JP6444819B2 - フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 - Google Patents
フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6444819B2 JP6444819B2 JP2015132928A JP2015132928A JP6444819B2 JP 6444819 B2 JP6444819 B2 JP 6444819B2 JP 2015132928 A JP2015132928 A JP 2015132928A JP 2015132928 A JP2015132928 A JP 2015132928A JP 6444819 B2 JP6444819 B2 JP 6444819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- same
- different
- resin
- dihalide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Description
項1.ジオール成分(A)及びジハライド成分(B)を重合成分とするフルオレンオリゴマーであって、
前記ジオール成分(A)は、一般式(A1):
で示されるジオール化合物であり、且つ、
前記ジハライド成分(B)は、一般式(B1):
X1−A3−Z3−A4−X2
[式中、Z3は芳香族炭化水素環由来の2価の基;A3及びA4は同じか又は異なり、それぞれアルキレン基;X1及びX2は同じか又は異なり、それぞれハロゲン原子である。]
で示されるジハライド化合物である、フルオレンオリゴマー。
項2.前記ジオール成分(A)の含有量が30〜70モル%であり、前記ジハライド成分(B)の含有量が30〜70モル%である、項1に記載のフルオレンオリゴマー。
項3.前記ジオール成分(A)及び前記ジハライド成分(B)からなる、項1又は2に記載のフルオレンオリゴマー。
項4.一般式(1):
で示される繰り返し単位を有する、フルオレンオリゴマー。
項5.重量平均分子量が3000〜20000である、項1〜4のいずれかに記載のフルオレンオリゴマー。
項6.数平均分子量が2000〜20000である、項1〜5のいずれかに記載のフルオレンオリゴマー。
項7.二酸化炭素ガス雰囲気で、有機溶媒に、ジオール化合物、ジハライド化合物、及びアルカリ金属炭酸塩を、前記ジオール化合物及び前記ジハライド化合物の合計濃度が0.7mol/L以上となり、前記アルカリ金属炭酸塩の使用量が前記ジオール化合物1モルに対して2.5モル以上となるように投入し、混合する工程
を備え、
前記ジオール化合物は、一般式(A1):
で示されるジオール化合物であり、且つ、
前記ジハライド化合物は、一般式(B1):
X1−A3−Z3−A4−X2
[式中、Z3は芳香族炭化水素環由来の2価の基;A3及びA4は同じか又は異なり、それぞれアルキレン基;X1及びX2は同じか又は異なり、それぞれハロゲン原子である。]
で示されるジハライド化合物である、フルオレンオリゴマーの製造方法。
項8.反応温度が65〜110℃である、項7に記載の製造方法。
項9.項1〜6のいずれかに記載のフルオレンオリゴマーからなる樹脂用添加剤。
項10.樹脂流動性改善剤及び/又は樹脂用複屈折低減剤である、項9に記載の樹脂用添加剤。
項11.樹脂と、項9又は10に記載の樹脂用添加剤を含有する、樹脂組成物。
項12.前記樹脂用添加剤の含有量が、前記樹脂100重量部に対して1〜20重量部である、項11に記載の樹脂組成物。
本発明のフルオレンオリゴマーは、オール成分(A)及びジハライド成分(B)を重合成分とするフルオレンオリゴマーであって、
前記ジオール成分(A)は、一般式(A1):
で示されるジオール化合物であり、且つ、
前記ジハライド成分(B)は、一般式(B1):
X1−A3−Z3−A4−X2
[式中、Z3は芳香族炭化水素環由来の2価の基;A3及びA4は同じか又は異なり、それぞれアルキレン基;X1及びX2は同じか又は異なり、それぞれハロゲン原子である。]
で示されるジハライド化合物である。
本発明において、ジオール成分(A)は、上記一般式(A1)で示される化合物である。
本発明において、ジハライド成分(B)は、上記一般式(B1)で示される化合物である。
本発明のフルオレンオリゴマーは、前記ジオール成分(A)と前記ジハライド成分(B)とを重合成分とする(又はジオール成分(A)とジハライド成分(B)とが共重合した)ポリカーボネート系オリゴマーであり、種々の特性(特に、流動性向上、光弾性低減等)において優れている。具体的には、本発明のフルオレンオリゴマーは、特定のジオール成分(由来の構成単位)と特定のジハライド成分(由来の構成単位)とを組み合わせて有することにより、適度な分子量及びガラス転移温度を有するとともに、樹脂に添加した際に樹脂の流動性を向上させ、樹脂の光弾性定数を低減することができる。
で示される繰り返し単位を有するフルオレンオリゴマーとも表記することができる。この本発明のフルオレンオリゴマーの平均重合度は、樹脂用添加剤として用いた際の樹脂との相溶性、流動性及び光弾性の観点から、1〜30が好ましく、2〜20がより好ましく、3〜15がさらに好ましい。なお、流動性向上及び光弾性低減の観点からは平均重合度をより小さくすることが好ましいが、樹脂との相溶性向上の観点からは平均重合度をより大きくすることが好ましく、これらのバランスを取ることが特に好ましい。
