JP6441399B2 - 運転支援装置、運転支援方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援装置、運転支援方法及びプログラムに関する。
運転者の意図を判断して自動運転を行う運転支援装置が開発されている。特許文献1に記載された運転支援装置は、目的地が設定されている状態で自動運転の開始が指示された場合に、目的地へ向けた自動運転を行い、目的地が設定されていない状態で自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路に沿って走行する自動運転又は自動停車を行う。
特許第5382218号公報
特許文献1に記載された運転支援装置は、目的地が設定された状態で自動運転の開始が指示されると目的地へ向けた自動運転を開始する。しかし、目的地が設定されていたとしても、車両の搭乗者が目的地へ向けた自動運転を望むとは限らない。例えば、搭乗者は、地理感覚がない現在地から自宅方面に帰るため暫定的に自宅を目的地に設定する。その途中に地理感覚がある場所へ寄り道する場合に、搭乗者は目的地を変更しないことがある。この状態で、搭乗者が自動運転の開始を指示し、目的地へ向けた自動運転が開始されると、搭乗者の意図した経路を車両が走行しない可能性がある。別の例で、搭乗者は設定した目的地へ最近開通した道路を通って向かいたいが、この道路がナビゲーションシステムの地図に登録されていない場合、目的地へ向けた自動運転だとこの道路を通過しない経路が選択されてしまう。本発明は、自動運転に対する搭乗者の意図を的確に判断するための技術を提供することを目的とする。
本発明の一部の実施形態によれば、車両の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段と、前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択手段と、前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段と、目的地が設定されているかを判定する手段と、前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを備え、前記モード選択手段は、第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し、前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定し、前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、前記通知手段が、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知し、前記モード選択手段が、通知してから所定期間の間、変更操作がない場合に、前記第2モードを選択することを特徴とする運転支援装置が提供される。
上記手段によれば、自動運転に対する搭乗者の意図を的確に判断することができる。
実施形態に係る車両用制御装置のブロック図。 実施形態に係るステアリングホイールの構成例を説明する模式図。 実施形態に係る車両用制御装置の動作例を説明するフローチャート。 別の実施形態に係る車両用制御装置の動作例を説明するフローチャート。 実施形態に係る車両用制御装置の動作例を説明するフローチャート。 実施形態に係る走行路を説明する図。 実施形態に係る車両用制御装置の動作例を説明するフローチャート。
添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について以下に説明する。様々な実施形態を通じて同様の要素には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置のブロック図であり、車両1を制御する。図1において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図1の制御装置は、制御ユニット2を含む。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20〜29を含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等のメモリ、外部デバイスとのインタフェース等を含む。メモリにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、メモリおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。例えば、ECU20は、プロセッサ20aとメモリ20bとを備える。メモリ20bに格納されたプログラムが含む命令をプロセッサ20aが実行することによって、ECU20による処理が実行される。これに代えて、ECU20は、ECU20による処理を実行するためのASIC等の専用の集積回路を備えてもよい。
以下、各ECU20〜29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、統合したりすることが可能である。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。後述する制御例では、操舵と加減速の双方を自動制御する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、前輪を自動操舵したりするための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41〜43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部に2つ設けられている。カメラ41が撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42は、ライダ(レーザレーダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ42と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪即等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、メモリに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。ECU24、地図データベース24a、GPSセンサ24bは、いわゆるナビゲーション装置を構成している。
ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替えたりする。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席表面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせたりしてもよい。入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
<ステアリングホイール>
図2を参照して、ステアリングホイール31の具体的な構成例について説明する。図2(a)は、一部の実施形態に係るステアリングホイール31の構成を示し、図2(b)は、別の実施形態に係るステアリングホイール31の構成を示す。それぞれの図面において、実施形態の説明に不要な構成要素の描写を省略している。
図2(a)に示すステアリングホイール31には、ボタン201とボタン202とが搭載されている。ボタン201は、車両1の運転者が車両1に目的地へ向けた自動運転の開始を指示するためのボタンである。以下、目的地へ向けた自動運転のことを目的地モードの自動運転と呼ぶ。ボタン202は、車両1の運転者が車両1に現在の走行路に沿って走行する自動運転の開始を指示するためのボタンである。以下、現在の走行路に沿って走行する自動運転のことを道なりモードの自動運転と呼ぶ。車両1の運転者は、互いに異なる入力方法、すなわちボタン201を用いた入力方法とボタン202を用いた入力方法とにより、互いに異なるモード、すなわち目的地モードと道なりモードとの自動運転の開始を指示できる。
図2(b)に示すステアリングホイール31には、ボタン203が搭載されている。ボタン203は、目的地モードの自動運転の開始の指示と、道なりモードの自動運転の開始の指示との両方に用いられるボタンである。車両1の運転者は、ボタン203を短押しする入力方法により、目的地モードの自動運転の開始を指示でき、ボタン203を長押しする入力方法により、道なりモードの自動運転の開始を指示できる。短押しとは、ボタンの押下状態の継続時間が閾値時間(例えば、1秒)未満である操作であり、長押しとは、ボタンの押下状態の継続時間が閾値時間(例えば、1秒)以上である操作である。これに代えて、車両1の運転者は、ボタン203を軽く押したり浅く押したりする入力方法により、目的地モードの自動運転の開始を指示でき、ボタン203を強く押したり深く押したりする入力方法により、道なりモードの自動運転の開始を指示できてもよい。さらに、車両1の運転者は、ボタン203を無言で押す入力方法により、目的地モードの自動運転の開始を指示でき、ボタン203を音声とともに押す入力方法により、道なりモードの自動運転の開始を指示できてもよい。さらに、ボタン203と他のボタンとを組み合わせて押すことによって入力方法が異なってもよいし、ボタン203を異なるジェスチャとともに押すことによって入力方法が異なってもよい。図2(b)の実施形態でも、車両1の運転者は、互いに異なる入力方法、すなわち同一のボタン203を用いた互いに異なる態様の入力方法により、互いに異なるモード、すなわち目的地モードと道なりモードとの自動運転の開始を指示できる。このほか、車両1の運転者は、車外からのスマートキーなどの端末を使用して自動運転モードを入力する際に、異なる入力方法で端末を操作することによって異なるモードを指定してもよい。また、車両1の運転者は、スイッチから手を放すタイミングで異なる入力方法を行ってもよい。例えば、車両1の運転者は、2つのボタンを押した後に同時に手を放すことによって目的地モードを指定し、2つのボタンを押した後に順に手を放すことによって道なりモードを指定してもよい。
図2(a)、(b)の例では、ボタン401、402やボタン403がステアリングホイール31に搭載されているが、車両1の他の場所、例えばインストルメントパネルに搭載されてもよい。この場合に、運転者以外の搭乗者、すなわち同乗者がボタン401、402やボタン403を操作できるようになる。ボタン401〜403は、ハードウェアボタンであってもよいし、タッチスクリーンに表示されたソフトウェアボタンであってもよい。
車両1は、目的地モード及び道なりモードの自動運転以外のモード、例えば自動停止を行うための自動運転を行うための入力方法を有してもよい。この入力方法は、図2(a)の例では、ボタン401、402とは異なるボタンを用いた入力方法であってもよいし、図2(b)の例では、ボタン403を上記とは別の態様(例えば、ダブルクリックなど)で用いた入力方法であってもよい。
<運転支援方法>
図3Aのフローチャートを参照して、車両1が自動運転を開始するために実行する運転支援方法について説明する。この方法は、車両1の自動運転に関わる制御を実行するECU20によって実行される。したがって、ECU20は運転支援装置と呼ぶことも可能である。上述のように、以下の各工程は、ECU20のプロセッサ20aがメモリ20bに格納されたプログラムに含まれる命令を実行することによって行われてもよい。この処理は、例えば車両1の起動時に開始される。以下の動作において、ECU20による搭乗者への通知は、音声出力装置91や表示装置92を用いて行われる。
