JP4442297B2 - ベルト架設装置及び印刷装置 - Google Patents

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本発明は、ベルト架設装置及び印刷装置に係り、特に、ベルトの幅方向の偏動を修正するための手段を備えたベルト架設装置の構造に関する。
従来から、複数のローラにベルトが架設されてなるベルト架設装置は、プリンタなどの印刷装置のシート送り機構として用いられている。特に、ベルトによるシート送り機構は、シートの水平搬送が可能であることから、ライン型印刷ヘッドを用いた印刷装置によく用いられている。
ところが、上記のようなベルト架設装置では、ベルトを架設するローラの偏心並びに複数本のローラ間の平行ずれなどに起因して、走行時においてベルトが幅方向にずれる、すなわち、偏動するという問題点がある。そこで、このベルトの偏動を防止するための偏動制御機構が種々考案されている。
例えば、以下の特許文献1には、ベルトを架設する複数のローラのうちの1本を、その軸端部がそのローラ軸線に対して直交する方向に変位可能に構成された偏動制御ローラとして構成してなるベルト駆動装置が記載されている。このベルト駆動装置は、偏動制御ローラの軸端部を変位させることによって、ベルトの偏動の向きに対して逆方向の偏動成分を与えるようにしている。
また、以下の特許文献2には、ベルトを架設する複数のローラのうちの1本を、ベルト幅方向の中間位置を中心としてその回転軸が回動可能に構成されたステアリングローラとして備えたカラープリンタのベルト蛇行制御装置が記載されている。このベルト蛇行制御装置は、ステアリングローラの回転軸を傾斜させることによって、走行中のベルトの偏動(蛇行)を修正するものである。
特開平11−263469号公報 特開2000−122509号公報
ところで、上記従来の装置では、ベルトを架設する複数のローラのうちの一つの軸線を傾斜させることによりベルトの張力を幅方向に偏らせ、これによってベルトを偏動の向きとは逆向きに移動させることで、ベルトの偏動を解消するようにしている。このため、ベルトを幅方向の全体に亘って支持するローラの姿勢を変える必要があることから、大きな駆動力が必要になり、駆動系の大型化やエネルギー消費量の増大を招くという問題点がある。
また、上記のように大きな駆動力を必要とするために迅速な姿勢制御が困難になり、制御の応答速度を高めることも難しいことから、ベルトの偏動を十分に低減することができず、制御態様によってはベルトの偏動が増大する(蛇行状態の振幅が増幅される)場合があるという問題点もある。
さらに、上記の方法では、ベルトの偏動を解消する際の制御パラメータがローラの軸線角度だけであるため、ベルトの偏動量に対する制御性が必ずしも充分ではなく、プリンタなどの搭載機器に必要な制御精度が得られない場合があるという問題点もある。
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その目的は、従来方法に比べてベルト偏動の修正動作のための駆動力を低減することにより、駆動系の大型化やエネルギー消費量の増大を抑制することのできるベルト架設装置を提供することにある。また、別の目的は、従来方法に較べてベルト偏動の修正動作を迅速に制御することができるベルト架設装置を提供することにある。さらに、異なる目的は、ベルト偏動の修正動作を微細に制御可能とすることで、ベルトの偏動を高い精度で解消することができるベルト架設装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のベルト架設装置は、複数のローラに架設されたベルトを具備するベルト架設装置であって、前記ベルトの一部に当接し前記ベルトに張力を与える張力付与部材と、前記ベルトの前記張力が与えられる範囲を変更する張力付与範囲変更手段とを有することを特徴とする。
この発明によれば、張力付与部材がベルトの一部に当接しベルトに張力を与えるようにしたことにより、張力付与部材により張力が与えられる範囲を張力付与範囲変更手段により変更する際において、張力付与部材の動作に必要な駆動力を低減することが可能になるため、ベルト偏動の低減のための駆動系の小型化を図ることができ、当該駆動系のエネルギー消費量を低減することができる。また、上記駆動力を低減できることにより、ベルト偏動の修正動作の応答速度を高めることが可能になるので、ベルト偏動を迅速に修正することができる。さらに、張力付与部材による張力付与範囲を変更することによりベルトの張力分布を変えるようにしているため、微細な修正動作も可能になることから、ベルト偏動に対する修正動作を従来よりも高い精度で制御することが可能になる。
