JP2008069004A - ベルト搬送装置、画像形成装置及びベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法 - Google Patents

ベルト搬送装置、画像形成装置及びベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008069004A
JP2008069004A JP2007164415A JP2007164415A JP2008069004A JP 2008069004 A JP2008069004 A JP 2008069004A JP 2007164415 A JP2007164415 A JP 2007164415A JP 2007164415 A JP2007164415 A JP 2007164415A JP 2008069004 A JP2008069004 A JP 2008069004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
roller
endless belt
meandering
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007164415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5040465B2 (ja
Inventor
Naoki Otomo
直樹 大友
Yasushi Niizeki
靖志 新関
Minoru Maekawara
稔 前川原
Kyosei Miyata
京静 宮田
Nagamasa Mizoguchi
修理 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2007164415A priority Critical patent/JP5040465B2/ja
Priority to EP07113967A priority patent/EP1890198B1/en
Priority to DE602007007404T priority patent/DE602007007404D1/de
Priority to AT07113967T priority patent/ATE472751T1/de
Priority to US11/890,846 priority patent/US7416074B2/en
Publication of JP2008069004A publication Critical patent/JP2008069004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5040465B2 publication Critical patent/JP5040465B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
    • G03G15/754Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to band, e.g. tensioning
    • G03G15/755Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to band, e.g. tensioning for maintaining the lateral alignment of the band
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/00156Meandering prevention by controlling drive mechanism

Abstract

【課題】簡単な構成で、駆動ローラの摩擦係数に依存せず、無端ベルトの蛇行制御を安定化できるベルト搬送装置及び画像形成装置の提供。
【解決手段】被搬送物を搬送可能な無端ベルトと、回転軸の一端が固定端であり他端が揺動可能な可動端である1本の揺動ローラ12を含み、無端ベルトを張架して走行させる少なくとも3本のローラ11、12、13と、揺動ローラ12を揺動させる揺動手段と、無端ベルトの側端部近傍で無端ベルトの有無を検出するベルト検出センサと、ベルト検出センサの検出結果に基づき、予め設定された所定範囲の制御値によって従動ローラ揺動手段を制御して無端ベルトの蛇行を修正する蛇行制御手段とを備え、揺動手段は、揺動ローラ12の可動端の回転中心yを、該揺動ローラ12に対して無端ベルトの走行方向上流側及び下流側にそれぞれ隣接する他の2本のローラ11、13の各回転軸の回転中心x、zを焦点とする楕円Oの接線OTに沿って移動させることにより揺動ローラ12を揺動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明はベルト搬送装置、画像形成装置及びベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法に関する。
無端ベルトを所定数のローラに張架させ、そのローラのいずれかを駆動ローラとして無端ベルトを走行させるベルト搬送装置では、走行中の無端ベルトが幅方向(ベルトの走行方向と直交する方向)に移動する所謂ベルトの蛇行が発生することがある。
このベルトの蛇行現象は、例えば、この無端ベルト上に被搬送物である記録媒体を密着させて搬送させ、その搬送過程で各色のインク滴を吐出することによって画像形成を行うインクジェットプリンタ等の画像形成装置においては、記録媒体を蛇行させてしまい、各色の画像の相対的な位置ずれを生じさせ、画像不良を発生させてしまう。
また、ベルトの蛇行異常が発生すると、無端ベルトは一方向に蛇行してローラを保持するフレーム等に接触し、破損してしまう問題がある。
このため、従来、ベルトの蛇行を検出し、それを修正するように制御する機能を有するベルト搬送装置が特許文献1、2において提案されている。
特開平9−169449号公報(ベルトの蛇行量、蛇行変化量、蛇行速度の少なくとも2つを検出して蛇行を修正する点。) 特開平10−231041号公報(ベルトの蛇行速度及び蛇行位置を検出して蛇行を修正する点。)
無端ベルトを駆動ローラと従動ローラとの間に張架し、従動ローラの回転軸線の長手方向の一端を固定し、他端を被搬送物の搬送方向と平行な方向に揺動可能に設けたベルト搬送装置が知られている。従動ローラの他端を搬送方向と平行に揺動させると、無端ベルトの幅方向の移動方向は、従動ローラの傾きで決定され、蛇行が修正される。
ここで、無端ベルトに所定の張力を付与するために、駆動ローラ及び従動ローラの他におもりローラを設けて、無端ベルトに対して下方向に張力を架けるようにした場合、従動ローラを揺動させると、おもりローラは従動ローラの揺動変化量に応じて上下方向の傾きを変えるように動作する。
この関係を図15を用いて説明する。(a)はベルト搬送装置の平面図、(b)はベルト搬送装置を被搬送物の搬送方向と対向する方向から見た正面図である。図中、100は駆動ローラ、101は従動ローラ、102はおもりローラ、103は無端ベルトである。
いま、無端ベルト103が図中左方向に片寄っているとすると、従動ローラ101の一端(図示左端)は、この片寄りを修正するべく、所定の制御値によって、駆動ローラ100から離れる方向に、無端ベルト103の搬送方向と平行に揺動されて傾けられる。この状態では、無端ベルト103に架かっている張力は、従動ローラ101が傾けられたことによって、図中左側の方が右側よりも大きい。
このとき、おもりローラ102は、通常、この無端ベルト103の張力を緩和する方向に移動するため、図15(b)に示すように、図中左側が上方向に移動して傾き、無端ベルト103の左側の張力を緩和させる。これによって無端ベルト103は、片寄り方向と逆方向に移動して蛇行が修正される。
しかし、無端ベルト103の内面に付着しているゴミ又はベルトの削り滓等が駆動ローラ100に付着し、これが原因となって駆動ローラ100の摩擦係数が低下した場合は、従動ローラ101を同じ制御値で制御しても、無端ベルト103の片寄り方向が逆転してしまう現象が発生する。
これを図16に示す。図16は駆動ローラ100の摩擦係数μと無端ベルト103の片寄り方向との関係を示すグラフである。
同図からわかるように、従動ローラ101の揺動を同じ制御値で制御しても、駆動ローラ100の摩擦係数μが低下すると、従動ローラ101の傾き方向と無端ベルト103の幅方向の移動方向とが逆転してしまう。すなわち、おもりローラ102が図15(b)の二点鎖線で示す状態のときには、無端ベルト103は図示左方向に移動してしまうことになる。これは、無端ベルト103の移動方向を決定する因子が、それまでの従動ローラ101からおもりローラ102の傾きに変化してしまうためである。