本発明のフルオレンオリゴマーは、二酸化炭素ガス雰囲気で、有機溶媒に、ジオール化合物(前記ジオール成分(A))、ジハライド化合物(前記ジハライド成分(B))、及びアルカリ金属炭酸塩を、前記ジオール化合物及び前記ジハライド化合物の合計濃度が0.7〜2mol/Lとなり、前記アルカリ金属炭酸塩の添加量が前記ジオール化合物1モルに対して2.5モル以上となるように投入し、65〜110℃で混合する工程を備える製造方法により合成することができる。
上記説明した本発明のフルオレンオリゴマーは、樹脂に添加する(樹脂用添加剤として使用する)ことで、樹脂の流動性を向上させることができる。このため、本発明のフルオレンオリゴマーは、樹脂流動性改善剤として機能させることができる。
BPEF:9, 9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン(大阪ガスケミカル(株)製)
α, α’−ジクロロ−p−キシレン:東京化成工業(株)製
4, 4’−ビス(クロロメチル)ビフェニル:東京化成工業(株)製
炭酸カリウム:ナカライテスク(株)製。
ガラス転移温度
フルオレンオリゴマーのガラス転移温度は、
測定範囲:室温〜200℃
昇温速度:10℃/分
冷却速度:5℃/分
の条件で、示差走査熱量計(DSC;(株)リガク製、Rigaku Thermo Plusシリーズ、DSC8230)を用いて測定した。
フルオレンオリゴマーの重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及びPDI(Mw/Mn)は、
検出器:示差屈折検出器(RI)、UV検出器254 nm
移動相:テトラヒドロフラン(THF)100 %
流速:1 mL/分
カラム:KF-804L 2本(排除限界Mw 400000)
試料:フルオレンオリゴマーの1重量%THF溶液
ポリスチレン換算
の条件で、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC;ジーエルサイエンス(株)製、高速液体クロマトグラフ・GPC解析ソフト)により測定した。
フルオレンオリゴマーのIRスペクトルは、フーリエ赤外分光装置Magna-IR760(Nicolet社製)を用いて測定した。
ガラス管にBPEF(26.31 g, 60.0 mmol)、α, α’−ジクロロ−p−キシレン(10.50 g, 60.0 mmol)及びNMP(N−メチル−2−ピロリドン;120 mL)を入れ、室温で撹拌し均一な溶液とした。密閉容器(オートクレーブ)にこのガラス容器を入れ、激しく撹拌しながら、ミルで粉砕した炭酸カリウム(33.17 g, 240 mmol, BPEFに対して4当量)を分割投入した。二酸化炭素圧が5 MPaになるようにCO2ガスを導入し、この二酸化炭素圧を維持しながら80℃で24時間反応させた。室温まで冷却後、サンプルを取出し、水に注いで炭酸カリウムを除いた。次に、析出した不溶物をろ取し、水洗後風乾した。得られた粗生成物をTHF(テトラヒドロフラン;300 mL)に溶解させ、メタノール(2 L)に滴下し、析出した不溶物をろ取、乾燥させることで、白色粉末を得た(収量35.64 g, 収率94.5 %)。
二酸化炭素の初期圧を5 MPaとし、二酸化炭素圧を維持しない(管理しない)こと以外は実施例1−1と同様に処理を行い、白色粉末を55.9 %の収率で得た。
二酸化炭素圧が1 MPaとなるように維持したこと以外は実施例1−1と同様に処理を行い、白色粉末を98.6 %の収率で得た。
α, α’−ジクロロ−p−キシレンの代わりに4, 4’−ビス(クロロメチル)ビフェニルを用いること以外は実施例1−1と同様に処理を行い、薄黄色粉末を86.7 %の収率(収量36.66 g)で得た。
炭酸カリウムの使用量を、33.17 g(240 mmol, BPEFに対して4当量)ではなく、16.58 g(120 mmol, BPEFに対して2当量)としたこと以外は実施例1−1と同様に処理を行った。
NMPの使用量を120 mL(BPEF及びα, α’−ジクロロ−p−キシレンの合計濃度1 mol/L)ではなく240 mL(BPEF及びα, α’−ジクロロ−p−キシレンの合計濃度0.5 mol/L)としたこと以外は実施例1−1と同様に処理を行った。
α, α’−ジクロロ−p−キシレンの代わりに1, 4−ジクロロブタンを用い、二酸化炭素の初期圧を5 MPaとし、二酸化炭素圧を維持しない(管理しない)こと以外は実施例1−1と同様に処理を行った。
重量平均分子量(Mw)
分取したフルオレンオリゴマーの重量平均分子量(Mw)は、
検出器:示差屈折検出器(RI)、UV検出器254 nm
移動相:テトラヒドロフラン(THF)100 %
流速:1 mL/分
カラム:KF-804L 2本(排除限界Mw 400000)
試料:フルオレンオリゴマーの1重量%THF溶液
ポリスチレン換算
の条件で、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC;ジーエルサイエンス(株)製、高速液体クロマトグラフ・GPC解析ソフト)により測定した。
