JP6042135B2 - 緩衝機構付ステー - Google Patents

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本発明は、扉体の自重によって扉体が勢いよく開閉するのを防止する緩衝機構付ステーに関する。
例えば、キャビネットの前面に設けられた扉体には、この扉体の下辺部を中心に扉体を手前側に回動させながら開くものがある。このような扉体は、閉じた状態(扉体が垂直な状態)から作業者が扉体の上部を手前側に引くと、扉体はその自重によって回動して開いた状態(扉体がほぼ水平な状態)になる。
また、扉体には、扉体が閉じた状態から開いた状態まで所定の軌跡で回動するように、その回動経路を規制するためのステーが設けられている。このステーは、例えば、キャビネットの筐体側に取り付けられた筐体側アームと、扉体側に取り付けられた扉体側アームとを回動可能に連結し、この連結部で2つのアームを回動させるリンク構造が一般的に用いられている。
このような扉体では、上述した扉体の重量が重い場合に、扉体が自重によって勢いよく開いてしまうことがある。そのため、上述したステーとして、扉体が適度な速度で回動して開くようにするための緩衝機構が設けられた緩衝機構付ステーが開発されている。
緩衝機構付ステーに設けられた緩衝機構としては、例えば、上述した筐体側アームにシリンダダンパーを設け、2つのアームの連結部での回動に応じてダンパーを収縮させて回動速度を緩衝するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述した2つのアームの連結部に回転式のロータリーダンパーを設けるものも知られている。このロータリーダンパーは、回転するときの摩擦力によって緩衝作用が得られるように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−19478号公報 特表2006−519959号公報
扉体の種類は、キャビネットの種類に合わせて様々なものがある。そのため、扉体の重量もキャビネットの種類によって様々に変化する。従来では、扉体を適度な速度で開くようにするために、扉体の種類(重量)に合わせてそれぞれに適した緩衝力が得られる緩衝機構を選定して取り付けていた。そのため、キャビネット毎に緩衝機構付ステーの種類、および、それに必要な部品の種類が多くなってしまい、コスト高となっていた。特に、ロータリーダンパーを用いた緩衝機構は、その構造が複雑であるために、部品点数も多くコスト高となってしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、扉体の重量に依らずに、扉体を適度な速度で開くことができる緩衝機構付ステーを提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本発明は、筐体と、前記筐体に対して回動開閉する扉体とを連結し、前記扉体が自重によって開状態或いは閉状態へと動作する力を緩衝するシリンダダンパーを備えた緩衝機構付ステーであって、前記扉体が自重によって回動するときの所定の回動角度に対して、前記シリンダダンパーの変位量を調整可能に構成し、前記筐体には、前記筐体に対して回動可能に支持された筐体側アーム部が取り付けられ、前記扉体には、前記扉体に対して回動可能に支持されると共に、前記筐体側アーム部に回動可能に連結される扉体側アーム部が取り付けられ、前記シリンダダンパーを前記扉体側アーム部に設置したことを特徴とする。
さらに、前記扉体側アーム部には、前記シリンダダンパーの変位方向にスライド可能に取り付けられ、前記シリンダダンパーを変位方向に移動させるスライドブロックが設けられ、前記扉体には、前記スライドブロックと当接し、前記シリンダダンパーの変位方向における前記スライドブロックの位置を調整する当接部が設けられていてもよい。
また、前記扉体には、前記扉体側アーム部を回動可能に支持し、かつ、前記扉体側アーム部の回動支持点を扉体に沿って移動させて前記スライドブロックと前記当接部の当接位置を調整するための移動プレートが設けられていてもよい。
