JP2007079212A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置にあっては、重い開閉カバーを円滑に開閉するためのダンパ機構等を備えているため、これ等の機構による開閉時の反力によって、例えば画像形成に使用されるユニットを位置決めしているリアフレームが歪み、ユニットの位置ずれ等が生じて形成される画像の品位に影響を与える恐れがあった。
【解決手段】 画像形成に使用されるユニットを着脱自在に装着する本体と、前記本体に形成されて、前記ユニットの装着位置を規制する位置規制部材と、前記本体の上部に開閉可能に設けられる開閉部材と、前記本体の、前記位置規制部材に隣接する位置に形成されて、前記開閉部材の回動支点部が設けられた開閉部材支持部とを有し、前記位置規制部材と前記開閉部材支持部との間に所定の空隙を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に開閉カバーを有する画像形成装置のフレーム構造に関する。
従来、この種の画像形成装置にあっては、例えば、装置本体内に感光体や現像ローラ等を含むイメージドラム(現像ユニット)を着脱自在に保持し、開閉カバーには本体内に保持されたイメージドラムの対向する位置においてLEDヘッド(露光ユニット)が保持されていて、更に開閉カバーは、装置本体に装着されたイメージドラムを保持して位置決めする側壁部の上部に回動自在に保持された構成を有するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002―311662号公報(第3頁、図1,2)
この種の画像形成装置にあっては、カバーの開閉により、側壁部が傾いてしまう恐れがあった。更に開閉カバーの自重落下を防止し且つ開閉時の衝撃を回避するためのダンパ機構部が、開閉カバーを回動自在に保持する保持部と共に装備されるものがある。このダンパ機構部は、開閉カバーと前記側壁部との間に装備され、開閉カバーの自重落下を防止し且つ開閉時の衝撃を回避する際に、保持部材でもある側壁部に強い力で作用する。側壁部は、この時の反力によって歪が生じ、その形状等が変形してしまうおそれがあった。この時、LEDヘッド(露光ユニット)及びイメージドラム(現像ユニット)は一体となって、側壁部にて位置決めされているため、側壁部の変形により、露光ユニットや現像ユニットの位置が変化し、印刷位置が変化してしまうという問題があった。
本発明の画像形成装置は、
画像形成に使用されるユニットを着脱自在に装着する本体と、前記本体に形成されて、前記ユニットの装着位置を規制する位置規制部材と、前記本体の上部に開閉可能に設けられる開閉部材と、前記本体の、前記位置規制部材に隣接する位置に形成されて、前記開閉部材の回動支点部が設けられた開閉部材支持部とを有し、前記位置規制部材と前記開閉部材支持部との間に所定の空隙を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、開閉部材を開閉する際に、開閉時の作用によって開閉部材支持部が変形しても、その変形が位置規制部材に及ぶことがないので、本体に装着されるユニットの位置を常に正規の位置に保つことが出来る。
実施の形態1.
