JP6450626B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式による画像形成装置の構成に関し、特に開閉カバーの開閉機構の構成に関する。
従来、この種の画像形成装置では、開閉カバーにLEDヘッド(或いはLEDヘッドを保持するLEDヘッド保持部材)を固定し、開閉カバーの開閉動作により、装置本体に備えられた画像形成ユニットに対して、LEDヘッドを外し、或いは装着する構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−209220号公報(第2頁、図2)
しかしながらLEDヘッドが、画像形成装置本体内部に配置された種々の構成部材と互いに干渉することなく、開閉カバーを開閉するためには、内部に大きな空スペースを確保する必要があり、装置が大型化してしまうという問題点があった。
本発明による画像形成装置は、トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置であって、
前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、前記第1支持部に備えられた被案内部とを有し、
前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
前記ヘッドホルダ支持部は、前記ヘッドホルダに対して回動自在に係合する第1の軸部と、前記開閉カバーに対して回動自在に係合する第2の軸部とを有して前記ヘッドホルダを揺動可能に支持する支持部材と、前記ヘッドホルダを前記回動軸から離間する方向に付勢し、前記被案内部を前記案内部に圧接する第1の付勢部材と、前記付勢による前記ヘッドホルダの、前記回動軸から離間する方向への移動を規制する第1の規制部とを有し、
前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させることを特徴とする。
本発明による他の画像形成装置は、トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置であって、
前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に平行移動可能に保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを平行移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、前記第1支持部に備えられた被案内部とを有し、
前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
前記ヘッドホルダと前記ヘッドホルダ支持部の内、一方に前記開閉カバーの内面と平行に且つ前記露光ヘッドの長手方向に延在する長孔を形成し、他方に前記長孔にガイドされて移動するポストを形成し、
前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させることを特徴とする。
本発明による更に他の画像形成装置は、トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置であって、
前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、前記第1支持部に備えられた被案内部とを有し、前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させ、
前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
前記ヘッドホルダは、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体に配設された位置決め部と係合し、前記露光ヘッドの長手方向の位置を確定する被位置決め部を備え、
前記被案内部は、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体から離間することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、露光ヘッドが開閉カバーの回動軸と垂直となるその長手方向に移動可能に保持されているため、開閉カバーの回動時に、必要に応じて同方向に移動させることにより、開閉カバーの開閉に必要となるスペースを必要最小限とすることができる。
本発明による実施の形態1のプリンタ1の外観斜視図である。 印刷部の、本体シャーシと本体シャーシに回動自在に保持されたトップカバーの外観斜視図である。 本体シャーシとトップカバーを別の角度からみた外観斜視図である。 閉位置に相当する向きのトップカバーとこれに配設されるヘッドユニットの構成を、正面側から示した要部構成図である。 (a)は、LEDヘッドの左端部を保持するヘッドホルダの左アームと左アームの先端部に形成されたローラガイド部の構成を示す構成図であり、(b)はその部分拡大図であり、(c)は、(b)におけるB−B断面図である。 本体シャーシと、これに装着される4つの画像形成ユニットを斜め上方からみた外観斜視図である。 図6とは別の角度からみた外観斜視図である。 本体シャーシ2と、本体シャーシに装着された4つの画像形成ユニットと、本体シャーシに回動自在に保持されて開位置にあるトップカバーと、トップカバーに保持された4つのヘッドユニットを斜め上方からみた外観斜視図である。 トップカバー11が開角30°程度に閉じられた状態を、図8と同方向からみた外観斜視図である。 本体シャーシに装着され、保持された4つの画像形成ユニットの相対的な位置関係を示す要部構成図である。 (a)は、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図であり、(b)はガイドローラの当接部の部分拡大図である。 (a)は、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図であり、(b)はガイドローラの当接部の部分拡大図である。 正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図である。 正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図である。 トップカバーが閉じられて、本体シャーシに配置された4つの画像形成ユニットに、対応するLEDヘッドがそれぞれ装着された状態を模式的に示す、印刷部内の要部構成図である。 実施の形態1の変形例を示すヘッドユニットの要部構成図である。 本発明による画像形成装置の実施の形態2の、本体シャーシと本体シャーシに回動自在に保持されたトップカバーの外観斜視図である。 実施の形態2において、本体シャーシとトップカバーを別の角度からみた外観斜視図である。 実施の形態2において、閉位置に相当する向きのトップカバーとこれに配設されるヘッドユニットの構成を、正面側から示した要部構成図である。 (a)は、実施の形態2において、LEDヘッドを保持するヘッドホルダとその左アームの先端部に形成されたローラガイド部の構成を示す構成図であり、(b)はその部分拡大図であり、(c)は、(b)におけるB−B断面図である。 実施の形態2において、本体シャーシと、本体シャーシに装着された4つの画像形成ユニットと、本体シャーシに回動自在に保持されて開位置にあるトップカバーと、トップカバーに保持された4つのヘッドユニットを斜め上方からみた外観斜視図である。 実施の形態2において、トップカバーが開角30°程度に閉じられた状態を、図21と同方向からみた外観斜視図である。 (a)は、実施の形態2において、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図であり、(b)はガイドローラの当接部の部分拡大図である。 (a)は、実施の形態2において、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図であり、(b)はガイドローラの当接部の部分拡大図である。 実施の形態2において、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図である。 実施の形態2において、正面からみた印刷部の内部の要部構成を示し且つヘッドユニットの動作説明に供する図である。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1のプリンタ1の外観斜視図であり、図2は、印刷部2の、本体シャーシ12と本体シャーシ12に回動自在に保持されたトップカバー11の外観斜視図であり、図3は、本体シャーシ12とトップカバー11を別の角度からみた外観斜視図である。尚、図1に示すプリンタ1を正面(X軸のマイナス側)からみて、プリンタ1の左右の方向を特定する場合がある。