さらにまた、前記当接部には、前記スライドブロックと当接し、前記スライドブロックを変位方向へ案内する傾斜面が形成されていてもよい。
本発明に係る緩衝機構付ステーでは、筐体と、前記筐体に対して回動開閉する扉体とを連結し、前記扉体が自重によって開状態或いは閉状態へと動作する力を緩衝するシリンダダンパーを備えた緩衝機構付ステーであって、前記扉体が自重によって回動するときの所定の回動角度に対して、前記シリンダダンパーの変位量を調整可能に構成しているので、扉体の重量に合わせてシリンダダンパーの変位量を調整することで、扉体に作用する緩衝力を適宜調節することができる。その結果、扉体の重量に係わらず、1種類の緩衝機構付ステーを用いて、どの重量の扉体もほぼ同じ速度で回動させることができる。これにより、どのキャビネットにも同じ緩衝機構付ステーを取り付けて回動速度(角速度)調整をすればよくなるので、部品の共通化によるコスト低減が図れる。
本発明の実施に係る緩衝機構付ステーの全体概要を表す斜視図である。 (A)はキャビネットの扉体を閉じた状態を表す側面図、(B)は、(A)の状態から扉体を途中まで開いた状態を表す側面図である。 図2(B)の状態から、扉体を完全に開いた状態を表す側面図である。 扉体側アーム部の分解斜視図である。 図4で示す扉体側アーム部を別の角度から見た分解斜視図である。 扉体側取付部の分解斜視図である。 図6で示す扉体側取付部を別の角度から見た分解斜視図である。 シリンダダンパーのシャフト部の変位量が最も短くなるように調整した状態を示す側面図である。 図8で示す扉体側取付部を拡大した側面図であって、移動プレートが扉体の前側にある状態を示したものである。 図8の状態から、扉体を閉じる方向へ移動させた状態を示す側面図である。 シリンダダンパーのシャフト部の変位量が最も長くなるように調整した状態を示す側面図である。 図11の扉体側取付部を拡大した側面図であって、移動プレートが扉体の奥側にある状態を示したものである。 図11の状態から、扉体を閉じる方向へ移動させた状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る緩衝機構付ステー10について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で使用する方向であって、前側とは、キャビネット1の扉体4が位置する側であって、図2(A)の紙面右側をいうものとする。また、奥側、左右、上下の方向は、この前側から見た方向をいうものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る緩衝機構付ステー10を取り付けたキャビネット1の外観斜視図であって、扉体4を開いた状態のものである。また、図2(A)は、扉体4が閉じられた状態を示す全体側面図、図2(B)は、図2(A)の状態から扉体4を途中まで開いた状態を示す全体側面図、図3は、図2(B)の状態から扉体4を完全に開いた状態を示す全体側面図である。なお、図2(A)、図2(B)、図3では、説明を容易にするために、緩衝機構付ステー10の内部の各主要部が見えるように描いてある。
キャビネット1は、図2(A)、図2(B)、図3に示すように、左右の側壁部2,2、底壁部3、天井部5、奥壁部6を備えた筐体K、および前側を開閉可能にした扉体4とで箱状に形成されている。また、底壁部3の前端部と扉体4の下辺部4Aは、ヒンジ7によってそれぞれ連結されている。これにより、扉体4は、この扉体4の上部を手前側に引くと、扉体4の下辺部4A(ヒンジ7)を中心にして下側に回動し、扉体4が自重で開くようになる。
緩衝機構付ステー10は、図1に示すように、筐体Kの右側の側壁部2の内面2Bと、扉体4の裏面4Bとを連結する態様で取り付けられている。この緩衝機構付ステー10は、側壁部2Bに取り付けられる筐体側取付部20と、この筐体側取付部20に対して回動自在に取り付けられた筐体側アーム部30と、この筐体側アーム部30に連結軸34を介して連結される扉体側アーム部40と、扉体4の裏面に取り付けられる扉体側取付部50とから構成されている。
筐体側取付部20は、図1〜図3に示すように、略四角柱の形状の本体部23を有している。この本体部23は、筐体Kの内側から外側に向けて取付ねじ21を締結することで、側壁部2の内面2Bに取り付けられている。また、本体部23には、詳細は後述するL字アーム31の開状態における位置を規制する調整用ジャッキボルト22が設けられている。
筐体側アーム部30は、略L字状に曲げられたL字アーム31を有している。このL字アーム31の一端側は、筐体側取付部20の本体部23の内部に組み付けられており、本体部23に回動軸33を介して回動自在に取り付けられている。一方、L字アーム31の他端側は、本体部23の外側まで突出しており、詳細は後述する扉体側アーム部40に連結軸34を介して回動自在に取り付けられている。
L字アーム31は、図2(A)、図2(B)、図3に示すように、扉体4を閉じた状態から開いた状態まで移動する際に、回動軸33を中心に時計回りに回動する。また、L字アーム31の一端側には、回動軸33の位置よりもさらに先端方向に延びる調整部32が形成されている。この調整部32は、L字アーム31が開いた状態(図3参照)まで回動したときに調整用ジャッキボルト22の先端部と当接する。これにより、扉体4の開いた状態での姿勢(位置)が規制される。
図4および図5は、扉体側アーム部40の分解斜視図であって、それぞれ別の方向から見たものである。
扉体側アーム部40は、その外側を構成するアーム本体41と、このアーム本体41の内部にスライド可能に収容されるスライドブロック43と、このスライドブロック43に組み付けられるシリンダダンパー45と、蓋部46とで構成されている。
アーム本体41は、直線状に長尺に形成されており、その長手方向の一端部(図4における下側部)には、左右に貫通する取付穴41Aが形成されている。一方、長手方向の他端部(図4における上側部)には、このアーム本体41を折り曲げる態様で連結部42が設けられている。この連結部42には、左右に貫通する連結穴41Bが形成されている。この連結穴41Bには、上述した連結軸34が挿入され、L字アーム31と回動自在に連結される。
アーム本体41の内部には、その長手方向に沿って延びる中空状の収容部41Cが形成されている。この収容部41Cには、スライドブロック43が長手方向に沿ってスライド可能に組み付けられる。また、アーム本体41の手前側には、この収容部41Cにスライドブロック43を組み込むための開口41Dが形成されている。
スライドブロック43は、図4および図5に示すように、長手方向に延びる略直方体形状に形成されている。このスライドブロック43の一端部側(取付穴41A側)には、階段状に段差が付けられた段付部43Aが形成されている。また、段付部43Aよりもさらに先端側には、長手方向に延びるように接触部43Bが形成されている。この接触部43Bの先端部は、滑らかな円弧状になるように形成されている。
また、スライドブロック43の他端部側(連結穴41B側)には、図5に示すように、ダンパー収容穴44が形成されている。このダンパー収容穴44は、スライドブロック43の長手方向に円柱状にくり抜いたざぐり穴として形成されている。また、ダンパー収容穴44の穴形状は、シリンダダンパー45のシリンダ部45Aの円柱形状に合わせて形成されている。このダンパー収容穴44にシリンダダンパー45がシリンダ部45A側から挿入され、このシャフト部45Bの先端部45Cが、連結軸34の方向に向けられて取り付けられる。
シリンダダンパー45は、シリンダ部45Aと、このシリンダ部45Aから突出するシャフト部45Bとで構成されている。このシャフト部45Bの突出する方向は、シリンダダンパー45がダンパー収容穴44に組み付けられた状態で、スライドブロック43のスライド方向(スライドブロック43の長手方向)と一致する。
ここで、上述した筐体側アーム部30および扉体側アーム部40の長さは、扉体4が閉じた状態から開いた状態まで移動する過程において(図2、図3参照)、扉体側アーム部40の連結軸34側が、常に斜め上側を向く姿勢を維持するように決定されている。これにより、シリンダダンパー45のシリンダ部45Aは、シャフト部45Bよりも斜め下側に位置するようになるので、シリンダ部45A内に封入された作動油が外側に漏れ出てしまったとしても、漏れ出た作動油はダンパー収容穴44内に溜まり、扉体側アーム部40の外側に流出しないようになる。
蓋部46は、アーム本体41の開口41Dの全体を塞ぐように取り付けられる。この蓋部46は、長手方向に延びる板状部46Dと、この板状部46Dの一端部側(取付穴41A側)に位置する回動座部48と、板状部46Dの他端部側(連結穴41B側)に位置する取付座部47とを有している。
回動座部48の先端部には、図4に示すように、左右に貫通する取付穴46Bが形成されている。この取付穴46Bは、蓋部46をアーム本体41に組み付けた状態で、アーム本体41の取付穴41Aの中心と一致するように配置されている。また、これらの取付穴41A、46Bの間には、詳細は後述する移動プレート56(図7参照)の挿通穴58Aが入り込み(図1参照)、これらの3つの穴41A、46B、58Aに回動軸59が挿通される。これにより、扉体側アーム部40は、移動プレート56に対して回動軸59を中心に回動可能になる。
また、回動座部48には、段付部48Aが形成されている。この段付部48Aは、スライドブロック43が長手方向にスライド移動したときにスライドブロック43の段付部43Aと当接するように組み付けられており、スライドブロック43のスライド方向における位置を規制する。
取付座部47には、アーム本体41に向かって貫通する取付穴46Aが設けられている。この取付穴46Aには、取付ねじ49が挿通され、アーム本体41に螺合される。これにより、蓋部46がアーム本体41に取り付けられる。また、この取付ねじ49を取り外した状態では、蓋部46は、上述した回動軸59を中心に手前側に回動するようになっており、収容部41C内に組み付けられたスライドブロック43が簡単に取り外せる構造になっている。これにより、例えば、シリンダダンパー45に油漏れなどの不具合が生じたときに、容易にメンテナンスができるようになる。
また、取付座部47には、シャフト先端受け部47Aが形成されている。このシャフト先端受け部47Aは、蓋部46がアーム本体41に組み付けられた状態で、シリンダダンパー45のシャフト部45Bの先端部45Cが当接する。
図6および図7は、扉体側取付部50の分解斜視図であって、それぞれ別の方向から見たものである。
扉体側取付部50は、取付金具51と、この取付金具51の下側から組み付けられる移動プレート56と、この移動プレート56を押圧して移動させるための調整用偏心カム60とを備えている。
取付金具51は、図6および図7に示すように、扉体4の前後方向に長手方向が向くように配置される。この取付金具51の長手方向の両端部には、取付穴51Aがそれぞれ形成されている。この取付穴51Aには取付ねじ55が挿通され、扉体4の裏面4Bに取付ねじ55を螺合することによって、取付金具51が固定される(図1、図8〜図13参照)。
また、取付金具51の裏面には、移動プレート56を取り付けるためのスライド溝51B(図10および図11参照)が形成されている。この移動プレート56は、取付金具51と同様に、扉体4の前後方向に長手方向を有する平板状に形成されており、スライド溝51Bに案内されて、スライド溝51Bの内部で長手方向に自由にスライド移動できるように組み付けられる。
取付金具51には、その左右に2つのスライド穴53が形成されている。一方、移動プレート56には、図6および図7に示すように、平板状の本体部57の左右にほぼ直角に起立する折り曲げ部58がそれぞれ設けられている。この左右の折り曲げ部58には、左右に貫通する態様で挿通穴58Aがそれぞれ形成されている。この折り曲げ部58は、上述した取付金具51のスライド穴53に挿通され、折り曲げ部58が取付金具51の上側に突出する態様で組み付けられる。また、スライド穴53の長手方向への長さは、移動プレート56の移動長に対して、十分に余裕がある長さに形成されている。
また、取付金具51には、スライド穴53と取付穴51Aとの間に偏心カム取付長穴52が形成されている。一方、移動プレート56には、その手前側に軸部挿入穴57Aが形成されている。調整用偏心カム60は、図6および図7に示すように、取付金具51の上側から挿入され、調整用偏心カム60の軸部60Bが移動プレート56の軸部挿入穴57Aに挿通されるとともに、調整用偏心カム60の頭部60Aが取付金具51の偏心カム取付長穴52に挿入される。また、軸部50Bは、軸部挿入穴57Aに挿通された後、その先端部がかしめられる。これにより、調整用偏心カム60が移動プレート60に対して、回動自在に取り付けられる。
調整用偏心カム60は、図6および図7に示すように、頭部60Aの中心と軸部60Bの中心が偏心している。この頭部60Aは、調整用偏心カム60を取り付けた状態で頭部60Aを回転させると、頭部60Aの側部が偏心カム取付長穴52の縁部と当接して位置が規制され、取付金具51の長手方向における所定の位置で回転する。一方、軸部60Bは、偏心量の分だけその位置が長手方向に移動するようになる。ゆえに、頭部60Aを回転させることより、移動プレート56が長手方向にスライド移動するようになる。
また、取付金具51には、スライドブロック43の接触部43Bが接触する当接部54が設けられている。この当接部54は、図6および図7に示すように、取付金具11の上面から上側に突出する態様で形成されている。また、当接部54は、取付金具51の奥側から前側に向かうに従い、下り傾斜に形成された傾斜面54Aが形成されている。上述した接触部43Bは、この傾斜面54Aと当接し、前後に移動しながらこの傾斜面54Aに沿って上下へと移動するようになる。
次に、本発明の実施の形態に係る緩衝機構付ステー10の作用について説明する。
上述したシリンダダンパー45(直動式ダンパー、ソフトアブソーバーともいう)は、シリンダ部45Aの内部に封入された作動油が抵抗となり、シャフト部45Bがシリンダ部45Aに押し込まれる方向に対して緩衝力を作用させる。より詳細には、シリンダ部45A内には、作動油が流動するオリフィスが設けられており、シャフト部45Bが押し込まれたときにオリフィスを通過する作動油の流れが絞られて、抵抗力(緩衝力)が生じるようになる。逆に、シャフト部45Bが突出する方向に移動する際には、作動油はオリフィスを通過しないため、緩衝力は生じない。
ここで、上述した緩衝力は、作動油がオリフィスを通過する構造であるために、シャフト部45Bの押し込み方向への速度の違いによって変化する。より詳細には、速い速度でシャフト部45Bを押し込むと、作動油がオリフィスを通過するときに大きな抵抗となるため、シリンダダンパー45は大きな緩衝力を作用させる。一方、遅い速度でシャフト部45Bを押し込むときには、作動油がオリフィスを通過するときの抵抗が小さいため、シリンダダンパー45の緩衝力は小さくなる。
また、シャフト部45Bを速い速度で押し込む(大きな緩衝力を得る)ためには、所定の時間内におけるシャフト部45Bの変位量(押し込み量)を長くすればよいことになる。
扉体4は、扉体4の自重によって閉じた状態から開いた状態へと移動する(図2(A)、図2(B)、図3参照)。そのため、上述した緩衝力が一定の場合には、扉体4の重量が軽いとゆっくりと開き、重量が重いと速く開くことになる。そのため、扉体4の重量が重いときに、シリンダダンパー45の緩衝力を大きくすることで、扉体4の重量にかかわらず、扉体4を一定の角速度(扉体4がヒンジ7を中心に回動するときの角速度)で開かせることができるようになる。
ここで、扉体4が開くまでに回動する回動角度R(図3参照)は、扉体4の重量に係わらず一定である。また、扉体4が回動することによって移動する長さ(移動量)も一定である。そのため、扉体4の重量が重いときに、シリンダダンパー45のシャフト部45Bの閉状態から開状態までの全体の変位量(押し込み量)を大きくすることにより、シャフト部45Bは速い速度で押し込まれ、扉体4に対して大きな緩衝力を作用させるようになる。これとは逆に、扉体4の重量が軽いときには、シャフト部45Bの変位量を小さくすることにより、シャフト部45Bは遅い速度で押し込まれ、扉体4に対して小さな緩衝力を作用させることになる。
これにより、本実施の形態に係る緩衝機構付ステー10は、シャフト部45Bの変位量を調節することによって、重い扉体のときに大きな緩衝力を作用させることで、軽い扉体と重い扉体の開閉時の角速度を一定に調整しようとするものである。
図8は、シリンダダンパー45のシャフト部45Bの変位量が最も短くなるように調整した状態を示す側面図である。また、図9は、図8で示す扉体側取付部を拡大した側面図であって、移動プレートが扉体の前側にある状態を示したものである。さらに、図10は、図8の状態から、扉体を閉じる方向へ移動させた状態を示す側面図である。
一方、図11は、シリンダダンパーのシャフト部の変位量が最も長くなるように調整した状態を示す側面図である。また、図12は、図11の扉体側取付部を拡大した側面図であって、移動プレートが扉体の奥側にある状態を示したものである。さらに、図13は、図11の状態から、扉体を閉じる方向へ移動させた状態を示す側面図である。
シリンダダンパー45のシャフト部45Bの変位量の調整は、調整用偏心カム60を回動させることによって行う。図8〜図10(特に図9を参照)に示すように、調整用偏心カム60の頭部60Aの偏心部分が奥側に向いて突出いる状態では、移動プレート56は、調整用偏心カム60の軸部60Bによって扉体4の前側に引き寄せられ、取付金具51のスライド溝51Bの前側に位置する。この状態では、回動軸59も移動プレート56によって前側に引き寄せられた位置にある。また、スライドブロック43の接触部43Bは、図10に示すように、傾斜面54Aを下った前側の位置で当接部54と当接している。
この状態から、調整用偏心カム60を180度回転(図9の矢印T1で示す)させると、図11〜図13(特に図12を参照)に示すように、調整用偏心カム60の頭部60Aの偏心部分が前側を向いて突出するようになり、軸部60Bが移動プレート56を奥側へと押し出して、移動プレート56がスライド溝51B内で移動量X(図9参照)だけ奥側へと移動する。これにより、回動軸59も同様に、移動量Xだけ奥側へと移動する(奥側への移動方向を、図9の矢印T2で示す)。さらに、スライドブロック43の接触部43Bも、T2方向へと移動しながら傾斜面54Aに沿って奥側斜め上へと上がった位置へと移動し、スライドブロック43全体を連結軸34の方向へスライド移動させる(図9の矢印T3で示す)。また、扉体側アーム部40は、回動軸59を中心に起立する方向(図9の矢印T4で示す)に回動しながら、T2方向への移動に追従する。
ここで、扉体側アーム部40の長さは、連結軸34から回動軸59までの長さによって決定される。そのため、上述した調整用偏心カム60を回動させてスライドブロック43の位置を変えたとしても扉体側アーム部40の長さは一定のままであり、扉体4を閉じた状態から開いた状態まで移動させるときの筐体側アーム部30とのリンク機構による動作は基本的に同じである。
一方、扉体4を閉じた状態から開いた状態へ移動させると、スライドブロック43は、図2および図3に示すように、連結軸34側へと押し込まれてスライド移動する。これにより、シリンダダンパー45のシャフト部45Bもシリンダ部45Aへ押し込まれて変位し、シリンダダンパー45が緩衝力を作用させるようになる。
このとき、調整用偏心カム60が扉体の奥側に向いている状態(図8〜図10の状態)では、スライドブロック43の接触部43Bは、図2(B)に示す扉体4の半開の状態では、当接部54の傾斜面54Aを下った位置Sにある。この状態から、扉体4を開いた状態へ移動させると、図8〜図10に示すように、接触部43Bは、傾斜面54Aを下った位置Sのまま移動しないで摺動しながら回動する。
一方、調整用偏心カム60が扉体の前側に向いている状態(図11〜図13の状態)では、スライドブロック43の接触部43Bは、当接部54の傾斜面54Aを下った位置Sにある。この状態から、扉体4を開いた状態へ移動させると、図11〜図13に示すように、スライドブロック43の接触部43Bは、傾斜面54Aの下った位置Sから上がった位置Uまで摺動しながら移動する。
上述の2つの状態で、シリンダダンパー45のシャフト部45Bのストローク量(変位量)を比較すると、調整用偏心カム60が扉体4の奥側に向いている状態(図8〜図10の状態)では、接触部43Bが傾斜面54Aを下った位置Sのままであるため、シャフト部45Bの押し込み変位量が小さい。そのため、シリンダダンパー45は、小さな緩衝力を作用させるようになる。
一方、調整用偏心カム60が扉体の前側に向いている状態(図11〜図13の状態)では、接触部43Bが傾斜面54Aを下がった位置Sから上がった位置Uまで移動するので、シャフト部45Bがこの移動の分だけさらに大きく押し込まれるようになり、シャフト部45Bの押し込み変位量が大きくなる。そのため、シリンダダンパー45は、大きな緩衝力を作用させるようになる。
すなわち、軽い扉体の場合には、調整用偏心カム60の頭部60Aを扉体の奥側に向けておき、所定の回動角度Rに対して小さな緩衝力を作用させる。一方、重い扉体の場合には、調整用偏心カム60の頭部60Aを扉体の前側に向けておき、所定の回動角度に対して大きな緩衝力を作用させる。この緩衝力の大きさは、例えば、重い扉体を開閉するときの角速度が、軽い扉体を開閉するときの角速度とほぼ同じになるように調整する。これにより、扉体4の軽重に係わらず、扉体4の開閉時の角速度がほぼ同じになるように調整することができる。
なお、上記説明では、調整用偏心カム60を回転させて、シャフト部45Bの変位量(押し込み量)が最も長い場合と最も短い場合について説明したが、その間で自由に調整することもできる。すなわち、調整用偏心カム60の回転角度を微調整することで、シャフト部45Bの変位量を任意に調整し、扉体4の重量に合わせた最適な緩衝力が得られるようにすることができる。
本発明の実施の形態に係る緩衝機構付ステー10によれば、扉体4が自重によって回動するときの所定の回動角度Rに対して、シリンダダンパー45のシャフト部45Bの変位量(押し込み量)を調整可能に構成しているので、扉体4の重量に合わせてシリンダダンパー45のシャフト部45Bの変位量を調整することで、扉体4に作用する緩衝力を適宜調節することができる。その結果、扉体4の重量に係わらず、1種類の緩衝機構付ステー10を用いて、どの重量の扉体4もほぼ同じ速度で回動させることができる。これにより、どのキャビネット1にも同じ緩衝機構付ステー10を取り付けて回動速度(角速度)調整をすればよくなるので、部品の共通化によるコスト低減が図れる。
また、筐体Kには、筐体Kに対して回動可能に支持された筐体側アーム部30が取り付けられ、扉体4には、扉体4に対して回動可能に支持されると共に、筐体側アーム部30に回動可能に連結される扉体側アーム部40が取り付けられ、シリンダダンパー45を扉体側アーム部40に設置しているので、シリンダダンパー45の変位量の調整を扉体4側で行うことができるようになり、調整作業を容易に行うことができる。また、シリンダダンパー45の交換作業等のメンテナンスの際、筐体側アーム部30にシリンダダンパー45が設置されている場合と比較して、広いスペースを利用して容易に行えるようになる。
さらに、扉体側アーム部40には、シリンダダンパー45の変位方向にスライド可能に取り付けられ、シリンダダンパー45を変位方向に移動させるスライドブロック43が設けられ、扉体4には、スライドブロック43と当接し、シリンダダンパー45の変位方向におけるスライドブロック43の位置を調整する当接部54が設けられているので、扉体4を開いた状態で、手前側の広いスペースを利用してシリンダダンパー45の変位量の調整を行えるようになる。そのため、調整作業を容易に行うことができる。
また、扉体4には、扉体側アーム部40を回動可能に支持し、かつ、扉体側アーム部40の回動支持点を扉体4に沿って移動させてスライドブロック43と当接部54の当接位置を調整するための移動プレート56が設けられているので、スライドブロック43を簡単な構造でスライド移動させることができる。そのため、緩衝機構付ステー10の部品点数が必要以上に多くならない。
さらにまた、当接部54には、スライドブロック43と当接し、スライドブロック43を変位方向へ案内する傾斜面54Aが形成されているので、スライドブロック43をスムーズにスライド移動させることができる。
以上、本発明の実施の形態に係る緩衝機構付ステーについて述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、キャビネット1の前面に扉体4を設け、扉体4の自重で開くようにしているが、例えば、キャビネット1の天井部5を扉体として開閉可能に構成したものにも適用することができる。具体的には、天井部5の奥側の辺にヒンジ7を設け、天井部5の手前側を上方へ開くように構成し、この天井部5と側壁部2とを緩衝機構付ステー10で連結するようにしてもよい。この場合、扉体(天井部5)は、その自重で閉じるようになるが、このときの回動速度を本発明の緩衝機構付ステー10で調節する。これにより、扉体の重量に依らずに、扉体の回動速度を一定に調節することができるので、緩衝機構付ステー10の種類を1種類に、或いはできるだけ種類数を削減することができる。
1 キャビネット
2 側壁部
2B 内面
3 底壁部
4 扉体
4A 下辺部
4B 裏面
5 天井部
6 奥壁部
7 ヒンジ
10 緩衝機構付ステー
20 筐体側取付部
21 取付ねじ
22 調整用ジャッキボルト
23 本体部
30 筐体側アーム部
31 L字アーム
32 調整部
33 回動軸
34 連結軸
40 扉体側アーム部
41 アーム本体
41A 取付穴
41B 連結穴
41C 収容部
41D 開口
42 連結部
43 スライドブロック
43A 段付部
43B 接触部
44 ダンパー収容穴
45 シリンダダンパー
45A シリンダ部
45B シャフト部
45C シャフト先端部
46 蓋部
46A 取付穴
46B 回動穴
46C 溝部
46D 板状部
47 取付座部
47A シャフト先端受け部
48 回動座部
48A 段付部
49 取付ねじ
50 扉体側取付部
51 取付金具
51A 取付穴
51B スライド溝
52 偏心カム取付長穴
53 スライド穴
54 当接部
54A 傾斜面
55 取付ねじ
56 移動プレート
57 本体部
57A 軸部挿入穴
58 折り曲げ部
58A 挿通穴
59 回動軸(回動支持点)
60 調整用偏心カム
60A 頭部
60B 軸部
R 回動角度
L1 シャフト部の最小突出量
L2 シャフト部の最大突出量
T1 調整用偏心カムの回転方向
T2 移動プレートの移動方向
T3 スライドブロックの移動方向
T4 扉体側アーム部の回動方向
S 傾斜面を下った位置
U 傾斜面を上がった位置
X 移動プレートの移動量
K 筐体

Claims (4)

  1. 筐体と、前記筐体に対して回動開閉する扉体とを連結し、前記扉体が自重によって開状態或いは閉状態へと動作する力を緩衝するシリンダダンパーを備えた緩衝機構付ステーであって、
    前記扉体が自重によって回動するときの所定の回動角度に対して、前記シリンダダンパーの変位量を調整可能に構成し
    前記筐体には、前記筐体に対して回動可能に支持された筐体側アーム部が取り付けられ、
    前記扉体には、前記扉体に対して回動可能に支持されると共に、前記筐体側アーム部に回動可能に連結される扉体側アーム部が取り付けられ、
    前記シリンダダンパーを前記扉体側アーム部に設置したことを特徴とする緩衝機構付ステー。
  2. 前記扉体側アーム部には、前記シリンダダンパーの変位方向にスライド可能に取り付けられ、前記シリンダダンパーを変位方向に移動させるスライドブロックが設けられ、
    前記扉体には、前記スライドブロックと当接し、前記シリンダダンパーの変位方向における前記スライドブロックの位置を調整する当接部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝機構付ステー。
  3. 前記扉体には、前記扉体側アーム部を回動可能に支持し、かつ、前記扉体側アーム部の回動支持点を扉体に沿って移動させて前記スライドブロックと前記当接部の当接位置を調整するための移動プレートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の緩衝機構付ステー。
  4. 前記当接部には、前記スライドブロックと当接し、前記スライドブロックを変位方向へ案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の緩衝機構付ステー。
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