JP2006225129A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送ベルトの振動を抑制して、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 テンションローラ37は、圧縮ばね35bによって付勢され、そのテンションローラ37が搬送ベルト31に接する位置は、駆動ローラ32aよりも従動ローラ32bに近接する位置とされている。これにより、駆動ローラ32aにより押し出された搬送ベルト31部分が振動することを抑制することができると共に、その振動が、従動ローラ32bを回り込むようにして、記録媒体の通過領域側(エンコーダローラ36側)の搬送ベルト31部分に伝達されることを抑制することができる。よって、エンコーダローラ36により、搬送ベルト31の搬送速度を正確に検出して、画像品質の向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成に関し、特に、搬送ベルトの振動を抑制して、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができる画像形成装置に関するものである。
例えば、ライン式のプリンタでは、記録媒体を搬送する無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトが巻回される従動ローラ及び駆動ローラと、その駆動ローラを駆動する駆動手段とを主に備え、駆動手段による駆動力を、駆動ローラを介して、搬送ベルトに伝達し、その搬送ベルトで記録媒体を搬送しつつ、記録ヘッドからインクを吐出することにより、記録媒体に所望の画像を形成する。
この場合、記録媒体に形成される画像の解像度は、その記録媒体の搬送精度に依存する。従って、高精度な画像を形成するためには、搬送ベルトを所定の搬送速度で正確に駆動させる必要がある。
例えば、特開平05−297737号公報には、ロータリエンコーダが取り付けられた速度検出ロール(エンコーダローラ)と、その速度検出ロールに向かう方向に付勢されている対向ロールとで無端状の搬送ベルトを挟み込み、ロータリエンコーダにより検出された速度検出ロールの回転位置に基づいて、搬送ベルトの駆動を制御する技術が開示されている(特許文献1)。
特開05−297737号公報(図1)
ところで、近年では、印刷品質の向上を図るべく、搬送ベルトの送りを高精度で安定して行わせることが要求されている。この要求に対し、本出願の発明者は、記録媒体の搬送方向の下流側に駆動ローラを配し、上流側に従動ローラを配する構成を想到した。この構成によれば、搬送ベルトの記録媒体を搬送する領域にある部分は、駆動ローラの回転によって上流側にある従動ローラから下流側にある駆動ローラに向けて引っ張られて緊張状態となる。よって、記録媒体を搬送する領域にある部分は、高い送り精度で安定した送りがなされることとなる。
しかし、この構成によれば、搬送ベルトの駆動ローラによって押し出された部分(記録媒体の搬送に寄与しない部分)には、余剰状態が形成され、この余剰状態となった搬送ベルト部分がたわみ(波打ち)、振動が発生するという問題点があった。この振動は、従動ローラを回り込むようにして、緊張状態にある搬送ベルト部分にも伝達される。そのため、速度検出ローラ(エンコーダローラ)が搬送ベルトの変動に追従できなくなり、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができなくなるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、搬送ベルトの振動を抑制して、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、外周面が記録媒体の載置面となる無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトが巻回される従動ローラ及び駆動ローラと、その駆動ローラを駆動する駆動手段と、前記搬送ベルトの外周面又は内周面に接するエンコーダローラと、そのエンコーダローラの回転位置を検出するエンコーダと、前記搬送ベルトの内周面に接するテンションローラと、そのテンションローラを前記搬送ベルトの内周面側から外周面側へ向けて付勢する第1付勢手段と、前記搬送ベルトによって搬送される前記記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドとを備えるものであり、前記エンコーダローラは、前記従動ローラから前記駆動ローラへ向けて移動する前記搬送ベルトの外周面または内周面に接し、前記テンションローラは、前記駆動ローラから前記従動ローラへ向けて移動する前記搬送ベルトの内周面に接すると共に、そのテンションローラが前記搬送ベルトの内周面に接する位置は、前記従動ローラとテンションローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくとも前記テンションローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも短くなる位置とされている。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記テンションローラは、少なくともその外周面側が弾性材料から構成されている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記駆動ローラと従動ローラとの少なくとも一方を互いに離間する方向へ向けて付勢する第2付勢手段を備えている。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項3記載の画像形成装置において、前記第2付勢手段が前記従動ローラを付勢するように構成されている。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記搬送ベルトの幅方向両側の端面にそれぞれ接する一対の当接部材を備えている。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、前記一対の当接部材の少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第3付勢手段を備えている。
請求項7記載の画像形成装置は、請求項6記載の画像形成装置において、前記一対の当接部材の一方は、前記従動ローラの軸方向一端側において、その従動ローラに一体に形成され、前記一対の当接部材の他方は、前記従動ローラの軸方向他端側において、その従動ローラの軸方向に沿って移動可能に軸支され、前記第3付勢手段が前記当接部材の他方を付勢するように構成されている。
