JP6458438B2 - 情報処理装置、警告方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、警告方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、警告方法、およびプログラムに関する。
近年、物品の輸送や娯楽等のため、車両が利用される機会は多く、車両運転を安全に行うことはますます重要になっている。このため、車両運転中の安全を確保するための様々な技術が開発されている。車両運転中の安全を確保する仕組みとして、例えば、居眠り運転警報装置が知られている。居眠り運転警報装置は、単調度Tと操舵量Qと蛇行率MRから運転者の覚醒度を推定し、必要に応じて警報機を駆動して、運転者の覚醒度の向上を促す(例えば、特許文献1参照)。
また、車両の自動操縦等を実現するための要素技術として、道路の白線を検出する装置が知られている。白線を検出する装置は、カメラによって得た画像を所定のテンプレートと比較して相関演算を行い、相関の高いテンプレート位置を白線位置として検出する(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−11773号公報 特開平6−119593号公報
上記のような従来の技術には、以下のような問題がある。例えば、白線を検出するなどして居眠りを検出する装置は、一般的に、自車で検出した情報に基づき報知すべき事象が発生した場合に自車に備えられた装置が判断し運転者に報知する仕組みを用いている。しかし、例えば、運転者が過度な眠気を帯びているような状態において、報知すべき事象が発生した場合に警報を発する仕組みでは、運転者の運転状況を変えることが難しい場合がある。例えば、運転者の時間を守ろうとする意識やがんばろうという意識が働き、必要な休息をとらなかったりする場合や、適切に警報が発せられない等の理由で、警報に対する信頼度が低下してしまっている場合などである。
ひとつの側面によれば、本発明の目的は、覚醒度が低下した運転者に対する警告の有効性を向上させることである。
ひとつの態様である情報処理装置は、出力部を有する。出力部は、運行中の車両の挙動を示す運行情報が、車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する。運行情報は、車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された所定事象の発生を示す発生情報と、検出値が電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報とを含む。所定条件は、発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件であって、時刻に応じた時間帯毎に決められる。
ひとつの実施形態によれば、覚醒度が低下した運転者に対する警告の有効性を向上させることが可能になる。
一実施の形態による運行管理システムの一例を示す図である。 一実施の形態による車載システムのハードウエア構成の一例を示す図である。 一実施の形態による車載コンピュータの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施の形態によるセンタシステムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施の形態によるセンサ情報の一例を示す図である。 一実施の形態による発生情報の一例を示す図である。 一実施の形態による作業情報の一例を示す図である。 一実施の形態による発生項目の一例を示す図である。 一実施の形態による所定事象を説明する図である。 一実施の形態による作業情報の入力処理の一例を説明する図である。 一実施の形態による作業情報入力画面の一例を示す図である。 一実施の形態による運行情報の一例を示す図である。 一実施の形態による特定時間情報の一例を示す図である。 一実施の形態による判定データの一例を示す図である。 一実施の形態による通知方法情報の一例を示す図である。 一実施の形態によるセンタシステムの処理の一例を示すフローチャートである。 標準的なコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
以下、一実施の形態による運行管理システム100について図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、センタシステム120から車載システム1へ、警告情報が出力される例である。図1は、本実施の形態による運行管理システムの一例を示す図である。図1に示すように、運行管理システム100は、車載システム1、センタシステム120、および管理者端末110を有している。車載システム1とセンタシステム120とは、通信網72を介して接続される。センタシステム120と管理者端末110とは、通信網74を介して接続される。通信網72は、情報の授受が行われる無線通信網であり、例えば、3Generation(3G)回線等の携帯電話通信網であるが、インターネットなどでもよい。通信網74は、情報の授受が行われる有線または無線の通信網であり、例えばインターネットであるが、携帯電話通信網などでもよい。管理者103は、管理者端末110の利用者であり、運行管理システム100を管理する人物である。パトライト105は、管理者端末110の近傍に備えられ、音声と光を発する機器であり、管理者端末110側への警告として用いられる。電子メール107は、例えば管理者103の携帯電話機などへ送信される電子メールである。
車載システム1は、車両30に備えられる。運転者10は、車両30の運転者である。車載システム1は、車載装置3および、車両の運行状況に関連する計測値を検出する各種センサを有する。車載装置3は、各種センサから取得した計測値等に基づき、車両の挙動を示す車両挙動情報を生成し、センタシステム120に出力するとともに、センタシステム120からの運行に関する警告情報を受け付け、警告情報に応じた警告等を出力する。車載装置3は、センタシステム120との通信や各種センサの動作を制御するための演算処理を行うコンピュータ等を有する。車載装置3は、車両挙動情報を、例えば定期的に、または、所定事象が発生した場合に、または、作業に関する情報の入力があった場合に、センタシステム120に出力する。所定事象とは、車両の運転者の覚醒度の低下を示す車両の挙動である。運転者の覚醒度が低下している状態とは、例えば、居眠り、ナルコレプシ等の身体的疾患を有する状態など、運転者が運転を継続するのが危険な状態、または危険な予兆がある状態である。
