として出力される。同期信号、ステータス信号、A信号、B信号、および、CRC信号は、上記実施形態と同様である。
エンド信号は、データ信号であるA信号およびB信号の出力が終了したことを示す信号である。エンド信号出力後は、次のトリガ信号Trg1が検出されるまで、ポーズ信号が出力される。
これにより、出力信号Sd21、Sd22は、出力信号Sd21、Sd22の半周期ずらしてECU86に送信される。
また、ECU86は、出力信号Sd21、Sd22を等間隔で交互に取得している、といえる。
本実施形態による通信処理を図14に示すフローチャートに基づいて説明する。通信処理は、磁気センサ150、160およびECU86がオンされているときに実行される。図14においては、メインセンサ部155を「IC1」、サブセンサ部165を「IC2」とする。
S204では、サブセンサ部165が異常であるので、サブ磁気センサ160の電源をオフにする。すでにサブ磁気センサ160の電源がオフされている場合は、オフ状態を継続する。また、ECU86は、トリガ信号Trg1の出力を継続する。メインセンサ部155は、トリガ信号Trg1に応じた出力信号Sd21の出力を継続する。
S206では、メインセンサ部155が異常であるので、メイン磁気センサ150の電源をオフにする。すでにメイン磁気センサ150の電源がオフされている場合は、オフ状態を継続する。また、ECU86は、トリガ信号Trg2の出力を継続する。サブセンサ部165は、トリガ信号Trg2に応じた出力信号Sd22の出力を継続する。
これにより、ECU86は、所望のタイミングにて出力信号Sd21、Sd22を取得することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態では、メインセンサ部155およびサブセンサ部165が「センサ部」に対応し、トリガ信号Trg1、Trg2が「タイミング信号」に対応する。
本発明の第4実施形態を図15〜図17に示す。
図15に示すように、本実施形態の通信装置4は、メイン磁気センサ250、サブ磁気センサ260、および、ECU85等を備える。
メイン磁気センサ250のメインセンサ部255は、センサ素子551、552、A/D変換回路553、554、出力回路555、タイマ557、同期回路558、および、遅延設定部559を有する。
遅延設定部559は、同期信号Ss1、Ss2が検出されてから、出力信号Sd11を出力するまでの遅延時間xd1を設定する。出力信号Sd11の遅延時間xd1は、0とする。
同期回路658は、タイマ657の計時がフレーム期間Psに対応する設定値Vpsになると、同期信号Ss2をメインセンサ部255に出力し、タイマ657をリセットする。また、タイマ657の計時が設定値Vpsとなる前に、メインセンサ部255から出力された同期信号Ss1を検出した場合、同期信号Ss2を出力することなく、タイマ657をリセットする。
遅延設定部659は、同期信号Ss1、Ss2が検出されてから、出力信号Sd12を出力するまでの遅延時間xd2を設定する。出力信号Sd12の遅延時間xd2は、フレーム周期Psの1/2(すなわち、Ps/2)とする。
本実施形態は、第1実施形態と同様、ECU85からのトリガ信号によらず出力信号Sd11、Sd12を送信する「非同期通信」により、出力信号Sd11、Sd12を送信する。
そこで本実施形態では、タイマ557が設定値Vpsになると、同期回路558が同期信号Ss1をサブセンサ部265に出力する。サブセンサ部265では、同期信号Ss1が検出されると、タイマ657をリセットするようにしている。
これにより、タイマ557、657の計時誤差をフレーム期間Psごとにリセットすることができる。換言すると、センサ部255、265は、同期信号Ss1、Ss2を用い、タイマ557、657の計時を同期させている。また、同期信号Ss1、Ss2は、センサ部265、265間の計時を同期させるための信号であるといえる。
例えば図17に示すように、メインセンサ部255に異常が生じ、メインセンサ部255からの同期信号Ss1の出力が行われなくなったとしても、ECU85側からの指令等によらず、サブセンサ部265は、自身のタイマ657の計時に応じ、出力信号Sd12の出力を継続することができる。具体的には、時刻x21、x23、x25、x27、x29にて同期信号Ss2を出力してタイマ657をリセットし、同期信号Ss2の出力およびタイマ657のリセットから(Ps/2)遅れた時刻x22、x24、x26、x28、x30にて、出力信号Sd12の出力が開始される。なお、例えば、ECU85側から、メインセンサ部255が異常である旨の情報が通知された場合、同期信号Ss2の出力を中止するようにしてもよい。
サブセンサ部265に異常が生じた場合も同様に、メインセンサ部255は、自身のタイマ557の計時に応じ、フレーム期間Psごとに出力信号Sd11の出力を継続することができる。
