JP2018167622A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り物において特定の乗車スペースを利用する利用者の利便性を高め、他の乗客の負担を軽減する。【解決手段】本発明の情報処理システム600は、乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する検出手段601と、特定乗車スペースの状況を乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段602と、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、情報処理システムにかかり、特に、乗車案内を行う情報処理システムに関する。
公共の交通機関、例えば列車では、駅構内のエレベータやスロープ、車内に車椅子スペースの設置など、健常者以外の利用が配慮されている。ところが、車椅子利用者などの電車の乗降時に介助を必要とする利用者は、事前に駅係員に連絡し、駅係員に付き添ってもらい、乗降用スロープの設置をしてもらう必要があり、人的な対応を必要としている。このような場合、被介助者は、駅の混雑時や駅係員の対応状況によっては、待たされることがあるため、駅員にとって負担となるだけでなく、利用者にとっての利便性に欠ける。
また、車椅子利用者の乗降時は、乗降のためのスペースを空ける必要があるため、他の乗客が乗降時のスペースを塞いでいる場合、急な移動や一時的に乗降する必要がある。そのため、他の乗客の負担になるという問題もある。
このような介助を必要とする利用者に対して、介助用装置を自動的に起動し、自立的に利用可能とする方法が知られている。例えば、利用者が自立的に利用可能な介助用装置が設置されていることを前提として、介助利用を示す識別情報と、利用情報(乗車駅、降車駅、経由駅、乗換駅など)と、が記憶されたICカードなどの券媒体を利用する。そして、券媒体から読み取った情報をもとに、利用可能な列車や介助装置類(列車内の車椅子スペース、乗降用スロープなど)が利用可能な乗降位置などの案内情報を提供する方法が知られている(特許文献1参照)。
特許第5075379号公報
ここで、上述した特許文献1の技術では、介助利用者に介助装置類が利用可能な乗降位置などの案内情報を提供するだけである。すると、案内情報として提示した車椅子スペースに、既に別の車椅子の利用者がいることもあり、かかる場合には、案内情報をもとに車椅子スペースに乗車した介助利用者は、車椅子スペースを利用できないこともある。その結果、利用者にとって利便性が低い、という問題が生じる。
また、降車時において、駅係員が待機している場合は、駅ホームの乗客は予め車椅子利用者の降車を予測できる。ところが、自立的に利用する場合は、車椅子利用者が降車することを把握する手段がないため、降車時の車椅子のスペースを塞いでいる場合、スペースを空けるために直前に移動する必要がある。このため、他の乗客にとっても負担となる場合がある。
そして、上述した問題は、車椅子スペースだけでなく、案内が必要な利用者が乗車する特定の乗車スペースが設けられた乗り物においても生じうる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、乗り物において特定の乗車スペースを利用する利用者の利便性が低いことと、他の乗客の負担が生じる、ことを解決する情報処理システムを提供することにある。
本発明の一形態である情報処理システムは、
乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する検出手段と、
前記特定乗車スペースの状況を前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理装置は、
検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理装置は、
検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物毎及び前記特定乗車スペース毎に管理する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理方法は、
乗り物の特定乗車スペースの状況を検出し、
前記特定乗車スペースの状況を前記乗り物の利用者に通知するよう出力する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、乗り物において特定の乗車スペースを利用する利用者の利便性の向上を図ると共に、他の乗客の負担を軽減することができる。
本発明の実施形態1における情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した列車サーバの構成を示すブロック図である。 図1に開示した上位サーバ及び駅サーバの構成を示すブロック図である。 図1に開示した情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した情報処理システムにおける情報の遷移を示す図である。 図1に開示した情報処理システムにおける情報の遷移を示す図である。 図1に開示した情報処理システムにおける情報の遷移を示す図である。 図1に開示した情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した情報処理システムにおける情報の遷移を示す図である。 図1に開示した情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図12を参照して説明する。図1乃至図3は、情報処理システムの構成を説明するための図である。図4乃至図12は、情報処理システムの動作を説明するための図である。
