JP6042135B2 - 緩衝機構付ステー - Google Patents
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また、上述した2つのアームの連結部に回転式のロータリーダンパーを設けるものも知られている。このロータリーダンパーは、回転するときの摩擦力によって緩衝作用が得られるように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
扉体側アーム部40は、その外側を構成するアーム本体41と、このアーム本体41の内部にスライド可能に収容されるスライドブロック43と、このスライドブロック43に組み付けられるシリンダダンパー45と、蓋部46とで構成されている。
扉体側取付部50は、取付金具51と、この取付金具51の下側から組み付けられる移動プレート56と、この移動プレート56を押圧して移動させるための調整用偏心カム60とを備えている。
上述したシリンダダンパー45(直動式ダンパー、ソフトアブソーバーともいう)は、シリンダ部45Aの内部に封入された作動油が抵抗となり、シャフト部45Bがシリンダ部45Aに押し込まれる方向に対して緩衝力を作用させる。より詳細には、シリンダ部45A内には、作動油が流動するオリフィスが設けられており、シャフト部45Bが押し込まれたときにオリフィスを通過する作動油の流れが絞られて、抵抗力(緩衝力)が生じるようになる。逆に、シャフト部45Bが突出する方向に移動する際には、作動油はオリフィスを通過しないため、緩衝力は生じない。
また、シャフト部45Bを速い速度で押し込む(大きな緩衝力を得る)ためには、所定の時間内におけるシャフト部45Bの変位量(押し込み量)を長くすればよいことになる。
これにより、本実施の形態に係る緩衝機構付ステー10は、シャフト部45Bの変位量を調節することによって、重い扉体のときに大きな緩衝力を作用させることで、軽い扉体と重い扉体の開閉時の角速度を一定に調整しようとするものである。
一方、図11は、シリンダダンパーのシャフト部の変位量が最も長くなるように調整した状態を示す側面図である。また、図12は、図11の扉体側取付部を拡大した側面図であって、移動プレートが扉体の奥側にある状態を示したものである。さらに、図13は、図11の状態から、扉体を閉じる方向へ移動させた状態を示す側面図である。
一方、調整用偏心カム60が扉体の前側に向いている状態(図11〜図13の状態)では、スライドブロック43の接触部43Bは、当接部54の傾斜面54Aを下った位置Sにある。この状態から、扉体4を開いた状態へ移動させると、図11〜図13に示すように、スライドブロック43の接触部43Bは、傾斜面54Aの下った位置Sから上がった位置Uまで摺動しながら移動する。
一方、調整用偏心カム60が扉体の前側に向いている状態(図11〜図13の状態)では、接触部43Bが傾斜面54Aを下がった位置Sから上がった位置Uまで移動するので、シャフト部45Bがこの移動の分だけさらに大きく押し込まれるようになり、シャフト部45Bの押し込み変位量が大きくなる。そのため、シリンダダンパー45は、大きな緩衝力を作用させるようになる。
例えば、本実施の形態では、キャビネット1の前面に扉体4を設け、扉体4の自重で開くようにしているが、例えば、キャビネット1の天井部5を扉体として開閉可能に構成したものにも適用することができる。具体的には、天井部5の奥側の辺にヒンジ7を設け、天井部5の手前側を上方へ開くように構成し、この天井部5と側壁部2とを緩衝機構付ステー10で連結するようにしてもよい。この場合、扉体(天井部5)は、その自重で閉じるようになるが、このときの回動速度を本発明の緩衝機構付ステー10で調節する。これにより、扉体の重量に依らずに、扉体の回動速度を一定に調節することができるので、緩衝機構付ステー10の種類を1種類に、或いはできるだけ種類数を削減することができる。
2 側壁部
2B 内面
3 底壁部
4 扉体
4A 下辺部
4B 裏面
5 天井部
6 奥壁部
7 ヒンジ
10 緩衝機構付ステー
20 筐体側取付部
21 取付ねじ
22 調整用ジャッキボルト
23 本体部
30 筐体側アーム部
31 L字アーム
32 調整部
33 回動軸
34 連結軸
40 扉体側アーム部
41 アーム本体
41A 取付穴
41B 連結穴
41C 収容部
41D 開口
42 連結部
43 スライドブロック
43A 段付部
43B 接触部
44 ダンパー収容穴
45 シリンダダンパー
45A シリンダ部
45B シャフト部
45C シャフト先端部
46 蓋部
46A 取付穴
46B 回動穴
46C 溝部
46D 板状部
47 取付座部
47A シャフト先端受け部
48 回動座部
48A 段付部
49 取付ねじ
50 扉体側取付部
51 取付金具
51A 取付穴
51B スライド溝
52 偏心カム取付長穴
53 スライド穴
54 当接部
54A 傾斜面
55 取付ねじ
56 移動プレート
57 本体部
57A 軸部挿入穴
58 折り曲げ部
58A 挿通穴
59 回動軸(回動支持点)
60 調整用偏心カム
60A 頭部
60B 軸部
R 回動角度
L1 シャフト部の最小突出量
L2 シャフト部の最大突出量
T1 調整用偏心カムの回転方向
T2 移動プレートの移動方向
T3 スライドブロックの移動方向
T4 扉体側アーム部の回動方向
S 傾斜面を下った位置
U 傾斜面を上がった位置
X 移動プレートの移動量
K 筐体
Claims (4)
- 筐体と、前記筐体に対して回動開閉する扉体とを連結し、前記扉体が自重によって開状態或いは閉状態へと動作する力を緩衝するシリンダダンパーを備えた緩衝機構付ステーであって、
前記扉体が自重によって回動するときの所定の回動角度に対して、前記シリンダダンパーの変位量を調整可能に構成し、
前記筐体には、前記筐体に対して回動可能に支持された筐体側アーム部が取り付けられ、
前記扉体には、前記扉体に対して回動可能に支持されると共に、前記筐体側アーム部に回動可能に連結される扉体側アーム部が取り付けられ、
前記シリンダダンパーを前記扉体側アーム部に設置したことを特徴とする緩衝機構付ステー。 - 前記扉体側アーム部には、前記シリンダダンパーの変位方向にスライド可能に取り付けられ、前記シリンダダンパーを変位方向に移動させるスライドブロックが設けられ、
前記扉体には、前記スライドブロックと当接し、前記シリンダダンパーの変位方向における前記スライドブロックの位置を調整する当接部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝機構付ステー。 - 前記扉体には、前記扉体側アーム部を回動可能に支持し、かつ、前記扉体側アーム部の回動支持点を扉体に沿って移動させて前記スライドブロックと前記当接部の当接位置を調整するための移動プレートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の緩衝機構付ステー。
- 前記当接部には、前記スライドブロックと当接し、前記スライドブロックを変位方向へ案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の緩衝機構付ステー。
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JP2012184830A JP6042135B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 緩衝機構付ステー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012184830A JP6042135B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 緩衝機構付ステー |
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JP6042135B2 true JP6042135B2 (ja) | 2016-12-14 |
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Family Applications (1)
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JP2012184830A Active JP6042135B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 緩衝機構付ステー |
Country Status (1)
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-
2012
- 2012-08-24 JP JP2012184830A patent/JP6042135B2/ja active Active
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