サブセンサ部265は、タイマ557、657の計時を同期させる同期信号Ss1、Ss2をタイミング信号として、他のセンサ部であるメインセンサ部255と送受信可能である。
センサ部255、265では、同期信号Ss1、Ss2に基づいて、タイマ557、567を同期させることができるので、適切なタイミングにて出力信号Sd11、Sd12を送信することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
同期信号Ss1、Ss2が、特許請求の範囲における「同期信号」に対応する。
本発明の第5実施形態を図18に示す。本実施形態は、同期信号Ss1、Ss2の出力タイミングが第4実施形態と異なる。第4実施形態では、フレーム期間Psの1周期ごとに同期信号Ss1、Ss2を出力するのに対し、本実施形態では、フレーム期間Psの2周期ごとに同期信号Ss1、Ss2を出力している。同期信号Ss1、Ss2の出力は、2周期に1回に限らず、3周期以上の複数周期に1回の割合としてもよい。すなわち、同期信号Ss1、Ss2は、必ずしもフレーム期間Psごとに出力する必要はなく、複数周期に1回の割合で出力するようにしてもよい。
時刻x38〜時刻x42の処理は、時刻x33〜時刻x37の処理と同様である。
これにより、センサ部255、265の処理負荷を低減可能である。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第6実施形態を図19および図20に示す。
図19に示すように、本実施形態の通信装置5は、メイン磁気センサ350、サブ磁気センサ360、および、ECU85等を備える。
メイン磁気センサ350のメインセンサ部355は、出力信号Sd11をタイミング信号としてサブセンサ部365に出力する。また、サブ磁気センサ360のサブセンサ部365は、出力信号Sd12をタイミング信号としてメインセンサ部355に出力する。すなわち、本実施形態では、同期信号Ss1、Ss2を生成せず、出力信号Sd11、Sd12をタイミング信号として用いている。
なお、図19では、端子524、614の記載を省略した。
図20の例では、同期信号Ss1、Ss2に替えて、出力信号Sd11、Sd12を用いてタイマ557、657を同期させている点が異なるものの、その他の点に関しては、時刻x51〜x60の処理は、図16の時刻x11〜x20の処理と略同様である。
なお、図20では、図16等と対応させるべく、(b)、(e)を欠番とした。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(ア)センサ部
上記実施形態では、1つのセンサ部に2つのセンサ素子が設けられる。他の実施形態では、1つのセンサ部に設けられるセンサ素子の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。上記実施形態では、2つのセンサ素子にて検出される検出信号は、反転されたデータ信号として出力される。他の実施形態では、2つのセンサ素子にて検出される検出信号に係るデータ信号を反転しなくてもよい。
複数のセンサ部は、第1実施形態のように、センサ部ごとに封止部が設けられてもよいし、第2実施形態のようの複数のセンサ部が1つ封止部に封止されていてもよい。
上記実施形態では、センサ部と制御部との間の通信方式として、SENT通信の例を説明した。他の実施形態では、通信方式は、SENT通信に限らず、SPI(Serial Peripheral Interface)通信等、どのような通信方式としてもよい。
上記実施形態では、通信装置は、電動パワーステアリング装置に適用される。他の実施形態では、通信装置は、電動パワーステアリング装置以外の車載装置に適用してもよいし、車両に搭載されない他の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
20・・・集磁モジュール(検出対象)
55、155、255、355・・・メインセンサ部(センサ部)
65、165、265、365・・・サブセンサ部(センサ部)
551、552、561、562・・・センサ素子
555、655・・・出力回路
556、566・・・タイミング信号生成回路
85、86・・・ECU(制御部)
Claims (15)
- 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
を備え、
前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
それぞれの前記センサ部からの前記出力信号は、前記制御部での取得タイミングが等間隔となるように送信される通信装置。 - 複数の前記センサ部のうちの一部が異常である場合、
異常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号の送信を停止し、