図1に示すように、プリンタ1は、トレイカセット3の上に画像形成装置としての印刷部2が載置された構成を有し、後述するように、印刷部2は、トレイカセット3から供給された記録用紙を印刷し、印刷した記録用紙を外部に排出する。
印刷部2において、外筐10の内部には、図2、図3に示す本体シャーシ12が収容されており、この本体シャーシ12は、左側板13、右側板14、基板15、及び背面板16を有し、左側板13及び右側板14が、底部に水平に配置された基板15、及び後部に垂直に配置された背面板16とそれぞれ直交し、且つこれらを介して左右に平行に対向するように、固定配置された構成を有する。
尚、図2中のX、Y、Zの各軸は、左側板13及び右側板14の長手方向(後述するトップカバー11の回動軸方向)にX軸をとり、左側板13及び右側板14の対向方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のXYZ軸は、各図の描写部分が、図1に示すプリンタ1を構成する際の配置方向を示している。またここでは、Z軸が略鉛直方向となるように配置されるものとする。
図2、図3に示すように、左側板13には、図6に示すように後述するブラック(K)用の画像形成ユニット71K、イエロー(Y)用の画像形成ユニット71Y、マゼンタ(M)用の画像形成ユニット71M、及びシアン(C)用の画像形成ユニット71C(特に区別する必要のない場合は71と記す場合がある)の対応する各左下突起部72K,72Y,72M、72C(特に区別する必要のない場合は72と記す場合がある)をそれぞれガイドして装着位置に導き、且つ保持するための4つの先細形状の左ガイド切欠き部13a〜13dが、左側板13の上部から斜め下方にかけてX軸方向に等間隔に形成されている。
また、各左ガイド切欠き部13a〜13dの隣接部には、図6に示すように4つの画像形成ユニット71の対応する左上突起部73K,73Y,73M、73C(特に区別する必要のない場合は73と記す場合がある)をそれぞれ嵌入して保持するための4つの左係止部13e〜13hが、左側板13の上部に形成されている。
左側板13における、4つの左ガイド切欠き部13a〜13dが形成された領域の外側には所定の厚みを有するガイドプレート24が固着され、このガイドプレート24には、4つの左ガイド切欠き部13a〜13dにそれぞれ連通してY軸方向に奥行きを有するガイド溝24a〜24dと、同じく4つの左係止部13e〜13hに連通してY軸方向に奥行きを有するガイド溝が形成されている。
一方、右側板14には、同じく図7に示す4つの画像形成ユニット71の対応する右下突起部74K,74Y,74M、74C(特に区別する必要のない場合は74と記す場合がある)をそれぞれガイドして装着位置に導き、且つ保持するための4つの先細形状の右ガイド溝14a〜14dが、右側板14の上部から斜め下方にかけて、それぞれ左側板13の左ガイド切欠き部13a〜13dに対向して形成され、各右ガイド溝14a〜14dの隣接部には、図7に示すように同じく4つの画像形成ユニット71の対応する右上突起部75K,75Y,75M、75C(特に区別する必要のない場合は75と記す場合がある)をそれぞれ嵌入して保持するための4つの右係止部14e〜14hが、右側板14の上部に形成されている。
これらのガイド溝14a〜14dの下部には、装着される4つの画像形成ユニット71(図6)の後述する各回転部を駆動するための4つ駆動ギヤ34a〜34dが、それぞれ各ガイド溝14a〜14dの対応する位置に配置され、右側板14に固定配置された駆動ギヤホルダ33によって回転自在に保持されている。
また右側板14には、略コ字状に形成されてその両端部が右側板14の上下端部で固定された一対の支持プレート31,32が、右側板14の長手方向(X軸方向)の両端部に配置されている。支持プレート31上端部近傍にはヒンジ35の一片が、また支持プレート32上端部近傍にはヒンジ36の一片がそれぞれ固定され、各ヒンジ35、36の他片がトップカバー11の長辺(X軸に平行な辺)の各端部近傍にそれぞれ固定されている。
これにより、開閉カバーとしてのトップカバー11は、右側板14によって、例えば図1に示す閉位置と図2に示す開位置との間で、回動自在に保持される。この時の回動軸60の軸方向は、右側板14の長手方向(X軸方向)と平行となる。尚、ここでは、開位置を、トップカバー11が垂直となる開角90°の回動位置とし、閉位置を、トップカバー11が水平となる開角0°の回動位置とする。
即ち、トップカバー11は、画像形成装置本体としての印刷部2本体に回動自在に保持されている。尚、上記した印刷部2のトップカバー11のように、可動な或いは着脱可能な構成要素の個々に対して、その構成要素を除いた部分を印刷部本体と称す場合がある。
トップカバー11の内側には、ブラック(K)用ヘッドユニット41K、イエロー(Y)用ヘッドユニット41Y、マゼンタ(M)用ヘッドユニット41M、及びシアン(C)用ヘッドユニット41C(特に区別する必要がない場合には、単に41とする場合がある)が、トップカバー11の回動軸方向(X軸方向)に直列に配設されている。
ヘッドユニット41Kは先端部にブラック(K)用LEDヘッド45Kを備え、ヘッドユニット41Yは先端部にイエロー(Y)用LEDヘッド45Yを備え、ヘッドユニット41Mは先端部にマゼンタ(M)用LEDヘッド45Mを備え、ヘッドユニット41Cは先端部にシアン(C)用LEDヘッド45Cを備え(特に区別する必要がない場合には、単に45とする場合がある)、露光ヘッドとしての各LEDヘッド45の長手方向が、トップカバー11の回動軸方向(X軸方向)と垂直な平面に沿うように構成されている。
即ち、各LEDヘッド45は、トップカバー11の内面に沿って、その長手方向の、一端がトップカバー11の回動軸に近い側となり且つ他端がその回動軸から遠い側となる方向に配置されている。
後述するように、4つのヘッドユニット41には、それぞれ対応するローラガイド部50K、50Y,50M,50C(特に区別する必要がない場合には、単に50とする場合がある)が配設され、ガイドプレート24には、その上端部の各ローラガイド部50に対応する位置に、各ローラガイド部50が当接する傾斜部24i,24j,24k,24mが形成され、更に左側板13の対応する位置には、各ローラガイド部50を受け入れるための切欠き13i,13j,13k,13m(図7参照)が形成されている。
図4は、閉位置に相当する向きのトップカバー11とこれに配設されるヘッドユニット41の構成を、正面側から示した要部構成図である。4つのヘッドユニット41は、構成的に同一であり、トップカバー11への取り付けも同様であるため、ここではトップカバー11とブラック(K)用ヘッドユニット41Kとの構成について以下に説明するが、便宜上、説明では4つのヘッドユニット41の何れかを特定しない。尚、図4には、後述するトップカバー11の回動軸60の位置を点線で示している。
トップカバー11の下面11aには、左右に延在する保持基板42が固定配置されている。この保持基板42には、回動軸60と平行な軸中心に支持部材としての支持レバー44を回動自在に保持する回動支持部42a、支持レバー44が所定の回動規制位置より時計方向へ回動するのを規制する第1の規制部42b、回動支持部42aの近傍に配置されてコイルスプリング48の一端を係止するフック42d、及び回動支持部42aよりも回動軸60に近く且つトップカバー11から離間した規制位置で、ヘッドホルダ43に当接してこれを平行移動可能に位置規制する規制部としての第2の規制部42cが形成されている。
尚、保持基板42、支持レバー44、及びヘッドホルダ43が保持部に相当し、保持基板42と支持レバー44がヘッドホルダ支持部に相当する。