従って、駆動ローラ100の摩擦係数が低下すると、無端ベルト103の片寄りを検知して通常通り従動ローラ101を所定の制御値に基づいて揺動させた際、無端ベルト103は本来修正したい方向と逆方向に移動し、搬送異常を発生させてしまう問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成で、駆動ローラの摩擦係数に依存せず、無端ベルトの蛇行制御を安定化することのできるベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを課題とする。
また、本発明の他の課題は、無端ベルトの蛇行を制御するための制御範囲の中心値のズレを簡単に補正することのできるベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、被搬送物を搬送可能な無端ベルトと、回転軸の一端が不動に支持された固定端であり他端が揺動可能に支持された可動端である1本の揺動ローラを含み、前記無端ベルトを張架して走行させる少なくとも3本のローラと、前記揺動ローラの可動端を移動させることにより前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を検出するために該無端ベルトの側端部に配置されたベルト検出センサと、前記ベルト検出センサの検出結果に基づいて、予め設定された所定範囲の制御値を用いて前記揺動手段を制御することにより前記揺動ローラの可動端を所定距離揺動させ、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を修正する蛇行制御手段とを備えたベルト搬送装置において、前記揺動手段は、前記揺動ローラの可動端の回転中心を、該揺動ローラに対して前記無端ベルトの走行方向上流側及び下流側にそれぞれ隣接する他の2本のローラの各回転軸の回転中心を焦点とする楕円の接線に沿って移動させることを特徴とするベルト搬送装置である。
請求項2記載の発明は、前記揺動ローラは、従動ローラであることを特徴とする請求項1記載のベルト搬送装置である。
請求項3記載の発明は、前記無端ベルトの幅方向の端部位置を計測するベルト端部位置計測手段と、前記蛇行制御手段により、前記揺動手段を動作させる予め設定された所定範囲の制御値の上限値と下限値で前記揺動ローラをそれぞれ所定距離揺動させた後、前記無端ベルトをそれぞれ所定距離走行させた際の前記無端ベルトの幅方向の位置を前記ベルト端部位置計測手段により計測し、前記制御値の上限値と下限値での無端ベルトの各走行距離と、前記ベルト端部位置計測手段によって計測された前記無端ベルトの幅方向の各移動量から、前記制御値の中心値のズレ量を算出し、該制御値の中心値のズレ量を補正する補正手段とを更に有することを特徴とする請求項1又は2記載のベルト搬送装置である。
請求項4記載の発明は、前記揺動手段は、前記揺動ローラを揺動させるステッピングモータと、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサとを有し、前記揺動ローラの制御範囲を前記原点位置からの移動量とするものであり、前記補正手段は、前記揺動ローラの原点位置を変更することにより前記ズレ量を補正することを特徴とする請求項3記載のベルト搬送装置である。
請求項5記載の発明は、前記揺動ローラの原点位置の変更は、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサの位置の移動、前記原点センサによって検出される被検出部材の位置の移動、前記揺動手段の制御値の範囲の変更のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項4記載のベルト搬送装置である。
請求項6記載の発明は、前記蛇行制御手段は、前記無端ベルトの蛇行修正時に、前記ベルト検出センサが所定時間継続して前記無端ベルトを検出している場合には、前記無端ベルトを前記ベルト検出センサから退避させるように前記揺動ローラを揺動させ、前記ベルト検出センサが所定時間継続して前記無端ベルトを検出していない場合には、前記無端ベルトを前記ベルト検出センサに接近させるように前記揺動ローラを揺動させ、前記ベルト検出センサが所定時間内に前記無端ベルトの検出及び非検出を繰り返している場合には、前記揺動ローラの揺動を停止させるように前記揺動手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のベルト搬送装置である。
請求項7記載の発明は、前記無端ベルトは、ガラスクロスの表面にフッ素樹脂をコーティングしたベルトであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のベルト搬送装置である。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載のベルト搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項9記載の発明は、被搬送物を搬送可能な無端ベルトと、回転軸の一端が不動に支持された固定端であり他端が揺動可能に支持された可動端である1本の揺動ローラを含み、前記無端ベルトを張架して走行させる少なくとも3本のローラと、前記揺動ローラの可動端を移動させることにより前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を検出するために該無端ベルトの側端部に配置されたベルト検出センサと、前記ベルト検出センサの検出結果に基づいて、予め設定された所定範囲の制御値を用いて前記揺動手段を制御することにより前記揺動ローラの可動端を所定距離揺動させ、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を修正する蛇行制御手段とを備えたベルト搬送装置において、前記無端ベルトの幅方向の端部位置を計測するベルト端部位置計測手段を設け、前記蛇行制御手段により、前記揺動手段を動作させる予め設定された所定範囲の制御値の上限値と下限値で前記揺動ローラをそれぞれ所定距離揺動させた後、前記無端ベルトをそれぞれ所定距離走行させた際の前記無端ベルトの幅方向の位置を前記ベルト端部位置計測手段により計測し、前記制御値の上限値と下限値での無端ベルトの各走行距離と、前記ベルト端部位置計測手段によって計測された前記無端ベルトの幅方向の各移動量から、前記制御値の中心値のズレ量を算出し、該制御値の中心値のズレ量を補正することを特徴とするベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法である。
請求項10記載の発明は、前記揺動手段は、前記揺動ローラを揺動させるステッピングモータと、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサとを有し、前記揺動ローラの制御範囲を前記原点位置からの移動量とするものであり、前記ズレ量の補正は、前記揺動ローラの原点位置を変更することにより行うことを特徴とする請求項9記載のベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法である。
請求項11記載の発明は、前記揺動ローラの原点位置の変更は、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサの位置の移動、前記原点センサによって検出される被検出部材の位置の移動、前記揺動手段の制御値の範囲の変更のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項10記載のベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法である。
請求項1〜7記載の発明によれば、簡単な構成で、駆動ローラの摩擦係数に依存せず、無端ベルトの蛇行制御を安定化することのできるベルト搬送装置を提供することができる。
また、請求項8記載の発明によれば、簡単な構成で、駆動ローラの摩擦係数に依存せず、無端ベルトの蛇行制御を安定化することのできる画像形成装置を提供することができる。
更に、請求項9〜11記載の発明によれば、無端ベルトの蛇行を制御するための制御範囲の中心値のズレを簡単に補正することのできるベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、ベルト搬送装置を有する画像形成装置の概略図、図2は、ベルト搬送装置の平面図である。
図1において、1はベルト搬送装置である。ベルト搬送装置1には、所定の間隔をおいて駆動ローラ11と従動ローラ12とが並置され、その間の下方におもりローラ13が配置されていると共に、駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13に亘って無端ベルト14が張架されている。
無端ベルト14は、駆動ローラ11が副走査モータ15の回転駆動によって図1において時計回りに所定の速度で走行し、その表面に密着される記録媒体Pを矢印で示す副走査方向であるA方向に向けて、所定量ずつ間欠的に搬送するようになっている。