センタシステム120は、出力部80を有する。センタシステム120は、車載システム1から受信した車両挙動情報を蓄積した、車両の運行状況を示す運行情報を記憶する。出力部80は、運行情報が、車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を車載システム1に出力する。なお、車両挙動情報は、説明の都合上、運行情報と区別して記載することがあるが、車両挙動情報は、運行情報の一例である。
センタシステム120は、運行情報が所定条件に当てはまると判定した場合、車載装置3に、警告情報を出力する。例えば、センタシステム120は、警告情報として、運転者に音声により休憩を促すための指示を出力するようにしてもよい。また、センタシステム120は、運行情報が所定条件に当てはまると判定した場合、管理者端末110に警告情報を出力するようにしてもよい。管理者端末110は、車両の運行情報が所定条件に当てはまる旨に応じた警告情報を受け付けると、車載装置3に、所定の通知を行うようにしてもよい。
図2は、一実施の形態による車載システムのハードウエア構成の一例を示す図である。図2に示すように、車載システム1は、車載装置3、アンテナ31、車速センサ33、エンジン回転センサ35、温度センサ37、Car Area Network(CAN)39を有している。
車載装置3は、車載コンピュータ5、スピーカ7、カメラ9、ジャイロセンサ11、加速度センサ13、Global Positioning System(GPS)15、メディア駆動部17を有している。また、車載装置3は、入力部19、第1通信部21、第2通信部23、第3通信部25、メモリ27、表示部29を有している。
車載コンピュータ5は、車載装置3や、各種センサの動作を制御する情報処理装置である。車載コンピュータ5は、例えばプロセッサ6を有している。車載コンピュータ5は、予め例えばメモリ27などに記録された制御プログラムをプロセッサ6が読み込み、実行することにより、車載システム1の動作を制御するようにしてもよい。
アンテナ31は、例えばGPS15のための信号の受信を行うアンテナである。車速センサ33は、車両30の速度を検出する検出装置である。エンジン回転センサ35は、車両30のエンジン回転を検出する検出装置である。温度センサ37は、車両30の車内あるいは貨物室等の温度を検出する検出装置である。CAN39は、ワイパの動きなどの情報を車載装置3に出力する装置である。
スピーカ7は、例えば警告音などの音声を出力する装置である。カメラ9は、例えば車両の前方、側方など周囲の画像を撮影する装置である。カメラ9は、複数台備えられてもよい。ジャイロセンサ11は、車両30の傾きを検出する検出装置である。加速度センサ13は、車両30の例えば3次元の加速度を検出する装置である。GPS15は、例えばアンテナ31を介して衛星と通信を行うことにより、現在の位置(緯度、経度)を取得する装置である。メディア駆動部17は、例えば、Secure Disital memory card(SDカード)などの記録媒体を駆動し、情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。
入力部19は、例えば、タッチパネル、スイッチ、ボタン等、情報の入力を受け付ける装置である。第1通信部21は、例えば3Gによる通信を行う装置である。第2通信部23は、例えば、無線Local Area Network(LAN)による通信を行う通信装置である。第3通信部25は、例えばBloothooth(登録商標)などによる近距離通信を行う通信装置である。メモリ27は、Random Access Memory(RAM)等の記憶装置である。表示部29は、液晶表示装置など、情報を表示する表示装置である。
図3は、一実施の形態による車載コンピュータの機能的な構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、車載コンピュータ5は、Input Output(IO)制御部51、通信制御部53、メモリ制御部55、Human Machine Interface(HMI)制御部57を有している。車載コンピュータ5は、画像認識部61、画像記録部63、トリガ検知部65、運行管理制御部67、デジタコ制御部69を有している。図3に示した各機能ブロックは、例えば、車載コンピュータ5において、プロセッサ6が、所定の制御プログラムを読み込み、実行することにより実現される。また、機能ブロック少なくとも一部が、半導体集積回路等のハードウエアとして構成されてもよい。
IO制御部51は、車載コンピュータ5の入出力を制御する。通信制御部53は、第1通信部21〜第3通信部25による通信を制御する。メモリ制御部55は、メモリ27への情報の書き込み読み出しを制御する。HMI制御部57は、入力部19、表示部29とプロセッサ6との間の情報の授受を制御する。
画像認識部61は、カメラ9で撮影された画像における画像認識を行う。画像認識部61は、カメラ9で撮影された画像から、白線を認識するなどの画像認識処理を行う。画像記録部63は、カメラ9で取得した画像を、例えば、SDカードなどのメモリに記録する。トリガ検知部65は、各種センサや、画像認識の結果に基づき、所定事象の発生をトリガとして検出し、運行管理制御部67に出力する。所定事象は、例えば、後述する白線逸脱、車間距離異常、急ブレーキ、急加速、急ハンドルなどである。
運行管理制御部67は、カメラ9、GPS15、温度センサ37、CAN39等からの計測値の取得、取得した計測値、または所定事象に基づく車両挙動情報の生成、およびセンタシステム120への出力を行う。また、運行管理制御部67は、センターシステム120とのデータ送受信を行う。その一例として、センタシステム120から通知される警告情報に応じた警報出力処理等も行う。センタシステム120へ出力する車両挙動情報の詳細については、後述される。デジタコ制御部69は、デジタルタコメータの機能として、車速センサ33による車速の検出、エンジン回転センサ35によるエンジン回転等の検出、および検出値の記憶などの制御を行う。