[構成]
本発明における情報処理システムは、列車Aを利用する利用者に、列車A内の車椅子スペースRの状況を通知するよう出力する機能を有する。例えば、車椅子を利用している介助利用者には、利用可能な車椅子スペースRに対応する乗降位置を案内し、列車Aの外にいる他の利用者には車椅子利用者がいる車椅子スペースRに対応する乗降位置を通知する、というものである。
なお、利用者に通知する対象となる乗車スペースは、車椅子スペースに限らず、優先席など、列車A内の他の乗車スペース(特定乗車スペース)であってもよい。また、対象となる乗り物は、列車Aであることに限らず、他の乗り物であってもよい。
図1に示すように、情報処理システムは、まず、列車A内に設置された構成として、列車サーバ100、車椅子スペースRに設置された撮像装置110、表示装置120、リーダ130、入力装置140、を備えている。なお、列車Aは、乗降口ドアDと座席Sの他、通常の列車が備える構成を備えている。
また、情報処理システムは、駅構内Bに設置された構成として、駅サーバ200と、改札機210と、券売機220と、を備えている。さらに、情報処理システムは、他の駅サーバ400や他の列車サーバ500などとネットワークを介して接続された上位サーバ300を備えている。
なお、上記列車サーバ100、駅サーバ200、上位サーバ300は、いずれもいかなる場所に設置されていてもよい。また、これらのサーバは、1台で構成されていてもよく、あるいは、2台かそれ以上の台数で構成されていてもよい。以下、各構成について詳述する。
まず、撮像装置110(撮像手段)は、列車Aの車椅子スペースR内に設置されたカメラであり、車椅子スペースR毎に設置されている。そして、撮像装置110は、車椅子スペースRの画像を撮影する。撮像装置110は、定期的に車椅子スペースRの画像を撮影し、通信可能なよう接続された列車サーバ100に画像を通知する。
また、表示装置120(出力手段)は、列車サーバ100と接続されており、車椅子スペースRの側壁に設置されている。そして、表示装置120は、車両の内側から視認可能な内側表示面と、車両の外側から視認可能な外側表示面と、を備えている。つまり、表示装置120は、車両の内部を向いた内側表示面と、車両の外部(例えばホームH)を向いた外側表示面と、を備えている。
また、リーダ130(読み取り装置)は、列車サーバ100と接続されており、列車A内の各車椅子スペースR内やその付近にそれぞれ設置されている。リーダ130は、利用者が列車Aに乗車する際に必要なICカードなどの券媒体に記憶された情報を、接触あるいは非接触にて読み取る。
また、入力装置140は、列車サーバ100と接続されており、列車A内の各車椅子スペースR付近にそれぞれ設置されている。入力装置140は、タッチパネル式であり、利用者がタッチパネルを操作することによって情報入力可能である。
上記列車サーバ100は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成されている。そして、列車サーバ100は、図2に示すように、演算装置がプログラムを実行されることで構築された、撮像部101、判定部102、読取部103、入力制御部104、表示制御部105、を備える。
撮像部101(検出手段)は、撮像装置110にて定期的に撮影された車椅子スペースRの画像を取得し、判定部102に渡す。このとき、撮像部101は、画像と共に、当該画像を撮影した撮像装置110の識別情報を判定部102に渡す。なお、撮像装置110の識別情報は、当該撮像装置110が設置された車椅子スペースRに対応する乗降位置の情報と対応づけられているため、撮像装置110の識別装置から車椅子スペースRの位置を特定することができる。
判定部102(検出手段)は、撮像装置110から取得した画像に基づいて、当該撮像装置110が設置された車椅子スペースR毎に、車椅子スペースR内に車椅子に乗った介助利用者が存在するか否かを判定する。例えば、判定部102は、車椅子スペースRの時間的に前後する画像の差分画像を用いたり、画像内の特徴量を抽出したりするなどして、介助利用者の有無を検出する。そして、判定部102は、検出結果を、図6に示すようなテーブル情報として、記憶部106に記憶する。テーブル情報は、列車Aの識別情報と、撮像装置110の識別情報と、車椅子スペースRの位置を表す乗降位置情報と、車椅子スペースRの利用状況情報と、を関連付けた情報である。
そして、判定部102は、介助利用者が存在すると判断した場合には、上位サーバ300に、上述したテーブル情報のうち、介助利用者が存在することとなった、列車Aの識別情報と、撮像装置110が設置されている車椅子スペースRの位置情報と、を関連付けて、上位サーバ300に送信する。同様に、判定部102は、介助利用者が降車すると、介助利用者が存在しなくなったことを検知する。そして、上記テーブル情報のうち、介助利用者が存在しなくなった、列車Aの識別情報と撮像装置110の設置されている車椅子スペースRの位置情報とを、上位サーバ300に送信する。
ここで、本発明では、車椅子スペースR内の介助利用者を、画像を用いて検出しているが、人感センサを用いるなど、他の方法で検出してもよい。また、本発明では、車椅子スペースRに介助利用者が存在するかどうかといった当該スペースの状況を検出しているが、当該スペースに荷物があるかどうかといったような状況を検出してもよい。