この無端ベルト14には、ガラスクロスの表面にフッ素樹脂をコーティングしたベルトを用いることが好ましい。このような無端ベルト14と駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13との間には、互いに係合関係はなく、無端ベルト14の平滑な裏面と、駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13のそれぞれ平滑な外周面との間の摩擦によって、無端ベルト14が回転駆動されるようになっている。
無端ベルト14の表面は粘着性を有しており、記録媒体Pをその表面に粘着力によって密着させるようになっている。また、その表面に静電吸着により記録媒体Pを吸着させるようにしてもよい。
記録媒体Pには、例えば、紙、布帛、プラスチックフィルム等、画像形成装置の画像形成用途に通常使用される記録媒体を使用することができる。記録媒体Pは所定サイズに裁断されたシート状であってもよいし、ロール状に巻回された元巻きから連続して繰り出される長尺状であってもよい。
無端ベルト14の側端部近傍にはベルト検出センサ16が配設されている。ベルト検出センサ16は、無端ベルト14の有無を検出することにより無端ベルト14の蛇行を検出する。
図3は、ベルト検出センサ16の詳細を示す平面図である。
ベルト検出センサ16は、無端ベルト14の側端部14aの近傍に設けられており、該側端部14aを検出するべく、ここでは3つの光学式センサ16a、16b、16cを有して構成されている。無端ベルト14が蛇行を生じていない安定状態で、左端センサ16aはOFFとなって無端ベルト14の側端部14aを検出しておらず、中央センサ16bは無端ベルト14の側端部14aとほぼ同一位置にあり、右端センサ16cはONとなって無端ベルト14を検出している状態にある。
無端ベルト14は、このベルト検出センサ16の中央センサ16bがONになると、A方向と対向する方向から見て、左に片寄っていると判断され、OFFになると右に片寄っていると判断される。全センサ16a〜16cがONのときは、無端ベルトは左方向に大きく片寄っていると判断され、全センサ16a〜16cがOFFのときは、右方向に大きく片寄っていると判断される。従って、このベルト検出センサ16による無端ベルト14の有無の検出によって、蛇行発生の有無及びその移動方向が判別される。
なお、無端ベルト14の側端部は必ずしも直線ではないため、ベルト蛇行補正時、ベルト搬送装置1は、通常、左端センサ16aがOFF、右端センサ16cがONであって、中央センサ16bが定期的にON・OFFを繰り返す程度に従動ローラ12の揺動を制御して、無端ベルト14の蛇行を修正するようになっている。
無端ベルト14を張架している各ローラのうち、従動ローラ12は、図2に示すように、その回転軸の一端12aが移動不能に支持された固定端とされる一方、他端12bは移動可能に支持された可動端とされ、その他端12bを移動させて従動ローラ12を揺動させる揺動手段17が設けられている。従って、この従動ローラ12は揺動ローラとして機能する。
ここで、本発明における従動ローラ12の揺動制御の概略について説明する。図4は従動ローラ12の揺動制御を説明するための模式図、図5は従動ローラ12の揺動の様子を説明する従動ローラの正面図である。
本発明における揺動制御時、揺動ローラである従動ローラ12は、従動ローラ12の回転軸の他端12bの回転中心yが、駆動ローラ11とおもりローラ13の各回転軸の他端の回転中心x、zを焦点とする楕円Oの接線OTに沿って移動することを特徴としている。
一般に、楕円とは2つの焦点からの距離の和が一定である点の集合からなる曲線である。従って、駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13の配置関係を、駆動ローラ11の回転軸の他端の回転中心xとおもりローラ13の回転軸の他端の回転中心zを楕円Oの焦点とし、従動ローラ12の回転軸の他端の回転中心yをその楕円Oの略軌跡上に位置するような関係の配置を考えると、xy間の距離とyz間の距離との和は、yが楕円Oの軌跡上を移動する限り一定となる。このため、従動ローラ12を揺動させる際、従動ローラ12の回転軸の他端12bの回転中心yを、この楕円Oの軌跡上に沿うように移動させれば、無端ベルト14には実質的に幅方向のテンション差が生じないことになる。
従って、楕円Oの軌跡上に沿うように従動ローラ12の回転軸の他端12bを揺動させたときの無端ベルト14の幅方向の移動は、駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13のアライメントのずれだけで方向が決まることになる。例えば、図5に示すように、従動ローラ12の回転軸の他端12aの回転中心yを、楕円Oの軌跡上に沿うように(+)側に揺動させると、各ローラのアライメントのずれから、無端ベルト14は右方向に移動し、逆に(−)側に揺動させると左方向に移動する。
実際の従動ローラ12の揺動量は±数mm程度であるため、楕円Oの軌跡上に沿った移動は、該楕円Oの接線OTに沿った直線とみなすことができる。
このように従動ローラ12の他端12bを揺動させるための揺動手段17の構成の一例を図6、図7に示す。
図6は揺動手段17の主要部の構成を示す正面図であり、一部断面で示している。図7は揺動手段17の部分斜視図である。
図中、171は従動ローラ支持板であり、ガイドレール172に沿って斜め上方に移動可能に設けられている。従動ローラ支持板171は、従動ローラ12の回転軸の他端12bを回転可能に支持する支持部材171aを有している。支持部材171aとしては、転がり軸受やすべり軸受等が用いられる。
図6において、従動ローラ12は従動ローラ支持板171に対して図示奥側に取り付けられる。
173はカムであり、ガイドレール174に沿って水平方向であるC方向に沿って移動可能に設けられている。カム173の上面はカム面173aを構成しており、カム173の移動方向であるC方向に対して斜めとなる傾斜面を形成している。
カム面173aは、従動ローラ支持板171の下端に回転可能に設けられた摺動ローラ171bと常時当接している。カム173がガイドレール174に沿って図6中の右方向に移動すると、カム面173aは摺動ローラ171bを摺動させながら、従動ローラ支持板171をガイドレール172のガイドによってD方向に沿って斜め上方に移動させる。また、カム173がガイドレール174に沿って図6中の左方向に移動すると、従動ローラ支持板171は自重により摺動ローラ171bがカム面173aに当接しつつ、ガイドレール172をD方向に沿って斜め下方に移動する。この従動ローラ支持板171の移動によって、支持部材171aに回転可能に支持される従動ローラ12の他端12bが、図5に示される(+)側又は(−)側に揺動される。
ガイドレール172は、従動ローラ支持板171の移動方向であるD方向を、図4に示したように、駆動ローラ11の回転軸の回転中心xとおもりローラ13の回転軸の回転中心zを焦点とする楕円Oの接線OTに沿うように規制している。従って、この従動ローラ支持板171の右方向又は左方向の移動により、従動ローラ12の他端12bは、実質的にこの楕円Oの接線OTに沿って(+)側又は(−)側に揺動される。
カム173には、アクチュエータ175が軸受を介して回転可能に固定されている。アクチュエータ175は、ウォームホイール歯車176aが取り付けられた回転軸176の一端と接続されている。ウォームホイール歯車176aはウォーム歯車177aと噛合している。ウォーム歯車177aは、回転軸176と直交するように配設されたベルト蛇行補正駆動モータ(図示せず)のモータ軸177に取り付けられている。
ベルト蛇行補正モータは、ステッピングモータにより構成され、パルス信号が入力されることにより該パルス信号に応じて回転駆動し、ウォーム歯車177aを回転させる。これによりウォーム歯車177aと噛合しているウォームホイール歯車176aが回転して回転軸176を回転させ、その回転方向によって、その先端に接続されているアクチュエータ175を進退動作させる。
このアクチュエータ175の進退動作により、アクチュエータ175を固定しているカム173が、ガイドレール174にガイドされてC方向に沿って往復移動する。これにより、従動ローラ支持板171がカム面173aに案内されながら、ガイドレール172によってD方向に沿って移動し、従動ローラ12の他端12bが揺動される。
カム173の近傍には原点センサ178が配設されている。原点センサ178は、検出光を照射する発光素子178aと、その検出光を受光する受光素子178bとを有する光学式センサであり、カム173に一体に取り付けられた被検出部材である遮蔽板179が、発光素子178aと受光素子178bとの間に位置して検出光を遮っている時の検出信号(Low)と、カム173が移動して遮蔽板179が発光素子178aと受光素子178bとの間から退避して検出光を受光している時の検出信号(High)の変化を検出し、これによって従動ローラ12の原点位置を検出する。