本発明において、前記張力付与範囲変更手段は、前記ベルトに張力を付与した状態にある前記張力付与部材を所定の方向に移動可能に構成されていることが好ましい。これによれば、張力付与部材を所定の方向に移動させることによってベルトの張力付与範囲を移動させることができるので、ベルトの偏った張力分布を形成することができることから、この偏った張力分布によってベルトを所定の方向に移動させることが可能になる。また、張力付与部材をベルトに張力を付与した状態のままで移動させるだけでよいので、張力付与部材を動作させるための機構を簡単に構成することができる。
この場合に、張力付与範囲変更手段は、張力付与部材をベルトが偏動する方向と同じ方向に移動させるように構成されていることが望ましい。これによれば、張力付与部材をベルトが偏動する方向と同じ方向に移動させることにより、張力付与部材により張力を受ける範囲をベルトが偏動する方向に偏らせ、当該偏動の方向とは逆方向にベルトを移動させることができるので、ベルトの偏動を迅速かつ高精度に解消させることが可能になる。
この場合において、前記張力付与範囲変更手段は、前記張力付与部材を回転可能に軸支する軸支部材と、当該軸支部材を移動させる移動機構とを備えることが望ましい。ここで、例えば、移動機構としては、ボールネジ機構などの送りネジ機構によって軸支部材を移動させる機構が挙げられる。
本発明において、前記ベルトの幅方向の両端寄りに配置され、前記ベルトに対して接離可能に構成された一対の前記張力付与部材を有することが好ましい。これによれば、一対の張力付与部材のうちのいずれか一方をベルトに当接させ、張力を付与することで、ベルトの張力分布を偏らせることができ、幅方向のいずれの方向にもベルトを移動させることが可能になる。また、両側に配置された一対の張力付与部材を、ベルトが偏動する方向に合わせて交代的に動作させるだけでよいため、張力付与部材を動作させるための機構を簡単に構成することができる。
本発明において、前記張力付与範囲変更手段は、前記ベルトが偏動する方向に配置された前記張力付与部材により前記ベルトに与えられる張力を前記ベルトが偏動する方向と逆方向に配置された前記張力付与部材により前記ベルトに与えられる張力よりも大きくするように構成されていることが好ましい。これによれば、ベルトが偏動する方向に配置された張力付与部材により付与される張力を前記ベルトが偏動する方向と逆方向に配置された張力付与部材により付与される張力よりも大きくすることにより、ベルトに偏った張力分布を形成することができるため、これによってベルトの偏動を迅速かつ高精度に解消させることが可能になる。なお、この構成は、前記張力付与範囲変更手段は、前記ベルトが偏動する方向に配置された前記張力付与部材により前記ベルトに張力を付与し、前記ベルトが偏動する方向と逆方向に配置された張力付与部材を前記ベルトから離反させるように構成されている場合をも含む。
本発明において、前記張力付与範囲変更手段は、前記ベルトの偏動状態を検出する偏動検出器と、当該偏動検出器により検出された偏動状態に応じて前記張力付与部材の動作状態を制御する制御手段とを有することが好ましい。ここで、偏動検出器の検出対象としては、ベルトの幅方向の位置、ベルトの幅方向の偏動速度などが挙げられる。また、張力付与範囲変更手段は、張力付与範囲の幅方向の位置を変更するものであってもよく、或いは、張力付与範囲の幅を変更するものであってもよい。
本発明において、前記ベルトの走行方向の位置を検出する位置検出器と、前記ベルトの走行方向の位置と、当該位置における前記ベルトの偏動状態とを関連付けて記録する記録手段とを有し、前記張力付与範囲変更手段は、前記位置検出器にて検出された前記ベルトの走行方向の位置に対応して、前記記録手段に記録された前記走行方向の位置に対応する前記ベルトの偏動状態を低減するように前記張力付与部材を動作させることが好ましい。これによれば、ベルトの偏動状態を予めベルトの走行方向の位置に関連付けておくことにより、ベルトの偏動状態の検出を行わなくても或る程度のベルト偏動を解消することができ、また、さらに迅速にベルト偏動を低減することが可能になる。この場合、走行方向の位置に対応する上記の記録されたベルトの偏動状態と、偏動検出器により検出されたベルトの偏動状態との双方に応じて張力付与範囲変更手段を動作させても構わない。
次に、本発明の印刷装置は、上記のいずれかに記載のベルト架設装置を具備することを特徴とする。これによれば、印刷対象となるシート(紙など)を、上記ベルト架設装置を搬送装置として用いて搬送することにより、シートの搬送方向のずれを低減することができるので、印刷位置の高精度化を図る事が可能になる。
本発明によれば、ベルト架設装置のベルト偏動を低減するための駆動系を小型化し、或いは、当該駆動系のエネルギー消費量を低減することができる。また、従来方法に較べてベルト偏動の修正制御を迅速に行うことが可能になる。さらに、ベルト偏動の修正動作の高精度化を図ることができる。