ヘッドホルダ43は、その長手方向の略中心部に形成された突起部43aが、支持レバー44の先端部に形成された長穴44aに嵌入して揺動可能に保持され、突起部43aよりも回動軸60に近い位置で保持基板42に対向する上側に形成されたフック43bと、保持基板42の第2の規制部42cに対向して長手方向に延在する当接部43cとを備え、保持基板42のフック42dとフック43bとの間に引っ張り状態の第1の付勢部材としてのコイルスプリング48が架けられている。
このコイルスプリング48によって、フック43bが斜め上方に引っ張られることにより、ヘッドホルダ43を支持する支持レバー44は第1の規制部42bに当接して時計方向の回動、即ちヘッドホルダ43の矢印C方向の移動が規制され、当接部43cが第2の規制部42cに当接して上方への移動が規制される。
尚、この状態で、支持レバー44の、回動軸部と長穴44aとを結ぶ線がトップカバー11に対して略垂直となり、ヘッドホルダ43の長手方向がトップカバー11と略平行となるように、各部の形状が考慮されている。また、トップカバー11に対する図4に示すヘッドホルダ43の位置を、以後基準位置と称す場合がある。
この状態で、ヘッドホルダ43に矢印A方向(回動軸60に向かう方向)の力が加わった場合、ヘッドホルダ43は、支持レバー44及び第2の規制部42cによって支持されながら、コイルスプリング48の引っ張り力に抗して同方向に移動する。この時当接部43cは第2の規制部42cに当接しながら摺動し、支持レバー44は第1の規制部42bから離間して反時計方向に回動する。
また、矢印A方向の付勢を解除すると、ヘッドホルダ43は元の基準位置に復帰することになる。以上のように、ヘッドホルダ43は、その長手方向が回動軸60と垂直な平面に沿うように配置され、回動軸60に対して接離可能に保持されている。
また、上記構成によれば、ヘッドホルダ43は、基準位置にあるとき、コイルスプリング48の引っ張り力により、突起部43aを中心に反時計方向に付勢されているため、当接部43cが保持基板42の第2の規制部42cに圧接した状態を維持する。或はこの基準位置で、トップカバー11の右上端部(回動軸60側)に形成された先端当接部43iが、トップカバー11の下面11aに当接するように構成されている場合にはこの先端当接部43iがトップカバー11の下面11aに圧接した状態を維持する。
これにより、トップカバー11を図8に示すように開位置にして、画像形成ユニット71の着脱操作を行う際にも、ヘッドユニット41の下部(回動軸60側)がトップカバー11に当接した状態を維持するので、画像形成ユニット71がLEDヘッド45に接触するのを抑制できる。
またヘッドホルダ43は、長手方向の両端部において下方(トップカバー11から離間する方向)に延在する第1支持部としての左アーム43eと第2支持部としての右アーム43fを備え、この左右のアーム43e,43fによって、LEDヘッド45の長手方向がヘッドホルダ43の長手方向と略平行となるようにその両端部を保持し、更に左側上方端部で突出して形成された被位置決め部としての規制孔43dを備えている。従って、LEDヘッド45は、このとき、回動軸60と垂直となる平面に沿って、トップカバー11と略平行となるように配置される。
図5は、LEDヘッド45の左端部を保持するヘッドホルダ43の左アーム43eと左アーム43eの先端部に形成された被案内部としてのローラガイド部50の構成を示す構成図であり、同図(a)はその外観斜視図であり、同図(b)はその部分拡大図(円で囲んだ部分)であり、同図(c)は同図(b)におけるB−B断面を同方向から見た断面図である。
図5(a)、(b)に示すように、ヘッドホルダ43の左アーム43eには、その延在方向に伸びた長孔43gが形成されており、LEDヘッド45の左側端部には、この長孔43gに嵌入する嵌入突起45aが形成されている。一方、ヘッドホルダ43の右アーム43f及びLEDヘッド45の右側端部にも同様の構成で長孔43g及びこれに嵌入する嵌入突起45aが形成されている。
従って、LEDヘッド45は、左右において別々に、トップカバー11に対して接離する方向への所定量の移動及び前後左右方向への微移動が許容された状態で保持され、左右の端部近傍でヘッドホルダ43とLEDヘッド45の間に圧縮した状態で架けられた第2の付勢部材としての一対のコイルスプリング46,47によって、左右の嵌入突起45aが長孔43gの底部43hに圧接した状態で保持されている。
尚、図5では、嵌入突起45aが長孔43gの底部43hから離間した状態を示しているが、これは後述するように、トップカバー11が閉位置にあって、LEDヘッド45が対向する画像形成ユニット71(図8)に装着された時の状態を示すもので、このときLEDヘッド45の嵌入突起45aは、同図に示すように長孔43gの底部43hから離間した状態となる。
図5(b)、(c)に示すように、ヘッドホルダ43の左アーム43eの先端部に配設されたローラガイド部50において、ガイドローラ51の前後に位置する一対の軸受部50a,50bは、左アーム43eの下方に連続して形成され、ガイドローラ51の回転軸となるシャフト52を、回動軸60(図4)と平行に保持している。各軸受部50a,50bは、略円柱形状であり、外側においてシャフト52の溝部に嵌入するEリング53,53を配することによってシャフト52が抜け落ちないようにしている。
ガイドローラ51は、一対の軸受部50a,50bの間に配置され、貫通するシャフト52によって回転自在に保持されている。ガイドローラ51は、その外周部が一対の軸受部50a,50bよりも外側に及ぶように形成され、後述する傾斜部24i(図11(b)参照)に当接して回転しながら移動できるように構成されている。
次に、印刷部2本体、ここでは本体シャーシ12への4つの画像形成ユニット71の装着方法について説明する。図6は、説明を容易にするため、図2に示すガイドプレート24、背面板16、及び支持プレート31,32を省いた状態の本体シャーシ12と、これに装着される4つの画像形成ユニット71を斜め上方からみた外観斜視図であり、図7は、図6とは異なる角度からみた外観斜視図である。更に本体シャーシ12は、本来、後述する転写ユニット110、定着ユニット115、搬送ローラ対121(図15参照)等を備えるものであるが、ここでは説明を容易にするため、これらの構成要素を省いた状態で示している。
4つの画像形成ユニット71の装着方法は一緒なので、ここでは、ブラック用の画像形成ユニット71Kの装着について説明する。図6、図7に示すように、画像形成ユニット71Kの左下突起部72Kが左側板13に、且つ画像形成ユニット71Kの右下突起部74Kが右側板14に向くように、操作者は、本体シャーシ12の上方で画像形成ユニット71K保持し、左下突起部72Kが左側板13の左ガイド切欠き部13aに、且つ右下突起部74Kが右側板14の右ガイド溝14aにそれぞれ嵌入し、各ガイド部に沿って移動するように、画像形成ユニット71Kを下方に平行移動させる。
やがて、左下突起部72K及び右下突起部74Kが、それぞれ左ガイド切欠き部13a及び右ガイド溝14aの最下部に接近する段階で、左上突起部73Kを左側板13の左係止部13eに、且つ右上突起部75Kを右側板14の右係止部14eにそれぞれ嵌入させ、左右の下突起部72K,74Kが左右のガイド部13a,14aの各最下部によってそれぞれ支持され、左右の上突起部73K,75Kが左右の係止部13e,14eによってそれぞれ支持されるまで下方に移動させる。
以上のようにして画像形成ユニット71Kを本体シャーシ12に装着することにより、画像形成ユニット71Kは、本体シャーシ12に4か所で支持されて安定的に保持される。他の画像形成ユニット71Y,71M,71Cも同様に装着することにより、それぞれ対応して本体シャーシに形成された左右のガイド部13b,13c,13d,14b,14c,14d及び左右の係止部13f,13g,13h,14f,14g,14hによって4か所で支持され、本体シャーシ12に安定的に保持される。