図1は、本発明に基づく実施の形態1の画像形成装置の要部構成を示す要部構成図であり、図2は、この画像形成装置の上部カバーを開き、且つ後述する現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。尚、図3は、本実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。
図1、図2において、画像形成装置1は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色を印刷可能な電子写真式プリンタとしての構成を備えている。画像形成装置1は、装置本体3と、この装置本体3に対して後述する回動軸中心に回動し、装置本体3の開口部20(図2)を開閉する上部カバー2とからなる。装置本体3には、記録用紙を積載する用紙カセット4、用紙カセット4から所定の間隔で記録用紙を取り出す給紙部5、記録用紙を用紙走行路6に沿って搬送する用紙搬送部7〜12、用紙走行路6に沿って並んで配置され、装置本体3に対して着脱自在に装着される4つの現像ユニット13〜16、各現像ユニットに対向する位置に配置されて直線状の用紙走行路6を形成して転写を行なう、転写ベルト及び転写ローラを有する転写ユニット17、記録用紙に転写されたトナーを記録用紙に定着する定着器18等が配設されている。
上部カバー2を構成するヘッド配列部21には、後述するように、前記した4つの現像ユニット13〜16の各感光体ドラム19にそれぞれ近接配置されて、記録データに基づいて対応する感光体ドラム19に、例えばLEDによって露光して潜像を形成する4つの露光ユニット22〜25が備えられている。各現像ユニット13〜16は、感光体ドラム19に形成された潜像を、対応する色のトナーで現像化する。
また、同図中のXYZ座標は、記録用紙が各現像ユニット13〜16を通過する際の搬送方向にX軸をとり、感光体ドラム19の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸を取っている。また、後述する他の図においてXYZ座標が示される場合においても、これらの座標の軸方向は、共通する方向を示すものとする。
以上の構成において、画像形成装置1が印刷を実行する際の各部の主要動作について以下に説明する。
用紙カセット4に積載された記録用紙は、給紙部5によって用紙走行路6に送られ、更に用紙搬送部7,8,9によって、転写ユニット17に送られる。記録用紙は、この転写ユニット17のベルトによって搬送される間に、4つの現像ユニット13〜16及び転写ユニット17によって、順次ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン(C)の画像トナーが記録面上に転写されて定着器18に至る。この定着器18によって、記録面上に転写された画像トナーの定着が行われた記録用紙は、用紙搬送部10,11,12によって用紙走行路6に沿って搬送され、やがて装置外部のスタッカ26に排出される。
次に、画像形成装置1の、装置本体3、上部カバー2、用紙カセット4、及び現像ユニット13〜16間の相互の位置関係について、図2の外観斜視図を参照しながら更に説明する。
装置本体3は、主に、ベースフレームユニット31、リアフレーム32、フロントフレーム33、右ビーム(はり)34、左ビーム35、右ピラー(支柱)36、及び左ピラー37で構成されている。図2においては装置本体3から外された状態にある現像ユニット13〜16(図1)は、装着時に、フロントフレーム33とリアフレーム32とにそれぞれ対向して設けられたガイド保持部材38(リアフレーム32側のみ図示する)によって、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向それぞれにおいて位置決めされ、保持される。例えばブラック(B)の現像ユニット13は、ガイド保持部材38の係合部38a(図2)と係合して保持される。従って、4つの現像ユニット13〜16は、少なくともガイド保持部材38を有するフロントフレーム33及びリアフレーム32によって位置規制されている。
用紙カセット4は、ベースフレームユニット31に形成された図示しないガイド部材によって、Y軸方向にスライド可能に保持され、装着時においては位置決めが行われている。また、4つの現像ユニット13〜16(図1)を位置決めするリアフレーム32及びフロントフレーム33も、各々ベースフレームユニット31に固定されており、用紙カセット4と4つの現像ユニット13〜16との位置関係の精度が出せるようになっている。またリアフレーム32の両脇に配置された右ピラー36及び左ピラー37は、それぞれリアフレーム32と別体に設けられ、リアフレーム32から離間した位置でベースフレームユニット31に固定されている。