読取部103は、介助利用者が券媒体を上記リーダ130に通す、又は、かざすと、当該リーダ130を介して券媒体に記憶されている情報を読み取る。券媒体からは、介助利用者の識別情報と、介助利用者の降車駅と、を読み取り、読み取った情報を図10に示すテーブル情報として記憶部106に記憶する。テーブル情報は、車椅子スペースR毎のリーダ130と表示装置120と入力装置140と撮像装置110との各識別情報に、券媒体から読み取った介助利用者の識別情報と介助利用者の降車駅とを関連付けた情報である。そして、読取部103は、読み取ったリーダ130の識別情報つまり設置されている車椅子スペースRを特定する情報と共に、介助利用者の降車駅の情報を表示制御部105に送信する。
入力制御部104は、上述した判定部102による判定の結果、車椅子スペースRに介助利用者がいることを検出した場合には、上述した入力装置140に操作制限の解除指令を送信し、当該入力装置140への操作が可能つまり情報入力を受付可能なようにする。入力制御部104は、例えば、介助利用者から入力装置140に降車駅の情報が入力される(例えば、降車駅の一覧から選択される)と、かかる情報を受け付けて、表示制御部105に対して、介助利用者の乗車を示す内容と降車駅(利用情報)を表示装置120に表示するよう指示する。また、入力制御部104は、上述した判定部102による判定の結果、車椅子スペースRに介助利用者がいなくなったことを検出した場合には、後述するように、表示装置120の表示を消す指示を送信すると共に、入力装置140に操作をロックする指示を送信する。これにより、入力装置140は、情報入力の受付を停止する。
表示制御部104(出力手段)は、上述したように、読取部103で介助利用の識別情報を読み取った場合には、当該情報を読み取ったリーダ130と同一の車椅子スペースRに設置されている表示装置120に、介助利用者の乗車を示す内容と降車駅とを表示出力する。例えば、「介助利用者搭乗中、降車駅:東京」などの表示を行う。なお、このとき、表示制御部104は、車両内外の両表示面に同一の情報を表示し、車両内の乗客とホームH上の乗客に見えるようにする。また、表示制御部104は、上述した判定部102による判定の結果、車椅子スペースRに介助利用者がいなくなったことを検出した場合には、表示装置120の表示を消す指示を送信し、表示装置120は表示を消す。また、表示制御部104は、介助利用者の識別情報と降車駅の情報を記憶部106から削除する。
次に、上記上位サーバ300の構成について、図3を参照して説明する。上位サーバ300は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成されている。そして、上位サーバ300は、図3に示すように、演算装置がプログラムを実行されることで構築された、更新部301と応答部302とを備える。
更新部301は、上述したように列車サーバ100の判定部102から、各列車の各車椅子スペースの状況の通知を受けると、かかる通知に基づいて、記憶部303内のテーブル情報を更新する。テーブル情報は、図7に示すように、各列車Aの各車椅子スペースRの情報が記憶されており、列車Aの識別情報、案内可能な車椅子スペースRの乗降位置情報、案内不可能な車椅子スペースRの乗降位置情報、を含む。例えば、更新部301は、車椅子利用者が存在すると判定された車両の車椅子スペースに対応する乗降位置を、案内不可としてテーブル情報を更新する。一方、車椅子利用者が存在しないと判定された車両の車椅子スペースに対応する乗降位置は、案内可能としてテーブル情報を更新する。
応答部302は、後述するように、駅サーバ200からの列車検索要求に応じて、介助利用者が車椅子スペースRを利用可能な列車Aを、記憶部303内のテーブル情報から検索する。そして、検索した列車Aの情報、特に、利用可能な車椅子スペースRに対応する乗降位置の情報を、駅サーバ200に応答する。
次に、上記駅サーバ200の構成について、図3を参照して説明する。駅サーバ200は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成されている。駅サーバ200は、図1に示すように、駅構内Bに設置された券売機220、改札機210とネットワークを介して接続され、通信可能である。
ここで、券売機220は、介助利用者によるICカードなどの券媒体の購入時に、介助利用であることを表す介助利用の識別情報と、乗車駅や降車駅などの列車Aの利用情報と、介助利用者の識別情報と、をICカードに記憶して発券する。なお、以下では、列車Aの利用情報を、降車駅の情報として説明する。
改札機210は、介助利用者が通過するゲートであり、券媒体から読み取った介助利用の識別情報と降車駅の情報を、駅サーバ200に送信する。また、改札機210は、駅サーバ200から通知された案内情報(例えば、列車の発車時刻、発車ホーム、乗降位置の情報)を表示した紙媒体などの表示情報を出力する出力装置を備える。
そして、駅サーバ200は、図3に示すように、演算装置がプログラムを実行されることで構築された、読取部201と、検索部202と、案内出力部203と、を備える。また、駅サーバ200は、記憶部204に、図8に示すテーブル情報として、列車の識別情報、発車時刻、発車ホーム、車椅子スペースの存在する乗降位置の情報、を関連付けて記憶している。
読取部201(利用情報取得手段)は、上記改札機210を介して、券媒体から介助利用の識別情報と降車駅の情報を読み取る。
また、検索部202は、上位サーバ300へアクセスし、読み取った介助利用者の降車駅の情報から、当該介助利用者が利用可能な列車の発車時刻、発車ホームの情報を検索する。そして、検索部202は、上位サーバ300からの検索に対する応答を受け取り、テーブル情報、つまり、列車Aの車椅子スペースRの乗降位置の案内可否に関する情報を更新する。
