JP5498016B2 - X線診断装置および画像処理装置 - Google Patents

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この発明は、X線診断装置および画像処理装置に関する。
従来より、X線診断装置を用いた単純X線撮影によって撮影された2次元のX線画像を読影することにより、医師による病変部の診断が行なわれている。
X線診断装置を用いた単純X線撮影では、被検体の病変部を透過したX線をFPD(Flat Panel Detector:平面検出器)などのX線検出器によって検出することにより、例えば、図14の(A)に示すような2次元の胸部X線画像や、図14の(B)に示すような2次元の手部X線画像が撮影され、モニタなどに表示される。なお、図14は、従来技術を説明するための図である。
X線検出器は、例えば、マトリックス状に配列されたX線検出素子からなり、各X線検出素子が被検体を透過したX線を検出する。そして、X線診断装置は、各X線検出素子が検出したX線をピクセルごとのデジタルデータに変換することにより、X線画像をデジタル画像として生成する。
ここで、X線検出器の製造工程で発生するX線検出素子の欠陥に起因する欠陥画素に対応するために、欠陥画素近傍の画素値を欠陥画素の画素値とした補正画像を生成することで、X線診断装置によって撮影される2次元のX線画像の画質を保証する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−230484号公報
単純X線撮影によって撮影される2次元のX線画像は、図14の(A)および(B)に示したように、被検体の病変部を含む人体を透過したX線の2次元画像である。このため、被検体の体厚方向において(すなわち、X線の照射方向において)、病変部に別の組織(例えば、骨など)が重なっている場合、病変部に重なる別の組織の情報の影響により、2次元のX線画像における病変部の情報が不明瞭となり、医師による診断が困難となる。
このように、従来の単純X線撮影では、被検体の体厚方向において病変部に別の組織が重なっている場合、2次元のX線画像において、病変部に重なる別の組織の情報の影響を抑制することができないので、X線画像を読影する医師による診断を必ずしも支援することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断を確実に支援することが可能となるX線診断装置および画像処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、X線管からX線を被検体に照射し、当該被検体を透過したX線をX線検出器によって検出してX線画像を撮影するX線診断装置であって、前記X線管と前記X線検出器との距離を変化させて当該X線管から前記被検体にX線が照射された際に、当該X線検出器によって検出されたX線に基づいて拡大率の異なる第一のX線画像および第二のX線画像を生成する画像生成手段と、前記被検体の関心領域に対する影響を抑制するために前記X線管からのX線照射方向に対して設定された領域である抑制領域と前記X線検出器のX線検出面との距離に基づいて、前記画像生成手段によって生成された前記第一のX線画像および前記第二のX線画像の拡大率が当該抑制領域において一致するように補正を行なって第一の補正画像および第二の補正画像を生成する補正画像生成手段と、前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像において対応する画素の画素値から算出される差分値に基づいて、差分画像を生成する差分画像生成手段と、前記差分画像生成手段によって生成された前記差分画像を所定の表示部に表示させるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、発明は、X線管からX線を被検体に照射し、当該被検体を透過したX線をX線検出器によって検出し作成されたX線画像に対して画像処理を行なって所定の表示部に表示する画像処理装置であって、前記X線管と前記X線検出器との距離を変化させて当該X線管から前記被検体にX線を照射することで当該X線検出器によって検出されたX線から拡大率の異なる第一のX線画像および第二のX線画像が生成された場合、前記被検体の関心領域に対する影響を抑制するために前記X線管からのX線照射方向に対して設定された領域である抑制領域と前記X線検出器のX線検出面との距離に基づいて、前記第一のX線画像および前記第二のX線画像の拡大率が当該抑制領域において一致するように補正を行なって第一の補正画像および第二の補正画像を生成する補正画像生成手段と、前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像において対応する画素の画素値の差分値に基づいて、差分画像を生成する差分画像生成手段と、前記差分画像生成手段によって生成された前記差分画像を前記所定の表示部に表示させるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