次に、センタシステム120の機能的な構成について説明する。図4は、一実施の形態によるセンタシステムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、センタシステム120は、車載通信制御部123、車載データ処理部125、判定部135、通知部141を有している。センタシステム120は、情報処理装置の一例である。通知部141は、出力部の一例である。
車載通信制御部123は、センタシステム120と車載システム1との間の通信を制御する。車載データ処理部125は、車載システム1から送信された車両挙動情報を運行情報として蓄積し、所定のデータを抽出するなどの処理を行う。判定部135は、車載データ処理部125で抽出されたデータに基づき、運行情報が、車両の運転者の状態が覚醒度が低下している状態であることを示す所定条件に当てはまるか否かを判定する。判定部135は、例えば、車両で検出される所定事象が継続して発生している状況の場合に、運転者が覚醒度が低下している状態であると判定する。通知部141は、判定部135の判定結果を、車載システム1に通知する。
ここで、車載システム1からセンタシステム120へ出力されるデータについて説明する。車載システム1からセンタシステム120へ出力されるデータは、車両挙動情報である。車両挙動情報は、例えば、センサ情報151、発生情報153、作業情報155を含む。
以下、センサ情報151、発生情報153、作業情報155について説明する。図5は、一実施の形態によるセンサ情報の一例を示す図である。図6は、一実施の形態による発生情報の一例を示す図である。図7は、一実施の形態による作業情報の一例を示す図である。
図5に示すように、センサ情報151は、車載システム1において、各センサで取得された情報を含んでいる。センサ情報151は、車両番号、データ区分、日時、位置(緯度・経度)、車速、エンジン回転数、Gセンサ値、ジャイロ値などを有している。車両番号は、車両に固有の識別番号である。データ区分は、車両挙動情報のうちのデータの種類を示す区分であり、センサ情報151の場合は「センサ情報」であることを示す情報である。
日時は、センサ情報151が取得された日時であり、例えば車載コンピュータ5のプロセッサ6に内蔵の計時機能を用いて取得される。位置は、センサ情報151が取得された際の車両の緯度経度であり、例えばアンテナ31およびGPS15を介して取得される。車速は、センサ情報151が取得された日時において車速センサ33から取得された車両の速度である。エンジン回転数は、センサ情報151が取得された日時において、エンジン回転センサ35から取得されたエンジンの回転数である。Gセンサ値は、センサ情報151が取得された日時において、加速度センサ13から取得された加速度値である。ジャイロ値は、センサ情報151が取得された日時においてジャイロセンサ11から取得された、角速度などを示す値である。
センサ情報151は、図5に記載のセンサ情報以外のセンサからの値を含むようにしてもよい。センサ情報151は、上記のように、例えば一定時間毎に各種センサから取得した計測値の情報であり、一定時間毎に出力される。さらにセンサ情報151は、作業情報、発生情報が取得された際、または、出力する情報を一時的に格納しているバッファに空きがなくなった場合等に、センタシステム120に出力されるようにしてもよい。
図6に示すように、発生情報153は、危険な運転に関係する所定事象の発生を示す情報である。発生情報153は、車両番号、データ区分、日時、発生項目を有している。データ区分は、発生情報153の場合「発生情報」であることを示す情報である。発生項目は、例えば、図8に示す発生項目159に含まれる、所定事象の種類を示す情報である。発生情報153は、トリガ検知部65が所定事象の発生を検出すると、運行管理制御部67で生成されて出力される。
図8は、一実施の形態による発生項目の一例を示す図である。発生項目159は、白線逸脱、車間距離異常、急ブレーキ、急加速、急ハンドルを有している。発生情報153は、例えば、発生項目159に示した項目の状況が観測された場合、センタシステム120に出力される。
図9は、一実施の形態による所定事象を説明する図である。図9において、車両30が自車両であるとする。図9は、車両30は、2本の白線167、白線168で示された車線を走行中であることを示している。車両30の前方には他車両163が走行し、後方には他車両165が走行しているとする。このとき、距離a1は、車両30の進行方向左側の白線167との距離であり、距離a2は、右側の白線168との距離である。また、車間距離bは、車両30と他車両163との距離である。矢印cは、車両30が、矢印cの方向に急に進む急発進を示している。矢印dは、急激な減速が行われる急ブレーキを示している。矢印eは、急に進行方向が変更される急ハンドルを示している。
白線逸脱は、例えば、距離a1と距離a2との差が所定以上になる状態、あるいは、白線167、白線168のいずれかを踏み越えてしまう状態などをいう。白線逸脱は、例えば、カメラ9で撮影された画像に基づき、車載コンピュータ5の画像認識部61で認識された白線の位置に基づき判定される。画像を用いて白線逸脱を判定する場合、例えば特許文献2に記載のように、カメラによって得た画像を所定のテンプレートと比較して相関演算を行い、相関の高いテンプレート位置を白線位置として検出する技術を用いて、白線が検出されるようにしてもよい。そして、車載コンピュータ5の画像認識部61は、検出した白線の画像上の位置から、距離a1、距離a2を算出し、白線逸脱を判定するようにしてもよい。
車間距離異常は、例えば、前方の車両との車間距離bが、所定距離以下の状態である。車間距離bは、例えばカメラ9で撮影された画像に基づき、車載コンピュータ5で算出されるようにしてもよいし、例えば、専用のミリ波レーダなどを用いて検出されるようにしてもよい。車間距離bが画像に基づき検出される場合、車載コンピュータ5は、画像において例えばナンバプレートを認識し、画角と撮影されたナンバプレートの大きさに基づき、車間距離bを算出するようにしてもよい。
急ブレーキ、急加速は、例えば加速度センサ13で検出された加速度が所定の範囲である場合としてもよい。急ハンドルは、例えばジャイロセンサ11からの出力値が所定の範囲である場合としてもよい。