案内出力部203(出力手段)は、上位サーバ300からの応答に応じて更新されたテーブル情報に基づく案内情報を、改札機210を介して、介助利用者に通知するよう出力する。案内情報は、例えば、図8(d)に示すように、乗車可能な車椅子スペースRを有する列車Aの発車時刻、当該列車Aの発車ホーム、乗車可能な車椅子スペースRの乗降位置の情報からなる。
なお、案内出力部203は、他の方法で案内情報を利用者に通知するよう出力してもよい。例えば、券媒体に記憶された介助利用者の識別情報を用いて、予め登録された介助利用者の保持する携帯端末に対して、案内情報を送信してもよい。
次に、上述した情報処理システムの動作を、図4乃至図12を参照して説明する。はじめに、図4乃至図8を参照して、介助利用者が改札を通過する時の動作を説明する。
まず、車椅子を利用する介助利用者Uaが予め列車Aに乗車していることとする。介助利用者Uaが、列車Aの車椅子スペースRに乗車すると(ステップS1)、列車サーバ100は撮像装置110から定期的に採取している画像情報から(ステップS2)、介助利用者が存在することを検知する(ステップS3)。すると、列車サーバ100は、図6に示す、列車Aの識別情報、撮像装置110の識別情報、車椅子スペースRの存在する乗降位置、車椅子スペースRの利用状況の情報、からなるテーブル情報を更新する(ステップS4)。具体的には、介助利用者Uaの存在を検知した撮像装置110の識別情報をC1とすると、図6(b)に示すように、2号車1番ドアの車椅子スペースRの利用状況を、「無」から「有」へ変更する。
続いて、列車サーバ100は、上位サーバ300へ、更新した列車Aの識別情報T1と車椅子スペースRの存在する乗降位置である「2号車1番ドア」の情報を送信する。上位サーバ300は、図7に示すように、列車Aの識別情報、車椅子スペースRの案内可能な乗降位置、案内不可能な乗降位置、のテーブル情報を記憶しており、列車サーバ100から受信した情報に基づいて更新する(ステップS5)。例えば、図7(a)に示す列車Aの識別情報T1の案内可能な車椅子スペースRの存在する乗車位置「2号車1番ドア」を、図7(b)に示すように削除し、当該乗車位置「2号車1番ドア」を案内不可能な乗降位置へ追加するよう更新する。
上述した状態で、別の介助利用者Ubが、列車Aに乗車しようとすると、まず、券売機で券媒体を購入する。このとき、券媒体には、列車Aの利用情報として、介助利用の識別情報と、降車駅と、が記憶される。また、券媒体には、介助利用者自身の識別情報も記憶されることとする。そして、券媒体を所持している介助利用者Ubが、改札機210に券媒体を読み取らせて改札処理を行うと(ステップS11)、改札機210は券媒体から利用情報である介助利用の旨と降車駅の情報を読み取り、駅サーバ200へ送信する(ステップS12)。
駅サーバ200は、予め列車Aの情報として、図8(a)に示す、列車の識別情報、発車時刻、発車ホーム、車椅子スペースの乗降位置、からなるテーブル情報を記憶している。そして、駅サーバ200は、記憶しているテーブル情報の中から、改札機210から送信された介助利用者Ubの降車駅の情報をもとに、介助利用者Ubに案内可能な発車時刻、発車ホームの情報を検索する。すると、駅サーバ200は、図8(b)に示す、降車駅に停車する列車の識別情報T1、T3を上位サーバ300に送信する(ステップS13)。
上位サーバ300は、駅サーバ200から送信された列車の識別情報T1、T3をもとに、案内可能な列車の乗降位置を検索し、検索結果を駅サーバ200へ送信する(ステップS14)。例えば、ここでは、図7(b)に示す列車T1,T3の案内可能な乗降位置の情報を送信する。
駅サーバ200は、上位サーバ300からの列車の識別情報と案内可能な乗降位置の情報をもとに、車椅子スペースの乗降位置の情報を更新する(ステップS15)。例えば、駅サーバ200は、図8(c)に示すように、列車の識別情報T1の案内可能な乗降位置から「2号車1番ドア」の情報を削除する。
そして、駅サーバ200は、発車時刻、発車ホームの情報と、更新された車椅子スペースの乗降位置の情報を改札機210へ送信する。すると、改札機210は、駅サーバ200から受信した情報を、図8(d)に示すような案内情報として紙媒体などへ印刷して出力する(ステップS16)。介助利用者Ubは、改札機210の場所にて案内情報を入手し(ステップS17)、案内情報に従って目的のホームに容易に移動することができる。
なお、車椅子スペースRに乗車していた介助利用者Uaが列車を降車すると(ステップS21)と、列車サーバ100は撮像装置110から定期的に採取している画像情報に(ステップS22)、介助利用者Ubが存在しなくなったことを検知する(ステップS23)。すると、列車サーバ100は、介助利用者Ubが車椅子スペースRに存在しなくなったことを検知した撮像装置110の識別情報をもとに、車椅子スペースRの利用状況の情報を更新する(ステップS24)。具体的には、図6(b)の状態から図6(c)に示すように、撮像装置110の識別情報C1に対応する2号車1番ドアの車椅子スペースRの利用状況を、「有」から「無」へ変更する。
その後、列車サーバ100は、更新した列車の識別情報T1と車椅子スペースRの存在する乗降位置の情報である2号車1番ドアを、上位サーバ300へ送信する。上位サーバ300は、列車サーバ100からの列車の識別情報を参照し、車椅子スペースRの乗降位置が案内不可能として記憶されている場合には、かかる状況位置を案内可能として更新する(ステップS25)。具体的には、図7(b)から図7(c)に示すように、列車の識別情報T1に対応する「2号車1番ドア」を案内不可能な乗降位置から削除し、案内可能な乗降位置へ追加する。