請求項8記載の画像形成装置は、請求項7記載の画像形成装置において、前記従動ローラは、前記一対の当接部材の他方が一方へ向けて前記軸方向に移動した場合に、前記一対の当接部材の他方に当接してその移動を規制する規制面を備え、前記一対の当接部材が前記第3付勢手段による付勢力によって前記搬送ベルトの前記端面にそれぞれ接したとき、前記従動ローラの規制面と前記一対の当接部材の他方との間に所定の隙間が形成される。
請求項9記載の画像形成装置は、請求項8記載の画像形成装置において、前記所定の隙間は、略0.2mm以上かつ略0.8mm以下の範囲に設定されている。
請求項10記載の画像形成装置は、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録媒体の通過領域において前記搬送ベルトの外周面に接するニップローラと、そのニップローラと共に前記搬送ベルトを挟み込むために、前記搬送ベルトの内周面に接する挟持ローラと、前記ニップローラと挟持ローラとの少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第4付勢手段とを備え、前記エンコーダローラが前記挟持ローラを兼用している。
請求項11記載の画像形成装置は、請求項10記載の画像形成装置において、前記第4付勢手段が前記ニップローラを付勢するように構成されている。
請求項12記載の画像形成装置は、請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置において、前記エンコーダローラが前記搬送ベルトの外周面又は内周面に接する位置は、前記従動ローラとエンコーダローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくとも前記エンコーダローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも長くなる位置とされている。
請求項13記載の画像形成装置は、請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置において、前記エンコーダが検出する前記エンコーダローラの回転位置に基づいて、前記記録ヘッドからのインクの吐出タイミングを制御する制御部を備えている。
請求項1記載の画像形成装置によれば、駆動手段により駆動ローラが駆動されると、その駆動ローラの回転駆動力を介して、搬送ベルトが送られ、その搬送ベルトの外周面に載置された記録媒体が搬送される。また、搬送ベルトが送られると、その搬送ベルトの外周面又は内周面に接するエンコーダローラが連動して回転され、エンコーダローラの回転位置がエンコーダにより検出される。
搬送ベルトの内周面に接するテンションローラは、第1付勢手段によって、搬送ベルトの内周面側から外周面側へ向けて付勢されている。これにより、搬送ベルトには、所定の張力が作用し、搬送ベルトと駆動ローラとの間の滑動(スリップ)が抑制される。その結果、駆動ローラの回転力を搬送ベルトに確実に伝達して、搬送ベルトを駆動ローラの回転速度に対応する速度で安定して送ることができる。
この場合、テンションローラが搬送ベルトの内周面に接する位置は、従動ローラとテンションローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくともテンションローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも短くなる位置とされている。
即ち、テンションローラが駆動ローラよりも従動ローラに近接する位置に配置されているので、駆動ローラ(搬送ベルト)を高速で回転させた場合でも、駆動ローラにより押し出された搬送ベルト部分が振動することを効果的に抑制することができると共に、その振動が、従動ローラを回り込むようにして、記録媒体の通過領域側(即ち、エンコーダローラが位置する側)の搬送ベルト部分に伝達されることを効果的に抑制することができるという効果がある。
その結果、従来品の不具合、即ち、エンコーダローラが振動の影響によって搬送ベルトの変動に追従できなくなることを解消して、エンコーダローラを搬送ベルトの搬送速度に応じた回転数で安定して回転させられるので、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができ、画像品質の向上を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置の奏する効果に加え、テンションローラは、少なくともその外周面側が弾性材料から構成されているので、その弾性材料の制振効果によって、搬送ベルトの振動のより一層の抑制を図ることができるという効果がある。
例えば、弾性材料として、ゴム材料などの粘性効果を有する材料を使用した場合には、その粘性効果と制振効果とにより、振動減衰機能と振動絶縁機能とを果たすことができるので、搬送ベルト自体の振動を減衰させると共に、搬送ベルトの振動がテンションローラを介して本体フレームに伝達されることを遮断することができる。
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、駆動ローラと従動ローラとの少なくとも一方を互いに離間する方向へ向けて付勢する第2付勢手段を備えているので、搬送ベルトに所定の張力を作用させ、搬送ベルトと駆動ローラとの間の滑動(スリップ)を抑制することができるという効果がある。
その結果、駆動ローラを高速で回転させる場合でも、その駆動ローラの回転力を搬送ベルトに確実に伝達して、搬送ベルトを駆動ローラの回転速度に対応する速度で安定して送り出すことができる。
更に、請求項3記載の画像形成装置によれば、第2付勢手段が駆動ローラ又は従動ローラの少なくとも一方を付勢するように構成されている、即ち、駆動ローラ又は従動ローラの少なくとも一方が弾性支持されているので、その制振効果によって、搬送ベルト部分の振動を効率的に抑制することができるという効果がある。
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項3記載の画像形成装置の奏する効果に加え、第2付勢手段が従動ローラを付勢するように構成されているので、駆動ローラを付勢する場合と比較して、構造を簡素化することができる。よって、部品コストや組み立てコストを削減することができるので、その分、画像形成装置全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
即ち、駆動ローラと駆動手段との間には駆動力伝達機構が形成されるため、第2付勢手段が駆動ローラを付勢するように構成したのでは、駆動ローラと共に駆動力伝達機構も付勢方向及びその逆方向へ移動可能に構成する必要が生じる。そのため、構造が煩雑化して、部品コストや組み立てコストが嵩み、その分、画像形成装置全体としての製品コストの上昇を招くのである。
