JP6447483B2 - 現像装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置において、現像装置は、粉状の現像剤を収容し、像担持体に対向する開口が形成された現像容器を備える。
さらに、前記現像装置は、前記現像容器内で回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持される前記現像剤の層厚を制限する層厚制限部とを備える。前記現像剤担持体と前記層厚制限部との間には隙間が形成されている。
前記画像形成装置が運搬される場合などにおいて、前記現像容器内の前記現像剤が、前記現像剤担持体と前記層厚制限部との間の隙間を通じて前記現像容器の開口から漏れ出すおそれがある。
前記現像剤が、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤である場合、粒子が細かく浮遊しやすいトナーが、前記現像容器から漏れ出すおそれがある。
例えば、前記画像形成装置の出荷前などにおいて、前記現像剤担持体と前記層厚制限部との間の隙間を塞ぐ漏れ防止部材が、前記現像措置に取り付けられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、前記漏れ防止部材が前記現像装置から取り外された後、前記画像形成装置の利用が可能となる。
特開2008−116481号公報
ところで、前記現像装置に対する前記漏れ防止部材の取り付け、および、取り外しの作業は手間である。また、一般に、取り外された前記漏れ防止部材は破棄される。そのため、前記漏れ防止部材が取り外された後に、前記画像形成装置の運搬などが必要な場合、前記トナーの漏れを防ぐことができない。
本発明の目的は、現像装置に対するトナーの漏れ防止部材の取り付けおよび取り外しの手間を要することなく、トナーが現像剤担持体と層厚制限部との間の隙間から漏れ出すことを防ぐことができる現像装置およびそれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る現像装置は、現像剤担持体と、層厚制限部と、可撓部材とを備える。前記現像剤担持体は、幅方向に沿う複数の溝が周方向に並んで形成された凹凸外周面を有し、予め定められた正転方向へ回転することによって現像剤を前記凹凸外周面に担持して搬送する。前記層厚制限部は、前記現像剤担持体の前記凹凸外周面に対して隙間を隔てて対向する端部である対向端部を有し、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層厚を制限する。前記可撓部材は、前記層厚制限部における前記現像剤担持体の前記正転方向の下流側の面に取り付けられ、前記層厚制限部の前記対向端部から張り出して前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を覆う張出部を有する薄板状の部材である。前記可撓部材の前記張出部は、少なくとも前記凹凸外周面の前記溝が正面に位置するときに前記張出部の先端が前記溝内に至る長さで前記対向端部から張り出して形成されている。前記可撓部材は、前記現像剤担持体が前記正転方向へ回転するときに、前記現像剤担持体上の前記現像剤から受ける圧力によって撓み、前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を開放する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の前記静電潜像を現像する前記現像装置とを備える。
本発明によれば、現像装置に対するトナーの漏れ防止部材の取り付けおよび取り外しの手間を要することなく、トナーが現像剤担持体と層厚制限部との間の隙間から漏れ出すことを防ぐことができる現像装置およびそれを備える画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、第1実施形態に係る現像装置を備える画像形成装置の構成図である。 図2は、第1実施形態に係る現像装置の構成図である。 図3は、第1実施形態に係る現像装置における磁気ローラーおよびブレードの間のギャップ部周辺の部分の断面図である。 図4は、第1実施形態に係る現像装置における磁気ローラー、ブレードおよび可撓部材の平面図である。 図5は、第1実施形態に係る現像装置の可撓部材における切れ込みが形成された部分の周辺の平面図である。 図6は、第1実施形態に係る現像装置における磁気ローラーが正回転するときの磁気ローラーおよびブレードの間のギャップ部周辺の部分の断面図である。 図7は、第1実施形態に係る現像装置における磁気ローラーが逆回転するときの磁気ローラーおよびブレードの間のギャップ部周辺の部分の断面図である。 図8は、第2実施形態に係る現像装置におけるブレードおよび可撓部材の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[第1実施形態:画像形成装置10の構成]