次に、添付図面を参照して本発明に係るベルト架設装置の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、いずれも、インクジェットプリンタなどの印刷装置に搭載されるベルト架設装置である。このベルト架設装置は、印刷装置において印刷対象となるシート(例えば紙)を搬送するための環状のベルトを有し、このベルトを複数のローラによって架設してなる。ただし、本発明は印刷装置に搭載されるシート送り用のベルト架設装置に限らず、ベルトが複数のローラにより架設されてなる装置であれば、如何なる装置にも適用可能である。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る第1実施形態のベルト架設装置を模式的に示す概略平面図である。図2は、図1のII−II線に沿って切断した状態を模式的に示す概略縦断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿って切断した状態を模式的に示す概略部分正面図である。
本発明に係る第1実施形態のベルト架設装置100は、環状のベルト101と、このベルト101を架設する複数の架設ローラ102,103,104とを備えている。架設ローラ102、103及び104は相互に平行な軸線周りに回転可能に軸支され、ベルト101を図示X方向に走行可能に架設している。ベルト101は、合成ゴムその他の合成樹脂などで構成された可撓性素材で構成されている。また、ベルト101は、走行方向Xに対して直交する幅方向Wに所定の幅を有している。架設ローラ102,103,104は、ベルト101よりも幅方向にやや長く構成され、それぞれの両端部にローラ面に対して半径方向外側に突出するフランジ部102a,103a,104aを備えている。これらのフランジ部はベルト101が架設ローラ102,103,104から外れてしまうことを防止するためのものである。なお、架設ローラ102,103,104を回転自在に軸支する軸支構造は図示を省略してある。
本実施形態において、架設ローラ102は、ベルト駆動機構110によって回転駆動されるように構成されている。このベルト駆動機構110は、モータ駆動回路111と、このモータ駆動回路111により駆動される駆動モータ112と、駆動モータ112の出力を架設ローラ102に伝達する出力軸113とを有する。ベルト駆動機構110が稼動すると、架設ローラ102が回転駆動され、この架設ローラ102がベルト101を走行方向Xに走行させる。なお、このとき、他の架設ローラ103,104は、ベルト101の走行に伴って回転する。
ベルト101の側縁部には側方に突出したタブ101aが設けられている。このタブ101aはセンサ146によって検出可能に構成されている。このセンサ146によってタブ101aを検出することで、ベルト101の走行方向Xに見た原点位置を検出することができるようになっている。さらに、ベルト101の側縁部(タブ101aの形成された側縁部とは反対側の側縁部)には、スケール101bが設けられている。このスケール101bは、センサ144で検出可能に構成されている。このセンサ144によってスケール101bを検出することで、ベルト101の走行方向Xの相対位置(移動量)を測定できるように構成されている。そして、上記タブ101a及びスケール101bをセンサ146,144で検出することによって、ベルト101の走行方向の絶対位置を特定することができるように構成されている。
本実施形態には、偏動制御機構120が設けられている。この偏動制御機構120には、張力付与ローラ121と、この張力付与ローラ121を軸支し、ベルト101の幅方向Wに伸びるように配置された軸部材122と、軸部材122を軸支する軸支部123とが設けられている。ここで、軸部材122の少なくとも両端部と軸支部123とは螺合している。軸部材122の端部には歯車(例えばウォーム歯車)124が噛合し、この歯車124は駆動モータ125に接続されている。駆動モータ125はモータ駆動回路126によって駆動される。そして、駆動モータ125により歯車124が回転すると、軸部材122が回転して、軸支部123を基準として軸部材122が軸線方向(すなわち上記の幅方向W)に移動するようになっている。
張力付与ローラ121においては、図4に示すように、内輪121aに対して、球若しくは円柱状の転動体121bを介して外輪121cが回転自在に構成されている。つまり、張力付与ローラ121は転がり軸受構造を有している。内輪121aは上記軸部材122に固定される。外輪121cは張力付与ローラ121のローラ面を構成する。これにより、張力付与ローラ121のローラ面は軸部材122に対して軸線周りに回転自在に構成され、軸線方向には軸部材122に固定された状態となる。張力付与ローラ121のローラ面はベルト101の表面に当接し、上述のように複数の架設ローラによって架設されたベルト101に張力を与えている。すなわち、張力付与ローラ121が存在しないときのベルト101の張力よりも、張力付与ローラ121が当接した状態のベルト101の張力が大きくなるように構成されている。