発明によれば、関心領域としての病変部に重なる抑制したい組織の情報が除去され、かつ、体厚方向に厚みを有する病変部の情報が強調された差分画像を読影対照とすることができ、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断を確実に支援することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るX線診断装置および画像処理装置の実施例を詳細に説明する。
まず、実施例1におけるX線診断装置の構成について説明する。図1は、実施例1におけるX線診断装置の構成を説明するための図である。図1に示すように、実施例1におけるX線診断装置100は、高電圧発生器11と、X線管12と、X線絞り装置13と、天板14と、X線検出器支持部15と、X線検出器16と、X線検出器支持・移動機構17と、天板移動機構18と、X線検出器支持・天板機構制御部19と、絞り制御部20と、システム制御部21と、入力部22と、表示部23と、画像処理部24とから構成される。
高電圧発生器11は、X線の発生に必要な高電圧をX線管12に供給することにより、X線管12から被検体Pに対して放射されるX線量の調整や、X線管12から被検体PへのX線照射のON/OFFの制御を行なう。
X線管12は、高電圧発生部11から供給される高電圧を用いて、被検体Pに対してX線を照射する。
X線絞り装置13は、X線管12から照射されたX線が被検体Pの診断対象領域に対して選択的に照射されるように絞るために用いられる装置であり、例えば、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。これら絞り羽根は、X線管12から照射されたX線を絞るために、後述する絞り制御部20の制御によって、スライドする。
天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。
X線検出器16は、被検体Pを透過したX線を検出する装置であり、例えば、マトリックス状に配列されたX線検出素子からなる。各X線検出素子は、被検体Pを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を後述する画像処理部24に送信する。
X線検出器支持部15は、X線管12、X線絞り装置13、X線検出器16などを保持するアームである。
X線検出器支持・移動機構17は、X線管12とX線検出器16との距離を移動させることによりSID(source-image distance:X線管焦点からX線検出器16の検出面(受像面)までの距離)を調整する。
天板移動機構18は、天板14を移動させるための機構である。
X線検出器支持・天板機構制御部19は、X線検出器支持・移動機構17および天板移動機構18を制御することで、SIDの調整と、天板14の移動とを制御する。
絞り制御部20は、X線絞り装置13の絞り羽根の開度を制御してX線の照射範囲を制御する。
画像処理部24は、X線検出器16が検出した被検体Pを透過したX線からX線画像を生成する処理部であるが、これについては後に詳述する。
入力部22は、X線診断装置100の操作者からの指示を受け付けるコンソールであり、表示部23は、入力部22を介した操作者からの指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したり、後述する画像処理部24によって生成されたX線画像などを表示したりするためのモニタを備える。
システム制御部21は、X線診断装置100全体の動作を制御し、入力部22を介して受け付けた操作者からの指示を高電圧発生器11、X線検出器支持・天板機構制御部19、絞り制御部20などに転送することにより、X線照射のON/OFF、X線量の調整、X線検出器支持部15の移動の調整、SIDの調整および天板14の移動調整を行ない、また、操作者からの指示を受け付けるためのGUIや画像処理部24によって生成されたX線画像を表示部23に表示するように制御する。
このように、実施例1におけるX線診断装置100は、X線管12からX線を被検体Pに照射し、被検体Pを透過したX線をX線検出器16によって検出してX線画像を撮影するが、以下で詳細に説明する画像処理部24の処理が実行されることにより、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断を確実に支援することが可能となることに主たる特徴がある。なお、本実施例では、X線診断装置100が、X線管12およびX線検出器16がX線検出器支持部15によって支持された単純撮影診断用のX線診断装置である場合について説明するが、X線検出器16がCアームにて支持されるような循環器診断装置であっても、本発明を適用することが可能である。
この主たる特徴について、図2〜7を用いて説明する。図2は、実施例1における画像処理部の構成を説明するための図であり、図3および4は、拡大率の異なるX線画像について説明するための図であり、図5は、実施例1において設定される抑制領域について説明するための図であり、図6は、実施例1における補正画像生成部について説明するための図であり、図7は、実施例1における差分画像生成部について説明するための図である。