図8は、本体シャーシ12と、以上のようにして本体シャーシ12に装着された4つの画像形成ユニット71と、本体シャーシ12に回動自在に保持されて開位置にあるトップカバー11と、トップカバー11に保持された4つのヘッドユニット41を斜め上方からみた外観斜視図であり、図9は、トップカバー11が開角30°程度に閉じられた状態を同方向からみた外観斜視図であり、図10は、本体シャーシ12に装着され、保持された4つの画像形成ユニット71の相対的な位置関係を示す要部構成図である。
図10に示すように、4つの画像形成ユニット71は、回動軸60方向(X軸方向)に沿って隣接して配置され、各画像形成ユニット71の構成は同一であるが、使用するトナーの色が異なる。従って、ここでは、代表して画像形成ユニット71Kを参照してそれらの構成を説明する。画像形成ユニット71は、トナーカートリッジ104と感光体としての感光体ドラム101とが、断面がL字に沿って配置されており、この感光体ドラム101の上方に設けられたLEDヘッド載置部76は、隣接する画像形成ユニット71のトナーカートリッジ104との隙間の下端部に位置する。
尚、感光体ドラム101等の画像形成ユニット71の回転体は、画像形成ユニット71が本体シャーシ12に装着された段階で、図示しない伝達系の伝達ギヤが本体シャーシ12の右側板14に配備された駆動ギヤ34(図2)と噛合することにより、駆動ギヤ34から回転力を受けて回転するものである。
LEDヘッド載置部76には、感光体ドラム101の軸方向(Y軸方向)における両端部において植立する一対の位置決め突起77(78)が形成されている。
図8、図9に示すように、本体シャーシ12に装着された4つの画像形成ユニット71K,71Y,71M,71Cは、それぞれ4つのヘッドユニット41K,41Y,41M,41Cに対応した位置で保持される。後述するように、トップカバー11を閉じた段階で、各ヘッドユニット41のLEDヘッド45が、それぞれ対応した画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76に至り、LEDヘッド45の下面両端部に形成された一対の位置決め開孔55,56に、LEDヘッド載置部76の突起77,78(図11参照)がそれぞれ嵌入してLEDヘッド載置部76に載置されると同時に位置決めされる。
従って、トップカバー11が閉じる過程で、3つのヘッドユニット41K,41Y,41Mは、それぞれ隣接する画像形成ユニット71のトナーカートリッジ104間の隙間に入り込む。
次に、本体シャーシ12に回動自在に保持されたトップカバー11を開位置から閉位置まで回動する際のヘッドユニット41の動作について図11〜図14を参照しながら説明する。
図11〜図14は、正面(X軸のマイナス側)からみた印刷部2の内部の要部構成を示す構成図であり、且つヘッドユニット41の動作説明に供する図である。トップカバー11を開位置から閉位置まで回動する際の4つのヘッドユニット41の動作は同一であるため、ここではトップカバー11とブラック(K)用ヘッドユニット41Kとの構成について以下に説明するが、便宜上、説明では4つのヘッドユニット41の何れかを特定しない。またここでも、本体シャーシ12に配設される転写ユニット110、定着ユニット115、搬送ローラ対121(図15参照)等については省略している。
前記したように、ヒンジ35は、一片35aが支持プレート31に固定され、他片35bがネジ37によってトップカバー11に固定され、同様にしてヒンジ36も支持プレート32とトップカバー11に固定されている。これにより、トップカバー11は、ヒンジ35の軸をX軸方向に延在する回動軸60として本体シャーシ12に回動自在に保持されている。
図11(a)は、トップカバー11が閉位置まで回動する閉じる過程で、ヘッドホルダ43に配設されたローラガイド部50が、左側板13の対応する切欠き13iに嵌入し、更にガイドローラ51が、ガイドプレート24に形成された案内部としての傾斜部24iに当接した状態を示し、図11(b)は、その当接部の部分拡大図である。同図に示すように、傾斜部24iは、鉛直方向に対して上方が外側に傾斜した傾斜面状に形成されている。
このとき、ヘッドホルダ43は、基準位置にあって矢印C方向に付勢され、LEDヘッド45は、コイルスプリング46,47によって、ヘッドホルダ43に対して離間する方向に付勢されるも、ヘッドホルダ43の左右のアーム43e,43fによって、同方向への移動が規制された状態で保持されている。
ここまでの閉じる過程で、ヘッドホルダ43の右アーム43fが、本体シャーシ12の右側板14の上端部を通過する際に、同図に点線でその移動軌跡を示したように両者が最接近するが、このとき、隙間hが確保できるように各部の形状が決められている。
この状態から更にトップカバー11を閉めると、ガイドローラ51は、ガイドプレート24の傾斜部24iを押圧しながら回転して傾斜部24iに沿って下方に移動するが、同時に重複による回動不可を回避するためにヘッドホルダ43が、コイルスプリング48による付勢力に抗して矢印A方向(回動軸方向)に移動する。その後、更にトップカバー11を閉めると、ガイドローラ51は、傾斜部24iを経て左側板13の内平面13nに至る。
図12(a)は、ガイドローラ51の当接部が、傾斜部24iから左側板13の内平面13nに至った段階の状態を示し、図12(b)は、その当接部の部分拡大図である。
この状態から更にトップカバー11を閉めると、ガイドローラ51が、左側板13の内平面13nを押圧しながら、略垂直に延在するこの内平面13nに沿って下方に移動し、やがて図13に示すように、LEDヘッド45が対応する画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76に接近する。このときLEDヘッド45の下面両端部に形成された一対の位置決め開孔55,56が、LEDヘッド載置部76の上面両端部に形成された一対の突起77,78に対向し、ヘッドホルダ43の左側上方端部で突出して形成された位置決め用の規制孔43dが、左側板13の上面にそれぞれ対応して形成された位置決め部としての位置決めポスト13pに対向する。
この状態から更にトップカバー11を閉めると、やがて図14に示す閉位置に至るが、この過程で、LEDヘッド45の位置決め開孔55,56に、LEDヘッド載置部76の突起77,78がそれぞれ嵌入し、閉位置に至った段階で画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76に装着されるLEDヘッド45を所定の位置に固定する。またヘッドホルダ43も、その位置決め用の規制孔43dに左側板13の位置決めポスト13pが嵌入し、閉位置に至った段階でヘッドホルダ43の移動方向(矢印A,C方向)での位置が固定される。
以上のように、トップカバー11が図示しないロック手段によって図14に示す閉位置に固定された段階で、LEDヘッド45は、LEDヘッド載置部76に位置決めされ、更に図5(b)に示すようにその嵌入突起45aがヘッドホルダ43から浮いた状態となり、左右の圧縮状態のコイルスプリング46,47によってLEDヘッド載置部76に圧接した状態で装着される。
またヘッドホルダ43は、トップカバー11が閉じる過程で、図11に示すように、そのガイドローラ51がガイドプレート24の傾斜部24iに当接するまで、本体シャーシ12に接することなく基準位置を維持し、ガイドローラ51が、ガイドプレートの傾斜部24i或いは左側板13の内平面13nに沿って移動する間、回動軸60からガイドローラ51までの距離に応じて矢印A方向に移動し、閉位置に至った段階で上記したようにその位置が固定される。
ここでは、図14に示すように、閉位置でヘッドホルダ43が固定された段階で、そのガイドローラ51が左側板13の内平面13nから僅かに離間するように、位置決めポスト13p及び規制孔43dの相対位置が考慮されている。また、閉位置において、ヘッドホルダ43の、基準位置から矢印A方向の移動量をwとしたとき、移動量wだけ、ヘッドホルダ43の回動半径を小さくしたことになり、前記した隙間hを考慮しても少なくとも移動量(w−h)だけ、重複による回動不可を回避するためにヘッドホルダ43の回動半径を小さくすることが可能となる。
一方、トップカバー11を閉位置から開位置まで回動する際にも、図14に示す閉位置から、図11に示す、ガイドローラ51がガイドプレート24の傾斜部24iから離間する寸前まで回動する間に、ヘッドホルダ43が基準位置に復帰するため、以後開位置に至るまで、ヘッドユニット41が本体シャーシ12に接することなく回動できる。