実施例1−1で得たフルオレンオリゴマー(1 g)をTHF(40 mL)に溶解させ、2.5重量%のTHF溶液を得た。
サンプル注入量:5 mL(1回で処理できるフルオレンオリゴマーの量は125 g)
移動相(THF)流量:4 mL/分
検出:UV(254 nm)
で、サンプル注入後8分後から分取を開始し、1分ごとに分画し、10フラクションに分割し、サンプル注入から40分で1ターンとした。それぞれのフラクションに含まれる成分の分子量をGPCで測定した。結果を表2に示す。
実施例1−4で得たフルオレンオリゴマー(1 g)をTHF(40 mL)に溶解させ、2.5重量%のTHF溶液を得た。
サンプル注入量:5 mL(1回で処理できるフルオレンオリゴマーの量は125 g)
移動相(THF)流量:4 mL/分
検出:UV(254 nm)
で、サンプル注入後8分後から分取を開始し、1分ごとに分画し、10フラクションに分割し、サンプル注入から40分で1ターンとした。それぞれのフラクションに含まれる成分の分子量をGPCで測定した。結果を表3に示す。
流動性
樹脂組成物の流動性は、
モード:昇温法
温度:160〜250℃
荷重:10 kg
ダイ穴径:(長さ)1 mm、(厚さ)1 mm
の条件で、フローテスタ((株)島津製作所製、CFT-500D)を用いて測定し、グラフ(横軸:温度、縦軸:粘度)の傾きにより判断した。なお、測定したT5000の値は、粘度が5000 Pa・sとなった温度を意味し、小さいほど流動性が高いことを意味する。
樹脂組成物の光弾性定数(複屈折)は、
レタデーション測定法:コンペンセータ法
温度:25℃
試験力:200 N
の条件で、偏光顕微鏡((株)ニコン製)及び引張治具(偏光顕微鏡に取付可能な手動引張装置)を用いて測定した。なお、光弾性定数が小さいほど複屈折を低減できることを意味する。
ポリカーボネートペレット(PCペレット;帝人(株)製のパンライトL-1225L)を、濃度が15重量%となるように、1, 4−ジオキサンに溶解させた。その後、この溶液に、ポリカーボネート100重量部に対して5重量部となるように、実施例2−1で得たFr. 3のフルオレンオリゴマーを添加して溶解させ、キャスト溶液を得た。得られたキャスト溶液を、テフロンシート上にキャストして製膜した。この状態では白化が抑制できなかったため、得られたキャストシートを250℃で溶融プレスを行い、実施例3−1の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
使用機器:精密真空プレス(テスター産業(株)製)
温度:250℃
時間:3分(予熱2.5分、加圧0.5分)
雰囲気:真空
冷却:金属底盤上で、20 kgの荷重を加えながらプレス冷却
とした。
実施例2−1で得たFr. 3ではなく実施例2−1で得たFr. 5を用いたこと以外は実施例3−1と同様に、実施例3−2の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−1で得たFr. 3ではなく実施例2−1で得たFr. 5を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を5重量部ではなく10重量部としたこと以外は実施例3−1と同様に、実施例3−3の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−1で得たFr. 3ではなく実施例2−1で得たFr. 6を用いたこと以外は実施例3−1と同様に、実施例3−4の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−1で得たFr. 3ではなく実施例2−1で得たFr. 6を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を5重量部ではなく10重量部としたこと以外は実施例3−1と同様に、実施例3−5の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−1で得たFr. 3を用いなかったこと以外は実施例3−1と同様に、比較例3−1のシートサンプルを得た。
ポリカーボネートペレット(PCペレット;帝人(株)製のパンライトL-1225L)を、濃度が15重量%となるように、1, 4−ジオキサンに溶解させた。その後、この溶液に、ポリカーボネート100重量部に対して4.8重量部となるように、実施例2−2で得たFr. 4のフルオレンオリゴマーを添加して溶解させ、キャスト溶液を得た。得られたキャスト溶液を、テフロンシート上にキャストして製膜した。この状態では白化が抑制できなかったため、得られたキャストシートを250℃で溶融プレスを行い、実施例3−6の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
使用機器:精密真空プレス(テスター産業(株)製)
温度:250℃
時間:3分(予熱2.5分、加圧0.5分)
雰囲気:真空
冷却:金属底盤上で、20 kgの荷重を加えながらプレス冷却
とした。