まず、図1を参照しつつ、第1実施形態に係る現像装置43を備える画像形成装置10の構成について説明する。
画像形成装置10は、電子写真方式でシートに画像を形成する装置である。前記シートは、用紙および封筒などのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10は、シート供給部2、シート搬送部3、作像部40、光走査部46、定着装置49、複数のトナー補給部400、制御部8および操作部80などを備える。
作像部40は、粉状の現像剤9を用いて現像処理を行う現像ユニット4を含む。現像剤9は、トナー9aおよびキャリア9bを含む二成分現像剤である。
キャリア9bは、磁性を有する粒状物である。例えば、キャリア9bが、粒状の磁性体およびその磁性体の表面にコーティングされたエポキシ樹脂などの合成樹脂被膜とを含む粒状体であることが考えられる。
図1に示される画像形成装置10は、タンデム式画像形成装置であり、カラープリンターである。そのため、画像形成装置10は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色に対応した複数の現像ユニット4を備える。
現像ユニット4各々は、感光体41、帯電装置42、現像装置43、一次転写部44および一次クリーニング装置45などを備える。
タンデム式の画像形成装置10は、さらに、中間転写ベルト47、二次転写部48および二次クリーニング装置470を備える。
シート供給部2において、シート送出部22が、複数の前記シートを収容するシートカセット21から、前記シートを1枚ずつ搬送路30へ送り出す。
シート搬送部3は、前記シートを搬送路30に沿って搬送し、画像が形成された前記シートを搬送路30から排出トレイ101上へ排出する。
現像ユニット4各々において、ドラム状の感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査部46は、レーザー光を走査することにより感光体41の表面に静電潜像を書き込む。なお、感光体41は、静電潜像が形成される像担持体の一例である。
現像装置43は、二成分の現像剤9を用いて、感光体41上の前記静電潜像をトナー9aの像として現像する。トナー補給部400は、トナー9aの色ごとに設けられ、トナー9aを現像装置43各々へ補給する。
一次転写部44は、感光体41表面のトナー9aの像を中間転写ベルト47に転写する。一次クリーニング装置45は、感光体41表面に残存するトナー9aを除去する。
二次転写部48は、搬送路30におおいて、中間転写ベルト47に形成された前記トナー像を前記シートに転写する。二次クリーニング装置470は、中間転写ベルト47に残存するトナー9aを除去する。
定着装置49は、前記シートに転写された前記トナー像を加熱し、カラー画像を前記シートに定着させる。
制御部8は、現像装置43を含む現像ユニット4およびその他の機器を制御する。制御部8の一部は、現像装置43の一部を構成している。
例えば、制御部8が、不図示の不揮発性かつコンピューター読取可能な記憶部に記憶されたプログラムを実行するMPU(Micro Processor Unit)およびRAM(Random Access Memory)などを備えることが考えられる。
操作部80は、情報入力の操作を受け付ける部分であり、操作ボタンまたはタッチパネルなどである。
[現像装置43の構成]
図2に示されるように、現像装置43は、現像容器4300、現像ローラー430、磁気ローラー431、磁石432、ブレード434および撹拌機構435などを備える。磁気ローラー431は磁石432を内包するドラム状の非磁性体である。
磁気ローラー431および現像ローラー430を備える現像装置43は、いわゆるインタラクティブタッチダウン方式の現像装置である。
現像剤9を収容する現像容器4300内で、現像ローラー430、磁気ローラー431および撹拌機構435が回転する。撹拌機構435が現像剤9を撹拌し、トナー9aは撹拌されることによって帯電する。
磁気ローラー431は、予め定められた正転方向R1へ回転することにより、二成分の現像剤9を外周面に担持しつつ回転する。なお、磁気ローラー431は、現像剤担持体の一例である。
磁気ローラー431は、内包する複数の磁石432の磁力によってキャリア9bを担持する。磁気ローラー431は、担持した現像剤9のうちのトナー9aを現像ローラー430に供給する。
現像ローラー430は、磁気ローラー431から供給されたトナー9aを外周面に担持して回転する。さらに、現像ローラー430は、感光体41の表面における前記静電潜像の部分にトナー9aを供給する。これにより、現像ローラー430は、前記静電潜像を前記トナー像として現像する。