正常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号を所定の周期で送信する請求項1に記載の通信装置。 - 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
を備え、
前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
複数の前記センサ部のうちの一部が異常である場合、
異常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号の送信を停止し、
正常である前記センサ部の前記出力回路は、前記出力信号を所定の周期で送信する通信装置。 - 前記制御部(86)は、前記出力信号を送信するタイミングを指示するタイミング信号を前記センサ部に送信する請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
- 少なくとも1つの前記センサ部(65、255、265、355、365)は、他の前記センサ部(55、255、265、355、365)から送信されるタイミング信号に基づき、前記出力信号の出力タイミングを決定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
- 1つの検出対象(20)に関する情報を検出するセンサ素子(551、552、651、652)、および、前記センサ素子の検出信号に基づいて出力信号を生成し、当該出力信号を送信する出力回路(555、655)を有する複数のセンサ部(55、65、155、165、255、265、355、365)と、
前記出力信号を取得する制御部(85、86)と、
を備え、
前記センサ部は、他の前記センサ部から前記出力信号が送信されるタイミングと前記出力信号の1周期の長さより短い所定期間ずらしたタイミングにて、前記出力信号を前記制御部に送信し、
少なくとも1つの前記センサ部(65、255、265、355、365)は、他の前記センサ部(55、255、265、355、365)から送信されるタイミング信号に基づき、前記出力信号の出力タイミングを決定する通信装置。 - 前記センサ部のうちの1つであるメインセンサ部(55)は、前記メインセンサ部以外の前記センサ部であるサブセンサ部(65)に前記タイミング信号を送信し、
前記サブセンサ部は、前記タイミング信号に応じて前記出力信号を前記制御部に送信する請求項5または6に記載の通信装置。 - 前記センサ部(255、265、355、365)は、それぞれの前記センサ部のタイマ(557、657)の計時を同期させる同期信号を前記タイミング信号として他の前記センサ部と送受信可能である請求項5または6に記載の通信装置。
- 前記同期信号は、前記出力信号の送信周期の複数周期に1回、送受信される請求項8に記載の通信装置。
- 前記センサ部(355、365)は、前記出力信号を前記同期信号とする請求項8に記載の通信装置。
- 前記センサ部を封止する封止部(53、63)は、前記センサ部(55、65)ごとに設けられ、
前記封止部の第1側面(531、631)から突出する端子群を第1端子群(51、61)、前記封止部の前記第1側面とは反対側の第2側面(532、632)から突出する端子群を第2端子群(52、62)とすると、
前記第1端子群および前記第2端子群には、前記タイミング信号を受信可能である受信端子、および、前記タイミング信号を送信可能である送信端子が含まれる請求項5〜10のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記第1端子群において、前記封止部の一端側からn番目の端子(514、614)が前記受信端子、m番目の端子(516、616)が前記送信端子である場合、
前記第2端子群において、前記封止部の一端側からn番目の端子(524、624)が前記送信端子、m番目の端子(526、626)が前記受信端子である請求項11に記載の通信装置。 - 前記センサ部は、複数の前記センサ素子を有し、
前記出力回路は、複数の前記センサ素子の検出信号を用いて前記出力信号を生成する請求項1〜12のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記センサ素子は、前記検出対象の磁束の変化を検出する磁気検出素子である請求項1〜13のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記センサ素子は、操舵トルクに応じた磁束の変化を検出する磁気検出素子であって、
前記制御部は、前記出力信号に基づいて前記操舵トルクを演算し、演算された前記操舵トルクに基づいて、電動パワーステアリング装置(80)のモータ(81)の駆動を制御する請求項14に記載の通信装置。
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