JP2015000807A - エレベータ制御システムおよびエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ制御システムおよびエレベータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータが無駄にエレベータ乗降場所に停止する回数を減らす。【解決手段】エレベータ乗降場所を撮像する乗降場所カメラ301と、乗降場所カメラ301により伝送された画像に基づき、エレベータ乗降場所でエレベータ400を待っている人の人数である待機人数を推定する画像処理装置100と、エレベータ400を制御するエレベータ制御装置200と、を有するエレベータ制御システムであって、エレベータ制御装置200は、画像処理装置100により待機人数がゼロ人と推定された場合、エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルする。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ制御システムおよびエレベータ制御方法に関する。
本発明の背景技術である、特開平8−91717号公報(特許文献1)には、「各階乗り場でのホール呼び登録から、エレベータがサービスするまでのホール呼び継続計測手段と、各乗り場での乗り客数に関する利用状況データを計測する乗り人数計測手段とを有し、2つの計測手段の出力データを用い利用者の平均待ち時間を算出する」と記載されている。
特開平8−91717号公報
従来の方法では、統計に基づいて推測された平均待ち人数と実際の待ち人数とが必ずしも一致せず、各エレベータ乗降場所でエレベータを待っている人の人数がゼロ人であることを正確に検知できなかった。そして、エレベータを呼び出すための入力をエレベータ呼出端末が受け付けた後に、乗車が断念され、エレベータ乗降場所に誰もいなくなった場合であっても、誰もいなくなったエレベータ乗降場所にエレベータが停止といった無駄が発生していた。
本発明の目的は、エレベータが無駄にエレベータ乗降場所に停止する回数を減らすことを可能にする技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態は、エレベータ乗降場所を撮像する乗降場所カメラと、前記乗降場所カメラにより伝送された画像に基づき、前記エレベータ乗降場所でエレベータを待っている人の人数である待機人数を推定する画像処理装置と、エレベータを制御するエレベータ制御装置と、を有するエレベータ制御システムであって、前記エレベータ制御装置は、前記画像処理装置により前記待機人数がゼロ人と推定された場合、前記エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする。
また、他の実施の形態では、エレベータ乗降場所を撮像する乗降場所カメラと、前記乗降場所カメラにより伝送された画像に基づき、前記エレベータ乗降場所でエレベータを待っている人の人数である待機人数を推定する画像処理装置と、エレベータを制御するエレベータ制御装置と、を有するエレベータ制御システムにおけるエレベータ制御方法であって、前記画像処理装置により、前記待機人数を推定する待機人数推定ステップを有する。また、前記待機人数推定ステップにて前記待機人数がゼロ人と推定される場合、前記エレベータ制御装置により、前記待機人数がゼロ人と推定された前記エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする制御ステップを有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の一実施の形態によれば、エレベータが無駄にエレベータ乗降場所に停止する回数を減らすことが可能になる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムの構成例の概要を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、画像処理装置の構成例の概要を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ制御装置の構成例の概要を示す図である。 本発明の実施の形態1における処理フローを示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ内を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図である。(a)は、エレベータ内カメラが撮像したエレベータ内の画像、(b)は、エレベータ内の画像から抽出されたHOG特徴量の例、(c)は、検出された人の頭部の例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ乗降場所を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ内を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図である。(a)は、エレベータ内カメラが撮像したエレベータ内の画像、(b)は、前景画像の例、(c)は、検出された人の頭部の例、(d)は、前景領域から人が存在すると考えられる領域が除外された例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
実施の形態1を、図1〜図6を用いて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムの構成例の概要を示す図である。