図7は、作業情報155の一例を示す図である。作業情報155は、車両の運転者が行った作業に関する情報である。作業情報155は、車両番号、データ区分、日時、作業項目を有している。以下、作業情報の取得方法について説明する。
図10は、一実施の形態による作業情報の入力処理の一例を説明する図である。図11は、一実施の形態による作業情報入力画面の一例を示す図である。図10に示すように、作業情報入力時は、車載装置3における車載コンピュータ5の通信制御部53、メモリ制御部55、HMI制御部57、運行管理制御部67の機能が用いられる。また、第1通信部21、メモリ27、表示部29、入力部19が用いられる。
また、車載装置3には、表示装置191、入力キー193、テンキー195が備えられているとする。表示装置191は、情報を表示する装置であり、例えば液晶表示装置である。表示装置191は、情報を入力する機能を有するタッチパネルであってもよい。入力キー193は、例えば、各キーに処理が関連付けられたファンクションキーである。入力キー193のうちのひとつは、例えば作業情報の入力開始処理に関連付けられているとしてもよい。テンキー195は、数字を入力するためのキーである。
入力部19は、例えば入力キー193、テンキー195などの押下を受け付ける。HMI制御部57は、入力部19が受け付けたキーの押下に対応付けられた処理を認識し、対応する情報を出力する。また、HMI制御部57は、例えば運行管理制御部67から入力された情報を変換して、表示部29に表示させる。メモリ制御部55は、メモリ27への情報の読み書きを制御する。運行管理制御部67は、入力部19、HMI制御部57を介して入力された作業情報に基づき、上述した作業情報155を生成する。また、運行管理制御部67は、作業情報の入力が完了したことを示す情報をHMI制御部57に出力する。通信制御部53は、第1通信部21を介してセンタシステム120に、生成された作業情報155を送信する。
例えば入力キー193の押下により作業情報の入力が開始された場合には、図11に示すように、表示装置191に、選択項目一覧201が表示されるようにしてもよい。例えば、テンキー195で「4」のキーが押下されると、「休憩」が開始されたことが認識され、表示例203が表示される。このとき、運行管理制御部67は、作業情報155として「休憩開始」を示す情報を生成し、センタシステム120に送信する。他の項目の場合も同様に、押下されたキーに応じて作業情報が入力される。以上のようにして、作業情報155が取得される。
図4に戻って、さらに説明する。車載データ処理部125は、データ抽出部129を有する。データ抽出部129は、運行情報127からデータを抽出して抽出データ131とする。運行情報127は、車載システム1から受け付けた車両挙動情報を蓄積した情報である。以下、運行情報127の一例についてさらに説明する。
図12は、一実施の形態による運行情報の一例を示す図である。図12に示すように、運行情報127は、例えば同一の車両番号を持つセンサ情報151、発生情報153、作業情報155を、時系列に蓄積した情報とすることができる。
図4に戻って、データ抽出部129は、運行情報127から、車両の危険な運転に関係する情報を抽出する。例えばデータ抽出部129は、運行情報127から、発生情報153を抽出し、抽出データ131とする。データ抽出部129は、運行情報127から作業情報155を抽出し、抽出データ131に加えるようにしてもよい。
判定部135は、結果判定部139を有している。結果判定部139は、抽出データ131を用いて、車両の運行情報が所定条件に当てはまるか否かを判定する。所定条件とは、例えば、以下の条件としてもよい。
所定条件α)所定時間以内に複数の発生項目の発生情報153が取得されているか。
所定条件β)特定時間で且つ同一の発生項目の発生情報153が繰り返し取得されているか。
所定条件γ)一定時間内に停車がない状態において白線逸脱が繰り返されているか。
上記の所定条件は、過去の所定時間の運行情報を用いた判定に基づく条件となっている。
所定条件は、上記に限定されず、様々な条件を用いることができる。例えば、所定条件αの所定時間、所定条件γの一定時間は、それぞれ予め任意に決めた時間とすることができる。また、所定条件β)の特定時間として、図13の特定時間情報181を用いるようにしてもよい。所定条件α)での所定時間や、所定条件β)、γ)での、繰り返されているか否かを判定する回数を、特定時間であるか否かに応じて変更するようにしてもよい。例えば、特定時間においては、特定時間でない場合と比較して所定時間を長くしたり、繰り返されているか否かを判定する回数を少なくするなどの変形は可能である。
図13は、一実施の形態による特定時間情報の一例を示す図である。特定時間情報181は、車両の運行情報が所定条件に当てはまるか否かを判定するための特定時間として、深夜時間帯、休憩後時間帯、長時間運転状態、長時間拘束状態を含む。深夜時間帯は、例えば午前0時から午前4時など深夜の時間帯である。休憩後時間帯は、休憩後N時間以内(Nは、正の実数)の時間帯である。長時間時間運転状態とは、M時間以上(Mは、正の実数)継続して運転している状態にある時間帯である。長時間拘束状態とは、業務開始時刻からL時間以上(Lは、正の実数)勤務が継続されている状態にある時間帯である。また、上記の組合せを特定時間としてもよい。
結果判定部139は、運行情報127から作業情報155を抽出し、特定時間情報181と比較して判定を行うようにしてもよい。結果判定部139は、判定した結果を、データ抽出部129が抽出した発生情報153と共に判定データ137に記憶させる。
図14は、一実施の形態による判定データの一例を示す図である。図14に示すように、判定データ137は、例えば車両番号、データ区分(発生情報)、日時、発生項目を有する発生情報153を含む。さらに判定データ137は、特定時間情報181の条件に当てはまる場合は、時間条件の内容を含む。また、判定データ137は、例えば、上記所定条件α、β、γのうちのいずれかに当てはまる場合、当てはまる条件を合致条件として含むことが好ましい。
図4に戻って、通知部141は、アプリ処理部143、メール送信部145、車載送信部147、パトライト制御部149を有している。アプリ処理部143は、判定部135で、判定データが新たに生成され、いずれかの所定条件に当てはまる場合、通知方法情報205を読み出し、読み出した通知方法で、通知を行う。このとき、アプリ処理部143は、通知方法に応じて、メール送信部145、パトライト制御部149を動作させる。
