JP3795481B2 - 光ファイバ収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、ケース本体に対してカバー体を開閉自在に設けてなる光ファイバ収納ケースに関し、特にカバー体を開状態に固定しておくことのできるヒンジ構造を有する光ファイバ収納ケースに関する。
従来から、通信等に用いられる光ファイバを屋外から集合住宅等の建物内に引き込む際に、光信号を電気信号に変換する光電変換部を納めると共に、光ファイバの余長分を収納、固定する光ファイバ収納ケースが建物外壁面に設けられる。このような光ファイバ収納ケースは、箱形形状からなるケース本体に対して、カバー体をヒンジを介して開閉自在に設けてなるものである。
光ファイバを建物内に引き込む場合には、あらかじめ光ファイバ収納ケースを建物外壁面に設置しておき、光ファイバの余長をその光ファイバ収納ケースに納めて固定すると共に、光ファイバの端部をケース内の光電変換部に接続する。このような従来の光ファイバ収納ケースとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平10−133030号公報
しかし、従来の光ファイバ収納ケースは、以下に述べる問題点を有していた。従来の光ファイバ収納ケースはカバー体を設けて開閉自在としているものの、開状態を固定しておくことはできないため、カバーとなる部分の位置が不安定になって、作業性を悪化させていた。カバーが上下方向に開閉自在とされている場合には、開状態としたカバーを作業中は常に支えていなければならず、さらに作業性が悪くなる。特に、上述した光ファイバ収納ケースは、建物外壁面の比較的高所に設けられるため、高所作業が必要であり、作業性の向上は特に望まれるところである。
このため出願人は、特願2003−160602号において、ヒンジ部の軸を回転させる孔に保持部を設けて、カバー体の開状態で軸を保持して固定しておく構造を提案している。この場合には、カバー体を開状態とした後に、カバー体をスライドさせることで、ヒンジ部の軸を保持部に保持させるようにしている。逆にカバー体を閉じる場合には、再びカバー体をスライドさせ、軸を回転自在とした状態でカバー体を回動させる。
しかし、実際の作業においては、カバー体を閉じる際にカバー体をスライドさせることなく閉じてしまう場合がある。特に、光ファイバ収納ケースはプラスティック等で形成されるため、保持部はカバー体の重量を支えておくことはできても、外部からある程度の力が加わった場合には変形してしまい、軸を回転させてしまう。このようにして保持部が変形すると、それ以降はカバー体を開放した場合にそれを保持しておくことができなくなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、特別な操作を行うことなくカバー体を開閉でき、かつ開状態における作業性を向上させることのできる光ファイバ収納ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、光ファイバを納める箱形形状のケース本体と、それをヒンジ部を介して縦方向に開閉自在に覆うカバー体とからなる光ファイバ収納ケースにおいて、
上記ヒンジ部は上記ケース本体の両側面にそれぞれ回転軸を設けると共に、上記カバー体の両側面にそれぞれ上記回転軸の軸受孔を設けてなり、
上記ケース本体には上記回転軸の近傍に突起状の押圧部と、上記カバー体の開状態でカバー体を保持する突起状のストッパ部とを形成し、
上記カバー体には閉状態で上記押圧部を保持する閉保持部と、開状態で上記押圧部を保持する開保持部とを形成すると共に、上記閉保持部と開保持部は上記軸受孔を中心として上記カバー体の回転角度と略同角度をなして配置してなり、
上記カバー体を上記回転軸を中心に回動させると、上記押圧部が上記カバー体の側面を外方に押し広げ、上記カバー体は上記ケース本体の側面から離間されて上記ストッパ部を乗上げ上記ストッパ部から干渉を受けることなく回動し、
上記カバー体を開状態にすると、上記押圧部は上記開保持部に納められると共に、上記カバー体は上記ストッパ部に当接し保持されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、光ファイバを納める箱形形状のケース本体と、それをヒンジ部を介して縦方向に開閉自在に覆うカバー体とからなる光ファイバ収納ケースにおいて、
上記ヒンジ部は上記カバー体の両側面にそれぞれ回転軸を設けると共に、上記ケース本体の両側面にそれぞれ上記回転軸の軸受孔を設けてなり、
上記ケース本体には上記軸受孔の近傍に突起状の押圧部と、上記カバー体の開状態でカバー体を保持する突起状のストッパ部とを形成し、
上記カバー体には閉状態で上記押圧部を保持する閉保持部と、開状態で上記押圧部を保持する開保持部とを形成すると共に、上記閉保持部と開保持部は上記回転軸を中心として上記カバー体の回転角度と略同角度をなして配置してなり、
上記カバー体を上記回転軸を中心に回動させると、上記押圧部が上記カバー体の側面を外方に押し広げ、上記カバー体は上記ケース本体の側面から離間されて上記ストッパ部を乗上げ上記ストッパ部から干渉を受けることなく回動し、
上記カバー体を開状態にすると、上記押圧部は上記開保持部に納められると共に、上記カバー体は上記ストッパ部に当接し保持されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、上記押圧部とストッパ部は略同じ高さの突起状に形成されると共に、上記回転軸は上記押圧部及びストッパ部より高い突起状に形成されることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、上記カバー体は上記ケース本体の側面に対する当接面に上記軸受孔から周縁部に渡って肉厚を切欠いた薄肉部を形成してなり、該薄肉部の上記閉保持部側端部を開保持部としてなることを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、上記薄肉部は上記ヒンジ部側が周縁部側より肉厚に形成された傾斜面状とされてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、上記カバー体は両側面にそれぞれ延出片を備え、該延出片に上記回転軸または軸受孔と閉保持部及び開保持部を形成してなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る光ファイバ収納ケースは、上記延出片はカバー体の開状態で上記ストッパ部に当接し保持される被保持面を有し、該被保持面はカバー体の閉状態で略水平面に形成されてなることを特徴として構成されている。
本発明に係る光ファイバ収納ケースによれば、ケース本体は両側面に突起状の押圧部と、カバー体の開状態でカバー体を保持する突起状のストッパ部とを有し、カバー体は閉状態において押圧部を保持する閉保持部と、開状態において押圧部を保持する開保持部とを有すると共に、閉保持部と開保持部は軸受孔を中心としてカバー体の回転角度と略同角度をなして配置するので、カバー体を回動させる際に、押圧部によりカバー体をケース本体から離間させることができ、それによってストッパ部に干渉されることなく開閉動作を行うことができる。一方、カバー体を開状態とした際には、押圧部は開保持部に納められ、カバー体はケース本体に当接するので、ケース本体のストッパ部により保持固定されて、開状態を維持することができる。
すなわち、カバー体の開閉動作時だけカバー体をケース本体から離間させることで、開状態または閉状態の際にはカバー体を十分に保持しておくことができると共に、開閉動作をスムーズに行うことができ、しかも開閉動作のために特別な操作を行うこともないので、光ファイバの建物に対する引き込みにおける作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る光ファイバ収納ケースによれば、カバー体はケース本体に対する当接面にヒンジ部から周縁部に渡って肉厚を切欠いた薄肉部を形成し、薄肉部の閉保持部側端部を開保持部としたことにより、カバー体をケース本体に組付けるのが容易であると共に、薄肉部を開保持部と兼用しているので、ヒンジ部をコンパクトに形成することができる。
さらに、本発明に係る光ファイバ収納ケースによれば、薄肉部はヒンジ部側が周縁部側より肉厚に形成された傾斜面状とされたことにより、カバー体をケース本体に組付ける場合には回転軸を軸受孔に対し容易に差込むことができる一方で、一旦カバー体をケース本体に組付けたら外れにくくすることができる。
さらにまた、押圧部とストッパ部は略同じ高さの突起状に形成されると共に、回転軸は押圧部及びストッパ部より高い突起状に形成されることにより、押圧部によってカバー体がケース本体から離間される高さとストッパ部の高さが略同じとなるので、カバー体を回動時にはストッパ部に乗上げやすくすることができ、また回転軸は押圧部やストッパ部より高いので、カバー体がケース本体から外れることもなく、スムーズにカバー体の開閉動作を行うことができる。
そして、本発明に係る光ファイバ収納ケースによれば、カバー体は両側面にそれぞれ延出片を備え、その延出片にヒンジ部と閉保持部及び開保持部を形成したことにより、ケース本体に干渉することなくカバー体を開閉動作させることができる。
また、本発明に係る光ファイバ収納ケースによれば、延出片はカバー体の開状態でストッパ部に当接保持される被保持面を有し、この被保持面はカバー体の閉状態で略水平面に形成されてなることにより、カバー体を開状態で確実にストッパ部により保持しておくことができると共に、カバー体の閉状態で延出片の上面を略水平状にすることで、延出片をコンパクトなものにすることができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態における光ファイバ収納ケースの正面図であり、図2はその右側面図である。また、図3は光ファイバ収納ケースの開状態における正面図である。これら各図において、本実施形態における光ファイバ収納ケースは、一面を開口とした箱形形状に形成されたケース本体1に、その開口を覆うカバー体2を上下方向に開閉自在となるようにヒンジ部3を介して設け、ケース本体1の内部には光電変換部6及び収容トレイ5を納めてなるものである。
また、ケース本体1の底面には、光ファイバの引込口4と光電変換部6の出力端子7を設けている。この光ファイバ収納ケースは、集合住宅等の建物の室外壁に設けられ、インターネット通信などの光通信を行うための光ファイバ8aを室外側から引き込んでその余長分を収納、固定すると共に、光信号と電気信号を光電変換部6により相互に変換して出力するものである。
光ケーブル8は、屋外において電柱等から建物に引込まれる。屋外から建物に光ケーブル8を引き込むには、電柱から建物の近傍に対して光ケーブル8をある程度の余長を持って引き、カバー体2を開状態として、引込口4からケース本体1内に引込むと共に、その余長分を固定・収納する。図3に示すように、ケース本体1内においては、光ケーブル8の被覆を除いて、光ファイバ8aの状態にして収納する。そして、光ファイバ8aの先端には光ファイバ端子8bが設けられており、これをケース本体1に納められた光電変換部6に接続する。
光ファイバ8aを収納するために、トレイ状に形成された収容トレイ5を光ファイバ収納ケースとは別体として設けて、これをケース本体1内に納めて固定する。収容トレイ5は、引込んだ光ケーブル8を保持固定する光ファイバ固定部30と、被覆を除いた光ファイバ8aを巻付けて固定する光ファイバ巻取部31とを備えている。
光電変換部6は、接続された光ファイバ8aの光信号を電気信号に変換して出力端子7に出力するもので、ケース本体1にあらかじめ設置固定されている。出力端子7には同軸ケーブル(図示しない)を接続し、その同軸ケーブルが建物内部に引き込まれて、屋外に設置されている光ケーブル8からの信号を室内側に取り込むことができる。
次に、カバー体2をケース本体1に対して開閉自在とするヒンジ部3について詳細に説明する。図4にはケース本体1のヒンジ部3付近の拡大図を示す。図4aはヒンジ部3の右側面図であって、図4bはヒンジ部3の平面図である。ケース本体1側には、その側面の上端部付近に円柱状に突出してなる回転軸10を設けている。また、さらにその近傍には、回転軸10より小さな突起状に形成されてなる押圧部11と、細長状の突起として形成されてなるストッパ部12とを設けている。
押圧部11は、図4bに示すように、回転軸10よりも低い高さに形成されるものであって、カバー体2の回動時にその側面を外方に押し広げて、カバー体2を円滑に回動させるようにするものである。また、ストッパ部12は、押圧部11と略同高さに形成されると共に、回転軸10に対向する傾斜面からなる保持面12aを備えてなり、この保持面12aに開状態のカバー体2を当接させることで、その開状態を保持するものである。
また、図5にはカバー体2のヒンジ部3付近の拡大図を示す。図5aはヒンジ部3の右側面図であって、図5bは図5aのA−A断面図である。カバー体2の側面の上端部には、上方及び背面側に向かって延びる延出片20が形成されており、この延出片20にヒンジ部3が形成されている。カバー体2側のヒンジ部3は、ケース本体1側のヒンジ部3に略適合するように形成されてなるもので、ケース本体1の回転軸10に対応した位置には、延出片20を貫通して形成される軸受孔21を設け、カバー体2の閉状態における押圧部11に対応した位置には、延出片20を貫通して形成される閉保持部22を設ける。本実施形態では、軸受孔21と閉保持部22は連続状に形成している。ただし、それぞれ独立して形成してもよい。
図5aに示すように、延出片20の背面側面は、カバー体2の閉状態においてストッパ部12の保持面12aに当接するように、傾斜状に形成されている。また、延出片20の上面は、カバー体2の閉状態において略水平となる被保持面24を形成しており、カバー体2の開状態においてはストッパ部12の保持面12aに当接し、保持される。被保持面24をこのように形成することにより、カバー体2を開状態で確実にストッパ部12により保持しておくことができる。また、カバー体2の閉状態において、延出片20の上面を略水平状にすることで、延出片20をコンパクトなものにすることができる。そして、この延出片20の閉状態における被保持面24とストッパ部12の保持面12aとのなす角度によって、カバー体2の開閉動作における回転角度が決定される。本実施形態では、カバー体2の回転角度は約120°としている。
さらに、延出片20のケース本体1との当接面には、軸受孔21から周縁部に渡って肉厚を切欠いた薄肉部23を形成している。薄肉部23は、軸受孔21と略同幅とされてなり、カバー体2をケース本体1に取付ける際に、薄肉部23の周縁部から軸受孔21に向かって回転軸10を差込みやすくしている。また、図5bに示すように、薄肉部23は延出片20の周縁部から軸受孔21に向かう上り傾斜の傾斜面に形成されてなる。このような傾斜面とすることにより、回転軸10を一層差込みやすくできると共に、回転軸が一旦軸受孔21に挿入されると、そこから外れにくくすることができる。
また、カバー体2の閉状態における薄肉部23の下端部は、カバー体2を開状態とした場合におけるケース本体1の押圧部11を収納できるように、閉保持部22に対して、軸受孔21を中心としてカバー体2の回転角度、すなわち120°の角度をなすように配置した開保持部23aを形成する。したがって、薄肉部23はケース本体1の押圧部11を納めることができる程度に延出片20を切欠いてなるものである。以上のように閉保持部22及び開保持部23aを形成すれば、押圧部11はカバー体2の閉状態時には閉保持部22に納められ、カバー体2の回動時には延出片20をケース本体1から離間させて、カバー体2の開閉動作を円滑に行うことができると共に、カバー体2の開状態時には開保持部23aに納められることになって、カバー体2をストッパ部12に保持しておくことができるようになる。
次に、カバー体2の開閉動作について、順を追って詳細に説明する。図6は、カバー体2の閉状態におけるヒンジ部3の拡大図である。また、図7はカバー体2の開閉動作中の図であって、図8はカバー体2の開状態の図である。まず、図6に示すカバー体2の閉状態について説明する。図6aは、ヒンジ部3の側面図であって、図6bは、ヒンジ部3の正面図である。これらの図に示すように、カバー体2の閉状態では、カバー体2の延出片20はケース本体1の側面に当接しており、またケース本体1の押圧部11は、カバー体2の延出片20に設けられた閉保持部22に納められている。さらに、延出片20の背面側面は、ケース本体1に設けられたストッパ部12の保持面12aに当接している。
図7aには、カバー体2を閉状態から開く方向に回動させた場合の側面図を示す。また、図7bにはその状態における正面図を示す。これら各図に示すように、カバー体2を回動させると、ケース本体1の押圧部11は、カバー体2の閉保持部22から外れ、延出片20の側面は押圧部11によって外方に押し広げられて、ケース本体1の側面から離間される。それと同時に延出片20はケース本体1の側面に突起状に形成されたストッパ部12に乗上げる。このようにすれば、カバー体2をストッパ部12に干渉されることなく、回転軸10を中心に回動させることができる。
図8aには、カバー体2を開状態とした際の側面図を示す。また、図8bにはその状態における正面図を示す。図8aに示すようにカバー体2を閉状態から120°回動させ、開状態とすると、ケース本体1の押圧部11は、カバー体2の薄肉部23の端部である開保持部23aに納められる。また、図8bに示すように、それと同時に延出片20は閉状態の場合と同様にケース本体1の側面に当接する。これに伴い、延出片20の被保持面24は、ストッパ部12の保持面12aに当接し、カバー体2はストッパ部12によって自重により閉まらないように保持される。さらに、開保持部23aに納められた押圧部11によっても、カバー体2は保持されている。この光ファイバ収納ケースは、建物の室外壁面に取付けられるものなので、光ファイバの収納作業を行う場合にカバー体2を開状態としたまま保持することで、作業性を向上させることができる。
カバー体2を開状態から閉じる場合には、図8の状態からカバー体2を押し下げることで、押圧部11は開保持部23aから外れて延出片20を外方に押し広げ、それと同時に延出片20はケース本体1のストッパ部12に乗上げて、カバー体2を回動自在の状態にすることができる。すなわち、再び図7の状態になる。さらにカバー体2を閉じれば、カバー体2は図6に示す閉状態となり、押圧部11は閉保持部22に納められて、それと同時に延出片20はケース本体1の側面に当接する。
このようにカバー体2の閉状態と開状態では、ケース本体1の押圧部11がそれぞれ閉保持部22または開保持部23aに納められ、その中間状態であるカバー体2が回動している状態では、押圧部11は延出片20を外方に押し広げ、延出片20をケース本体1のストッパ部12に乗上げさせることにより、カバー体2を開状態では自重で閉まらないように保持することができると共に、カバー体2の開閉動作は円滑に行うことができる。また、カバー体2を開状態で固定させるのに、開閉動作以外の特別な操作を行う必要がないので、作業性を更に向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態ではヒンジ部3において、回転軸10をケース本体1に、軸受孔21をカバー体2に設けているが、逆に回転軸10をカバー体2に、軸受孔21をケース本体1に設けるようにしてもよい。また、押圧部11と閉保持部22及び開保持部23aの位置についても、互いの位置関係が上述のようになっていれば、ヒンジ部3において様々に配置することができる。
本実施形態における光ファイバ収納ケースの正面図である。 本実施形態における光ファイバ収納ケースの右側面図である。 光ファイバ収納ケースの開状態における正面図である。 ケース本体のヒンジ部付近拡大図である。 カバー体のヒンジ部付近拡大図である。 カバー体の閉状態におけるヒンジ部の拡大図である。 カバー体を開閉動作中におけるヒンジ部の拡大図である。 カバー体の開状態におけるヒンジ部の拡大図である。
符号の説明
1 ケース本体
2 カバー体
3 ヒンジ部
8 光ケーブル
8a 光ファイバ
10 回転軸
11 押圧部
12 ストッパ部
12a 保持面
20 延出片
21 軸受孔
22 閉保持部
23 薄肉部
23a 開保時部
24 被保持面

Claims (7)

  1. 光ファイバを納める箱形形状のケース本体と、それをヒンジ部を介して縦方向に開閉自在に覆うカバー体とからなる光ファイバ収納ケースにおいて、
    上記ヒンジ部は上記ケース本体の両側面にそれぞれ回転軸を設けると共に、上記カバー体の両側面にそれぞれ上記回転軸の軸受孔を設けてなり、
    上記ケース本体には上記回転軸の近傍に突起状の押圧部と、上記カバー体の開状態でカバー体を保持する突起状のストッパ部とを形成し、
    上記カバー体には閉状態で上記押圧部を保持する閉保持部と、開状態で上記押圧部を保持する開保持部とを形成すると共に、上記閉保持部と開保持部は上記軸受孔を中心として上記カバー体の回転角度と略同角度をなして配置してなり、
    上記カバー体を上記回転軸を中心に回動させると、上記押圧部が上記カバー体の側面を外方に押し広げ、上記カバー体は上記ケース本体の側面から離間されて上記ストッパ部を乗上げ上記ストッパ部から干渉を受けることなく回動し、
    上記カバー体を開状態にすると、上記押圧部は上記開保持部に納められると共に、上記カバー体は上記ストッパ部に当接し保持されることを特徴とする光ファイバ収納ケース。
  2. 光ファイバを納める箱形形状のケース本体と、それをヒンジ部を介して縦方向に開閉自在に覆うカバー体とからなる光ファイバ収納ケースにおいて、
    上記ヒンジ部は上記カバー体の両側面にそれぞれ回転軸を設けると共に、上記ケース本体の両側面にそれぞれ上記回転軸の軸受孔を設けてなり、
    上記ケース本体には上記軸受孔の近傍に突起状の押圧部と、上記カバー体の開状態でカバー体を保持する突起状のストッパ部とを形成し、
    上記カバー体には閉状態で上記押圧部を保持する閉保持部と、開状態で上記押圧部を保持する開保持部とを形成すると共に、上記閉保持部と開保持部は上記回転軸を中心として上記カバー体の回転角度と略同角度をなして配置してなり、
    上記カバー体を上記回転軸を中心に回動させると、上記押圧部が上記カバー体の側面を外方に押し広げ、上記カバー体は上記ケース本体の側面から離間されて上記ストッパ部を乗上げ上記ストッパ部から干渉を受けることなく回動し、
    上記カバー体を開状態にすると、上記押圧部は上記開保持部に納められると共に、上記カバー体は上記ストッパ部に当接し保持されることを特徴とする光ファイバ収納ケース。
  3. 上記押圧部とストッパ部は略同じ高さの突起状に形成されると共に、上記回転軸は上記押圧部及びストッパ部より高い突起状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ収納ケース。
  4. 上記カバー体は上記ケース本体の側面に対する当接面に上記軸受孔から周縁部に渡って肉厚を切欠いた薄肉部を形成してなり、該薄肉部の上記閉保持部側端部を開保持部としてなることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ収納ケース。
  5. 上記薄肉部は上記ヒンジ部側が周縁部側より肉厚に形成された傾斜面状とされてなることを特徴とする請求項4記載の光ファイバ収納ケース。
  6. 上記カバー体は両側面にそれぞれ延出片を備え、該延出片に上記回転軸または軸受孔と閉保持部及び開保持部を形成してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ファイバ収納ケース。
  7. 上記延出片はカバー体の開状態で上記ストッパ部に当接し保持される被保持面を有し、該被保持面はカバー体の閉状態で略水平面に形成されてなることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ収納ケース。
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