なお、図2に示すように、本実施形態の場合、ベルト101は架設ローラ102によって図示矢印の方向に駆動されるので、ベルト101の張り側(図示上面)がシート等の搬送対象を搬送する搬送面101Aとなっている。このとき、張力付与ローラ121がベルト101の緩み側に対して当接し、これによって所定の張力がベルト101に与えられるように構成されている。このように張力付与ローラ121を搬送面101A以外の部位に当接させることで、張力付与ローラ121を設けることにより搬送面101Aの平坦度が損なわれたり、搬送面101Aを適宜の経路に沿って架設するための補助的な架設ローラ(図示せず)の配置空間が確保できなかったりすることを回避できる。さらに、張力付与ローラ121はベルト101の架設経路の内側に配置され、ベルト101の内面に当接している。このようにすると、ベルト架設装置100をコンパクトに構成することができる。
張力付与ローラ121の軸線方向の長さは、ベルト101の幅よりも小さく構成されている。そして、張力付与ローラ121はベルト101の幅の一部範囲にのみ当接し、当該一部範囲にのみ張力を付与している。このように、張力付与ローラ121がベルト101の幅の一部範囲にのみ張力を付与することによって、ベルト101の張力分布は幅方向に見て偏った状態となっている。ここで、張力付与ローラ121が上記の偏動制御機構120(駆動モータ125)の動作によって軸線方向(すなわちベルト101の幅方向W)に移動すると、ベルト101の幅方向Wに見た張力分布もまた変化する。つまり、図示例では、張力付与ローラ121による張力付与範囲が上記張力分布のピーク範囲となっているので、張力付与ローラ121が幅方向Wに移動すると、上記張力分布のピーク範囲もまた幅方向Wの同じ向きに移動する。なお、張力付与ローラ121の軸線方向の長さは、ベルト101の偏動に対する制御性を高めるために、ベルト101の幅の半分より小さいことが好ましく、特に、ベルト101の幅の30%以下であることが望ましい。また、張力付与ローラ121の上記長さは、ベルト101に損傷を与えないで、充分な修正力を生じさせるために必要な張力を付与するためには、ベルト101の幅の5%以上であることが好ましく、特に、15%以上であることが望ましい。図示例では、上記張力付与ローラ121の長さはベルト101の20〜25%程度となっている。
本実施形態において、制御手段105は、上記センサ142,144,146の検出値を受け、モータ駆動回路111及びモータ駆動回路126に制御信号を出力するように構成されている。制御手段105がモータ駆動回路111に制御信号を送り、モータ駆動回路111が駆動モータ112を稼動させることにより、架設ローラ102によってベルト101が走行する。このとき、センサ142はベルト101の偏動を検出し、その出力に応じて制御手段105がモータ駆動回路126を制御するように構成されている。そして、このモータ駆動回路126の駆動により、駆動モータ125の出力軸の回転方向及び回転速度が変化し、これによって張力付与ローラ121の幅方向の位置が変化するように構成されている。ここで、センサ142は、ベルト101の一方の側縁部の幅方向Wの位置を検出する偏動検出器である。このセンサ142は、例えば、ベルト101の側縁部の近傍にLED等の発光素子と、この発光素子の光を検出するフォトダイオード等の受光素子とを含む光学センサで構成できる。
図5は、センサ142の検出値と、ベルト101の側縁部の位置との関係を示すグラフである。センサ142の検出範囲は、ベルト101の側縁部の基準位置(ベルト101が正規の幅方向の位置に配置されているときの側縁部の幅方向の位置)Sの幅方向両側に亘るように設定されている。そして、この基準位置Sにベルト101の側縁部が配置されているときには、センサ142の検出値が基準検出値Pとなるように設定されている。そして、ベルト101が幅方向Wに偏動すると、その側縁部が幅方向Wに移動するので、センサ142の検出値は基準検出値Pに対して増減する。図5に示す例では、ベルト101が左側に偏動すると、図1に示す左側の側縁部が左に移動するので、その分ベルト101によって光が遮られる範囲が増大するため、センサ142の検出値は基準検出値Pよりも低下する。逆にベルト101が右側に偏動すると、左側の側縁部が右に移動するので、その分ベルト101によって光の遮られる範囲が減少するため、センサ142の検出値は基準検出値Pよりも増大する。
