JP6443756B2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体のX線画像を取得するためのX線透視撮影装置に係り、特に、術者が足で操作してオン・オフの動作を切り換えるフットスイッチを備えるX線透視撮影装置に関する。
医療現場などにおいて、被検体に対してX線透視またはX線撮影を行うための装置として、X線透視撮影装置が用いられる。X線透視は比較的線量の低いX線を被検体に対して連続で照射し、X線画像を断続的に取得するものであり、病変部位などの探索を行うために使用される。X線撮影は比較的線量の高いX線を被検体に対して短時間照射し、より鮮明なX線画像を取得するために使用される。そのため、術式の最中にX線透視とX線撮影とを切り換える操作が頻繁に行われる。
X線透視撮影装置を使用する場合に、フットスイッチを用いて入力を行う構成が知られている。医療現場で行われる術式において、操作者はカテーテルやメスなどの医療器具を両手で操作することが多い。そこで操作者は足下付近に設置されたフットスイッチを足で踏むことによって、X線透視およびX線撮影のオン・オフの操作を行う。フットスイッチを用いることにより、医療器具を両手で操作している場合など、手による入力操作が困難な状況であっても適切なタイミングでX線透視やX線撮影のオン・オフを切り換えることができる。
フットスイッチは、X線透視やX線撮影のオン・オフの操作を行う場合の他、被検体を載置する天板の上下動のオン・オフの操作する場合などにも使用される。そのため、フットスイッチは並列配置された複数のスイッチを備えることが一般的である。そして複数のスイッチのうちいずれかを選択して踏み込むことによって、踏み込まれたスイッチに応じた操作が実行される。
フットスイッチを足で踏んで操作する場合、一般的に術者の視線は天板に載置された被検体や、カテーテルなどの医療器具を操作する手元、またはX線画像が表示されるモニタに注視される。そのため視線を足下のフットスイッチに向けることなく、複数のスイッチを区別する試みが行われている。すなわち複数のスイッチの間に仕切りを設ける構成や、スイッチの形状をそれぞれのスイッチで異ならせる構成などが提案されている。
また近年では、複数のスイッチのうちいずれかの上部に弾性体で形成される障害物を設ける構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載される従来の構成では、一例としてX線撮影用のスイッチの上部に障害物を設けることにより、障害物の有無に基づいてX線透視用のスイッチとX線撮影用のスイッチとを区別することを期待している。また障害物を設置することにより、スイッチを動作させるために踏み込む力の強さは大きくなるので、誤って線量の強いX線撮影を実行することを回避する効果を期待している。
特開2008−36278号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のフットスイッチを備えるX線透視撮影装置では、視線をフットスイッチに向けることなく複数のスイッチを正確に区別することは困難である。そのため、スイッチを踏み間違えて想定と異なる操作が実行された結果、被検体が無用なX線照射を受ける問題や、術式の所要時間が長くなる問題などが懸念される。
従って、従来のフットスイッチにおいてスイッチの踏み間違いを確実に回避するためには、術者は頻繁にモニタや被検体などから視線を外してフットスイッチへ視線を向ける必要がある。この場合、術者がモニタなどに視線を集中できないことによってX線撮影またはX線透視の効率が低下する問題や、視線を頻繁に移動させることによって術者の負担が増大する問題が懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、視線を足下に向けることなく、スイッチの踏み間違いを確実に回避できるフットスイッチを備えたX線透視撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るX線透視撮影装置は、検体にX線を照射するX線管と、前記被検体を透過したX線を検出してX線検出信号を出力するX線検出部と、術者が足で操作することにより前記X線管によるX線照射のオン・オフを制御する制御スイッチを備えるフットスイッチと、前記制御スイッチに前記術者が接触していること、または前記制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを検知するスイッチ操作検知手段と、前記スイッチ操作検知手段が検知した結果を表示するスイッチ操作表示手段とを備えるものである。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作検知手段は、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを検知する。スイッチ操作検知手段が検知した結果は、スイッチ操作表示手段によって表示される。術者はスイッチ操作表示手段を視認することにより、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを、視覚を通じて把握できる。
視覚は鋭敏な感覚であるので、術者はスイッチ操作検知手段が検知した結果を迅速かつ正確に把握できる。すなわち制御スイッチに術者が接触している、または制御スイッチがオンにならない程度に変位しているという情報を迅速かつ正確に把握できる。従って、制御スイッチの踏み間違いによって操作想定と異なる操作が実行されることを確実に回避できるので、被検体の無用な被曝を防ぐことができる。また術式に要する時間の長期化を好適に回避できる。
また、上述した発明において、前記X線検出部が出力する前記X線検出信号に基づいてX線画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部が生成するX線画像を表示する画像表示手段とを備え、前記スイッチ操作表示手段は前記画像表示手段に設けられることが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作表示手段は画像表示手段に設けられる。画像表示手段はX線画像を表示するものであるので、術式を進行させる最中において、術者はX線画像を確認すべく頻繁に画像表示手段へ視線を向ける。このような構成を有する場合、術者は視線を画像表示手段に向けた状態で、スイッチ操作検知手段が検知した結果を確認できる。従って、制御スイッチの踏み間違いを確実に回避するために視線を画像表示手段から移動させる必要がないので、術者の負担をより軽減させることができる。
また、上述した発明において、前記X線管の位置情報およびX線照射方向の情報を装置情報として検出する装置情報検出手段と、前記装置情報を表示する装置情報表示手段とを備え、前記スイッチ操作表示手段は前記装置情報表示手段に設けられることが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作表示手段は装置情報を表示する装置情報表示手段に設けられる。術式を進行させる最中において、術者はX線管の位置情報およびX線照射方向の情報を確認すべく、頻繁に装置情報表示手段へ視線を向ける。このような構成を有する場合、術者は視線を装置情報表示手段に向けた状態で、スイッチ操作検知手段が検知した結果を確認できる。従って、制御スイッチの踏み間違いを確実に回避するために視線を装置情報表示手段から移動させる必要がないので、術者の負担をより軽減させることができる。
また、上述した発明において、前記X線管のX線照射条件を入力する入力部を備え、前記スイッチ操作表示手段は前記入力部に設けられることが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作表示手段は入力部に設けられる。術式を進行させる最中において、術者はX線管のX線照射条件を入力すべく、頻繁に入力部へ視線を向ける。このような構成を有する場合、術者は視線を入力部に向けた状態で、スイッチ操作検知手段が検知した結果を確認できる。従って、制御スイッチの踏み間違いを確実に回避するために視線を入力部から移動させる必要がないので、術者の負担をより軽減させることができる。
また、上述した発明において、前記制御スイッチは前記X線管によるX線照射を準備させる1段目の操作と前記X線管によるX線照射を実行させる2段目の操作とを行う2段式のスイッチであり、前記スイッチ操作検知手段は、前記術者が前記制御スイッチに対して接触している状態と、前記術者が前記制御スイッチに対して前記1段目の操作を行っている状態と、前記術者が前記制御スイッチに対して前記2段目の操作を行っている状態とを区別して検知することが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、制御スイッチは2段式のスイッチである。そしてスイッチ操作検知手段は、術者が制御スイッチに対して接触している状態と、術者が制御スイッチに対して1段目の操作を行っている状態と、術者が制御スイッチに対して2段目の操作を行っている状態とを区別して検知する。
操作者はスイッチ操作表示手段に表示される情報を視認することにより、どの制御スイッチをどの段階まで操作しているかを迅速かつ確実に把握できる。従って、X線管によるX線照射の現在の状態について、非準備状態と準備状態と実行状態のいずれであるかを速やかに確認できるので、制御スイッチを操作している段階の把握ミスに起因する誤操作をより確実に回避できる。その結果、被検体の無用な被曝や術式に要する時間の長期化をより好適に回避できる。
また、上述した発明において、前記スイッチ操作検知手段は、前記術者の足と前記制御スイッチとの距離を測定する距離計であることが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作検知手段は術者の足と制御スイッチとの距離を測定する距離計である。スイッチ操作検知手段は制御スイッチと足との距離に基づいて、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを検知する。このような構成では、術者が制御スイッチを操作すべく足を制御スイッチへ近接させた時点でスイッチ操作検知手段は術者が制御スイッチに接触することを速やかに検知できる。従って、術者はスイッチ操作検知手段が検知した結果を迅速に把握できるので、術式をより迅速かつ正確に進行できる。
また、上述した発明において、前記スイッチ操作検知手段は、前記制御スイッチに対する押圧力を測定する圧力センサであることが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作検知手段は制御スイッチに対する押圧力を測定する圧力センサである。このような構成において、スイッチ操作検知手段は制御スイッチに加わる圧力に基づいて、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを確実に検知できる。従って、術者はスイッチ操作検知手段が検知した結果を確実に把握できるので、術式をより迅速かつ正確に進行できる。
また、上述した発明において、前記フットスイッチは前記制御スイッチを複数備えており、前記スイッチ操作表示手段は、いずれの前記制御スイッチに対して接触または変位があったのかを表示することが好ましい。さらに上述した発明において、前記スイッチ操作表示手段が表示する前記スイッチ操作検知手段が検知した結果は、前記スイッチ操作検知手段による検知の対象となった前記制御スイッチを特定する情報であることが好ましい
[作用・効果]本発明に係るX線透視撮影装置によれば、フットスイッチは制御スイッチを複数備えており、スイッチ操作表示手段は、いずれの制御スイッチに対して接触または変位があったのかを表示する。術者はスイッチ操作表示手段が表示する情報を視認することにより、接触または変位があった制御スイッチがどれであるかを迅速かつ確実に把握できる。従って、想定と異なる制御スイッチを操作することに起因する誤動作を確実に回避できるので、被検体の無用な被曝を防ぐことができる。また術式に要する時間の長期化を好適に回避できる。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、スイッチ操作検知手段は、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを検知する。スイッチ操作検知手段が検知した結果は、スイッチ操作表示手段によって表示される。術者はスイッチ操作表示手段を視認することにより、制御スイッチに術者が接触していること、または制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを、視覚を通じて把握できる。
視覚は鋭敏な感覚であるので、術者はスイッチ操作検知手段が検知した結果を迅速かつ正確に把握できる。すなわち制御スイッチに術者が接触している、または制御スイッチがオンにならない程度に変位しているという情報を迅速かつ正確に把握できる。従って、制御スイッチの踏み間違いによって操作想定と異なる操作が実行されることを確実に回避できるので、被検体の無用な被曝を防ぐことができる。また術式に要する時間の長期化を好適に回避できる。
実施例1に係るX線透視撮影装置の全体構成を説明する概略図である。 実施例1に係るX線透視撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係るフットスイッチの概略構成を説明する俯瞰図である。 実施例1に係るフットスイッチを操作する状態を示す図である。(a)は足を近づけず、スイッチを操作しない状態を示す図であり、(b)はスイッチを操作すべく、足をスイッチに接触させている状態を示す図であり、(c)はスイッチを操作すべく、足をスイッチに近接させている状態を示す図である。 実施例1に係るX線透視撮影装置の要部を示す概略図である。 選択されたスイッチの情報を表示する態様を示す図である。(a)は実施例1において画像表示モニタに表示される情報を示す図であり、(b)は実施例2において画像表示モニタに表示される情報を示す図である。 実施例2に係るフットスイッチを操作する状態を示す図である。(a)はスイッチを操作すべく、足をスイッチに接触させている状態を示す図であり、(b)はスイッチを半押し状態にしている図であり、(c)はスイッチを全押し状態にしている図である。 変形例に係る構成を操作する状態を示す図である。(a)は変形例において操作盤に情報を表示する態様を示す図であり、(b)は変形例に係るフットスイッチを示す俯瞰図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。図1は実施例に係るX線透視撮影装置の構成を説明する概略図であり、図2は実施例に係るX線透視撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。
<全体構成の説明>
実施例1に係るX線透視撮影装置1は、水平姿勢をとる被検体Mを載置させる天板3と、床に設置されており、天板3を支持する支持部4と、被検体Mに対してX線を照射するX線管5と、X線管5から照射されたX線を検出するX線検出器7とを備えている。天板3は水平方向および鉛直方向に移動可能に構成されている。X線管5とX線検出器7は、天板3を挟んで対向配置されている。X線検出器7はX線を検出する検出面を備えており、検出面にはX線検出素子が二次元的に配列されている。X線検出器は検出したX線を電気信号に変換し、変換した電気信号をX線検出信号として出力する。
X線管5とX線検出器7とは、C型アーム9の一端と他端とにそれぞれ設けられている。C型アーム9はアーム保持部材11に保持されており、符号RAで示されるC型アーム9の円弧経路に沿ってスライド移動するように構成される。アーム保持部材11は支柱13の側面部に配設されており、x方向(天板3の長手方向、および被検体Mの体軸方向)に平行な水平軸RBの軸周りに回転可能となるように構成される。アーム保持部材11に保持されているC型アーム9は、アーム保持部材11に従ってx方向の軸周りに回動する。
支柱13は床面に配設された支持基台15に支持されており、y方向(天板3の短手方向)に水平移動が可能となるように構成される。支柱13に支持されているアーム保持部材11およびC型アーム9は、支柱13の水平移動に従ってy方向へ移動する。コリメータ17はX線管5に設けられており、X線管5から照射されるX線を角錐となっているコーン状などに制限する。
X線透視撮影装置1は、さらにX線照射制御部19と、天板移動機構20と、画像生成部21と、操作盤23と、表示装置25と、主制御部27と、フットスイッチ29とを備えている。X線照射制御部19はX線管5に接続されており、X線管5に高電圧を出力するように構成されている。X線照射制御部19が与えた高電圧出力に基づいて、X線管5が照射するX線量、およびX線を照射するタイミングが制御される。天板移動機構20は天板3に接続されており、天板3を水平方向(x方向およびy方向)、および鉛直方向(z方向)へ移動させる。画像生成部21はX線検出器7の後段に設けられており、X線検出器7から出力されたX線検出信号に基づいて被検体MのX線画像を生成する。
操作盤23は術者が行う各種指示の内容を入力するものであり、その一例としてキーボード入力式、マウス入力式、またはタッチ入力式のパネルなどが挙げられる。術者は入力部23を操作することにより、天板3の移動、X線管5の管電圧や管電流などX線照射条件、およびC型アーム9のスライド移動および回転移動などを制御するための情報を入力する。操作盤23は天板3の側部など、被検体Mに対して医療行為を行う際において術者の近傍となる位置に配設されることが好ましい。また操作盤が設けられる位置は、医療行為を実行する際に術者が手動で操作できる程度に高い位置であることが好ましい。操作盤23は本発明における入力部に相当する。
表示装置25は画像表示モニタ31と、装置情報表示モニタ33とを備えている。画像表示モニタ31は、画像生成部21が生成する各種X線画像を表示する。装置情報表示モニタ33は、X線透視撮影装置1を構成する天板3、X線管5、X線検出器7など各ユニットの物理的情報である装置情報を表示する。
装置情報の具体例としては、各ユニットの三次元座標位置に関する情報、RA方向におけるC型アーム9のスライド位置に関する情報、およびRB方向におけるC型アーム9の回転角度に関する情報などが挙げられる。画像表示モニタ31および装置情報表示モニタ33の数については適宜変更してよい。また医療行為を行う際に術者が各種情報を容易に確認すべく、表示装置25は比較的高い位置に設けられることが好ましく、術者の目線の高さ程度の位置に設けられることがより好ましい。
C型アーム9のスライド移動量や、アーム保持部材11の回転移動量および水平移動量は、C型アーム9およびアーム保持部材11に取り付けられた複数のセンサによってそれぞれ検出される。X線管5およびX線検出器7はC型アーム9に設けられているので、C型アーム9およびアーム保持部材11の移動に従って、対向配置状態を維持したまま各々の空間的位置が変化する。またC型アーム9およびアーム保持部材11の移動に従って、X線管5のX線照射方向が変化する。すなわちセンサの各検出信号に基づいて、X線管5とX線検出器7からなる撮像系の位置情報、およびX線管5のX線照射方向が装置情報として検出される。センサの各々は、本発明において装置情報検出手段に相当する。
主制御部27は中央演算処理装置(CPU)などによって構成されており、操作盤23に入力される指示の内容などに基づいて、X線照射制御部19、天板移動機構20、画像生成部21、画像表示モニタ31、および装置情報表示モニタ33を統括制御する。また主制御部27は後述する検知センサが検知した情報を受信し、画像表示モニタ31へ送信する。
フットスイッチ29は天板3の下方の床面に載置されており、ケーブル35を介して電源、および主制御部27を構成するCPUと接続されている。実施例1では主制御部27は支持部4に内蔵されており、図1においてケーブル35は支持部4に接続されているものとする。フットスイッチ29は図3に示すように、胴体部37と、術者が足で操作するスイッチ39と、底板41を備えている。スイッチ39は透視用スイッチ39aと、撮影用スイッチ39bと、天板移動スイッチ39cとの3つのペダル式スイッチによって構成される。実施例1においてスイッチ39の数は3つであるが、スイッチ39の数は適宜変更してよい。
透視用スイッチ39aはX線透視のオン・オフを制御するものである。すなわち透視用スイッチ39aを足で踏み込むことによって、主制御部27からX線照射制御部19へ制御信号が送信される。X線照射制御部19は制御信号に基づいて、X線管5から比較的低線量のX線を断続的に照射するX線透視を開始させる。撮影用スイッチ39bはX線撮影のオン・オフを制御するものである。すなわち撮影用スイッチ39bを足で踏み込むことによって、X線照射制御部19はX線管5から比較的高線量のX線を照射するX線撮影を開始させる。
天板移動スイッチ39cは天板3の鉛直方向の移動のオン・オフを制御するものである。すなわち天板移動スイッチ39を足で踏むことによって主制御部27から天板移動機構20へ制御信号が送信され、天板移動機構20は天板3の高さを変更させる。天板移動スイッチ39cの操作により、天板3は被検体Mが天板3に乗降するための比較的低い位置(乗降位置)と、臥位体勢の被検体Mに対して術者が医療行為を行うための比較的高い位置(診療位置)との間を昇降移動する。
スイッチ39の各々は検知センサ43を備えている。検知センサ43はスイッチ39が接触を受けたことを検知し、接触を受けたスイッチ39を特定する信号を主制御部27へ送信する。実施例1において、検知センサ43は超音波によって障害物との距離を測定する超音波式距離計(超音波センサ)を用いるが、接触を検知する構成であるならば検知センサ43の方式は公知の方式を適宜用いてよい。検知センサ43の方式の他の例としては、圧力センサやフォトセンサなどが挙げられる。またスイッチ39a〜39cの各々に設けられる検知センサ43をそれぞれ、検知センサ43a〜43cとして区別する。スイッチ39は本発明における制御スイッチに相当する。検知センサ43は本発明におけるスイッチ操作検知手段に相当する。
フットスイッチ29の動作について、透視用スイッチ39aを踏み込む場合を例にとって説明する。透視用スイッチ39aを使用しない状態では、図4(a)に示すように検知センサ43aから上方に超音波Sが発振される。透視用スイッチ39aを操作すべく、術者が透視用スイッチ39aに足を触れた場合、図4(b)に示すように、検知センサ43aの上方は術者の足Fによって遮蔽される。
この場合、透視用スイッチ39aはオンの状態にならない程度にz方向へ変位する。検知センサ43aが足Fによって遮蔽されることによって、超音波Sは術者の足Fによって速やかに反射される。検知センサ43aは超音波Sが反射する時間に基づいて足Fと検知センサ43aとの距離を測定し、足Fが透視用スイッチ39aに接触していることを検知する。
図5に示すように、検知センサ43a〜43cの各々は主制御部27と接続されており、主制御部27は画像表示モニタ31に接続されている。検知センサ43aが足Fの接触を検知した場合、術者の足が透視用スイッチ39aに接触した内容の信号が、検知センサ43aから主制御部27を介して画像表示モニタ31送信される。
画像表示モニタ31は受信した信号に基づいて、図6に示すように、術者が接触しているスイッチを特定する情報Qを表示する。情報Qは文字情報や映像情報など、視覚で捉えることのできる情報として表示される。術者は情報Qを視認することにより、現在接触しているスイッチ39が透視用スイッチ39aであることを確認できる。情報Qは視覚で把握できる情報であるので、術者は透視用スイッチ39aに接触していることを迅速かつ確実に把握できる。画像表示モニタ31は本発明におけるスイッチ操作表示手段に相当する。
術者は透視用スイッチ39aに現在足で接触していることを確認して、透視用スイッチ39aを底板41へ向けて踏み込む。透視用スイッチ39aが踏み込まれることによりX線透視がオンの状態に切り換えられ、X線管5から比較的低線量のX線が断続的に照射される。画像生成部21はX線検出器7が出力するX線検出信号に基づいて、X線透視によるX線画像(X線透視画像)を断続的に生成する。X線透視画像は画像表示モニタ31に表示される。
X線透視画像より明瞭な画像を必要とする場合、術者はX線撮影を行うべく、足の位置を透視用スイッチ39aから撮影用スイッチ39bへ移動させ、足を撮影用スイッチ39bに接触させる。この場合、検知センサ43bは術者の足が撮影用スイッチ39bに接触していることを検知する。そしていずれのスイッチ39に対して接触または変位があったのかを示す情報Qが、検知センサ43bから主制御部27を経由して画像表示モニタ31へ送信される。画像表示モニタ31は送信された情報Qを表示する。この場合における情報Qの内容は、接触(または変位)があったスイッチ39は撮影用スイッチ39bであることを示す情報である。
術者は画像表示モニタ31に表示される情報Qを視認し、撮影用スイッチ39bに足を接触させていることを確認する。その後撮影用スイッチ39bを踏み込んでX線撮影をオンの状態にすることにより、X線管5から比較的高線量のX線を照射させる。画像生成部21はX線検出信号に基づいてX線撮影によるX線画像(X線撮影画像)を生成する。術者は情報Qを視認することにより足で接触しているスイッチを適宜確認しつつX線透視とX線撮影とを適切かつ正確なタイミングで切り換え、X線透視画像とX線撮影画像とを参照して術式を進行させる。
また術式を開始する場合、乗降位置にある天板3に被検体Mを載置させた後に術者は天板移動スイッチ39cを足で操作し、天板3を乗降位置から診療位置へ鉛直移動させる。この場合、天板移動スイッチ39cに術者の足Fを接触させることにより検知センサ43cは足Fの接触を検知する。そして検知センサ43cは術者が選択するスイッチ39が天板移動スイッチ39cであることを示す情報Qを主制御部27へ送信する。主制御部27は画像表示モニタ31へ情報Qを送信し、表示させる。
術者は情報Qを視認することにより、自身が接触するスイッチ39が天板移動スイッチ39cであること速やかに確認できるので、例えば天板移動スイッチ39cと間違えてX線撮影スイッチ39bを踏み込む事態を回避できる。従って、スイッチ39の踏み間違いに起因する無用な被曝を防止できる。術式を終了させた場合、術者は天板移動スイッチ39cを足で操作し、天板3を診療位置から乗降位置へ鉛直移動させ、被検体Mを天板3から降ろす。この際にも検知センサ43cは術者が天板移動スイッチ39cに接触することを検知して情報Qを表示させるので、術者は確実に天板移動スイッチ39cを操作できる。
なお実施例1のように検知センサ43として超音波式や光学式などの距離計を用いる構成は、術者の足と検知センサ43との距離に基づいて迅速に情報Qを表示できるという点で好ましい。すなわち図4(c)に示すように足Fが透視用スイッチ39aに近づけている状態では、検知センサ43aと足Fとの距離が近くなる。検知センサ43aは足Fとの距離が近づいていることに基づいて、術者が透視用スイッチ39aを踏み込むことを検知できる。そして検知センサ43aは主制御部27を介して、術者は接触するスイッチ39が透視用スイッチ39aであることを示す情報Qを画像表示モニタ31に表示させる(図6(a))。
このような構成では足Fがスイッチ39に接していなくとも、足Fが透視用スイッチ39aに近づいた状態で、検知センサ43aはフットスイッチ29の上方における足Fの位置を検知し、術者が透視用スイッチ39aを選択する内容の情報を送信できる。従って、術者は自身が選択するスイッチ39が透視用スイッチ39aであることを、視覚を介してより迅速に把握できる
<実施例1の構成による効果>
従来のフットスイッチでは、複数のスイッチの間に仕切りを設ける構成や、スイッチの形状をそれぞれのスイッチで異ならせる構成を備えることによって、術者は足を掛けているスイッチを区別する。すなわち従来の構成では、術者は接触しているスイッチの情報を、触覚のみを介して把握する。しかし触覚は人間の五感のうち比較的鈍い感覚であるので、従来のフットスイッチでは足を接触しているスイッチを正確に区別することは困難である。従って、現在選択しているスイッチがどのスイッチであるかを確認すべく、術者は頻繁にモニタや被検体から視線を外して足下に載置されたフットスイッチを視認する必要がある。その結果、術者の負担が増大するとともに、術式の進行に要する時間が長くなる。
一方、実施例1に係るX線透視撮影装置1では、検知センサ43が設けられているフットスイッチ29を備えている。検知センサ43はスイッチの各々に設けられており、術者の足とスイッチ39が接触していること、またはスイッチ39がオンの状態にならない程度に変位していることを検知する。検知センサ43が検知することにより、フットスイッチ29に設けられるスイッチ39のうち、術者が選択しているスイッチ39がいずれであるかが特定される。
検知センサ43が検知した結果は文字や映像など視認可能な状態で表示されるので、術者は足が接触しているスイッチ39を特定する情報Qを、視覚を介して確認できる。視覚は鋭敏な感覚であるので、術者は現在選択しているスイッチ39を特定する情報Qを迅速かつ正確に把握できる。
また検知センサ43が検知した情報は、フットスイッチ29と別の構成である画像表示モニタ31に表示される。被検体Mに対して医療行為を実行する場合、被検体MのX線画像Pを確認すべく、術者の視線は主に画像表示モニタ31へ向けられる。画像表示モニタ31は術者の視線において比較的高い位置に設けられており、情報Qは図6(a)に示すように、X線画像Pとともに画像表示モニタ31に表示される。そのため術者は視線を画像表示モニタ31から移動させることなく、透視用スイッチ39aに接触していることを把握できる。従って、術者は術式に対する集中力を損なうことなく、選択するスイッチの情報Qをより確実に確認できる。
また検知センサ43を構成する各種センサはいずれも小型であるので、フットスイッチ29に内蔵できる。そのため検知センサ43を搭載した場合であっても、フットスイッチ29の大型化やコストの高騰などの問題を回避できる。さらに検知センサ43を内蔵することにより、スイッチ39の各々と検知センサ43の各々との位置関係は変わらない。そのためフットスイッチ29を移動させた場合であっても検知センサ43は確実に術者が接触しているスイッチ39を検知し、正確な内容の情報Qを表示させる。従って、術者がフットスイッチ29を誤って蹴るなどの原因によってフットスイッチ29の位置が移動した場合であっても、術者は表示される情報Qを視認することで接触しているスイッチ39の正確な情報を確認できる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。実施例2に係るX線透視撮影装置の全体構成は実施例1と共通する。但し実施例1において検知センサ43はスイッチ39に術者の足が接触しているか否かを判別する構成である。一方、実施例2に係る検知センサ43は、スイッチ39に接触していない状態(非接触状態)、スイッチ39に術者の足が接触してスイッチ39が僅かに変位している状態(接触状態)、およびスイッチ39を踏み込んでいる状態をそれぞれ区別する。
一般的なX線透視撮影装置において、X線照射を制御するスイッチの構成としては2段式のスイッチが用いられる。すなわちX線透視スイッチ39aを例にとると、X線透視スイッチ39aを1段目まで踏み込んだ状態(半押し状態、図7(b))において、X線透視スイッチ39aから主制御部27を経由して、X線照射制御部19へX線透視準備信号が送信される。X線照射制御部19はX線透視準備信号に従って、X線管5のターゲットを回転させるなど、X線管5をX線照射の準備状態にする制御を行う。
そしてX線透視スイッチ39aを2段目まで踏み込んだ状態(全押し状態、図7(c))において、X線透視スイッチ39aからX線照射制御部19へX線透視実行信号が送信される。X線照射制御部19はX線透視実行信号に従って、X線管5から比較的低線量のX線を照射させる。実施例1では非接触状態(図4(a))と接触状態(図4(b)、図7(a))とを区別する構成である一方、実施例2では非接触状態、接触状態、半押し状態、および全押し状態をそれぞれ区別する構成を有する。
実施例2に係るフットスイッチ29の動作について、透視用スイッチ39aを踏み込む場合を例にとって説明する。実施例2では検知センサ43として、スイッチ39の各々に加わる力を検知する圧力センサを用いることとする。
図4(a)に示す非接触状態では、透視用スイッチ39aに力は加わらない。検知センサ43aは圧力が加わらないことに基づいて、透視用スイッチ39aは非接触状態であることを示す信号を主制御部27へ送信する。一方、図7(a)に示す接触状態では、透視用スイッチ39aに比較的小さな力が加わる。そして図7(b)に示す半押し状態では接触状態より大きな力が透視用スイッチ39aに加わり、図7(c)に示す全押し状態では半押し状態より更に大きな力が透視用スイッチ39aに加わる。
検知センサ43aは透視用スイッチ39aに加わる力の大きさを検知することにより、透視用スイッチ39aが非接触状態、接触状態、半押し状態、および全押し状態のいずれの状態にあるかを判定できる。検知センサ43aは、透視用スイッチ39aがどの状態にあるかを示す信号を随時主制御部27へ送信する。
検知センサ43aと同様に、撮影用スイッチ39bの状態を示す信号が検知センサ43bから主制御部27へ随時送信され、天板移動スイッチ39cの状態を示す信号が検知センサ43cから主制御部27へ随時送信される。主制御部27は送信された情報に基づいて、術者がいずれのスイッチ39をどの段階まで踏み込んでいるかを判定し、判定した内容を示す情報Qを画像表示モニタ31へ送信する。画像表示モニタ31は図6(b)に示すように、文字や映像など視認可能な状態で情報Qを表示する。
術者はX線画像Pを視認しつつ、情報Qを参照してX線透視、X線撮影、および天板移動などの各操作を適宜切り換えて術式を進行させる。例えば図6(b)に示す情報Qが表示されている場合、術者は画像表示モニタ31を視認することで、術者は足で撮影用スイッチ39bを1段目まで押しており、X線撮影の準備が完了していることを速やかに把握できる。そのため実施例2において、術者は足下のフットスイッチ29へ視線を移動させることなくとも、スイッチ39の誤選択、およびスイッチ39を踏み込んでいる段階の誤認を確実に回避できる。
なお実施例2に係る検知センサ43の構成としては、圧力センサの他にフォトセンサやマイクロスイッチなどが挙げられる。すなわち図7(a)〜(c)に示すように、術者が透視用スイッチ39aを踏み込むに従って、透視用スイッチ39aは鉛直方向であるz方向に移動する。従って、スイッチ39がz方向に移動する距離Hを検知するセンサを用いることにより、検知センサ43は非接触状態、接触状態、半押し状態、および全押し状態をそれぞれ区別できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、術者が操作するスイッチ39を特定する情報Qを画像表示モニタ31に表示するが、情報Qを表示する対象は画像表示モニタ31に限られない。すなわち足下に設けられているフットスイッチ29と異なり、術者の視界において術者の腰から上程度の比較的高い位置に設けられる、任意の構成に情報Qを表示してよい。なお情報Qを表示する対象としてより好ましい構成は、装置情報表示モニタ33、表示装置25、または操作盤23などが挙げられる。また情報Qを表示する構成は文字や映像に限られることはない。
すなわち一例として、図8(a)に示すように、各々のスイッチ39に対応するランプLを操作盤23に設け、それぞれのランプLを適宜点灯させることによって情報Qを表示する構成としてもよい。図8(a)では天板移動スイッチ39cに対応するランプLが点灯しているので、術者は操作盤23に視線を向けることによって、現在踏んでいるのは天板移動スイッチ39cであることを把握できる。また操作盤23に設けられているパネルSに情報Qを文字などで表示する構成でもよい。
装置情報表示モニタ33、表示装置25、および操作盤23はいずれも画像表示モニタ31と同様に、術式を進行させる際において術者が頻繁に視線を向ける構成である。すなわちX線管5の三次元座標およびX線管5からX線検出器7へ照射されるX線の方向を確認すべく、術者は頻繁に装置情報表示モニタ33、および表示装置25に視線を向ける。またX線照射条件などの各種設定を入力する場合や、C型アーム9の移動など各種操作を行うための指示を入力する場合などにおいて、術者は頻繁に操作盤23へ視線を向ける。
従って、これらの構成に情報Qを視認可能な状態で表示することにより、術者は視線を移動させることなく、現時点で透視用スイッチ39aに接触していることを把握できる。また装置情報表示モニタ33、表示装置25、および操作盤23は、いずれもフットスイッチ29と別に、術者の視界において比較的高い位置に設けられる。従って、術者は選択しているスイッチを確認する際に、視線を足下のフットスイッチ29へ移動させる必要がない。そのため術者は術式に対する集中力を損なうことなく、現在踏み込んでいるスイッチ39に関する情報をより確実に確認できる。その結果、術者の負担を軽減できるとともに、術式に要する時間を短縮できる。
(2)上述した各実施例において、フットスイッチ27に設けられるスイッチ39の構成はペダル式のスイッチに限られない。すなわちスイッチ39の各々はプッシュボタン式など他の方式を採用してもよい。また図8(b)に示すように、ペダル式のスイッチ39a〜39cと、プッシュボタン式のスイッチ39d〜39fとを並列して付設する構造を採用してもよい。この場合、術者はペダル式のスイッチ39aまたはプッシュボタン式のスイッチ39dを足で踏み込むことにより、X線透視が開始される。
またスイッチ39d〜39fの各々にはスイッチ39a〜39cと同様に検知センサ43が配設されている。すなわち術者がスイッチ39d〜39fのいずれかに対して足で接触することにより、術者が接触したスイッチを特定する情報が主制御部27を介して画像表示モニタ31に送信される。そして画像表示モニタ31はスイッチ39d〜39fのうち、術者が接触したスイッチを特定する情報を表示する。
(3)上述した各実施例において、スイッチ39によって制御される操作はX線透視、X線撮影、および天板3の鉛直移動であったが、スイッチ39が制御する操作は以上のものに限られない。スイッチ39が制御する操作の他の例としては、天板3の位置を固定する機構のオン・オフを制御する操作が挙げられる。すなわち天板3のロックを制御するスイッチ39を足で踏むことにより天板3を固定する機構が解除され、天板3が移動可能となる。またフットスイッチ29はX線透視スイッチ39aのようにX線管5を制御するためのスイッチを必ず備える必要はない。すなわち天板移動スイッチ39cのように、天板3の動作を制御するためのスイッチのみを備える構成であってもよい。
(4)上述した各実施例において、C型アーム9を備えるX線透視撮影装置1を例にとって説明したが、本発明に係る構成はC型アームを有しない構成についても適用できる。この場合、X線管5の三次元位置座標とX線管5のX線照射方向とを装置情報として検出するセンサを適切な位置に設けられる。検出された装置情報は主制御部27に送信され、装置情報表示モニタ33に表示される。
(5)上述した実施例2において、スイッチ39の各々は2段式のスイッチである構成を例にとって説明したが、スイッチ39の各々は3以上の段階を有する多段式のスイッチであってもよい。この場合、検知センサ43の各々は、スイッチ39をそれぞれの段階に踏む込んだ状態を区別して検知し、検知した情報を画像表示モニタ31へ送信する。
1 …X線透視撮影装置
5 …X線管
21 …画像生成部
23 …操作盤(入力部)
25 …表示装置
27 …主制御部
29 …フットスイッチ
31 …画像表示モニタ(スイッチ操作表示手段)
33 …装置情報表示モニタ
39 …スイッチ(制御スイッチ)
43 …検知センサ(スイッチ操作検知手段)

Claims (9)

  1. 被検体にX線を照射するX線管と、
    前記被検体を透過したX線を検出してX線検出信号を出力するX線検出部と、
    術者が足で操作することにより前記X線管によるX線照射のオン・オフを制御する制御スイッチを備えるフットスイッチと、
    前記制御スイッチに前記術者が接触していること、または前記制御スイッチがオンにならない程度に変位していることを検知するスイッチ操作検知手段と、
    前記スイッチ操作検知手段が検知した結果を表示するスイッチ操作表示手段とを備えるX線透視撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線透視撮影装置において、
    前記X線検出部が出力する前記X線検出信号に基づいてX線画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成するX線画像を表示する画像表示手段とを備え、
    前記スイッチ操作表示手段は前記画像表示手段に設けられるX線透視撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のX線透視撮影装置において、
    前記X線管の位置情報およびX線照射方向の情報を装置情報として検出する装置情報検出手段と、
    前記装置情報を表示する装置情報表示手段とを備え、
    前記スイッチ操作表示手段は前記装置情報表示手段に設けられるX線透視撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記X線管のX線照射条件を入力する入力部を備え、
    前記スイッチ操作表示手段は前記入力部に設けられるX線透視撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記制御スイッチは前記X線管によるX線照射を準備させる1段目の操作と前記X線管によるX線照射を実行させる2段目の操作とを行う2段式のスイッチであり、
    前記スイッチ操作検知手段は、前記術者が前記制御スイッチに対して接触している状態と、前記術者が前記制御スイッチに対して前記1段目の操作を行っている状態と、前記術者が前記制御スイッチに対して前記2段目の操作を行っている状態とを区別して検知するX線透視撮影装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記スイッチ操作検知手段は、前記術者の足と前記制御スイッチとの距離を測定する距離計であるX線透視撮影装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記スイッチ操作検知手段は、前記制御スイッチに対する押圧力を測定する圧力センサであるX線透視撮影装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記フットスイッチは前記制御スイッチを複数備えており、
    前記スイッチ操作表示手段は、いずれの前記制御スイッチに対して接触または変位があったのかを表示するX線透視撮影装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記スイッチ操作表示手段が表示する前記スイッチ操作検知手段が検知した結果は、前記スイッチ操作検知手段による検知の対象となった前記制御スイッチを特定する情報であるX線透視撮影装置。
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