磁気ローラー431上の複数のキャリア9bは、磁石432の磁界によって磁気ブラシを形成する。前記磁気ブラシは、現像ローラー430の外周面に接触する。その際、キャリア9bに付着しているトナー9aが磁気ローラー431から現像ローラー430へ移行する。
ブレード434は、磁気ローラー431が担持する現像剤9の層厚を制限する。ブレード434は、磁気ローラー431における現像ローラー430に対向する位置に対し磁気ローラー431の回転方向の上流側の位置に設けられている。
ブレード434は、磁気ローラー431の外周面に対して隙間G0を隔てて対向している。これにより、前記磁気ブラシの高さが、概ね隙間G0に相当する高さに揃えられる。
以下、ブレード434における磁気ローラー431の外周面に対向する端部のことを対向端部434aと称する。なお、ブレード434は層厚制限部の一例である。
現像ローラー430に担持されたトナー9aの層における感光体41の前記静電潜像に対向する部分において、トナー9aが現像ローラー430から感光体41へ移行する。感光体41へ移行せずに現像ローラー430に残留したトナー9aは、磁気ローラー431によって現像容器4300内に回収される。
現像容器4300には、感光体41に対向する開口43aが形成されている。画像形成装置10が運搬される場合などにおいて、現像容器4300内のトナー9aが、磁気ローラー431とブレード434との間の隙間G0を通じて現像容器4300の開口43aから漏れ出すおそれがある。
ところで、画像形成装置10の出荷前などにおいて、磁気ローラー431とブレード434との間の隙間G0を塞ぐ漏れ防止部材が措置に取り付けられる場合がある。この場合、前記漏れ防止部材が取り外された後、画像形成装置10の利用が可能となる。
しかしながら、現像装置43に対する前記漏れ防止部材の取り付け、および、取り外しの作業は手間である。また、一般に、取り外された前記漏れ防止部材は破棄される。そのため、前記漏れ防止部材が取り外された後に、画像形成装置10の運搬などが必要な場合、トナー9aの漏れを防ぐことができない。
一方、現像装置43は、トナー9aの漏れを防止する部材の取り付けおよび取り外しの手間を要することなく、トナー9aの漏れを防ぐ構造を備える。以下、その構造にすいて説明する。
図3,4に示されるように、磁気ローラー431は、凹凸外周面431cを有する。凹凸外周面431cは、磁気ローラー431の外周面であり、磁気ローラー431の幅方向に沿う複数の溝431bが周方向に並んで形成された面である。
例えば、磁気ローラー431の周方向における溝431bのピッチが、0.7ミリメートルから1.0ミリメートル程度であることが考えられる。磁気ローラー431の直径が20ミリメートル、溝431bの数が80個である場合、溝431bのピッチは約0.8ミリメートルである。凹凸外周面431cは、いわゆる平目ローレット加工により形成された面である。
なお、磁気ローラー431の幅方向は、磁気ローラー431の回転中心線に平行な方向であり、磁気ローラー431の長手方向でもある。
凹凸外周面431cにおける複数の溝431bの間の部分は、磁気ローラー431の輪郭を形成する輪郭面431aである。輪郭面431aは、磁気ローラー431の回転中心線を中心とする円柱面に沿って形成されている。
磁気ローラー431は、正転方向R1へ回転することによって現像剤9を凹凸外周面431cに担持して搬送する。ブレード434の対向端部434aは、凹凸外周面431cに対して隙間G0を隔てて対向している。
例えば、溝431bの深さL2が、隙間G0におけるブレード434の対向端部434aと磁気ローラー431との間隔L1の30%から45%程度であることが考えられる。ここで、対向端部434aと磁気ローラー431との間隔L1は、対向端部434aと輪郭面431aとの間隔である。
例えば、間隔L1が400マイクロメートル程度である場合、溝431bの深さL2が150マイクロメートル程度であることが考えられる。
現像装置43は、ブレード434に取り付けられた可撓部材5を備える。可撓部材5は、可撓性を有する薄板状の部材である。例えば、可撓部材5が、熱可塑性ポリウレタンを主成分とする厚み100マイクロメートル程度の薄板状の部材であることが考えられる。
可撓部材5は、ブレード434における磁気ローラー431の正転方向R1の下流側の面434bに取り付けられている。例えば、可撓部材5が、接着剤による接着またはネジ止めなどによってブレード434に取り付けられることが考えられる。
可撓部材5は、ブレード434に固定された固定部51と、ブレード434の対向端部434aから磁気ローラー431側へ張り出した張出部52とを有する。固定部51は、ブレード434における対向端部434aから磁気ローラー431側の反対側へ間隔を隔てた位置に固定されている。
以下の説明において、可撓部材5における固定部51と張出部52との間の部分を中間部53と称する。中間部53は、ブレード434に対して固定されずに重なった部分である。従って、中間部53は、ブレード434から離隔可能である(図6参照)。
図4に示されるように、可撓部材5の張出部52は、磁気ローラー431の幅方向全体に亘る範囲において磁気ローラー431に沿って形成されている。そして、張出部52は、ブレード434と磁気ローラー431との間の隙間G0を覆う。
隙間G0を覆う張出部52を有する可撓部材5は、トナー9aが磁気ローラー431とブレード434との間の隙間G0から漏れ出すことを防ぐ。
図3に示されるように、張出部52は、少なくとも凹凸外周面431cの溝431bが正面に位置するときに、張出部52の先端52aが溝431b内に至る長さで対向端部434aから張り出して形成されている。
例えば、張出部52は、溝431bが正面に位置するときに、先端52aが溝431bの底に接する長さ以下の長さL3で、対向端部434aから張り出して形成されていることが考えられる。この場合、ブレード434の対向端部434aから張出部52の先端52aまでの長さL3は、対向端部434aと磁気ローラー431との間隔L1よりも大きく、かつ、その間隔L1と溝431bの深さL2との合計以下である。
図4に示されるように、磁気ローラー431の外周面は、凹凸外周面431cと、一対の側部円柱面431dとを含む。一対の側部円柱面431dは、凹凸外周面431cの両側において円柱面を形成している。即ち、凹凸外周面431cは、磁気ローラー431における幅方向の両端の領域を除く中間領域に形成されている。
凹凸外周面431cが形成されている領域は、感光体41の幅方向において前記静電潜像が形成され得る有効画像領域に対応する領域である。なお、磁気ローラー431の幅方向および感光体41の幅方向は平行である。感光体41の幅方向は、いわゆる主走査方向である。
図4,5に示されるように、張出部52における凹凸外周面431cに対向する部分と一対の側部円柱面431dに対向する部分との境界に、切れ込み54が形成されている。切れ込み54は、張出部52における先端52aから434へ向かって形成されている。
図6に示されるように、磁気ローラー431が正転方向R1へ回転するときに、可撓部材5は、磁気ローラー431上の現像剤9から受ける圧力によって撓み、ブレード434と磁気ローラー431との間の隙間G0を開放する。
即ち、可撓部材5は、正転方向R1へ回転する磁気ローラー431の外周面に付着したキャリア9bおよびそのキャリア9bに付着したトナー9aが、磁気ローラー431とブレード434との間の隙間G0を通過するときに、その通過を妨げない程度に柔軟な部材である。
一方、現像容器4300内で浮遊するトナー9aは、可撓部材5に対してそれを撓ませるほどの圧力を加えない。そのため、可撓部材5は、浮遊するトナー9aの漏れを防ぐ。
なお、磁気ローラー431上のキャリア9bは、磁気ローラー431内の磁石432の磁力によって磁気ローラー431の表面に付着しており、磁気ローラー431上のトナー9aは、そのキャリア9bに付着している。トナー9aおよびキャリア9bは、帯電極性が異なるため、トナー9aおよびキャリア9bの間には電気的引力が作用している。
前述したように、可撓部材5は、張出部52から離れた位置の固定部51でブレード434に固定されている。そのため、可撓部材5における中間部53から張出部52に亘る領域が、現像剤9から受ける圧力によって大きく撓みやすい。
また、張出部52に切れ込み54が形成されているため、張出部52における凹凸外周面431cに接触する部分と、一対の側部円柱面431dに接触する部分とが、それぞれ独立して変形可能である。
従って、張出部52が、形状の異なる凹凸外周面431cおよび一対の側部円柱面431dのそれぞれに対して隙間G0を塞ぐように接した状態へ変形可能である。これにより、トナー9aの漏れをより確実に防ぐことができる。
また、現像装置43において、制御部8は、操作部80に予め定められた特殊操作が行われた場合に、磁気ローラー431を正転方向R1の反対の逆転方向R2へ回転させて停止させる。この処理を実行する制御部8は、逆回転制御部の一例である。例えば、制御部8が、磁気ローラー431を逆転方向R2へ1回転以上回転させることが考えられる。
図6に示されるように、磁気ローラー431が正転方向R1へ回転した後においては、現像剤9が可撓部材5と磁気ローラー431との間に挟まった状態になる。この状態のままでは、可撓部材5によるトナー9aの漏れ防止の効果は十分に得られない。
しかしながら、図7に示されるように、磁気ローラー431が逆転方向R2へ回転すると、可撓部材5と磁気ローラー431との間の現像剤9が現像容器4300内に回収され、可撓部材5の張出部52が隙間G0を覆う。また、張出部52における先端52aからの一部が、磁気ローラー431の溝431bに挿入した状態になりやすい。
従って、画像形成装置10が搬送される前に、画像形成装置10の出荷者またはユーザーなどが、操作部80に対して前記特殊操作を行えば、トナー9aの漏れを防ぐことができる。
また、図2に示されるように、現像装置43は、もう1つの可撓部材6を備える。可撓部材6も、可撓部材5と同様に、可撓性を有する薄板状の部材である。例えば、可撓部材5がポリエチレンテレフタレートを主成分とする合成樹脂の部材などであることが考えられる。
なお、可撓部材5および可撓部材6が、それぞれ第1可撓部材および第2可撓部材と称されてもよい。
可撓部材6は、現像容器4300の内側面に固定された固定部61と、固定部61から張り出して形成された張出部62とを有する。
可撓部材6の張出部62は、その一方の面において、磁気ローラー431の外周面に対して面接触する。即ち、張出部62は磁気ローラー431の凹凸外周面431cおよび一対の側部円柱面431dに対して面接触する。
従って、磁気ローラー431が正転方向R1および逆転方向R2の各々に回転すると、可撓部材6の張出部62の表面が、磁気ローラー431の外周面に対して擦れる。
より具体的には、可撓部材6の張出部62は、磁気ローラー431の外周面におけるブレード434に対向する側の反対側の面に対して面接触する。
可撓部材6は、磁気ローラー431の外周面におけるブレード434に対向する側の反対側の面と、現像容器4300の内側面との間の隙間G0を塞ぐ。
即ち、可撓部材6は、トナー9aが磁気ローラー431の外周面におけるブレード434に対向する側の反対側から現像容器4300の外へトナー9aが漏れることを防ぐ。可撓部材6が存在することにより、トナー9aの漏れをより確実に防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、図8を参照しつつ、第2実施形態に係る現像装置43xについて説明する。現像装置43xは、図2〜7に示される現像装置43に対し、可撓部材5の表面の高摩擦層5xが追加された構成を備える。
現像装置43xにおいて、高摩擦層5xは、可撓部材5の少なくとも磁気ローラー431に接触する領域における磁気ローラー431の正転方向R1の下流側の面に形成されている。
図8に示される例では、高摩擦層5xは、可撓部材5における磁気ローラー431の正転方向R1の下流側の面の全体に形成されている。高摩擦層5xは、可撓部材5よりも磁気ローラー431に対する摩擦抵抗が大きな材料で形成された層である。
例えば、可撓部材5が熱可塑性ポリウレタンを主成分とする部材である場合に、高摩擦層5xが、株式会社イノアックコーポレーション製のウレタンフォームPORON_ML-32などのような発泡材料の層であることが考えられる。
高摩擦層5xが可撓部材5に形成されることにより、磁気ローラー431が逆転方向R2へ回転した場合などにおいて、張出部52の一部が磁気ローラー431の溝431bに挿入した状態に維持されやすい(図7参照)。その結果、トナー9aの漏れをより確実に防ぐことができる。
[応用例]
現像装置43,43xが、磁気ローラー431から直接感光体41へトナー9aを供給することによって前記静電潜像を現像する二成分現像方式の装置であることも考えられる。
また、現像装置43,43xの可撓部材5において、張出部52の先端52aにおける凹凸外周面431cに対向する領域と一対の側部円柱面431dに対向する領域との境界に段差が形成されていることも考えられる。
凹凸外周面431cの溝431bの底と、一対の側部円柱面431dとが異なる高さで形成されている場合に、その高さの違いに応じた前記段差が形成されていることが考えられる。これにより、張出部52の先端52aと磁気ローラー431との隙間をなくす、あるいは小さくすることができる。
なお、本発明に係る現像装置および画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
2 :シート供給部
3 :シート搬送部
4 :現像ユニット
5 :可撓部材
5x :高摩擦層
8 :制御部
9 :現像剤
9a :トナー
9b :キャリア
10 :画像形成装置
21 :シートカセット
22 :シート送出部
30 :搬送路
40 :作像部
41 :感光体(像担持体)
42 :帯電装置
43 :現像装置
43a :開口
43x :現像装置
44 :一次転写部
45 :一次クリーニング装置
46 :光走査部
47 :中間転写ベルト
48 :二次転写部
49 :定着装置
51 :固定部