図2に示すように、実施例1における画像処理部24は、画像生成部24aと、補正画像生成部24bと、差分画像生成部24cとから構成される。
画像生成部24aは、被検体Pを透過したX線の情報に基づいて蓄積された電気信号をX線検出器16から受信し、受信した電気信号をピクセルごとのデジタルデータに変換することによりX線画像を生成する。ここで、本実施例における画像生成部24aは、SIDを変化させてX線管12から被検体PにX線が照射された際に、X線検出器16によって検出されたX線に基づいて拡大率の異なる2つのX線画像を生成する。
まず、操作者は、拡大率の異なる2つのX線画像の撮影を行なうために、入力部22を介して2つのSIDを入力する。システム制御部21は、操作者から入力部22を介して2つのSIDが入力されることで、拡大率の異なるX線画像の撮影要求を受け付けたと判定し、入力された2つのSIDそれぞれにおいて拡大率の異なる2つのX線画像を撮影するようにX線診断装置100を制御する。
例えば、操作者が2つのSIDとして、SID(A)およびSID(B)を入力すると、システム制御部21は、図3に示すように、X線検出器支持・天板機構制御部19を制御することで、X線管12の焦点とX線検出器16のX線検出面(X線受像面)との距離がSID(A)となる「位置:A」にX線管12を移動させ、さらに、高電圧発生器11を制御することでX線管12からX線を、例えば、被検体Pの胸部に照射させる。
これにより、X線検出器16は、SID(A)において被検体Pを透過したX線を検出し、画像生成部24aは、X線検出器16によって検出されたX線に基づく電気信号から、SID(A)にて撮影された被検体PのX線画像であるX線画像Aを生成する(図4の左側参照)。
また、システム制御部21は、X線検出器支持・天板機構制御部19を制御することで、X線管12の焦点とX線検出器16のX線検出面との距離がSID(B)となる「位置:B」にX線管12を移動させ、さらに、高電圧発生器11を制御することでX線管12からX線を、SID(A)にて撮影した同一の被検体Pの同一部位に照射させる。
これにより、X線検出器16は、SID(B)において被検体Pを透過したX線を検出し、画像生成部24aは、X線検出器16によって検出されたX線に基づく電気信号から、SID(B)にて撮影された被検体PのX線画像であるX線画像Bを生成する(図4の右側参照)。なお、図3に示すように、SID(A)がSID(B)より小さい場合、X線画像Aの拡大率は、X線画像Bの拡大率より大きくなる。
ここで、システム制御部21は、「位置:B」にてX線管12から照射されるX線のX線量が、「位置:A」にてX線管12から照射されたX線のX線量と一致するように高電圧発生器11を制御する。
図3においては、被検体Pの診断対象領域(関心領域)としての病変部と、X線管12に対して病変部の前面に位置する骨とが示されているが、これについては、後に説明する。
図2に戻って、補正画像生成部24bは、被検体Pの病変部(関心領域)への影響を抑制するためにX線管12からのX線照射方向に対して設定された領域である抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離に基づいて、画像生成部24aによって生成されたX線画像AおよびX線画像Bの拡大率が設定された抑制領域において一致するように補正を行なって補正画像Aおよび補正画像Bを生成する。
例えば、操作者は、図5に示すように、X線管12からのX線照射方向に対して(すなわち、被検体Pの体厚方向に対して)病変部の前面に位置する骨の領域を、病変部に重なる組織であることからX線画像の読影に際して影響を抑制したい領域であると判断する。そして、操作者は、図5に示すような面(X線検出面から距離「T」離れた面)を抑制領域として、例えば、入力部22に備えられるスライダを操作することで設定する。
なお、抑制領域は、被検体Pの撮影時における体勢、撮影部位、被検体PのX線照射方向に対する体厚の測定値、あるいは、被検体PのX線照射方向に対する体厚を推定するための個人情報(身長、体重、性別、年齢など)に基づいて操作者により判断され設定される。
また、抑制領域の判断および設定は、入力部22を介して操作者が入力したX線画像の表示要求を受け付けたシステム制御部21の制御により表示部23に表示されたX線画像AおよびX線画像Bを参照した操作者によって行なわれてもよい。
ここで、システム制御部21は、操作者から入力部22を介して抑制領域が設定されると、抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離を算出し、補正画像生成部24bに算出した距離を通知する。例えば、システム制御部21は、図5に示すように、抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離「T」を算出する。なお、抑制領域とX線検出面との距離を「T」とすると、図5に示すように、X線画像Aの撮影時(位置:A)におけるX線管12の焦点と抑制領域との距離は「SID(A)−T」となり、X線画像Bの撮影時(位置:B)におけるX線管12の焦点と抑制領域との距離は「SID(B)−T」となる。