図15は、トップカバー11が閉じられて、本体シャーシ12に配置された4つの画像形成ユニット71に、対応するLEDヘッド45がそれぞれ装着された状態を模式的に示す、印刷部2(図1参照)内の要部構成図である。
搬送ローラ対121は、所定の搬送経路を経てトレイカセット3(図1)から送られてくる記録用紙125を画像形成部130に送る。タンデム方式の画像形成部130は、記録用紙125の搬送方向(X軸のプラス方向)の上流側から順に直列に配置された4つの画像形成ユニット71K,71Y,71M,71C、対応する画像形成ユニット71に装着された4つのLEDヘッド45K,45Y,45M,45C、及び画像形成ユニット71で形成したトナー像を記録用紙125上にクーロン力により転写する転写ユニット110を備える。
画像形成ユニット71Kはブラック(K)のトナー画像を、画像形成ユニット71Yはイエロー(Y)のトナー画像を、画像形成ユニット71Mはマゼンタ(M)のトナー画像を、画像形成ユニット71はシアン(C)のトナー画像をそれぞれ形成する。各画像形成ユニット71では、帯電ローラ102により感光体ドラム101の表面を帯電させ、印刷する画像データに基づいて発光制御されるLEDヘッド45により、回転する感光体ドラム101の表面を露光して静電潜像を形成し、現像ローラ103によって、その静電潜像をトナーカートリッジ104から供給されたトナーで現像することにより、各色のトナー画像を感光体ドラム101の表面上に形成する。
転写ユニット110は、搬送ローラ対121から搬送された記録用紙125を矢印D方向に搬送する転写ベルト111と、転写ベルト111を介して各画像形成ユニット71の感光体ドラム101に対向して配置された4つの転写ローラ112を備え、クーロン力により、各画像形成ユニット71の感光体ドラム101に形成された各色のトナー像を記録用紙125に順次重ねて転写する。
定着ユニット115では、画像形成部130から搬送された記録用紙125を加熱ローラ115a及び加圧ローラ115bで挟持して搬送する間に、熱と圧力により、記録用紙125上に転写されたトナー像を記録用紙上に定着する。排出ローラ対122は、排出搬送路126を経由して搬送されてきた定着済みの記録用紙125を印刷部2の外部に排出する。
本実施の形態の変形例について説明する。
図16は、支持レバー44(図4)の代わりにガイド台150を用いた変形例を示すヘッドユニット141の要部構成図である。この変形例におけるガイド台150は、保持基板42に固定配置され、第2の規制部42cと共に第2の規制部42cに対向して長手方向に延在するヘッドホルダ43の当接部43cに当接してガイドし、ヘッドホルダ43を、その長手方向をトップカバー11と略平行に維持したままスライド可能としている。
更に、ヘッドホルダ43の基準位置でガイド台150に当接する当接突起151をヘッドホルダ43に配備することによって、コイルスプリング48に引っ張られるヘッドホルダ43の矢印C方向への移動を規制している。以上の変形例のヘッドユニット141によれば、トップカバー11を開位置から閉位置まで回動する際に、前記した図4に示すヘッドユニット41とほぼ同様に動作して、トップカバー11が開閉するものである。
尚、本実施の形態では、トップカバー11のガイドローラ51が傾斜部24iに当接して下方に移動する間に、ヘッドホルダ43が回転軸方向に押されて移動する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば当接を監視する監視部を設け、ヘッドホルダ43が本体シャーシ12に当接しないように矢印A方向に移動駆動する駆動手段を設けてもよいなど、種々の態様を取りえるものである。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、ヘッドホルダ43が、トップカバー11に対して、ヘッドホルダ43の長手方向に揺動可能に保持されているため、トップカバー11の開閉回動時に必要に応じてその回動半径を変えることができ、回動に必要なスペースを必要最小限とすることができ、装置の小型化に寄与できる。
実施の形態2.
図17は、本発明による画像形成装置の実施の形態2の、本体シャーシ212と本体シャーシ212に回動自在に保持されたトップカバー211の外観斜視図であり、図18は、本体シャーシ212とトップカバー211を別の角度からみた外観斜視図である。
本実施の形態の本体シャーシ212及びトップカバー211が、前記した実施の形態1の本体シャーシ12及びトップカバー11と主に異なる点は、トップカバー211に配設されたヘッドユニット241の構成及び本体シャーシ212に配設された支持プレート235の構成である。従って、本実施の形態のプリンタが前記した実施の形態1のプリンタと共通する部分は同符号を付して、或いは図面を省いて詳細な説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
右側板14の外側には、トップカバー211を回動支持するための支持プレート235が配設されている。支持プレート235は、右側板14に下端部が固定されて右側板14の長手方向(X軸方向)の両端部に配設された第1支持部235a、第2支持部235b、及びこれらの支持部の上端部で内側に張出し、これらの連結するように延在する連結張出部235cとからなる。第1支持部235aの上端部近傍にはヒンジ35(図18)の一片が、また第2支持部235bの上端部近傍にはヒンジ36の一片がそれぞれ固定され、各ヒンジ35、36の他片がトップカバー211の長辺(X軸に平行な辺)の各端部近傍にそれぞれ固定されている。
これにより、開閉カバーとしてのトップカバー211は、支持プレート235によって、例えば図1(ここではトップカバー11)に示す閉位置と図17に示すように開位置との間で、回動自在に保持される。この時の回動軸60(図18)の軸方向は、右側板14の長手方向(X軸方向)と平行となる。尚、ここでは、開位置を、トップカバー211が垂直となる開角90°の回動位置とし、閉位置を、トップカバー211が水平となる開角0°の回動位置とする。
トップカバー211の内側には、ブラック(K)用ヘッドユニット241K、イエロー(Y)用ヘッドユニット241Y、マゼンタ(M)用ヘッドユニット241M、及びシアン(C)用ヘッドユニット241C(特に区別する必要がない場合には、単に241とする場合がある)が、トップカバー211の回動軸方向(X軸方向)に直列に配設されている。
ヘッドユニット241Kは先端部にブラック(K)用LEDヘッド45Kを備え、ヘッドユニット241Yは先端部にイエロー(Y)用LEDヘッド45Yを備え、ヘッドユニット241Mは先端部にマゼンタ(M)用LEDヘッド45Mを備え、ヘッドユニット241Cは先端部にシアン(C)用LEDヘッド45Cを備え、露光ヘッドとしての各LEDヘッド45の長手方向が、トップカバー211の回動軸方向(X軸方向)と垂直な平面に沿うように構成されている。
即ち、各LEDヘッド45は、トップカバー211の内面に沿って、その長手方向の、一端がトップカバー211の回動軸に近い側となり且つ他端がその回動軸から遠い側となる方向に配置されている。
後述するように、4つのヘッドユニット241には、それぞれ対応するローラガイド部50K、50Y,50M,50C(特に区別する必要がない場合には、単に50とする場合がある)が配設され、図18に示すようにガイドプレート24には、その上端部の各ローラガイド部50に対応する位置に、各ローラガイド部50が当接する傾斜部24i,24j,24k,24mが形成され、更に図7に示すように左側板13の対応する位置には、各ローラガイド部50を受け入れるための切欠き13i,13j,13k,13mが形成されている。
図19は、閉位置に相当する向きのトップカバー211とこれに配設されるヘッドユニット241の構成を、正面側から示した要部構成図である。4つのヘッドユニット241は、構成的に同一であり、トップカバー211への取り付けも同様であるため、ここではトップカバー211とブラック(K)用ヘッドユニット241Kとの構成について以下に説明するが、便宜上、説明では4つのヘッドユニット241の何れかを特定しない。尚、図19には、後述するトップカバー211の回動軸60の位置を点線で示している。
