JP6455658B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、媒体に対する摩擦係数が異なる接触領域が設けられたローラーを有する斜行補正ローラー対を備える搬送装置が開示されている。
このように、従来の媒体を搬送し搬送される媒体に記録する記録装置においては、媒体の斜行搬送を抑制することが困難な場合があった。
[実施例1](図1〜図5)
図1は本実施例の記録装置1を表す概略側面図であり、図2は本実施例の記録装置1を表す概略斜視図である。なお、図1及び図2は共に筐体部など記録装置1の構成部材を一部省略して表しており、特に図2は本実施例の要部である媒体の搬送方向を調整可能な回転体6が見やすいようキャリッジ11についても省略して表している。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
そして、被記録媒体Pの搬送経路における駆動ローラー5と対向する側には、交差方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。そして、ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持することができる。このような構成により、駆動ローラー5及び従動ローラー7などで搬送部9を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する交差方向Bに形成されたノズルの領域が、被記録媒体Pの交差方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体Pを相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの交差方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの交差方向B全体をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の記録ヘッド12は、被記録媒体Pに液体としてのインクを吐出することで記録可能な記録部であるが、このような記録部に限定されず、例えば、色材を被記録媒体Pに転写して記録する転写式の記録部を使用してもよい。
このように、交差方向Bに記録ヘッド12と共に移動する移動体としてのキャリッジ11に、搬送部9による被記録媒体Pの搬送方向を検出可能な検出部としてのセンサー8が設けられていることで、交差方向Bにおける被記録媒体Pの端部を簡単に検出できる。このため、搬送方向Aにおける被記録媒体Pの先端部や後端部を検出しなくても斜行搬送の検出ができる。したがって、本実施例の記録装置1は、センサー8の検出結果に基づいて後述の回転体6により搬送方向を調整することで、媒体としてロール状の被記録媒体Pのような連続媒体を使用した場合においても、被記録媒体Pの斜行搬送を抑制することができる構成になっている。
図3は、本実施例の記録装置1の要部である回転体6の概略図である。
本実施例の回転体6は円柱形状のローラーであり、その円周面は被記録媒体Pに対する接触可能領域としての3つの領域R1、R2及びR3に分かれている。そして、本実施例の記録装置1は、回転体6を回転方向Cに回転させて円周面の位置を変化させることにより、被記録媒体Pの面17と領域R1、R2及びR3のいずれかとを接触させることができる。
ここで、図3(A)は回転体6の該接触可能領域としての領域R1を表しており、図3(B)は回転体6の該接触可能領域としての領域R2を表しており、図3(C)は回転体6の該接触可能領域としての領域R3を表している。
なお、図3中の左右方向(回転体6の長手方向)は、回転体6を記録装置1に取り付けた際における交差方向Bに対応する方向である。
なお、領域6aを領域6bよりも被記録媒体Pに対する摩擦係数が高くなるように構成する方法は特に限定されないが、異なる素材で領域6a及び6bを構成する方法のほか、領域6a及び6bに細かな凹凸を設けその凹凸密度を領域6aと領域6bとで異ならせる方法などで構成することができる。
ここで、上記説明において、前記一方側及び前記他方側と、接触可能領域R2及びR3と、の対応関係は逆であってもよい。
図4は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と、接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、キャリッジ11を移動させるためのキャリッジモーター30、セット部14の駆動源である送出モーター31、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター32、巻取部15の駆動源である巻取モーター33、回転体6を回転方向Cに回転移動させることが可能な回転体駆動モーター22、を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
さらに、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部19と接続されており、入出力部19は、センサー8、記録データ等を記録装置1に入力する外部装置であるPC20、ユーザーによる情報の入力の受付けや記録装置1に関する情報の表示が可能なタッチパネル21、と接続されている。
このように、本実施例の記録装置1は、交差方向Bにおける一方側から他方側に向かって被記録媒体Pに対する摩擦係数が大きくなる接触可能領域R2(R3)と前記一方側から前記他方側に向かって被記録媒体Pに対する摩擦係数が小さくなる接触可能領域R3(R2)とが設けられ、被記録媒体Pの記録面16とは反対側の面17に接触可能な回転体6を備えている。そして、センサー8の検出結果に基づいて回転体6を制御して被記録媒体Pに対する回転体6の接触領域を領域R1、R2及びR3から設定する制御部23を備えている。このため、斜行搬送の方向に応じて摩擦力の分布の異なる回転体の接触領域を設定できるので、被記録媒体Pの記録面16にダメージを与えることなく被記録媒体Pの斜行搬送を抑制することができる構成になっている。
なお、本実施例の回転体6は、プラテン3とプラテン4との間に設けられているが、回転体6が設けられる位置に特に限定はない。しかしながら、本実施例の記録装置1のように、回転体6と被記録媒体Pとの接触面積がなるべく広くなるような位置に設けられることが好ましい。
しかしながら、本実施例の回転体6の代わりに、交差方向Bにおける一方側から他方側に向かって被記録媒体Pに対する接触面積が大きくなる接触可能領域R2(R3)と前記一方側から前記他方側に向かって被記録媒体Pに対する接触面積が小さくなる接触可能領域R3(R2)とが設けられる回転体6を使用してもよい。具体的には、例えば、図3において領域6bに対して領域6aが凸状になるように回転体6を構成して領域R2及びR3を形成してもよい。このような構成とすることで、領域R2及びR3においては領域6aのみが被記録媒体Pに対して接触することとなり、図3(B)で表される領域R2においては図中の左側の方が被記録媒体Pに対する接触面積が大きくなり、図3(C)で表される領域R3においては図中の右側の方が被記録媒体Pに対する接触面積が大きくなる。
このような構成の回転体6を使用しても、本実施例の記録装置1と同様、制御部23は、斜行搬送の方向に応じて摩擦力の分布の異なる回転体の接触領域を設定(変更)できるので、被記録媒体Pの記録面16にダメージを与えることなく被記録媒体Pの斜行搬送を抑制することができる。
なお、本実施例の回転体6は、プラテン3とプラテン4との間に設けられているが、回転体6が設けられる位置に特に限定はない。
図5は、本実施例の記録装置1の要部である回転体6の周辺部分を表す概略平面図である。このうち、図5(A)は、本実施例の記録装置1において斜行搬送が発生していない状態を表している。また、図5(B)は、本実施例の記録装置1において搬送方向Aの下流側に進むにしたがって図中の左側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されている状態を表している。また、図5(C)は、本実施例の記録装置1において搬送方向Aの下流側に進むにしたがって図中の右側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されている状態を表している。
そして、本実施例のセンサー8は、キャリッジ11に設けられており、被記録媒体Pの交差方向Bにおける両方の端部を検出可能であるため、前記吐出動作に伴って、前記搬送動作の前後における該端部の検出が可能である。このため、前記搬送動作の前後における該端部の検出位置から、制御部23は、被記録媒体Pの斜行搬送の有無、及び、図中の左側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されているか、図中の右側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されているかを、判断することができる。
なお、領域6bが被記録媒体Pに与える搬送方向Aとは逆方向の摩擦力は弱い摩擦力Fwとなる。
例えば、センサー8を記録ヘッド12よりも搬送方向Aの上流側に設ける構成であってもよい。このような構成であれば、被記録媒体Pの斜行搬送を記録前に検出できるので、被記録媒体Pに記録された画像の品質が低下することを効果的に抑制できる。
次に、実施例2の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図6は本実施例の記録装置1の要部である回転体6の概略図であり、実施例1の記録装置1の図3に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、回転体6の構成以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
一方、本実施例の回転体6は、三角柱状の回転体であり、その側面に接触可能領域としての領域R1、R2及びR3が設けられる構成である。
