JP6446260B2 - 減速機群、減速機及び減速機の設計方法 - Google Patents
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Description
従来の設計技術では、設計者が、所定の減速比で回転する出力部の回転中心軸と、出力部へ駆動力を伝達するクランク組立体と、の間の距離関係において互いに相違する複数の減速機を設計するとき、設計者は、減速機それぞれに対して相異なる軸受を利用している。第1実施形態において、形状的に一致する軸受を、複数の減速機に対して利用可能にする技術が説明される。
図1A及び図1Bは、例示的な減速機100を示す。図1Aは、減速機100の概略的な断面図である。図1Bは、図1Aに示されるA−A線に沿う減速機100の概略的な断面図である。図1A及び図1Bを参照して、減速機100が説明される。
設計者は、図1A及び図1Bを参照して説明された減速機100の設計原理に基づいて、寸法的に異なる他のもう1つの減速機を設計することができる。
設計者は、軸受を供給するサプライヤが付した型式番号に基づいて、減速機に用いられる軸受を選択してもよい。第2実施形態において、様々な軸受選択パターンが説明される。
設計者は、主軸と伝達軸との間の距離を変更し、減速機が出力することができるトルクに対して、様々な値を設定することができる。減速機に対して、大きなトルクが要求されるならば、設計者は、主軸と伝達軸との間の距離を長くしてもよい。この場合、設計者は、減速機が、十分な機械的強度を有するように、設計者は、太いクランク軸を減速機に組み込んでもよい。第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明された設計原理は、太さにおいて異なるクランク軸に対して、少数種の軸受を取り付け、クランク組立体を組み上げることを可能にする。第3実施形態において、少数種の軸受を利用して、太さにおいて相違する様々なクランク組立体を構築するための技術が説明される。
設計者は、様々な手法に基づいて、減速機を設計することができる。第4実施形態において、例示的な設計手順が説明される。
210,210A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外筒部
220,220A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリア部
310,310A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯車
320,320A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯車
400,400A,400B,400C,400D・・・・・クランク組立体
410,410A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クランク軸
411,411A,411B,411C,411D・・・・・ジャーナル
412,412A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャーナル
413,413A,413B,413C,413D・・・・・偏心部
414,414A,414B,414C,414D・・・・・偏心部
421,421A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
421B,421C,421D・・・・・・・・・・・・・・ニードル軸受
422,422A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
422B,422C,422D・・・・・・・・・・・・・・ニードル軸受
423,423A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
423B,423C,423D・・・・・・・・・・・・・・ニードル軸受
424,424A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
424B,424C,424D・・・・・・・・・・・・・・ニードル軸受
FMX,SMX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主軸
FTX,STX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伝達軸
Claims (5)
- 第1出力部の回転中心軸として規定される第1主軸から第1距離だけ離間した第1伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第1主軸周りに前記第1出力部を回転させるように第1揺動歯車を揺動させる第1クランク組立体を有する第1減速機と、
第2出力部の回転中心軸として規定される第2主軸から前記第1距離よりも大きい第2距離だけ離間した第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに前記第2出力部を回転させるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する第2減速機と、を備え、
前記第1クランク組立体は、第1ジャーナルと前記第1ジャーナルに対して偏心し且つ前記第1ジャーナルよりも太い第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルに取り付けられる第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含み、
前記第2クランク組立体は、第2ジャーナルと前記第2ジャーナルに対して偏心し且つ前記第2ジャーナルよりも太い第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルに取り付けられる第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
前記第1歯車支持軸受は、前記第2シャフト支持軸受に形状的に一致する
減速機群。 - 前記第1シャフト支持軸受、前記第1歯車支持軸受、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受それぞれは、ニードル軸受である
請求項1に記載の減速機群。 - 前記第1シャフト支持軸受は、前記第1歯車支持軸受とは形状的に相違し、
前記第2シャフト支持軸受は、前記第2歯車支持軸受とは形状的に相違する
請求項2に記載の減速機群。 - 出力部の回転中心軸と前記回転中心軸周りに前記出力部を回転させる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する減速機であって、
前記回転中心軸として規定される第1主軸周りに回転する第1出力部と、
前記第1出力部の前記第1主軸周りの回転を引き起こすように揺動する第1揺動歯車と、
前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体と、を備え、
前記他のもう1つの減速機は、前記回転中心軸として規定される第2主軸から前記第1距離よりも大きい第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、第2出力部を前記第2主軸周りに回転させるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有し、
前記第1クランク組立体は、第1ジャーナルと前記第1ジャーナルに対して偏心し且つ前記第1ジャーナルよりも太い第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルに取り付けられる第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含み、
前記第2クランク組立体は、第2ジャーナルと前記第2ジャーナルに対して偏心し且つ前記第2ジャーナルよりも太い第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルに取り付けられる第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
前記第1歯車支持軸受は、前記第2シャフト支持軸受に形状的に一致する
減速機。 - 出力部の回転中心軸と前記回転中心軸周りに前記出力部を回転させる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する減速機の設計方法であって、
前記回転中心軸として規定される第1主軸周りに回転する第1出力部を設計する工程と、
前記第1出力部の前記第1主軸周りの回転を引き起こすように揺動する第1揺動歯車を設計する工程と、
前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体を設計する工程と、を備え、
前記他のもう1つの減速機は、前記回転中心軸として規定される第2主軸から前記第1距離よりも大きい第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、第2出力部を前記第2主軸周りに回転させるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有し、
前記第2クランク組立体は、第2ジャーナルと前記第2ジャーナルに対して偏心し且つ前記第2ジャーナルよりも太い第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルに取り付けられる第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
前記第1クランク組立体を設計する工程は、
(i)第1ジャーナルと前記第1ジャーナルに対して偏心し且つ前記第1ジャーナルよりも太い第1偏心部とを含む第1クランク軸を設計する段階と、
(ii)前記第2シャフト支持軸受に形状的に一致する軸受を、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受として利用することを決定する段階と、を含む
減速機の設計方法。
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