メール送信部145は、判定結果を例えば管理者端末110、または運行管理者の携帯電話機などに電子メール107で通知する。車載送信部147は、例えば、判定結果を車載システム1に通知する。通知方法は、音声や、画像などによることができる。パトライト制御部149は、例えば管理者103の近傍に設置されたパトライト105を点灯させる。このとき、メール送信部145から出力される電子メール107、車載送信部147から出力される、車載システム1で音声または画像を出力させるための情報、パトライト105を転倒させるための情報は、警告情報の具体例である。
ここで、通知方法情報205について説明する。図15は、一実施の形態による通知方法情報の一例を示す図である。図15に示すように、通知方法情報205は、各判定結果に応じた条件について、通知方法を対応付けている。例えば、条件aaでは、「アプリ、車載」と記載されている。これは、例えば、アプリ処理部143が制御するメール送信部145とパトライト制御部149によるメール送信とパトライト点灯、および車載システム1への通知を行うことを示すようにしてもよい。条件bbでは、メール送信、および車載システム1への通知、条件ccでは、車載システム1への通知、条件ddでは、パトライト点灯と車載システム1への通知が行われるようにしてもよい。条件aa〜条件ddは、例えば、判定結果α〜γの組合せなどとして、予め決めておくようにしてもよい。
以下、フローチャートを参照しながら、一実施の形態による運行管理システム100の動作についてさらに説明する。図16は、一実施の形態によるセンタシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、センタシステム120は、車載システム1から車載通信制御部123を介してセンサ情報151、発生情報153、または作業情報155のいずれかを受け付けると、運行情報127に蓄積する。データ抽出部129は、運行情報127から、抽出データ131を抽出する(S221)。例えば、データ抽出部129は、一台の車両の発生情報153を抽出し、抽出データ131に記憶させる。例えば、特定時間情報181を判定に用いる場合は、データ抽出部129は、作業情報155を抽出データ131に記憶させるようにしてもよい。
結果判定部139は、抽出データ131において、情報が所定条件に当てはまるか否かを判定する。まず、結果判定部139は、所定条件αとして、所定時間以内に複数の発生項目の発生情報153が取得されているかを、抽出データ131を参照しながら判定する(S222)。所定条件αに当てはまる場合(S222:YES)、結果判定部139は、判定データ137に、発生情報153に所定条件αを合致条件として追記した情報を記憶させ(S225)、処理をS226に進める。
所定条件αに当てはまらない場合(S222:NO)、結果判定部139は、所定条件βとして、特定時間で且つ同一の発生項目の発生情報153が繰り返し取得されているかを、抽出データ131を参照しながら判定する(S223)。所定条件βに当てはまる場合(S223:YES)、結果判定部139は、判定データ137に、発生情報153に所定条件βを合致条件として追記した情報を記憶させる。このとき、作業情報155に基づき、特定時間情報181の中の当てはまる時間条件を、判定データ137として含ませることが好ましい(S225)。結果判定部139は、処理をS226に進める。
所定条件βに当てはまらない場合(S223:NO)、結果判定部139は、所定条件γとして、一定時間内に停車がない状態において白線逸脱が繰り返されているかを、抽出データ131を参照しながら判定する(S224)。所定条件γに当てはまる場合(S224:YES)、結果判定部139は、判定データ137に、発生情報153に所定条件γを合致条件として追記した情報を記憶させ(S225)、処理をS226に進める。所定条件γに当てはまらない場合(S244:NO)、S221から処理が繰り返される。
S226では、通知部141は、判定データ137の判定結果を参照し、合致条件が追記された場合に、通知方法情報205を参照する。通知部141は、通知方法情報205に応じて、通知を行う。このとき、車載送信部147は、例えば、合致条件に応じた情報を車載システム1に出力する。この出力は、いずれかの所定条件に当てはまった場合は、常に実行されることが好ましい。
例えば、条件aaとして、所定条件γに当てはまる場合が割り当てられているとする。このとき、通知部141は、安全に運転するよう促す音声を出力させる指示を車載システム1へ出力するとともに、管理者端末110等へのメール送信およびパトライトの点灯を指示するようにしてもよい。通知部141は、車載システム1へ、休憩を取るように促す音声を出力させる指示を通知するようにしてもよい(S227)。どの場合にどのような通知を行うかは、変形が可能である。
以上説明したように、運行管理システム100によれば、車載システム1は、各種センサや画像から検出した車両挙動情報をセンタシステム120に送信する。センタシステム120は、受け付けた車両挙動情報を運行情報127に蓄積する。センタシステム120は、運行情報127に含まれる発生情報153、作業情報155を抽出する。これにより、車両の運転者の覚醒度が低下している状態にある場合に示される、車両の異常な挙動(所定事象)が抽出される。所定事象とは、白線逸脱や車間距離接近、急ブレーキ、急加速、急ハンドルなどである。例えばセンタシステム120は、抽出された抽出データ131が、例えば所定条件α〜γに当てはまるか否かを判定する。
所定条件としては、車両の運行中の挙動を示す運行情報が、車両の運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する、運転者の覚醒状態に応じた時間帯毎の条件とすることができる。所定条件は、運転者が適正な判断力を持続しづらい深夜や長時間勤務の時間帯であるか、眠気を模様しやすい食事後の時間帯であるか等を勘案して決定されることが好ましい。すなわち、運転者の覚醒度が低下すると予測された条件下での所定事象の発生に関して重みを持たせるような所定条件とすることが好ましい。所定条件としては、突発的ではない所定事象の発生が検出される条件であることが好ましい。センタシステム120は、判定の結果、いずれかの所定条件に当てはまる場合は、警告情報を出力する。警告情報は、判定の結果に応じた情報であることが好ましい。警告情報の出力は、例えば車載システム1における音声出力、管理者端末110における表示、パトライト点灯、メール送信などにより行われる。これにより、リアルタイムで運転者の異常等を検出し、検出した結果に応じた指示や警告を行うことができる。よって、覚醒度が低下した運転者に対する警告の有効性を向上させることが可能になる。