本実施形態においては、上記センサ142の図5に示す検出値に応じた態様で制御手段105がモータ駆動回路126を制御することで、ベルト101の幅方向の偏動を解消するようになっている。その制御態様は、図6に示すように、幅方向Wにおけるベルト101の移動の向きと同じ向きに張力付与ローラ121を移動させるというものである。通常、センサ142の検出値が基準検出値Pであれば、ベルト101には幅方向Wの偏動がないので、張力付与ローラ121は移動せず、多くの場合、張力付与ローラ121はベルト101の幅方向の略中央部に当接している。ただし、この張力付与ローラ121の初期位置は、ベルト101の特性や架設ローラ102,103,104の配設状態に応じて、最もベルト101の偏動幅が少なくなる位置、或いは、ベルト101の偏動範囲の中央位置に調整されることが好ましい。
上記の状態で、ベルト101が幅方向左向きに偏動すると、センサ142の検出値が変化し、これに応じてモータ駆動回路126が駆動モータ125を駆動して張力付与ローラ121をベルト101の偏動の向きと同じ左向きに移動させる。張力付与ローラ121が左向きに移動すると、ベルト101の張力分布もまた左側に偏ったものとなり、ベルト101の左側部分において張力が大きく、右側部分において張力が小さくなるので、ベルト101は張力の小さい側に向けて、すなわち幅方向右向きに移動するため、ベルト101の偏動が解消されることになる。
上記の制御手段105は、制御回路やMPU(マイクロプロセッサユニット)などで構成することができる。制御手段105は、ベルト101が基準位置Sに配置されるように、すなわち、センサ142の検出値が基準検出値Pになるように、フィードバック制御を行うことが好ましい。この場合、例えば、制御対象の目標値に対する検出値の偏差を用いて適宜のPID制御などを行うことによって、ベルト101の幅方向の位置を基準位置Sに収束させることが可能である。ここで、制御量としては、張力付与ローラ121の移動速度、移動位置、移動量などが挙げられる。これは、張力付与ローラ121の位置がベルト101の幅方向の両側縁部に近いほど、張力分布の偏りも大きくなるため、ベルト101を幅方向に移動させる復元力が大きくなるものと考えられるからである。通常は、偏差が大きいほど張力付与ローラ121の移動速度を高めることにより、偏差を短時間に解消することができる。ただし、張力付与ローラ121の移動速度が充分に速ければ、張力付与ローラ121の移動後の位置や移動量を制御量とすることにより、迅速にベルト101の偏動を解消することもできる。
この第1実施形態のベルト架設装置100においては、ベルト101の幅方向の一部の範囲にのみ当接して張力を付与する張力付与部材である張力付与ローラ121が設けられ、この張力付与ローラ121によるベルト101に対する張力付与範囲が、張力付与範囲変更手段であるベルト偏動制御機構120によって変更されるように構成されている。したがって、張力付与ローラがベルト101に対して幅方向の全体に亘って当接していないため、張力付与ローラ101に対する駆動力が少なくて足りることから、ベルト偏動制御機構120の駆動系の小型化やエネルギー消費量の低減を図ることができる。また、ベルト偏動制御機構120に必要な駆動力が低減されることから、張力付与ローラ121を迅速に動作させることができ、制御の応答速度を向上させることができる。さらに、張力付与ローラ121の張力付与範囲がベルト101の幅方向の一部に限定されているため、ベルト101の偏動を解消するための復元力を小さくすることが可能であることから、ベルト101の幅方向の制御精度を高めることができ、従来よりも高い精度でベルト101の偏動状態を制御できる。
また、本実施形態では、張力付与ローラ121を常時ベルト101に当接させて張力を付与した状態としておき、ベルト101の偏動状態に応じて張力付与ローラ121をベルト101の幅方向に移動させるようにしているので、きわめて簡単な機構で張力付与範囲を変更することができることから、装置の小型化を図ることができるとともに、その製造コストを低減することもできる。
[第2実施形態]
次に、図7を参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。この実施形態のベルト架設装置の機械的構造は第1実施形態のベルト架設装置100と同様であるので、同一部分に関しては図1乃至図6を参照して第1実施形態の符号をそのまま用いることとし、それらの説明は省略する。