上部カバー2は、X軸方向の両端部に回動軸部材41及び42を有し、それぞれ右ピラー36及び左ピラー37に設けられた軸受け(図示せず)によって回動自在に軸支されている。また右ピラー36及び左ピラー37と上部カバー2間には、ダンパ機構部43,44が設けられている。これらのダンパ機構部43,44は略同構成で略対称的に構成されているため、ここではダンパ機構部43を例にしてその構成を説明する。ダンパ機構部43は、右ピラー36に配設されたダンパフレーム45、このダンパフレームに回転自在に保持されて、前記回動軸部材41と同軸となる位置で一体的に形成されたギヤ部51と噛合するダンパギヤ47、及び回動軸部材41を覆うように装着されて両端部が右ピラー36と上部カバー2とに架かって上部カバー2を開く方向に付勢するダンパスプリング(ねじりコイルスプリング)49から構成されている。
ダンパギヤ47は、上部カバー2の回動に伴って回転し、且つギヤ部51の回転を抑制する図示しないトルクリミッタを備える。ダンパ機構部44においても、同様にダンパフレーム46、ダンパギヤ47、及びダンパスプリング50が形成されている。尚、右ピラー36に設けられた軸受けと回動軸部材41との係合部、及び左ピラー37に設けられた軸受けと回動軸部材42との係合部は、それぞれ回動支点部を形成している。
ダンパ機構部43,44は、以上の構成によって、上部カバー2の開閉時のダンパ機能と、開く方向へ上部カバー2を付勢することによる、自重による閉じる方向への回動の勢いを抑制する機能を持っている。右ピラー36及び左ピラー37は、共にその底面がベースフレームユニット31に固定されており、リアフレーム32とは、所定の間隔を持って配置されている(図3参照)。
露光ユニット22〜25は、上部カバー2の、装置本体3に装着される現像ユニット13〜16にそれぞれ対応する各位置に、所定の遊びを有した状態で取付けられており、上部カバー2が閉じられると、各現像ユニット13〜16の図示しない凸部とそれぞれ対応する露光ユニット22〜25の図示しない凹部とが勘合して位置決めされ、それぞれ対応する現像ユニットに固定される構成となっている。よって、露光ユニット22〜25も、現像ユニット13〜16、更にはガイド保持部材38を介してフロントフレーム33及びリアフレーム32により位置規制されている。
以上の構成において、上部カバー2の開閉動作について説明する。
例えばジャム解除やトナー等の消耗品の交換の際、上部カバー2が開閉される。上部カバー2の開閉操作をする際、ダンパ機構部43,44のダンパ作用、及びダンパスプリング49,50の働きにより、回動軸部材41,42を支持する軸受け部及びダンパフレーム45,46は、上部カバー2の自重とダンパ機構による反力を受ける。これらの力は、回動軸部材41,42及びダンパフレーム45,46を保持する右ピラー36及び左ピラー37に対し、その底面が固定されたベースフレームユニット31の固定面のY軸方向に作用し、上部カバー2の回動軸部材41,42とダンパ機構部43,44には合計で10kg程度の水平方向への力となる。
この結果、右ピラー36及び左ピラー37は、反力によって歪みが生じ、倒れ等の多少の変形を生じる。しかしながら、右ピラー36及び左ピラー37は、前記したように共にリアフレーム32とは所定の間隔を持ってベースフレームユニット31に固定されているため、右ピラー36及び左ピラー37の倒れ等の変形がリアフレーム32に伝わることがなく、リアフレーム32によって位置決めされる4つの現像ユニット13〜16(図1)には位置変動が生じない。
一方、上部カバー2に設けられた露光ユニット22〜25は、上部カバー2に対して所定の遊びを有した状態で取付けられて一定の範囲内で自由に移動可能なため、上部カバー2の開閉動作に伴った右ピラー36及び左ピラー37の上記変形によって、上部カバー2とリアフレーム32の位置関係が多少変化しても、上部カバー2を閉じた時に、各現像ユニット13〜16の図示しない凸部と対応する露光ユニット22〜25の図示しない凹部とが勘合し、露光ユニット22〜25がリアフレーム32に対し正規の位置に固定されるように構成されている。
以上のように、本実施の形態による画像形成装置によれば、上部カバーの開閉時の反力等によって右ピラー36及び左ピラー37に倒れ等の変形が生じても、これらの変形がリアフレーム32に及ぶことはない。このため、リアフレーム32によって位置決めされる4つの現像ユニット13〜16(図1)には位置変動が生じない。従って、上部カバーの開閉によって、用紙カセット4、現像ユニット13〜16及び露光ユニット22〜25の位置関係が変ることがなく、常に印刷位置の変化しない良好な印刷が可能となる。
実施の形態2.