例えば、白線検知や車間距離検知は、一般的に車両の外部に情報を出力することなく、検知の瞬間を運転者に警告する仕組みである。しかし、過度な眠気を帯びている状態では、そのような警報の仕組みでは、運転者の運転状況を変える事が難しい。運転者の、時間を守る意識、がんばろうとする意識が働くことが理由となると考えられる。
しかしながら、本実施の形態の運行管理システム100では、運転者の異常等が疑われる場合に、車載システム1内での警告ではなく、センタシステム120からの指示や警告が通知される。また、センタシステム120から管理者端末110に、車載システム1へ指示や警告が通知されたことが通知されることがある。これにより、運転者に、指示や警告が運行管理者側からのものであると認識させる効果がある。運行管理者側からの指示や警告は、業務命令となるため、例えば、休憩をとることを指示したような場合、運転者は、業務命令に従う形で休憩を取ることができる。よって、運転者のがんばろう等という意識が働くことにより、体調などが運転に不適切な状況であるにもかかわらず運転を継続するといった危険な状態を回避することがより確実に可能となる。これにより、運転者の状態にかかわらず、必要な休憩が取れるので、運転状況が改善される効果がある。具体的には、居眠り運転、およびその予兆や、突発的な体調不良による事故などを防止する効果がある。
通知方法は、予め当てはまる所定条件などに応じて予め決めておくことができる。これにより、車載システム1に指示等を行うのみでなく、管理者端末110に対しても通知を行うことができる。これにより、例えば、運転者が意志の力で覚醒度を高めることができる場合には、安全に運転を継続できる可能性が高められる効果が期待される。一方、休憩が必要な場合には、運転者の時間を守ろうとする意識やがんばろうとする意識に対抗する作用が期待され、運転者が安心して休憩を取ることより、運転状況の改善に役立つ。
センタシステム120では、運行情報127としてデータを蓄積し、過去の所定時間の運行情報を用いた判定を行うことができる。センタシステム120は、運行情報127に基づき過去のデータを参照して、突発的でない所定事象の発生を検出することができる。よって、より確実に運転者の状況を判定することが可能となる。また、抽出データ131に記憶された発生情報153に合致した所定条件を追記した判定データ137を生成するので、例えば運行終了後に、傾向分析を行うことも可能となる。傾向分析の結果を、例えば所定条件の設定などに反映させることで、さらに効果的に運転状況の改善を図ることも可能になる。
所定条件の設定においては、例えば特定時間情報181による時間条件を加えることで、一例として、食後の所定時間内の連続的な所定事象の発生が的確に検出される。また、運転者の連続運転時間や拘束時間などが長い場合には所定条件を厳しくするなど、運転状況を判定することが可能になるため、運転状況の改善にさらに効果的な運行管理システム100とすることができる。
車載システム1では、居眠り検知に有用な自車両と白線との距離a1、a2、車間距離bなどを用いて所定事象の発生を検知するため、これらの情報が有効活用される。また、取得されたセンサ情報151、発生情報153、作業情報155は、リアルタイムでセンタシステム120に送信されるため、リアルタイムの状況判断が可能となる。
所定事象の発生に関する条件を、運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた所定条件にすることで、連続的なふらつき、接近、所定以上の距離確保の繰り返しなどを的確に検出することが可能となる。センタシステム120から管理者端末110へ、例えばメールでの通知が行われることにより、必要に応じて、管理者から運転者へ直接に警告を与えることも可能になる。
ここで、上記実施の形態による警告方法の動作をコンピュータに行わせるために共通に適用されるコンピュータの例について説明する。図17は、標準的なコンピュータのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、コンピュータ300は、Central Processing Unit(CPU)302、メモリ304、入力装置306、出力装置308、外部記憶装置312、媒体駆動装置314、ネットワーク接続装置318等がバス310を介して接続されている。
CPU302は、コンピュータ300全体の動作を制御する演算処理装置である。メモリ304は、コンピュータ300の動作を制御するプログラムを予め記憶したり、プログラムを実行する際に必要に応じて作業領域として使用したりするための記憶部である。メモリ304は、例えばRandom Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)等である。入力装置306は、コンピュータの使用者により操作されると、その操作内容に対応付けられている使用者からの各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をCPU302に送付する装置であり、例えばキーボード装置、マウス装置などである。出力装置308は、コンピュータ300による処理結果を出力する装置であり、表示装置などが含まれる。例えば表示装置は、CPU302により送付される表示データに応じてテキストや画像を表示する。
外部記憶装置312は、例えば、ハードディスクなどの記憶装置であり、CPU302により実行される各種制御プログラムや、取得したデータ等を記憶しておく装置である。媒体駆動装置314は、可搬型記録媒体316に書き込みおよび読み出しを行うための装置である。CPU302は、可搬型記録媒体316に記録されている所定の制御プログラムを、媒体駆動装置314を介して読み出して実行することによって、各種の制御処理を行うようにすることもできる。可搬型記録媒体316は、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等である。ネットワーク接続装置318は、有線または無線により外部との間で行われる各種データの授受の管理を行うインタフェース装置である。バス310は、上記各装置等を互いに接続し、データのやり取りを行う通信経路である。
