JP4852569B2 - 戸閉具及び引戸の戸閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具,キャビネット又は部屋の間仕切りにおける引戸において、特に引戸の戸閉側端部付近に急速に近接させたとしても、その戸閉終了間際における引戸の速度が適正に減速されつつ良好な戸閉動作を行なうことができると共に、内部機構が外部に露出しない構造にすることができる戸閉具及び引戸の戸閉装置に関する。
従来より、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具には、ガラス窓等を備えた引戸が装着されることが多い。この引戸は、小さい間口の収納家具であれば間口箇所の上下にガイドレールが構成され、ガラス板の上下端部がそのガイドレールに挿入された極めて簡単な構造のものが備えられている。しかし、高級な家具や高級なキャビネットでは、引戸の開き及び閉めの動作にも重厚且つ上品であることが要求される。特に、大型の家具又は部屋の仕切りとして使用される引戸は、特に大型となり、それゆえに、引戸自体の重量も極めて大きくなっている。
特開2006−63719
このような大型の引戸は、その重量が重いため、引戸が一旦,移動し始めるとその勢いにより、キャビネットの枠に大きな衝撃を有して衝突状に当接するおそれがある。このような状態は、家具の品質を低下させ、高級家具やキャビネットの特性として相応しいものとはいえない。さらに、部屋の仕切りとして使用される引戸においても、動作に静粛さが要望されるものであり、前述したように大きな衝撃を有して戸当たりに衝突状に当接するおそれがあり、このような引戸は、高級な室内では、決して相応しいものとはいえない。また、前述したような引戸の戸閉側端部における戸閉の衝突状態を防止しようとすると、結局,引戸の戸閉動作の勢いをなるべく小さくすることになり、それゆえに引戸の戸閉状態が不完全なものになりやすい。
このようなことも家具の品質を低下させる原因となる。さらに、引戸の戸閉動作における緩衝機能を有するものでは、その装置が大型化することが多く、それゆえに戸閉装置が引戸装置の外部に露出してしまい、余分なスペースを必要とし、且つその外観も損なうことになる。特許文献1では、特に、戸閉装置が引戸装置の外部に露出すると共に、余分なスペースを必要とし、且つその外観も損なう欠点がある。さらに、そのクローザーは、引戸の左右側にそれぞれ必要とされ、割高となる欠点がある。また、引戸を開けるときに、把手の位置によっては、引戸には移動方向にモーメントがかかり、引戸がガイドレールに対して傾斜してしまうことがあり、開閉動作が安定しにくいことがありうる。さらに、戸閉具を家具の引戸装置に装着するときに、フック等の可動する部品に誤って手を触れると不必要に動作してしまい、組付作業時に作業が行いにくくなってしまうことがある。
このため、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、戸閉終了間際における引戸の速度を適正に減速させて、引戸開閉時における動作を良質なものとし、さらにその戸閉装置の取付けスペースを僅かなものとし、さらに、戸閉具の引戸装置への組付け時において、戸閉具のフック等の構成部材が不用意に可動することなく、極めて簡単且つ効率的な組付作業を実現することである。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、長手方向の両端側に係止溝を有する棒状ケーシングと、シリンダ部とピストンロッドとからなる緩衝ダンパと、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ軸支したフック部材と、対向する両フック部材間に設けられた引張り弾性体と、前記緩衝ダンパ,前記フック部材及び前記引張り弾性体の幅方向両側付近を覆うと共に前記フック部材の移動範囲に対応して上面が開口されてなるカバー部材とからなり、前記カバー部材は前記棒状ケーシングに装着され、少なくとも一方側の前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝に係止されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、前述の構成において、前記カバー部材は、断面略門形状に形成され上面には前記フック部材の移動範囲に対応して切欠き部が形成されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、前述の構成において、前記棒状ケーシングの中間にガイド部材が固着され、該ガイド部材のガイド部に前記シリンダ部が遊挿されて該シリンダ部は前記ガイド部材に対して摺動自在に構成されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、前述の構成において、前記ガイド部材は、カバー部材と一体形成されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、前述の構成において、前記両フック部材間の引張り弾性体にて前記フック部材に形成された係止突起が前記係止溝に係止されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、前述の構成において、前記フック部材は、フック部と回転基部とからなり、前記フック部は、三角状の係止部と立上り状の当接部が凹み部を介して形成され、前記両フック部材の回転基部間に前記引張り弾性体が張設されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、前述の構成において、前記フック部材は、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ設けた取付部材に軸支されてなる戸閉具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項8の発明を、前述の構成において、長手方向の両端側に係止溝を有する棒状ケーシングと、シリンダ部とピストンロッドとからなる緩衝ダンパと、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ軸支したフック部材と、対向する両フック部材間に設けられた引張り弾性体と、前記緩衝ダンパ,前記フック部材及び前記引張り弾性体の幅方向両側付近を覆うと共に前記フック部材の移動範囲に対応して上面が開口されてなるカバー部材とからなる戸閉具が、食器棚,陳列棚等の種々の収納家具,キャビネット又は部屋の間仕切りにおける引戸の上部に備えられ、該引戸をスライドさせるガイドレールの戸閉する両箇所付近に、前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝への係止を解除する固定突起が設けられてなり、少なくとも一方側の前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝に係止されてなる戸閉装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によれば、本発明における戸閉具は、一枚の引戸を左方向に閉じたり、右方向に閉じるときに、左閉じ用、右閉じ用と2つが必要であったが、1つで、両方の機能を備えることができる最大の利点がある。また、極めてコンパクトにすることができ、引戸装置の僅かなスペースに容易に装着することができるものである。さらに、棒状であり、簡易な構成にでき、安価に提供できる。
さらに、前記緩衝ダンパ,前記フック部材4及び前記引張り弾性体の幅方向両側付近を覆うと共に前記フック部材の移動範囲に対応して上面が開口されたカバー部材が前記棒状ケーシングに装着されているので、戸閉具のフック部材,緩衝ダンパ等の構成部材がむき出し状態とならず、カバー部材にて保護されることにより、これらの構成部材が戸閉具の外部の物体に直接接触することがなく、故障,破損等の不都合を防止することができる。さらに戸閉具の引戸装置への組付作業が極めて行いやすくなる。
すなわち、戸閉具は組付け前の初期状態で、フック部材が係止溝に係止して仮止された状態としておく場合に、カバー部材が設けられていることにより、作業員がフック部材或いは緩衝ダンパ等の構成部材に誤って触れてしまい、仮止状態が解除されてしまうことを防止でき、引戸装置に装着が完了するまで、戸閉具の初期状態を維持することができる。また、戸閉具を引戸装置から取り外すときも、内部の構成部品に誤って手を触れることを防止できる。さらに、戸閉具の内部の構成部材がカバー部材にて保護されると共に、作業員が可動する部材が不用意に可動して、怪我をするようなことも防止することができる。
請求項2の発明では、前記カバー部材は、断面略門形状に形成され上面には前記フック部材の移動範囲に対応して切欠き部が形成されたことにより、カバー部材を単一の部材とすることができ、棒状ケーシングへの装着を容易に行うことができる。また、断面門形状としたことにより、カバー部材自体を強固な部品とすることができ、よって、カバー部材が棒状ケーシングに装着されることによって、戸閉具は極めて強固にすることができる。
請求項3の発明では、特に、ガイド部材のガイド部に前記シリンダ部が遊挿されて該シリンダ部は前記ガイド部材に対して摺動自在に構成されていることで、安定した動作にできる利点がある。請求項4の発明では、前記ガイド部材は、カバー部材と一体形成されてなることにより、部品数を減らすことができ、且つカバー部材とガイド部材とが一体化されることにより相乗的に強度を向上させることができるものである。請求項5の発明では、請求項1と略同等の効果を奏する。
請求項6の発明では、具体的な構成として確実な作用をなす戸閉具を提供できる。請求項7の発明では、取付構造としては、緩衝ダンパ又はエアダンパに対して簡単にできる。請求項8の発明では、引戸の上部に戸閉具を備えた戸閉装置としたことにより、一枚の引戸を左方向に閉じたり、右方向に閉じるときに、左閉じ用、右閉じ用と2つ機能を1台で備えることができ、極めてコンパクトにすることができ、引戸装置の僅かなスペースに容易に装着することができるものである。さらに、簡易な構成にでき、安価に提供できる。また、請求項1の発明と同様に、戸閉具は、フック部材,緩衝ダンパ等の構成部材がむき出し状態とならず、カバー部材にて保護されることにより、これらの構成部材が戸閉具の外部の物体に直接接触することがなく、故障,破損等の不都合を防止することができる。さらに戸閉具の引戸装置への組付作業が極めて行いやすくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず本発明における戸閉具は、図1,図2,図4,図5及び図6等に示すように、主に、棒状ケーシング1と、ガイド部材2と、緩衝ダンパ3と、フック部材4と、引張り弾性体5及びカバー部材8とから構成されている。前記棒状ケーシング1は、長手方向に比較的長さの長いケーシング本体11と、端部材12,12とからなり、該端部材12には、溝状の係止溝12a,12aが形成されている。具体的には、端部材12の断面両側に同一の溝として、弧状の係止溝12a,12aが形成されている。前記引張り弾性体5には、金属性のコイルバネは勿論包含されるが、合成ゴムなどの弾性体も包含されるものである。
前記ガイド部材2は、図2(F)に示すように、上部に筒状のガイド部21が形成され、該ガイド部21の下側に取付片22,22が形成されている。該取付片22,22を介して前記棒状ケーシング1の前後の辺に取り付けられている。ガイド部21は、2つの円筒状部21a,21aが離間すると共に直線状に隣接する構成となっている。前記緩衝ダンパ3は、図1等に示すように、シリンダ部31とピストンロッド32と圧力調整部33と液体又は気体(空気)とから構成されている。該液体としては、オイル又はジェル状のグリスなどの液体、或いはエア(空気)である。液体の場合、粘性のある液体であれば、前記材質,物質に限定されない。
前記緩衝ダンパ3は、エアダンパ30として構成されることが多い。そのシリンダ部31は、これらの液体が漏れることのないように密封性を有している。液体内の該シリンダ部31内には、必要に応じて復帰スプリングが装着されて、前記ピストンロッド32がシリンダ部31から常時突出した状態に維持されるように弾性的に付勢されることがある。前記棒状ケーシング1の中間にガイド部材2が固着され、該ガイド部材2のガイド部21に前記シリンダ部31が遊挿されて該シリンダ部31は前記ガイド部材2に対して摺動自在に構成されている。
前記圧力調整部33には、液体の流れを速めたり、遅くするような公知の構成が設けられている。また、エア量の制御の前記圧力調整部33には、エア量の調整が可能なニードル弁33a及び回転操作部33bが設けられている。33c,33dはエア抜け孔、33eはエア流通可能な蓋部である。前記ニードル弁33aの締め付け、緩めによって、エアの逃げ量を調節して衝撃力に適宜対応するものである。前記エアダンパ30として構成された場合には、衝撃吸収が良好にでき、緩衝効果の優れた製品にできると共に、前記圧力調整部33の調整がし易いものである。また、前記ピストンロッド32の先端には、安定部32aが装着されている〔図3(A),(D)参照〕。該安定部32aは、略長方形の板状部材で、その長手方向が棒状ケーシング1の長手方向に略直交するようにして設けられたものである。前記安定部32aは、前記棒状ケーシング1の上端縁に載置され、前記上端縁上を摺動し、ピストンロッド32の移動を円滑且つ良好なものにできる。
前記フック部材4は、前記シリンダ部31の基部端〔図1(A),(B)において右側端〕及び前記ピストンロッド32先端〔図1(A),(B)において左側端〕に、直接又は取付部材6,7を介してそれぞれ軸支42aされている。前記フック部材4は、ほぼU字形のフック部41と回転基部42と係止突起43とで構成されている。
具体的には、図1及び図3に示すように、前記フック部41は、先端側で三角状の係止部41aの後部側に、立上り状の当接部41cが凹み部41bを介して形成されている。つまり、三角状の係止部41aと凹み部41bと当接部41cとでほぼU字形をなしている。前記凹み部41bには、適宜の位置に固定されている被当接片(後述の固定突起9等)が挿入係止される。該被当接片は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具,キャビネット又は部屋の間仕切りにおける引戸100の戸閉側の近辺に取り付けられている。
さらに、前記フック部材4は、前記シリンダ部31の基部端〔図1(A),(B)において右側端〕には取付部材6が、前記ピストンロッド32先端〔図1(A),(B)において左側端〕には取付部材7がそれぞれ介して回転可能に軸支42aされている。前記取付部材6は、逆T字形部61,61を左右対称に設けてこの後部が連結片62にて結合されて構成されている。該連結片62箇所中央に、前記引張り弾性体5の両端側の端部係合部51,51を係合する係合溝62aが形成されている。
前記フック部材4の回転基部42が、前記シリンダ部31の基部端(図1において右側端)の取付部材7に軸支42aされている。また、図3(F)に示すように、前記取付部材7は上から見て断面コ字状をなした本体部71で構成され、後部壁片の下側に、前記引張り弾性体5の他方側の端部係合部51を係合する係合溝71aが形成されている。前記引張り弾性体5は、引張りコイルバネ52として使用されることが多い。
また、図3(D)及び(E)に示すように、前記フック部材4の係止突起43,43は、前記フック部41の先端側の左右側に飛び出して形成されている。該係止突起43は、前記棒状ケーシング1の係止溝12aに係止可能に構成されている。本発明の戸閉具は、通常の状態では、図1(B)に示すように、両フック部材4,4間である、取付部材6,7間に、前記引張り弾性体5が張設されている。この発明において、極めて重要な点は、戸閉具として極めて単純な形状・構造であると共に、開閉ドアなどに対して、右側閉じでも、左側閉じでも良好にでき、本発明品一つのみの少ない部材で良好に対応できる発明である。
次にカバー部材8は、複数の実施形態が存在し、まず第1実施形態では、断面略門形状に形成されたもので、幅方向両側に側面部81,81及び上面部82から構成されたものであり、該上面部82の幅方向両側に側面部81が一体形成されたものである。カバー部材8は、その長手方向が前記棒状ケーシング1の両端部取付片12b,12bを除く部分の長さに略等しく形成されている。カバー部材8の両側面部81,81は平行であり、図1(C),(D)及び図2(D),(E)等に示すように、前記棒状ケーシング1の両立上り側部11a,11aを挟持することができる構成となっている。そして、カバー部材8の両側面部81,81を前記立上り側部11a,11aにビス等の固着具によって、締付固定する。
前記上面部82には、棒状ケーシング1内に装着された前記緩衝ダンパ3,前記フック部材4及び前記引張り弾性体5の幅方向両側付近を覆うものである。また、上面部82には前記両フック部材4,4のそれぞれの移動範囲に対応して開口箇所が設けられている。該開口箇所は、切欠き部83と称される。該切欠き部83には、固定突起9が入り込む突起部の先端が入り込むことができ、前記フック部材4とカバー部材8内で当接することができ、これによって前記フック部材4は揺動動作を行うことができる。
カバー部材8は、棒状ケーシング1に装着されたフック部材4,緩衝ダンパ3及び引張り弾性体5を保護することができるものであり、引戸装置への装着時に前記フック部材4,緩衝ダンパ3及び引張り弾性体5等の内部の構成部材に手を触れることなく設置することができる。図16(A),(B)は、カバー部材8の第2実施形態を示すものであり、2枚の側面部81,81のみで構成されたものである。
第2実施形態では、板状の側面部81は、前記棒状ケーシング1の立上り側部11aにビス等の固着具にて固定するものである。さらに図16(C)及び(D)は、カバー部材8の第3実施形態であって、カバー部材8にガイド部材2が一体形成されたものである。すなわち、カバー部材8及びガイド部材2は合成樹脂にて一体的に形成されたものであり、カバー部材8側にカバー部材8,フック部材4及び引張り弾性体5等を装着した状態で棒状ケーシング1にカバー部材8を装着することで戸閉具を簡単に組み立てることができるものである。
図14は、固定突起9の実施形態を示すものである。固定突起9は、図14(A),(B)に示すように、複数の部材から構成され、突起部材91,ベース部材92,押え部材93から構成されている。前記突起部材91は、弾性を有する部材であるが、フック部材4と衝突することに十分に耐えうる部材であり、硬質ゴム、合成樹脂等から形成されている。突起部材91には突起片91a,基板部91bからなり、突起片91aは、略台形状の板片として形成され、前記基板部91bは、小片であり前記突起部材91に対して直角に形成されている。さらに該基板部91bの一部にはストッパ91cが形成されている〔図14(B)参照〕。
前記ベース部材92は、略長方形状の板体として形成されたものであり、その長手方向に沿って略長孔状の挿入孔92aが形成されている。該挿入孔92aの幅方向両側には補強リブ92b,92bが形成されている。該補強リブ92b,92bは、台形状に形成されている。さらに、前記ベース部材92の幅方向両端には薄肉部92c,92cが形成されている〔図14(B)参照〕。さらに、ベース部材92には、後述する押え部材93を装着するための螺子孔92dが2個形成されている。押え部材93は、略長方形の板片であり幅方向寸法は前記ベース部材92の幅方向寸法と略同一であり、螺子用貫通孔63aが2個形成されている〔図14(B),(D)参照〕。前記ベース部材92の挿入孔92aに、前記突起部材91の基板部91bが挿入され、ストッパ91cがベース部材92の裏面側にて当接する〔図14(C)参照〕。
突起部材91の突起片91aは、両補強リブ92b,92bによって挟持された状態となる。また前記突起片91aは、補強リブ92bよりも面積が広く形成されており、ベース部材92に突起部材91を装着した状態で突起片91aの周囲は補強リブ92b,92bの周囲から僅かに突出するようになっている。突起片91aは、両補強リブ92b,92bによって補強されることとなり、突起片91aが前記フック部材4と衝突したときの衝撃に十分に耐えうるようにしている。
ガイドレール102には、上方側に水平溝102a,102aが形成されている。両水平溝102a,102a内には前記ベース部材92の両薄肉部92c,92cが挿入される〔図14(E)参照〕。前記押え部材93が前記ベース部材92と共に水平溝102a,102aを構成する水平突出条102bを挟持するようにして、前記ベース部材92の螺子孔92d及び押え部材93の螺子用貫通孔93aにビス等の固着具94が挿入され、締付けられて固着される〔図14(F)参照〕。固着具94は、締付けることによって、固定突起9をガイドレール102の所望の箇所に固定することができ、前記固着具94を緩めることにより、固定突起9をガイドレール102の所望の位置に移動させ、位置の調整を行うことができる〔図14(G)参照〕。
本発明の戸閉具を、引戸100に取付けた構成について図6乃至図13にて説明する。該引戸100の上部辺の左右側に、ロールによるガイド走行部101,101が設けられ、該ガイド走行部101,101間に、本発明の戸閉具の両端部取付片12b,12bを介して取付られている〔図6(D)参照〕。前記ガイド走行部101,101は、天井又は天板状材などに設けられたガイドレール102に転動可能に構成されている。前記ガイド走行部101は、前記ガイドレール102に対応するハングローラタイプとしたものである。そのガイド走行部101は、走行本体部101aとローラ部101b,101bとから構成されている。また、引戸100の幅によっては、本発明による所定長さの戸閉具を使うことから、補助ガイド走行部103を図13(B)のように設けることもある。
本発明の戸閉具が1個で、図15(A)のような、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具,キャビネットなどにおいて、左閉じ、右閉じに対応できる作用について図7乃至図12に基づき説明する。図15(B)は、図15(A)の戸閉具の取付け箇所の拡大図である。左閉じ作用とは、図7乃至図9及び図15(A)において、左側の閉鎖部に当接させる場合である。また、戸閉側及び戸開側の概念もあり、図7乃至図9及び図15において、右側から左側に向かう方向が戸閉側であるが、図15の場合には、左右側のどちらでも戸閉側又は戸開側となるため、本明細書においては、左閉じ又は左閉じ開放、右閉じ又は右閉じ開放という説明で行なう。なお、図15(A)において、W0は、左右側に自由な速度(高速など)に移動できるフリー状態の領域、W1は左閉じ又は右閉じの際において、引戸100を移動させるときの低速度領域である。
まず、左閉じの作用を、図7乃至図9にて説明する。図7に示すように、左右側の前記フック部材4,4の係止突起43が、前記棒状ケーシング1の左右側の係止溝12aに係止した状態を保持して引戸100は移動可能となっている。前記フック部材4の係止突起43が係止溝12aに係止した位置を定位置とする。この場合、定位置は、左側及び右側が存在する。そして、開き状態の引戸100が、図7(A)において左方向に勢いの良い速度Vで移動する。この詳細状態が図8(B)に示す通りである。
次いで、フック部材4が、固定突起9に近接して、その瞬間に、図7(C)及び(D)に示すように、固定突起9に前記フック部材4の当接部41cが当接する。この瞬間に、図8(A)及び(B)に示すように、前記フック部材4を回転させる。このときに、前記固定突起9に前記フック部材4が係止する。つまり、前記固定突起9と前記フック部材4とは一体化する。さらに、この瞬間に、引戸100の荷重と加速度とが加わって、フック部材4に対して衝撃状態となって、その衝撃力を前記緩衝ダンパ3にて緩衝する。この作用を詳述する。
この緩衝作用は、緩衝ダンパ3にて、勢いのある速度Vを、低速度vに急激に低下させると同時に、引戸100の位置も戸閉め側に瞬時に近づけることができる。つまり、緩衝時に距離Lxだけピストンロッド32が縮み作用をなす。図8(A)及び(B)の状態から図8(C)及び(D)の状態になるのに、瞬時(100分の数秒以下)に緩衝作用をなす。簡単に説明すると、図8(A)及び(B)の状態と、図8(C)及び(D)の状態とは略同時に行なわれる。
緩衝ダンパ3のピストンロッド32がシリンダ部31に引き込む動作を行なう場合には、内部に充填された液体やエアが抵抗力Rとなり、前記引張り弾性体5の弾性力Fを減少させ、これによってフック部材4の戸閉方向の速度を減少させ、前記棒状ケーシング1の後方側に移動させる役目をなすものである。そして、図8(C)及び(D)の低速度vとなってからは、今度は、引張り弾性体5の弾性力Fにて、低速度vにて引戸100を移動させる。つまり、緩衝ダンパ3による抵抗力R(衝撃時でない通常速度のとき)とすると、引張り弾性体5の弾性力Fからピストンロッド32を縮ませつつの抵抗力Rを除いた力が引戸100を引く力:Pとなる。
すなわち、P=F−Rとなる。
かなり、ゆっくりとした速度vで、図9(A)及び(B)の状態のように、戸閉じの作用をなす。図9の(A)及び(B)では、戸閉側に当たらんとしているが、低速度vでさらに左側に移動する。そして、図9(C)及び(D)の状態のように、引戸100の左辺が戸閉側に当接して移動が停止する。このときにも、ピストンロッド32が完全に縮んだ状態ではなく、少しのストロークであっても残存していることが必要である。この状態でなければ、引張り弾性体5の弾性力Fにての戸閉じめ作用は生じない。
特に、図8(C)及び(D)の状態では、前記固定突起9と前記フック部材4とは一体化しつつ前記引張り弾性体5の弾性力で、前記フック部材4は左回転して一体化を解除する方向にならんとするが、該フック部材4の係止突起43,43が、前記棒状ケーシング1の左右側の立上り側部11a,11aの上縁に接触しつつ摺動自在となり、フック部材4は解除できないように構成されている。以上の左閉じの作用の状態では、前記フック部材4の係止突起43が係止溝12aに係止した右側が定位置として機能する。さらに、前記引張り弾性体5にて付勢された前記フック部材4が係止溝12aに係止されないときには、前記フック部材4は前記固定突起9に係止するように構成され、且つ前記フック部材4は可動する。
次に、左閉じ解除の作用を説明する。これは、図9(C)及び(D)の状態から、図7(A)及び(B)に示すように、逆に行なう。まず、図9(C)及び(D)の状態から、右方向に引戸100を移動させる。前述したように、引戸100には、P(=F−R)なる力が左方向に加わっているため、そのPなる力より大きな力で、右方向に引戸100を移動させる。さらに、前記ピストンロッド32を伸ばしつつ、図9(A)及び(B)の状態から図8(C)及び(D)の状態へ、さらに、同図8(C)及び(D)の状態から図8(A)及び(B)の状態に移動させる。
図8(A)及び(B)の状態になった瞬間に、図7(C)及び(D)に示すように、前記フック部材4の係止突起43が前記棒状ケーシング1の左側の係止溝12a位置となると同時に、前記フック部材4の係止突起43が左回転して、前記棒状ケーシング1の左側の係止溝12aに係止する。このとき、図1(A)又は図7(A)及び(B)に示すように、前記フック部材4の係止突起43が前記棒状ケーシング1の左右側の係止溝12a,12aに係止してその戸閉具のP(=F−R)なる力は働かないようになり、つまり、引戸100は急に軽くなって移動させることができる。該引戸100の状態が、左閉じ用の力P(=F−R)の解除の状態である。
次に、右閉じの作用を、図10乃至図12にて説明する。図10(A)及び(B)に示すように、左右側の前記フック部材4,4の係止突起43が、前記棒状ケーシング1の左右側の係止溝12aに係止した状態を保持して引戸100は移動可能となっている。この状態は、左閉じの図7(A)と同一である。そして、開き状態の引戸100を、図10(A)において右方向に勢いの良い速度Vで移動する。この詳細状態が図10(B)に示す通りである。
そしてフック部材4が、固定突起9に近接して、その瞬間に、図10(C)及び(D)に示すように、固定突起9に前記フック部材4の当接部41cが当接する。この瞬間に、図11(A)及び(B)に示すように、前記フック部材4を左回転させる。このときに、前記固定突起9と前記フック部材4とは一体化する。さらに、この瞬間に、引戸100の荷重と加速度とが加わって、フック部材4に対して衝撃状態となって、その衝撃力を前記緩衝ダンパ3にて緩衝する。この作用は、左閉じの作用と同じ作用をなすが、今度は可動部材の役割が一変する。
この緩衝作用は、緩衝ダンパ3にて、勢いの良い速度Vを、低速度vに速度を急激に低下させると同時に、引戸100の位置も戸閉め側に瞬時に近づけることができる。つまり、緩衝時に距離Lxだけピストンロッド32が縮み作用をなす。確かに、該ピストンロッド32が縮み作用であるが、該ピストンロッド32先端は固定状態となっており、シリンダ部31がガイド部21内を移動する。以後、その先端は固定状態を保持する。次いで、図11(A)及び(B)の状態から図11(C)及び(D)の状態になるのに、瞬時(100分の数秒以下)に緩衝作用をなす。簡単に説明すると、図11(A)及び(B)の状態と、図11(C)及び(D)の状態とはほぼ同時に行なわれる。
そして、図11(C)及び(D)の低速度vとなってからは、今度は、引張り弾性体5の弾性力Fにて、低速度vにて引戸100を移動させるものであり、この点は、前述の左閉じの作用と同じである。さらに、図12(A)及び(B)の状態から図12(C)及び(D)の状態の右閉じ完了までも、シリンダ部31がガイド部21内を移動する点を除いて、前述の左閉じの作用と同じである。このため、その説明を省略する。以上の右閉じの作用の状態では、前記フック部材4の係止突起43が係止溝12aに係止した左側が定位置として機能する。また、右閉じ解除の作用を説明する。これは、図12(C)及び(D)の状態から、図10(A)及び(B)に示すように、逆に行なうものであり、シリンダ部31がガイド部21内を移動する点を除いて、前述の左閉じの解除作用と同じであり、この説明を省略する。また、本発明の戸閉具は、引戸100の下部に取付けることも可能である。この場合では、引戸100の下部側のガイドレールに突出する前記固定突起9が設けられ、引戸100の動作は、上部に本発明を取付けた場合と同様であり、説明を省略する。
(A)は本発明の戸閉具の一部断面とした正面図、(B)は縦断正面図、(C)は本発明の斜視図、(D)は(C)のXa−Xa矢視断面図である。 (A)は本発明のカバー部材と棒状ケーシングとを分離した状態の斜視図、(B)は(A)のXb−Xb矢視断面図、(C)は(A)のXc−Xc矢視断面図、(D)は本発明の要部斜視図、(E)は本発明の要部斜視図、(F)はガイド受部材の斜視図である。 (A)は本発明の一部断面とした正面図、(B)はフック部材箇所の一部断面とした平面図、(C)はフック部材及びケーシング本体の一部断面図、(D)はフック部材箇所の斜視図、(E)はフック部材の斜視図、(F)は取付部材の一部切除した斜視図である。 (A)は本発明の一部正面図、(B)はフック部材箇所の一部断面とした平面図、(C)はフック部材箇所の斜視図、(D)及び(E)は取付部材の斜視図である。 (A)及び(B)は本発明の戸閉具の一部断面とした正面図である。 緩衝ダンパのシリンダ部,ピストンロッド及び圧力調整部の断面図である。 (A),(B),(C)及び(D)は左閉じの開始状態の作用図である。 (A),(B),(C)及び(D)は左閉じの途中状態の作用図である。 (A),(B),(C)及び(D)は左閉じ終了直前及び左閉じ終了状態の作用図である。 (A),(B),(C)及び(D)は右閉じの開始状態の作用図である。 (A),(B),(C)及び(D)は右閉じの途中状態の作用図である。 (A),(B),(C)及び(D)は右閉じ終了直前及び右閉め終了状態の作用図である。 (A),(B)は、引戸に本発明における戸閉具を取付けた上部の一部取付図、(C)は(B)のXd−Xd矢視断面図である。 (A)は固定突起の斜視図、(B)は固定突起の分解斜視図、(C)は(B)のXe−Xe矢視断面図、(D)は(B)のXf−Xf矢視断面図、(E)は固定突起をガイドレールに装着する工程図、(F)は固定突起をガイドレールに装着完了した状態図、(G)は固定突起の位置調整を示す作用図である。 (A)は引戸の上部に本発明における戸閉具を取付けた正面図、(B)は戸閉具取付箇所の拡大図である。 (A)はカバー部材の第2実施形態が棒状ケーシングに装着された斜視図、(B)は(A)の分解斜視図、(C)はカバー部材の第3実施形態の斜視図、(D)は(C)のXg−Xg矢視断面図である。
符号の説明
1…棒状ケーシング、12a…係止溝、2…ガイド部材、21…ガイド部、
3…緩衝ダンパ、30…エアダンパ、31…シリンダ部、32…ピストンロッド、
33…圧力調整部、4…フック部材、41…フック部、41a…係止部、
41b…凹み部、41c…当接部、42…回転基部、42a…軸支、43…係止突起、5…引張り弾性体、52…引張りコイルバネ、6,7…取付部材、8…カバー部材、83…切欠き部、9…固定突起、100…引戸、102…ガイドレール。

Claims (8)

  1. 長手方向の両端側に係止溝を有する棒状ケーシングと、シリンダ部とピストンロッドとからなる緩衝ダンパと、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ軸支したフック部材と、対向する両フック部材間に設けられた引張り弾性体と、前記緩衝ダンパ,前記フック部材及び前記引張り弾性体の幅方向両側付近を覆うと共に前記フック部材の移動範囲に対応して上面が開口されてなるカバー部材とからなり、前記カバー部材は前記棒状ケーシングに装着され、少なくとも一方側の前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝に係止されてなることを特徴とする戸閉具。
  2. 請求項1において、前記カバー部材は、断面略門形状に形成され上面には前記フック部材の移動範囲に対応して切欠き部が形成されてなることを特徴とする戸閉具。
  3. 請求項1において、前記棒状ケーシングの中間にガイド部材が固着され、該ガイド部材のガイド部に前記シリンダ部が遊挿されて該シリンダ部は前記ガイド部材に対して摺動自在に構成されてなることを特徴とする戸閉具。
  4. 請求項2において、前記ガイド部材は、カバー部材と一体形成されてなることを特徴とする戸閉具。
  5. 請求項1又は2において、前記両フック部材間の引張り弾性体にて前記フック部材に形成された係止突起が前記係止溝に係止されてなることを特徴とする戸閉具。
  6. 請求項1,2,3,4又は5において、前記フック部材は、フック部と回転基部とからなり、前記フック部は、三角状の係止部と立上り状の当接部が凹み部を介して形成され、前記両フック部材の回転基部間に前記引張り弾性体が張設されてなることを特徴とする戸閉具。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6において、前記フック部材は、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ設けた取付部材に軸支されてなることを特徴とする戸閉具。
  8. 長手方向の両端側に係止溝を有する棒状ケーシングと、シリンダ部とピストンロッドとからなる緩衝ダンパと、前記シリンダ部の基部端及び前記ピストンロッド先端にそれぞれ軸支したフック部材と、対向する両フック部材間に設けられた引張り弾性体と、前記緩衝ダンパ,前記フック部材及び前記引張り弾性体の幅方向両側付近を覆うと共に前記フック部材の移動範囲に対応して上面が開口されてなるカバー部材とからなる戸閉具が、食器棚,陳列棚等の種々の収納家具,キャビネット又は部屋の間仕切りにおける引戸の上部に備えられ、該引戸をスライドさせるガイドレールの戸閉する両箇所付近に、前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝への係止を解除する固定突起が設けられてなり、少なくとも一方側の前記フック部材が前記棒状ケーシングの係止溝に係止されてなることを特徴とする戸閉装置。
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