そして、補正画像生成部24bは、図6の(A)に示すように、倍率「(SID(A)−T)/SID(A)」にてX線画像Aを補正することで補正画像Aを生成する。また、補正画像生成部24bは、図6の(B)に示すように、倍率「(SID(B)−T)/SID(B)」にてX線画像Bを補正することで補正画像Bを生成する。
このようにして、補正画像生成部24bは、X線画像AおよびX線画像Bの拡大率が抑制領域(X線検出面からの距離「T」)において一致するように補正された補正画像Aおよび補正画像Bを生成する。
図2に戻って、差分画像生成部24cは、補正画像生成部24bによって生成された補正画像Aおよび補正画像Bにおいて対応する画素の画素値から算出される差分値に基づいて、差分画像を生成する。
例えば、差分画像生成部24cは、図7の(A)に示すように、補正画像Aおよび補正画像Bそれぞれで同じ位置にある画素の画素値が、補正画像Aにおいて「a」であり、補正画像Bにおいて「b」である場合、「a−b」を差分画像の画素値として算出することで、差分画像を生成する。
これにより、差分画像生成部24cは、図4に示すX線画像AおよびX線画像Bを補正した補正画像Aおよび補正画像Bから、図7の(B)に示すような差分画像を生成する。
抑制領域において拡大率が一致する補正画像Aと補正画像Bとから生成された差分画像においては、拡大率が一致された抑制領域における断面の情報が除去されている。さらに、差分画像においては、抑制領域から離れてX線検出面に近づくにつれて拡大率の差が大きくなっていく領域の情報が残ったままとなる。その結果、差分画像は、病変部に重なる組織の情報が除去され、かつ、体厚方向に厚みを有する病変部(図3または5参照)の情報が強調された画像となる。
システム制御部21は、差分画像生成部24cによって生成された差分画像を、表示部23にて表示するように制御する。医師は、表示部23にて表示された差分画像を読影することにより、被検体Pの病変部について診断を行なう。ここで、システム制御部21は、差分画像とともに、X線画像(AおよびB)や補正画像(AおよびB)を表示するように制御してもよい。
なお、本実施例では、X線管12に対して病変部の前面にある骨の存在する領域において抑制領域が設定される場合について説明したが、抑制領域は、病変部を読影する際にX線画像における影響を抑制したい領域として、撮影時の被検体Pの体勢と病変部の位置との関係に基づいて任意の位置にて設定可能な領域である。従って、設定可能な抑制領域の位置は、X線管12に対して病変部の後ろにある場合であってもよい。
また、本実施例では、拡大率の大きいX線画像Aから生成された補正画像Aから、拡大率の小さいX線画像Bから生成された補正画像Bを差分することで差分画像を生成する場合(第一の場合)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、拡大率の小さいX線画像Bから生成された補正画像Bから、拡大率の大きいX線画像Aから生成された補正画像Aを差分することで差分画像を生成する場合(第二の場合)であってもよい。ただし、差分画像において、体厚方向に厚みを有する病変部の情報を鮮明に描出するためには、第一の場合によって差分画像を生成することが望ましい。
また、差分画像において、体厚方向に厚みを有する病変部の情報を鮮明に描出するためには、拡大率の異なるX線画像を撮影するために設定される2つのSIDの差が、長いSIDに対して、2%以上の値となることが望ましい。
次に、図8を用いて、実施例1におけるX線診断装置100の処理について説明する。図8は、実施例1におけるX線診断装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、実施例1におけるX線診断装置100は、操作者から入力部22を介して2つのSIDが入力されることで、拡大率の異なるX線画像の撮影要求X線撮影を受け付けた場合(ステップS801肯定)、システム制御部21は、入力された2つのSIDそれぞれにおいて同一のX線量にてX線画像を撮影するように制御し、画像生成部24aは、実行された2回の撮影時それぞれにおいてX線検出器16が検出したX線のデータから、拡大率の異なるX線画像AおよびX線画像Bを生成する(ステップS802)。
そして、操作者から入力部22を介して抑制領域の設定を受け付けた場合(ステップS803肯定)、システム制御部21は、抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離を算出して補正画像生成部24bに通知し、補正画像生成部24bは、通知された抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離に基づいて、X線画像AおよびX線画像Bの拡大率が設定された抑制領域において一致するように補正を行なって補正画像Aおよび補正画像Bを生成する(ステップS804)。
