JP6978374B2 - フック棒の掛止具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物開口部を開閉する開閉体(典型的には、シャッターカーテン)を手動操作するためのフック棒の掛止具に関するものである。
手動式シャッター装置において、全開姿勢にあるシャッターカーテンを引き降ろして降下させる際に、先端にフック部を備えたフック棒を用いる場合がある。このフック棒は、不使用時には、建物開口部近傍に場所を決めて格納しておくことが望ましい。そうすることで、フック棒の紛失を防止し、また、誰でもフック棒を用いて引き降ろし操作を行うことができる。
特許文献1には、不使用時にフック棒の格納を目的としたフック棒の止め具が記載されているが、フック棒を止め具に掛止させた状態(特許文献1の図3参照)では、フック部の湾曲部がストッパ部に接触し、フック部の基端部位が小フック部に接触しており、フック棒は緊密に止め具に掛止されており、フック棒を引っ掛けたり、取り外したりする際の作業性が悪くなるおそれがある。一方、作業性を向上させるために、フック部とストッパ部、小フック部との間に所望のクリアランスを設けると、フック棒が左右に揺れて安定性が悪くなり、フック部の掛止状態が外れて、フック棒が落下してしまうおそれがある。
これに対して、本出願人は、特許文献2において、吊り下げたフック棒が容易に外れて落下することがないようなフック棒の掛止具を提案している。提案した掛止具では、被掛止部の下方に中央ストッパと左右の側方ストッパを設け、いずれかの側方ストッパと中央ストッパとの間の溝部にフック棒の棒状部の先端部位を受け入れることで、吊り下げたフック棒が左右に揺れることを防止すると共に、溝部の上方に位置して設けた被当接部にフック部の付け根が当たることで、フック棒が下から突き上げられてもフック部が被掛止部から簡単に外れることがないようにしている(特許文献2の図7参照)。
しかしながら、特許文献2のフック棒の掛止具では、フック棒の柄部の垂直状の上端部位が中央ストッパと側方ストッパとの垂直状の当接面間に挟まれて固定されるため、掛止具から吊り下げられたフック棒(それ相応の長尺部材である)の下方部位に意図しない左右方向の力が作用した場合には、フック棒の柄部の上端部位がストッパの垂直面に当接して、当該ストッパに側方から力が作用してストッパが破損するおそれがあった。
特開2004−190246 特開2017−115933
本発明は、ストッパを備えたフック棒の掛止具において、ストッパの破損を可及的に防止することができるものでありながら、吊り下げたフック棒が容易に外れて落下することがないようなフック棒の掛止具を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
棒状部の先端にフック部を備えたフック棒の掛止具であって、
前記フック部は、掛止部としての第1部分と、第1部分に対して鋭角で、棒状部の長さ方向に対して傾斜状に延び、棒状部の先端に接続された第2部分とを有し、
前記掛止具は、
第1面部と第2面部とを備え、第2面部を介して垂直姿勢で取り付けられるプレート部と、
プレート部の第1面部に突成され、フック部の第1部分が掛止する被掛止凹部を備えた第1要素と、
プレート部の第1面部に、前記第1要素の被掛止凹部の斜め下方に位置して突成された第2要素と、
を備え、
前記第1要素の側面は、上側部分と傾斜状の下側部分を備えており、前記下側部分が第1被当接部となっており、
前記第2要素の側面は、前記第1要素の側面の下側部分と略同じ高さに位置して当該下側部分に離間対向する部分を備えており、前記部分が第2被当接部となっており、
前記第1被当接部と前記第2被当接部の間には傾斜状に延びる溝部が形成され、前記溝部には、掛止状態にあるフック棒のフック部の第2部分が受け入れられるようになっており、
外力の作用による掛止状態にあるフック棒の傾動及び上動は、前記第1被当接部あるいは/および第2被当接部にフック部の第2部分あるいは/および棒状部の先端が当接することによって規制される、
フック棒の掛止具、である。
掛止状態にあるフック棒が傾動ないし上動し、前記第1被当接部あるいは/および第2被当接部にフック部の第2部分あるいは/および棒状部の先端が当接した状態において、フック部の第1部分の少なくとも部分は、前記被掛止凹部内に位置している。
後述する実施形態では、被掛止凹部内にフック部の第1部分が水平姿勢で掛止されており、フック棒が上動した状態において、フック部の第1部分の下側部位が、被掛止凹部の前片の上縁よりも下方に位置している。