この原点位置とは、従動ローラ12を揺動させる際の揺動手段17の制御範囲の基準となるものであり、この原点位置からのカム173の移動量によって制御範囲が規定される。
原点位置は、例えば図8に示すように、遮蔽板179が退避した時のHighの検出信号と遮蔽板179によって遮られた時のLowの検出信号とが切り替わるエッジ部分とすることができる。この原点位置は、従動ローラ12の他端12bが、(+)側、(−)側のいずれの方向にも揺動していない中立位置であって、無端ベルト14が安定して搬送駆動する位置となるように設定される。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すように、かかるベルト搬送装置1の上方に、キャリッジ3に搭載された複数の記録ヘッド2を有している。記録ヘッド2は、記録媒体Pの搬送方向であるA方向と直交する主走査方向に沿う移動の過程で、それぞれノズル面に形成された多数のノズルから画像データに応じて、インク滴をその下方の記録媒体Pに向けて吐出することにより、無端ベルト14の回転による記録媒体Pの間欠的な搬送と併せて、所望の画像を形成するオンデマンド型のインクジェットヘッドにより構成されている。
キャリッジ3は、主走査モータ(図示せず)の回転駆動によって、無端ベルト14の幅方向に亘って架設されたガイドレール4に沿って往復移動可能である。記録ヘッド2は、このキャリッジ3によって主走査方向であるB方向に沿って往復移動する。
キャリッジ3には、ベルト端部位置検出センサ5が設けられている。ベルト端部位置検出センサ5は、図9に示すように、その下方に位置する無端ベルト14の表面に対して検出光を照射し、そのときの反射光を受光することにより無端ベルト14の側端部14aを検出する。そして、ベルト端部位置検出センサ5がキャリッジ3と共に移動して無端ベルト14の側端部14aに差し掛かると、反射光が受光されなくなることにより、無端ベルト14の側端部14aの位置に来たことが検出される。
このときの位置情報は、キャリッジ3の位置を検出するリニアエンコーダ6によって検出される。リニアエンコーダ6は、ガイドレール4と平行に架設されたスケール6aとキャリッジ3に一体に設けられたエンコーダセンサ6bとによって構成されている。エンコーダセンサ6bは、キャリッジ3が移動する際にスケール6aからパルスを検出する。キャリッジ3の位置は、そのパルス数をカウントすることによって検出される。従って、ベルト端部位置検出センサ5によって無端ベルト14の側端部14aが検出されると、そのときのキャリッジ3の位置をリニアエンコーダ6のパルス数によって検出することにより、無端ベルト14の側端部14aの位置を検出することができる。
次に、図10に示すブロック図を用いてかかる画像形成装置の概略構成について更に説明する。既に説明した構成については同一符号を付してあるので説明は省略する。
図中、201はパーソナルコンピュータ(PC)、202はインターフェース部(I/F部)、203は印字タイミング制御部、204は画像処理部、205はヘッド駆動部、206はベルト位置検出部、207は制御部、208は主走査サーボ、209は主走査駆動回路、210は主走査モータ、211はロータリーエンコーダ、212は副走査サーボ、213は副走査駆動回路、214はロータリーエンコーダ、215はベルト蛇行補正モータ駆動回路、216はベルト蛇行補正モータ、217はベルト駆動機構、218はベルト端部位置検出部である。
PC201は画像データを保有しており、I/F部202を介して画像形成装置本体に送信するようになっている。送信された画像データは、制御部207からの制御信号に従って、画像処理部204において記録ヘッド2による画像形成に適した形態に処理され、同じく制御部207からの制御信号に従って制御される印字タイミング制御部203が画像処理部204に適切なタイミングで制御信号を出力することによって、ヘッド駆動部205から記録ヘッド2に駆動信号が出力され、その駆動信号に従って記録ヘッド2からインク滴が吐出される。
記録ヘッド2の主走査方向に沿う往復移動は、制御部207によって制御される主走査サーボ208が主走査駆動回路209を介して主走査モータ210を駆動させることによって行われる。主走査モータ210の回転量は、ロータリーエンコーダ211によって検出され、主走査サーボ208に送られて制御されるようになっている。主走査モータ210の回転によって移動される記録ヘッド2の主走査方向に沿う位置情報は、キャリッジ3の位置検出を行うリニアエンコーダ6(図1参照)から送信され、そのキャリッジ3の位置情報に応じて印字タイミング制御部203が画像処理部204に制御信号を出力するようになっている。
一方、駆動ローラ11、従動ローラ12、おもりローラ13と共にベルト駆動機構217に含まれる無端ベルト14は、制御部207によって制御される副走査サーボ212が副走査駆動回路213を介して副走査モータ15(図1参照)を駆動させることによって回転駆動される。副走査モータ15の回転量は、ロータリーエンコーダ214によって検出され、副走査サーボ212に送られて制御されるようになっている。
また、キャリッジ3の主走査方向の移動時に、ベルト端部位置検出部218に含まれるベルト端部位置検出センサ5が無端ベルト14の側端部14aの有無を検出し、その検出信号を制御部207に出力する。制御部207は、ベルト端部位置検出部218から無端ベルト14の側端部14aの検出信号が入力されると、その時点でのリニアエンコーダ6から得られる位置情報によって、無端ベルト14の側端部14aの位置を計測する。
揺動手段17に設けられるベルト蛇行補正モータ216は、制御部207からの制御信号によってベルト蛇行補正モータ駆動回路215が制御されることによって駆動される。従動ローラ12の揺動による無端ベルト14の移動の有無は、無端ベルト14が幅方向に移動した際、ベルト検出センサ16が含まれるベルト位置検出部206から送られるベルト位置情報によって制御部207に取得される。制御部207は、そのベルト位置情報に従ってベルト蛇行補正モータ駆動回路215を介してベルト蛇行補正モータ216の駆動を制御し、無端ベルト14の蛇行を修正する。
制御部207によるベルト蛇行補正モータ216の制御は、無端ベルト14の幅方向の過度の移動を防止するため、無端ベルト14が安定状態にある中立位置を境にして、無端ベルト14を図5において右方向(+)へ移動させるための制御値と、反対に左方向(−)へ移動させるための制御値との間の予め設定された所定の制御値の範囲(Pmin〜Pmax)内において行われる。この制御値の範囲の上限値及び下限値は、無端ベルト14を右方向と左方向とにそれぞれ移動させるためにベルト蛇行補正モータ216を駆動させて従動ローラ12を揺動させる際の限界値である。この制御値は、ベルト蛇行補正モータ216に出力するパルス数として設定される。
図11は、ベルト蛇行補正の際の制御部207による従動ローラ12の揺動制御の様子を示すフロー図である。
いま、無端ベルト14が安定状態で駆動しているとき(S1)、該無端ベルト14に蛇行が発生すると、ベルト検出センサ16の中央センサ16bがON又はOFFとなる。中央センサ16bが所定時間継続してONとなった場合は、無端ベルト14が、図2において左方向に片寄り始めたことが検出される。そこで制御部207は、ベルト蛇行補正モータ駆動回路215を介してベルト蛇行補正モータ216を駆動させ、揺動手段17のカム173を図6における右方向に移動させて揺動ローラ支持板171を斜め上方に移動させる。これにより従動ローラ12の他端12bは、図5における(+)側に揺動して傾く(S2)。この従動ローラ12の揺動によって、無端ベルト14は、その側端部14aが中央センサ16bから退避するように幅方向に移動する。
従動ローラ12の揺動の後、無端ベルト14の蛇行が修正されると、中央センサ16bは再びOFFとなるため、制御部207は、ベルト蛇行補正モータ駆動回路215を介してベルト蛇行補正モータ216を駆動させ、従動ローラ12の傾きを徐々に元に戻すように移動させる(S3)。
一方、安定状態から中央センサ16bが所定時間継続してOFFとなった場合は、無端ベルト14が、図2において右方向に片寄り始めたことが検出される。そこで制御部207は、ベルト蛇行補正モータ駆動回路215を介してベルト蛇行補正モータ216を駆動させ、揺動手段17のカム173を図6における左方向に移動させて揺動ローラ支持板171を斜め下方に移動させる。これにより従動ローラ12の他端12bは、図5における(−)側に揺動して傾く(S4)。この従動ローラ12の揺動によって、無端ベルト14は、その側端部14aが中央センサ16bに接近するように幅方向に移動する。
従動ローラ12の揺動の後、無端ベルト14の蛇行が修正されると、中央センサ16bは再びONとなるため、制御部207は、ベルト蛇行補正モータ駆動回路215を介してベルト蛇行補正モータ216を駆動させ、従動ローラ12の傾きを徐々に元に戻すように移動させる(S3)。