上記実施の形態による警告方法をコンピュータに実行させるプログラムは、例えば外部記憶装置312に記憶させる。CPU302は、外部記憶装置312からプログラムを読み出し、メモリ304を利用してプログラムを実行することで、警告の動作を行なう。このとき、まず、警告の処理をCPU302に行わせるための制御プログラムを作成して外部記憶装置312に記憶させておく。そして、入力装置306から所定の指示をCPU302に与えて、この制御プログラムを外部記憶装置312から読み出させて実行させるようにする。また、このプログラムは、可搬型記録媒体316に記憶するようにしてもよい。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を採ることができる。上記で説明した各装置の機能的な構成は、説明した例に限定されない。同様の動作が可能であれば、変形は可能である。
例えば、上記実施の形態では、センタシステム120が、運行情報が所定条件に当てはまるか否かを判定し、警告を出力する例を説明したが、車載装置3の車載コンピュータ5が判定、および警告の出力を行うようにしてもよい。このとき、車載コンピュータ5は、出力部の一例となる。覚醒度が低下した運転者に対する警告の有効性を向上させる。
車載システム1において、第1通信部21または第2通信部23は、いずれかのみを有することもできる。第3通信部25は必ずしもなくてもよい。センタシステム120は、管理者端末110を含むようにしてもよい。また、各フローチャートの処理順等は、説明した例に限定されない。例えば、所定条件α〜γと異なる他の条件、あるいは異なる判定順により、判定が行われるようにしてもよい。さらに、センタシステム120に加えて車載装置3においても、各種センサによる各種計測値に基づき、車両の運転者が覚醒度が低下している状態であるか否かを判定し、警告する例など、構成の追加、変形は可能である。
上記説明では、センタシステム120の判定部135は、特定時間情報181を所定条件βに関して用いる例について説明したがこれに限定されない。判定部135は、特定時間情報181の条件に当てはまる場合、所定条件αにおける所定時間や、所定条件γにおける一定時間を、特定時間情報181の条件に当てはまらない場合とは異なる時間とするなど、処理を変形することは可能である。
車載システム1における所定事象の判定においては、例えば、白線逸脱などの場合、完全に踏み越えた場合のみでなく、左右の距離が不均衡な状態をカウントするなど、よりきめ細かな判定を行うようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
運行中の車両の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する出力部、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記運行情報は、前記車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された前記所定事象の発生を示す発生情報を含み、前記所定条件は、前記発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件である
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記運行情報は、前記車両の運転者の作業の種類および時間に関する作業情報を含み、
前記所定条件は、前記作業情報に応じた時間帯毎に決められる
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記運行情報は、前記検出値が前記電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報をさらに含み、
前記所定条件は、前記時刻に応じた時間帯毎に決められる
ことを特徴とする付記2または付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記所定条件は、発生した前記所定事象の種類の数に応じて決定される
ことを特徴とする付記2または付記3に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記検出値は、前記車両と前記車両が走行中の車線を示す白線との距離であることを特徴とする付記2から付記5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記情報処理装置は、前記車両に備えられ、前記運行情報を取得する車載装置と接続されるとともに、前記車載装置とは異なる通信装置と接続され、
前記出力部は、前記判定された結果を予め定められた第1の方法で前記車載装置に通知すると共に、予め決められた通知条件に当てはまる場合に、前記通信装置に、予め定められた第2の方法で前記判定された結果を通知する
ことを特徴とする付記1から付記5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記8)
コンピュータが、
車両の運行中の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する
ことを特徴とする警告方法。
(付記9)
前記運行情報は、前記車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された前記所定事象の発生を示す発生情報を含み、前記所定条件は、前記発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件である
ことを特徴とする付記8に記載の警告方法。
(付記10)
前記運行情報は、前記車両の運転者の作業の種類および時間に関する作業情報を含み、
前記所定条件は、前記作業情報に応じた時間帯毎に決められる
ことを特徴とする付記9に記載の警告方法。
(付記11)
前記運行情報は、前記検出値が前記電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報をさらに含み、
