JP2007014540A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 X線透視/撮影における各種コマンドの入力を操作者の足部を用いて効率よく行なう。
【解決手段】 被検体150に対するX線透視/撮影に際し、足圧分布計測部9は、自己が備えた圧力分布計測マットにて操作者が行なう足部のクリック動作における足圧分布データを計測する。次いで、コマンド信号生成部10の輪郭データ生成部16は、前記足圧分布データに基づいて爪先部及び踵部の輪郭データを生成し、輪郭変化検出部17は、これらの輪郭データの時間的変化に基づいて各種コマンド信号を生成する。そして、システム制御部13は、生成されたコマンド信号に基づいてX線診断装置100の各ユニットを制御しX線透視/撮影を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線診断装置に係り、特に、操作者の足部によってX線撮影の開始/終了等を指示することが可能なX線診断装置に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線照射部及びX線検出部と、これらを保持する保持機構と、寝台(天板)及び信号処理部を備え、CアームあるいはΩアームによって構成される保持機構と天板を回動あるいは移動させることにより患者等(以下では、被検体と呼ぶ。)に対して好適な撮影位置や撮影方向を設定している。
ところで、従来のX線診断装置では、透視モード(X線透視)や撮影モード(X線撮影)における開始コマンド及び終了コマンドの入力は、操作卓に設けられた入力ボタンやフットスイッチを用いて行なわれてきた(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、従来のフットスイッチを示したものであり、図8(a)に示すように上述のフットスイッチ9xは、通常、ケーブルを介して寝台/天板ユニット5x等に接続されている。図8(b)は、このフットスイッチ9xを拡大して示したものであり、例えば、X線透視の開始コマンド信号を発生する透視スタートボタン9x1、X線撮影の開始コマンド信号を発生する撮影スタートボタン9x2、更には、高X線量によるX線透視の開始コマンド信号を発生するHLC(High Level Control)透視スタートボタン9x3等の複数のボタンが設けられている。そして、操作者は、足部でこれらのボタンに対し押圧を加えることによりX線透視あるいはX線撮影を開始させ、又、この押圧を排除することにより停止あるいは終了させる。
特開2002−253547号公報
ところで、近年、X線診断装置によって得られたX線画像データ(以下では、画像データと呼ぶ。)の観察下にてカテーテル等を用いて治療を行なう所謂IVR(Interventional radiology)が広く行われている。このようなIVRでは、医師や検査技師(以下では、操作者と呼ぶ。)は寝台の天板に載置された被検体に対して好適な位置に立ち、この操作者の近傍に設置されたフットスイッチ9xを用いてX線透視やX線撮影における開始コマンドあるいは終了コマンド等の入力を行なっている。このため、上述のフットスイッチ9xの移動を容易とするために、図8(a)に示したようにケーブルを介してX線診断装置の寝台ユニット等に接続する方法がとられてきた。
即ち、従来のフットスイッチ9xは、操作者の移動に伴なって移動させる必要があり、又、このとき、操作者とフットスイッチ9xの相対的な位置関係は定まらないため、操作者は、フットスイッチ9xあるいはこのフットスイッチ9xに設けられた各種ボタンの位置を目視にて確認しながら上述の各種コマンドを入力する必要があった。そして、このフットスイッチ9xの移動作業や位置の確認作業は操作者の負荷を増大するのみならず検査/治療効率を著しく低下させる要因となっていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、X線透視やX線撮影等を行なう際に、足圧分布データの計測が可能なマットを使用することにより各種コマンドの入力を容易としたX線診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線診断装置は、被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、このX線検出手段が検出したX線情報に基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、操作者の足圧分布データを計測する足圧分布計測手段と、前記足圧分布データに基づいてコマンド信号を生成するコマンド信号生成手段と、前記コマンド信号に基づいて前記X線照射手段及び前記足圧分布計測手段の少なくとも何れかを制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、X線透視やX線撮影等を行なう際に、足圧分布データの計測が可能なマットを使用することにより各種コマンドの入力を容易に行なうことができる。このため、検査効率や治療効率が向上するのみならず操作者の負担が軽減される。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例では、X線透視/撮影の開始あるいは終了に際し、圧力分布計測マットに対して操作者が行なう爪先部あるいは踵部のクリック動作における足圧分布データを計測する。次いで、前記足圧分布データに基づいて爪先部及び踵部の輪郭データを生成し、更に、この輪郭データの時間的変化に基づいて各種コマンド信号を生成する。そして、生成されたコマンド信号を用いてX線透視及びX線撮影を実行する。尚、以下の実施例では、X線透視/撮影を開始あるいは終了するためのコマンド信号を上述の足圧分布データに基づいて生成する場合について述べるが、これに限定されるものではなく、他のコマンド信号を前記足圧分布データに基づいて生成してもよい。
(装置の構成)
本発明の実施例におけるX線診断装置の構成につき図1乃至図6を用いて説明する。尚、図1は、本実施例におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図、図3は、このX線診断装置を構成する足圧分布計測部の具体例を示す図である。
図1のX線診断装置100は、被検体150に対してX線を発生するX線発生部1と、被検体150を透過したX線を2次元的に検出すると共に、この検出結果に基づいてX線投影データを生成するX線検出部2と、X線発生部1のX線照射部3とX線検出部2(以下、これらを纏めて撮像系と呼ぶ。)を保持する図示しない保持部と、被検体150を載置する天板5と、前記撮像系や天板5の移動制御を行なう移動機構部6と、X線検出部2において生成されたX線投影データに基づいて画像データの生成と保存を行なう画像データ生成・記憶部7と、画像データ生成・記憶部7において生成された画像データを表示する表示部8を備えている。
又、X線診断装置100は、天板5の近傍における操作者の立ち位置に設置されこの操作者の2次元的な足圧分布データを計測する足圧分布計測部9と、足圧分布計測部9にて計測された足圧分布データに基づいて爪先部及び踵部の輪郭データを生成し、この輪郭データの時間的変化に基づいてコマンド信号を生成するコマンド信号生成部10と、前記コマンド信号によって制御されるX線診断装置のX線透視/撮影等の状態情報を出力する状態出力部11を備え、更に、被検体情報の入力、X線透視/撮影におけるX線照射条件の設定、複数回のX線撮影からなるシーケンス撮影の撮影間隔や撮影方向(位置)等の設定を行なう入力部12と、X線診断装置100の上記各ユニットを統括的に制御するシステム制御部13を備えている。
X線発生部1は、X線照射部3と高電圧発生部4を有しており、X線照射部3はX線管31とX線可動絞り器32を備え、高電圧発生部4は、高電圧発生器42と高電圧制御部41を備えている。X線照射部3のX線管31は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧により加速してタングステン陽極に衝突させX線を発生する。一方、X線可動絞り器32は、被検体150に対する被曝線量の低減と画質向上を目的として用いられ、X線管31から放射されたX線の被検体150における照射領域を設定する絞り羽根を備えている。
次に、高電圧発生部4の高電圧発生器42は、X線管31の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させ、高電圧制御部41は、システム制御部13を介して入力部12から供給されたX線透視及びX線撮影におけるX線照射条件に基づいて高電圧発生器42の管電流/管電圧、照射時間、照射繰返し周期(照射間隔)等を制御する。
一方、X線検出部2は、X線撮影及びX線透視において被検体150のX線照射領域を透過したX線を電荷に変換して蓄積する平面検出器21と、この平面検出器21に蓄積された電荷を読み出すためのゲートドライバ22と、読み出された電荷からX線投影データを生成する投影データ生成部20を備えている。尚、X線検出方式には、X線を直接電荷に変換する方式と、一旦光に変換した後電荷に変換する方式があり、本実施例では前者を例に説明するが後者であっても構わない。又、平面検出器21の代わりにX線I.I.を用いた方式であってもよい。
X線検出部2の平面検出器21は、微小な検出素子を2次元的に配列して構成されており、各々の検出素子はX線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)(何れも図示せず)を備えている。
一方、投影データ生成部20は、平面検出器21から読み出された電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器23と、電荷・電圧変換器23の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器24と、平面検出器21からパラレルに読み出されデジタル変換されたX線投影データを時系列信号に変換するパラレル・シリアル変換器25を備えている。
次に、移動機構部6は、X線照射部3及びX線検出部2の平面検出器21(撮像系)を被検体150に対して相対的に移動させるために、天板5を被検体150の体軸方向に移動させる天板移動機構61と、撮像系を保持部と共に被検体150の周囲で回動あるいは移動させる撮像系移動機構62と、天板移動機構61及び撮像系移動機構62を制御する機構制御部63を備えている。そして、機構制御部63は、システム制御部13を介して入力部12から供給される指示信号に従がって天板5及び撮像系の移動や回動を制御し、被検体150に対するX線照射方向やX線照射位置を設定あるいは更新する。
次に、画像データ生成・記憶部7は、表示部8に表示するための画像データを生成する機能を有し、図示しない記憶回路と演算回路を備えている。そして、前記記憶回路には、X線検出部2の投影データ生成部20におけるパラレル・シリアル変換器25によって時系列信号に変換されたX線投影データが順次保存されてX線透視及びX線撮影における画像データが生成される。一方、前記演算回路は、生成された画像データに対し、必要に応じて輪郭強調やS/N改善等を目的とした画像処理演算を行なう。
一方、表示部8は、図示しない表示データ生成回路、変換回路及びモニタを備え、前記表示データ生成回路は、画像データ生成・記憶部7が生成したX線透視及びX線撮影における画像データに対して所定の表示形態に対応した変換処理を行ない、更に、その付帯情報である数字や各種文字等を合成して表示データを生成する。次いで、前記変換回路は、この表示データに対してD/A変換とテレビフォーマット変換を行なって映像信号を生成し前記モニタに表示する。
次に、足圧分布計測部9は、図2に示すように天板5を保持する寝台5aにケーブル5bを介して接続され、足圧分布計測部9によって計測された足圧分布データは、例えば、寝台5aを介し図示しない近接操作卓のコマンド信号生成部10に供給される。
この足圧分布計測部9は、その表面に加えられた圧力を電流に変換する圧力センサであり、カーボン等の金属粒子が均一に混入されたシート状の感圧導電ゴムを有している。そして、感圧導電ゴムの押圧領域が圧縮されることによって金属粒子の密度が高まり、その結果、絶縁抵抗が低下する特性を有している(特許第2667982号公報参照。)。
図3は、足圧分布計測部9の具体的な構成を示したものであり、この足圧分布計測部9は、例えば、数平方メートルの面積を有する圧力分布計測マット91と、圧力分布計測マット91に対して電流を供給するドライバ回路92と、圧力分布計測マット91が出力した電流を受信して足圧情報に変換するレシーバ回路93と、この足圧情報を保存して2次元の足圧分布データを生成する記憶回路94を備えている。
そして、圧力分布計測マット91には感圧センサ素子95がX方向(行方向)にM個、Y方向(列方向)にN個所定間隔で配列され、これらの感圧センサ素子95の各々は、互いに噛み合うように形成された櫛目状の第1の電極951及び第2の電極952と、これらの電極の表面を覆うように装着された感圧導電ゴム953を有している。
又、感圧センサ素子95の第1の電極951はダイオード96のカソードに接続され、X方向に配列されたM個の感圧センサ素子95の各々に接続されている上述のダイオード96のアノードは、接続線97によって共通接続されてドライバ回路92の出力端子に接続されている。
一方。Y方向に配列されたN個の感圧センサ素子95の各々における第2の電極952は、接続線98によって共通接続されレシーバ回路93の入力端子に接続されている。そして、2次元配列された感圧センサ素子95によって構成された足圧分布計測部9の一部に足圧が加えられたならば、押圧された感圧センサ素子95の感圧導電ゴム953は圧縮され、第1の電極951と第2の電極952との間の電気的抵抗は減少する。
一方、ドライバ回路92は、接続線97を介して感圧センサ素子95の第1の電極951に対し駆動電流を出力し、レシーバ回路93は、第1の電極951から感圧導電ゴム953を経て第2の電極952に流入した電流を接続線98を介して受信する。従がって、Mチャンネルのレシーバ回路93は、ドライバ回路92におけるNチャンネルの出力端子が感圧センサ素子95に順次供給した駆動電流を並列受信し、記憶回路94に保存することにより圧力分布計測マット91における2次元の足圧分布データが生成される。
図1に戻って、コマンド信号生成部10は、輪郭データ生成部16と輪郭変化検出部17を備えている。
輪郭データ生成部16は演算回路を有し、足圧分布計測部9から供給された2次元の足圧分布データに基づき、操作者が行なう足部のクリック動作における爪先部及び踵部の輪郭データを生成する。例えば、前記演算回路は、足圧分布計測部9が計測した足圧分布データと予め設定した閾値とを比較することによって爪先部及び踵部の輪郭データを生成する。
一方、輪郭変化検出部17は演算回路と記憶回路を有し、前記記憶回路には、後述のクリック情報に対応するコマンド情報が設定されたクリック/コマンドデータが予め保管されている。一方、前記演算回路は、輪郭データ生成部16が生成したクリック動作における爪先部及び踵部の輪郭データの時間的変化からクリック情報を検出し、次いで、このクリック情報に対応したコマンド信号を前記記憶回路に保管されているクリック/コマンドデータに基づいて生成する。
次に、本実施例の足部によるクリック動作と爪先部及び踵部の輪郭データの具体例につき図4を用いて説明する。
本実施例の足部によるクリック動作は、足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91に対する爪先部あるいは踵部の接触と離反を連続して行なうことによって実行される。図4は、右足の爪先部によるダブルクリックにおいて生成された左右の爪先部及び踵部の輪郭データを示したものであり、先ず、ダブルクリック前のt=t1にて、右足の爪先部及び踵部は足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91に接しており、従がって、右足の爪先部の輪郭データTRと踵部の輪郭データHRが形成される。
次いで、t=t2において右足の爪先部を圧力分布計測マット91から離した場合、爪先部による圧力分布計測マット91への押圧は無くなるため踵部の輪郭データHRのみが生成される。同様にして右足の爪先部及び踵部を圧力分布計測マット91に接触することにより第1のクリック及び第2のクリックが行なわれるt=t3及びt5において爪先部の輪郭データTRと踵部の輪郭データHRが形成され、爪先部が離れるt=t4において踵部の輪郭データHRのみが形成される。尚、上述のt=t1乃至t5の期間において左足の爪先部及び踵部は圧力分布計測マット91に接しており、従がって、左足の爪先部の輪郭データTLと踵部の輪郭データHLが常時形成される。
一方、右足の爪先部を図示しないt=t6において圧力分布計測マット91から離し、t=t7において再び接触させることによりトリプルクリックが行なわれる。
以上、右足爪先部によるダブルクリック及びトリプルクリックについて述べたが、同様な方法により右足踵部、左足爪先部、更には、左足踵部の圧力分布計測マット91に対する接触及び離反を2回あるいは3回繰り返すことによりダブルクリックやトリプルクリックが実行される。
そして、輪郭変化検出部17は、輪郭データ生成部16から供給された輪郭データの形状とその時系列的な変化に基づいて、クリック部位の判別(即ち、クリック動作が行なわれた右足/左足及び爪先部/踵部の判別)及びクリック回数の検出を行ない、これらのクリック情報と予め自己の記憶回路に保管されたクリック/コマンドデータに基づいてX線透視やX線撮影等に対する各種コマンド信号を生成する。
次に、輪郭変化検出部17の記憶回路に保管されているクリック/コマンドデータの具体例を図5を用いて説明する。図5は、クリック/コマンドデータの内容を示したものであり、既に述べたように、各種クリック情報に対応したコマンド情報が予め設定されている。
このクリック/コマンドデータは、クリック部位とクリック回数によって分類されたクリック情報とコマンド情報が対応付けられており、例えば、右足爪先部のトリプルクリックに足圧分布計測部9の動作開始コマンドが対応し、右足爪先部のダブルクリックにX線透視の開始コマンドが対応している。又、左足爪先部のダブルクリックにX線撮影の開始コマンドが対応し、右足踵部あるいは左足踵部のダブルクリックにシーケンス撮影の開始コマンドが対応している。
尚、X線透視あるいはX線撮影の開始コマンドの生成に際し、操作者による圧力分布計測マット91上の歩行等に起因した誤ったコマンド信号に基づくX線透視あるいはX線撮影を回避するために、2回(ダブルクリック)以上のクリック回数を設定することが望ましい。
又、図5のクリック/コマンドデータでは、X線透視中における右足爪先部の輪郭データの消失とX線透視の終了コマンドが対応し、X線撮影中における左足爪先部の輪郭データの消失とX線撮影の終了コマンドは対応している。更に、両足の爪先部及び踵部の輪郭データが消失(即ち、操作者が圧力分布計測マット91の外部に移動)と足圧分布計測部9の動作終了コマンドが対応している。
次に、図1の状態出力部11は、例えば、コマンド信号生成部10と同様にして寝台5aの近傍に設置された近接操作卓に設けられ、コマンド信号生成部10が生成したコマンド信号に基づいて開始あるいは終了したX線撮影やX線透視等の状態情報を表示する状態表示部18と、操作者が上述の足圧分布計測部9において行なったクリック動作の有効/無効に関する確認音を発生する確認音報知部19を備えている。但し、クリック動作の有効/無効に関する情報は、X線透視及びX線撮影の状態情報と同様にして状態表示部18において表示しても構わない。
図6は、状態表示部18に表示されたX線透視/撮影等における状態情報の表示例を示したものであり、状態表示部18には、例えば、足圧分布計測部9の動作状態を表示する表示ランプP1と、X線透視の状態を表示する表示ランプP2と、X線撮影の状態を表示する表示ランプP3と、シーケンス撮影1及びシーケンス撮影2の状態を表示する表示ランプP4及びP5が設けられている。そして、コマンド信号生成部10が生成するコマンド信号に対応して当該表示ランプの点灯あるいは消灯が行なわれる。
即ち、足圧分布計測部9の動作開始コマンドが生成された場合あるいは動作中の場合には表示ランプP1が点灯し、X線透視、X線撮影あるいはシーケンス撮影に対する開始コマンドが生成された場合あるいはX線透視/撮影が行なわれている場合には、これらのX線透視/撮影に対応した表示ランプが点灯する。
次に、入力部12は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネルあるいは各種スイッチ等を備えたインタラクティブなインターフェースであり、被検体情報の入力、撮像系の回動/移動方向及び回動/移動速度の設定、天板5の移動方向及び移動速度の設定、X線透視及びX線撮影におけるX線照射条件(即ち、管電圧、管電流、X線照射時間、X線照射間隔等)の設定、更には、各種コマンド信号の入力等を行なう。
尚、診断用画像データの生成を目的としたX線撮影に対しては高X線量のX線照射条件が設定され、この診断用画像データの撮影方向や撮影位置を設定するためのモニタリング用画像データの生成を目的としたX線透視に対しては低X線量のX線照射条件が設定される。一方、シーケンス撮影は、予め設定されたX線照射プログラムに基づき、当該被検体に対し同一方向あるいは異なる方向から複数回のX線撮影を所定時間間隔で行なうものであり、このシーケンス撮影における撮影方向/位置や撮影時間間隔等も上述の入力部12において設定される。
そして、システム制御部13は、図示しないCPUと記憶回路を備え、入力部12から供給された入力情報や設定情報を前記記憶回路に一旦保存した後、これらの情報に基づいて上述の各ユニットを統括的に制御し、X線透視/撮影等における画像データの生成と表示を行なう。
(画像データの生成手順)
次に、図7に示したフローチャートを用いて本実施例のX線診断装置100による画像データの生成手順について説明する。
尚、以下の説明では、足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91における足部のクリック動作に基づいてX線透視及びX線撮影の開始コマンド信号と終了コマンド信号を生成し、これらのコマンド信号に基づいて画像データの生成と表示を行なう場合について述べるが、これらに限定されるものではなくシーケンス撮影等の他の方法であっても構わない。
画像データの生成に先立って、操作者は、X線診断装置100の入力部12において被検体情報を入力した後、X線透視及びX線撮影に対するX線照射条件を設定し、これらの初期設定情報をシステム制御部13の記憶回路に保存する。次いで、操作者は、被検体150を天板5に載置し、更に、X線照射部3とX線検出部2とから構成される撮像系と天板5を移動することにより被検体150に対する好適なX線照射方向を設定する(図7のステップS1)。
そして、上述の初期設定が終了したならば、操作者は、足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91上に移動し、右足爪先部によるトリプルクリックを行なう。一方、足圧分布計測部9は、このトリプルクリック中の右足の爪先部/踵部と左足の爪先部/踵部の押圧に基づいて2次元の足圧分布データを時系列的に計測し、得られた足圧分布データをコマンド信号生成部10の輪郭データ生成部16に供給する。
輪郭データ生成部16は、足圧分布計測部9から供給された足圧分布データと予め設定された閾値とを比較することにより右足の爪先部/踵部と左足の爪先部/踵部の輪郭データを時系列的に生成する。次いで、輪郭変化検出部17は、時系列的に生成された輪郭データの時間的変化からクリック情報(右足爪先部によるトリプルクリック)を検出し、更に、自己の記憶回路に保管されているクリック/コマンドデータに基づいて前記クリック情報に対応したコマンド情報を読み出して足圧分布計測部9の動作を開始するためのコマンド信号を生成する(図7のステップS2)。
このとき、システム制御部13を介して上述のコマンド信号を受信した状態出力部11の状態表示部18は、足圧分布測定部9の動作状態を表示する表示ランプP1を点灯する。一方、輪郭変化検出部17は、右足爪先部の輪郭データの時間的変化から第1乃至第3のクリック動作を確認し、状態出力部11の確認音報知部19に対してクリック確認信号を供給する。そして、確認音報知部19は、このクリック確認信号に基づいて所定の確認音を発生し、上述の右足爪先部によるクリック動作が有効であることを操作者に知らせる。
状態表示部18における表示ランプP1の点灯により足圧分布計測部9の動作開始を確認した操作者は、足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91において右足爪先部によるダブルクリックを行なう。そして、足圧分布計測部9は、操作者の足部による押圧に基づいて足圧分布データを計測し、輪郭データ生成部16は、足圧分布計測部9が計測した時系列的な足圧分布データに基づいて輪郭データを生成する。
次いで、輪郭変化検出部17は、この輪郭データの時間的変化に基づいてクリック情報(右足爪先部によるダブルクリック)を検出し、このクリック情報に対応するコマンド情報をクリック/コマンドデータから読み出してX線透視を開始するためのコマンド信号を生成する(図7のステップS3)。そして、このX線透視の開始コマンド信号がシステム制御部13に供給されることによりX線透視が開始される。
一方、輪郭変化検出部17は、右足爪先部の輪郭データの時間的変化から第1及び第2のクリック動作を確認したならば状態出力部11の確認音報知部19に対してクリック確認信号を供給し、確認音報知部19は、このクリック確認信号に基づいて所定の確認音を発生しクリック動作が有効であることを操作者に報知する。又、システム制御部13を介してX線透視の開始コマンド信号を受信した状態出力部11の状態表示部18は、X線透視の状態を表示する表示ランプP2を点灯する。
次に、システム制御部13は、自己の記憶回路に保存されているX線透視のX線照射条件を読み出してX線発生部1の高電圧制御部41に供給し、更に、X線発生のための駆動信号(第1の駆動信号)を前記高電圧制御部41に供給する。
この駆動信号を受信した高電圧制御部41は、前記X線照射条件の情報に基づいて高電圧発生器42を制御しX線照射部3のX線管31に高電圧を印加する。そして、高電圧が印可されたX線管31は、X線可動絞り器32を介して被検体150に対しX線を照射し、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2の平面検出器21によって検出される。
ライン方向と列方向に2次元配列された平面検出器21の図示しない検出素子は、被検体150を透過したX線を受信し、そのX線透過量に比例した信号電荷を検出素子の電荷蓄積コンデンサに蓄積する。X線照射が終了すると、システム制御部13からクロックパルスが供給されたゲートドライバ22は、平面検出器21に対して駆動パルスを供給して電荷蓄積コンデンサに蓄積された信号電荷を順次読み出す。
読み出された信号電荷は、投影データ生成部20における電荷・電圧変換器23において電圧に変換され、更に、A/D変換器24においてデジタル信号に変換された後パラレル・シリアル変換器25において1ライン分のX線投影データとして一旦保存される。そして、システム制御部13は、保存されたX線投影データをライン単位でシリアルに読み出し、画像データ生成・記憶部7の記憶回路に保存して2次元の画像データを生成する。
一方、画像データ生成・記憶部7の演算回路は、必要に応じて前記記憶回路に保存された画像データを読み出し、輪郭強調やS/N改善を目的とした画像処理演算を行なう。そして、処理後の画像データを前記記憶回路に再度保存する。
次に、表示部8の表示データ生成回路は、画像データ生成・記憶部7の記憶回路に保存された画像データを読み出し、所定の表示フォーマットに変換して表示データを生成する。そして、表示部8の変換回路は、この表示データに対しD/A変換とTVフォーマット変換を行ない、得られた映像信号をモニタに表示する。
以下同様にして、X線透視における第2、第3、・・・の駆動信号がシステム制御部13からX線発生部1の高電圧制御部41に対して供給され、これらの駆動信号に基づいて、X線照射部3、X線検出部2、画像データ生成・記憶部7及び表示部8は、上述と同様の動作を繰り返すことにより被検体150に対するX線透視の画像データを生成し、このとき時系列的に得られた複数枚の画像データは表示部8のモニタにリアルタイム表示される(図7のステップS4)。
そして、操作者は、表示部8に表示されたX線透視の画像データを観察し、撮影方向や撮影位置が適当でない場合には、入力部12より移動機構部6の機構制御部63に対して撮像系あるいは天板5の位置を更新するための指示信号を供給する。この指示信号を受信した機構制御部63は、撮像系移動機構62あるいは天板移動機構61に駆動信号を供給して撮像系や天板5の位置を更新し、被検体150に対し好適な撮影位置及び撮影方向を設定する(図7のステップS5)。
次いで、操作者は、足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91において左足爪先部によるダブルクリックを行ない、輪郭データ生成部16は、足圧分布計測部9が計測した時系列的な足圧分布データに基づいて輪郭データを生成する。次いで、輪郭変化検出部17は、この輪郭データの時間的変化から検出したクリック情報(左足爪先部によるダブルクリック)に対応したコマンド情報をクリック/コマンドデータから読み出してX線撮影を開始するためのコマンド信号を生成する(図7のステップS6)。そして、このX線撮影の開始コマンド信号がシステム制御部13に供給されることによりX線撮影が開始される。
このとき、状態出力部11の確認音報知部19は、コマンド信号生成部10の輪郭変化検出部17から供給される前記ダブルクリックのクリック確認信号に基づいて所定の確認音を発生し、状態出力部11の状態表示部18は、X線透視の状態を表示する表示ランプP2に替わってX線撮影の状態を表示する表示ランプP3を点灯する。そして、コマンド信号生成部10からX線撮影の開始コマンド信号を受信したシステム制御部13は、自己の記憶回路に保存されているX線透視のX線照射条件とX線発生のための駆動信号をX線発生部1の高電圧制御部41に供給する。
以下、上述のX線透視の場合と同様にして前記駆動信号を受信したX線発生部1は、前記X線照射条件に基づいたX線を被検体150に照射し、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2によって検出されてX線投影データが形成される。そして、検出されたX線投影データは、画像データ生成・記憶部7において保存されて画像データが生成され、必要に応じて画像処理がなされた後表示部8に表示される(図7のステップS7)。
そして、X線撮影によって所望の画像データが得られたならば、操作者は、左足爪先部を足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91から離し、このとき足圧分布計測部9が計測した足圧分布データに基づいて輪郭データ生成部16は輪郭データを生成する。次いで、輪郭変化検出部17は、この輪郭データから検出したクリック情報(左足爪先部輪郭データの消失)に対応したコマンド情報をクリック/コマンドデータから読み出してX線撮影を終了させるためのコマンド信号を生成する(図7のステップS8)。
このX線撮影の終了コマンド信号がシステム制御部13に供給されることによりX線撮影は終了しX線透視が再度開始される。このとき、状態出力部11の状態表示部18は、X線撮影の状態を表示する表示ランプP3に替わってX線透視の状態を表示する表示ランプP2を点灯する。そして、X線透視による画像データの生成と表示が上述のステップS3と同様の手順によって行なわれる。
更に、操作者は、右足爪先部を足圧分布計測部9の圧力分布計測マット91から離し、このとき足圧分布計測部9が計測した足圧分布データに基づいて輪郭データ生成部16は輪郭データを生成する。次いで、輪郭変化検出部17は、この輪郭データに基づいてクリック情報(右足爪先部輪郭データの消失)を検出し、このクリック情報に対応したコマンド情報を自己の記憶回路に保管されているクリック/コマンドデータから読み出してX線透視を終了させるためのコマンド信号を生成する(図7のステップS9)。そして、このX線撮影の終了コマンド信号がシステム制御部13に供給されることによりX線透視が終了し、状態出力部11の状態表示部18は、X線透視の状態を表示する表示ランプP2を消灯する。
このようにしてX線透視とX線撮影が終了したならば、操作者は圧力分布計測マット91の外部に移動する。このとき、輪郭データ生成部16は、足圧分布計測部9から供給された足圧分布データに基づいて輪郭データを生成し、輪郭変化検出部17は、前記輪郭データにおいて操作者の足裏部(爪先部及び踵部)の輪郭データが消失した場合、このクリック情報(輪郭データの消失)に対応したコマンド情報をクリック/コマンドデータから読み出し足圧分布計測部9の動作を終了させるためのコマンド信号を生成する(図7のステップS10)。そして、このコマンド信号を足圧分布計測部9に供給しその動作を終了させる。
尚、上述の各種コマンド信号の生成に際し、コマンド信号生成部10の輪郭変化検出部17は、輪郭データ生成部16から供給された輪郭データの形状とその時系列的な変化に基づきクリック動作における右足/左足の判別と爪先部/踵部の判別を行なう必要がある。本実施例では、足圧分布計測部9の動作を開始するためのトリプルクリックを右足爪先部によって行なうように予め設定されており、従がって、このトリプルクリックにおいて出現と消滅を3回繰り返している輪郭データを右足爪先部として認識することができる。そして、ひとたび右足爪先部が認識されたならば、操作者が足圧分布計測部9の圧力分布計測マット9上を移動しても、左右の爪先部と踵部が同時に圧力分布計測マット91から離れない限り右足/左足の判別と爪先部/踵部の判別を容易に行なうことが可能となる。
以上述べた本実施例によれば、X線透視やX線撮影等における操作者の移動範囲に足圧分布データの計測が可能な圧力分布計測マットを設置し、この圧力分布計測マットに対する爪先部や踵部のクリック動作等により各種コマンド信号を生成しているため、従来のようなフットスイッチの移動作業や位置の確認作業が不要となる。従がって、X線透視やX線撮影等の効率が向上し、更に、操作者に対する負担が大幅に軽減される。
又、圧力分布計測マットに対するクリック動作の有効/無効を確認するための状態出力部を備えているため、誤ったクリック動作を即座に修正することができる。
更に、上述の実施例では、足部のクリック動作によりX線透視あるいはX線撮影に対する開始コマンド信号を生成するためには、足圧分布計測部の動作開始を目的としたクリック動作を事前に行なう必要があり、又、圧力分布計測マットの外部に操作者が移動した場合にはX線透視あるいはX線撮影の開始コマンド信号を生成することが不可能となる。従がって、意図しないX線照射を防止することができ、被検体に対する安全性が向上する。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、X線透視/撮影を開始あるいは終了するためのコマンド信号を足圧分布データに基づいて生成する場合について述べたが、他のコマンド信号を前記足圧分布データに基づいて生成してもよい。尚、X線撮影の場合には、例えば足部のダブルクリックに基づいて装置を「Ready」状態に設定し、引き続き行なわれる足部のダブルクリックに基づいてX線撮影を行なってもよい。
又、クリック動作の確認情報を、X線透視/撮影等の状態情報と同様に状態出力部11の状態表示部18に表示してもよく、又、クリック動作の確認情報やX線透視/撮影等の状態情報は表示パネルやモニタに表示してもよい。この場合、状態出力部11の機能は入力部12あるいは表示部8にもたせることも可能である。表示パネルやモニタを用いることにより、更に詳細な状態情報や警告信号を表示することが可能となる。
更に、X線透視/撮影に対する終了コマンドの生成を目的とした爪先部の圧力分布計測マット91に対する離反の確認音を状態出力部11の確認音報知部19にて発生させてもよい。
一方、上述の実施例では、圧力分布計測マット91に対する踵部の離反に基づいてX線透視/撮影の終了コマンド信号を生成したが、足裏部全体の離反によってもよい。又、足部のクリック動作の替わりに足裏を圧力分布計測マット91上で移動(摺動)させ、その摺動情報(即ち、摺動距離あるいは摺動方向)に基づいて各種のコマンド信号を生成してもよい。尚、この実施例では、右足をX線透視、左足をX線撮影に夫々対応させたがこれに限定されない。
又、足圧分布計測部9の動作開始及び動作終了を行なうボタンを入力部12の操作パネルに設けてもよい。前記動作開始及び動作終了の機能をコマンド信号生成部10と入力部12の両方にもたせることにより被検体に対する安全性を更に高めることができる。
更に、上述の実施例では、感圧導電ゴム953を用いた足圧分布計測部9について説明したが、他の材料あるいは他の方式による足圧分布計測部であっても構わない。
本発明の実施例におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例における足圧分布計測部の設置方法を示す図。 同実施例における足圧分布計測部の具体的な構成を示す図。 同実施例におけるクリック動作と爪先部及び踵部の輪郭データとの関係を示す図。 同実施例の輪郭変化検出部におけるクリック/コマンドデータの具体例を示す図。 同実施例の状態表示部における状態情報の表示例を示す図。 同実施例における画像データの生成手順を示すフローチャート。 従来装置に備えられたフットスイッチを説明するための図。
符号の説明
1…X線発生部
2…X線検出部
3…X線照射部
4…高電圧発生部
5…天板
5a…寝台
5b…ケーブル
6…移動機構部
7…画像データ生成・記憶部
8…表示部
9…足圧分布計測部
10…コマンド信号生成部
11…状態出力部
12…入力部
13…システム制御部
16…輪郭データ生成部
17…輪郭変化検出部
18…状態表示部
19…確認音報知部
20…投影データ生成部
21…平面検出器
22…ゲートドライバ
23…電荷・電圧変換器
24…A/D変換器
25…パラレル・シリアル変換器
31…X線管
32…X線可動絞り器
41…高電圧制御部
42…高電圧発生器
61…天板移動機構
62…撮像系移動機構
63…機構制御部
91…圧力分布計測マット
92…ドライバ回路
93…レシーバ回路
94…記憶回路
95…感圧センサ素子
96…ダイオード
97、98、…接続線
100…X線診断装置
951、952…電極
953…感圧導電ゴム

Claims (13)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、
    前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    このX線検出手段が検出したX線情報に基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    操作者の足圧分布データを計測する足圧分布計測手段と、
    前記足圧分布データに基づいてコマンド信号を生成するコマンド信号生成手段と、
    前記コマンド信号に基づいて前記X線照射手段及び前記足圧分布計測手段の少なくとも何れかを制御する制御手段を
    備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記足圧分布計測手段は、複数個の感圧センサ素子が2次元配列された圧力分布計測マットを備え、前記操作者の爪先部及び踵部による押圧強度の2次元分布を計測することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記コマンド信号生成手段は、前記足圧分布データに対する輪郭データを生成する輪郭データ生成手段と、この輪郭データ生成手段によって生成された輪郭データの時間的変化に基づいて所定のコマンド信号を生成する輪郭変化検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記コマンド信号生成手段は、前記足圧分布データに基づいて前記操作者の前記足圧分布計測手段におけるクリック動作を検出し、このクリック動作に対し予め設定されたコマンド情報に基づいて前記コマンド信号を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記コマンド信号生成手段は、前記クリック動作に基づいてX線透視、X線撮影、シーケンス撮影及び足圧分布計測の少なくとも何れかに対する開始コマンド信号を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  6. 前記コマンド信号生成手段は、前記操作者の爪先部及び踵部の少なくとも何れかに対する足圧分布データの消失を検出し、前記足圧分布データの消失に対し予め設定されたコマンド情報に基づいて前記コマンド信号を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記コマンド信号生成手段は、前記足圧分布データの消失に基づいてX線透視、X線撮影、シーケンス撮影及び足圧分布計測の少なくとも何れかに対する終了コマンド信号を生成することを特徴とする請求項6記載のX線診断装置。
  8. 前記コマンド信号生成手段は、前記足圧分布データに基づいて前記操作者の前記足圧分布計測手段における足部の摺動情報を計測し、この摺動情報に対し予め設定されたコマンド情報に基づいて前記コマンド信号を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  9. 前記コマンド信号生成手段は、前記足圧分布データに基づいて前記操作者の前記足圧分布計測手段における足部の摺動距離及び摺動方向を計測することを特徴とする請求項8記載のX線診断装置。
  10. 前記コマンド信号生成手段は、2回以上のクリック動作に対し予め設定されたコマンド情報に基づいてX線透視、X線撮影、シーケンス撮影及び足圧分布計測の少なくとも何れかを開始するためのコマンド信号を生成することを特徴とする請求項4記載のX線診断装置。
  11. 前記制御手段は、前記コマンド信号に基づいてX線照射開始タイミング、X線照射終了タイミング及びX線照射条件の少なくとも何れかを制御することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  12. 状態表示手段を備え、前記状態表示手段は、前記コマンド信号に基づいて開始あるいは終了する前記X線透視、X線撮影、シーケンス撮影及び足圧分布計測の少なくとも何れかにおける状態情報を表示することを特徴とする請求項5又は請求項7に記載したX線診断装置。
  13. 確認音報知手段を備え、前記確認音報知手段は、前記クリック動作の有効性を報知するための確認音を発生することを特徴とする請求項4記載のX線診断装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229065A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Asahi Roentgen Kogyo Kk 歯科用x線撮影装置
JP2011104790A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Sharp Corp 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP2016174792A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社島津製作所 X線透視撮影装置
JP2018198650A (ja) * 2017-05-25 2018-12-20 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置およびフットスイッチ

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