JP6440253B2 - 折戸装置 - Google Patents

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本発明は、2つ折りになって開閉する折戸に折戸用緩衝装置取り付けられる折戸装置に関する。
従来、収納庫やウォークインクローゼットなどでは、2つ折りになって開閉する折戸装置が使用されている。この折戸は、他の扉(例えば、引き戸、開き戸)と比較して、収納庫の収納口の全面を開口にできる点、および、1枚戸のものと比較して開くのに必要なデッドスペースを小さくすることができる点などで利点がある。
また、この折戸には、閉動作時の衝撃を緩和するために、衝撃吸収用のダンパーが装着された折戸用緩衝装置が設けられることがある。このダンパーは、シリンダと、このシリンダから緩衝方向(ストローク方向)に突出するロッドとを備え、このロッドのストロークによって衝撃を緩衝・緩和するものである。
例えば、特許文献1、2に記載の折戸用緩衝装置では、ロッドのストローク方向を折戸の開閉方向に向けて設置し、折戸の閉方向への移動に伴いダンパーが衝撃を吸収するようにしている。また、特許文献1の技術では、複数のダンパーを用いてダンパーの衝撃吸収力を調整する技術が開示されている。
特開2011−42978号公報 特開2011−127314号公報
折戸用緩衝装置は、折戸の裏面側に取り付けられ、収納庫などの内側(収納スペース側)に向けて突出するように取り付けられる。この緩衝装置の突出寸法は、収納庫などの収納スペースをできるだけ広く確保するために、できるだけ小さくすることが好ましい。一方、上述したダンパーのストロークは、折戸をよりゆっくりと閉じさせる(緩衝する)ために、できるだけ長く確保することが好ましい。
そのため、ダンパーのストロークを長くすると、収納スペース側への突出長さが長くなってしまう。逆に、緩衝装置の突出長さを小さく抑えると、ダンパーのストロークが短くなり、緩衝機能が十分に発揮できない。なお、特許文献1の技術では、この緩衝機能を補うために複数のダンパーを設けているが、部品点数が多くなり、コスト面で高くなってしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、収納庫などの内側への突出長さを小さくし、かつ、ダンパーのストロークを長く確保することができる折戸装置を提供することにある。
本発明に係る折戸装置は、2枚の戸板が山折りになって開閉する折り戸と、前記折り戸が設置される開口部の左右に亘って延在し、折り戸を左右方向に案内するガイドレールと、前記折り戸が閉塞する際の力をダンパーによって緩衝する折戸用緩衝装置とを備えたものであり、前記ダンパーはロッドがシリンダ内に押し込まれる力を緩衝するものであり、前記ロッドの押し込み方向を、前記折り戸の裏面と略平行になるように配置し、前記折戸用緩衝装置を前記折り戸と前記ガイドレールとの間に生じる隙間に配置したことを特徴とする。
本発明に係る折戸装置では、ロッドの押し込み方向を、折り戸の裏面と略平行になるように配置し、折戸用緩衝装置を折り戸とガイドレールとの間に生じる隙間に配置しているので、構造上必要な隙間内から折戸用緩衝装置が収納スペース側に突出することがない。その結果、突出していた従来と比較して、収納スペースを広く確保することができる。
本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置が取り付けられた折戸装置の全体斜視図であって、収納内部側から見た図である。 図1のA部拡大図である。 図1のX−X断面図である。 図3から折り戸を閉じた状態を示す図である。 折戸用緩衝装置Sの斜視図であって、(A)は折り戸2が閉じられたときの状態、(B)は緩衝機能が動作している状態、(C)は折り戸2が開かれたときの状態を示す斜視図である。 折戸用緩衝装置の分解斜視図である。 折戸用緩衝装置の動作を説明する図であって、(A)は折り戸が閉じた状態、(B)は折り戸が所定の角度内で開いた状態、(C)は折り戸が所定の角度以上に開いた状態を示す平面図である。 (A)〜(C)は、図7(A)〜(C)に対応する断面図である 本発明の変形例であって、折戸用緩衝装置が取り付けられた折戸装置の全体斜視図である。 図9のB部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置Sおよび折戸装置Tについて、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置Sが取り付けられた折戸装置Tの全体斜視図であって、折戸装置Tの収納側(折戸装置Tの内側)から見た図である。また、図2は図1のA部拡大図、図3は図1のX−X断面図、図4は図3の状態から折り戸を閉じた状態を示す図である。
なお、以下の説明で使用する方向で、上下左右の方向は、図1を正面から見た方向をいうものとする。また、表側(外側)とは、図1の紙面奥側をいい、裏側(収納側)とは、図1の紙面手前側をいうものとする。
折戸装置Tは、図1に示すように、その前側に開口部1dを有する本体部1と、この開口部1dを覆う折り戸2(2a、2b)とを備えている。本体部1は、開口部1dの両側に位置する左側壁部1a、右側壁部1bと、開口部1dの上側に位置する天井部1cと、図示しない底部とで構成されている。
折り戸2は、図1、図3、図4に示すように、左側に位置する戸板2aと、右側に位置する戸板2bとで構成されている。これらの戸板2a、2bは、2つのセンター蝶番3によって左右に連結されており、折り戸2が表側に向かって山折りになる態様で折り畳むことができるようになっている。
また、折り戸2は、本体部1の右側部分に設けられた上下2つの蝶番4と、戸板2aを吊り下げる吊り下げ装置5とによって、本体部1側に組み付けられている。
蝶番4は、一方が本体部1の右側壁部1bに取り付けられ、他方が戸板2bの右側部に取り付けられており、戸板2bが蝶番4を中心にして表側に向かって回動するようになっている。
吊り下げ装置5の上部は、ガイドレール6に沿って左右方向にスライド移動可能に取り付けられている。また、吊り下げ装置5の下部は、戸板2aの左側上部に取り付けられ、戸板2aが吊り下げ装置5を中心にして水平方向に回動するようになっている。
ガイドレール6の形状は、その断面が略コ字形状に形成されており、下側に開口が向くようにして天井部1cに取り付けられている。このガイドレール6は、開口部1dの左端から右端まで直線状に連続しており、この間を吊り下げ装置5が自由に移動する。これにより、折り戸2は、吊り下げ装置5が左端部に位置する状態で閉じられ、右端部に移動した状態で、蝶番4およびセンター蝶番3が作用して開いた状態になる。この開いた状態では、2枚の戸板2a、2bが本体部1の右側壁部1b側に折り重ねられて寄せられるようになる。
また、上述したセンター蝶番3には、折り戸2がある程度閉じた状態(図3で示す角度Rが所定の角度以下になった状態)で、折り戸2を閉じる方向(図3で矢印Pで示す方向)に付勢する閉塞手段(図示せず)が設けられている。この閉塞手段は、既知のものであるため、その詳細な説明は省略する。なお、閉塞手段は、センター蝶番3の他に蝶番4に設けることもできるし、センター蝶番3と蝶番4の両方に設けることもできる。
折り戸2が完全に閉じた状態(図4で示す状態)では、上述したガイドレール6の前側面と折り戸2の裏側面との間に前後方向に隙間7が生じる。この隙間7は。折り戸2を開閉する際に、折り戸2、吊り下げ装置5およびガイドレール6との配置関係や構造上により必要になってくる。本願発明の折戸用緩衝装置Sは、戸板2bの裏側の右上部分に取り付けられ、かつ、この隙間7の間に収容されるようにして配置されている。
図5(A)〜図5(C)は、折戸用緩衝装置Sの斜視図であって、(A)は折り戸2が閉じられたときの状態、(B)は緩衝機能が動作している状態、(C)は折り戸2が開かれたときの状態を示している。また、図6は、折戸用緩衝装置Sの分解斜視図である。
折戸用緩衝装置Sは、戸板2bに取り付けられるベース部10と、このベース部10でリンク機構を構成する第1リンク部20および第2リンク部30と、これらのリンク部20、30を付勢するトーションばね40と、リンク部20、30の動きを緩衝するためのダンパー50とで構成されている。
ベース部10は、左右方向に長尺に形成されている。このベース部10の戸板側には平面状の取付面10aが形成されており、この取付面10aが戸板2bの裏面に接する態様で取り付けられる。また、ベース部10の左右両端部には、ねじ等が挿通される取付穴11、12がそれぞれ設けられている。ベース部10はこのねじ等によって戸板2bに取り付けられる。
また、ベース部10の中央部には、ダンパー収容部17が形成されている。このダンパー収容部17は、上下方向の両側に設けられた壁部13、13および右側に設けられた受け部16によって戸板側に凹んだ形状に形成されている。この凹んだ形状は、詳細は後述するダンパー本体部52の円筒形状とほぼ一致するように形成されており、ダンパー50は、このダンパー収容部17に嵌め込むようにしてがたつきなく取り付けられる。
また、上述した2つの壁部13、13には、上下方向にそれぞれ貫通し、左右方向に延在する貫通長穴14が形成されている。同様に、2つの壁部13、13には、貫通長穴14よりも右側に位置し、上下方向にそれぞれ貫通する態様で貫通穴15が形成されている。
第1リンク部20は、断面形状が略コ字状に形成されており、開口側がベース部10側に向くように配置される。第1リンク部20の上側を構成する上面部20a及び下側を構成する下面部20bは、左右方向に延長されており、この延長部分には、上下方向にそれぞれ貫通する取付穴21、22がそれぞれ形成されている。右側の取付穴21は、貫通穴15と位置を合わせるようにして取付ピン73によってベース部10に取り付けられる。これにより、第1リンク部20は、ベース部10に対して取付ピン73を中心にして自由に回動できるようになっている。
この取付ピン73には、図6に示すように、トーションばね40が挿通されて組み付けられる。このトーションばね40は、ベース部10に対して第1リンク部20をガイドレール側に向けて付勢している。
また、上面部20aおよび下面部20bには、戸板側からガイドレール側に向かって切欠き部24、24がそれぞれ形成されている。この切欠き部24,24は、詳細は後述するが、第1リンク部20がベース部10側に押し込まれたときに、取付ピン72と上面部20aおよび下面部20bと干渉するのを避けるためのものである。この切欠き部24、24は、第1リンク部20がベース部10側に押し込まれたときの取付ピン72の左右方向への移動長さ分だけ切り欠かれている。
第2リンク部30は、図6に示すように、第1リンク部20と同様に、断面形状が略コ字状に形成されおり、長手方向の延長部分には、上下方向にそれぞれ貫通する取付穴31、32がそれぞれ形成されている。
取付穴31は、貫通長穴14と位置を合わせるようにして取付ピン72によってベース部10に取り付けられる。これにより、第2リンク部30は、ベース部10に対して取付ピン72を中心にして自由に回動できるようになっている。また、取付ピン72は、取付長穴14に沿って左右方向に自由にスライド移動できるようになっている。
また、この取付ピン72には、図6に示すように、角形の受け部材60が取り付けられる。この受け部材60には、取付ピン72が挿通される挿通穴61が形成されており、取付ピン72と一緒に左右に移動するようになっている。
取付穴32は、第1リンク部20の取付穴22と位置を合わせて取付ピン71で取り付けられる。これにより、第1リンク部20および第2リンク部30は、相対的に取付ピン71を中心にして自由に回動できるようになっている。これにより、第1リンク部20および第2リンク部30は、リンク機構として動作するようになる。
また、第2リンク部30には、戸板2bに取り付けられた状態でガイドレール6の表側の面と当接する当接部材23が取り付けられている。この当接部材23は、例えば、超高分子量ポリエチレン、モリブデンを含有したナイロンなどの低摩擦の樹脂材料で形成されている。
当接部材23は、第2リンク部30に対して構造的に回動しないように取り付けられ、第1リンク部20に対しては回動するようになっている。この当接部材23は、図5および図6に示すように、第2リンク部材30の長手方向と略平行に取付ピン71からガイドレール6側に向かって延びており、ガイドレール6側の先端部には略円弧状の曲面部23aと、平面部23bとが形成されている。これらの曲面部23aおよび平面部23bは、折戸用緩衝装置Sが動作するときにガイドレール6の表側の面と当接しながら摺動する部分である。
ダンパー50は、図6に示すように、左右方向に長尺な円筒状のシリンダ52と、このシリンダ52の左側先端部からさらに左側へと突出するロッド51とで構成されている。このダンパー50は、ベース部10の取付面10aと略平行に配置されており、ロッド51が戸板2bの裏面と略平行に左右方向に移動する。
ロッド51は、シリンダ52内の作動油によってその右方向への移動(押し込まれる方向への移動)が緩衝されるようになっている。このダンパー50のシリンダ52は、ベース部10のダンパー収容部17に固定される態様で取り付けられる。ロッド51の先端部は、上述した受け部材60と当接している。これにより、ダンパー50は、取付ピン72の右方向への移動に伴ってその動きを緩衝するようになる。
次に、本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置Sの作用・動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は折戸用緩衝装置Sの動作を説明する図であって、(A)は折り戸2が閉じた状態、(B)は折り戸2が所定の角度R内で開いた状態、(C)は折り戸2が所定の角度R以上に開いた状態を示す平面図である。また、図8(A)〜(C)は、図7(A)〜(C)に対応する断面図である。なお、図7(A)〜(C)および図8(A)〜(C)は、図5(A)〜(C)の動作状態ともそれぞれ一致している。
折戸用緩衝装置Sは、図4に示すように、折り戸2が閉じられた状態では、戸板2bの裏面とガイドレール6の表面の間の隙間7にコンパクトに収容されている。この状態では、図5(A)、図7(A)および図8(A)に示すように、取付ピン72は、貫通長穴14の右側に位置し、折戸用緩衝装置Sの奥行き方向の寸法(厚み)が小さく、上述した隙間7内に収容可能な大きさである。
また、ガイドレール6の表側の面は、当接部材23の平面部23bと当接している。引き戸2は、センター蝶番3の閉塞手段(図示せず)の付勢力(トーションばね40の付勢力よりも大きな力)で閉じられている。また、ダンパー50のロッド51は、図8(A)に示すように、受け部材60が取付ピン72と共に右側に移動することによってシリンダ52内に押し込まれた状態になっている。
上述の閉じた状態から折り戸2が所定の角度R以下で開かれると、図5(B)、図7(B)および図8(B)に示すように、トーションばね40の付勢力によって取付ピン73を中心に第1リンク部20が裏側に向かって時計回りに回動する。これにより、第2リンク部30も奥行き方向に起立するようにして移動する。取付ピン72は、第2リンク部30の移動に伴い、左側へと移動する。このとき、ガイドレール6の表側の面は、当接部材23の平面部23bから曲面部23aへと摺動しながら当接箇所が移動する。
そして、折り戸2が所定の角度R以上に開かれた状態では、ガイドレール6の表側の面と当接部材23とが当接しなくなる。これにより、図5(C)、図7(C)および図8(C)に示すように、トーションばね40の付勢力によって取付ピン72が貫通長穴14の左端に移動するまで、第1リンク部20がさらに時計回りに回動する。
一方、折り戸2を閉じるときには、上述したのと逆に動作する。すなわち、折り戸2が所定の角度R以下まで閉じられたとき、折り戸2は閉塞手段によって閉方向に自動的に移動し、ガイドレール6の表側の面が当接部材23の曲面部23aに当接する。そして、折り戸2の閉方向への付勢によって当接部材23が表側へと押し込まれ、第1リンク部20がトーションばね40の付勢力に抗して反時計回りに回動する。そして、折戸用緩衝装置Sは、隙間7の間で折り畳まれた状態(図5(A)、図7(A)および図8(A)の状態)になる。
このとき、ダンパー50のロッド51は、受け部材60によってシリンダ52に押し込まれる。これにより、折り戸2の閉止時の力を緩衝し、折り戸2がゆっくりと閉じられるようになる。
本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置Sによれば、ダンパー50のロッド51の押し込み方向(ストローク方向)と折り戸2の開閉方向とを異ならせ、開閉方向へ作用する力をロッド51の押し込み方向へ伝達するリンク機構を設けているので、ダンパー50のストロークを長く確保しても、折戸用緩衝装置Sが収納スペース側に大きく突出することがない。
特に、ダンパー50のストローク方向を折り戸2の裏面と略平行に配置することによって、折戸用緩衝装置Sが収納スペース側へ突出する長さを最小限に抑えることができる。
他方、本発明に係る折戸装置Tでは、ロッド51の押し込み方向を、折り戸2の裏面と略平行になるように配置し、折戸用緩衝装置Sを折り戸2とガイドレール6との間に生じる隙間7に配置しているので、構造上必要な隙間7内から折戸用緩衝装置Sが収納スペース側に突出することがない。その結果、収納スペース側に突出していた従来と比較して、収納スペースを広く確保することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る折戸用緩衝装置Sおよび折戸装置Tについて述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態における折戸用緩衝装置Sは、図1に示すように右上端部の戸板2bとガイドレール6との隙間に収容(配置)されているが、左上端部の戸板2aとガイドレール6との隙間に配置してもよい。図9は、図1に対応する図であって、折戸用緩衝装置Sを左上端部に配置した状態を示す斜視図である。また、図10は、図9のB部拡大図である。
従来の折戸用緩衝装置は、折り戸の裏面から収納スペース側に突出するようにして取り付けられるため、吊り下げ装置5と干渉しない位置、すなわち、右上端部にしか配置することができなかった。しかしながら、本願発明の折戸用緩衝装置Sは、戸板2a、2bの裏面とガイドレール6の表面との隙間7に配置することができるので、図10に示すように、吊り下げ装置5と折戸用緩衝装置Sが奥行き方向で干渉することがない。そのため、折戸用緩衝装置Sは、本実施の形態の左右を逆にして、左上端部の戸板2aに取り付けることができる。これにより、折り戸2を開いた状態(戸板2a、2bを山折りにした状態)で、折り戸2を開いた人から折戸用緩衝装置Sが見え難くすることができる。その他、中央部にも配置することができ、その配置の自由度が増すことになる。
また、本実施の形態における折戸用緩衝装置Sでは、ガイドレール6の表側の面と接触する当接部材23を用いて構成しているが、当接部材23の代わりにローラー等を用いることもできる。これにより、ガイドレール6の表側の面との摺動抵抗を、ローラーが回転することに置き換えて低減させることができる。
さらに、本実施の形態では、リンク機構を動作させるためにトーションばね40を用いて付勢力を与えているが、これに限定されない。例えば、圧縮(引張)コイルばね、板ばねなどを用いて第1リンク部20に付勢力を与えるようにしてもよい。
1 本体部
1a 左側壁部
1b 右側壁部
1c 天井部
1d 開口部
2 折り戸
2a、2b 戸板
3 センター蝶番
4 蝶番
5 吊り下げ装置
6 ガイドレール
7 隙間
10 ベース部
10a 取付面
11、12 取付穴
13 壁部
14 貫通長穴
15 貫通穴
16 受け部
17 ダンパー収容部
20 第1リンク部
20a 上面部
20b 下面部
21、22 取付穴
23 当接部材
23a 曲面部
23b 平面部
24 切欠き部
30 第2リンク部
40 トーションばね
50 ダンパー
51 ロッド
52 シリンダ
60 受け部材
61 挿通穴
71、72、73 取付ピン
S 折戸用緩衝装置
T 折戸装置

Claims (1)

  1. 2枚の戸板が山折りになって開閉する折り戸と、前記折り戸が設置される開口部の左右に亘って延在し、折り戸を左右方向に案内するガイドレールと、前記折り戸が閉塞する際の力をダンパーによって緩衝する折戸用緩衝装置とを備えた折戸装置であって、
    前記ダンパーはロッドがシリンダ内に押し込まれる力を緩衝するものであり、前記ロッドの押し込み方向を、前記折り戸の裏面と略平行になるように配置し、前記折戸用緩衝装置を前記折り戸と前記ガイドレールとの間に生じる隙間に配置したことを特徴とする折戸装置。
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