図1において、エレベータ制御システムは、画像処理装置100と、エレベータ制御装置200と、乗降場所カメラ301と、エレベータ呼出端末302と、エレベータ内カメラ401と、エレベータ操作端末402とを有する。
エレベータ呼出端末302は、各エレベータ乗降場所に設けられる。エレベータ呼出端末302は、エレベータ400を呼び出すための入力を受け付ける。エレベータ呼出端末302が受け付けた入力は、エレベータ制御装置200に送信される。そして、エレベータ制御装置200は、エレベータ呼出の入力を受け付けたエレベータ呼出端末302が設けられているエレベータ乗降場所に停止するようにエレベータ400を制御する。
エレベータ操作端末402は、エレベータ400内に設けられ、エレベータ400が停止するエレベータ乗降場所の入力を受け付ける。エレベータ操作端末402が受け付けた入力は、エレベータ制御装置200に送信される。そして、エレベータ制御装置200は、受信したエレベータ乗降場所に停止するようにエレベータ400を制御する。
乗降場所カメラ301は、各エレベータ乗降場所に設けられる。乗降場所カメラ301は、エレベータ乗降場所を撮像する。乗降場所カメラ301は、撮像した画像をLANや映像伝送ケーブルなどを介して、画像処理装置100に伝送する。
画像処理装置100は、各乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき、各エレベータ乗降場所でエレベータ400を待っている人の人数(以下、待機人数という)を推定する。そして、画像処理装置100は、推定した各待機人数を、エレベータ制御装置200に送信する。
エレベータ制御装置200は、待機人数がゼロ人と推定されたエレベータ登降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルする。なお、エレベータ操作端末402が受け付けた入力はキャンセルされない。
エレベータ内カメラ401は、エレベータ400内に設けられる。エレベータ内カメラ401は、エレベータ内を撮像する。エレベータ内カメラ401は、撮像した画像をLANや映像伝送ケーブルなどを介して、画像処理装置100に伝送する。画像処理装置100は、エレベータ内カメラ401から伝送された画像に基づき、エレベータ400内の人の人数(以下、乗車人数という)を推定する。そして、画像処理装置100は、乗車人数を、エレベータ制御装置200に送信する。
エレベータ制御装置200は、乗車人数と待機人数とを加算した合計人数を、エレベータ乗降場所ごとに算出する。そして、エレベータ制御装置200は、合計人数が所定数(この所定数は、例えば、エレベータ400に乗ることが可能な最大人数)以下か否かを判定する。エレベータ制御装置200が、合計人数が所定数以下ではないと判定する場合、エレベータ制御装置200は、合計人数が所定数以下ではないと判定されたエレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルする。このようにエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルすることでエレベータ400がエレベータ乗降場所を通過する場合、エレベータ制御装置200は、通過されるエレベータ乗降場所に設けられる図示しないエレベータ停止状況表示板(このエレベータ停止状況表示板は、エレベータ停止状況を表示する)に、エレベータ400が通過中であることを示す情報を表示する。
なお、乗降場所カメラ301を各エレベータ乗降場所に設けることに替えて、特定のエレベータ乗降場所(例えば、1階と3階のエレベータ乗降場所)のみに設置するようにしても良い。
また、面積が広いエレベータ乗降場所や、混雑することが予測される1階のエレベータ乗降場所には複数の乗降場所カメラ301を設けるようにしても良い。
<画像処理部の構成>
図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、画像処理装置100の構成例の概要を示す図である。
図2において、画像処理装置100は、乗車人数推定部110と、待機人数推定部120とを有する。
乗車人数推定部110は、エレベータ内カメラ401または乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき、乗車人数を推定し、推定した乗車人数をエレベータ制御装置200に送信する。
待機人数推定部120は、各乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき、待機人数を推定し、推定した待機人数をエレベータ制御装置200に送信する。
<エレベータ制御装置の構成>
図3は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ制御装置200の構成例の概要を示す図である。
図3において、エレベータ制御装置200は、エレベータ制御情報取得部210と、配車制御部220と、表示制御部230とを有する。
エレベータ制御情報取得部210は、エレベータ400の制御情報を取得する。このエレベータ制御情報は、エレベータ400から取得するエレベータが動作しているか停止しているかを示す情報と、エレベータ呼出端末402から取得するエレベータ操作端末402が入力を受け付けた次に停止するエレベータ乗降場所を示す情報と、エレベータ呼出端末302から受信するどこのエレベータ呼出端末302が呼出の入力を受け付けたかを示す情報と、エレベータ400から取得するエレベータ400に乗ることが可能な最大人数とエレベータ400に乗せることが可能な重量の最大値とが該当する。
エレベータ制御情報取得部210は、取得したエレベータ制御情報を配車制御部220へ送信する。
配車制御部220は、受信したエレベータ制御情報に基づきエレベータ400の昇降やエレベータ乗降場所への停止、エレベータの昇降の速度、エレベータの扉の開閉の制御をする。
また、配車制御部220は、エレベータ400の現在位置を示す位置情報を表示制御部230へ送信する。
表示制御部230は、受信した位置情報に基づきエレベータ停止状況表示板に表示される情報を制御する。表示制御部230により制御されることで、エレベータ停止状況表示版には、エレベータの停止状況(例えば、エレベータ400が停止中の乗降場所のフロア番号)が示される。
<処理フロー>
図4は、本発明の実施の形態1における処理フローを示す図である。なお、この処理フローは、所定間隔ごとに実行される。
まず、S401にて、乗車人数推定部110は、エレベータ内カメラ401から伝送された画像に基づきエレベータ400に乗車中の人の頭部を検出し、検出した頭部の数を乗車人数として推定する。その後、乗車人数推定部110は、推定した乗車人数をエレベータ制御装置200に送信する。
以下、乗車人数推定部110による、エレベータ400内を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を、図5(a)〜(c)を用いて説明する。図5(a)〜(c)は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ400内を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図である。(a)は、エレベータ内カメラが撮像したエレベータ400内の画像、(b)は、エレベータ400内の画像から抽出されたHOG特徴量の例、(c)は、検出された人の頭部の例を示す図である。
まず、(a)に示すように、エレベータ内カメラ401がエレベータ400内を撮像し、エレベータ内カメラ401は、撮像した画像を乗車人数推定部110へ伝送する。ここで、伝送された画像からエレベータ400内の人の頭部を検出するのには、例えばHOG(Histogram of Oriented Gradient)が用いられる。より詳細には、乗車人数推定部110は、(b)に示すように頭部を複数の小領域に分割し、小領域ごとに小領域内のエッジの勾配方向と強度とを示すHOG特徴量を抽出する。その後、例えば、SVM(Support Vector Machine)やAdaboostなどの機械学習技術を用いて、抽出したHOG特徴量に基づき画像中の領域が人の頭部かそれ以外かが識別されることで、頭部が(c)に示すように検出される。なお、HaarやLBPなどの特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づき画像中の人の頭部を検出するようにしても良い。
次に、S402にて、待機人数推定部120は、各乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき各エレベータ乗降場所にてエレベータ400を待機する人の頭部を検出し、検出した頭部の数を待機人数として推定する。その後、待機人数推定部120は、推定した待機人数をエレベータ制御装置200に送信する。
以下、待機人数推定部120による、各エレベータ乗降場所の画像から人の頭部を検出する処理を、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ400の制御システムにおいて、エレベータ乗降場所を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図である。人の頭部を検出する処理は、S401と同じ手法が用いられ、HOG特徴量に基づき画像中の領域が人の頭部かそれ以外かが識別されることで、頭部が図6に示すように検出される。
なお、エレベータ内カメラ401のパラメータ(例えば、解像度や、検出する頭部の領域の最大サイズおよび最少サイズ)と乗降場所カメラ301のパラメータとは異なる値を設定するようにしても良い。
また、複数の扉601a,601bがエレベータ乗降場所にあり、これら扉601a,601bに対応するエレベータ呼出端末302a,302bのいずれもがエレベータ呼出の入力を受け付けている場合、エレベータ乗降場所を扉前領域602a,602bへ分割(例えば、扉601aと601bとの中間点を境界線に分割する)し、扉前領域602a,602bの範囲内に存在する頭部の数を、各扉601a,601bから乗車可能なエレベータ400を待っている人の人数として推定するようにしても良い。図6の例では、扉前領域602aには2つの頭部が検出され、扉前領域602bには3つの頭部が検出される。よって、扉601aから乗車可能なエレベータ400を待っている人の人数は2人と推定され、扉601bから乗車可能なエレベータ400を待っている人の人数は3人と推定される。
また、エレベータ呼出端末302a,302bのうち一方のみが入力を受け付けている場合は、上述したエレベータ乗降場所ごとの人数の推定を行わないようにしても良い。その場合、検出されたすべての頭部の数は、入力を受け付けたエレベータ呼出端末302a,302bに対応するエレベータ乗降場所の待機人数として推定される。
次に、S403にて、エレベータ制御装置200は、S402にて受信した待機人数がゼロ人か否かを判定する。エレベータ制御装置200が、S402にて受信した待機人数がゼロ人であると判定する場合(S403−Yes)、S404へ進む。一方、エレベータ制御装置200が、S402にて受信した待機人数がゼロ人ではないと判定する場合(S403−No)、S405へ進む。
S404にて、エレベータ制御装置200は、待機人数がゼロ人と判定されたエレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルする。その後、S405へ進む。