また、請求項4記載の画像形成装置によれば、第2付勢手段が従動ローラを付勢するように構成されている、即ち、従動ローラが弾性支持されているので、駆動ローラにより押し出された搬送ベルト部分が振動した場合には、その振動が、従動ローラを回り込むようにして、記録媒体の通過領域側(即ち、エンコーダローラが位置する側)の搬送ベルト部分に伝達されることを、弾性支持された従動ローラの制振効果によって、効率的に抑制することができるという効果がある。
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、搬送ベルトの幅方向両側の端面にそれぞれ接する一対の当接部材を備えているので、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)を抑制することができるという効果がある。
その結果、エンコーダローラを搬送ベルトの搬送速度に応じた回転数で安定して回転させられるので、搬送ベルトの搬送速度を正確に検出することができ、画像品質の向上を図ることができる。
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項5記載の画像形成装置の奏する効果に加え、一対の当接部材の少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第3付勢手段を備えている、即ち、当接部材の少なくとも一方が弾性支持されているので、その当接部材の制振効果によって、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)を効率的に抑制することができるという効果がある。
また、このように、一対の当接部材の少なくとも一方が弾性支持されていれば、それら一対の当接部材の対向面間隔を拡大縮小させることができるので、例えば、搬送ベルトの幅方向寸法や当接部材の厚み寸法(即ち、対向面間隔)等にばらつきがある場合でも、それら各寸法ばらつきを吸収することができるという効果がある。
その結果、搬送ベルトと当接部材との接触状態を安定化して、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)を確実に抑制することができるという効果がある。また、上述のように、前記寸法ばらつきを吸収することができれば、搬送ベルトや当接部材などの寸法公差を緩やかとすることができるので、製造(管理)コストを削減して、その分、画像形成装置全体としての製品コストを削減することができるという効果がある。
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項6記載の画像形成装置の奏する効果に加え、一対の当接部材の一方は、従動ローラの軸方向一端側において、その従動ローラに一体に形成され、一対の当接部材の他方は、従動ローラの軸方向他端側において、その従動ローラの軸方向に沿って移動可能に軸支され、第3付勢手段が当接部材の他方を付勢するように構成されている。
このように、一対の当接部材が従動ローラと対応する位置(即ち、従動ローラの軸方向の両端部)に配置されていれば、上述したように、駆動ローラにより押し出された搬送ベルト部分が振動した場合でも、その振動、特に、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)が、従動ローラを回り込むようにして、記録媒体の通過領域側(即ち、エンコーダローラが位置する側)の搬送ベルト部分に伝達されることを、当接部材(第3付勢手段による付勢力)によって、効率的に抑制することができるという効果がある。
また、当接部材の他方のみを第3付勢部材で付勢する構成としたので、一対の当接部材の両方を第3付勢手段で付勢する場合と比較して、構造を簡素化することができる。その結果、部品コストや組み立てコストを削減することができるので、その分、画像形成装置全体としての製品コストを削減することができるという効果がある。
更に、このように構造を簡素化することができれば、その信頼性の向上を図り、当接部材による搬送ベルトの前記振動抑制効果を安定して発揮させることができるという効果もある。
請求項8記載の画像形成装置によれば、請求項7記載の画像形成装置の奏する効果に加え、従動ローラは、一対の当接部材の他方が一方へ向けて軸方向に移動した場合に、一対の当接部材の他方に当接してその移動を規制する規制面を備え、一対の当接部材が第3付勢手段の付勢力によって搬送ベルトの端面にそれぞれ接したとき、従動ローラの規制面と一対の当接部材の他方との間に所定の隙間が形成される。
このように、従動ローラの規制面と当接部材の他方との間に所定の隙間が形成されていれば、第3付勢手段による付勢力を当接部材の一方及び他方から搬送ベルトの端面に常に作用させておくことができるので、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)を確実に抑制することができるという効果がある。
請求項9記載の画像形成装置によれば、請求項8記載の画像形成装置の奏する効果に加え、前記所定の隙間を略0.2mm以上に設定したので、搬送ベルトが幅方向に大きく振動(横ぶれ)して撓んだ場合でも、当接部材の他方が従動ローラの規制面に当接することを抑制することができるという効果がある。その結果、打音の発生を抑制することができるという効果があると共に、第3付勢手段による付勢力を当接部材の他方を介して搬送ベルトの端面に常に作用させておくことができるので、搬送ベルトの幅方向の振動(横ぶれ)をより確実に抑制することができるという効果がある。
また、前記所定の隙間を略0.8mm以下の範囲に設定したので、従動ローラの軸方向端面からはみ出る(即ち、従動ローラの外周面に巻回されない)搬送ベルト部分を十分に短くすることができる。その結果、搬送ベルトを折れ曲がらせることなく、第3付勢手段の付勢力を作用させることができるので、搬送ベルトの振動を当接部材(第3付勢手段の付勢力)によってより確実に抑制することができるという効果がある。
請求項10記載の画像形成装置によれば、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、記録媒体の通過領域において搬送ベルトの外周面に接するニップローラと、そのニップローラと共に搬送ベルトを挟み込むために、搬送ベルトの内周面に接する挟持ローラと、ニップローラと挟持ローラとの少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第4付勢手段とを備える。そして、エンコーダローラが挟持ローラを兼用しているので、部品点数を少なくして、部品コストや組み立てコストの削減を図ることができ、その分、画像形成装置全体としての製品コストを削減することができるという効果がある。