次に、図9乃至図10を参照して、介助利用者が車椅子スペースRに対して乗降する場合の動作を説明する。車椅子スペースRの存在する車両Aに介助利用者Uaが乗車し(ステップS31)、当該介助利用者Uaが、車内の車椅子スペースR付近に設置されたリーダ130に介助利用の情報を入力した券媒体を読み取らせる。すると、リーダ130は、列車サーバ100へ、予め記憶しているリーダ130の識別情報R1等に関連付けて、読み取った介助利用者Uaの識別情報USER1、降車駅である東京の情報を通知する(ステップS32)。
ここで、列車サーバ100は、図10(a)に示すように、リーダ130の識別情報、表示装置120の識別情報、入力装置140の識別情報、撮像装置110の識別情報、介助利用者の識別情報、降車駅の情報、をテーブル情報として有している。列車サーバ100は、リーダ130から送信されたリーダ130の識別情報を参照し、そのリーダ130の識別情報が関連付けられているテーブル情報中に、介助利用者の識別情報、降車駅東京の情報を追加して更新する(ステップS33)。具体的には、通知されたリーダ130の識別情報R1を参照し、図10(b)に示すように、介助利用者の識別情報USER1と降車駅東京の情報を追加する。
列車サーバ100は、リーダ130の識別情報をもとに、表示装置120へ降車駅の情報とともに表示指示を送信する(ステップS34)。具体的には、リーダの識別情報R1に関連付けられている識別情報DIS1を有する表示装置120へ、降車駅:東京の情報を付加した表示指示を送信する。
表示装置120は、介助利用者の乗車を示す内容と降車駅を表示する(ステップS35)。例えば、「介助利用者搭乗中、降車駅:東京」などの表示を行う。なお、表示装置120は、車両内外の両表示面に同一の情報を表示する。つまり、車両内の乗客とホームH上の乗客に見えるように表示する。
その後、介助利用者Uaが車椅子スペースRから降車する(ステップS41)と、列車サーバ100は、撮像装置110から定期的に採取している画像情報に(ステップS42)、介助利用者Uaが存在しなくなったことを検知する(ステップS43)。列車サーバ100は、介助利用者Uaの降車を検出した撮像装置110の識別情報に基づいて、図10(b)に示すテーブル情報を参照し、介助利用者の識別情報、降車駅の情報を更新する(ステップS44)。具体的には、図10(c)に示すように、撮像装置の識別情報C1に関連付けられた、介助利用者の識別情報USER1、降車駅東京の情報を削除する。
また、撮像装置の識別情報C1に関連付けられた表示装置の識別情報DIS1をもとに、当該表示装置120へ表示の消去指示を送信する(ステップS45)。表示装置120は、列車サーバ100からの消去指示を受け付けると、表示を消去する(ステップS46)。
次に、図11乃至図12を参照して、介助利用者が車椅子スペースRで入力装置140の操作を行う場合の動作を説明する。まず、車椅子スペースRの存在する列車Aに介助利用者Uaが乗車すると(ステップS51)、列車サーバ100は撮像装置110から定期的に採取している画像情報に(ステップS52)、介助利用者Uaが存在することを検知する(ステップS53)。列車サーバ100は、介助利用者Uaが存在することを検知した撮像装置110の識別情報をもとに、当該撮像装置110が設置された乗降位置の車椅子スペースR付近に設置された入力装置140に、入力拒否の状態を解除するための解除指示を送信する(ステップS54)。具体的には、撮像装置110の識別情報をC1とすると、当該撮像装置に関連付けられた識別情報IN1を有する入力装置140に、解除指示を送信する。
解除指示を受け付けた入力装置140は、入力を受け付けるモードへ移行する(ステップS55)。そして、介助利用者Uaが入力装置140に降車駅の情報を入力すると(ステップS56)と、入力装置140は表示装置120に表示指示を送信する(ステップS57)。表示指示を受け付けた表示装置120は、介助利用者Uaの乗車を示す内容と降車駅を表示する(ステップS58)。
介助利用者Uaが車椅子スペースRを降車すると(ステップS61)、列車サーバ100は撮像装置110から定期的に採取している画像情報から(ステップS62)、介助利用者Uaが存在しなくなったことを検知する(ステップS63)。列車サーバ100は、撮像装置110の識別情報をもとに、対応する入力装置140へ入力を制限するロック指示を送信する(ステップS64)。具体的には、撮像装置110の識別情報C1に関連付けられた識別情報IN1を有する入力装置140へ、ロック指示を送信する。
ロック指示を受け付けた入力装置140は、入力を拒否するモードへ移行する(ステップS65)とともに、表示装置120へ消去指示を送信する(ステップS66)。表示指示を受け付けた表示装置120は、表示内容を消去する(ステップS67)。
以上のように、本発明によると、まず、カメラなどの撮像装置110から車椅子スペースRの利用状況を認識でき、乗降する介助利用者に乗降位置を知らせることができる。このため、介助利用者が乗車するスペースが十分に取れないといった状況を回避することができ、介助利用者の利便性の向上を図ることができる。
また、介助利用者の利用情報をもとに、表示装置120へ介助利用者の乗車と降車情報を表示することで、車内の乗客やホーム上の乗客に介助利用者の情報を周知することができる。その結果、駅員が乗降を介助しない場合でも、乗客に介助利用者の降車を妨害しないような行動を促すことができる。また、車内の乗客にとっては、介助利用者より先に降車するか否かが判断できるため、乗客の負担を軽減することができる。
さらに、介助利用を必要としない車椅子利用者であっても、カメラなどの撮像装置から車椅子利用者の乗降を把握し、入力装置へ降車駅情報を入力することで、表示装置へ降車駅情報の表示が可能となるため、介助利用者と同じ効果を得ることができる。