1つの態様では、前記溝部は、フック棒のフック部の第2部分をクリアランス(遊び)を持って受け入れるような寸法を備えている。
1つの態様では、前記フック部は、第1部分と第2部分を接続する第3部分を備えており、フック棒が掛止状態にある時に、第3部分と前記第1要素の側面の上側部分は離間している。
1つの態様では、前記第3部分は湾曲状に形成されている。
1つの態様では、フック部の第2部分は、緩やかに湾曲している。
1つの態様では、前記第1要素の傾斜状の第1被当接部は、緩やかな凹状面に形成されている。
1つの態様では、前記第1被当接部の凹状面は、前記第2部分(内側部位)の湾曲に沿う形状となっている。
1つの態様では、前記第2要素の第2被当接部は、上方に向かってプレート部の側縁に近づくように延びる弧状面である。
1つの態様では、フック棒の掛止状態において、フック棒の掛止状態において、前記フック部の前記第2部分(外側部位)が前記第2要素の第2被当接部に当接し、前記フック部の前記第2部分(内側部位)と前記第1要素の第1被当接部との間にクリアランスが形成されるようになっている。
本発明によれば、掛止状態にあるフック棒のフック部の第2部分を、第1要素の側面の下側部分と第2要素の側面の上側部分との間に形成された傾斜状の溝部に受け入れるようにし、外力の作用による掛止状態にあるフック棒の傾動及び上動を、前記第1被当接部あるいは/および第2被当接部にフック部の第2部分あるいは/および棒状部の先端が当接することによって規制するようにしたので、フック棒の掛止状態が外れてフック棒が抜け落ちてしまうようなことがない。
掛止状態にあるフック棒のフック部の第2部分は傾斜状に延びており、フック棒の傾動時には、この傾斜状の第2部分が傾斜状に延びる溝部を形成する第1被当接部あるいは第2被当接部に当接するので、第1要素ないし第2要素にフック棒の長さ方向に直交する方向に真横から力が作用することがなく、特許文献2に示すようなフック棒の掛止具に比べて、ストッパ(第1要素、第2要素)の破損を可及的に防止することができる。
全閉姿勢にあるシャッター装置の正面図であり、壁面に設けた掛止具にはフック棒が掛止されている。 フック棒の通常の掛止状態を示す図であり、左図は正面図、右図は側面図である。 掛止具に掛止されたフック棒のフック部の拡大正面図である。 フック棒の掛止具を示す図であり、上図は正面図、下図は底面図である。 上図はフック棒の掛止具の側面図、下図は上図の部分拡大図であって、内部構造を点線で示している。 図2左図の状態からフック棒が揺動して左側に傾いた状態を示す図である。 図6の状態からフック棒が上動した状態を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、建物開口部を開閉する開閉体として例示する手動式シャッター装置の全閉状態を示す正面図である。手動式シャッター装置は、建物開口部を開閉するシャッターカーテン1を備え、シャッターカーテン1の幅方向両端部が、建物開口部の幅方向両端に立設された左右のガイドレール2の溝部に案内されて昇降することで、建物開口部を開閉する。
シャッターカーテン1の上端は、建物開口部の上方に配置されたシャッターケース10内に設けた巻取シャフト(図示せず)に連結されており、巻取シャフトの正逆回転によってシャッターカーテン1が昇降して建物開口部を開閉する。巻取シャフトは、バランススプリングによってシャッターカーテン1を巻き取る方向に付勢されており、全開姿勢にあるシャッターカーテン1に、当該シャッターカーテン1を下降させる力を作用させて降下を始動させると、シャッターカーテン1が自重で降下して床面に着床して全閉姿勢となり、全閉姿勢にあるシャッターカーテン1に、当該シャッターカーテン1を上昇させる力を作用させて上昇を始動させると、バランススプリングの付勢力によってシャッターカーテン1が巻き取られながら上昇して全開姿勢となる。
シャッターカーテン1が巻取シャフトに巻き取られて全開姿勢にある時には、シャッターカーテン1の下端は天井に近い位置にあるため、一般的な開口高の場合、シャッターカーテン下端は、手の届かない高さに位置することになる。そこで、巻取シャフトに巻装されて全開姿勢にあるシャッターカーテン1の下端にフック棒3を掛止し、フック棒3を用いてシャッターカーテン1を引き降ろすことが行われる。なお、本発明に係るフック棒3が用いられる場面は、シャッターカーテン1の引き降ろしに限定されるものではなく、シャッター以外の扉体の開閉に用いてもよい。