トップカバー211の下面211aには、左右に対向して一対の保持プレート242a,242bが固定配置されている。保持プレート242aの支点部242cと保持プレート242bの支点部242dは、これらの間に架けられたシャフト201の両端部を係止している。シャフト201は、トップカバー211の回動軸方向(X軸方向)と垂直な平面に沿うように、且つトップカバー211と平行に配設され、回動支持部材244の回動軸として回動支持部材244を回動可能に保持している。
回動支持部材244は、シャフト201に隣接して同方向に延在する基部244a、基部244aの左右の端部から下方に連設された一対のアーム部244b,244c、及び一対のアーム部244b,244c間に配設されたホルダガイド部244dが一体に形成されている。
ホルダガイド部244dは、シャフト201と垂直な断面形状が略コ字状に形成され(図20(a)参照)、前後の側ガイド部244e,244f、上ガイド部244gとが一体に形成されている。側ガイド部244eと側ガイド部244fと間には、ホルダガイド部244dの長手方向の両端部に一対のポスト202,203が架けられている。一対のポスト202,203は、トップカバー211の回動軸方向(X軸方向)と平行に配設され、それぞれが後述するヘッドホルダ243に形成された長孔243a,243bを貫通して配設される。図19に示すように、ポスト202は、ポスト203よりも回動軸60から離れて配設されている。
尚、ここでは、保持プレート242a,242b、回動支持部材244、及びヘッドホルダ243が保持部に相当し、保持プレート242a,242bと回動支持部材244がヘッドホルダ支持部に相当する。
ヘッドホルダ243は、その長手方向の、前記回動支持部材244の一対のポスト202,203に対応する位置に長手方向に互いに平行に伸びた一対の長孔243a,243bを有し、これらの長孔243a,243bにそれぞれ対応するポスト202,203を嵌入して装着される。これにより、ヘッドホルダ243は、その長手方向が回動軸60と垂直な平面に沿うように配置され、相対的に長孔243a,243bがポスト202,203によってガイドされ、回動軸60に接近する方向及び回動軸60から離間する方向に平行移動可能に保持される。
回動支持部材244の、ポスト202よりも回動軸60から離れた位置に配設されたフック244hと、ヘッドホルダ243の長孔243bよりも回動軸60に近い位置に配設されたフック243cの間には、引っ張り状態の第1の付勢部材としてのコイルスプリング248が架けられている。
このコイルスプリング248によって、フック243cが回動軸60から離間する方向に引っ張られることにより、ポスト202が長孔243aの回動軸60側端部に当接し、ポスト203が長孔243bの回動軸60側端部に当接し、ヘッドホルダ243の矢印C方向の移動が規制される。図19に示す、トップカバー211に対するヘッドホルダ243のこの位置を、以後基準位置と称す場合がある。
この状態で、ヘッドホルダ243に矢印A方向(回動軸60に向かう方向)の力が加わった場合、ヘッドホルダ243は、回動支持部材244に支持されながらコイルスプリング248の引っ張り力に抗して同方向に移動する。
また、矢印A方向の付勢を解除すると、ヘッドホルダ243は元の基準位置に復帰することになる。以上のように、ヘッドホルダ243は、その長手方向が回動軸60と垂直な平面に沿うように配置され、回動軸60に対して接離可能に保持されている。
またヘッドホルダ243は、長手方向の両端部において下方(トップカバー211から離間する方向)に延在する第1支持部としての左アーム243eと第2支持部としての右アーム243fを備え、この左右のアーム243e,243fによって、LEDヘッド45の長手方向がヘッドホルダ243の長手方向と略平行となるようにその両端部を保持している。これにより、LEDヘッド45は、このとき、回動軸60と垂直となる平面に沿って、トップカバー211と略平行となるように配置される。
尚、回動支持部材244は、単色印刷の時に、必要に応じて画像形成ユニット71をリフトアップするときに、その移動に、対応するヘッドユニット241が追従できるように回動可能としているが、ここでの詳しい説明は省略する。
図20は、LEDヘッド45を保持するヘッドホルダ243とその左アーム243eの先端部に形成された被案内部としてのローラガイド部50の構成を示す構成図であり、同図(a)はその外観斜視図であり、同図(b)はその部分拡大図(円で囲んだ部分)であり、同図(c)は同図(b)におけるB−B断面を同方向から見た断面図である。
図20(a)、(b)に示すように、ヘッドホルダ243の左アーム243eには、その延在方向に伸びた長孔243gが形成されており、LEDヘッド45の左側端部には、この長孔243gに嵌入する嵌入突起45aが形成されている。一方、ヘッドホルダ243の右アーム243f及びLEDヘッド45の右側端部にも同様の構成で長孔243g及びこれに嵌入する嵌入突起45aが形成されている。
従って、LEDヘッド45は、左右において別々に、トップカバー211に対して接離する方向への所定量の移動及び前後左右方向への微移動が許容された状態で保持され、左右の端部近傍でヘッドホルダ243とLEDヘッド45の間に圧縮した状態で架けられた第2の付勢部材としての一対のコイルスプリング46,47によって、左右の嵌入突起45aが長孔243gの底部243hに圧接した状態で保持されている。
尚、図20では、嵌入突起45aが長孔243gの底部243hから離間した状態を示しているが、これは後述するように、トップカバー211が閉位置にあって、LEDヘッド45が対向する画像形成ユニット71(図21)に装着された時の状態を示すもので、このときLEDヘッド45の嵌入突起45aは、同図に示すように長孔243gの底部243hから離間した状態となる。
図20(b)、(c)に示すように、ヘッドホルダ243の左アーム243eの先端部に配設されたローラガイド部50において、ガイドローラ51の前後に位置する一対の軸受部50a,50bは、左アーム243eの下方に連続して形成され、ガイドローラ51の回転軸となるシャフト52を、回動軸60(図19)と平行に保持している。各軸受部50a,50bは、略円柱形状であり、外側においてシャフト52の溝部に嵌入するEリング53,53を配することによってシャフト52が抜け落ちないようにしている。
ガイドローラ51は、一対の軸受部50a,50bの間に配置され、貫通するシャフト52によって回転自在に保持されている。ガイドローラ51は、その外周部が一対の軸受部50a,50bよりも外側に及ぶように形成され、後述する傾斜部24i(図23(b)参照)に当接して回転しながら移動できるように構成されている。
図21は、本体シャーシ212と、前記したように本体シャーシ212に装着された4つの画像形成ユニット71と、本体シャーシ212に回動自在に保持されて開位置にあるトップカバー211と、トップカバー211に保持された4つのヘッドユニット241を斜め上方からみた外観斜視図であり、図22は、トップカバー211が開角30°程度に閉じられた状態を同方向からみた外観斜視図である。
図21、図22に示すように、本体シャーシ212に装着された4つの画像形成ユニット71K,71Y,71M,71Cは、それぞれ4つのヘッドユニット241K,241Y,241M,241Cに対応した位置で保持される。後述するように、トップカバー211を閉じた段階で、各ヘッドユニット241のLEDヘッド45が、それぞれ対応した画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76(図10参照)に至り、LEDヘッド45の下面両端部に形成された一対の位置決め開孔55,56に、LEDヘッド載置部76の突起77,78(図10参照)がそれぞれ嵌入してLEDヘッド載置部76に載置されると同時に位置決めされる。
従って、トップカバー211が閉じる過程で、3つのヘッドユニット241K,241Y,241Mは、それぞれ隣接する画像形成ユニット71のトナーカートリッジ104(図10参照)間の隙間に入り込む。
次に、本体シャーシ212に回動自在に保持されたトップカバー211を開位置から閉位置まで回動する際のヘッドユニット241の動作について図23〜図26を参照しながら説明する。