なお、上記では、車椅子利用者を対象に説明したが、撮像装置110で特定可能な対象であれば、車椅子利用者以外の乗客や荷物にも適用してもよい。また、上記では、車椅子スペースを対象に説明したが、車椅子スペース以外の特定の乗降位置に適用してもよい。
また、上記では、車椅子スペースに複数人の車椅子利用者が重ならないようにすることを前提とした説明をしているが、車掌や駅係員が状況をまとめて把握できるように、車椅子スペースの利用可能数を設定し、利用中の乗降位置を優先的に案内することで、車椅子利用者を一箇所に集中させるようにしてもよい。
また、上記では、上位サーバ300の案内可能な乗降位置の情報が駅サーバ200に反映されるのは、介助利用者が改札処理を実施した時としているが、定期的に駅サーバ200が上位サーバ300に更新をかけてもよい。また、介助利用者の保持する携帯端末を用いて、上位サーバ300の案内可能な乗降位置の情報が更新された場合に自動的に介助利用者の保持する携帯端末へ更新情報を通知するようにしてもよい。
また、上記では、表示装置120に表示されるのは一人の降車駅の情報としているが、複数人の利用者がいる場合、複数の降車駅の情報を表示させるようにしてもよい。その場合、入力装置140の情報を列車サーバ100へ送信し、介助利用者以外の車椅子利用者の降車駅の情報を保持させるようにして、降車駅に到着した時に、表示装置120から対象の降車駅の表示を消去する指示を送信する。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図13を参照して説明する。図13は、実施形態2における情報処理システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施形態における情報処理装置は、実施形態1で説明した情報処理システムの構成の概略を示している。
図13に示すように、本実施形態おける情報処理システム600は、
乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する検出手段601と、
特定乗車スペースの状況を乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段602と、
を備える。
上記構成によると、まず、検出手段601が乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する。そして、出力手段602が、検出した特定乗車スペースの状況を、乗り物の利用者に通知する。これにより、利用者は事前に特定乗車スペースの状況を知ることができ、当該特定乗車スペースを利用する利用者の利便性が向上し、また、特定乗車スペースを利用しない利用者の負担も軽減することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する検出手段と、
前記特定乗車スペースの状況を前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段と、
を備えた情報処理システム。
(付記2)
付記1に記載の情報処理システムであって、
前記検出手段は、前記特定乗車スペースへの乗客の有無を検出し、
前記出力手段は、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果に基づいて、当該特定乗車スペースに前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を当該利用者に通知するよう出力する、
情報処理システム。
(付記3)
付記2に記載の情報処理システムであって、
前記検出手段は、前記特定乗車スペース毎に装備されており、
前記出力手段は、前記検出手段が装備されている位置と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物及び前記特定乗車スペースの位置を特定する情報を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理システム。
(付記4)
付記2又は3に記載の情報処理システムであって、
前記利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を取得する利用情報取得手段を備え、
前記出力手段は、前記利用情報と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理システム。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記出力手段は、前記乗り物の利用者が通過するゲートに設置された出力装置を備え、当該出力装置から前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理システム。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記利用者が所持する記憶媒体に記憶された、当該利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を読み取る読み取り装置を、前記特定乗車スペース付近に設け、
前記出力手段は、読み取った前記利用情報に基づいて、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理システム。
(付記7)
付記6に記載の情報処理システムであって、
前記出力手段は、前記特定乗車スペース付近に設けられ、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう表示出力する表示装置を備え、当該表示装置は、前記特定乗車スペースの内側及び/又は外側から視認可能なよう設けられている、