本実施形態では、上記第1実施形態のようなセンサ142の検出値に基づくフィードバック制御の代わりに、予め、ベルト101の走行方向Xに見た絶対位置に対応した偏動状態を測定しておき、その偏動状態に適した態様で、すなわち、その偏動状態をなくすことができるように、張力付与ローラ121の位置を幅方向に移動させるものである。すなわち、ベルト架設装置においては、ベルト101のくせ、架設ローラ102,103,104のそれぞれの偏芯、架設ローラ102,103,104の軸線間の平行ずれなどに起因して、ベルト101を走行させたときに、その絶対位置に対応した偏動状態が繰り返し現れる。したがって、この偏動状態を予め測定しておき、その偏動状態に対応した制御を行うことで、偏動修正動作の応答の遅れを低減し、或いは、遅れをなくすことができる。
本実施形態では、上記のセンサ144及び146を用いてベルト101の走行方向Xの絶対位置を検出する。センサ144及び146はいずれも光学センサや磁気センサなどで構成できる。
また、本実施形態では、制御手段105に、センサ142、144、146の検出値を格納するメモリの如き図示しない記録手段が設けられている。この記録手段には、センサ146がタブ101aを検出した時点から次に検出するまでのベルト101の1走行周期内において、センサ144の検出値により特定されるベルトの走行方向Xの絶対位置と、センサ142の検出値により特定される偏動状態(偏動の向き或いは偏動の向き及びその偏動量)とが関連づけられた状態で記録される。すなわち、記録手段には、偏動状態を表すデータがベルト101の絶対位置毎に記録される。そして、ベルト101の走行時においては、この記録手段からベルト101の絶対位置に対応する偏動状態を順次読み出して、その偏動状態に応じて張力付与ローラ121を移動させる。このため、ベルト101が高速に走行する場合でも、ベルト偏動の修正動作の遅れにより、偏動状態の解消ができなくなったり、偏動制御のタイミングずれにより却って偏動量を増幅してしまったりすることなどを防止できる。
上述したベルト架設装置では、制御手段105を所定の動作プログラムに従って動作させることにより、上記の動作を実現することができる。この場合には制御手段105をMPU(マイクロプロセッサユニット)で構成し、このMPU内のメモリに上記動作プログラムを格納しておき、MPU内のCPU(中央処理ユニット)にて実行することが好ましい。また、このメモリは上記の絶対位置と偏動状態のデータの記録場所として用いることができる。
上記の動作プログラムを実行することで、制御手段105は、例えば、図7に示す手順でベルト架設装置を制御する。まず、学習プロセスを開始し、モータ駆動回路111により駆動モータ112を稼動させ、ベルト101を走行させる(S1)。次に、センサ146がタブ101aを検出するか否かを判定し(S2)、タブ101aを検出したときに、ベルト101の絶対位置の検出及び記録手段への取り込み(S3)並びにベルト偏動状態(ベルト101の偏動の向き、或いは、ベルト101の偏動の向き及び偏動量)の検出及び記録手段への取り込み(S4)を開始する。そして、この絶対位置の検出及び取り込み(S3)並びにベルト偏動状態の検出及び取り込み(S4)を、次にセンサ146によってタブ101aが検出されるまで繰り返す(S5)。このとき、絶対位置と、これに対応するベルト偏動状態とは、相互に関連づけられた状態で記録手段に記録される。このようにして、ベルト101の1走行周期内の絶対位置とベルト偏動状態の関係が全て記録される。
次に、偏動制御の本駆動プロセスを開始する(S6)。先ず、センサ144,146によりベルト101の絶対位置を検出し(S7)、この絶対位置に対応するベルト101の偏動の向きを記憶手段から読み出し(S8)、張力付与ローラ121を動作させる(S9)。例えば、張力付与ローラ121を検出された偏動の向きと同一方向に移動させ、或いは、張力付与ローラ121を検出された偏動の向きと同一の向きに、検出された偏動量に応じた移動速度若しくは移動量で移動させる。いずれの場合でも、ベルト101の絶対位置に対応した偏動状態が低減されるように張力付与ローラ121を制御する。そして、上記のS7からS9までのステップをベルト101の走行が終了するまで繰り返す(S10)。
この第2実施形態においては、センサ142、144、146により検出したベルト101の1走行周内の絶対位置と偏動状態とを関連付けて記録しておき、その後のベルト101の走行時において、ベルト101の絶対位置に対応する記録された偏動状態に応じて張力付与ローラ121を動作させるようにしているので、偏動修正動作の遅れを低減することができる。
なお、この実施形態では、ベルト101の走行開始時にベルト101の1走行周期内の絶対位置と偏動状態とを関連付けて記録する学習プロセスを設け、その後の本駆動プロセスにおいて記録内容に応じてベルト101の偏動修正動作を行うようにしているが、ベルト架設装置やこれを搭載した機器の出荷前などにおいて予めベルト101の1走行周期内の絶対位置と偏動状態とを関連付けて制御手段105などに記録しておき、ベルト101の走行時においては最初から上記の記録内容に応じてベルト101の偏動修正動作が行われるように構成してもよい。