請求項11記載の画像形成装置によれば、請求項10記載の画像形成装置の奏する効果に加え、第4付勢手段がニップローラを付勢するように構成されているので、エンコーダローラを付勢方向又はその逆方向へ移動自在に保持する必要がない。よって、エンコーダローラの保持構造を簡素化することができるので、その信頼性を向上させ、搬送ベルトの搬送速度をより正確に検出することができるという効果がある。
請求項12記載の画像形成装置によれば、請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、エンコーダローラが搬送ベルトの外周面又は内周面に接する位置は、従動ローラとエンコーダローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくともエンコーダローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも長くなる位置とされている。
即ち、エンコーダローラは従動ローラよりも駆動ローラに近接する位置に配置され、従動ローラからエンコーダローラまでの距離が十分に確保されているので、駆動ローラにより押し出された搬送ベルト部分が振動し、その振動が、従動ローラを回り込むようにして、記録媒体の通過領域側(即ち、エンコーダローラが位置する側)の搬送ベルト部分に伝達された場合でも、その振動をエンコーダローラに達するまでの間に減衰させることができるという効果がある。
請求項13記載の画像形成装置によれば、請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、エンコーダが検出するエンコーダローラの回転位置に基づいて、記録ヘッドからのインクの吐出タイミングを制御する制御部を備えているので、インクの吐出タイミングを変化させることで、例えば、搬送ベルトの振動により生じた位置ズレや搬送速度のばらつきを迅速かつ高精度に補正することができるという効果がある。その結果、いわゆるライン式プリンタにおいては、記録媒体の搬送速度を高速化することができるので、印刷速度の向上を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態における画像形成装置1の概略図である。なお、図1では、圧縮ばね35a,35bが簡略化されて、供給部2と排紙部5とが2点鎖線を用いて、それぞれ模式的に図示されている。まず、図1を参照して、画像形成装置1の全体構成について説明する。
画像形成装置1は、いわゆるライン式プリンタとして構成されるものであり、記録媒体P(図2参照)を本体部3へ供給する供給部2と、その供給部2により供給された記録媒体Pに画像を形成する本体部3と、その本体部3から排紙された記録媒体Pを収容する排紙部5とを主に備えている。
供給部2は、記録媒体Pを収容するトレイと、そのトレイに収容された記録媒体Pに当接するピックアップローラとを備えて構成されており(いずれも図示せず)、トレイ内の記録媒体Pは、ピックアップローラの回転駆動により、本体部3の搬送部3aへ1枚ずつ供給される。
搬送部3aには、供給部2から供給される記録媒体Pを排紙部5へ向けて搬送するための記録媒体搬送経路が形成されている。この記録媒体搬送経路は、駆動ローラ32a及び従動ローラ32bに架け渡されるように巻回された無端状の搬送ベルト31により主に形成される。
搬送ベルト31は、その外周面(即ち、記録媒体Pを担持して搬送する側の面)31aにシリコン処理が施されており、その粘着力により記録媒体Pを保持しつつ、駆動ローラ32aから伝達される回転駆動力により送られて循環移動し(図1反時計回り)し、搬送方向上流側(図1右側)の供給部2から供給された記録媒体Pを搬送方向下流側(図1左側)の排紙部5へ向けて搬送する。なお、駆動ローラ32aは、伝達ベルト39を介して伝達される駆動モータMの回転駆動力により回転される。
記録媒体搬送経路の上流側(図1右側)には、図1に示すように、ニップローラ33とエンコーダローラ36とが搬送ベルト31を挟みつつ互いに対向して配置されている。また、エンコーダローラ36の下方(図1下側)には、テンションローラ37が配置されている。
ニップローラ33は、記録媒体Pを搬送ベルト31に押し付け、その記録媒体Pの浮き上がりを防止するための回転部材であり、搬送ベルト31の外周面31aに接している。また、エンコーダローラ36は、搬送ベルト31に連動して回転(連れ回り)することで、その搬送ベルト31の搬送速度を検出するための回転部材であり、搬送ベルト31の内周面31bに接している。
ニップローラ33は、腕部34に回転可能に軸支されており、エンコーダローラ36へ近接する方向(図1下方)へ向けて付勢されている。即ち、軸部34aを中心として揺動可能な腕部34には、図1に示すように、圧縮ばね35aが圧縮状態で接続されており、その圧縮ばね35aの弾性復元力により、ニップローラ33は、図1下方へ向けて付勢されている。
このように、エンコーダローラ36は、搬送ベルト31の搬送速度を検出する役割の他に、ニップローラ33を支保する挟持ローラの役割も兼用している。その結果、部品点数を少なくして、部品コストや組み立てコストの削減を図ることができ、その分、画像形成装置1全体としての製品コストを削減することができる。
また、圧縮ばね35aがニップローラ33を付勢するように構成したので、エンコーダローラ36を付勢方向又はその逆方向へ移動自在に構成する必要がない。よって、エンコーダローラ36の保持構造を簡素化することができるので、その信頼性を向上させ、搬送ベルト31の搬送速度をより正確に検出させることができる。
テンションローラ37は、搬送ベルト31に張力を付与すると共に、その搬送ベルト31の振動を防止するための部材であり、搬送ベルト31の内周面31bに接し、その搬送ベルト31に連動して回転(連れ回り)するように軸支されている。また、テンションローラ37は、駆動ベルト32aよりも従動ベルト32bに近接する側(図1右側)に配置されている。
なお、テンションローラ37には、圧縮ばね35bが圧縮状態で接続されており、その圧縮ばね35bの弾性復元力により、テンションローラ37が搬送ベルト31の内周面31b側から外周面31a側へ向けて付勢されている。
なお、本実施の形態では、テンションローラ37の外周面側が弾性材料から構成されており、その弾性材料の制振効果によって、搬送ベルト31の振動を抑制することができるようにされている。
ここで、弾性材料としては、ゴム状弾性体やウレタン樹脂などが例示される。例えば、ゴム状弾性体などの粘性効果を有する材料を使用すれば、その粘性効果と制振効果とにより、振動減衰機能と振動絶縁機能とを果たすことができるので、搬送ベルト31の振動を減衰させると共に、搬送ベルト31の振動がテンションローラ36を介して本体フレーム30(図2参照)に伝達されることを遮断することができる。
搬送ベルト31の上方(図1上側)には、複数(本実施の形態では6個)の記録ヘッド4が記録媒体Pの搬送方向に沿って並設されている。記録ヘッド4は、細長い直方体形状に構成されており、その長手方向が記録媒体Pの幅方向(図1紙面垂直方向)を向いて配置されている。
記録ヘッド4の底面(インク吐出面)4aには、インクを吐出するインク吐出孔が多数形成されている。6個の記録ヘッド4から吐出されるインク色は、それぞれ異なっており、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかの色のインクとされている。
記録ヘッド4の底面4aと搬送ベルト31との間には、所定の隙間が形成されており、記録媒体Pは、この隙間を通過する。そして、各インク吐出孔の下方(図1下側)を通過する際に、記録媒体Pの上面へ向けてインクが吐出されることで、記録媒体Pに所望のカラー画像が形成される。
なお、各記録ヘッド4からインクを吐出する際のインクの吐出タイミングは、後述するように、エンコーダローラ36により検出された搬送ベルト31の搬送速度に基づいて制御される。
また、本実施の形態では、各記録ヘッド4が上下方向(図1上下方向)に昇降可能に構成されており、メンテナンス時には、メンテナンス手段(パージ動作用のキャップ、ポンプなど、図示せず)を各記録ヘッド4(底面4a)と搬送ベルト31との対向面間に配置可能とされている。
次いで、図2を参照して、搬送部3aの詳細構成について説明する。図2は、記録ヘッド4側から見た搬送部3aの上面図である。なお、図2では、記録ヘッド4及び記録媒体Pを2点鎖線を用いて模式的に図示すると共に、腕部34を付勢する圧縮ばね35aの図示を省略している。
本体フレーム30は、本体部3の骨格をなす部材であり、金属材料をプレス加工して形成されると共に、一対が互いに対向しつつ所定間隔を隔てて配置されている。上述した駆動ローラ32a、従動ローラ32b、エンコーダローラ36及びテンションローラ37は、図2に示すように、その軸方向(図2上下方向)両端部が本体フレーム30に回転可能に軸支されている。
また、ニップローラ33を軸支する腕部34には、ニップローラ33と反対側(図2右側)の端部に軸部34aが固着されており、その軸部34aが本体フレームに回転可能に軸支されている。これにより、ニップローラ33は、軸部34aを中心として、エンコーダローラ36側(図1紙面奥側)又はその逆側(図1紙面手前側)へ向けて移動可能とされている。
エンコーダローラ36は、図2に示すように、ニップローラ33と平行に、即ち、搬送ベルト31の幅方向(図2上下方向)に沿って延在している。エンコーダローラ36の軸方向一端側(図2上側)には、ロータリエンコーダ61が本体フレーム30の外方に配設されている。
ロータリエンコーダ61は、エンコーダローラ36の回転位置を検出するための装置であり、スリット板61aと、光学センサ62aとを備えている。スリット板61aは、エンコーダローラ36に固着された円盤状体であり、その円盤状体の外縁には、多数のスリットが形成されている。光学センサ62aは、スリット板61aのスリットを検出可能な位置に固定されている。
このロータリエンコーダ61によれば、搬送ベルト31が送られると、それに連動してエンコーダローラ36が回転し、このエンコーダローラ36に固着されているスリット板61aも回転する。そして、スリット板61aが所定の角度だけ回転すると、光学センサ61bがスリット板61aのスリットの通過を検出し、その検出信号を後述する制御部100(図4参照)に出力する。
制御部100は、入力された検出信号に基づいて、エンコーダローラ36の回転位置(即ち、搬送ベルト31の搬送速度)を算出し、その搬送速度に応じた吐出タイミングでインクを吐出するよう、各記録ヘッド4を制御する。
駆動ローラ32aの軸方向一端側(図2下側)には、図2に示すように、伝達ベルト39が連結されており、この伝達ベルト39は、駆動モータMの回転軸に連結されている。これにより、駆動モータMの回転軸が回転されると、その回転が、伝達ベルト39を介して、駆動ローラ32aに伝達され、その結果、搬送ベルト31が送られる。
テンションローラ37は、図2に示すように、駆動ローラ32a及び従動ローラ32bと平行に、即ち、搬送ベルト31の幅方向(図2上下方向)に沿って延在している。上述したように、テンションローラ37は、圧縮ばね35bにより、搬送ベルト31の内周面31b側から外周面31a側へ向けて付勢されている(図1参照)。
そのため、テンションローラ37は、本体フレーム30に長穴状に形成された開口(図示せず)に軸支されており、その長穴状の開口の縁部をガイドとして、圧縮ばね35bによる付勢方向(図2紙面奧方向)又はその逆方向(図2紙面手前方向)へ向けてスライド移動可能に軸支されている。
次いで、従動ローラ32b及びその支持構造の詳細構成について、図3を参照して説明する。図3は、搬送部3aの部分断面図であり、記録ヘッド4側から見た上面図に対応する。なお、図3では、圧縮ばね35cを簡略化して模式的に図示すると共に、エンコーダローラ36やテンションローラ37等を省略して図示している。
従動ローラ32bは、樹脂材料から構成される円柱状体であり、図3に示すように、胴部32b1と、軸部32b2と、固定フランジ部32b3とを主に備えて構成されている。胴部32b1は、搬送ベルト31が巻回される部位であり、大径の円柱状体として形成されている。
なお、胴部32b1は、後述する可動フランジ部38と対向する側(図3右側)の端面に規制面32b0を備える。規制面32b0は、胴部32b1へ向けて軸方向(図3左方)へ移動する可動フランジ部38に当接して、その可動フランジ部38の移動を規制するための部位である。
軸部32b2は、本体フレーム30に回転可能に軸支される部位であり、胴部32b1と同軸小径の円柱状体として、その胴部32b1の両端面に一体に形成されている。ここで、従動ローラ32bは、図3に示すように、軸部32b2に接続された圧縮ばね35cにより、駆動ローラ32a(図2参照)から離間する方向(図3上方)へ向けて付勢されている(図1参照)。
従動ローラ32bの軸部32b2は、本体フレーム30に長穴状に形成された開口(図示せず)に軸支されており、その長穴状の開口の縁部をガイドとして、圧縮ばね35cによる付勢方向(図3上方)又はその逆方向(図3下方)へ向けてスライド移動可能に軸支される。
これにより、搬送ベルト31に所定の張力を作用させ、搬送ベルト31と駆動ローラ32aとの間の滑動(スリップ)を抑制することができるので、駆動ローラ32aの回転駆動力を搬送ベルト31に確実に伝達して、搬送ベルト31を所望の回転数(速度)で安定して回転させる(送る)ことができる。
また、このように、従動ローラ32bを圧縮ばね35cで付勢するように構成すれば、駆動ローラ32aを付勢する場合と比較して、構造を簡素化することができる。即ち、駆動ローラ32aは、駆動モータMと伝達ベルト39で連結されるため、かかる駆動ローラ32aを圧縮ばね35cで付勢する構成としたのでは、これら駆動力伝達機構も付勢方向及びその逆方向へ移動可能に構成する必要が生じる。