図4は、本発明に基づく実施の形態2の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。尚、図5は、本実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。
この画像形成装置61が、前記した図2に示す実施の形態1の画像形成装置1と主に異なる点は、図2において、上部カバー2のX軸方向の両端部に、同軸上に配置された一対の回動軸部材41及び42が、これ等が連結された形の回動軸シャフト62(図4)となっている点である。従って、この画像形成装置61が、前記した実施の形態1の画像形成装置1と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
図4に示すように、回動軸シャフト62は、上部カバー2においてX軸方向に延在して固定配置され、その両側が、右ピラー36及び左ピラー37に設けられた軸受け(図示せず)によってそれぞれ回動自在に軸支されている。そして同じく両側で回動軸シャフト62に固着されたギヤ部51,52が、それぞれダンパ機構部43、44の各ダンパギヤ47,48と係合するように構成されている。
以上の構成において、上部カバー2の開閉操作について説明する。
上部カバー2の開閉操作をする際、ダンパ機構部43,44のダンパ作用、及びダンパスプリング49,50の働きにより、回動軸シャフト62を支持する軸受け部及びダンパフレーム45,46は、上部カバー2の自重とダンパ機構による反力を受ける。ここで操作者が、例えば上部カバー2のX軸方向における一端部にて開閉操作を行なった場合の動作について、前記した実施の形態1の画像形成装置1と比較しながら、本実施の形態の画像形成装置61の動作についてさらに説明する。
上部カバー2の一端部側で閉動作を行うことにより、上部カバー2には、ダンパ機構43,44のダンパ作用及びダンパスプリング49,50の負荷により、他端部側との間で強い捩じれの力が生じる。前記した実施の形態1の画像形成装置1では、上部カバー2の構成がこの捩れの力に対して弱い構成となっているため、発生する捩れによって、上部カバー2の左右回動軸部材41,42に設けられてダンパギヤ47,48と係合するギヤ部51,52の回転が同期せず、そのまま閉じた場合には露光ユニット22〜25(図1)が現像ユニット13〜16に上手く嵌合しないという不具合が生じる。
一方、本実施の形態の画像形成装置61では、ダンパギヤ28,29と係合するギヤ33,34が、回転軸シャフト62の両側に固着されて一体的に構成されている。このように構成されているため、操作者が、上部カバー2のX軸方向における一端部にて開閉操作を行なって、上部カバー2の他端部との間に強い捩じれの力が生じた場合でも、捩じれることのない回転軸シャフト62によってダンパギヤ47,48と係合するギヤ51,52の回転が同期する。これにより、上部カバー2は捩じれることなく開閉でき、上記した不都合を解消できる。尚、他の動作については、前記した実施の形態1の画像形成装置1と同じなのでここでの記述は省略する。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置61によれば、上部カバー2の操作環境によって上部カバー2に捩れが生じ、現像ユニット13〜16に対して感光ユニット22〜25を所定の状態に位置決めできないといったセット不良を防止でき、常に安定した上部カバー2の開閉動作、更には印刷位置の変化しない良好な印刷が可能となる。
実施の形態3.
図6は、本発明に基づく実施の形態3の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。尚、図7は、本実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。
この画像形成装置71が、前記した図4に示す実施の形態2の画像形成装置61と主に異なる点は、ベースプレート(右斜線部)76とバスケットユニット(左斜線部)73が追加され、ベースプレート76によって、上部カバー72とバスケットユニット73がそれぞれ回動自在に支持された形態をとっている点である。従って、この画像形成装置71が、前記した実施の形態1或いは実施の形態2の画像形成装置1或いは61と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
図6に示すように、ベースプレート76は、その両端部が右ピラー36及び左ピラー37上に載置されて固定され、その中間部が対応するリアフレーム32に対しては所定の間隔dが形成されるように、左右ピラー36,37及びリアフレーム32の高さが調整されている。即ち、リアフレームとベースプレートは接続されない。上部カバー72は、その回転軸シャフト62が両側においてベースプレート76に設けられた一対の軸受け(図示せず)によって回動自在に軸支され、ベースプレート76と上部カバー72間には、ダンパ機構部43,44が設けられている。