次に、S405にて、エレベータ制御装置200は、S401にて受信した乗車人数とS402にて受信した待機人数とを加算した合計人数をエレベータ乗降場所ごとに算出し、いずれかのエレベータ乗降場所の合計人数が所定数以下か否かを判定する。エレベータ制御装置200が、いずれのエレベータ乗降場所の合計人数も所定数以下であると判定する場合(S405−Yes)、処理を終了する。一方、エレベータ制御装置200が、いずれかのエレベータ乗降場所の合計人数が所定数以下ではないと判定する場合(S405−No)、S406に進む。
次に、S406にて、エレベータ制御装置200は、合計人数が所定数以下ではないと判定されたエレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルし、処理を終了する。
なお、乗降場所カメラ301が、エレベータ400が乗降場所に到達し扉601a,601bが開いた後に、エレベータ400内を撮像しこの撮像した画像を乗車人数推定部110に伝送し、乗車人数推定部110は、伝送された画像に基づきエレベータ400に乗車中の人の頭部を検出し、検出した頭部の数を乗車人数として推定し、推定した乗車人数をエレベータ制御装置200に送信するようにしても良い。この場合、乗車人数推定部110は、乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき推定した乗車人数と、エレベータ内カメラ401から伝送された画像に基づき推定した乗車人数とを比較し、値が大きい方の乗車人数をエレベータ制御装置200に送信するようにしても良い。
また、エレベータ制御装置200は、運行ログ情報(例えば、各階の間をエレベータ400が移動するのに必要な時間など)を取得し、取得した運行ログ情報に基づき、エレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルすることでエレベータ乗降場所を通過させることが間に合うか否かを判定し、通過させることが間に合うと判定する場合に、エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルするようにしても良い。
ここで、S402が待機人数推定ステップに相当し、S405が制御ステップに相当する。
<実施の形態1の効果>
エレベータ制御装置200は、待機人数がゼロ人と推定された場合、対応するエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルすることで、エレベータ400が無駄にエレベータ乗降場所に停止する回数を減らすことが可能になる。
また、エレベータ制御装置200は、乗車人数と待機人数との合計人数が所定数を超えると判定される場合、対応するエレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルすることで、エレベータ400が無駄にエレベータ乗降場所に停止する回数を、さらに減らすことが可能になる。
また、取得した画像に基づき人の頭部を検出することで、検出した頭部の数を待機人数として推定できるようになる。
また、エレベータの運行ログ情報に基づき、エレベータ乗降場所を通過させることが間に合うと判定する場合のみに、エレベータ呼出端末302が受け付けた入力をキャンセルできるようになる。
また、エレベータ乗降場所を複数の扉前領域602a,602bに分割し、扉前領域602a,602bの範囲内に存在する頭部の数を各エレベータ400の扉601a,601bから乗車可能なエレベータ400を待っている人の人数として推定させることで、エレベータ400が乗降場所に停止するのが無駄か否かの判定がより正確にできるようになる。
また、乗降場所カメラ301から伝送された画像に基づき乗車人数を推定することで、エレベータ内カメラ401が撮像できない領域も撮像できるようになり、より正確な乗車人数を推定できるようになる。
[実施の形態2]
実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、前景領域から頭部領域を除外した領域と頭部の領域とに基づいて乗車人数を推定している点である。
以下、実施の形態2を実施の形態1と異なる点を主に図7(a)〜(d)を用いて説明する。図7(a)〜(d)は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ制御システムにおいて、エレベータ400内を撮像した画像から人の頭部を検出する処理を説明する図であり、(a)は、エレベータ内カメラが撮像したエレベータ400内の画像、(b)は、前景画像の例、(c)は、検出された人の頭部の例、(d)は、前景領域から人が存在すると考えられる領域が除外された例を示す図である。
まず、図7(a)に示すように、エレベータ内カメラ401はエレベータ400内を撮像し、エレベータ内カメラ401は撮像した画像を乗車人数推定部110へ伝送する。
次に、乗車人数推定部110は、図7(b)に示すように予めエレベータ制御システムの図示しない記憶部に記憶された人が乗っていないエレベータ400内の画像と、エレベータ内カメラ401から伝送された画像との差分である前景領域701を取得する。
次に、乗車人数推定部110は、図7(c)に示すように、エレベータ内カメラ401から伝送された画像中の人の頭部を検出する。なお、HOG特徴量に基づき画像中の領域が人の頭部かそれ以外かが識別されることで、人の頭部が検出される。さらに、乗車人数推定部110は、抽出した人の頭部ごとに複数の種別(ベビーカーやトランクなどの荷物の種別、老人や乳幼児などの年齢の種別、客や従業員などの種別)からなる属性を、HOG特徴量に基づき推定する。