[第3実施形態]
次に、図8及び図9を参照して、本発明に係る第2実施形態のベルト架設装置200について説明する。図8は第2実施形態のベルト架設装置200を模式的に示した概略平面図である。図9は図8のIX−IX線に沿って切断した状態を模式的に示した概略部分正面図である。この実施形態において、第1実施形態と同一部分については同一符号を付して、その説明は省略する。このベルト架設装置200では、第1実施形態と同様のベルト101、架設ローラ102,103,104、ベルト駆動機構110、及び、センサ142,144,146を備えている。
本実施形態では、上記第1実施形態とは異なるベルト偏動制御機構220を備えている。ここで、上記第1実施形態のベルト偏動制御機構120では、張力付与ローラ121はベルト101の幅方向に往復移動可能に構成されていたが、このベルト架設装置200では、一対の張力付与ローラ221,221′がベルト101に対して接離可能に(図示上下方向に移動可能に)構成されている。本実施形態では、一対の張力付与ローラ221,221′がベルト101の幅方向の両側縁部寄りの偏った位置、すなわち、幅方向中央から両側縁部側にずれた位置にそれぞれ配置されている。一対の張力付与ローラ221,221′は、それぞれがベルト101に対して離反した位置と、ベルト101に当接して張力を付与する位置との間を移動可能に構成されている。
図9に示すように、張力付与ローラ221、221′は、ベルト101の表面と直交する方向に伸びる軸部材222、222′に対してそれぞれ回転自在に取り付けられ、軸部材222,222′に対して直交する方向に伸びる軸芯部材に対して、回転自在に軸支されている。ここで、張力付与部材221,221′を軸支する軸芯部材は、常に張力付与ローラ221,221′が軸部材222,222′の周囲のベルト101側に配置されるように図示しない案内手段によって規制されている。これらの軸部材222、222′の少なくとも一部にはネジ溝が形成され、軸支部223,223′に螺合している。また、軸部材222,222′は歯車224,224′に噛合し、この歯車224,224′は駆動モータ225,225′にそれぞれ接続されている。そして、これらの駆動モータ225,225′はモータ駆動回路226によって駆動される。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、センサ142,144,146の検出信号を受け、ベルト駆動機構110のモータ駆動回路111及びベルト偏動制御機構220のモータ駆動回路226を制御する制御手段205が設けられている。この制御手段205は、モータ駆動回路226を制御し、これによって、駆動モータ225,225′を駆動して、張力付与ローラ221,221′をベルト101に対して適宜に移動させることができるように構成されている。
ここで、張力付与ローラ221,221′は、第1実施形態と同様にベルト101の緩み側に当接可能に構成され、また、ベルト101の架設経路の内側に配置され、ベルト101の内面上に当接可能に構成されている。さらに、張力付与ローラ221,221′は、それぞれがベルト101の幅方向の一部の範囲にのみ当接し、張力を付与するように構成されている。具体的には、張力付与ローラ221,221′はそれぞれベルト101の幅よりも小さな軸線方向の長さを有している。
本実施形態では、張力付与ローラ221,221′はベルト101に対して当接したり離反したりすることができるように移動可能に構成されている。例えば、図9には、図示左側の張力付与ローラ221はベルト101に当接して張力を与えた状態となっており、図示右側の張力付与ローラ221′はベルト101から離反した状態となっている。
本実施形態では、初期状態では一対の張力付与ローラ221,221′はいずれもベルト101に当接していないが、制御手段205の制御下で走行中のベルト101が幅方向に偏動したとき、その偏動の向きと同じ側に配置された片方の張力付与ローラがベルト101に当接し、張力を与え、他方の張力付与ローラはベルト101から離反したままとなるように構成されている。これによって、ベルト101は偏動の向きと同じ側の部分において張力が大きく、反対側の部分において張力が小さくなるので、ベルト101は上記の偏動の向きとは逆向きに移動し、これによって偏動状態が解消される。
なお、初期状態において、一対の張力付与ローラ221,221′を共にベルト101に当接させ、一対の張力付与ローラが共にベルト101に張力を与えるように構成してもよい。この場合には、制御手段205の制御下でベルト101が幅方向に偏動すると、その偏動の向きとは反対側に配置された張力付与ローラがベルト101から離反し、これによって、上記と同様の張力分布がベルトの幅方向に形成されるので、上記と同じく偏動状態を解消することが可能になる。