52 :張出部
52a :先端
53 :中間部
54 :切れ込み
80 :操作部
101 :排出トレイ
400 :トナー補給部
430 :現像ローラー
431 :磁気ローラー(現像剤担持体)
431a :輪郭面
431b :溝
431c :凹凸外周面
431d :側部円柱面
432 :磁石
434 :ブレード
434a :ブレードの対向端部
434b :ブレードの面
435 :撹拌機構
470 :二次クリーニング装置
4300 :現像容器
G0 :隙間
R1 :正転方向
R2 :逆転方向

Claims (5)

  1. 幅方向に沿う複数の溝が周方向に並んで形成された凹凸外周面を有し、予め定められた正転方向へ回転することによって現像剤を前記凹凸外周面に担持して搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の前記凹凸外周面に対して隙間を隔てて対向する端部である対向端部を有し、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層厚を制限する層厚制限部と、
    前記層厚制限部における前記現像剤担持体の前記正転方向の下流側の面に取り付けられ、前記層厚制限部の前記対向端部から張り出して前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を覆う張出部を有する薄板状の可撓部材と、を備え、
    前記可撓部材の前記張出部は、少なくとも前記凹凸外周面の前記溝が正面に位置するときに前記張出部の先端が前記溝内に至る長さで前記対向端部から張り出して形成されており、
    前記可撓部材は、前記現像剤担持体が前記正転方向へ回転するときに、前記現像剤担持体上の前記現像剤から受ける圧力によって撓み、前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を開放し、
    前記可撓部材の前記張出部は、前記凹凸外周面の前記溝が正面に位置するときに前記張出部の先端が前記溝の底に接する長さ以下の長さで前記対向端部から張り出して形成されている、現像装置。
  2. 幅方向に沿う複数の溝が周方向に並んで形成された凹凸外周面を有し、予め定められた正転方向へ回転することによって現像剤を前記凹凸外周面に担持して搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の前記凹凸外周面に対して隙間を隔てて対向する端部である対向端部を有し、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層厚を制限する層厚制限部と、
    前記層厚制限部における前記現像剤担持体の前記正転方向の下流側の面に取り付けられ、前記層厚制限部の前記対向端部から張り出して前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を覆う張出部を有する薄板状の可撓部材と、を備え、
    前記可撓部材の前記張出部は、少なくとも前記凹凸外周面の前記溝が正面に位置するときに前記張出部の先端が前記溝内に至る長さで前記対向端部から張り出して形成されており、
    前記可撓部材は、前記現像剤担持体が前記正転方向へ回転するときに、前記現像剤担持体上の前記現像剤から受ける圧力によって撓み、前記層厚制限部と前記現像剤担持体との間の隙間を開放し、
    前記可撓部材の少なくとも前記現像剤担持体に接触する領域における前記現像剤担持体の前記正転方向の下流側の面に、前記可撓部材よりも前記現像剤担持体に対する摩擦抵抗が大きな高摩擦層が形成されている、現像装置。
  3. 前記現像剤担持体の外周面は、前記凹凸外周面と前記凹凸外周面の両側において円柱面を形成する一対の側部円柱面とを含み、
    前記張出部における前記凹凸外周面に対向する部分と前記一対の側部円柱面に対向する部分との境界に切れ込みが形成されている、請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 情報入力の操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部に予め定められた特殊操作が行われた場合に、前記現像剤担持体を前記正転方向の反対方向へ回転させて停止させる逆回転制御部と、を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の前記静電潜像を現像する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の現像装置と、を備える画像形成装置。
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