図2に示すように、フック棒3は、長尺状の棒状部30と、棒状部30の先端側(図示の姿勢では上端側)に設けたフック部31と、棒状部30の基端側(下端側)に設けた取手32と、からなる。フック部31は、第1部分310と、第2部分311と、第3部分312と、からなる。第1部分310は棒状部30の長さ方向に対して直角方向に延びる掛止部を形成しており、第2部分311は基端側(下端側)が棒状部30の先端(上端)に接続されていて、棒状部30の長さ方向に対して傾斜状に延びており、第3部分312は、第1部分310の基端側と第2部分311の先端側(上端側)を一体的に接続する湾曲状の部分である。第1部分310と第2部分311とで形成する角度は90度未満の鋭角である。
棒状部30の先端部位(上端部位)は小径部33となっており、小径部33には、フック部31の第2部分311の基端側(下端側)が接続されている。本実施形態では、フック部31の第2部分311の基端側(下端側)は棒状部30の長さ方向に延びる連結部(図示せず)となっており、当該連結部を棒状部30の小径部33に挿入することで、フック部31の基端(下端)が棒状部30の先端(上端)に接続されている。棒状部30の先端部位(小径部33)には、フック部31の第1部分310が延びる方向に直交して突部34が突成されており、両側の突部34によって棒状部30の直径よりも大きい幅広部が形成されている。
本実施形態では、棒状部30は断面円形状であるが、棒状部の断面形状は限定されず、例えば、平板状のシャフトであってもよい。本実施形態では、別部材から形成された棒状部30とフック部31を連結してフック棒3を形成しているが、フック部31と棒状部30を一体形成してもよい。
建物開口部近傍には、不使用時にフック棒3を引っ掛けて収納するための掛止具4が設けてある。本実施形態では、図1に示すように、掛止具4は、建物開口部近傍の構造体、本実施形態では壁面Wに設けてある。なお、掛止具4を固定する部位は、壁面Wに限定されない。
図3〜図5に示すように、掛止具4は、縦長方形状のプレート部40を備えており、プレート部40は、図示の垂直姿勢において、第1面部400と、第2面部401と、上縁402と、下縁403と、左右の側縁404と、から規定されている。プレート部40には、幅方向中央で上下に離間して取付孔45が形成されており、掛止具4は、第2面部401を壁面Wに当てて、取付孔45に螺子を螺入することで、壁面Wに固定される。なお、掛止具4の固定手段は螺子を用いるものに限定されない。本実施形態では、掛止具4は樹脂から一体成型されているが、複数の部材を組み立てて形成してもよい。また、掛止具4の材質は樹脂に限定されず、例えば金属製であってもよい。
プレート部40の第1面部400には、幅方向中央部位かつ高さ方向ほぼ中央に位置して、フック棒3のフック部31の第1部分(掛止部)310が掛止される被掛止凹部を提供する第1要素41が突成されている。第1要素41において、被掛止凹部は、第1要素41の上側に形成した凹状面410と、凹状面410の前側に立ち上がり形成された前片411とから構成されている。被掛止凹部は、プレート部40の第1面部400の幅方向中央部位かつ高さ方向中央より上側寄りに位置して水平状に形成されており、第1要素41の被掛止凹部に、フック棒3のフック部31の第1部分310が水平姿勢で掛止するようになっている。
第1要素41は、高さ方向に延びる前面412、凹面状の上面、左右の側面、下面415を備えたブロックであり、前面412は、下方に向かってプレート部40に近づくように緩やかに傾斜状に延び(上方に向かってプレート部40から離間するように緩やかに傾斜状に延び)、上端部位が前片411となっており、前記凹面状の上面は、凹状面410と前片411からなる上記被掛止凹部から形成されている。前面412の上端縁、すなわち、前片411の上端縁は、上側に膨出する湾曲縁となっており、幅方向両端部に対して幅方向中央部位の立ち上がり寸法が大きくなっている。
第1要素41の側面は、垂直状の上側部分413と、正面視傾斜状の下側部分414とからなり、左右の下側部分414の下端間を接続するように下面415が形成されている。第1要素41の側面の上側部分413の上縁は凹状面410の断面形状となっており(図5参照)、上側部分413は、凹状面410から下方に向かって垂直状に延びており、上側部分413の下端から下側部分414がプレート部40の中央に向かって下向きに傾斜状に延びている。第1要素41の左右の側面(上側部分413、下側部分414)は対称状となっており、本明細書では主として右側の側面について説明するが、同じ説明を左側の側面に援用することができる。