また、初期状態において、一対の張力付与ローラ221,221′を共にベルト101に当接させ、一対の張力付与ローラが共にベルト101に張力を与えるように構成した上で、制御手段205の制御下でベルト101が幅方向に偏動すると、その偏動の向きと同じ側に配置された張力付与ローラがベルト101側にさらに移動し、反対側に配置された張力付与ローラよりも強い張力をベルト101に与えるように構成してもよい。この場合、初期状態における張力付与ローラによりベルト101に与えられる張力はきわめて弱くなるように設定することが望ましい。
なお、本実施形態においては、張力付与ローラ221,221′がベルト101に付与する張力の大きさを変更することもできる。この場合、ベルト101の幅方向の偏動速度や偏動量が大きい場合には、その偏動の向きと同じ側の張力付与ローラのベルト101に当接した後の移動量を大きくし、当該張力付与ローラによるベルト101に対する張力付与量を増大させることで、ベルト101の偏動の解消速度や解消量を大きく設定することができる。
本実施形態においては、制御手段205によって第1実施形態と同様のフィードバック制御を行うことができる。ただし、第2実施形態で説明したように、予めベルト101の絶対位置に対応する偏動状態を記録しておき、当該偏動状態に応じた制御を行ってもよい。
この第3実施形態においては、張力付与ローラ221、221′をベルト101に対して接離させるだけでベルト101の偏動状態を解消することができるので、張力付与ローラ221,221′の駆動力を低減することができるだけでなく、その移動量をきわめて小さくすることができるため、偏動修正動作をさらに迅速かつ高精度に行うことができる。
尚、本発明のベルト架設装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態においては、張力付与ローラを動作させる張力付与範囲変更手段の駆動系として、電動モータに接続されたボールねじ機構その他の送りねじ機構を用いているが、ソレノイドや流体圧シリンダなどの他の駆動源を用いてもよく、また、輪列、リンク機構、ベルト機構などの種々の伝動機構を用いてもよいなど、その構成は任意である。
また、上記各実施形態では、張力付与部材として、ベルトに当接するローラ面を備えた回転自在に軸支されたローラを用いているが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、ベルトの幅方向の一部に当接して限定された範囲内において張力を付与するものであれば、如何なる部材であっても構わない。
本発明に係る第1実施形態のベルト架設装置を模式的に示す概略平面図。 第1実施形態の図1のII−II線に沿って切断した断面を模式的に示す概略縦断面図。 第1実施形態の図1のIII−III線に沿って切断した状態を模式的に示す概略部分正面図。 張力付与ローラの構造を示す概略縦断面図。 偏動検出器を構成するセンサの出力特性を示すグラフ。 第1実施形態のベルトの偏動修正動作を説明するための概略平面図。 第2実施形態の動作手順を示す概略フローチャート。 第3実施形態のベルト架設装置を模式的に示す概略平面図。 第3実施形態の図8のIX−IX線に沿って切断した断面を模式的に示す概略部分正面図。
符号の説明
100、200…ベルト架設装置、101…ベルト、102,103,104…架設ローラ、105…制御手段、110…ベルト駆動機構、120…ベルト偏動制御機構、121…張力付与ローラ、122…軸部材、123…支持構造、124…歯車、125…駆動モータ、126…モータ駆動回路、142,144,146…センサ

Claims (2)

  1. 複数のローラに架設されたベルトを具備するベルト架設装置であって、前記ベルトの一部に当接し前記ベルトに張力を与える張力付与部材と、前記ベルトの前記張力が与えられる範囲を変更する張力付与範囲変更手段とを有し、
    前記張力付与部材は、前記ベルトの幅方向の両端寄りに一対配置され、前記ベルトに対して接離可能に構成され、
    前記張力付与範囲変更手段は、前記ベルトが偏動する方向に配置された前記張力付与部材により前記ベルトに与えられる張力を、前記ベルトが偏動する方向と逆方向に配置された前記張力付与部材により前記ベルトに与えられる張力よりも、大きくするように構成されていることを特徴とするベルト架設装置。
  2. 請求項1に記載のベルト架設装置を具備することを特徴とする印刷装置。
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