JP6639109B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真画像方式を用いた複写機、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、使用頻度の高い定型紙をシート収納部に積載し、厚紙等の使用頻度の低い定型紙や定型紙以外の特殊なシートは手差し給紙するものが一般的である。
また、シート収納部と、シート収納部の上方に設けられ手差し給紙に使用するシート搬送路と、を備え、ユーザがジャム処理する際にシート搬送路を開放可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。このシート搬送路には、シートを搬送するための駆動ローラ及び従動ローラが設けられており、シート搬送路が開放される際には、従動ローラがシート搬送路と共に移動する。
特開2008−105791号公報
一般に、従動ローラは、バネによって駆動ローラに付勢されており、駆動ローラが回転することで従動ローラが連れ回って回転する。このため、上記特許文献1に記載の画像形成装置において、シート搬送路が開放される際には、シート搬送路が受ける振動や衝撃によって、従動ローラがバネの一端部から外れてしまい、シート搬送路から従動ローラが脱落してしまう虞があった。
そこで、本発明は、従動ローラが設けられた回転軸の移動をねじりコイルバネに設けた規制部によって規制し、上述した課題を解決したシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、装置本体と、前記装置本体に対して移動可能であって、シートを案内する搬送ガイドと、前記装置本体に設けられ、駆動源によって駆動される駆動ローラと、前記搬送ガイドに支持される回転軸と、前記回転軸に設けられ、前記駆動ローラに当接して連れ回る従動ローラと、前記搬送ガイドに設けられ、前記従動ローラが前記駆動ローラに向けて付勢されるように前記回転軸を押圧するねじりコイルバネと、を備え、前記ねじりコイルバネは、一端部と他端部との間に設けられるコイル部と、前記コイル部と前記一端部との間に設けられ、前記搬送ガイドに支持される支持部と、前記コイル部と前記他端部との間に設けられ、前記従動ローラが前記駆動ローラに向けて付勢されるように前記回転軸を押圧する押圧部と、前記コイル部と前記一端部との間に設けられ、前記回転軸が前記搬送ガイドから外れないように前記回転軸の移動を規制する規制部と、を有するねじりコイルバネと、を備える、ことを特徴とする。
本発明によると、回転軸が搬送ガイドから外れないように前記回転軸の移動をねじりコイルバネに設けられた規制部が規制するので、回転軸及び従動ローラが搬送ガイドから外れることを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 シート給送部を示す斜視図。 シート給送部を示す分解斜視図。 ラッチユニットが搬送ガイド部材の突起部を保持している状態を示し、(a)は搬送ガイド部材の突起部における断面図、(b)は搬送ガイド部材の本体における断面図。 ラッチユニットが搬送ガイド部材の突起部の保持を解除した状態を示し、(a)は搬送ガイド部材の突起部における断面図、(b)は搬送ガイド部材の本体における断面図。 (a)は搬送ガイド部材から第1従動ローラユニット及び第2従動ローラユニットを取り外した状態を示す平面図、(b)は(a)における破線部の拡大図、(c)はねじりコイルバネの斜視図。 (a)は搬送ガイド部材に第1従動ローラユニット及び第2従動ローラユニットを取り付けた状態を示す平面図、(b)は(a)における破線部の拡大図。 (a)は搬送ガイド部材に第1従動ローラユニット及び第2従動ローラユニットを取り付けた状態を示す底面図、(b)は(a)における破線部の拡大図。 搬送ガイド部材が給送位置に位置する状態での第1搬送ローラ対及びねじりコイルバネを示す図であって、(a)は作動部における断面図、(b)は固定部における断面図。 搬送ガイド部材が開放位置に位置する状態での第1搬送ローラ対及びねじりコイルバネを示す図であって、(a)は作動部における断面図、(b)は固定部における断面図。 第1従動ローラに外力が加えられた状態での第1搬送ローラ対及びねじりコイルバネを示す図であって、(a)は作動部における断面図、(b)は固定部における断面図。 シート収納部が引き抜かれた状態でのシート給送部を示す側面断面図。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図12を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施の形態に係るプリンタ1は、画像形成装置の一例である電子写真方式のカラーレーザビームプリンタである。プリンタ1は、図1に示すように、シート給送部30(シート搬送装置)と、シートに画像を形成する画像形成部12(画像形成手段)と、定着部80と、排出ローラ対81と、を有している。なお、プリンタ1は、装置本体1Aに開閉可能に設けられた開閉ドア2を有しており、この開閉ドア2が設けられた側がプリンタ1の前側(正面側)である。
プリンタ1に画像形成の指令が出力されると、プリンタ1に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部12による画像形成プロセスが開始される。画像形成部12は、レーザスキャナユニット3と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ12Y,12M,12C,12Kと、を備えている。なお、4つのプロセスカートリッジ12Y,12M,12C,12Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であり、プロセスカートリッジ12Yの画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ12M,12C,12Kの説明は省略する。
レーザスキャナユニット3は、入力された画像情報に基づいて、プロセスカートリッジ12Yの感光ドラム11aに向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム11aは、帯電器12aにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム11a上に静電潜像が形成される。その後、現像器13a内に設けられた現像ローラ13a1によりこの静電潜像が現像され、感光ドラム11a上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
同様にして、プロセスカートリッジ12M,12C,12Kの感光ドラム上にも、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ25a,25b,25c,25dにより中間転写ベルト21に転写される。誘電性及び可撓性を有する無端状の中間転写ベルト21は、駆動ローラ22、ターンローラ23及びテンションローラ24に巻き掛けられている。中間転写ベルト21上のトナー像は、駆動ローラ22によって中間転写ベルト21が回転することで、二次転写ローラ26まで搬送される。なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト21上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。
上述の画像形成プロセスに並行して、シート給送部30からシートが送り出される。シート給送部30は、装置本体1Aに対して引出し及び挿入可能に設けられたシート収納部31(積載手段)と、装置本体1Aの一側面に設けられた手差し給送部10と、を有している。シート収納部31は、シートSが積載され回動可能に設けられた中板31c(積載部材)を有しており、中板31cに積載されたシートSは、給送ローラ15によって給送される。給送ローラ15によって給送されたシートSは、搬送ローラ91と搬送ローラ91に圧接する分離ローラ90とによって1枚ずつに分離される。なお、給送ローラ15及び搬送ローラ91は、不図示のギヤ列を介して、モータ等の駆動源57によって駆動される。
搬送ローラ91及び分離ローラ90によって搬送されたシートSは、レジストレーションローラ対92により斜行が補正される。レジストレーションローラ対92によって所定の搬送タイミングで搬送されたシートSは、二次転写ローラ26によって、中間転写ベルト21上のフルカラーのトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着部80を構成する定着フィルムアセンブリ80a及び加圧ローラ80bによって所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着される。定着部80を通過したシートSは、排出ローラ対81を構成する排出ローラ81a及び排出コロ81bによって、装置本体1Aの上面に設けられた排出トレイ82に排出される。
手差し給送部10からシートを給送する場合には、ユーザは、開閉ドア2の下方かつシート収納部31の上方に設けられ、シート搬送路Raを構成する搬送ガイド部材33(搬送ガイド)にシートSaをセットする。搬送ガイド部材33にセットされたシートSaは、第1搬送ローラ対18及び第2搬送ローラ対19によって搬送ローラ91及び分離ローラ90に向けて搬送される。なお、搬送ローラ91及び分離ローラ90に搬送されたシートSaは、上述したシートSと同様に搬送され、排出トレイ82に排出される。
また、第1搬送ローラ対18は、ギヤ列57a(図2参照)を介して駆動源57によって駆動される第1駆動ローラ62(駆動ローラ)と、第1駆動ローラに当接して連れ回る第1従動ローラ64(従動ローラ)と、から構成される。第2搬送ローラ対19は、ギヤ列57b(図2参照)を介して駆動源57によって駆動される第2駆動ローラ63と、第2駆動ローラに当接して連れ回る第2従動ローラ65と、から構成される。
次いで、シート給送部30について、より詳しく説明する。なお、以下では、図1〜図12に記載されたx方向、y方向及びz方向を用いて説明する。これらx方向、y方向及びz方向は、それぞれ互いに直交する方向であり、x,y方向は水平方向、z方向は鉛直方向である。シート給送部30は、図2及び図3に示すように、装置本体1Aに固定される一対の支持板42,43を有しており、これら支持板42,43には、それぞれガイド面51a,51bが形成されている。ガイド面51a,51bは、装置本体1Aの手前側から−x方向に延び、シート収納部31に形成されたスライド部32a,32bを案内する。
また、支持板42には、第1傾斜面44a及び第2傾斜面44bを有するガイド溝44が形成されており、支持板43にも同様に、第1傾斜面45a及び第2傾斜面45bを有するガイド溝45が形成されている。支持板42と支持板43との間にはラッチユニット58と、第1駆動ローラ62,62が固定される第1駆動軸62aと、第2駆動ローラ63,63が固定される第2駆動軸63aと、が設けられている。
ラッチユニット58は、支持板42,43に回転可能に支持されるラッチ軸56と、ラッチ軸56の両端部の近傍にそれぞれ固定されるラッチ部材52,53と、支持板42,43にそれぞれ回動可能に支持されるリンク部材70,71と、を有している。リンク部材70,71には、それぞれ長孔70a,71aが形成されている。また、ラッチユニット58は、支持板43に支持されるレバー部材46と、支持板42のバネ固定部41aとラッチ部材52との間に縮設されるバネ48aと、支持板43のバネ固定部41bとラッチ部材53との間に縮設されるバネ48bと、を有している。
なお、ラッチ部材53は、図4(a)に示すように、支持板42に形成された長孔49に突出する突起部27を有しており、突起部27が長孔49内を移動可能な範囲で、ラッチ軸56の回動範囲が制限されている。そして、バネ48a,48bによって付勢されることで、ラッチ部材52,53は、図4(a)に示す位置に位置決めされている。
搬送ガイド部材33は、第1従動ローラ64,64を回転可能に支持する回転軸28と、第2従動ローラ65,65を回転可能に支持する回転軸17と、ねじりコイルバネ66,67と、板部材40,47と、をそれぞれ支持している。なお、第1従動ローラ64,64、回転軸28、ねじりコイルバネ66及び板部材40は、第1従動ローラユニット640を構成し、第2従動ローラ65,65、回転軸17、ねじりコイルバネ67及び板部材47は、第2従動ローラユニット650を構成する。
搬送ガイド部材33の両側面からは、図3に示すように、それぞれラッチ部材52,53に支持される前突起部34,36と、リンク部材70,71の長孔70a,71aに貫通する後突起部35,37と、が突出している。
次に、シート搬送路Raにシートがジャムした際に、搬送ガイド部材33を下方に移動させてシート搬送路Raを開放する作用について図4及び図5を用いて説明する。まず、図4(b)に示すように、装置本体1Aからシート収納部31を取り外して、搬送ガイド部材33の下方にスペースCを形成する。なお、搬送ガイド部材33が、図4(a)(b)に示す給送位置(第1の位置)に位置する場合には、搬送ガイド部材33の前突起部34,36は、それぞれラッチ部材52,53の支持部52a,53aに支持されている。また、搬送ガイド部材33の後突起部35,37は、それぞれリンク部材70,71の長孔70a,70bに貫通すると共に、第2傾斜面44b、45bの上部に形成された支持面39a,39bに支持されている。
この状態からユーザがレバー部材46を矢印B方向に移動させると、図5(a)(b)に示すように、レバー部材46によりラッチ部材53の突起部27が押圧されて、バネ48a,48bの付勢力に抗してラッチ軸56が反時計回りに回転する。これにより、搬送ガイド部材33の前突起部34,36は、ラッチ部材52,53の支持部52a,53aから落下し、第1傾斜面44a,45aに沿って下方に移動する。これと同時に、搬送ガイド部材33の後突起部35,37は、長孔70a,70bの中を移動して支持面39a,39bから落下し、第2傾斜面44b,45bに沿って下方に移動する。このようにして、搬送ガイド部材33は、給送位置から、給送位置から離れてシート搬送路Raを開放する開放位置(第2の位置)へと移動し、図5(b)に示すジャム処理スペースGが形成される。なお、この状態で、搬送ガイド部材33に支持される第1従動ローラ64,64及び第2従動ローラ65,65は、それぞれねじりコイルバネ66,67によって付勢されて保持されている。
また、搬送ガイド部材33を開放位置から給送位置に戻す際には、上述した作用と逆の動作を行い、レバー部材46をA方向に移動させることで、ラッチユニット58によって搬送ガイド部材33が給送位置で保持される。
次に、搬送ガイド部材33への第1従動ローラユニット640及び第2従動ローラユニット650の取付けについて詳しく説明する。なお、第1従動ローラユニット640と第2従動ローラユニット650は、同一の構成を有しているため、本実施の形態では、第1従動ローラユニット640を中心に説明し、第2従動ローラユニット650についての説明は適宜省略する。
第1従動ローラユニット640は、上述したように、第1従動ローラ64,64、回転軸28、ねじりコイルバネ66及び板部材40を有している。ねじりコイルバネ66は、図6(c)に示すように、一端部66fと他端部66gとの間に設けられるコイル部66cと、コイル部66cと一端部66fとの間に設けられる固定部66b(支持部)、曲げ部66e及び線バネ部66d(規制部)と、を有している。また、ねじりコイルバネ66は、コイル部66cと他端部66gとの間に設けられる作動部66a(押圧部)を有している。
搬送ガイド部材33は、図6(a)(b)に示すように、ねじりコイルバネ66のコイル部66cが支持される支持部54と、ねじりコイルバネ66の曲げ部66eと一端部66fとの間の部分が通過する孔55cと、を有している。また、搬送ガイド部材33は、固定部66bが固定される固定面55と、固定面55から下方に突出するリブ55aと、を有している。更に、搬送ガイド部材33は、図7(b)及び図9(a)(b)に示すように、回転軸28のx,y方向への移動を規制すると共に、回転軸28をz方向に案内するガイド溝29(ガイド部)を有している。ガイド溝29は、(+)z方向(上方向)にはガイド溝上部29bによって閉鎖されており、−z方向には開口部29aが形成されて開放されている。
更に、搬送ガイド部材33には、図6(a)に示すように、固定面55に当接するようにy方向に延びる板部材40が取付けられる取付け部60a,60aが設けられている。また、搬送ガイド部材33には、第2従動ローラユニット650の板部材47が取付けられる取付け部60b、60bが設けられている。
次に、開放位置に位置する搬送ガイド部材33へのねじりコイルバネ66の取付方法について説明する。なお、第2従動ローラユニット650のねじりコイルバネ67の取付方法については、ねじりコイルバネ66と同様であるため省略する。まず、図6(a)〜図8(b)に示すように、ねじりコイルバネ66のコイル部66cを支持部54に回転可能に取付ける。そして、作動部66aを、回転軸28を押圧するように配置する。この時、作動部66aは、作動部66aの付勢力によって、回転軸28を介して、ガイド溝上部29bに保持される(図10(a)参照)。次に、曲げ部66eを孔55cに貫通させ、リブ55aを乗り越えるようにして、固定部66bを固定面55に設置する。この時、固定部66bは、固定部66bの付勢力によって固定部66bに保持されるため、x、z方向への移動が規制される。また、固定部66bは、リブ55a及び孔55cの端面55b(図6(b)参照)との間に挟まれて、回転軸28の軸方向、すなわちy方向への移動が規制される。
このようにねじりコイルバネ66を搬送ガイド部材33に組み付けることによって、組み付け性を向上することができると共に、ねじりコイルバネ66が搬送ガイド部材33から脱落することを防止することができる。更に、図10(b)に示すように、固定面55の、ねじりコイルバネ66の固定部66bが固定される面とは反対側の面には、板部材40が当接しており、固定部66bから固定面55に作用する付勢力を板部材40が受けることができる。このため、固定面55の下方(−z方向)への変形を抑制して、第1搬送ローラ対18のニップ圧の減少を抑制することができる。
図9(a)(b)に示すように、搬送ガイド部材33が給送位置に位置する際には、搬送ガイド部材33に支持された第1従動ローラ64は、第1駆動ローラ62に所定の圧力で当接する。これにより、シート搬送路Ra上にセットされたシートSaを第1搬送ローラ対18及び第2搬送ローラ対19によって搬送可能になる。この際、回転軸28は、開口部29aとガイド溝上部29bとの間に位置し、作動部66aによって第1駆動ローラ62に向けて付勢されている。ここで、ねじりコイルバネ66の作動部66aと固定部66bは、コイル部66cの軸方向(y方向)から視て、コイル部66cに対して同じ側(x方向側)に配置されており、作動部66aと固定部66bにおける力がz方向で相殺するように構成されている。これにより、コイル部66cで発生するz方向の力を減少させて、コイル部66cが支持される支持部54の変形量を抑制し、第1搬送ローラ対18のニップ圧の減少を抑えることができる。
次に、ねじりコイルバネ66によって第1従動ローラ64の移動が規制される仕組みについて説明する。搬送ガイド部材33が例えば開放位置に位置する際には、図10に示すように、第1従動ローラ64に外力が加わっていない状態で、第1従動ローラ64はガイド部材33から上方(z方向)に突出している。そして、第1従動ローラ64が支持される回転軸28に外力が加えられると、図11(a)(b)に示すように、回転軸28がガイド溝29に沿って下方(−z方向)に移動する。この時、回転軸28は、図9に示すように搬送ガイド部材33が給送位置に位置する状態よりも下方に位置する。
ここで、図11(b)に示すように、ねじりコイルバネ66の線バネ部66dは、ガイド溝29の開口部29aを塞ぐ位置に位置している。すなわち、線バネ部66dの開口部29aに対応する部分である規制部100は、回転軸28が搬送ガイド部材33から離れる方向に移動することを規制する。これにより、例えばユーザによって第1従動ローラ64に直接外力が加えられたり、ジャム処理時に搬送ガイド部材33が給送位置から開放位置に粗雑に移動させられたりしても、回転軸28がガイド溝29から脱落することを防止することができる。また、規制部100は、コイル部66cと固定部66bとの間に設けられているため、より確実に回転軸28がガイド溝29から脱落することを防止することができる。
次に、ねじりコイルバネ66の曲げ部66eについて説明する。図12に示すように、シート収納部31が装置本体1Aから着脱される際、シート収納部31の上面は、搬送ガイド部材33の直下を移動する。ここで、図9(b)に示すようにねじりコイルバネ66の固定部66bと線バネ部66dとの間には、鉛直方向(z方向)に曲げられた曲げ部66eが設けられている。これにより、固定部66b、固定面55及び板部材40を線バネ部66dよりもz方向にずらして設置する事が可能となる。そして、搬送ガイド部材33の下面とシート収納部31の上面との間に、固定部66b、固定面55及び板部材40が突出する事なく、隙間Hを確保し、プリンタ1を小型化する事が可能となる。
なお、本実施の形態では、板部材40が、固定面55の下面に接するように設けられることで、固定部66bにより加わる−z方向への力による固定面55の変形量を抑える構成を用いたが、これに限定されない。すなわち、板部材40を備えない搬送ガイド部材33の構成や、搬送ガイド部材33に固定面55を設けず、ねじりコイルバネ66の固定部66bと板部材40が接するように設置し、板部材40に直接力を伝達する構成であっても本発明は適用可能である。
また、本実施の形態では、固定部66bと線バネ部66dとの間に曲げ部66eを設けたが、曲げ部66eを備えない構成であってもよい。
さらに、本実施の形態では、ねじりコイルバネ66のコイル部66cの形状に円形状を用いたが、正方形、長方形、あるいはその他の形状のものであっても良い。また、ねじりコイルバネ66の巻き数は何回転でも良く、半回転程度であっても本発明は適用可能である。
また、本実施の形態では第1従動ローラ64,64が回転軸28に回転可能に支持される構成を用いたが、第1従動ローラ64,64と回転軸28を一体に構成してもよい。
また、本実施の形態では、第1従動ローラユニット640と第2従動ローラユニット650が同一の構成であるため第2従動ローラユニット650の説明を省略したが、第2従動ローラユニット650においても上述した効果が奏されることはもちろんである。また、本実施の形態では、このように従動ローラユニットを2つ設けたが、1つでも3つ以上設けてもよい。
12:画像形成手段(画像形成部)、28:回転軸、29:ガイド部(ガイド溝)、30:シート搬送装置(シート給送部)、31c:積載部材(中板)、31:積載手段(シート収納部)、33:搬送ガイド(搬送ガイド部材)、40:板部材、57:駆動源、62:駆動ローラ(第1駆動ローラ)、64:従動ローラ(第1従動ローラ)、66:ねじりコイルバネ、66a:押圧部(作動部)、66b:支持部(固定部)66c:コイル部、66d:線バネ部、66e:曲げ部、66f:一端部、66g:他端部、100:規制部、S,Sa:シート

Claims (11)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に対して移動可能であって、シートを案内する搬送ガイドと、
    前記装置本体に設けられ、駆動源によって駆動される駆動ローラと、
    前記搬送ガイドに支持される回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、前記駆動ローラに当接して連れ回る従動ローラと、
    前記搬送ガイドに設けられ、前記従動ローラが前記駆動ローラに向けて付勢されるように前記回転軸を押圧するねじりコイルバネと、を備え、
    前記ねじりコイルバネは、一端部と他端部との間に設けられるコイル部と、前記コイル部と前記一端部との間に設けられ、前記搬送ガイドに支持される支持部と、前記コイル部と前記他端部との間に設けられ、前記従動ローラが前記駆動ローラに向けて付勢されるように前記回転軸を押圧する押圧部と、前記コイル部と前記一端部との間に設けられ、前記回転軸が前記搬送ガイドから外れないように前記回転軸の移動を規制する規制部と、を有するねじりコイルバネと、を備える、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記コイル部の軸方向から視て、前記支持部及び前記押圧部は、前記コイル部に対して、同じ側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記規制部は、前記コイル部と前記支持部との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記ねじりコイルバネは、前記コイル部と前記一端部との間で鉛直方向に曲げられた曲げ部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記曲げ部は、前記規制部と前記支持部との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記装置本体に対して引出し及び挿入可能に設けられ、シートが積載される積載部材を有する積載手段と、を備え、
    前記搬送ガイドは、前記積載手段の上方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記搬送ガイドは、シートの搬送路を構成する第1の位置と、前記第1の位置から離れた第2の位置と、に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記搬送ガイドは、前記回転軸を案内するガイド部を有し、
    前記規制部は、前記回転軸が前記ガイド部から脱落することを規制する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記搬送ガイドの、前記支持部が支持される面とは反対側の面に当接する板部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記支持部は、前記搬送ガイドに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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