第1要素41の側面において、右側の下側部分414は右側の側縁404から離間するように下方に傾斜状に延びており、左側の下側部分414は左側の側縁404から離間するように下方に傾斜状に延びている。すなわち、第1要素41の側面の下側部分414は、下方に向かってプレート部4の側縁404から離間するように延びており、言い換えると、上方に向かってプレート部4の側縁404に近づくように延びている。第1要素41の側面の下側部分414は、掛止状態にあるフック棒3のフック部31の第2部分311の内側部位3110が当接し得る第1被当接部となっている。図3に示すように、本実施形態では、フック棒3の通常の掛止状態(重力以外の外力が作用しない状態)において、第1要素41の側面の下側部分414とフック棒3のフック部31の第2部分311の内側部位3110はクリアランスを存して離間している。
本実施形態では、フック棒3のフック部31の傾斜状の第2部分311の内側部位3110は緩やかに上側に膨らむように湾曲しており、第1要素41の側面の傾斜状の下側部分414は緩やかに凹状に湾曲している。フック棒3の掛止状態において、第1要素41の側面の垂直状の上側部分413とフック部31の湾曲状の第3部分312の内側部位3120は略同じ高さに位置しているが、これらは離間しており、当接することはない。
プレート部40の第1面部400の下方部位には、幅方向左右に位置して第2要素42がそれぞれ対称状に突成されている。第2要素42は、第1要素41の被掛止凹部の斜め下方に位置してプレート部の第1面部400に突成されている。第2要素42は、正面視略半円ないし半月状の前面420と、垂直状の第1側面421と、湾曲状ないし弧状の第2側面422と、を備えたブロックであり、第1側面421をプレート部40の側縁404に一致させてプレート部40の第1面部400に突成されている。
第2要素42の第2側面422は、上側部分4220と下側部分4221からなる。第2側面422の上側部分4220は、上方に向かってプレート部40の側縁404に近づくように傾斜状かつ湾曲状(上側に緩やかに膨らむ)に延びる正面視弧状面であり、下側部分4221は、下方に向かってプレート部40の側縁404に近づくように傾斜状かつ湾曲状(下側に緩やかに膨らむ)に延びる正面視弧状面である。
第2要素42の第2側面422の上側部分4220は、第1要素41の側面の下側部分414と略同じ高さに位置しており、第2要素42の第2側面422の上側部分4220は、掛止状態にあるフック棒3のフック部31の第2部分311の外側部位3111が当接し得る第2被当接部となっている。
第1要素41の側面の下側部分414と、第2要素42の第2側面422の上側部分4220は離間対向しており、第1要素41の傾斜状の下側部分(第1被当接部)414と第2要素42の第2側面422の湾曲状の上側部分(第2被当接部)4220との間に傾斜状に延びる溝部Gが形成されている。溝部Gは、下方に向かってプレート部4の側縁404から離間するように傾斜状に延びており、言い換えると、上方に向かってプレート部4の側縁404に近づくように傾斜状に延びている。
第1被当接部と第2被当接部によって形成される溝部Gは、フック棒3のフック部31の傾斜状の第2部分311を受け入れて、クリアランス(遊び)を有した状態で拘束しており、フック棒3が掛止具4から吊下された状態で、クリアランス(遊び)の範囲内で僅かに傾動可能となっている。溝部Gの水平方向の幅寸法は、垂直姿勢にあるフック棒3のフック部30の第2部分311の水平方向の寸法よりも僅かに大きい寸法となっており、フック部30の第2部分311を良好に受け入れると共に、遊び(クリアランス)を越えるフック棒3の傾動を規制する。
本実施形態では、フック棒3の通常の掛止状態において、フック部31の第2部分311の内側部位3110が第1要素41の側面の下側部分414に離間対向しており、フック部31の第2部分311の外側部位3111が第2要素42の第2側面422の上側部分4220に近接ないし接触している。通常の掛止状態にあるフック棒3の右側への傾動は、フック部31の第2部分311の外側部位3111が溝部Gを形成する第2被当接部(第2要素42の第2側面422の上側部分4220)に当接することで規制され、フック棒3の左側への傾動は、クリアランスによって少し左へ傾動したフック部31の第2部分311の内側部位3110が溝部Gを形成する第1被当接部(第1要素41の側面の下側部分414)に当接することで規制される。なお、溝部Gの上側において、第1要素41の垂直状の上側部分413とフック部31の湾曲状の第3部分312の内側部位3120は離間しており、第3部分312の外側には、第3部分312の外側部位3121に当接するような要素は一切無い。
第2要素42の第2側面422の下側部分4221は、上端が第1要素41の下面415と略同じ高さに位置しており、プレート部40の側縁404に向かう湾曲状の傾斜面は第1要素41の下面415よりも下方に位置しており、掛止状態にあるフック棒3のフック部31の第2部分311の外側部位3111が当接することはない。フック棒3の通常の掛止状態では、第2要素42の第2側面422の下側部分4221は、フック棒3の棒状部30(小径部33)の上端部位と略同じ高さに位置するが、第2要素42の第2側面422の下側部分4221の上端と棒状部30(小径部33)の上端は離間しており、かつ、第2側面422の下側部分4221は、上端から下方に向かって、棒状部30(小径部33)から離間するように延びている。例えば、図3の状態から、フック棒3が右側に傾動しようとしても、フック部31の第2部分311の外側部位3111が第2要素42の第2側面422の上側部分(第2被当接部)4220に当接するので、フック棒3の棒状部30(小径部33)が第2要素42の第2側面422に側方から当接することがない。
第2要素42の第2側面422の下側部分4221の形状や寸法は図示の態様に限定されるものではなく、また、第2要素42を第2側面422の上側部分4220を備えた上側部分のみから形成してもよい。図示の態様では、第2要素42の下端(第2側面422の下側部分4221の下端)の高さ位置は、プレート部40の下縁403よりも所定距離だけ上側に位置しているが、これには限定されない。
フック棒3を掛止具4に掛止させた状態を図2、図3に示す。掛止状態において、フック棒3のフック部31の第1部分310が、掛止具4の第1要素41の被掛止凹部に受け入れられている。被掛止凹部の深さは、フック部31の第1部分310の直径よりも大きく、前片411の上縁は、水平姿勢にある第1部分310の上端面よりも上方に位置している。フック棒3のフック部31の第1部分310が掛止する第1要素41の被掛止凹部(凹状面410)は、プレート部40の第1面部400から離間して持ち出した位置にあり、フック棒3は、垂直状の第1面部400に対して離間して吊り下げられる。第1要素41の側面のプレート部40の第1面部400からの立ち上がり寸法(突出寸法)は、下側部分414が、プレート部40の第1面部400に対して離間して垂下するフック棒3のフック部31の第2部分311に対向するような寸法となっている。第2要素42の第2側面422のプレート部40の第1面部400からの立ち上がり寸法(突出寸法)は、上側部分4220が、プレート部40の第1面部400から離間して垂下するフック棒3のフック部31の第2部分311に対向するような寸法となっている。
フック棒3を掛止具4に引っ掛ける場合には、フック棒3のフック部31の第1部分310を掛止具4の被掛止凹部に掛止させて、フック部31の第2部分311を溝部Gに正面から嵌め込めばよいので、装着が容易である。溝部Gは、フック部31の第2部分311を、クリアランスを有して受け入れるような寸法を備えている点に留意されたい。
図示の態様では、図2、図3に示すように、フック棒3のフック部31の第1部分310を掛止具4の第1要素41の被掛止凹部に掛止し、フック棒3を吊り下げた通常の掛止状態において、フック部31の第2部分311の内側部位3110は、第1要素41の側面の下側部分414にクリアランスを介して近接しており、フック部31の第2部分311の外側部位3111は、第2要素42の第2側面422の上側部分4220に接触している。すなわち、本実施形態では、フック棒3の通常の掛止状態において、フック部30の第1部分310が掛止具4の第1要素41の被掛止部に掛止されており、フック部30の第2部分311の外側部位3111が第2要素42の第2側面422の上側部分4220に接触しており、フック棒3のフック部30は2箇所で掛止具4に当接している。本実施形態では、フック棒3の通常の掛止状態において、フック棒3の棒状部30は垂下しているが、通常の掛止状態において、フック棒3の棒状部30が僅かに傾いていてもよい。