実施例2−2で得たFr. 4ではなく実施例2−2で得たFr. 5を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を4.8重量部ではなく3.6重量部としたこと以外は実施例3−6と同様に、実施例3−7の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−2で得たFr. 4ではなく実施例2−2で得たFr. 5を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を4.8重量部ではなく10重量部としたこと以外は実施例3−6と同様に、実施例3−8の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−2で得たFr. 4ではなく実施例2−2で得たFr. 6を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を4.8重量部ではなく5重量部としたこと以外は実施例3−6と同様に、実施例3−9の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−2で得たFr. 4ではなく実施例2−2で得たFr. 6を用い、フルオレンオリゴマーの濃度を4.8重量部ではなく10重量部としたこと以外は実施例3−6と同様に、実施例3−10の樹脂組成物からなるシートサンプルを得た。
実施例2−2で得たFr. 4を用いなかったこと以外は実施例3−6と同様に、比較例3−2のシートサンプルを得た(比較例3−2は、比較例3−1と同じである)。
Claims (12)
- ジオール成分(A)及びジハライド成分(B)を重合成分とするフルオレンオリゴマーであって、
前記ジオール成分(A)は、一般式(A1):
で示されるジオール化合物であり、且つ、
前記ジハライド成分(B)は、一般式(B1):
X1−A3−Z3−A4−X2
[式中、Z3は芳香族炭化水素環由来の2価の基;A3及びA4は同じか又は異なり、それぞれアルキレン基;X1及びX2は同じか又は異なり、それぞれハロゲン原子である。]
で示されるジハライド化合物であり、
前記ジオール成分(A)及び前記ジハライド成分(B)がカーボネート結合を介して重合している、
フルオレンオリゴマー。 - 前記ジオール成分(A)の含有量が30〜70モル%であり、前記ジハライド成分(B)の含有量が30〜70モル%である、請求項1に記載のフルオレンオリゴマー。
- カーボネート結合を介して重合している前記ジオール成分(A)及び前記ジハライド成分(B)からなる、請求項1又は2に記載のフルオレンオリゴマー。
- 一般式(1):
で示される繰り返し単位を有する、フルオレンオリゴマー。 - 重量平均分子量が3000〜20000である、請求項1〜4のいずれかに記載のフルオレンオリゴマー。
- 数平均分子量が2000〜20000である、請求項1〜5のいずれかに記載のフルオレンオリゴマー。
- 二酸化炭素ガス雰囲気で、有機溶媒に、ジオール化合物、ジハライド化合物、及びアルカリ金属炭酸塩を、前記ジオール化合物及び前記ジハライド化合物の合計濃度が0.7mol/L以上となり、前記アルカリ金属炭酸塩の使用量が前記ジオール化合物1モルに対して2.5モル以上となるように投入し、混合する工程
を備え、
前記ジオール化合物は、一般式(A1):
で示されるジオール化合物であり、且つ、
前記ジハライド化合物は、一般式(B1):
X1−A3−Z3−A4−X2
[式中、Z3は芳香族炭化水素環由来の2価の基;A3及びA4は同じか又は異なり、それぞれアルキレン基;X1及びX2は同じか又は異なり、それぞれハロゲン原子である。]
で示されるジハライド化合物である、フルオレンオリゴマーの製造方法。 - 反応温度が65〜110℃である、請求項7に記載の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のフルオレンオリゴマーからなる樹脂用添加剤。
- 樹脂流動性改善剤及び/又は樹脂用複屈折低減剤である、請求項9に記載の樹脂用添加剤。
- 樹脂と、請求項9又は10に記載の樹脂用添加剤を含有する、樹脂組成物。
- 前記樹脂用添加剤の含有量が、前記樹脂100重量部に対して1〜20重量部である、請求項11に記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132928A JP6444819B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132928A JP6444819B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017014402A JP2017014402A (ja) | 2017-01-19 |
JP6444819B2 true JP6444819B2 (ja) | 2018-12-26 |
Family
ID=57829796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015132928A Active JP6444819B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6444819B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6549022B2 (ja) * | 2015-11-26 | 2019-07-24 | 大阪ガスケミカル株式会社 | フルオレン化合物及びそれを含有する樹脂組成物 |
