JP6444250B2 - 電気機器収納用箱 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
図1に示す電気機器収納用箱は、筐体本体1の内部に図示しない電気機器を収納するとともに、上開き式の扉2を備えている。この扉2は、図2に示すように、筐体本体1の上側開口部3を被覆するように、蝶番4によって開閉自在に取付けられている。この扉2を開状態で保持するために、筐体本体1と扉2との間にステー装置5が設けられる。ステー装置5は、可動金具6と固定金具9とにより構成されるものである。図3に示すように、可動金具6は、扉2の裏面に回動自在に固定される基端部6aと、胴部6bとを備えている。さらに、可動金具6の胴部6bの先端には突設部であるピン7が形成されており、このピン7は、図5のように頭部7aと軸部7bとからなる。固定金具9は筐体本体1に固定されており、ピン7の軸部7bを摺動自在とするための案内長孔8が形成されている。そして、図示しないストッパを筐体本体1に形成された水切部の垂直辺10と固定金具9の案内長孔8との間に挿入することにより、可動金具6の摺動を規制して、扉2を開状態に保持することができるものとしている。
図6に示す第2の実施形態は、曲げ部17を下側案内部15に形成したものである。このような構成によっても、図5と同様に上側案内部14が下側案内部15に対して筐体本体1外側方向にずれるものなり、即ち上側案内部14の下端部が下側案内部15の上端部よりも可動金具6の胴部6bに近接することとなる。これにより、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
図7に示す第3の実施形態においては、上側案内部14の内側表面に溝部18を形成することにより、上側案内部14の下端部が下側案内部15の上端部よりも可動金具6の胴部6bに近接するものとした。このような構成によっても、ピン7の頭部7aが上側案内部14の下端部と当接しないため、頭部7aが挿入孔16に引っ掛かることを防止できることとなる。
図8に示す実施形態は、上側案内部14と下側案内部15とを、可動金具6が傾く方向と同方向に傾斜させて形成したものである。このような構成によっても、上側案内部14の下端部は下側案内部15の上端部よりも可動金具6の胴部6bに近接することとなるため、第1乃至第3の実施形態のように、曲げ部17や溝部18を形成する必要がないものとなる。
図9及び図10には、第5の実施形態を示す。この実施形態は、第1の実施形態と比較して、ピン7の頭部7aを内側から挿入する点で相違する。この場合、図10に示すように、可動金具6は自重により回内方向に傾いて摺動することとなる。そこで、図9のように、固定金具9の向きを第1の実施形態と反対として取付けるものとすれば、図10のように上側案内部14の下端部が下側案内部15の上端部よりも可動金具6の胴部6bに近接することとなる。これにより、ピン7の頭部7aを内側から挿入する場合においても、頭部7aが上側案内部14の下端部と当接しないため、頭部7aが挿入孔16に引っ掛かることを防止することができる。なお、固定金具9を取付けるための取付片11は、固定金具9の底部に形成し、これにより水切部の水平辺19に対して固定するものとして、可動金具6との接触を回避している。なお、固定金具9は第1の実施形態に示すものを反対として取付けるものとしたが、第2乃至第4の実施形態及び後述する第6の実施形態に示す固定金具9の構造を採用しても良いことは言うまでもない。
図11には第6の実施形態を示す。この実施形態は、上側案内部14の両端部を、双方から中央の挿入孔16に向かって徐々に傾斜させることでアーチ状に形成し、これによって上側案内部14の下端部を、下側案内部15の上端部よりも可動金具6の胴部6bに近接させたものである。このような構成によっても、ピン7の頭部7aが上側案内部14の下端部と当接しないため、頭部7aが挿入孔16に引っ掛かることを防止できることとなる。
2 扉
3 上側開口部
4 蝶番
5 ステー装置
6 可動金具
6a 基端部
6b 胴部
7 ピン
7a 頭部
7b 軸部
8 案内長孔
9 固定金具
10 垂直辺
11 取付片
12 垂直片
13 平行片
14 上側案内部
15 下側案内部
16 挿入孔
17 曲げ部
18 溝部
19 水平辺
Claims (4)
- 上側開口部が形成された筐体本体と、
該上側開口部に取付けられる扉と、
前記筐体本体と扉との間に設けられるステー装置とを備え、
該ステー装置は、先端に突設部を形成した可動金具と、該突設部を摺動自在に支持する案内長孔を有する固定金具とからなる電気機器収納用箱であって、
前記案内長孔は、その上側に設けられた上側案内部と、下側に設けられた下側案内部との間に形成されるものとし、
該上側案内部には、前記突設部を挿入可能な挿入孔を形成するとともに、前記上側案内部が、前記下側案内部よりも前記可動金具の胴部に近接するよう前記固定金具を形成したことを特徴とする電気機器収納用箱。 - 前記上側案内部を、前記下側案内部に対して前記筐体本体の外側方向にずらしたことを特徴とする請求項1記載の電気機器収納用箱。
- 前記挿入孔を、前記上側案内部の中間位置に形成したことを特徴とする請求項2記載の電気機器収納用箱。
- 前記上側案内部は、その両端にクランク状の曲げ部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気機器収納用箱。
Priority Applications (1)
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JP2015084126A JP6444250B2 (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 電気機器収納用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015084126A JP6444250B2 (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 電気機器収納用箱 |
Publications (2)
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JP2016207713A JP2016207713A (ja) | 2016-12-08 |
JP6444250B2 true JP6444250B2 (ja) | 2018-12-26 |
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ID=57487347
Family Applications (1)
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JP2015084126A Active JP6444250B2 (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 電気機器収納用箱 |
Country Status (1)
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- 2015-04-16 JP JP2015084126A patent/JP6444250B2/ja active Active
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