よって、圧縮ばね35cが従動ローラ32aを付勢する構成とすることで、構造の複雑化を抑制し、部品コストや組み立てコストの削減を図ることができるので、その分、画像形成装置1全体としての製品コストの削減を図ることができる。また、構造を簡素化することで、信頼性の向上を図ることもできる。
更に、圧縮ばね35cが従動ローラ32bを付勢するように構成されている、即ち、従動ローラ32bが弾性支持されていれば、後述するように、駆動ローラ32aにより押し出された搬送ベルト31部分が振動した場合には、その振動が、従動ローラ32bを回り込むようにして、記録媒体Pの通過領域側(即ち、エンコーダローラ36が位置する側)の搬送ベルト31部分に伝達されることを、弾性支持された従動ローラ32bの制振効果によって、効率的に抑制することができる。
固定フランジ部32b3は、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を抑制するための部位であり、図3に示すように、胴部32b1の外周面から外径方向へフランジ状に張り出しつつ一体に形成され、その張り出し部の一側面(図3右側面)が搬送ベルト31の端面に接する面とされている。
図3に示すように、従動ローラ32bの固定フランジ部32b3と反対側(図3右側)の軸部32b2には、可動フランジ部38が同軸状に取着されている。可動フランジ部38は、胴部38aと、円板部38bとを主に備えている。胴部38aは、図3に示すように、搬送ベルト31が巻回される部位であり、上述した従動ローラ32bの胴部32b1と同軸同径の円柱状体として形成されている。
円板部38bは、上述した固定フランジ部32b2と同様に、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を抑制するための部位であり、胴部38aに一体に形成されると共に、胴部38aの外周面から外径方向へフランジ状に張り出して形成され、その張り出し部の一側面(図3左側面)が搬送ベルト31の端面に接する面とされている。
また、可動フランジ部38は、その内周の形状が従動ローラ32bの軸部32b2の外径より若干大きな円形状に形成されており、従動ローラ32bの軸部32b2に対して空転可能で、かつ、その軸部32b2に沿って(即ち、図3左右方向に)スライド可能に構成されている。
可動フランジ部38と本体フレーム30との間には、図3に示すように、圧縮ばね35dが圧縮状態で配設されており、その圧縮ばね35dの弾性復元力により、可動フランジ部38が固定フランジ部32b3へ向けて、即ち、可動フランジ部38と固定フランジ部32b3とが互いに近接する方向へ向けて付勢されている。
このように、本実施の形態における搬送部3a(画像形成装置1)によれば、可動フランジ部38が弾性支持されているので、その弾性支持による制振効果によって、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を効率的に抑制することができる。
また、このように、可動フランジ部38が弾性支持されている構成であれば、可動フランジ部38と固定フランジ部32b2との間の対向面間隔を拡大縮小させることができるので、例えば、搬送ベルト31の幅方向寸法や両フランジ部32b3,38の厚み寸法など、各部材に寸法ばらつきがあるような場合でも、その寸法ばらつきを吸収することができる。
よって、搬送ベルト31と両フランジ部32b3,38との接触状態を安定化して、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を確実に抑制することができる。また、上述のように、寸法ばらつきを吸収することができれば、搬送ベルト31などの各部材の寸法公差を緩やかとすることができるので、製造(管理)コストを削減して、その分、画像形成装置1全体としての製品コストを削減することができる。
ここで、図3に示すように、圧縮ばね35dの付勢力によって、固定フランジ部32b3と可動フランジ部38(円板部38b)とが搬送ベルト31の幅方向両側の端面にそれぞれ接すると、従動ローラ32bの規制面32b0と可動フランジ部38(胴部38a)との間には、隙間tが形成される。
このように、従動ローラ32bの規制面32b0と可動フランジ部38との間に隙間tが形成されていれば、圧縮ばね35dによる付勢力を、固定フランジ部32b3及び可動フランジ部38を介して、搬送ベルト31の端面に常に作用させておくことができるので、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を確実に抑制することができる。
なお、かかる隙間tは、略0.2mm以上かつ略0.8mm以下の範囲に設定することが好ましい。略0.2mm以上の隙間tを確保するのは、搬送ベルト31が幅方向に大きく振動(横ぶれ)して撓んだ場合(即ち、波打ちにより幅方向寸法が縮小した場合)でも、従動ローラ32bの規制面32b0と可動フランジ部38とが接触することを回避することができるからである。これにより、圧縮ばね35dによる付勢力を、両フランジ部32b3,38を介して、搬送ベルト31の端面に常に作用させておくことができるので、搬送ベルト31の幅方向の振動(横ぶれ)を確実に抑制することができる。
一方、隙間tを略0.8mm以下に設定するのは、従動ローラ32bの胴部32b1又は可動フランジ部38の胴部38aの外周面に巻回されない搬送ベルト31部分の長さを十分に短くすることができるからである。これにより、かかる搬送ベルト31部分の剛性強度の低下を抑制して、両フランジ部32b3,38と圧縮ばね35dの付勢力とによる振動抑制効果を発揮し易くすることができる。
次いで、制御部100の詳細構成について、図4を参照して説明する。図4は、制御部100の電気的なブロック図である。制御部100は、演算処理装置であるCPUと、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されるROMと、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するためのRAMと、その他のロジック回路とを備えており(いずれも図示せず)、これらが一体となって機能することにより、以下に説明する機能部を構築している。
制御部100は、図4に示すように、記録ヘッド4からのインクの吐出を制御するヘッド制御部101と、駆動モータMの駆動を制御するモータ制御部104とを備えている。なお、これら各機能部は、ASIC等で構成されているハードウェアであるが、機能部の全て又は一部がソフトウェアで構成されていても良い。
ヘッド制御部101は、吐出タイミング決定部102と、パルス生成部103とを備えている。吐出タイミング決定部102は、記録媒体Pに形成すべき画像データに基づいて記録ヘッド4が吐出すべきインクの吐出タイミングを制御するものである。更に、この吐出タイミング決定部102は、後述するエンコーダローラ回転位置検出部105が検出したエンコーダローラ36の回転位置に基づいて、搬送ベルト31の位置ズレや搬送速度のばらつきを補正するためにインクの吐出タイミングを変化させる。
パルス生成部103は、インク吐出タイミング決定部102により決定されたインクの吐出タイミングに従って記録ヘッド4を駆動するための駆動パルスを生成し、その生成した駆動パルスを記録ヘッド4に供給するものである。記録ヘッド4は、パルス生成部103から駆動パルスが供給される毎に記録媒体Pにインクを吐出する。
モータ制御部104は、エンコーダローラ回転位置検出部105と、モータ駆動部106とを備えている。エンコーダローラ回転位置検出部105は、ロータリエンコーダ61の光学センサ61bの検出結果に基づいてエンコーダローラ36の回転位置を検出する。エンコーダローラ39の回転位置を検出することにより、搬送ベルト31の位置や搬送速度を検出することができる。
モータ駆動部106は、エンコーダローラ回転位置検出部105が検出したエンコーダローラ36の回転位置に基づいて駆動モータMを駆動するものである。
次いで、以上のように構成された搬送部3の動作について、図5を参照して説明する。図5は、図2のV−V線における搬送部3aの側断面図である。なお、図5では、圧縮ばね35aの図示が省略されている。
駆動モータM(図2参照)からの駆動力により、駆動ローラ32aが所定方向(図5反時計回り)に回転されると、この回転に伴って、搬送ベルト31が搬送方向(図5反時計回り)に送られる。
この場合、駆動ローラ32aを高速で回転させると、駆動ローラ32aにより引っ張られる搬送ベルト31部分(即ち、従動ローラ32bから駆動ローラ32aへ向けて移動する搬送ベルト31部分)には緊張状態が形成される一方、駆動ローラ32aにより押し出される搬送ベルト31部分(即ち、駆動ローラ32aから従動ローラ32bへ向けて移動する搬送ベルト31部分)には、余剰状態が形成されることで、搬送ベルト31がたわみ(波打ち)、振動が発生し易い。
この振動は、従動ローラ32bを回り込むようにして、緊張状態にある搬送ベルト31部分にも伝達されるため、従来品では、エンコーダローラ36が搬送ベルト31の変動に追従できなくなり、搬送ベルト31の搬送速度を正確に検出することができなくなるという問題点があった。
これに対し、本実施の形態における搬送部3a(画像形成装置1)では、従動ローラ32bとテンションローラ37との間の搬送ベルト31の長さが、テンションローラ37と駆動ローラ32aとの間の搬送ベルト31の長さよりも短くなるように、テンションローラ37が搬送ベルト31の内周面31bに接する位置を設定した。
即ち、テンションローラ37は、駆動ローラ32aよりも従動ローラ32bに近接する位置(図5右側)に配置されているので、搬送ベルト31を高速で送る場合でも、駆動ローラ32aにより押し出された搬送ベルト31部分が振動することを、テンションローラ37の制振効果によって効率的に抑制することができる。
同時に、その振動が、従動ローラ32bを回り込むようにして、エンコーダローラ36側(即ち、記録媒体Pの通過領域側)の搬送ベルト31部分に伝達されることを効率的に抑制することができる。
その結果、従来品の不具合、即ち、エンコーダローラ36が振動の影響によって搬送ベルト31の変動に追従できなくなることを解消することができるので、エンコーダローラ36を搬送ベルト31の搬送速度に応じた回転数で安定して回転(連れ回り)させ、搬送ベルト31の搬送速度を正確に検出することができるので、画像品質の向上を図ることができる。
次いで、図6を参照して、第2実施の形態について説明する。図6は、第2実施の形態における搬送部103aの側断面図であり、図2のV−V線における側断面図に対応している。
第1実施の形態では、エンコーダローラ36が駆動ローラ32aよりも従動ローラ32bに近接する位置に配置される場合を説明したが、第2実施の形態では、エンコーダローラ136が従動ローラ32bよりも駆動ローラ32aに近接する位置に配設されている。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6に示すように、第2実施の形態における搬送部103aは、第1及び第2挟持ローラ80,81を備える。第1挟持ローラ80は、ニップローラ33と共に搬送ベルト31を挟み込むためのローラであり、ニップローラ33の下方(図6下方)において、搬送ベルト31の内周面31bに接している。第1挟持ローラ80は、その軸方向両端部が本体フレーム30に回転可能に軸支されている。
エンコーダローラ136は、上述した第1実施の形態におけるエンコーダローラ36と同様に構成されるものであり、本体フレーム30に回転可能に軸支されると共に、その軸方向一端側には、ロータリエンコーダ61(図2参照)が配設され、搬送ベルト31の搬送速度を検出可能に構成されている。
第2挟持ローラ81は、搬送ベルト31をエンコーダローラ136に密着させるためのローラであり、搬送ベルト31の外周面31a側からエンコーダローラ136へ向けて付勢されている。即ち、第2挟持ローラ81には、図6に示すように、圧縮ばね35eが圧縮状態で接続されており、その圧縮ばね35eの弾性復元力により、第2挟持ローラ81が図6下方へ向けて付勢されている。
これにより、搬送ベルト31が第2挟持ローラ81とエンコーダローラ136との間に挟みこまれ、搬送ベルト31の内周面31bにエンコーダローラ136が密着されることで、エンコーダローラ136は、空転することなく、搬送ベルト31に連動して回転(連れ回り)される。
ここで、第2実施の形態では、エンコーダローラ136が従動ローラ32bよりも駆動ローラ32aに近接する位置(図6左方)に配置されている。即ち、エンコーダローラ136が搬送ベルト31の内周面31aに接する位置は、従動ローラ32bとエンコーダローラ136との間の搬送ベルト31の長さが、エンコーダローラ136と駆動ローラ32aとの間の搬送ベルト31の長さよりも長くなる位置とされている。
これにより、従動ローラ32bからエンコーダローラ136までの距離(搬送ベルト31の長さ)を十分に確保することができる。よって、駆動ローラ32aにより押し出された搬送ベルト31部分が振動し、その振動が、従動ローラ32bを回り込むようにして、エンコーダローラ136側(即ち、記録媒体Pの通過領域側)の搬送ベルト31部分に伝達された場合でも、その振動をエンコーダローラ136に達するまでの間に十分に減衰させ、搬送速度を高精度に検出することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態では、ニップローラ33、テンションローラ37、従動ローラ32b、可動フランジ部38及び挟持ローラ81がいずれも圧縮ばね35a〜35eにより付勢される場合を説明したが、必ずしも圧縮ばねを用いる必要はなく、他の付勢手段を用いることは当然可能である。なお、他の付勢手段としては、例えば、引張ばね、ねじりばね、板ばねなどが例示される。
また、上記各実施の形態では、本発明をライン式プリンタに適用する場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこれらに限られるものではなく、記録ヘッドを用紙(記録媒体)搬送方向と直交する方向に往復移動させながら記録(画像形成)を行う、いわゆるシリアル式プリンタに適用しても良い。
本発明の第1実施の形態における画像形成装置の概略図である。 記録ヘッド側から見た搬送部の上面図である。 搬送部の部分断面図である。 制御部の電気的なブロック図である。 図2のV−V線における搬送部の側断面図である。 第2実施の形態における搬送部の側断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
4 記録ヘッド
31 搬送ベルト
31a 外周面
31b 内周面
32a 駆動ローラ
32b 従動ローラ
32b0 規制面
32b3 固定フランジ部(当接部材)
33 ニップローラ
35a 圧縮ばね(第4付勢手段)
35b 圧縮ばね(第1付勢手段)
35c 圧縮ばね(第2付勢手段)
35d 圧縮ばね(第3付勢手段)
36,136 エンコーダローラ
37 テンションローラ
38 可動フランジ部(当接部材)
61 ロータリエンコーダ(エンコーダ)
61a スリット板(エンコーダの一部)
61b 光学センサ(エンコーダの一部)
80 第1挟持ローラ(挟持ローラ)
100 制御部
M 駆動モータ(駆動手段)
P 記録媒体
t 隙間

Claims (13)

  1. 外周面が記録媒体の載置面となる無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトが巻回される従動ローラ及び駆動ローラと、その駆動ローラを駆動する駆動手段と、前記搬送ベルトの外周面又は内周面に接するエンコーダローラと、そのエンコーダローラの回転位置を検出するエンコーダと、前記搬送ベルトの内周面に接するテンションローラと、そのテンションローラを前記搬送ベルトの内周面側から外周面側へ向けて付勢する第1付勢手段と、前記搬送ベルトによって搬送される前記記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドとを備える画像形成装置において、
    前記エンコーダローラは、前記従動ローラから前記駆動ローラへ向けて移動する前記搬送ベルトの外周面または内周面に接し、
    前記テンションローラは、前記駆動ローラから前記従動ローラへ向けて移動する前記搬送ベルトの内周面に接すると共に、
    そのテンションローラが前記搬送ベルトの内周面に接する位置は、前記従動ローラとテンションローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくとも前記テンションローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも短くなる位置とされていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記テンションローラは、少なくともその外周面側が弾性材料から構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動ローラと従動ローラとの少なくとも一方を互いに離間する方向へ向けて付勢する第2付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2付勢手段が前記従動ローラを付勢するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送ベルトの幅方向両側の端面にそれぞれ接する一対の当接部材を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記一対の当接部材の少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第3付勢手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記一対の当接部材の一方は、前記従動ローラの軸方向一端側において、その従動ローラに一体に形成され、
    前記一対の当接部材の他方は、前記従動ローラの軸方向他端側において、その従動ローラの軸方向に沿って移動可能に軸支され、
    前記第3付勢手段が前記当接部材の他方を付勢するように構成されていることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記従動ローラは、前記一対の当接部材の他方が一方へ向けて前記軸方向に移動した場合に、前記一対の当接部材の他方に当接してその移動を規制する規制面を備え、
    前記一対の当接部材が前記第3付勢手段による付勢力によって前記搬送ベルトの前記端面にそれぞれ接したとき、前記従動ローラの規制面と前記一対の当接部材の他方との間に所定の隙間が形成されることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の隙間は、略0.2mm以上かつ略0.8mm以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体の通過領域において前記搬送ベルトの外周面に接するニップローラと、
    そのニップローラと共に前記搬送ベルトを挟み込むために、前記搬送ベルトの内周面に接する挟持ローラと、
    前記ニップローラと挟持ローラとの少なくとも一方を互いに近接する方向へ向けて付勢する第4付勢手段とを備え、
    前記エンコーダローラが前記挟持ローラを兼用していることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記第4付勢手段が前記ニップローラを付勢するように構成されていることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記エンコーダローラが前記搬送ベルトの外周面又は内周面に接する位置は、前記従動ローラとエンコーダローラとの間の搬送ベルトの長さが、少なくとも前記エンコーダローラと駆動ローラとの間の搬送ベルトの長さよりも長くなる位置とされていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記エンコーダが検出する前記エンコーダローラの回転位置に基づいて、前記記録ヘッドからのインクの吐出タイミングを制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置。
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