図2の掛止状態において、フック棒3を左右方向に傾動(揺動)させる力が作用した場合に、フック棒3を右側に傾ける力が作用した場合には、フック部31の第2部分311の外側部位3111が第2要素42の第2側面422の上側部分4220に当接することで、さらなる揺動は規制される。フック棒3を左側に傾ける力が作用した場合には、フック部31の第2部分311の内側部位3110が第1要素41の側面の下側部分414に当接することで、さらなる揺動は規制される(図6参照)。フック棒3のフック部31の第1部分310と掛止具4の第1要素41の被掛止凹部との掛止状態は維持されている。
図6の状態において、フック棒3にフック部31を上動させる力が作用すると、フック部31の第2部分311の内側部位3110と第1要素41の側面の下側部分414との当接(第1被当接部における被当接部位が上側に少し移動する)が維持されると共に、フック棒3の棒状部30(小径部33)の先端が第2要素42の第2側面422の上側部分4220の下端部位に当接することで、さらなる上動が規制される(図7)。
図7の状態では、フック棒3のフック部31が上方に移動しているが、図7に示すように、フック部31の第2部分311の内側部位3110と第1要素41の側面の下側部分414とが当接し、フック棒3の棒状部30(小径部33)の先端と第2要素42の第2側面422の上側部分4220の下端部位とが当接した状態では、水平姿勢にある第1部分310の上縁は、前片411の上縁よりも上側に位置するものの、第1部分310の下半部は前片411の上縁よりも下方に位置しており、フック部31の第1部分310が被掛止凹部から外れてフック棒3が落下するようなことがない。
図4に示すように、掛止具4の各要素は左右対称となっている。具体的には、第1要素41はプレート部40の幅方向中央に形成されており、左右対称の形状を備えている。第2要素42、溝部Gは、プレート部40に左右対称に形成されている。図2、図3、図6、図7では、掛止具4の右半部位を用いてフック棒3を掛止しているが、掛止具4の左半部位を用いて逆向きのフック棒3を掛止できることが当業者に理解される。
1 シャッターカーテン
2 ガイドレール
3 フック棒
30 棒状部
31 フック部
310 第1部分
311 第2部分
312 第3部分
4 掛止具
40 プレート部
400 第1面部
401 第2面部
41 第1要素
410 凹状面
411 前片
413 上側部分
414 下側部分(第1被当接部)
42 第2要素
422 第2側面
4220 上側部分(第2被当接部)
G 溝部

Claims (4)

  1. 棒状部の先端にフック部を備えたフック棒の掛止具であって、
    前記フック部は、掛止部としての第1部分と、第1部分に対して鋭角で、棒状部の長さ方向に対して傾斜状に延び、棒状部の先端に接続された第2部分とを有し、
    前記掛止具は、
    第1面部と第2面部とを備え、第2面部を介して垂直姿勢で取り付けられるプレート部と、
    プレート部の第1面部に突成され、フック部の第1部分が掛止する被掛止凹部を備えた第1要素と、
    プレート部の第1面部に、前記第1要素の被掛止凹部の斜め下方に位置して突成された第2要素と、
    を備え、
    前記第1要素の側面は、上側部分と傾斜状の下側部分を備えており、前記下側部分が第1被当接部となっており、
    前記第2要素の側面は、前記第1要素の側面の下側部分と略同じ高さに位置して当該下側部分に離間対向する部分を備えており、前記部分が第2被当接部となっており、
    前記第1被当接部と前記第2被当接部の間には傾斜状に延びる溝部が形成され、前記溝部には、掛止状態にあるフック棒のフック部の第2部分が受け入れられるようになっており、
    外力の作用による掛止状態にあるフック棒の傾動及び上動は、前記第1被当接部あるいは/および第2被当接部にフック部の第2部分あるいは/および棒状部の先端が当接することによって規制される、
    フック棒の掛止具。
  2. 前記第1要素の傾斜状の第1被当接部は、緩やかな凹状面に形成されている、請求項1に記載のフック棒の掛止具。
  3. 前記第2要素の第2被当接部は、上方に向かってプレート部の側縁に近づくように延びる弧状面である、請求項1、2いずれか1項に記載のフック棒の掛止具。
  4. フック棒の掛止状態において、前記フック部の前記第2部分が前記第2要素の第2被当接部に当接し、前記フック部の前記第2部分と前記第1要素の第1被当接部との間にクリアランスが形成されるようになっている、請求項1〜3いずれか1項に記載のフック棒の掛止具。
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