無端ベルト14の側端部14aは必ずしも直線ではないため、無端ベルト14がほぼ中立位置にある安定状態にあるとき、ベルト検出センサ16の中央センサ16bは、所定時間に無端ベルト14の側端部14aの検出及び非検出を繰り返す。従って、従動ローラ12の傾きを徐々に元に戻すように移動させた後、中央センサ16bがON・OFFを繰り返すようになったら、制御部207は、無端ベルト14はほぼ中立位置にあると判断し、従動ローラ12の揺動を停止させるように制御を行う。
このような従動ローラ12の揺動制御は、揺動手段17によって、従動ローラ12の回転軸の他端12bの回転中心yを、駆動ローラ11の回転軸の回転中心xとおもりローラ13の回転軸の回転中心zを焦点とする楕円Oの接線OTに沿って移動させるため、無端ベルト14を張架している駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13の間には実質的に幅方向のテンション差は生じず、各ローラのアライメントのずれだけで無端ベルト14の蛇行が修正される。従って、駆動ローラ11の摩擦抵抗の如何に関わらず、従動ローラ12の揺動方向と無端ベルト14の移動方向とを一致させることができる。
図12は、かかるベルト搬送装置1において、駆動ローラ11の摩擦係数μが変化した場合の、無端ベルト14の搬送量と幅方向の移動量との関係を示すグラフである。ここで、ベルト蛇行補正モータ216を回転制御する制御値として、無端ベルト14を左方向(+方向)に移動させるための制御値「110,000」と右方向(−方向)に移動させるための制御値「90,000」を出力した場合を示している。
このグラフからわかるように、同じ制御値を出力した場合、駆動ローラ11の摩擦係数μが0.2と0.7とに変化しても、無端ベルト14の移動方向は変化せず、搬送量と幅方向の移動量との関係はほぼ同じ状態を維持している。従って、本発明に係るベルト搬送装置1によれば、揺動手段17によって、駆動ローラ11の摩擦係数に依存せず、無端ベルト14の蛇行制御を安定化することができることがわかる。
なお、従動ローラ12の揺動による無端ベルト14の蛇行補正を安定化させるため、揺動手段17の所定の制御値の範囲の中心値と無端ベルト14の中立位置とが一致していることが望まれる。両者を一致させるには、予め設定された揺動手段17の制御値の範囲の上限値と下限値でそれぞれ従動ローラ12を所定距離揺動させ、そのときの無端ベルト14の搬送量及び幅方向の移動量から、揺動手段17の制御値の範囲の中心値と無端ベルト14の中立位置とのズレ量を求め、そのズレ量に基づいて揺動手段17の制御値の中心値を補正することによって行うことができる。
これを図13に示す補正処理フローを用いて更に説明する。
まず、揺動手段17のベルト蛇行補正モータ216に対して、予め設定された制御値の範囲の上限値(Pmax)を設定し、これにより従動ローラ12を所定距離揺動させる(S10)。この後、副走査モータ15に対して所定のステップ数となる制御信号を出力し、無端ベルト14を搬送方向に所定距離搬送させる(S11)。
これにより、無端ベルト14は従動ローラ12の揺動によって幅方向に移動するため、移動した無端ベルト14の幅方向の位置を計測する(S12)。この無端ベルト14の幅方向の位置は、キャリッジ3を主走査方向に沿って移動させてベルト端部位置検出センサ5によって無端ベルト14の側端部14aを検出し、その検出時点のキャリッジ3の位置をリニアエンコーダ6によって検出することで制御部207により計測される。この無端ベルト14の幅方向の位置を計測することで、無端ベルト14の幅方向の移動量が計測される。
次に、同様に、今度はベルト蛇行補正モータ216に対して、予め設定された制御値の範囲の下限値(Pmin)を設定し、これにより従動ローラ12を上記とは逆方向に所定距離揺動させる(S13)。この後、無端ベルト14を搬送方向に所定距離搬送させる(S14)。そして、移動した無端ベルト14の幅方向の位置を上記同様に計測し、無端ベルト14の幅方向の移動量を計測する(S15)。
これにより、例えば図12のように、揺動手段17の制御値の範囲の上限値と下限値での無端ベルト14の搬送方向の各搬送量と、無端ベルト14の幅方向の各移動量との関係が、制御値の範囲の上限値と下限値でそれぞれわかる。
ここで、揺動手段17の制御値の範囲の中心値と無端ベルト14の中立位置とが一致していれば、無端ベルト14の搬送量と幅方向の移動量との関係は、制御値の範囲の上限値と下限値とで上下対称となるはずである。しかし、両者の間にズレが生じていると上下対称とはならない。
そこで、制御部207は、この制御値の範囲の上限値と下限値での無端ベルト14の各搬送量と幅方向の各移動量との関係に基づいてズレ量を検出し、それに基づいて揺動手段17の制御値の中心値のズレ量を算出する(S16)。その後、この算出されたズレ量に応じて、揺動手段17の制御値の中心値を補正して無端ベルト14の中立位置に一致させる(S17)。
これによって、無端ベルト14に蛇行が発生した場合、制御部207は所定の制御値を用いて揺動手段17を制御することにより、無端ベルト14の蛇行を幅方向の双方向にそれぞれ安定して修正することができる。
上記ステップS17において、揺動手段17の制御中心値のズレ量を補正する方法は、簡単且つ確実にズレ量を補正できる点で、従動ローラ12の原点位置を変更する方法が好ましい。従動ローラ12の原点位置を変更する方法としては、(ア)従動ローラ12の原点位置を検出するための原点センサ178の位置を、図6におけるC方向に沿って移動させること、(イ)揺動手段17のカム173に一体に設けられた遮蔽板179の位置を、図6におけるC方向に沿って移動させること、(ウ)揺動手段17に出力する制御値、すなわち、ベルト蛇行補正モータ216を駆動させるための制御値の範囲を変更すること等が挙げられ、これらのいずれか一つを含むようにすることが好ましい。
上記(ア)の場合は原点センサ178を、上記(イ)の場合は遮蔽板179を、それぞれC方向に沿って移動可能に設けておけばよい。また、上記(ウ)の場合は、例えば制御部207において、ズレ量に応じて原点位置からのステップ数を変更するようにすればよい。
このような揺動手段17の制御中心値のズレ量を補正するための蛇行制御手段の調整方法は、工場出荷時、サービスマンによるメンテナンス時等に実行すればよい。この調整方法は、無端ベルトが張架された複数のローラのいずれかのローラの傾きを所定範囲の制御値を用いて制御することによって、無端ベルトを幅方向に移動させて蛇行を修正するベルト搬送装置に適用できる。
以上説明したベルト搬送装置1では、無端ベルト14は駆動ローラ11、従動ローラ12及びおもりローラ13の3本のローラに張架されているが、本発明において無端ベルト14を張架するローラの数は少なくとも3本であればよいので、4本以上でもよい。
図14は、無端ベルト14を4本のローラ181、182、183、184に張架した場合の揺動制御の例を示している。
4本のローラ181、182、183、184のうちの例えばローラ182を揺動ローラとした場合、無端ベルト14の蛇行を修正するには、この揺動ローラ182の回転軸の他端の回転中心yを、該揺動ローラ182における無端ベルト14の走行方向上流側及び下流側にそれぞれ隣接する他の2本のローラ181、183の各回転軸の他端の回転中心x、zを焦点とする楕円Oの接線OTに沿って移動させればよい。
ローラの数が更に増加する場合も、同様にして揺動ローラの揺動が制御されることにより、本発明の効果を得ることができる。
なお、無端ベルト14が張架される3本以上のローラのうち、いずれのローラが揺動ローラであってもよい。しかし、揺動ローラが従動ローラである場合、揺動手段17は容易に設置可能であるために好ましい。
また、揺動ローラは、記録媒体Pを載置するプラテン面を形成するために使用される2本のローラ以外のローラであることも好ましい。例えば図14の場合、ローラ181、182に無端ベルト14が張架されることによってプラテン面が形成されるため、これ以外のローラ183又は184を揺動ローラとすれば、揺動ローラの揺動によってプラテン面の水平状態に影響を与えることがない。
本発明に係るベルト搬送装置は、画像記録時の記録媒体の搬送に使用されるものに限らず、例えば画像記録後の記録媒体の定着を行うための定着装置、電子写真プリンタの中間転写装置等の他、無端ベルトの蛇行現象の発生が問題視される分野に広く適用可能である。
更に、本発明に係る画像形成装置は、インクジェットプリンタ、インクジェット捺染装置に限らず、電子写真プリンタ、画像露光装置等、記録媒体を搬送するベルト搬送機構を備えた画像形成装置に広く適用できる。
ベルト搬送装置を有する画像形成装置の概略図 ベルト搬送装置の平面図 ベルト検出センサの詳細を示す平面図 従動ローラの揺動制御を説明するための模式図 従動ローラの揺動の様子を説明する従動ローラの正面図 従動ローラ揺動手段の主要部の構成を示す一部断面で示す正面図 従動ローラ揺動手段の部分斜視図 原点センサによる原点位置の説明図 ベルト端部位置検出センサの説明図 画像形成装置の概略構成を示すブロック図 従動ローラの揺動制御の様子を示すフロー図 駆動ローラの摩擦係数が変化した場合の無端ベルトの搬送量と移動量との関係を示すグラフ 従動ローラ揺動手段制御範囲の中心値と無端ベルトの中立位置とのズレの補正処理を示すフロー図 無端ベルトを4本のローラに張架した場合の揺動制御の例を示す図 (a)は従来のベルト搬送装置の平面図、(b)はベルト搬送装置をベルト搬送方向側から見た正面図 従来の駆動ローラの摩擦係数と無端ベルトの片寄り方向との関係を示すグラフ
符号の説明
1:ベルト搬送装置
11:駆動ローラ
12:従動ローラ
12a:一端
12b:他端
13:おもりローラ
14:無端ベルト
14a:側端部
15:副走査モータ
16:ベルト検出センサ
16a:左端センサ
16b:中央センサ
16c:右端センサ
17:揺動手段
171:従動ローラ支持板
171a:支持部材
171b:摺動ローラ
172:ガイドレール
173:カム
173a:カム面
174:ガイドレール
175:アクチュエータ
176:回転軸
176a:ウォームホイール歯車
177:モータ軸
177a:ウォーム歯車
178:原点センサ
178a:発光素子
178b:受光素子
179:遮蔽板
2:記録ヘッド
3:キャリッジ
4:ガイドレール
5:ベルト端部位置検出センサ
6:リニアエンコーダ
6a:スケール
6b:エンコーダセンサ
201:PC
202:I/F部
203:印字タイミング制御部
204:画像処理部
205:ヘッド駆動部
206:ベルト位置検出部
207:制御部
208:主走査サーボ
209:主走査駆動回路
210:主走査モータ
211:ロータリーエンコーダ
212:副走査サーボ
213:副走査駆動回路
214:ロータリーエンコーダ
215:ベルト蛇行補正モータ駆動回路
216:ベルト蛇行補正モータ
217:ベルト駆動機構
218:ベルト端部位置検出部
O:楕円
OT:楕円の接線

Claims (11)

  1. 被搬送物を搬送可能な無端ベルトと、
    回転軸の一端が不動に支持された固定端であり他端が揺動可能に支持された可動端である1本の揺動ローラを含み、前記無端ベルトを張架して走行させる少なくとも3本のローラと、
    前記揺動ローラの可動端を移動させることにより前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、
    前記無端ベルトの幅方向の蛇行を検出するために該無端ベルトの側端部に配置されたベルト検出センサと、
    前記ベルト検出センサの検出結果に基づいて、予め設定された所定範囲の制御値を用いて前記揺動手段を制御することにより前記揺動ローラの回転軸の可動端を所定距離揺動させ、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を修正する蛇行制御手段とを備えたベルト搬送装置において、
    前記揺動手段は、前記揺動ローラの可動端の回転中心を、該揺動ローラに対して前記無端ベルトの走行方向上流側及び下流側にそれぞれ隣接する他の2本のローラの各回転軸の回転中心を焦点とする楕円の接線に沿って移動させることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記揺動ローラは、従動ローラであることを特徴とする請求項1記載のベルト搬送装置。
  3. 前記無端ベルトの幅方向の端部位置を計測するベルト端部位置計測手段と、
    前記蛇行制御手段により、前記揺動手段を動作させる予め設定された所定範囲の制御値の上限値と下限値で前記揺動ローラをそれぞれ所定距離揺動させた後、前記無端ベルトをそれぞれ所定距離走行させた際の前記無端ベルトの幅方向の位置を前記ベルト端部位置計測手段により計測し、前記制御値の上限値と下限値での無端ベルトの各走行距離と、前記ベルト端部位置計測手段によって計測された前記無端ベルトの幅方向の各移動量から、前記制御値の中心値のズレ量を算出し、該制御値の中心値のズレ量を補正する補正手段とを更に有することを特徴とする請求項1又は2記載のベルト搬送装置。
  4. 前記揺動手段は、前記揺動ローラを揺動させるステッピングモータと、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサとを有し、前記揺動ローラの制御範囲を前記原点位置からの移動量とするものであり、
    前記補正手段は、前記揺動ローラの原点位置を変更することにより前記ズレ量を補正することを特徴とする請求項3記載のベルト搬送装置。
  5. 前記揺動ローラの原点位置の変更は、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサの位置の移動、前記原点センサによって検出される被検出部材の位置の移動、前記揺動手段の制御値の範囲の変更のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項4記載のベルト搬送装置。
  6. 前記蛇行制御手段は、前記無端ベルトの蛇行修正時に、前記ベルト検出センサが所定時間継続して前記無端ベルトを検出している場合には、前記無端ベルトを前記ベルト検出センサから退避させるように前記揺動ローラを揺動させ、前記ベルト検出センサが所定時間継続して前記無端ベルトを検出していない場合には、前記無端ベルトを前記ベルト検出センサに接近させるように前記揺動ローラを揺動させ、前記ベルト検出センサが所定時間内に前記無端ベルトの検出及び非検出を繰り返している場合には、前記揺動ローラの揺動を停止させるように前記揺動手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  7. 前記無端ベルトは、ガラスクロスの表面にフッ素樹脂をコーティングしたベルトであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のベルト搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 被搬送物を搬送可能な無端ベルトと、
    回転軸の一端が不動に支持された固定端であり他端が揺動可能に支持された可動端である1本の揺動ローラを含み、前記無端ベルトを張架して走行させる少なくとも3本のローラと、
    前記揺動ローラの可動端を移動させることにより前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、
    前記無端ベルトの幅方向の蛇行を検出するために該無端ベルトの側端部に配置されたベルト検出センサと、
    前記ベルト検出センサの検出結果に基づいて、予め設定された所定範囲の制御値を用いて前記揺動手段を制御することにより前記揺動ローラの可動端を所定距離揺動させ、前記無端ベルトの幅方向の蛇行を修正する蛇行制御手段とを備えたベルト搬送装置において、
    前記無端ベルトの幅方向の端部位置を計測するベルト端部位置計測手段を設け、
    前記蛇行制御手段により、前記揺動手段を動作させる予め設定された所定範囲の制御値の上限値と下限値で前記揺動ローラをそれぞれ所定距離揺動させた後、前記無端ベルトをそれぞれ所定距離走行させた際の前記無端ベルトの幅方向の位置を前記ベルト端部位置計測手段により計測し、前記制御値の上限値と下限値での無端ベルトの各走行距離と、前記ベルト端部位置計測手段によって計測された前記無端ベルトの幅方向の各移動量から、前記制御値の中心値のズレ量を算出し、該制御値の中心値のズレ量を補正することを特徴とするベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法。
  10. 前記揺動手段は、前記揺動ローラを揺動させるステッピングモータと、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサとを有し、前記揺動ローラの制御範囲を前記原点位置からの移動量とするものであり、
    前記ズレ量の補正は、前記揺動ローラの原点位置を変更することにより行うことを特徴とする請求項9記載のベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法。
  11. 前記揺動ローラの原点位置の変更は、前記揺動ローラの原点位置を検出する原点センサの位置の移動、前記原点センサによって検出される被検出部材の位置の移動、前記揺動手段の制御値の範囲の変更のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項10記載のベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法。
JP2007164415A 2006-08-18 2007-06-21 ベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法 Expired - Fee Related JP5040465B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007164415A JP5040465B2 (ja) 2006-08-18 2007-06-21 ベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法