これ等のダンパ機構部43,44は前記した実施の形態1で説明したダンパ機構部と全く同じ構成であるため、ここでの説明は省略するが、ここで、ダンパ機構部43はヘッド配列部21の側壁21aと露光ユニット22の間に設けられ、ダンパ機構部44は露光ユニット24と露光ユニット25の間に設けられている。
バスケットユニット73は、装置本体2に装着される4つの現像ユニット13〜16(図1)をその枠内に収めるためのガイド保持部材38を有し、後述するようにベースプレート76に設けられた一対の軸受け(図示せず)によって回動自在に保持される回動軸部材(図示せず)を回動中心として回動することにより、4つの現像ユニット13〜16を同時に本体から外すことを可能としてメンテナンス作業の効率化を可能とするものである。尚、図6は、上部カバー72を開いた状態、バスケットユニット73を閉じた状態とし、更にこのバスケットユニット73に保持される4つの現像ユニット13〜16はそれぞれ外した状態としている。バスケットユニット73が閉じられたとき、ガイド保持部材38とリアフレーム32が接触して現像ユニット13〜16(図1)の位置決めがされる。
バスケットユニット73は、ロ字状に組まれたフレームによって構成され、右フレーム74、及び左フレーム75の端部に同軸上に形成された回動軸部材(図示せず)がそれぞれベースプレート76に設けられた一対の軸受け(図示せず)によって回動自在に軸支され、ベースプレート76と左右フレーム74,75間には、ダンパ機構部77,78が設けられている。尚、ベースプレート76に設けられた軸受けと回動軸部材との一対の係合部は、それぞれ回動支点部を形成している。
これらのダンパ機構部77,78は略同構成で略対称的に構成されているため、ここではダンパ機構部77を例にしてその構成を説明する。ダンパ機構部77は、ベースプレート76に配設されたダンパフレーム77a、このダンパフレーム77aに回転自在に保持されて、左フレーム75の前記回動軸部材(図示せず)と同軸となる位置で一体的に形成されたギヤ部79と噛合するダンパギヤ77b、及び前記回動軸部材を覆うように装着されて両端部がベースプレ−ト76とバスケットユニット73とに架かってバスケットユニット73を開く方向に付勢するダンパスプリング(ねじりコイルスプリング)77cから構成されている。
ダンパギヤ77bは、バスケットユニット73の回動に伴って回転し、且つギヤ部79の回転を抑制する図示しないトルクリミッタを備える。ダンパ機構部78においても、同様にダンパフレーム78a、ダンパギヤ78b、及びダンパスプリング78cが形成されている。
ダンパ機構部77,78は、以上の構成によって、バスケットユニット73の開閉時のダンパ機能と、閉じる方向と反対方向へバスケットユニット73を付勢することにより、自重による閉じる方向への回動の勢いを抑制する機能を持っている。
以上の構成において、上部カバー72及びバスケットユニット73の開閉動作について説明する。
上部カバー72或いはバスケットユニット73の開閉操作をする際、ダンパ機構部43,44或いはダンパ機構部77,78のダンパ作用、及びダンパスプリング49,50或いはダンパスプリング77c,78cの働きにより、ベースプレート76に設けられた各軸受け部(図示せず)及びダンパフレーム45(図4),46(図4)或いはダンパフレーム77a,78aは、上部カバー72或いは4つの現像ユニット13〜16の重量を加えたバスケットユニット73の自重と、各ダンパ機構による反力を受ける。これらの力は、ベースプレート76を介して右ピラー36と左ピラー37とに伝達される。
この結果、右ピラー36及び左ピラー37は、前記した実施の形態1或いは2の場合と同様に反力によって歪みが生じ、倒れ等の変形を生じる。しかしながら、右ピラー36及び左ピラー37は、共にリアフレーム32とは所定の間隔を持ってベースフレームユニット31に固定されているため、右ピラー36及び左ピラー37の倒れ等の変形がリアフレーム32に伝わることがなく、リアフレーム32によって位置決めされる4つの現像ユニット13〜16(図1)には位置変動が生じない。他の動作については、前記した実施の形態1で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、左右のピラー36,37間にベースプレート76を設け、このベースプレート76に上部カバー72及びバスケットユニット73の各軸受け及びダンパ機構部を設けたので、左右のピラー36,37のサイズを大きくすることなく、上部カバー72やバスケットユニット73といった複数の回動部材に対する軸受け及びダンパ機構部を、反力の影響をリアフレーム32に与えない形態で設けることができる。従って、例えば上部カバー72の他にバスケットユニット73を設けた場合でも、各ピラーサイズを大きくすることによる大型化やコストアップを避けることができると共に、常に印刷位置の変化しない良好な印刷が可能となる。
実施の形態4.
図8は、本発明に基づく実施の形態4の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図であり、図9は、本実施の形態4の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。
この画像形成装置81が、前記した図6に示す実施の形態3の画像形成装置71と主に異なる点は、実施の形態3の画像形成装置71においては、ベースプレートユニット31に対してリアフレーム32、右ピラー36、左ピラー37がそれぞれ独立して固定配置されているのに対して、本実施の形態4の画像形成装置81では、これ等が一体とされたリアフレーム82になっている点である。従って、この画像形成装置81が、前記した実施の形態1乃至3の画像形成装置と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
リアフレーム82は、その底面がベースフレームユニット31に固定されており、その上面から底面近傍までの所定の深さに一対のスリット84,85が形成され、これ等のスリットにより、リアフレーム部82a、右ピラー部82b、及び左ピラー部82cに部分分割されている。更にリアフレーム82は、右ピラー部82b及び左ピラー部82c上にベースプレート76の各端部を載置して固着し、更に対応するベースプレート76の中間部との間に所定の間隔d(図9)が形成されるように各部の高さを決めている。このリアフレーム部82aには、前記したように4つの現像ユニット13〜16(図1)を位置決めして保持するバスケットユニット73に設けられたガイド保持部材38が接触して位置決めされる。
以上の構成において、上部カバー72及びバスケットユニット73の開閉動作について説明する。
上部カバー72或いはバスケットユニット73の開閉操作をする際、ダンパ機構部43,44或いはダンパ機構部77,78のダンパ作用、及びダンパスプリング49,50或いはダンパスプリング77c,78cの働きにより、ベースプレート76に設けられた各軸受け部(図示せず)及びダンパフレーム45(図4),46(図4)或いはダンパフレーム77a,78aは、上部カバー72或いは4つの現像ユニット13〜16の重量を加えたバスケットユニット73の自重と、各ダンパ機構による反力を受ける。これらの力は、ベースプレート76を介してリアフレーム82の右ピラー部82bと左ピラー部82cとに伝達される。
この結果、右ピラー部82bと左ピラー部82cは、前記した実施の形態1或いは2の場合と同様に反力によって歪みが生じ、倒れ等の変形を生じる。しかしながら、右ピラー部82bと左ピラー部82cは、ガイド保持部材38を備えたリアフレーム部82aと一体に形成されているものの、一対のスリット84,85によって、その上面から底面にかけての殆どの領域が分離されているため、右ピラー部82b及び左ピラー部82cの倒れ等の変形がリアフレーム部82aに伝わることがなく、リアフレーム部82aによって位置決めされる4つの現像ユニット13〜16(図1)には位置変動が生じない。他の動作については、前記した実施の形態1で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、左右のピラー部82b,82cのサイズを大きくすることなく、上部カバー72やバスケットユニット73といった複数の回動部材に対する軸受け及びダンパ機構部を、反力の影響をリアフレーム部82aに与えない形態で設けることができる。従って、実施の形態3の画像形成装置と同様に、例えば上部カバー72の他にバスケットユニット73を設けた場合でも、各ピラー部のサイズを大きくすることによる大型化やコストアップを避けることができると共に、常に印刷位置の変化しない良好な印刷が可能となる。更に、リアフレーム82に一対のスリット84,85を設けるだけなので構成が複雑化することなく、製造時の困難性や部品点数の増加等も防ぐことができる。
尚、前記した各実施の形態では、本発明を、複数色のトナーを用いる電子写真式プリンタに採用した例で示したが、これに限定されるものではなく、例えば、MFP(Multi Function Printer)、スキャナー、インクジェットプリンタ、コピー機などの装置にも適用可能である。
本発明に基づく実施の形態1の画像形成装置の要部構成を示す要部構成図である。 実施の形態1の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。 実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。 本発明に基づく実施の形態2の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。 実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。 本発明に基づく実施の形態3の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。 実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。 本発明に基づく実施の形態4の画像形成装置において、その上部カバーを開き、且つ現像ユニットを外した状態における要部外観斜視図である。 実施の形態4の画像形成装置の概略構成を示した参照図である。
符号の説明
1,61,71,81 画像形成装置、
2,72 上部カバー、
3 装置本体、
4 用紙カセット、
5 給紙部、
6 用紙走行路、
7〜12 用紙搬送部、
13〜16 現像ユニット、
17 転写ユニット、
18 定着器、
19 感光体ドラム、
20 開口部、
21 ヘッド配列部、
21a 側壁、
22〜25 露光ユニット、
26 スタッカ部、
31 ベースフレームユニット、
32,82 リアフレーム、
33 フロントフレーム、
34 右ビーム、
35 左ビーム、
36 右ピラー、
37 左ピラー、
38 ガイド保持部材、
38a 係合部、
41,42 回動軸部材、
43,44,77,78 ダンパ機構部、
45,46,77a,78a ダンパフレーム、
47,48,77b,78b ダンパギヤ、
49,50,77c,78c ダンパスプリング、
51,52 ギヤ部、
62 回転軸シャフト、
73 バスケットユニット、
74 右フレーム、
75 左フレーム、
76 ベースプレート、
79 ギヤ部、
82a リアフレーム部、
82b 右ピラー部、
82c 左ピラー部、
84,85 スリット。



Claims (11)

  1. 画像形成に使用されるユニットを着脱自在に装着する本体と、
    前記本体に形成されて、前記ユニットの装着位置を規制する位置規制部材と、
    前記本体の上部に開閉可能に設けられる開閉部材と、
    前記本体の、前記位置規制部材に隣接する位置に形成されて、前記開閉部材の回動支点部が設けられた開閉部材支持部と
    を有し、
    前記位置規制部材と前記開閉部材支持部との間に所定の空隙を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回動支点部は、前記開閉部材に備えられた回動軸と前記開閉部材支持部に備えられて前記回動軸を回動自在に支持する軸受けとからなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記回動支点部は前記開閉部材の両端部に設けられ、前記回動軸が、前記開閉部材の両端部に設けられた両回動支点部間に連続して形成されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材支持部は、回動制御機構部を有し、
    前記回動制御機構部は、前記開閉部材支持部に配設されたダンパフレームに回転自在に保持されて、前記開閉部材の回転を抑制する回転抑制手段を備えたダンパギヤ、前記前記開閉部材に備えられて前記ダンパギヤと噛合するギヤ部、前記開閉部材を開く方向に付勢するバネ部材と
    を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉部材支持部が前記開閉部材の両端部に対応して一対備えられ、該一対の開閉部材支持部間に設けられたベースプレートを有し、
    前記開閉部材支持部が、前記ベースプレートを介して、前記開閉部材との間に設けた回動支持点部及び回動制御機構部を支持することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記位置規制部材と前記開閉部材支持部とは、スリットを介して、且つ前記本体の底面側で一部連続的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成に使用されるユニットは、感光体ドラムを有し、該感光体ドラムに現像を形成する現像ユニットであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成に使用されるユニットは、前記本体に複数配列されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成に使用されるユニットは、感光体ドラムを有し、該感光体ドラムに現像を形成する現像ユニットであって、前記回動軸方向に複数配列されることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  10. 前記開閉部材は、前記現像ユニットに対応して配置された複数の露光ユニットを備えたことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 更に、
    前記開閉部材支持部が前記開閉部材の両端部に対応して一対備えられ、該一対の開閉部材支持部間に設けられたベースプレートと、
    前記複数の現像ユニットを保持して回動するバスケットユニットと、
    前記バスケットユニットと前記開閉部材支持部との間に、前記ベースプレートを介して設けた回動支持点部及び回動制御機構部と
    を有することを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置。
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JP2016206551A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社沖データ 画像形成装置

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