次に、乗車人数推定部110は、図7(d)に示すように、図7(c)に示す検出した頭部の領域と人が存在すると考えられる領域とを図7(b)に示す前景領域701から除去し、残った領域702,703ごとに面積を算出する。
最後に、乗車人数推定部110は、領域702,703ごとの面積をこの領域に存在した場合の人の面積(人の面積は、カメラに近い位置の領域702,703の人の面積は大きい値とし、カメラから遠い位置の領域702,703の人の面積は小さい値とする)で除算し、除算した値が所定値以上の場合、この領域に人が一人存在すると推定する。そして、乗車人数推定部110は、領域702,703に存在すると推定される人数と検出された頭部の数とを合計した人数を乗車人数として推定する。
<実施の形態2の効果>
以上のように、本実施の形態2によれば、領域702,703と頭部の領域とに基づいて乗車人数を推定することで、実施の形態1と同様の効果に加えて、頭部が隠れてしまうような場合でも、乗車人数を正確に推定できるようになる。
以上、本発明によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100 画像処理装置
110 乗車人数推定部
120 待機人数推定部
200 エレベータ制御装置
210 エレベータ制御情報取得部
220 配車制御部
230 表示制御部
301 乗降場所カメラ
302,302a,302b エレベータ呼出端末
400 エレベータ
401 エレベータ内カメラ
402 エレベータ操作端末
601a,601b 扉
602a,602b 扉前領域
701 前景領域
702,703 領域

Claims (8)

  1. エレベータ乗降場所を撮像する乗降場所カメラと、前記乗降場所カメラにより伝送された画像に基づき、前記エレベータ乗降場所でエレベータを待っている人の人数である待機人数を推定する画像処理装置と、エレベータを制御するエレベータ制御装置と、を有するエレベータ制御システムであって、
    前記エレベータ制御装置は、前記画像処理装置により前記待機人数がゼロ人と推定された場合、前記エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする、エレベータ制御システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記エレベータ内を撮像するエレベータ内カメラをさらに有し、前記画像処理装置は、前記エレベータ内カメラが取得した画像に基づき、エレベータ内の人の人数である乗車人数を推定し、
    前記エレベータ制御装置は、前記画像処理装置が、前記乗車人数と前記待機人数との合計人数が所定数を超えると判定する場合、前記エレベータ乗降場所に設けられた前記エレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする、エレベータ制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記画像処理装置は、取得した前記画像に基づき人の頭部を検出し、検出した頭部の数を前記待機人数として推定する、エレベータ制御システム。
  4. 請求項2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記画像処理装置は、取得した前記画像に基づき人の頭部を検出し、人が乗っていないエレベータ内の画像と、前記エレベータ内カメラから伝送された前記画像との差分である前景画像から人が存在すると考えられる領域を除外し、この除外後の領域と前記頭部の領域とに基づいて前記乗車人数を推定する、エレベータ制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記エレベータ制御装置は、運行ログ情報を取得し、取得した前記運行ログ情報に基づき、前記エレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルすることでエレベータ乗降場所を通過させることが間に合うか否かを判定し、キャンセルすることが間に合うと判定する場合に、前記エレベータ乗降場所に設けられた前記エレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする、エレベータ制御システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記エレベータ乗降場所を複数の扉前領域に分割し、前記扉前領域の範囲内に存在する前記頭部の数を各エレベータの扉から乗車可能な前記エレベータを待っている人の人数として推定する、エレベータ制御システム。
  7. 請求項2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記乗降場所カメラは、前記エレベータ内を撮像し、
    前記画像処理装置は、前記乗降場所カメラから伝送された画像に基づき前記乗車人数を推定する、エレベータ制御システム。
  8. エレベータ乗降場所を撮像する乗降場所カメラと、前記乗降場所カメラにより伝送された画像に基づき、前記エレベータ乗降場所でエレベータを待っている人の人数である待機人数を推定する画像処理装置と、エレベータを制御するエレベータ制御装置と、を有するエレベータ制御システムにおけるエレベータ制御方法であって、
    前記画像処理装置により、前記待機人数を推定する待機人数推定ステップと、
    前記待機人数推定ステップにて前記待機人数がゼロ人と推定される場合、前記エレベータ制御装置により、前記待機人数がゼロ人と推定された前記エレベータ乗降場所に設けられたエレベータ呼出端末が受け付けた入力をキャンセルする制御ステップと、を有するエレベータ制御方法。
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