なお、本実施例の回転体6のような多角柱状のものに比べて、実施例1の回転体6のような円柱状のものの方が、接触領域を変更する際の回転体6の移動が滑らかであり、被記録媒体Pに振動を与えづらいという利点がある。
次に、実施例3の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図7は本実施例の記録装置1の要部である回転体6の概略図であり、実施例1の記録装置1の図3に対応する図である。なお、上記実施例1及び2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、回転体6の構成以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
一方、本実施例の回転体6は、円柱状のローラーであり、その円周面に接触可能領域としての領域R1、R2及びR3が設けられる構成は、実施例1の回転体6と同様である。しかしながら、その領域R2及びR3には長手方向に断続的に摩擦力が変化するよう、領域6bに対して、その面積が長手方向に順に断続的に変化する領域6aが複数間隔をあけて並べられる構成である。
次に、実施例4の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図8は本実施例の記録装置1の概略側面図であり、実施例1の記録装置1の図1に対応する図である。なお、上記実施例1から3と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、巻取部15における被記録媒体Pの巻き取り性を向上するために搬送方向Aに搬送される被記録媒体Pに張力を付与する張力発生部10を備え、回転体6が張力発生部10に設けられていること以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
一方、本実施例の回転体6は、搬送方向Aに搬送される被記録媒体Pに張力を付与する張力発生部10における、交差方向Bに亘って被記録媒体Pの面17に対して接触可能な接触部13に設けられている。なお、本実施例の回転体6も、実施例1の回転体6と同様の構成である。
なお、「交差方向Bに亘って被記録媒体Pに対して接触部13において接触」とは、交差方向Bにおいて被記録媒体Pに一部接触していない部分がある場合を含む意味である。
次に、実施例5の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図9は本実施例の記録装置1の概略平面図である。なお、上記実施例1から4と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、センサー8の構成以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
制御部23は、センサー8a及びセンサー8bで検出される検出速度に基づく相対速度差を以下のように演算する。
本実施例の記録装置1では、センサー8a及びセンサー8bは、共に、交差方向Bの位置を変更可能に設けられている。このため、ユーザーは、図9における被記録媒体Pの右側端部からセンサー8aまでの距離と被記録媒体Pの左側端部からセンサー8bまでの距離とが同等となるように配置させることができる。センサー8a及びセンサー8bをこのように配置させ、センサー8aの検出速度をV1とし、センサー8bの検出速度をV2とすると、被記録媒体P全体としての搬送速度Vaveは、Vave=(V1+V2)/2となる。制御部23は、((V1−V2)/Vave)×100(%)を演算し、この値を相対速度差としている。
なお、本実施例の制御部23は、((V1−V2)/Vave)×100(%)を相対速度差としているが、V1−V2を相対速度差としてもよい。
例えば、センサー8aの検出速度V1及びセンサー8bの検出速度V2の絶対速度で斜行状態を判断すると、被記録媒体Pの種類などによってその絶対速度の検出値が変わり、正確な斜行状態が判断できない場合がある。
一方、本実施例によれば、センサー8aの検出速度V1及びセンサー8bの検出速度V2が変化したとしても、Vaveに対するV1及びV2の比率は変化しないので、((V1−V2)/Vave)×100(%)の値は変化しない。このため、正確な斜行状態が判断できる。
なお、同じ相対速度差であっても搬送状態は、センサー8a及びセンサー8bの距離に応じて当然変化する。このため、このセンサー8a及びセンサー8bの距離に基づいて斜行状態を判断している。
また、roll to rollで連続する被記録媒体Pを搬送する構成でない場合においても、被記録媒体Pの相対速度差により斜行搬送を判断する構成とすることで、被記録媒体Pの斜行搬送が累積する位置以外の位置にセンサー8を配置して高い精度で斜行搬送を判断できる。このため、被記録媒体Pの斜行搬送が累積する位置に配置されないと高い精度で斜行状態を判断できない、被記録媒体Pの絶対速度を検出して斜行状態を判断する構成や被記録媒体Pの先端を検出して斜行状態を判断する構成に比べて、センサー8の設置位置の自由度を高くすることができる。