ステップS301で、ECU20は、車両1の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する。開始の指示がないと判定された場合(ステップS301で「NO」)に、ECU20はステップS301を繰り返す。開始の指示があったと判定された場合(ステップS301で「YES」)に、ECU20は処理をステップS302に進める。
ステップS302で、ECU20は、車両1の現在位置や周囲の状況に基づいて、自動運転を開始可能かどうかを判定する。例えば、ECU20が、車両1が高速道路上にある場合に自動運転を開始可能と判定する。自動運転を開始可能と判定される状況は、車両1が有する機能によって異なる。自動運転を開始可能と判定された場合(ステップS302で「YES」)に、ECU20は処理をステップS306に進め、自動運転を開始可能でないと判定された場合(ステップS302で「NO」)に、ECU20は処理をステップS303に進める。
ステップS303で、ECU20は、車両1の搭乗者に、自動運転を開始可能でないことを通知し、手動運転を継続する。ステップS304で、ECU20は、車両1の現在位置や周囲の状況に基づいて、自動運転を開始可能かどうかを判定する。自動運転を開始可能と判定された場合(ステップS304で「YES」)に、ECU20は処理をステップS305に進め、自動運転を開始可能でないと判定された場合(ステップS304で「NO」)に、ECU20はステップS304を繰り返す。
ステップS305で、ECU20は、車両1の搭乗者に、自動運転を開始可能になったことを通知し、処理をステップS306に進める。このように、ステップS303で自動運転を開始可能でないことを通知した後に、ステップS305で自動運転を開始可能になったことを通知することによって、搭乗者のストレスを軽減できる。
ステップS302又はステップS304で自動運転を開始可能であると判定された場合に、ECU20は、ステップS306以降の処理を行うことによって、ステップS301の指示に応じて、車両1の自動運転のモードを選択する。具体的に、ステップS306で、ECU20は、ステップS301での指示が目的地モードの自動運転の開始の指示であるかどうかを判定する。上述のように、図2(a)の実施形態では、ボタン201が押下された場合に、ECU20は、目的地モードの自動運転の開始が指示されたと判定する。図2(b)の実施形態では、ボタン203が短押しされた場合などに、ECU20は、目的地モードの自動運転の開始が指示されたと判定する。目的地モードが指示されたと判定された場合(ステップS306で「YES」)に、ECU20は処理をステップS307に進め、目的地モードが指示されなかったと判定された場合(ステップS306で「NO」)に、ECU20は処理をステップS314に進める。
ステップS307で、ECU20は、目的地が設定されているかどうかを判定する。ユーザは図3Aの処理が開始される前に入力装置93を通じて目的地を設定することが可能であり、設定された目的地は例えばECU24のメモリに格納される。目的地が設定されていると判定された場合(ステップS307で「YES」)に、ECU20は処理をステップS308に進め、目的地が設定されていないと判定された場合(ステップS307で「NO」)に、ECU20は処理をステップS310に進める。
ステップS308で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地モードの自動運転を選択したことを通知する。ステップS309で、ECU20は、目的地モードの自動運転を開始し、処理を終了する。ECU20は、ステップS308とステップS309とを逆の順番で行ってもよい。この場合に、目的地モードで自動運転が開始された後、目的地モードが選択されたことが通知される。
ステップS310で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地が設定されていないことを通知する。この通知によって、車両1の搭乗者は、目的地モードの自動運転の開始を指示したものの、このような自動運転を行なえないことを知ることができる。
ステップS311で、ECU20は、車両1の搭乗者による道なりモードの自動運転の開始の指示の有無を判定する。開始の指示がないと判定された場合(ステップS311で「NO」)に、ECU20は処理をS312に進め、開始の指示があったと判定された場合(ステップS311で「YES」)に、ECU20は処理をステップS319に進める。
ステップS312で、ECU20は、ステップS310で通知を行ってから所定時間(例えば、5秒)が経過したかどうかを判定する。経過していないと判定された場合(ステップS312で「NO」)に、ECU20は処理をS311に戻し、経過したと判定された場合(ステップS312で「YES」)に、ECU20は処理をステップS313に進める。
ステップS313で、ECU20は、目的地モードの自動運転を開始できず、道なりモードの自動運転の開始も指示されなかったので、車両1の搭乗者に、手動運転の継続を通知する。この場合に、自動運転は開始されず、手動運転が継続される。
ステップS314で、ECU20は、ステップS301での指示が道なりモードの自動運転の開始の指示であるかどうかを判定する。上述のように、図2(a)の実施形態では、ボタン202が押下された場合に、ECU20は、道なりモードの自動運転の開始が指示されたと判定する。図2(b)の実施形態では、ボタン203が長押しされた場合などに、ECU20は、道なりモードの自動運転の開始が指示されたと判定する。道なりモードが指示されたと判定された場合(ステップS314で「YES」)に、ECU20は処理をステップS315に進め、道なりモードが指示されなかったと判定された場合(ステップS314で「NO」)に、ECU20は処理をステップS321に進める。
ステップS315で、ECU20は、目的地が設定されているかどうかを判定する。目的地が設定されていると判定された場合(ステップS315で「YES」)に、ECU20は処理をステップS316に進め、目的地が設定されていないと判定された場合(ステップS315で「NO」)に、ECU20は処理をステップS319に進める。
ステップS316で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地が設定されていることを通知する。この通知によって、車両1の搭乗者は、道なりモードの自動運転の開始を指示したものの、目的地が設定された状態であることを知ることができる。
ステップS317で、ECU20は、車両1の搭乗者による目的地モードの自動運転の開始の指示の有無を判定する。開始の指示がないと判定された場合(ステップS317で「NO」)に、ECU20は処理をS318に進め、開始の指示があったと判定された場合(ステップS317で「YES」)に、ECU20は処理をステップS308に進める。
ステップS318で、ECU20は、ステップS316で通知を行ってから所定時間(例えば、5秒)が経過したかどうかを判定する。経過していないと判定された場合(ステップS318で「NO」)に、ECU20は処理をS317に戻し、経過したと判定された場合(ステップS318で「YES」)に、ECU20は処理をステップS313に進める。
ステップS319で、ECU20は、車両1の搭乗者に、道なりモードの自動運転を選択したことを通知する。ステップS320で、ECU20は、道なりモードの自動運転を開始し、処理を終了する。ECU20は、ステップS319とステップS320とを逆の順番で行ってもよい。この場合に、道なりモードで自動運転が開始された後、道なりモードが選択されたことが通知される。
ステップS321で、ECU20は、その他のモード(例えば、自動停止モード)の自動運転を選択し、そのモードでの自動運転を開始し、処理を終了する。
上述の実施形態では、ステップS314で道なりモードが指示されたと判定された場合であっても、ステップS315で目的地設定の有無を判定した。しかし、目的地が設定されていたとしてもECU20は道なりモードの自動運転を実行できるので、ステップS315〜S318を省略してもよい。この場合に、ECU20は、ステップS314で道なりモードが指示されたと判定された場合に、処理をステップS319に進める。
また、ステップS318で目的地モードの指示がないまま所定の時間が経過したと判定された場合に、ECU20は、処理をステップS313に進める代わりに、ステップS319に進めてもよい。さらに、上述の方法における通知は省略されてもよい。
図3Bのフローチャートを参照して、車両1が自動運転を開始するために実行する運転支援方法の別の例について説明する。以下では図3Aを用いて説明した例との相違点について主に説明し、重複する説明を省略する。
1つ目の相違点は、ECU20が、図3AのステップS310の代わりステップS322を行い、その後に処理をステップS320に進める点である。ステップS322で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地が設定されていないことを通知するとともに、道なりモードの自動運転を選択したことを通知する。その後、ECU20は処理をステップS320に進め、道なりモードの自動運転を開始し、処理を終了する。この処理によれば、搭乗者が目的地モードの自動運転の開始を指示したものの、このような自動運転を行なえない場合に、自動的に道なりモードが選択される。
2つ目の相違点は、ステップS318で所定時間が経過したと判定された場合(ステップS318で「YES」)に、ECU20が処理をステップS319に進める点である。この処理によれば、目的地が設定された状態で搭乗者が道なりモードの自動運転の開始を指示し、目的地モードへの変更が指示されなかった場合に、自動的に道なりモードが選択される。
図4のフローチャートを参照して、車両1が道なりモードで自動運転中に実行する運転支援方法について説明する。この方法は、車両1の自動運転に関わる制御を実行するECU20によって実行される。したがって、ECU20は運転支援装置と呼ぶことも可能である。上述のように、以下の各工程は、ECU20のプロセッサ20aがメモリ20bに格納されたプログラムに含まれる命令を実行することによって行われてもよい。この処理は、例えば道なりモードで自動運転中に実行される。以下の動作において、ECU20による搭乗者への通知は、音声出力装置91や表示装置92を用いて行われる。
ステップS401で、ECU20は、現在の走行路が複数の進行方向を有するかどうかを判定する。図5に示す例では、現在の走行路501がその先に進行方向502と進行方向503とを有する。進行方向は、東北方面・東京方面のような大まかな方向であってもよいし、最寄りインターチェンジの出口などの間近な方向であってもよい。複数の進行方向があると判定された場合(ステップS401で「YES」)に、ECU20は処理をステップS402に進め、複数の進行方向がない(進行方向が1つだけ)と判定された場合(ステップS401で「NO」)に、ECU20は処理をステップS404に進める。
ステップS402で、ECU20は、何れの進行方向を選択するかを車両1の搭乗者に問い合わせる。ステップS403で、ECU20は、車両1の進行方向を決定し、決定した進行方向に自動運転を行う。ステップS402の問い合わせに対して車両1の搭乗者が入力装置93を用いて選んだ進行方向をECU20は選択するが、進行方向を選択しなかった場合には、ECU20は、いずれかの進行方向を自動的に選択してもよい。例えば、車両進行方向がより直進して走行する進行方向を選択したり、道路幅の広い走行路側の進行方向を選択したりする。図5に示す例では、いずれも進行方向502をECU20は選択する。
ステップS404で、ECU20は、車両1の搭乗者によって新たな目的地が設定されたかどうかを判定する。新たな目的地の設定は、目的地が更新された場合と、未設定だった目的地が設定された場合とを含む。新たな目的地の設定は、搭乗者が入力装置93またはナビゲーション装置などを用いて手動で設定したものであってもよい。新たな目的地が設定されたと判定された場合(ステップS404で「YES」)に、ECU20は処理をステップS405に進め、新たな目的地が設定されなかったと判定された場合(ステップS404で「NO」)に、ECU20は処理をステップS401に戻す。
ステップS405で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地モードの自動運転を選択したことを通知する。ステップS406で、ECU20は、設定された新たな目的地へ向けた目的地モードの自動運転を開始し、処理を終了する。
図6のフローチャートを参照して、車両1が目的地モードで自動運転中に実行する運転支援方法について説明する。この方法は、車両1の自動運転に関わる制御を実行するECU20によって実行される。したがって、ECU20は運転支援装置と呼ぶことも可能である。上述のように、以下の各工程は、ECU20のプロセッサ20aがメモリ20bに格納されたプログラムに含まれる命令を実行することによって行われてもよい。この処理は、例えば目的地モードで自動運転中に実行される。以下の動作において、ECU20による搭乗者への通知は、音声出力装置91や表示装置92を用いて行われる。
ステップS601で、ECU20は、車両1の搭乗者によって入力装置93またはナビゲーション装置などを用いて目的地の設定が取り消されたかどうかを判定する。目的地の設定が取り消されたと判定された場合(ステップS601で「YES」)に、ECU20は処理をステップS602に進め、目的地の設定が取り消されなかったと判定された場合(ステップS601で「NO」)に、ECU20は処理をステップS601に戻す。
ステップS602で、ECU20は、車両1の搭乗者に、目的地の設定が取り消されたことを通知するとともに、道なりモードの自動運転を選択したことを通知する。ステップS603で、ECU20は、道なりモードの自動運転を開始し、処理を終了する。
上述の処理において、ECU20は、搭乗者が自動運転の開始を指示する入力方法に基づいて自動運転を行うモードを選択した。これに代えて、ECU20は、例えば、特許第5382218号公報に記載される従来例のように、搭乗者が自動運転の開始を指示した際の目的地の設定の有無に基づいて自動運転を行うのモードを選択してもよい。
<実施形態のまとめ>
以下に、上述の実施形態と効果についてまとめる。
[構成1]
車両(1)の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段(20、S301)と、
前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択手段(20、S306〜S320)と、
前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段(20、S309、S320)とを備え、
前記モード選択手段は、
第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し(S306)、
前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路(501)に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定する(S314)ことを特徴とする運転支援装置。
この構成によれば、車両の搭乗者の自動運転に対する意図を的確に判断できるので、搭乗者が意図する走行が可能となる。
[構成2]
前記第1入力は、第1ボタン(201)による入力であり、
前記第2入力は、前記第1ボタンとは異なる第2ボタン(202)による入力であることを特徴とする構成1に記載の運転支援装置。
この構成によれば、2つのボタンを用いて搭乗者の意図を明確に判断できる。
[構成3]
前記第1入力は、ボタン(203)を第1態様で操作する入力であり、
前記第2入力は、前記ボタンを前記第1態様とは異なる第2態様で操作する入力であることを特徴とする構成1に記載の運転支援装置。
この構成によれば、単一のボタンを用いて搭乗者の意図を明確に判断できる。
[構成4]
目的地が設定されているかを判定する手段を更に備え、
前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを更に備え、
前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、
前記通知手段が、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知する(S316)とともに、
前記モード選択手段が、前記搭乗者からの指示に応じて前記第1モードを選択する(S309)か、手動運転の継続を選択する(S313)かの何れかを選択する構成1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、目的地が設定されている場合に意図が正しいかを搭乗者に確認できる。
[構成5]
目的地が設定されているかを判定する手段と、
前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを更に備え、
前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、
前記通知手段が、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知する(S316)とともに、
前記モード選択手段が、前記搭乗者からの指示に応じて前記第1モードを選択する(S309)か、前記第2モードを選択する(S320)かの何れかを選択する構成1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、モード選択手段で道なりモードが選択された場合に、相反する目的地が設定されていると通知して再度モード選択を促すため、搭乗者の意図どおりの自動運転が開始され、搭乗者のストレスが軽減される。
[構成6]
目的地が設定されているかを判定する手段と、
前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを更に備え、
前記目的地が設定されていない状態で前記第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、
前記通知手段が、前記目的地が設定されていないことを前記搭乗者に通知する(S310)とともに、
前記モード選択手段が、前記搭乗者からの指示に応じて前記第2モードを選択する(S320)か、手動運転の継続を選択する(S313)かの何れかを選択する構成1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、目的地が設定されていない場合に意図が正しいかを搭乗者に確認できる。
[構成7]
目的地が設定されているかを判定する手段と、
前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを更に備え、
前記目的地が設定されていない状態で前記第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、
前記通知手段が、前記目的地が設定されていないことを前記搭乗者に通知し(S322)、
前記モード選択手段が、前記第2モードを選択する(S320)とともに、
前記第2モードで自動運転を行っている状態で目的地が設定された場合に、前記モード選択手段が、前記目的地へ向けた前記第1モードの自動運転を選択する(S406)ことを特徴とする構成1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、目的地が設定されていない場合に意図が正しいかを搭乗者に確認できる。モード選択手段で目的地モードが選択されたにもかかわらず目的地が設定されていない場合に、目的地が設定されていないこと通知して一旦道なりモードするとともに、道なりモードの自動運転中に目的地が設定されると目的地モードを選択するため、搭乗者の意図に反して目的地が設定されていなくても、自動運転がキャンセルさせることがなく、自動運転中に目的地が設定できるので、使い勝手がよく、ストレスが軽減される。すなわち、ドライバーディストラクション(運転以外の行動により注意が散漫になること)の観点で、手動運転中は目的地が設定できないため、目的地を設定するためには一旦停車する必要がある。しかし、道なりモードの自動運転に切り替わるので、自動運転中に意図した目的地が設定でき、使い勝手がよく、ストレスが軽減される。
[構成8]
前記車両が自動運転を開始可能になった場合に、自動運転が可能なこと、または、自動運転が開始されることを前記搭乗者に通知する手段(20、S305)を更に備える構成1乃至7の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、自動運転が可能なこと、または、自動運転が開始されることを搭乗者が知ることができ、搭乗者のストレスが軽減される。
[構成9]
前記第2モードで自動運転を行っている状態で走行路に複数の進行方向がある場合に、何れの進行方向を選択するかを前記搭乗者に問い合わせる手段(20、S402)を更に備えることを特徴とする構成1乃至8の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、道なりモードの自動運転中に搭乗者の意図を正しく把握できる。
[構成10]
前記第2モードで自動運転を行っている状態で新たな目的地が設定された場合に、前記モード選択手段は、前記新たな目的地へ向けた前記第1モードの自動運転を選択する(S406)ことを特徴とする構成1乃至9の何れか1項に記載の運転支援装置。
この構成によれば、新たな目的地が設定された場合に搭乗者の意図を正しく把握できる。
[構成11]
車両(1)の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定工程(S301)と、
前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択工程(S306〜S320)と、
前記モード選択工程において選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御工程(S309、S320)とを有し、
前記モード選択工程は、
第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し(S306)、
前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路(501)に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定する(S314)ことを含むことを特徴とする運転支援方法。
この構成によれば、車両の搭乗者の自動運転に対する意図を的確に判断できるので、搭乗者が意図する走行が可能となる。
[構成12]
プロセッサ(20a)に、
車両(1)の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定工程(S301)と、
前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択工程(S306〜S320)と、
前記モード選択工程において選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御工程(S309、S320)とを実行させるプログラムであって、
前記モード選択工程は、
第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し(S306)、
前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路(501)に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定する(S314)ことを含むことを特徴とするプログラム。
この構成によれば、車両の搭乗者の自動運転に対する意図を的確に判断できるので、搭乗者が意図する走行が可能となる。
[構成13]
車両(1)の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段(20、S301)と、
目的地が設定されているかを判定する手段(20、S307、S315)と、
目的地に向けて自動運転を行う第1モードか、または、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードかを選択するモード選択手段(20、S306〜S320)と、
前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段(20、S309、S320)とを備えた運転支援装置において、
自動運転が開始可能となるか、または、自動運転が開始されると、現在選択されているモードを通知する手段(20、S308、S319)を更に備え、
前記モード選択手段は、
前記第2モードで自動運転を行っている状態で目的地が設定された場合に、前記第1モードの自動運転を選択する(S404〜S406)ことを特徴とする運転支援装置。
この構成によれば、自動運転が開始可能になるか、または、開始されると、現在選択されている自動運転のモードを通知するので、搭乗者はどのモードの自動運転が実行されるのかを確認できるので安心する。その結果、ストレスが軽減される。さらに、道なりモードの自動運転中に目的地が設定されると目的地モードに切り替えるため、搭乗者の意図どおりの自動運転を行うので利便性が高い。
[構成14]
車両(1)の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段(20、S301)と、
目的地が設定されているかを判定する手段(20、S307、S315)と、
目的地に向けて自動運転を行う第1モードか、または、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードかを選択するモード選択手段(20、S306〜S320)と、
前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段(20、S309、S320)とを備えた運転支援装置において、
自動運転が開始可能となるか、または、自動運転が開始されると、現在選択されているモードを通知する手段(20、S308、S319)を更に備え、
前記モード選択手段は、
前記第1モードで自動運転を行っている状態で目的地の設定が取消された場合に、前記第2モードの自動運転を選択する(S601、S603)ことを特徴とする運転支援装置。
この構成によれば、自動運転が開始可能になるか、または、開始されると、現在選択されている自動運転のモードを通知するので、搭乗者はどのモードの自動運転が実行されるのかを確認できるので安心する。その結果、ストレスが軽減される。さらに、目的地モードの自動運転中に設定されている目的地が取り消されると道なりモードに切り替わるため、搭乗者の意図どおりの自動運転を行うので利便性が高い。言い換えると、目的地モードの自動運転中に、何らかの要因で目的地を変更する場合が発生しても、自動運転がキャンセルさせることがなく、自動運転を継続することが可能なため自動運転中に目的地が設定できるので、使い勝手がよく、ストレスが軽減される。すなわち、ドライバーディストラクションの観点で、手動運転中は目的地が設定できないため、目的地を取消して目的地を再設定するためには一旦停車する必要がある。しかし、道なりモードの自動運転に切り替わるので、自動運転中に意図した目的地が設定でき、使い勝手がよく、ストレスが軽減される。

Claims (12)

  1. 車両の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段と、
    前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段と
    目的地が設定されているかを判定する手段と、
    前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを備え、
    前記モード選択手段は、
    第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し、
    前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定し、
    前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、
    前記通知手段が、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知し、
    前記モード選択手段が、通知してから所定期間の間、変更操作がない場合に、前記第2モードを選択することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記第1入力は、第1ボタンによる入力であり、
    前記第2入力は、前記第1ボタンとは異なる第2ボタンによる入力であることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記第1入力は、ボタンを第1態様で操作する入力であり、
    前記第2入力は、前記ボタンを前記第1態様とは異なる第2態様で操作する入力であることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に
    記モード選択手段が、前記所定期間の間、前記搭乗者からの指示に応じて前記第1モードを選択するか、前記第2モードを選択するかの何れかを選択する請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
  5. 記目的地が設定されていない状態で前記第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、
    前記通知手段が、前記目的地が設定されていないことを前記搭乗者に通知するとともに、
    前記モード選択手段が、前記搭乗者からの指示に応じて前記第2モードを選択するか、手動運転の継続を選択するかの何れかを選択する請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
  6. 記目的地が設定されていない状態で前記第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、
    前記通知手段が、前記目的地が設定されていないことを前記搭乗者に通知し、
    前記モード選択手段が、前記第2モードを選択するとともに、
    前記第2モードで自動運転を行っている状態で目的地が設定された場合に、前記モード選択手段が、前記目的地へ向けた前記第1モードの自動運転を選択することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転支援装置。
  7. 前記車両が自動運転を開始可能になった場合に、自動運転が可能なこと、または、自動運転が開始されることを前記搭乗者に通知する手段を更に備える請求項1乃至の何れか1項に記載の運転支援装置。
  8. 前記第2モードで自動運転を行っている状態で走行路に複数の進行方向がある場合に、何れの進行方向を選択するかを前記搭乗者に問い合わせる手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の運転支援装置。
  9. 前記第2モードで自動運転を行っている状態で新たな目的地が設定された場合に、前記モード選択手段は、前記新たな目的地へ向けた前記第1モードの自動運転を選択することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の運転支援装置。
  10. 車両の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定工程と、
    前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択工程と、
    前記モード選択工程において選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御工程とを有し、
    前記モード選択工程は、
    第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し、
    前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定することと、
    前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知し、通知してから所定期間の間、変更操作がない場合に、前記第2モードを選択することとを含むことを特徴とする運転支援方法。
  11. プロセッサに、
    車両の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定工程と、
    前記指示に応じて、前記車両の自動運転のモードを選択するモード選択工程と、
    前記モード選択工程において選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御工程とを実行させるプログラムであって、
    前記モード選択工程は、
    第1入力により自動運転の開始が指示された場合に、目的地に向けて自動運転を行う第1モードが指示されたと判定し、
    前記第1入力とは異なる第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードが指示されたと判定することと、
    前記目的地が設定された状態で前記第2入力により自動運転の開始が指示された場合に、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知し、通知してから所定期間の間、変更操作がない場合に、前記第2モードを選択することとを含むことを特徴とするプログラム。
  12. 車両の搭乗者による自動運転の開始の指示の有無を判定する判定手段と、
    目的地が設定されているかを判定する手段と、
    目的地に向けて自動運転を行う第1モードか、または、現在の走行路に沿って走行する自動運転を行う第2モードかを選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段により選択されたモードで自動運転を行うように前記車両を制御する制御手段と
    前記搭乗者に情報を通知する通知手段とを備えた運転支援装置において、
    自動運転が開始可能となるか、または、自動運転が開始されると、現在選択されているモードを通知する手段を更に備え、
    前記モード選択手段は、
    前記第2モードで自動運転を行っている状態で目的地が設定された場合に、前記第1モードの自動運転を選択し、
    前記目的地が設定された状態で自動運転の開始が指示された場合に、
    前記通知手段が、前記目的地が設定されていることを前記搭乗者に通知し、
    前記モード選択手段が、通知してから所定期間の間、変更操作がない場合に、前記第2モードを選択することを特徴とする運転支援装置。
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