情報処理システム。
(付記7.1)
付記7に記載の情報処理システムであって、
前記表示装置は、前記利用情報に基づいて前記利用者の降車箇所を表示出力する、
情報処理システム。
(付記7.2)
付記7.1に記載の情報処理システムであって、
前記検出手段にて前記特定乗車スペースに乗客がいなくなったことを検出した場合に、前記表示装置による前記利用者の降車箇所の表示出力を停止する、
情報処理システム。
(付記7.3)
付記7.2又は7.3に記載の情報処理システムであって、
前記特定乗車スペース付近に前記利用者の操作によって情報入力可能な入力装置を備え、
前記入力装置は、前記検出手段にて前記特定乗車スペースに乗客がいることを検出した場合に、情報入力を受付可能な状態となる、
情報処理システム。
(付記7.4)
付記7.3に記載の情報処理システムであって、
前記入力装置は、前記利用者から入力された当該利用者の乗り物の利用状況を表す情報を、前記表示装置にて表示出力する、
情報処理システム。
(付記7.5)
付記7.3又は7.4に記載の情報処理システムであって、
前記検出手段にて前記特定乗車スペースに乗客がいなくなったことを検出した場合に、前記入力装置による情報入力の受付を停止する、
情報処理システム。
(付記8)
付記1乃至7.5のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記検出手段は、前記特定乗車スペースの画像を撮影する撮像手段を備え、撮影した前記画像に基づいて前記特定乗車スペースの状況を検出する、
情報処理システム。
(付記9)
検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段を備えた情報処理装置。
(付記10)
検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物毎及び前記特定乗車スペース毎に管理する情報処理装置。
(付記11)
乗り物の特定乗車スペースの状況を検出し、
前記特定乗車スペースの状況を前記乗り物の利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法
(付記12)
付記11に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペースへの乗客の有無を検出し、
前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果に基づいて、当該特定乗車スペースに前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を当該利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法。
(付記13)
付記12に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペースへの乗客の有無を検出する検出手段が、前記特定乗車スペース毎に装備されており、
前記検出手段が装備されている位置と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物及び前記特定乗車スペースの位置を特定する情報を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法。
(付記14)
付記12又は13に記載の情報処理方法であって、
前記利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を取得し、
前記利用情報と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法。
(付記15)
付記11乃至14のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記乗り物の利用者が通過するゲートに設置された出力装置から前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法。
(付記16)
付記11乃至15のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペース付近に設けられた読み取り装置が、前記利用者が所持する記憶媒体に記憶された、当該利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を読み取り、
読み取った前記利用情報に基づいて、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
情報処理方法。
(付記17)
付記16に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペース付近に設けられ、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう表示出力する表示装置が、前記特定乗車スペースの内側及び/又は外側から視認可能なよう表示出力する、
情報処理方法。
(付記18)
付記17に記載の情報処理方法であって、
前記表示装置が、前記利用情報に基づいて前記利用者の降車箇所を表示出力する、
情報処理方法。
(付記19)
付記18に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペースに乗客がいなくなったことを検出した場合に、前記表示装置による前記利用者の降車箇所の表示出力を停止する、
情報処理方法。
(付記20)