そののち、差分画像生成部24cは、補正画像生成部24bによって生成された補正画像Aおよび補正画像Bにおいて対応する画素の画素値から算出される差分値に基づいて、差分画像を生成する(ステップS805)。
続いて、システム制御部21は、差分画像生成部24cによって生成された差分画像を、表示部23に表示するように制御し(ステップS806)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例1では、操作者から入力部22を介して2つのSIDが入力されることで、拡大率の異なるX線画像の撮影要求X線撮影を受け付けた場合、システム制御部21は、入力された2つのSIDそれぞれにおいて同一のX線量にてX線画像を撮影するように制御し、画像生成部24aは、実行された2回の撮影時それぞれにおいてX線検出器16が検出したX線のデータから、拡大率の異なるX線画像AおよびX線画像Bを生成する。
そして、操作者から入力部22を介して抑制領域の設定を受け付けた場合、補正画像生成部24bは、抑制領域とX線検出器16のX線検出面との距離に基づいて、X線画像AおよびX線画像Bの拡大率が設定された抑制領域において一致するように補正を行なって補正画像Aおよび補正画像Bを生成し、差分画像生成部24cは、補正画像生成部24bによって生成された補正画像Aおよび補正画像Bにおいて対応する画素の画素値から算出される差分値に基づいて、差分画像を生成し、システム制御部21は、差分画像生成部24cによって生成された差分画像を、表示部23に表示するように制御するので、病変部に重なる組織の情報が除去され、かつ、体厚方向に厚みを有する病変部の情報が強調された差分画像を読影対照とすることができ、上記した主たる特徴の通り、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断を確実に支援することが可能となる。
また、システム制御部21は、2回の撮影時それぞれにおいてX線管12から照射されるX線のX線量が一致するように高電圧発生器11を制御するので、2つの拡大率の異なるX線画像を同一条件で撮影することができ、生成される差分画像の画質を保証することが可能となる。
上述した実施例1では、抑制領域が1つ設定される場合について説明したが、実施例2では、抑制領域が複数設定される場合について説明する。
実施例2におけるX線診断装置100を構成する画像処理部24は、図2を用いて説明した実施例1における画像処理部24と同様の構成からなるが、設定される抑制領域が複数であることにともない、補正画像生成部24bおよび差分画像生成部24cの実行する処理が、実施例1と異なる。以下、これを中心として、実施例2におけるX線診断装置100について、図9〜11を用いて説明する。
なお、図9は、実施例2において設定される抑制領域について説明するための図であり、図10は、実施例2における補正画像生成部について説明するための図であり、図11は、実施例2における差分画像生成部について説明するための図である。
実施例2においては、上述したように複数の抑制領域が設定される。例えば、X線管12に対して病変部の前面にある骨が存在する領域を網羅するために、図9に示すように、実施例1において設定された抑制領域と同一の「抑制領域1」とともに、「抑制領域2」が設定される。
システム制御部21は、操作者から入力部22を介して複数の抑制領域が設定されると、複数の抑制領域それぞれとX線検出器16のX線検出面との距離を算出し、補正画像生成部24bに算出した距離を通知する。例えば、システム制御部21は、図9に示すように、抑制領域1とX線検出面との距離「T1」および抑制領域2とX線検出面との距離「T2」を算出して、補正画像生成部24bに通知する。
補正画像生成部24bは、画像生成部24aによって生成されたX線画像AおよびX線画像Bから、設定された複数の抑制領域ごとの補正画像Aおよび補正画像Bを生成する。
すなわち、補正画像生成部24bは、抑制領域1において拡大率が一致するように、X線画像AおよびX線画像Bを補正する。例えば、補正画像生成部24bは、図10の(A)に示すように、倍率「(SID(A)−T1)/SID(A)」にてX線画像Aを補正することで補正画像A1を生成し、図10の(B)に示すように、倍率「(SID(B)−T1)/SID(B)」にてX線画像Bを補正することで補正画像B1を生成する。
また、補正画像生成部24bは、抑制領域2において拡大率が一致するように、X線画像AおよびX線画像Bを補正する。例えば、補正画像生成部24bは、図10の(C)に示すように、倍率「(SID(A)−T2)/SID(A)」にてX線画像Aを補正することで補正画像A2を生成し、図10の(D)に示すように、倍率「(SID(B)−T2)/SID(B)」にてX線画像Bを補正することで補正画像B2を生成する。
差分画像生成部24cは、補正画像生成部24bによって生成された複数の抑制領域ごとの補正画像Aおよび補正画像Bから、設定された複数の抑制領域ごとの差分画像を生成する。