前記所定条件は、前記時刻に応じた時間帯毎に決められる
ことを特徴とする付記9または付記10に記載の警告方法。
(付記12)
前記所定条件は、発生した前記所定事象の種類の数に応じて決定される
ことを特徴とする付記9または付記10に記載の警告方法。
(付記13)
前記検出値は、前記車両と前記車両が走行中の車線を示す白線との距離であることを特徴とする付記9から付記12のいずれか一項に記載の警告方法。
(付記14)
車両に備えられた車載装置が、
前記車両の運行状況を示す運行情報を取得し、
前記運行情報を情報処理装置に送信し、
前記コンピュータは、
さらに、前記判定された結果を予め定められた第1の方法で前記車載装置に通知すると共に、予め決められた通知条件に当てはまる場合に、前記通信装置に、予め定められた第2の方法で前記判定された結果を通知する
ことを特徴とする付記8から付記13のいずれか一項に記載の警告方法。
(付記15)
車両の運行中の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
1 車載システム
3 車載装置
5 車載コンピュータ
6 プロセッサ
7 スピーカ
9 カメラ
10 運転者
11 ジャイロセンサ
13 加速度センサ
15 GPS
17 メディア駆動部
19 入力部
21 第1通信部
23 第2通信部
25 第3通信部
27 メモリ
29 表示部
30 車両
31 アンテナ
33 車速センサ
35 エンジン回転センサ
37 温度センサ
39 CAN
51 IO制御部
53 通信制御部
55 メモリ制御部
57 HMI制御部
61 画像認識部
63 画像記録部
65 トリガ検知部
67 運行管理制御部
69 デジタコ制御部
72 通信網
74 通信網
80 出力部
100 運行管理システム
103 管理者
105 パトライト
107 電子メール
110 管理者端末
120 センタシステム
123 車載通信制御部
125 車載データ処理部
127 運行情報
129 データ抽出部
131 抽出データ
135 判定部
137 判定データ
139 結果判定部
141 通知部
143 アプリ処理部
145 メール送信部
147 車載送信部
149 パトライト制御部
151 センサ情報
153 発生情報
155 作業情報
159 発生項目
165 他車両
167 白線
168 白線
181 特定時間情報
191 表示装置
193 入力キー
195 テンキー
201 選択項目一覧
203 表示例
205 通知方法情報

Claims (7)

  1. 運行中の車両の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する出力部、
    を有し、
    前記運行情報は、前記車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された前記所定事象の発生を示す発生情報と、前記検出値が前記電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報とを含み、
    前記所定条件は、前記発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件であって、前記時刻に応じた時間帯毎に決められる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記運行情報は、前記車両の運転者の作業の種類および時間に関する作業情報を含み、
    前記所定条件は、前記作業情報に応じた時間帯毎に決められる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定事象として、複数種類の互いに異なる事象が定義されており、
    前記所定条件は、所定期間内に発生した前記所定事象についての事象の種類の数により決められたものが含まれている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出値は、前記車両と前記車両が走行中の車線を示す白線との距離であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記車両に備えられ、前記運行情報を取得する車載装置と接続されるとともに、前記車載装置とは異なる通信装置と接続され、
    前記出力部は、前記判定された結果を予め定められた第1の方法で前記車載装置に通知すると共に、予め決められた通知条件に当てはまる場合に、前記通信装置に、予め定められた第2の方法で前記判定された結果を通知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    車両の運行中の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力し、
    前記運行情報は、前記車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された前記所定事象の発生を示す発生情報と、前記検出値が前記電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報とを含み、
    前記所定条件は、前記発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件であって、前記時刻に応じた時間帯毎に決められる
    ことを特徴とする警告方法。
  7. 車両の運行中の挙動を示す運行情報が、前記車両の運転者の覚醒状態に応じた時間帯に対応して決められた、前記運転者の覚醒度の低下を示す所定事象の発生に関する所定条件に当てはまると判定された場合、警告情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させ
    前記運行情報は、前記車両に備えられた電子機器で検出された検出値に基づき判定された前記所定事象の発生を示す発生情報と、前記検出値が前記電子機器において取得された時刻に応じた時刻情報とを含み、
    前記所定条件は、前記発生情報が受け付けられた頻度に応じた条件であって、前記時刻に応じた時間帯毎に決められる
    プログラム。
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