EP07113967A EP1890198B1 (en) 2006-08-18 2007-08-07 Belt Conveying Device, Image Forming Apparatus Provided Therewith And Adjustment Method Of Belt Skew Controller In Belt Conveyance Device
DE602007007404T DE602007007404D1 (de) 2006-08-18 2007-08-07 Bandfördervorrichtung, damit ausgestattete Bilderzeugungsvorrichtung und Einstellverfahren für ein Schräglagenkontrollgerät in einer Bandfördervorrichtung
AT07113967T ATE472751T1 (de) 2006-08-18 2007-08-07 Bandfördervorrichtung, damit ausgestattete bilderzeugungsvorrichtung und einstellverfahren für ein schräglagenkontrollgerät in einer bandfördervorrichtung
US11/890,846 US7416074B2 (en) 2006-08-18 2007-08-08 Belt conveying device, image forming apparatus provided therewith and adjustment method of belt skew controller in belt conveyance device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006223436 2006-08-18
JP2006223436 2006-08-18
JP2007164415A JP5040465B2 (ja) 2006-08-18 2007-06-21 ベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008069004A true JP2008069004A (ja) 2008-03-27
JP5040465B2 JP5040465B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=38650189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007164415A Expired - Fee Related JP5040465B2 (ja) 2006-08-18 2007-06-21 ベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7416074B2 (ja)
EP (1) EP1890198B1 (ja)
JP (1) JP5040465B2 (ja)
AT (1) ATE472751T1 (ja)
DE (1) DE602007007404D1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4449924B2 (ja) * 2006-02-27 2010-04-14 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタ
JP5028098B2 (ja) * 2006-07-03 2012-09-19 キヤノン株式会社 ベルト搬送装置及び画像加熱装置
JP2009203035A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Seiko Epson Corp ベルト斜行補正制御方法、ベルト搬送装置、記録装置
JP5489653B2 (ja) * 2008-12-22 2014-05-14 キヤノン株式会社 ベルト搬送装置およびこれを備えた画像形成装置
US8078092B2 (en) * 2010-01-25 2011-12-13 Xerox Corporation Apparatus and method for controlling the axial rate of movement of a fusing belt in a printing apparatus
US8081915B2 (en) * 2010-01-25 2011-12-20 Xerox Corporation Apparatus and method for controlling the change of direction of a fusing belt in a printing apparatus
JP2012076837A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Brother Industries Ltd 記録装置
JP5725408B2 (ja) * 2011-03-18 2015-05-27 株式会社リコー ベルト寄り防止装置、ベルト装置、及び画像形成装置
CN102633094B (zh) * 2012-04-28 2014-12-03 马鞍山九天智控科技有限公司 一种运输物料的皮带机料流检测系统及其检测方法
CN102673979B (zh) * 2012-06-12 2014-06-11 青岛科技大学 输送带跑偏判断方法及判断装置
EP3044363B1 (en) * 2013-09-09 2019-11-13 Hangzhou Hongying Digital Technology Co., Ltd Digital imaging process for flooring material
JP6225764B2 (ja) * 2014-03-12 2017-11-08 富士ゼロックス株式会社 画像の読取装置および画像形成装置
JP6779066B2 (ja) 2016-08-08 2020-11-04 株式会社ミマキエンジニアリング 搬送ベルトの装着方法
JP7056281B2 (ja) * 2018-03-20 2022-04-19 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、記録装置、及び、搬送ベルトの斜行状態の判断方法
EP3804997B1 (en) * 2019-10-08 2022-06-29 Canon Production Printing Holding B.V. Inkjet printer with transport belt deformation compensation
CN112254651B (zh) * 2020-09-28 2022-03-25 武汉科技大学 基于激光扫描输送带中心线的横向跑偏检测方法
JP2023031874A (ja) * 2021-08-25 2023-03-09 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02210480A (ja) * 1989-02-10 1990-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2002002999A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2004035200A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2005219848A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Konica Minolta Holdings Inc 記録媒体搬送装置
JP2005298173A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Seiko Epson Corp ベルト架設装置及び印刷装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2451394A (en) * 1945-07-12 1948-10-12 Chain Belt Co Self-aligning conveyer roll mounting
US4557372A (en) * 1984-08-13 1985-12-10 The Mead Corporation Belt system with alignment apparatus
FR2586948B1 (fr) * 1985-09-10 1989-09-15 Usinor Chatillon Dispositif de guidage pour materiau en bande, notamment pour installation de traitement de toles