なお、本実施例のセンサー8a及びセンサー8bは同様の構成である。ただし、異なる構成の速度センサーとしてもよい。
一方、図9(B)の状態においては、センサー8aで検出される被記録媒体Pの搬送速度と、センサー8bで検出される被記録媒体Pの搬送速度と、では、センサー8aで検出される被記録媒体Pの搬送速度のほうが速くなる。センサー8aで検出される被記録媒体Pの搬送速度のほうが速いため、センサー8a側の方がセンサー8b側よりも搬送量が大きくなり、搬送方向Aの下流側に進むにつれてセンサー8b側にずれて搬送されるためである。このため、センサー8a及びセンサー8bの検出速度に基づく相対速度差は有り、交差方向Bにおけるセンサー8a側の方が速いと、制御部23は判断する。
ドップラー効果による周波数変化から被記録媒体Pの搬送速度を求める速度センサーは、被記録媒体Pの種類の違いによって検出速度値(絶対速度の値)が変わってしまう場合がある。被記録媒体Pの種類が変わると該被記録媒体Pで反射される散乱光の状態も変わってしまう場合があるためである。このような速度センサーは検出速度値をそのまま用いて被記録媒体Pの斜行状態を求めると、被記録媒体Pの種類の違いの影響を受けて、斜行状態を精度良く検出することが難しい場合がある。
一方、上記のように本実施例の記録装置1は、センサー8a及びセンサー8bで検出される検出速度に基づく相対速度差を求め、該相対速度差から被記録媒体Pの斜行状態を検出するので、被記録媒体Pの種類の違いによるセンサー8a及びセンサー8bで検出される検出速度の変化量を相殺することができ、以って、斜行状態を精度良く検出することができる。
なお、本実施例のセンサー8a及びセンサー8bは、共に、被記録媒体Pに電磁波を発射して被記録媒体Pから反射される電磁波を受ける構成であるが、被記録媒体Pに音波を発射して被記録媒体Pから反射される音波を受ける構成としてもよい。
1つ目の例としては、2本の照射光を被記録媒体Pの搬送方向Aの上流側及び下流側から発射させ、夫々の照射光に基づく被記録媒体Pからの反射光(散乱光)を同一の受光部で受ける構成である。該散乱光の中には被記録媒体Pの搬送方向Aにおける速度情報が光の波長変化という形で含まれており、上流側の照射光由来の散乱光は波長が長くなり、下流側の照射光由来の散乱光は波長が短くなる。そこで、これら両方の波長の波長差をヘテロダイン検波して波長を検出することで被記録媒体Pの搬送速度を求めることができる。
2つ目の例としては、レーザーから照射光を搬送方向Aに移動する被記録媒体Pに照射し、被記録媒体Pで反射されることで波長が変化した散乱光(戻り光)をレーザーで受光する構成である。該戻り光がレーザーに戻ってきたとき、照射光と戻り光との位相が揃うとレーザーの出力は微小に増加するが、該増加現象を活用することで被記録媒体Pの搬送速度を求めることができる。
なお、本実施例のセンサー8a及びセンサー8bは、上記1つ目の例の構成である。
次に、一実施例に係る記録方法について図10を用いて説明する。
なお、本実施例の記録方法は、実施例1の記録装置1を用いて実行された記録方法の一実施例である。ただし、実施例2から実施例4の記録装置1を用いても、本実施例の記録方法と同様に実行可能である。
本ステップにおいて被記録媒体Pが斜行搬送されていないと判断された場合はステップS150に進み、本ステップにおいて被記録媒体Pが斜行搬送されていると判断された場合はステップS160に進む。
なお、詳細には、図5(B)で表されるように搬送方向Aの下流側に進むにしたがって図中の左側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されている状態においては、本実施例の記録装置1は、接触領域を領域R2に設定する。そして、図5(C)で表されるように搬送方向Aの下流側に進むにしたがって図中の右側にずれるように被記録媒体Pが斜行搬送されている状態においては、本実施例の記録装置1は、接触領域を領域R3に設定する。
本ステップにおいて、記録が終了したと判断した場合は、本実施例の記録方法を終了する。一方、本ステップにおいて、記録が終了していないと判断した場合は、ステップS120に戻り、ステップS120からステップS170まで繰り返す。
なお、本実施例においては、ステップS160において被記録媒体Pを間欠搬送させる際の被記録媒体Pの停止時に回転体6を移動させているが、被記録媒体Pを間欠搬送させる際の被記録媒体Pの移動時や被記録媒体Pを連続搬送させる際の被記録媒体Pの移動時に回転体6を移動させてもよい。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
なお、「搬送方向Aを検出可能」とは、例えば、搬送方向Aと交差する交差方向Bにおける媒体Pの端部の位置を検出することや媒体Pの搬送速度を検出することで、結果的に搬送方向Aを検出可能なことを含む意味である。
本態様によれば、回転体6の交差方向Bの長さL1は、媒体Pの搬送経路における媒体Pの交差方向Bの搬送長さ以上であり、すなわち、媒体Pの交差方向Bの長さL2以上である。このため、回転体6は媒体Pの幅方向に亘って確りと該媒体Pと接触でき、該媒体Pの斜行搬送を効果的に抑制することができる。
なお、「交差方向Bに亘って媒体Pに対して接触部13において接触」とは、交差方向Bにおいて媒体Pに一部接触していない部分がある場合を含む意味である。
5 駆動ローラー、6 回転体、7 従動ローラー、8 センサー(検出部)、
9 搬送部、10 張力発生部、11 キャリッジ(移動体)、
12 記録ヘッド(記録部)、13 接触部、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの記録面、17 被記録媒体Pの記録面とは反対側の面、
19 入出力部、20 PC、21 タッチパネル、22 回転体駆動モーター、
23 制御部、24 CPU、25 システムバス、26 ROM、27 RAM、
28 ヘッド駆動部、29 モーター駆動部、30 キャリッジモーター、
31 送出モーター、32 搬送モーター、33 巻取モーター、F ノズル形成面、
L1 回転体6の交差方向Bの長さ、L2 被記録媒体Pの交差方向Bの長さ、
P 被記録媒体(媒体)
Claims (7)
- 媒体を搬送可能な搬送部と、
前記搬送部による前記媒体の搬送方向に対する前記媒体の斜行搬送を検出可能な検出部と、
前記搬送部によって搬送される前記媒体に記録可能な記録部と、
前記搬送方向と交差する交差方向における一方側に対して他方側の前記媒体に対する摩擦係数が大きくなる接触可能領域と前記一方側に対して前記他方側の前記媒体に対する摩擦係数が小さくなる接触可能領域とが設けられ、前記媒体における前記記録部によって記録がなされる記録面とは反対側の面に接触可能な、前記交差方向の回転軸を有する回転体と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記回転体を制御して前記媒体に対する前記回転体の接触領域を変更する制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記交差方向に前記記録部と共に移動する移動体を備え、
前記検出部は、前記移動体に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記検出部は、前記記録部よりも前記搬送方向の上流側に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記媒体は、ロール状の媒体であり、
前記記録部よりも前記搬送方向の上流側に設けられた前記媒体のセット部と、
前記記録部よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を巻き取り可能な巻取部と、を備え、
前記検出部は、前記記録部よりも前記搬送方向の下流側であって前記巻取部よりも前記搬送方向の上流側に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記回転体の前記交差方向の長さは、前記媒体の搬送経路における前記媒体の前記交差方向の搬送長さ以上であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記媒体は、ロール状の媒体であり、
前記記録部よりも前記搬送方向の上流側に設けられた前記媒体のセット部と、
前記記録部よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を巻き取り可能な巻取部と、
前記記録部よりも前記搬送方向の下流側であって前記巻取部よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記交差方向に亘って前記媒体に対して接触部において接触して、前記媒体に張力を付与する張力発生部を備え、
前記回転体は、前記接触部に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 媒体を搬送可能な搬送部と、前記搬送部による前記媒体の搬送方向に対する前記媒体の斜行搬送を検出可能な検出部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体に記録可能な記録部と、を備える記録装置における記録方法であって、
前記搬送方向と交差する交差方向における一方側に対して他方側の前記媒体に対する摩擦係数が大きくなる接触可能領域と前記一方側に対して前記他方側の前記媒体に対する摩擦係数が小さくなる接触可能領域とが設けられ、前記媒体における前記記録部によって記録がなされる記録面とは反対側の面に接触可能な、前記交差方向の回転軸を有する回転体の接触領域を、前記検出部の検出結果に基づいて設定して、前記媒体を搬送して前記媒体に記録することを特徴とする記録方法。
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