付記18又は19に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペース付近に設けられた前記利用者の操作によって情報入力可能な入力装置が、前記特定乗車スペースに乗客がいることを検出した場合に、情報入力を受付可能な状態となる、
情報処理方法。
(付記21)
付記20に記載の情報処理方法であって、
前記入力装置は、前記利用者から入力された当該利用者の乗り物の利用状況を表す情報を、前記表示装置にて表示出力する、
情報処理方法。
(付記22)
付記20又は21に記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペースに乗客がいなくなったことを検出した場合に、前記入力装置による情報入力の受付を停止する、
情報処理方法。
(付記23)
付記11乃至22のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記特定乗車スペースの画像を撮影し、当該画像に基づいて前記特定乗車スペースの状況を検出する、
情報処理方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100 列車サーバ
101 撮像部
102 判定部
103 読取部
104 入力制御部
105 表示制御部
106 記憶部
110 撮像装置
120 表示装置
130 リーダ
140 入力装置
200 駅サーバ
201 読取部
202 検索部
203 案内出力部
204 記憶部
210 改札機
220 券売機
300 上位サーバ
301 更新部
302 応答部
303 記憶部
400 駅サーバ
500 列車サーバ
600 情報処理システム
601 検出手段
602 出力手段
A 列車
R 車椅子スペース

Claims (10)

  1. 乗り物の特定乗車スペースの状況を検出する検出手段と、
    前記特定乗車スペースの状況を前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段と、
    を備えた情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記検出手段は、前記特定乗車スペースへの乗客の有無を検出し、
    前記出力手段は、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果に基づいて、当該特定乗車スペースに前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を当該利用者に通知するよう出力する、
    情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記検出手段は、前記特定乗車スペース毎に装備されており、
    前記出力手段は、前記検出手段が装備されている位置と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物及び前記特定乗車スペースの位置を特定する情報を前記利用者に通知するよう出力する、
    情報処理システム。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理システムであって、
    前記利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を取得する利用情報取得手段を備え、
    前記出力手段は、前記利用情報と、前記特定乗車スペースへの乗客の有無の検出結果と、に基づいて、前記利用者が乗車可能な前記乗り物の情報を前記利用者に通知するよう出力する、
    情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記出力手段は、前記乗り物の利用者が通過するゲートに設置された出力装置を備え、当該出力装置から前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
    情報処理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記利用者が所持する記憶媒体に記憶された、当該利用者による前記乗り物の利用状況を表す利用情報を読み取る読み取り装置を、前記特定乗車スペース付近に設け、
    前記出力手段は、読み取った前記利用情報に基づいて、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう出力する、
    情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記出力手段は、前記特定乗車スペース付近に設けられ、前記特定乗車スペースの状況を前記利用者に通知するよう表示出力する表示装置を備え、当該表示装置は、前記特定乗車スペースの内側及び/又は外側から視認可能なよう設けられている、
    情報処理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記検出手段は、前記特定乗車スペースの画像を撮影する撮像手段を備え、撮影した前記画像に基づいて前記特定乗車スペースの状況を検出する、
    情報処理システム。
  9. 検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物の利用者に通知するよう出力する出力手段を備えた情報処理装置。
  10. 検出された乗り物の特定乗車スペースの状況を、前記乗り物毎及び前記特定乗車スペース毎に管理する情報処理装置。
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