例えば、差分画像生成部24cは、図11の(A)に示すように、補正画像A1の画素値から補正画像B1の画素値を差し引いた差分値を算出することで、抑制領域1における「差分画像1」を生成する。また、差分画像生成部24cは、図11の(B)に示すように、補正画像A2の画素値から補正画像B2の画素値を差し引いた差分値を算出することで、抑制領域2における「差分画像2」を生成する。
そして、システム制御部21は、差分画像生成部24cによって生成された複数の抑制領域ごとの差分画像を、表示部23に表示するように制御する。例えば、システム制御部21は、差分画像生成部24cによって生成された差分画像1および差分画像2を表示部23にて連続表示したり、並列表示したりするように制御する。
なお、実施例2におけるX線診断装置100の処理の流れは、図8を用いて説明した実施例1におけるX線診断装置100の処理の流れにおいて、ステップS803にて複数の抑制領域が設定された場合に、補正画像生成部24bがステップS804にて複数の抑制領域それぞれに対して補正画像生成処理を行ない、差分画像生成部24cがステップS805にて複数の抑制領域それぞれに対して差分画像生成処理を行ない、システム制御部21がステップS806にて複数の抑制領域それぞれに対する差分画像の表示制御処理を行なう点が異なるだけなので説明を省略する。
上述してきたように、実施例2では、1枚の差分画像では病変部の有用な情報が得られない場合でも、複数の抑制領域を設定して抑制領域ごとに生成された差分画像を読影対象とすることができ、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断をより確実に支援することが可能となる。
なお、本実施例では、複数の抑制領域が同時に設定される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の抑制領域が異なる時間帯において設定される場合であってもよい。例えば、設定された抑制領域に対する差分画像を読影した医師が別の抑制領域に対する差分画像を用いた読影を行ないたいと判断した場合に、医師により、再度新たな抑制領域が設定されてもよい。
実施例3では、X線画像の補正を行なったうえで、補正画像の生成処理を行なう場合について説明する。
実施例3におけるX線診断装置100を構成する画像処理部24は、図2を用いて説明した実施例1における画像処理部24と同様の構成からなるが、補正画像生成部24bの実行する処理が、実施例1および2と異なる。以下、これを中心として、実施例3におけるX線診断装置100について、図12を用いて説明する。なお、図12は、実施例3における補正画像生成部について説明するための図である。
実施例3における補正画像生成部24bは、画像生成部24aによって生成されたX線画像AおよびX線画像Bの輝度が一致するように補正したうえで、補正画像Aおよび補正画像Bを生成する。
例えば、画像生成部24aによって生成されたX線画像AおよびX線画像Bの縦横それぞれの画素数が100画素からなるデジタル画像である場合、補正画像生成部24bは、図12に示すように、横軸方向における各画素の縦100画素分の画素値を合計して平均画素値を算出し、算出した横軸方向における100個の平均画素値から「横軸方向における平均画素値のヒストグラム」をX線画像AおよびX線画像Bそれぞれに対して作成する。
そして、補正画像生成部24bは、図12に示すように、例えば、拡大率の小さいX線画像Bのヒストグラムを、拡大率の大きいX線画像AのヒストグラムにマッチングするようにX線画像Bの画素値を調整することで、X線画像Bの輝度がX線画像Aの輝度と一致するように補正する。
そして、補正画像生成部24bは、X線画像Aから補正画像Aを生成し、X線画像Aの輝度と一致するように補正されたX線画像Bから補正画像Bを生成する。そののち、差分画像生成部24cは、補正画像Aおよび補正画像Bから差分画像を生成する。
なお、輝度を一致させる方法としては、拡大率の大きいX線画像Aのヒストグラムを、拡大率の小さいX線画像BのヒストグラムにマッチングするようにX線画像Aの画素値を調整する場合であってもよい。
また、輝度を一致させる方法としては、ヒストグラムを縦軸方向において作成することによりX線画像AまたはX線画像Bの画素値を調整したり、X線画像Aの合計画素値とX線画像Bの合計画素値が一致するようにどちらかのX線画像の画素値を比例して調整したりするなど、様々な方法を用いることが可能である。
なお、実施例3におけるX線診断装置100の処理の流れは、図8を用いて説明した実施例1におけるX線診断装置100の処理の流れにおいて、補正画像生成部24bがステップS804にてX線画像AおよびX線画像Bの輝度が一致するように補正したうえで補正画像生成処理を行なう点が異なるだけなので、説明を省略する。
上述してきたように、実施例3では、X線画像の輝度を一致させたうえで差分画像を生成することができ、生成される差分画像の画質をより保証することが可能となる。
なお、本実施例では、補正画像生成処理前に、X線画像に対して輝度一致処理が行なわれる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補正画像生成処理後に、補正画像に対して輝度一致処理が行なわれる場合であってもよい。すなわち、差分画像生成部24cが、上述したヒストグラムのマッチングによって、補正画像生成部24bによって生成された補正画像Aおよび補正画像Bの輝度が一致するように補正したうえで、差分画像を生成してもよい。このような処理によっても、差分画像の画質を保証することができる。なお、抑制領域が複数設定されている場合は、抑制領域ごとに、補正画像の輝度一致処理が実行される。
実施例4では、差分画像生成処理の変形例について説明する。
実施例4におけるX線診断装置100を構成する画像処理部24は、図2を用いて説明した実施例1における画像処理部24と同様の構成からなるが、差分画像生成部24cの実行する処理が、実施例1〜3と異なる。以下、これを中心として、実施例4におけるX線診断装置100について、図13を用いて説明する。なお、図13は、実施例4における差分画像生成部について説明するための図である。
実施例4における差分画像生成部24cは、補正画像生成部24bによって生成された補正画像Aおよび補正画像Bにおいて対応する画素の画素値を対数値に変換し、変換した対数値の差分値に基づいて、差分画像を生成する。
例えば、差分画像生成部24cは、図13に示すように、同じ位置にある画素の画素値が、補正画像Aにおいて「a」であり、補正画像Bにおいて「b」である場合、「Loga−Logb」を差分画像の画素値として算出することで、差分画像を生成する。
なお、実施例4におけるX線診断装置100の処理の流れは、図8を用いて説明した実施例1におけるX線診断装置100の処理の流れにおいて、差分画像生成部24cがステップS805にて対数値を用いて差分画像生成処理を行なう点が異なるだけなので、説明を省略する。
上述してきたように、実施例4では、補正画像において拡大率の異なる領域での画素値のわずかな差異を、対数変換によりさらに強調した差分画像を生成することができ、例えば、実施例1〜3において生成される差分画像と併用することで、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断をさらに確実に支援することが可能となる。
なお、上記した実施例1〜4では、SIDを変化させた2回の撮影により生成された2つの拡大率の異なるX線画像を用いて差分画像を生成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、SIDを変化させた3回以上の撮影により拡大率の異なるX線画像を複数生成し、生成された複数のX線画像から選択された2つの拡大率の異なるX線画像を用いて差分画像を生成する場合であってもよい。
また、上記した実施例1〜4では、X線診断装置100にて補正画像の生成処理と差分画像の生成および表示制御処理とが実行される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、X線診断装置100と接続される画像処装置にて、X線診断装置100にて生成された拡大率の異なる2つのX線画像を用いた補正画像の生成処理と差分画像の生成および表示制御処理とが実行される場合であってもよい。
また、上記した実施例1〜4において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係るX線診断装置および画像処理装置は、被検体を透過したX線を検出してX線画像を撮影する場合に有用であり、特に、単純X線撮影によって撮影されたX線画像を読影する医師の診断を確実に支援することに適する。
実施例1におけるX線診断装置の構成を説明するための図である。 実施例1における画像処理部の構成を説明するための図である。 拡大率の異なるX線画像について説明するための図(1)である。 拡大率の異なるX線画像について説明するための図(2)である。 実施例1において設定される抑制領域について説明するための図である。 実施例1における補正画像生成部について説明するための図である。 実施例1における差分画像生成部について説明するための図である。 実施例1におけるX線診断装置の処理を説明するためのフローチャートである。 実施例2において設定される抑制領域について説明するための図である。 実施例2における補正画像生成部について説明するための図である。 実施例2における差分画像生成部について説明するための図である。 実施例3における補正画像生成部について説明するための図である。 実施例4における差分画像生成部について説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
11 高電圧発生器
12 X線管
13 X線絞り装置
14 天板
15 X線検出器支持部
16 X線検出器
17 X線検出器支持・移動機構
18 天板移動機構
19 X線検出器支持・天板機構制御部
20 絞り制御部
21 システム制御部
22 入力部
23 表示部
24 画像処理部
24a 画像生成部
24b 補正画像生成部
24c 差分画像生成部
100 X線診断装置

Claims (6)

  1. X線管からX線を被検体に照射し、当該被検体を透過したX線をX線検出器によって検出してX線画像を撮影するX線診断装置であって、
    前記X線管と前記X線検出器との距離を変化させて当該X線管から前記被検体にX線が照射された際に、当該X線検出器によって検出されたX線に基づいて拡大率の異なる第一のX線画像および第二のX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記被検体の関心領域に対する影響を抑制するために前記X線管からのX線照射方向に対して設定された領域である抑制領域と前記X線検出器のX線検出面との距離に基づいて、前記画像生成手段によって生成された前記第一のX線画像および前記第二のX線画像の拡大率が当該抑制領域において一致するように補正を行なって第一の補正画像および第二の補正画像を生成する補正画像生成手段と、
    前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像において対応する画素の画素値から算出される差分値に基づいて、差分画像を生成する差分画像生成手段と、
    前記差分画像生成手段によって生成された前記差分画像を所定の表示部に表示させるように制御する制御手段と、
    を備え
    前記抑制領域が複数設定された場合、
    前記補正画像生成手段は、前記画像生成手段によって生成された前記第一のX線画像および前記第二のX線画像から、設定された複数の抑制領域ごとの第一の補正画像および第二の補正画像を生成し、
    前記差分画像生成手段は、前記補正画像生成手段によって生成された前記複数の抑制領域ごとの第一の補正画像および第二の補正画像それぞれから、複数の抑制領域ごとの差分画像を生成し、
    前記制御手段は、前記差分画像生成手段によって生成された前記複数の抑制領域ごとの差分画像を所定の表示部に表示させるように制御することを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記補正画像生成手段は、前記画像生成手段によって生成された前記第一のX線画像および前記第二のX線画像の輝度が一致するように補正したうえで、前記第一の補正画像および前記第二の補正画像を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記差分画像生成手段は、前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像の輝度が一致するように補正したうえで、前記差分画像を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記制御手段は、前記第一のX線画像および前記第二のX線画像を撮影する際に前記X線管から照射されるX線の線量が一致するようにX線出力を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  5. 前記差分画像生成手段は、前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像において対応する画素の画素値を対数値に変換し、変換した対数値の差分値に基づいて、前記差分画像を生成することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  6. X線管からX線を被検体に照射し、当該被検体を透過したX線をX線検出器によって検出し作成されたX線画像に対して画像処理を行なって所定の表示部に表示する画像処理装置であって、
    前記X線管と前記X線検出器との距離を変化させて当該X線管から前記被検体にX線を照射することで当該X線検出器によって検出されたX線から拡大率の異なる第一のX線画像および第二のX線画像が生成された場合、前記被検体の関心領域に対する影響を抑制するために前記X線管からのX線照射方向に対して設定された領域である抑制領域と前記X線検出器のX線検出面との距離に基づいて、前記第一のX線画像および前記第二のX線画像の拡大率が当該抑制領域において一致するように補正を行なって第一の補正画像および第二の補正画像を生成する補正画像生成手段と、
    前記補正画像生成手段によって生成された前記第一の補正画像および前記第二の補正画像において対応する画素の画素値の差分値に基づいて、差分画像を生成する差分画像生成手段と、
    前記差分画像生成手段によって生成された前記差分画像を前記所定の表示部に表示させるように制御する制御手段と、
    を備え
    前記抑制領域が複数設定された場合、
    前記補正画像生成手段は、前記第一のX線画像および前記第二のX線画像から、設定された複数の抑制領域ごとの第一の補正画像および第二の補正画像を生成し、
    前記差分画像生成手段は、前記補正画像生成手段によって生成された前記複数の抑制領域ごとの第一の補正画像および第二の補正画像それぞれから、複数の抑制領域ごとの差分画像を生成し、
    前記制御手段は、前記差分画像生成手段によって生成された前記複数の抑制領域ごとの差分画像を所定の表示部に表示させるように制御することを特徴とする画像処理装置。
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