図23〜図26は、正面(X軸のマイナス側)からみた印刷部2(図1)の内部の要部構成を示す構成図であり、且つヘッドユニット241の動作説明に供する図である。トップカバー211を開位置から閉位置まで回動する際の4つのヘッドユニット241の動作は同一であるため、ここではトップカバー211とブラック(K)用ヘッドユニット241Kとの構成について以下に説明するが、便宜上、説明では4つのヘッドユニット241の何れかを特定しない。またここでも、本体シャーシ212に配設される転写ユニット110、定着ユニット115、搬送ローラ対121(図15参照)等については省略している。
前記したように、ヒンジ35は、一片35aが支持プレート231に固定され、他片35bがネジ37によってトップカバー211に固定され、同様にしてヒンジ36も支持プレート232とトップカバー211に固定されている。これにより、トップカバー211は、ヒンジ35の軸をX軸方向に延在する回動軸60として本体シャーシ12に回動自在に保持されている。尚、ここでは、右側板14の上端部が、支持プレート235に当接してこれを支持する位置まで延在する構成としているが、必要に応じてこのように構成することが好ましい。
図23(a)は、トップカバー211が閉位置まで回動する閉じる過程で、ヘッドホルダ243に配設されたローラガイド部50が、左側板13の対応する切欠き13i(図7参照)に嵌入し、更にガイドローラ51が、ガイドプレート24に形成された案内部としての傾斜部24iに当接した状態を示し、図23(b)は、その当接部の部分拡大図である。同図に示すように、傾斜部24iは、鉛直方向に対して上方が外側に傾斜した傾斜面状に形成されている。
このとき、ヘッドホルダ243は、基準位置にあって矢印C方向に付勢され、LEDヘッド45は、コイルスプリング46,47によって、ヘッドホルダ243に対して離間する方向に付勢されるも、ヘッドホルダ243の左右のアーム243e,243fによって、同方向への移動が規制された状態で保持されている。
ここまでの閉じる過程で、ヘッドホルダ243の右アーム243fが、本体シャーシ212の支持プレート235の連結張出部235cの先端部235dを通過する際に、同図に点線でその移動軌跡を示したように両者が最接近するが、このとき、隙間hが確保できるように各部の形状が決められている。
この状態から更にトップカバー211を閉めると、ガイドローラ51は、ガイドプレート24の傾斜部24iを押圧しながら回転して傾斜部24iに沿って下方に移動するが、同時に重複による回動不可を回避するためにヘッドホルダ243が、コイルスプリング248による付勢力に抗して矢印A方向(回動軸方向)に移動する。その後、更にトップカバー211を閉めると、ガイドローラ51は、傾斜部24iを経て左側板13の内平面13nに至る。
図24(a)は、ガイドローラ51の当接部が、傾斜部24iから左側板13の内平面13nに至った段階の状態を示し、図24(b)は、その当接部の部分拡大図である。
この状態から更にトップカバー211を閉めると、ガイドローラ51が、左側板13の内平面13nを押圧しながら、略垂直に延在するこの内平面13nに沿って下方に移動し、やがて図25に示すように、LEDヘッド45が対応する画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76に接近する。このときLEDヘッド45の下面両端部に形成された一対の位置決め開孔55,56が、LEDヘッド載置部76の上面両端部に形成された一対の突起77,78に対向する。
この状態から更にトップカバー211を閉めると、やがて図26に示す閉位置に至るが、この過程で、LEDヘッド45の位置決め開孔55,56に、LEDヘッド載置部76の突起77,78がそれぞれ嵌入し、閉位置に至った段階で画像形成ユニット71のLEDヘッド載置部76に装着されるLEDヘッド45を所定の位置に固定する。
以上のように、トップカバー211が図示しないロック手段によって図26に示す閉位置に固定された段階で、LEDヘッド45は、LEDヘッド載置部76に位置決めされ、更に図20(b)に示すようにその嵌入突起45aがヘッドホルダ43から浮いた状態となり、左右の圧縮状態のコイルスプリング46,47によってLEDヘッド載置部76に圧接した状態で装着される。
またヘッドホルダ243は、トップカバー211が閉じる過程で、図23に示すように、そのガイドローラ51がガイドプレート24の傾斜部24iに当接するまで、本体シャーシ12に接することなく基準位置を維持し、ガイドローラ51が、ガイドプレートの傾斜部24i或いは左側板13の内平面13nに沿って移動する間、回動軸60からガイドローラ51までの距離に応じて矢印A方向に移動し、閉位置に至った段階で上記したようにその位置が固定される。
一方、トップカバー211を閉位置から開位置まで回動する際にも、図26に示す閉位置から、図23に示す、ガイドローラ51がガイドプレート24の傾斜部24iから離間する寸前まで回動する間に、ヘッドホルダ243が基準位置に復帰するため、以後開位置に至るまで、ヘッドユニット241が本体シャーシ212に接することなく回動できる。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、ヘッドホルダ43が、トップカバー211に対して、ヘッドホルダ43の長手方向に平行移動可能に保持されているため、トップカバー211の開閉回動時に必要に応じてその回動半径を変えることができ、実施の形態1の画像形成装置と同様に、回動に必要なスペースを必要最小限とすることができ、装置の小型化に寄与できる。
上記した実施の形態では、本発明を、カラー電子写真プリンタを例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子写真方式を利用して記録材上に画像を形成する複写機、ファクシミリ、MFP等の画像形成装置にも利用可能である。またカラープリンタに関して説明したが、モノクロプリンタであってもよい。
1 プリンタ、 2 印刷部、 3 トレイカセット、 10 外筐、 11 トップカバー、 11a 下面、 12 本体シャーシ、 13 左側板、 13a 左ガイド切欠き部、 13b 左ガイド切欠き部、 13c 左ガイド切欠き部、 13d 左ガイド切欠き部、 13e 左係止部、 13f 左係止部、 13g 左係止部、 13h 左係止部、 13i 切欠き、 13j 切欠き、 13k 切欠き、 13m 切欠き、 13n 内平面、 13p 位置決めポスト、 14 右側板、 14a 右ガイド溝、 14b 右ガイド溝、 14c 右ガイド溝、 14d 右ガイド溝、 14e 右係止部、 14f 右係止部、 14g 右係止部、 14h 右係止部、 15 基板、 16 背面板、 24 ガイドプレート、 24a ガイド溝、 24b ガイド溝、 24c ガイド溝、 24d ガイド溝、 24i 傾斜部、 24j 傾斜部、 24k 傾斜部、 24m 傾斜部、 31 支持プレート、 32 支持プレート、 33 駆動ギヤホルダ、 34a 駆動ギヤ、 34b 駆動ギヤ 34c 駆動ギヤ、 34d 駆動ギヤ、 35 ヒンジ、 35a 一片、 35b 他片、 36 ヒンジ、 41K ブラック(K)用ヘッドユニット、 41Y イエロー(Y)用ヘッドユニット、 41M マゼンタ(M)用ヘッドユニット、 41C シアン(C)用ヘッドユニット、 42 保持基板、 42a 回動支持部、 42b 第1の規制部、 42c 第2の規制部、 42d フック、 43 ヘッドホルダ、 43a 突起部、 43b フック、 43c 当接部、 43d 規制孔、 43e 左アーム、 43f 右アーム、 43g 長孔、 43h 底部、 44 支持レバー、 44a 長穴、 45 LEDヘッド、 46 コイルスプリング、 47 コイルスプリング、 48 コイルスプリング、 50 ローラガイド部、 50a 軸受部、 50b 軸受部、 51 ガイドローラ、 52 シャフト、 53 Eリング、 55 位置決め開孔、 56 位置決め開孔、 60 回動軸、 71K ブラック(K)用の画像形成ユニット、 71Y イエロー(Y)用の画像形成ユニット、 71M マゼンタ(M)用の画像形成ユニット、 71C シアン(C)用の画像形成ユニット、 72 左下突起部、 73 左上突起部、 74 右下突起部、 75 右上突起部、 76 LEDヘッド載置部、 77 突起、 78 突起、 101 感光体ドラム、 102 帯電ローラ、 103 現像ローラ、 104 トナーカートリッジ、 110 転写ユニット、 111 転写ベルト、 112 転写ローラ、 115 定着ユニット、 121 搬送ローラ対、 122 排出ローラ対、 125 記録用紙、 126 排出搬送路、 130 画像形成部、 150 ガイド台、 201 シャフト、 202 ポスト、 203 ポスト、 211 トップカバー、 211a 下面、 212 本体シャーシ、 235 支持プレート、 235a 第1支持部、 235b 第2支持部、 235c 連結張出部、 235d 先端部、 241 ヘッドユニット、 242a 保持プレート、 242b 保持プレート、 242c 支点部、 242d 支点部、 243 ヘッドホルダ、 243a 長孔、 243b 長孔、 243c フック、 243e 左アーム、 243f 右アーム、 243g 長孔、 243h 底部、 244 回動支持部材、 244a 基部、 244b アーム部、 244c アーム部、 244d ホルダガイド部、 244e 側ガイド部、 244f 側ガイド部、 244g 上ガイド部、 244h フック、 248 コイルスプリング。

Claims (10)

  1. トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
    前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持する保持部を有し、
    前記保持部は、
    前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、
    前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、
    前記第1支持部に備えられた被案内部と
    を有し、
    前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
    前記ヘッドホルダ支持部は、
    前記ヘッドホルダに対して回動自在に係合する第1の軸部と、前記開閉カバーに対して回動自在に係合する第2の軸部とを有して前記ヘッドホルダを揺動可能に支持する支持部材と、
    前記ヘッドホルダを前記回動軸から離間する方向に付勢し、前記被案内部を前記案内部に圧接する第1の付勢部材と、
    前記付勢による前記ヘッドホルダの、前記回動軸から離間する方向への移動を規制する第1の規制部と
    を有し、
    前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ヘッドホルダ支持部は、前記ヘッドホルダの当接部に当接し、摺動可能に移動規制する第2の規制部を備えたことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
    前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に平行移動可能に保持する保持部を有し、
    前記保持部は、
    前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、
    前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを平行移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、
    前記第1支持部に備えられた被案内部と
    を有し、
    前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
    前記ヘッドホルダと前記ヘッドホルダ支持部の内、一方に前記開閉カバーの内面と平行に且つ前記露光ヘッドの長手方向に延在する長孔を形成し、他方に前記長孔にガイドされて移動するポストを形成し、
    前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記保持部は、前記ヘッドホルダを前記回動軸から離間する方向に付勢し、前記被案内部を前記案内部に圧接する第1の付勢部材を備えたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ヘッドホルダは、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体に配設された位置決め部と係合し、前記露光ヘッドの長手方向の位置を確定する被位置決め部を備えたことを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記被案内部は、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体から離間することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. トナー像が形成される感光体を含む画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して所定位置に配置されて前記感光体を露光する露光ヘッドとを備える画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットを開放するために画像形成装置本体に回動自在に保持される開閉カバーを有し、
    前記開閉カバーは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーの内面に沿って、前記露光ヘッドの長手方向の、一端が前記開閉カバーの回動軸に近い側となり且つ他端が前記回動軸から遠い側となる方向に配置し、前記開閉カバーの内面に沿って前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持する保持部を有し、
    前記保持部は、
    前記露光ヘッドの前記長手方向の両端部のうち、一端部を保持する第1支持部と、前記一端部より前記回動軸に近い位置で他端部を保持する第2支持部とを有するヘッドホルダと、
    前記開閉カバーに配設され、前記ヘッドホルダを前記露光ヘッドの長手方向に移動可能に保持するヘッドホルダ支持部と、
    前記第1支持部に備えられた被案内部と
    を有し、
    前記画像形成装置本体は、前記被案内部を案内して前記ヘッドホルダを前記回動軸側に導く案内部を有し、
    前記開閉カバーの閉動作時に、前記露光ヘッドを、前記回動軸側に移動させ
    前記ヘッドホルダは、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体に配設された位置決め部と係合し、前記露光ヘッドの長手方向の位置を確定する被位置決め部を備え、
    前記被案内部は、前記開閉カバーが閉位置にあるとき、前記画像形成装置本体から離間することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記被案内部はガイドローラであり、前記案内部は、鉛直方向に対して傾斜した傾斜部を有することを特徴とする請求項1から7までの何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記ヘッドホルダは、前記露光ヘッドを、前記開閉カバーに対して接離する方向に移動可能に保持し、離間する方向に付勢する第2の付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1から8までの何れかに記載の画像形成装置。
  10. 画像形成ユニットは、前記回動軸に沿って複数配置され、前記保持部は、前記複数の画像形成ユニットにそれぞれ対応して、前記開閉カバーに複数配設されたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の画像形成装置。
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