CN110622044A (zh) | 2017-05-19 | 2019-12-27 | 三井化学株式会社 | 聚碳酸酯树脂透镜及聚碳酸酯树脂组合物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1808461B1 (en) * | 2004-07-15 | 2009-03-11 | Teijin Chemicals, Ltd. | Resin composition and molded object thereof |
JP5124827B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2013-01-23 | 国立大学法人東京工業大学 | ポリエーテルケトン樹脂及びその製造方法 |
JP4778535B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2011-09-21 | 大阪瓦斯株式会社 | フェノール樹脂およびその製造方法 |
JP5996412B2 (ja) * | 2012-12-17 | 2016-09-21 | 新日鉄住金化学株式会社 | ビス(メタ)アクリロイル末端ベンジルエーテル化合物及びその製造方法 |
-
2015
- 2015-07-01 JP JP2015132928A patent/JP6444819B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017014402A (ja) | 2017-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5358115B2 (ja) | 脂環式構造及びペルフルオロシクロブチルエーテル構造を有するポリマー | |
TWI678394B (zh) | 樹脂組成物及光學鏡片 | |
JP6444819B2 (ja) | フルオレンオリゴマー及びそれからなる樹脂用添加剤 | |
JP4822751B2 (ja) | 共重合体およびその製造方法 | |
JP7367704B2 (ja) | 樹脂組成物、成形体、光学レンズ、及び光学レンズユニット | |
JP2017036249A (ja) | 化合物の製造方法及び混晶 | |
Mukeba et al. | Semi–fluorinated arylene vinylene ether (FAVE) telechelic polymers from polycyclic aromatic hydrocarbon bisphenols and trifluorovinyl aryl ethers | |
TW202124507A (zh) | 環烯烴聚合物及其製造方法,以及光學元件 | |
JP2016117793A (ja) | 樹脂添加剤 | |
US10988576B2 (en) | Compound | |
CN116438223A (zh) | 树脂、其制备方法、树脂组合物和模制制品 | |
JP5266733B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれからなるフィルムならびにその用途 | |
WO2009084382A1 (ja) | 射出成形体および重合体組成物 | |
JP2016094580A (ja) | フルオレンオリゴマー及びその製造方法 | |
JP7454176B2 (ja) | フルオレン化合物の製造方法並びにフルオレン化合物の用途 | |
JPWO2020241288A1 (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 | |
JP2021001328A (ja) | 熱可塑性樹脂、それよりなる光学フィルム、ジオール化合物、ジエステル化合物 | |
JP2009242251A (ja) | スピロ環含有ノルボルネン誘導体の製造方法 | |
JP3975770B2 (ja) | ノルボルネン誘導体 | |
JP7457318B2 (ja) | フルオレン化合物及びその重合体並びにそれらの製造方法 | |
Seesukphronrarak et al. | Novel fluorene-based biphenolic monomer: 9, 9-bis (4-hydroxyphenyl)-9-silafluorene | |
CN114133548B (zh) | 一种聚碳酸酯及其制备方法、热塑性组合物及光学制品和设备 | |
JP2009096815A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2006052326A (ja) | 脂環式構造重合体および該重合体を含む樹脂組成物並びにこれを用いた光学材料 | |
JP5584956B2 (ja) | スチレン系共重合体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180828 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181030 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6444819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |