JP6450439B1 - エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】入場管理システムからの画像に基づき、エレベータを制御する。
【解決手段】エレベータ制御装置は、建物または建物内の部屋への来訪者を映した第1画像を用いて来訪者の立入りを管理する管理システム、を備えた建物に設置されたエレベータを制御する。エレベータ制御装置は、取得部と、画像解析部114と、演算部115と、制御部116と、を備える。取得部は、外部装置から第1画像を取得する。画像解析部114は第1画像を解析することにより、第1画像内の人数を算出する。演算部115は、エレベータの状況に係る状況データに基づき、乗りかごの乗車可能残数を算出する。制御部116は乗車可能残数と第1画像内の人数とに基づき、エレベータに係る制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
集合住宅など、エレベータを備えた建物では、建物への入場を管理する入場管理システムが設けられていることが多い。当該入場管理システムでは、居住者などの承認者が、来訪者を確認した上で、建物入口のドアを開錠している。この際、入場した来訪者がスムーズにエレベータを利用できるようにするため、入場管理システムと連携して、エレベータの乗りかごをエントランスフロアに待機させるエレベータ制御システムが知られている。
しかし、来訪者を乗せるために乗りかごを待機させても、実際には事がうまく運ばないことも多い。例えば、来訪者以外の利用者が乗車してしまい、来訪者が到着したときには既に満員で乗車できない場合もある。このように、制御したがために、逆に、エレベータの利用者の不満を高める結果となる恐れがある。
特開2007−186300号公報
本発明の一実施形態は、入場管理システムからの画像に基づき、エレベータを制御する。
本発明の一態様としてのエレベータ制御装置は、建物または前記建物内の部屋への来訪者を映した第1画像を用いて前記来訪者の立入りを管理する管理システム、を備えた前記建物、に設置されたエレベータを制御する。前記エレベータ制御装置は、取得部と、画像解析部と、演算部と、制御部と、を備える。前記取得部は、外部装置から前記第1画像を取得する。前記画像解析部は、前記第1画像を解析することにより、前記第1画像内の人数を算出する。前記演算部は、前記エレベータの状況に係る状況データに基づき、乗りかごの乗車可能残数を算出する。前記制御部は、前記乗車可能残数と、前記第1画像内の人数と、に基づき、前記エレベータに係る制御を行う。
本発明の一実施形態に係るエレベータ制御装置を含むエレベータシステムの一例を示す図。 管理システムによる管理を説明する図。 来訪者がエレベータの乗りかごに乗車する場面の一例を示す図。 来訪者検知時に行われる制御処理のフローチャート。 来訪者検知後に行われる制御処理のフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(本発明の一実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ制御装置を含むエレベータシステムの一例を示す図である。図1の例では、エレベータシステム1と、管理システム2と、が示されている。本実施形態のエレベータシステム1は、エレベータ制御装置11と、状況データ提供機器12と、被制御機器13と、が含まれる。エレベータ制御装置11は、記憶部111と、来訪者データ取得部112と、状況データ取得部113と、画像解析部(画像内人数算出部)114と、演算部115と、制御部116と、を備える。
本実施形態のエレベータシステム1は、管理システム2を備えた建物に設置されたエレベータを制御するためのシステムである。具体的には、建物または当該建物内の部屋への来訪者が、当該建物に設置されたエレベータの乗りかごにスムーズに乗車できるように、当該エレベータを制御する。そのため、エレベータシステム1と管理システム2が連携する。
管理システム2は、当該来訪者を映した画像を用いて、当該来訪者の立入りを管理することを想定する。図2は、管理システムによる管理を説明する図である。図2には、来訪者3(3Aと3B)と、エントランスホール41と、エントランスホール41に入るための入口ドア42と、が示されている。また、管理システム2の構成要素である、インターホンカメラ21と、監視カメラ22と、が示されている。図2の例の管理システム2では、インターホンカメラ21を介して、来訪者3が居住者などの建物内部の人を呼び出し、呼び出された人がインターホンカメラ21の画像により来訪者3を確認して施錠されている入口ドア42を開放するということが行われる。また、管理システム2は、インターホンカメラ21の画像、または、来訪者3が入口ドア42を通過した際の監視カメラ22の画像を記録していることを想定する。エレベータシステム1は、管理システム2から少なくとも当該画像の提供を受けることを想定する。
なお、例えば、ホテルなどにおいて、割り当てられた宿泊室が存在しないフロアには宿泊客の立ち入りを禁止している場合も多々ある。このように、建物への立ち入りは許可されているが、立ち入り禁止のフロアにある部屋を訪れる者も、本実施形態における「来訪者」に含まれる。
エレベータの制御の想定場面を説明する。図3は、来訪者がエレベータの乗りかごに乗車する場面の一例を示す図である。図3では、エレベータホール43と、エレベータホール43に待機している乗りかご13Aと、乗りかご13Aに入るための開放中の乗車ドア13Bと、3個のスマートカメラ12Aから12Cと、が示されている。乗りかご13Aおよび乗車ドア13Bは、被制御機器13の一種である。スマートカメラは、状況データ提供機器12の一種である。また、上述の来訪者3と、来訪者3以外のエレベータの利用者5(5Aから5C)と、が示されている。
エレベータの乗りかご13Aは、来訪者3を乗せるために、乗車階にて来訪者を待つように制御されることを想定する。しかし、来訪者3以外の利用者が乗りかご13Aに乗ることもあり得る。図3の例では、来訪者3が乗車ドア13Bの付近に近づいてきてはいるが、既に乗りかご13Aには利用者5Aから5Cの3人が乗車しており、乗車可能残数、つまり乗りかごの残りの乗車可能人数は1人であるとする。このような場合に、来訪者3の到着予想時刻まで乗りかご13Aが待機しても、結局、来訪者全員が乗車できない事態となる。
ゆえに、本実施形態のエレベータ制御装置11は、管理システム2から取得した画像から割り出した来訪者数と、乗りかごの乗車可能残数と、に基づき、当該エレベータを制御する。詳細は構成要素とともに後述する。
なお、本実施形態での管理システム2は、少なくとも来訪者の画像を送信することができればよく、管理システム2は公知のものでよい。ゆえに、詳細な説明は省略する。
なお、本説明において、「画像」という用語は、静止画および動画の両方を包括する概念であり、特に問題がなければ、静止画または動画に置き換えられて読まれてもよい。
状況データ提供機器12は、状況データを提供する機器である。状況データは、エレベータの状況を示すデータであり、乗りかごの残りの乗車可能人数を算出するために用いられる。なお、エレベータの状況とは、乗りかごなど、エレベータを構成する要素の状況でもよい。また、乗車ドアの付近など、エレベータに関係する場所の状況でもよい。
本実施形態では、乗りかごの荷重に関するデータ(荷重データ)が状況データに含まれることを想定する。ゆえに、状況データ提供機器12には、エレベータの乗りかごの荷重を計測する荷重計測器が含まれる。
また、前述のスマートカメラによる画像(第2画像)も、状況データに含まれるとする。また、スマートカメラは、図3の例のように、複数台あってもよく、エレベータの開閉ドアの付近、乗りかご内など、所望の画像が撮れる位置に取り付けられていることを想定する。
被制御機器13は、エレベータ制御装置11に制御される機器である。例えば、乗車ドアの開放時間を調整する場合では、エレベータ制御装置11により乗車ドア自体または乗車ドアの制御装置が制御されるため、これらが被制御機器13に該当する。被制御機器13は、エレベータ制御装置11による制御に基づく動作を実行することができればよく、公知の機器と同様でよい。そのため、当該機器の詳細な説明は省略する。
その他のエレベータの構成要素は、公知のエレベータと同様でよい。そのため、その他の構成要素の説明は省略する。
次に、エレベータ制御装置11の内部構成について説明する。記憶部111は、エレベータ制御装置11の各構成要素の処理に用いられるデータなどを記憶する。例えば、演算部115が乗車人数を推測するために用いる、1人あたりの基準荷重値などの荷重データが記憶されることが考えられる。また、制御部116がエレベータを制御する際に用いられる、乗車ドアの標準開放時間など、エレベータの設定に係る設定データが記憶されることが考えられる。なお、記憶部111により記憶される情報は特に限られるものではない。各構成要素の処理結果が、随時、記憶部111に記憶され、各構成要素は記憶部111を参照して処理結果を取得してもよい。
来訪者データ取得部112は、管理システム2から送られてくる来訪者に関する来訪者データを取得する。来訪者データには、少なくとも、来訪者の画像(第1画像)が含まれる。具体的には、建物または部屋への来訪者の立ち入りが許可された時点で、許可された来訪者の画像が、管理システム2から送られることを想定する。なお、当該画像は、管理システム2直接ではなく、管理システム2から指示を受けた他のシステムから取得してもよい。
なお、許可されなかった来訪者の画像は送られてこないことを想定する。また、エレベータを利用しないと考えられる来訪者、例えば、エントランス階にある部屋に用事がある来訪者の画像も送られてこなくてもよい。これにより、エレベータシステム1が、来訪者のエレベータの利用の有無を判断しなくてすむ。
なお、来訪者の行先の部屋番号なども来訪者データに含まれていてもよい。例えば、管理システム2の仕様が、来訪者が部屋番号を入力して居住者を呼び出すというものであれば、管理システム2は来訪者の行先の部屋番号を把握できる。このような場合に、エレベータ制御装置11は、来訪者の行先の部屋番号を活用してもよい。
状況データ取得部113は、状況データ提供機器12から送られる状況データを取得する。例えば、荷重計測器から、乗りかごの現在の荷重値を取得する。また、スマートカメラから送られる画像も取得する。取得のタイミングは、取得するデータの種類によって異なっていてもよい。例えば、現在の荷重値は、定期的に取得してもよいし、現在の荷重値が用いられる直前に取得してもよい。スマートカメラの画像は、状況の変化を認識するために用いられるため、撮影後に即時、または、許容可能な程度に短い間隔にて、取得されることを想定する。なお、状況データ取得部113が状況データ提供機器12に要求してもよいし、状況データ提供機器12が主体的に送信してもよい。
なお、本実施形態では、エレベータ制御装置11の外部の状況データ提供機器12から状況データを取得することを想定しているが、エレベータ制御装置11が計測等を行うことにより、状況データを生成してもよい。つまり、エレベータ制御装置11は、状況データ取得部113の代わりに、または、状況データ取得部113とともに、状況データ生成部を備えていてもよい。
画像解析部(画像内人数算出部)114は、来訪者データ取得部112により取得された来訪者の画像を解析することにより、当該画像内人数、つまり当該画像に映し出されている人の数を算出する。これにより、来訪者数が判明する。
また、画像解析部114は、状況データ取得部113により取得されたスマートカメラの画像を解析することにより、当該画像内の人の有無、人数の変化、人の移動などを検出する。例えば、動画または連続写真を解析することにより、画像内の人が乗車ドアに近寄っているのか、それとも遠ざかっているのかを判断してもよい。
なお、画像解析部114による画像解析方法は、公知の手法を用いればよい。また、画像解析に必要なデータは、予め記憶部111に記憶されていればよい。
また、画像解析部114は、画像内の人がどのような人物かを解析してもよい。例えば、来訪者の年齢を推定し、来訪者を子供、青年、老人などに分類してもよい。また、松葉杖、車いすなどが映っていた場合は、来訪者を「移動に時間を要する人」に分類してもよい。
演算部115は、状況データに基づき、乗りかごの乗車可能残数を算出する。例えば、記憶部111に記憶されている乗りかごの荷重の限界値から、状況データ取得部113から送られた乗りかごの現在の荷重値を減算した結果を、記憶部111に記憶されている1人あたりの基準荷重値にて除算することにより、乗車可能残数が算出されてもよい。なお、スマートカメラからの画像から把握された乗りかご内の空きスペースに基づき、乗車可能残数が算出されてもよい。また、複数の種類の状況データから、総合的に乗車可能残数が算出されてもよい。例えば、荷重の観点からは乗車可能残数は2人であるが、空きスペースが足りないとして、乗車可能残数を減らしてもよい。
なお、1人あたりの基準荷重値は、予め定められていてもよいし、エレベータの運用時の計測結果に基づき、決定および更新されてもよい。例えば、乗りかごの現在の荷重値が変動したときに、その変動量と、乗りかご内の人数の変動量と、に基づき、乗車した1人あたりの基準荷重値を算出する。そして、算出された荷重に基づき、記憶部111に記憶されている1人あたりの基準荷重値を更新するといったことが考えられる。乗りかご内の人数の変動は、スマートカメラの画像より判断すればよい。
また、1人あたりの基準荷重値を複数定めておき、使い分けてもよい。例えば、子供、青年、老人などの分類に応じて、用いる1人あたりの基準荷重値を使い分けてもよい。また、乗降階および乗降したときの荷重の変動を記録しておき、乗降階ごとに、1人あたりの基準荷重値を使い分けてもよい。また、来訪者データとして、管理システム2から来訪者の行先地、例えば部屋番号を取得した場合は、行先地ごとに、1人あたりの基準荷重値を使い分けてもよい。
制御部116は、演算部115が算出した乗車可能残数と、画像解析部114か算出した来訪者の画像内人数と、に基づき、来訪者が乗りかごに乗車可能か判断する。乗車可能残数が画像内人数を上回るときは、乗車可能と判断してよい。そして、制御部116は、当該判断に基づき、制御を実施する。
例えば、乗車可能と判断された場合は、制御部116は、標準の開放時間(第1開放時間)よりも長い時間(第2開放時間)が経過するまで、乗車ドアを開放された状態に保つように制御することが考えられる。このような制御により、来訪者が乗りかご付近に来たときに、乗車ドアが開いた状態である可能性を高める。
制御の内容、例えば、上記の開放時間の長さは、予め定めておいてもよい。また、制御部116が、来訪者数、乗車可能残数などを考慮して、制御の内容を調整してもよい。例えば、乗車ドアを開放する時間を、来訪者数に比例するようにしてもよい。また、画像解析部114による、来訪者の分類に応じて、開放時間を変動させてもよい。
また、例えば、開放時間を延長した後に、改めて乗車不可能と判断されたときは、延長した開放時間の短縮または終了するように制御してもよい。つまり、標準の開放時間よりも長い時間が経過する前に、乗車ドアを閉めるように制御してもよい。短縮する時間長も、来訪者数に応じて調整されてもよい。
また、管理システム2から来訪者の行先階の連絡を受けていた場合に、来訪者が乗車可能と判断されたときは、当該行先階の停止を許可し、来訪者が乗車不可能と判断されたときは、当該行先階の停止を禁止するように制御してもよい。
なお、制御される被制御機器13は、制御内容と被制御機器13との対応を示すリストなどに基づき、選択することができる。当該対応表は、予め作成されて、記憶部111などに記憶されていればよい。
なお、上述のエレベータ制御装置11内の各構成要素は、複数に分けられていてもよい。例えば、状況データ取得部113が、取得するデータごとに別々に分けられていてもよい。また、制御部は、制御内容を決定する制御決定部と、制御内容に応じた被制御機器13に制御指令を伝送する伝送部と、に分かれていてもよい。
なお、ここでは、1台のエレベータ制御装置11に上述の構成要素が含まれていることを想定したが、各構成要素が、別々の装置に含まれていてもよい。つまり、エレベータ制御装置11が複数の装置で構成されたシステムであってもよい。例えば、画像解析部114などを含む画像処理装置は、エレベータ制御装置11とは独立した外部の装置であってもよい。
また、記憶部111が、エレベータ制御装置11とは別の外部ストレージに含まれていてもよい。あるいは、記憶部111が、エレベータ制御装置11とネットワークを介して接続された外部サーバ上にあってもよい。例えば、荷重データを外部サーバに置くことにより、建物が震災に遭っても、荷重データを保護することができる。また、例えば、来訪者データをクラウドサービスに送り、クラウドサービスから1人あたりの荷重値などを取得してもよい。
次に、本実施形態の処理の流れについて説明する。図4は、来訪者検知時に行われる制御処理のフローチャートである。
来訪者の画像が管理システム2から送られて、来訪者データ取得部112が来訪者の画像を取得する(S101)。これによりエレベータ制御装置11が来訪者の到来を検知する。そして、画像解析部114は来訪者の画像を解析し、当該画像内の人数、つまり来訪者数を算出する(S102)。一方、状況データ取得部113は、荷重計測器から、乗りかごの現在の荷重値を取得する(S103)。演算部115は、乗りかごの現在の荷重値、乗りかごの荷重の限界値、および1人あたりの基準荷重値を用いて、現在の乗車可能残数を算出する(S104)。
制御部116は、画像解析部114からの来訪者数と、状況データ取得部113からの乗車可能残数と、に基づき、来訪者が乗車可能か判断する(S105)。乗車不可能と判断された場合(S106のNO)は、ここでは特に指示することがないとして、制御は行われずに、フローは終了する。乗車可能と判断された場合(S106のYES)は、制御部116が乗車可能の場合の制御を行う(S107)。例えば、乗車ドアの開放時間を来訪者数に応じた時間長だけ延ばすという制御を、被制御機器13に対して行う。
なお、ここで説明されるフローチャートは一例であり、正しい処理結果が得られるならば、図4の例に限られるものではない。例えば、処理の順番などを変更してもよい。例えば、上記のフローでは、乗りかごの現在の荷重値の取得(S103の処理)は、来訪者の画像の取得(S101の処理)の後に行われている。しかし、乗りかごの現在の荷重値の取得が常時行われる場合、直近の現在の荷重値を用いればよいため、S103の処理は、S101の処理の前に行われる。また、来訪者が乗車不可能と判断された場合(S106のNO)も、乗車不可能の場合に実施する制御があるときは、S107の処理が行われる。また、以降に示されるフローチャートも同様である。
図5は、来訪者検知後に行われる制御処理のフローチャートである。本フローは、来訪者検知による制御が行われた後、かつ来訪者がまだ乗りかごに到着していない間に、乗りかご内の人数など、状況が変化したときに行われることを想定する。
画像解析部114が、スマートカメラの画像から状況の変化を検出する(S201)。状況の変化とは、例えば、乗りかご内の人数の増加、乗車ドアに利用者が近づいていること、乗車ドアから離れていくことなどが考えられる。なお、状況の変化によっては、制御を変更しないとして、以降の処理が省略されてもよい。
画像解析部114による検出を受けて、状況データ取得部113が乗りかごの現在の荷重値を取得する(S202)。そして、演算部115が、現在の荷重値などから、現在の乗車可能残数を新たに算出する(S203)。
制御部116は、以前に取得した来訪者数と、今回新たに取得した乗車可能残数と、に基づき、来訪者が乗車可能か判断する(S204)。そして、制御部116は、当該判断、検出された状況の変化などに応じた制御を実行する(S205)。
例えば、いまだ乗車可能ではあるが、所定時間以内に、スマートカメラに人物が検出されなかった、または、スマートカメラに検出された人が乗車ドアから離れていってしまった場合、乗車ドアを開放し続けても、無駄に終わる可能性が高い。そのため、このような場合、以前に延長された乗車ドアの開放時間が終わる前に、乗車ドアを閉めるように制御する。例えば、以前に開放時間を5分と設定していた場合、今度は、5分未満の時間を設定する。
また、演算部115は、乗りかごの現在の荷重値および以前の荷重から、乗りかごの荷重の増加量を算出する(S208)。制御部116は、画像解析部114からの乗りかご内の増加人数と、演算部115からの荷重の増加量と、を用いて、1人あたりの基準荷重値を更新する(S209)。そして、記憶部111が1人あたりの荷重値を記憶する(S210)。これにより、1人あたりの荷重値が、エレベータの利用状況に応じたものとなる。
以上のように、本実施形態によれば、来訪者の入場を管理する管理システムからの画像に基づき、来訪者のためにエレベータを制御する。また、来訪者の乗りかごに到着する前に、他の利用者が乗りかごに乗車した場合などにおいて、状況に応じた制御を行う。これにより、来訪者および他の利用者の利便性を向上することができる。また、管理システムの画像を流用するため、エレベータシステム側で来訪者を管理する必要がない。
なお、本実施形態のエレベータ制御装置11の構成要素の一部または全部は、プロセッサ、メモリなどを実装しているIC(Integrated Circuit:集積回路)などの専用の電子回路(すなわちハードウェア)により実現されてもよい。あるいは、構成要素がソフトウェア(プログラム)を用いて実現されてもよい。ソフトウェア(プログラム)を用いる場合は、上記に説明した実施形態は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用い、コンピュータ装置に搭載された中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等のプロセッサにプログラムを実行させることにより、実現することが可能である。
上記に、本発明の一実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:エレベータシステム、11:エレベータ制御装置、111:記憶部、112:来訪者データ取得部、113:状況データ取得部、114:画像解析部(画像内人数算出部)、115:演算部、116:制御部、12(12Aから12C):状況データ提供機器、13(13Aと13B):被制御機器、2:管理システム、21:インターホンカメラ、22:監視カメラ、3(3Aと3B):来訪者、41:エントランスホール、42:入口ドア、43:エレベータホール、5(5Aから5C):利用者

Claims (9)

  1. 建物または前記建物内の部屋への来訪者を映した第1画像を用いて前記来訪者の立入りを管理する管理システム、を備えた前記建物、に設置されたエレベータを制御するエレベータ制御装置であって、
    外部装置から前記第1画像を取得する取得部と、
    前記第1画像を解析することにより、前記第1画像内の人数を算出する画像解析部と、
    前記エレベータの状況に係る状況データに基づき、乗りかごの乗車可能残数を算出する演算部と、
    前記乗車可能残数と、前記第1画像内の人数と、に基づき、前記エレベータに係る制御を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記乗車可能残数が前記第1画像内の人数を上回ったときに、標準の第1開放時間よりも長い第2開放時間が経過するまで、乗車ドアを開放された状態に保つ
    エレベータ制御装置。
  2. 前記乗りかご内の人数の変化が検出されたときに、前記演算部が、前記乗車可能残数を新たに算出し、
    前記制御部が、新たに算出された乗車可能残数と、前記第1画像内の人数と、に基づき、前記エレベータに係る制御を行う
    請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記画像解析部は、前記乗りかごまたは前記乗りかご付近を映した第2画像を解析することにより、前記第2画像内の人物を検出し、
    前記制御部は、所定時間内に、前記第2画像内の人物が検出されなかったときに、前記第2開放時間が経過する前に、前記乗車ドアを閉めるように制御する
    請求項に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記画像解析部は、前記乗りかごまたは前記乗りかご付近を映した第2画像を解析することにより、前記乗りかごに近づく人物を検出し、
    前記制御部は、所定時間内に、前記乗車ドアに近づく人物が検出されなかったときに、前記第2開放時間が経過する前に、前記乗車ドアを閉めるように制御する
    請求項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記状況データには、前記乗りかごの現在の荷重値が含まれ、
    前記演算部が、前記現在の荷重値と、前記乗りかごの荷重の限界値と、1人あたりの基準荷重値と、を用いて、前記乗車可能残数を算出する
    請求項1ないしのいずれか一項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記演算部が、前記乗りかごに乗車している1人あたりの平均荷重を算出し、
    前記基準荷重値が、前記乗りかごに乗車している1人あたりの平均荷重に基づき、更新される
    請求項に記載のエレベータ制御装置。
  7. 前記取得部が、外部装置から、前記来訪者の行先地の情報を取得し、
    前記演算部は、
    前記来訪者の行先地と、前記来訪者の1人あたりの平均荷重と、に基づき、行先地ごとに前記基準荷重値を算出し、
    前記乗車可能残数を算出するときには、前記来訪者の行先地に対応する基準荷重値を用いる
    請求項に記載のエレベータ制御装置。
  8. 前記演算部により算出された前記平均荷重または前記基準荷重値が、通信ネットワークを介して、外部の記憶装置に記憶される
    請求項またはに記載のエレベータ制御装置。
  9. 建物または前記建物内の部屋への来訪者を映した第1画像を用いて前記来訪者の立入りを管理する管理システム、を備えた前記建物、に設置されたエレベータを制御するエレベータ制御方法であって、
    外部装置から前記第1画像を取得するステップと、
    前記第1画像を解析することにより、前記第1画像内の人数を算出するステップと、
    前記エレベータの状況に係る状況データに基づき、乗りかごの乗車可能残数を算出するステップと、
    前記乗車可能残数が前記第1画像内の人数を上回ったときに、標準の第1開放時間よりも長い第2開放時間が経過するまで、乗車ドアを開放された状態に保つステップと、
    を備えるエレベータ制御方法。
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