US4959040A (en) * 1989-04-21 1990-09-25 Rastergraphics Inc. Method and apparatus for precisely positioning and stabilizing a continuous belt or web or the like
JPH05301651A (ja) 1992-04-23 1993-11-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US5479241A (en) 1993-01-19 1995-12-26 Xerox Corporation Method and apparatus for determining and updating a photoreceptor belt steering coefficient in a belt tracking system
US5515139A (en) * 1994-08-29 1996-05-07 Xerox Corporation Apparatus and method for lateral belt control with backlash compensation
JP3399492B2 (ja) 1995-12-20 2003-04-21 富士ゼロックス株式会社 ベルト駆動制御装置
JPH10231041A (ja) 1997-02-19 1998-09-02 Fuji Xerox Co Ltd ベルト蛇行制御装置および画像形成装置
JP3469445B2 (ja) * 1997-10-15 2003-11-25 株式会社リコー ベルト駆動装置およびベルト定着装置
JP2000075680A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US6105899A (en) * 1999-01-07 2000-08-22 Visionary Solutions, Llc Web tension equalizing roll and tracking apparatus
US6507713B2 (en) * 2000-03-27 2003-01-14 Ricoh Company, Ltd. Image-formation apparatus, controlling method thereof and image-formation method
JP2001343843A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Ricoh Co Ltd 画像形成用ベルト装置
FI113038B (fi) * 2000-11-17 2004-02-27 Outokumpu Oy Laitteisto jatkuvatoimiseen nauhasintraukseen
JP3998955B2 (ja) * 2000-12-20 2007-10-31 株式会社リコー 定着装置およびこれを用いた画像形成装置
US7267255B1 (en) * 2001-01-29 2007-09-11 Eastman Kodak Company Web tracking adjustment device and method through use of a biased gimbal
ITRN20010046A1 (it) * 2001-08-30 2003-03-02 R O C Dei Flii Ubaldi & C S N Dispositivo automatico di centraggio di un nastro trasportatore per macchine industriali e/o agricole.
JP2003241535A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Ricoh Co Ltd ベルト移動装置および該装置を備えた画像形成装置
KR100403605B1 (en) * 2002-04-10 2003-10-30 Samsung Electronics Co Ltd Method for driving belt

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02210480A (ja) * 1989-02-10 1990-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2002002999A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2004035200A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2005219848A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Konica Minolta Holdings Inc 記録媒体搬送装置
JP2005298173A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Seiko Epson Corp ベルト架設装置及び印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE602007007404D1 (de) 2010-08-12
EP1890198A1 (en) 2008-02-20
ATE472751T1 (de) 2010-07-15
EP1890198B1 (en) 2010-06-30
JP5040465B2 (ja) 2012-10-03
US20080044211A1 (en) 2008-02-21
US7416074B2 (en) 2008-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040465B2 (ja) ベルト搬送装置における蛇行制御手段の調整方法
JP5772121B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US7905346B2 (en) Belt skew correction controlling method, belt transportation device, and recording apparatus
JP6417858B2 (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP5511356B2 (ja) プリント装置および搬送装置
JP2011073317A (ja) 搬送装置
JP2008049490A (ja) 記録装置
US20140218423A1 (en) Medium transportation device and recording apparatus
US9284140B2 (en) Belt conveyance device, media conveyance device, and printer
JP5691354B2 (ja) テストパターン形成方法、搬送調整方法、画像形成装置およびテストパターン形成プログラム
US9592684B2 (en) Recording apparatus and recording method
JP2012232838A (ja) 液体吐出装置
JP5691355B2 (ja) 搬送調整方法、搬送調整システムおよび搬送調整プログラム
JP7172766B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
US8641184B2 (en) Conveying mechanism and recording apparatus including the same
JP4697440B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP6455659B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP2006232516A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
CN105599463B (zh) 输送装置以及记录装置
JP6528944B2 (ja) 液体吐出装置
JP2008308249A (ja) 無端ベルトの蛇行補正装置、ベルト搬送装置及びプリンタ
JP2023125150A (ja) 媒体搬送装置、記録装置、および媒体搬送装置の制御方法
JP4503411B2 (ja) 画像形成装置
JP5910384B2 (ja) 画像形成装置
JP2019177505A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees