JP6439775B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装用箱に係り、特に、医薬品を包装するために用いられ、医薬品に関する情報を表示するための表示部が設けられた包装用箱に関する。
従来、医薬品製剤や医薬品アンプル等の被包装物を包装するための包装用箱において、被包装物に関する情報を表示するための表示部(表示カード)が一体的に設けられているものが知られている。当該包装用箱には箱本体から表示カードを切り取るための切り取りラインが形成されており、切り取られた表示カードは被包装物の管理情報として、包装用箱から取り出された被包装物と共に配置されることがある。
そうした中で、当該切り取りラインの形状を種々工夫することで、表示カードを容易に切り離すことが可能な包装用箱が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の包装用箱では、箱本体の側面部に一体的に設けられた表示カードと、表示カードに隣接して設けられた押込部と、表示カードを切り取るため及び押込部を押し込むための切り取りラインと、を備えている。
具体的には、切り取りラインは、表示部を囲むようにして延びている第1破断線と、第1破断線において表示部と押込部の境界線に位置する延出部分から押込部に向かって延出し、押込部の対角線上に延びている第2破断線と、を有している。
上記構成により、押込部を第2破断線に沿って指で押し込むことで表示カードの一辺を摘まむことができ、表示カードの一辺を指で摘まみながら第1破断線に沿って表示カードを切り離すことができる。
また、特許文献2に記載の包装容器では、箱本体の側面部に設けられた表示カードと、表示カードの一端部に一体的に設けられ、箱本体から突出して指で摘まむことが可能な摘まみ部と、表示カードを囲むようにして破線状に延びている切り取りラインと、を備えている。
上記構成により、摘まみ部を指で摘まみながら切り取りラインに沿って表示カードを切り離すことができる。
実用新案登録第3184604号公報 実用新案登録第3184603号公報
しかしながら、従来よりも更に表示カードを容易に切り離すことができ、かつ、持ち運びや配置がし易い形状を有するものが求められていた。
また、医薬品を包装する包装用箱においては、比較的小型な箱でありながら、医薬品に関する情報を複数の側面、蓋面に印刷表示することで分かり易く注意喚起している。
そのため、表示カードをコンパクトに配置し、また表示カードを切り取るための切り取りラインについてもコンパクトに配置することが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、被包装物に関する情報を表示する表示部をより容易に切り離すことができ、また持ち運びや配置がし易い包装用箱を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、特に医薬品を包装するために用いられ、表示部及び表示部を切り取るための切り取りラインをコンパクトに配置した包装用箱を提供することにある。
前記課題は、本発明の包装用箱によれば、医薬品を包装するために用いられ、前記医薬品に関する情報を表示するための表示部が設けられた包装用箱であって、該包装用箱の本体から前記表示部を切り取るための切り取りラインを備え、該切り取りラインは、前記表示部を囲むようにして破線状に延出し、前記表示部の角を規定するための角規定部を少なくとも1つ以上有する第1切り取りラインと、該第1切り取りラインのうち、前記角規定部において互いに交差しながら延びている一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むように延びている一対の第2切り取りラインと、該一対の第2切り取りラインの先端部から、それぞれ前記一対の第2切り取りラインに対して交差方向に向けて破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むようにして互いに離間して延びている一対の第3切り取りラインと、を備えていること、により解決される。
上記構成により、本発明の包装用箱では、医薬品に関する情報を表示する表示部をより容易に切り取ることができ、また持ち運びや配置がし易くなる。
詳しく説明すると、表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、表示部の角を挟むように延びている一対の第2切り取りラインに対して指を押し込むことで表示部の角を摘まむことができる。そして、表示部の角を摘まみながら、表示部を囲むようにして破線状に延出する第1切り取りラインに沿って表示部を切り取ることができる。そのため、従来の包装用箱のように表示部の1辺を摘まむ場合と比較して格段に切り取り易くなっている。
また、従来の包装用箱のように表示部の一部が箱本体から突出することがないため、持ち運びや配置がし易くなる。
また、医薬品包装用箱のような比較的小型な箱であって、医薬品に関する情報を全ての側面、蓋面に印刷表示する必要がある場合であっても、本表示カード及び本切り取りラインの構成であれば、比較的コンパクトな配置を実現することができる。
また前記課題は、医薬品を包装するために用いられ、前記医薬品に関する情報を表示するための表示部が設けられた包装用箱であって、該包装用箱の本体から前記表示部を切り取るための切り取りラインを備え、該切り取りラインは、前記表示部を囲むようにして破線状に延出し、前記表示部の角を規定するための角規定部を少なくとも1つ以上有する第1切り取りラインと、該第1切り取りラインのうち、前記角規定部において互いに交差しながら延びている一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むように延びている一対の第2切り取りラインと、を備え、前記切り取りラインのうち、前記一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出する、前記一対の第2切り取りラインを含む一対の切り取りライン部分は、互いに離間して延びていること、によっても解決される。
このとき、前記一対の第切り取りラインは、互いに略平行となるように延びていると良い。
また、前記一対の第2切り取りラインは、互いに略平行となるように延びていると良い。
上記構成により、切り取りラインに対して指を押し込むことができ、表示部の角を摘まみ易くなる。その結果、表示部を一層容易に切り取ることができる。
このとき、前記第1切り取りラインにおける前記角規定部は、湾曲して形成されていると良い。
上記のように、第1切り取りラインの角規定部が尖ることなく滑らかに形成されているため、表示部の角部を違和感なく指で摘まむことができる。
このとき、破線状の前記第1切り取りラインのうち、前記角規定部の前記一対の延出部分は、該一対の延出部分以外の部分よりも、実線部分の長さが長くなるように形成されていると良い。
上記のように、表示部の切り離し始めの際には、第1切り取り線の実線部分(切込み部分)の長さを長くして切り離し易くなっているため、表示部を最初から最後までスムーズに切り離すことができる。
本発明によれば、被包装物に関する情報を表示する表示部をより容易に切り離すことができ、また持ち運びや配置がし易い包装用箱を実現することができる。
特に医薬品を包装するために用いられ、表示部及び表示部を切り取るための切り取りラインをコンパクトに配置した包装用箱を実現できる。
本実施形態に係る包装用箱の組み立て前の外観斜視図である。 包装用箱の組み立て後の外観斜視図である。 表示部を切り取るための切り取りラインの詳細を示す側面図である。 表示部を切り取る方法を説明する図である。 表示部を切り取る方法を説明する図である。 表示部を切り取る方法を説明する図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。 切り取りラインの変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
本実施形態は、医薬品に関する情報を表示する表示部を箱本体から切り取るための切り取りラインを備え、当該切り取りラインは、表示部を囲むようにして破線状に延出し、表示部の角を規定するための角規定部を4つ有する第1切り取りラインと、第1切り取りラインのうち、所定の角規定部において互いに交差しながら延びている一対の延出部分から、それぞれ表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、表示部の角を挟むようにして互いに略平行となるように延びている一対の第2切り取りラインと、を備えていることを特徴とする包装用箱の発明に関するものである。
本実施形態の包装用箱1は、医薬品製剤2を収納するための略直方体形状の箱からなり、一枚のブランクシートを打ち抜いて形成した箱形成シートを折り曲げ組み立てることによって形成されている。
包装用箱1は、図1、図2に示すように、筒状となるように形成される箱胴体部10と、箱胴体部10の長尺方向の両端部からそれぞれ連続して延出し、箱胴体部10との境界線14,15(折り曲げ線)が折り曲げられることで箱胴体部10の開口端部を封鎖するように形成される一対の蓋部20と、から主に構成されている。
また、箱胴体部10と蓋部20との間の境界線14,15には、包装用箱1の開封口を形成するための略コ字形状からなる切込みライン30,40が形成されている。
さらに、箱胴体部10の側壁部11には、医薬品製剤2に関する情報を表示するための表示部50と、箱胴体部10の本体から表示部50を切り取るための切り取りライン60と、が形成されている。
包装用箱1では、開封用の切込みライン30,40に沿って指を押し当てて開封口を形成することで蓋部20を容易に開封することができ、開封された蓋部20側から医薬品製剤2を取り出すことや、箱を解体することができる。
また、切り取りライン60に沿って指を押し当てて箱胴体部10の一部を凹ませることで表示部50を摘まむことができ、箱胴体部10の本体から表示部50を容易に切り離すことができる。
医薬品製剤2は、錠剤やカプセル剤等の固形製剤からなり、例えば口腔内崩壊製剤等のような脆弱固形製剤である。
医薬品製剤2は、図1に示すように、公知なPTP包装体によって複数収納された上で、さらにPTP包装体が公知なピロー包装品によって複数収納された状態で包装用箱1に包装されている。
医薬品製剤2を収納したピロー包装品は、緩衝効果を高めるために添付文書3によって覆われた状態で包装用箱1に収納されている。
なお、包装用箱1に収納される被包装物は、医薬品製剤2のような固形製剤に特に限定されることなく変更可能であって、例えば、アンプルやバイアル等の密封容器に収納された医薬品や、チューブ等の容器に内包された軟膏等の医薬品であっても良い。
箱胴体部10は、図1、図2に示すように、略中空矩形状からなり、所定の間隔を空けて互いに対向して設けられる一対の側壁部11と、一対の側壁部11の上端部分を連結する上壁部12と、一対の側壁部11の下端部分を連結する底壁部13と、から主に構成されている。
蓋部20は、箱胴体部10の長尺方向の一端部に設けられ、包装用箱1を解体するために開封される解体用蓋部20aと、箱胴体部10の他端部に設けられ、包装用箱1から医薬品製剤2を取り出すために開封される取り出し用蓋部20bと、を備えている。
解体用蓋部20aは、上壁部12及び底壁部13のそれぞれの一端部から連続して延出し、箱胴体部10との境界線14が折り曲げ可能となるように形成される外側フラップ21及び内側フラップ22と、一対の側壁部11のそれぞれの一端部から連続して延出し、箱胴体部10との境界線14が折り曲げ可能に形成される一対のサイドフラップ23と、から主に構成されている。
取り出し用蓋部20bも同様にして、外側フラップ21及び内側フラップ22と、一対のサイドフラップ23と、から主に構成されている。
上記構成において、包装用箱1を組み立てるときには、図1に示す組み立て前の状態のときに箱胴体部10の内部に医薬品製剤2及び添付文書3を収納させておき、その後一対のサイドフラップ23、内側フラップ22、及び外側フラップ21の順に折り曲げていき、外側フラップ21と内側フラップ22を接着させることで図2に示す形となって完成する。
なお、箱胴体部10において上壁部12の表面上には、解体用蓋部20aと取り出し用蓋部20bとの違いを明確にするための不図示の印字がなされていてもよい。
表示部50は、図2、図3に示すように、医薬品製剤2の製品名や含有量、使用期限や製造番号等の情報が印字された略矩形状の表示カードであって、医薬品製剤2の管理情報として箱の本体から切り離されて、包装用箱1から取り出された医薬品製剤2と共に配置されてもよい。
表示部50は、箱胴体部10において側壁部11の表面に一体的に設けられており、詳しく言うと、箱胴体部10の長尺方向において解体用蓋部20a側に寄らせた位置に配置され、また、表示部50の下端部分が側壁部11と底壁部13との間の境界線上に重なるように配置されている。
切り取りライン60は、図2、図3に示すように、箱の本体から表示部50を切り取るための破線ラインであって、表示部50の外周部分及び表示部50の周辺部分に形成されている。
切り取りライン60は、表示部50を囲むようにして破線状に延出し、表示部50の角を規定するための角規定部61a〜61dを有する第1切り取りライン61と、第1切り取りライン61のうち、第1角規定部61aにおいて互いに交差しながら延びている一対の第1延出部分61aa,61abから、それぞれ表示部50から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、表示部50の角を挟むように延びている一対の第2切り取りライン62と、を備えている。
また切り取りライン60は、一対の第2切り取りライン62の先端部から、それぞれ一対の第2切り取りライン62に対して交差方向に向けて破線状に延出し、かつ、表示部50の角を挟むように延びている一対の第3切り取りライン63をさらに備えている。
第1切り取りライン61は、矩形枠状からなり、その角規定部61a〜61dが丸く面取りされることで湾曲して形成されている。
第1切り取りライン61のうち、第1角規定部61aを形成する一対の第1延出部分61aa,61abは、これら第1延出部分61aa,61ab以外の部分よりも、実線部分(切取り部分)の長さが長くなるように形成されている。
詳しく言うと、一対の第1延出部分61aa,61abは、第2角規定部61bを形成する一対の第2延出部分61ba,61bbよりも、また、第4角規定部61dを形成する一対の第4延出部分61da,61dbよりも、実線部分の長さが長くなるように形成されている。
また、一対の第1延出部分61aa,61abは、第2延出部分61bb及び第4延出部分61dbよりも、実線部分同士の間隔が大きくなるように形成されている。
さらに、表示部50の長尺方向に沿って延びている第2延出部分61baと第4延出部分61daは、ジッパー状の破線として形成されている。具体的には、表示部50の長尺方向に沿って延びる実線部分と、当該長尺方向とは交差方向であって表示部50側に延びる補助実線部分と、を備えている。
一対の第2切り取りライン62は、一対の第1延出部分61aa,61abから、それぞれ表示部50から離れる方向に向かって互いに略平行となるように延びている。
詳しく言うと、一対の第2切り取りライン62は、箱胴体部10の側壁部11の4つの角のうち、第1角規定部61aに最も近い上側にある角に向かって延びている。
また、一対の第2切り取りライン62は、ヒトの指(例えば、人差し指)が間に入る程度の間隔を空けて配置されている。
一対の第3切り取りライン63は、一対の第2切り取りライン62の先端部から、それぞれ一対の第2切り取りライン62に対して交差方向に向けて、言い換えれば上壁部12に向けて互いに略平行となるように延びている。
また、一対の第3切り取りライン63についても、ヒトの指が間に入る程度の間隔を空けて配置されている。
次に、包装用箱1の本体から表示部50を切り取る方法について図4A〜図4Cに基づいて説明する。
まず図4Aに示すように、包装用箱1において側壁部11の切り取りライン60が形成された部分の位置にヒトの指(例えば、人差し指)を置く。
具体的には、側壁部11のうち、第1切り取りライン61と一対の第2切り取りライン62と一対の第3切り取りライン63とで区切られた部分の位置に指を置く。
このとき、一対の第2切り取りライン62及び一対の第3切り取りライン63は、それぞれ指を間に挟む程度の間隔を有している。また当該区切られた部分に指の置く位置を案内するための印字がなされている。そのため、指を置く位置が分かり易い。
またこのとき、一対の第2切り取りライン62は、矩形状の表示部50の解体用蓋部20a側にある上側の角を挟むようにして、表示部50の長尺方向に対して上方傾斜ながら延びている。そのため、第2切り取りライン62が、その延出方向に沿わせて指を斜めに傾けて置くように案内することができる。
そして図4Bに示すように、置いた指を押し当てることで、第1切り取りライン61と一対の第2切り取りライン62と一対の第3切り取りライン63とで区切られた部分が箱内部に押し込まれて開口が形成される。
このとき、第2切り取りライン62が、その延出方向に沿わせて指を斜めに傾けるように案内している。そのため、例えば人差し指と親指とで表示部50の角を容易に摘まむことができる。
またこのとき、図3に示すように、第1切り取りライン61の第1角規定部61aが丸く面取りされている。そのため、表示部50の角を違和感なく指で摘まむことができる。
そして図4Cに示すように、押し込んだ人差し指と親指とで表示部50の角を摘まみながら、第1切り取りライン61に沿って表示部50を対角線方向に引きながら切り取る。
このとき、図3に示すように、第1切り取りライン61のうち、第1角規定部61aを形成する一対の第1延出部分61aa,61abは、これら第1延出部分61aa,61ab以外の部分よりも実線部分(切取り部分)の長さが長くなるように形成されている。そのため、表示部50を切り離し始めからスムーズに切り離すことができる。
またこのとき、第1切り取りライン61のうち、表示部50の長尺方向に沿って延びている第2延出部分61baと第4延出部分61daとは、ジッパー状の破線として形成されている。そのため、表示部50を切り離し途中においてもスムーズに切り離すことができる。
上記方法により、包装用箱1の本体から表示部50を容易に切り取ることができる。
また上記構成により、従来のように指で摘まむ部分が箱本体から突出しているものではないため、持ち運びや配置がし易い包装用箱1となっている。
さらに上記構成により、医薬品用の包装用箱1として、表示部50及び切り取りライン60がコンパクトに配置されたものとなっている。
<切り取りラインの別実施形態>
次に、切り取りラインの変形例について、図5A〜図5E、図6A〜図6Dに基づいて説明する。なお、上述した包装用箱1と重複する内容は説明を省略する。
図5A〜図5Eにおける包装用箱101では、包装用箱1と比較して箱胴体部110の側壁部111に形成された切り取りライン160の形状、配置が異なっている。
図5Aの包装用箱101では、第1切り取りライン161と、一対の第2切り取りライン162とを備えており、一対の第2切り取りライン162は、表示部150の角を挟むように延びており、かつ、互いに離れる方向に拡開しながら上方に向けて延びている。
図5Bの包装用箱101では、第1切り取りライン161と、一対の第2切り取りライン162とを備えており、一対の第2切り取りライン162は、表示部150の角を挟むように延びており、かつ、互いに略平行となるように上方傾斜しながら延びている。
図5Cの包装用箱101では、第1切り取りライン161と、一対の第2切り取りライン162とを備えており、一対の第2切り取りライン162は、表示部150の角を挟むように延びており、かつ、互いに略平行となるように上方に向けて延びている。
このとき、一方の第2切り取りライン162aは、まず他方の第2切り取りライン162bとは直交方向に延びていき、その後に屈曲して第2切り取りライン162bと略平行となるように延びている。
図5Dの包装用箱101では、第1切り取りライン161と、一対の第2切り取りライン162とを備えており、一対の第2切り取りライン162は、表示部150の角を挟むように延びており、かつ、互いに略平行となるように上方傾斜しながら延びている。
また一対の第2切り取りライン162は、側壁部111と上壁部112の間の境界線(折り曲げ線)を跨いで上壁部112まで延びている。
このとき、表示部150は、側壁部111の上下方向の中央部分に配置されている。
図5Eの包装用箱101では、第1切り取りライン161と、一対の第2切り取りライン162とを備えており、一対の第2切り取りライン162は、表示部150の角を挟むように延びており、かつ、互いに略平行となるように下方に向けて延びている。
このとき、一方の第2切り取りライン162aは、まず他方の第2切り取りライン162bとは直交方向に延びていき、その後に屈曲して第2切り取りライン162bと略平行となるように延びている。
またこのとき、表示部150は、その上端部分が側壁部111と上壁部112との間の境界線上に重なるように配置されている。
次に、図6A〜図6Dにおける包装用箱201についても、包装用箱1と比較して切り取りライン260の形状、配置が異なっている。
図6Aの包装用箱201では、第1切り取りライン261と、一対の第2切り取りライン262とを備えており、第1切り取りライン261の角規定部261aが丸く切り欠かれるようにして湾曲して形成されている。
そして一対の第2切り取りライン262は、表示部250の角を挟むように延びており、かつ、互いに湾曲しながら上斜め方向に向かって延びている。
図6Bの包装用箱201では、第1切り取りライン261と、一対の第2切り取りライン262とを備えており、第1切り取りライン261の角規定部261aが丸く切り欠かれるようにして湾曲して形成されている。
そして一対の第2切り取りライン262は、表示部250の角を挟むように延びており、かつ、互いに直交方向に拡開しながら延びている。
図6Cの包装用箱201では、第1切り取りライン261と、一対の第2切り取りライン262と、第3切り取りライン263とを備えており、第1切り取りライン261の角規定部261aが角面取りされて形成されている。
そして一対の第2切り取りライン262は、表示部250の角を挟むように延びており、かつ、互いに近づきながら湾曲して延びている。第3切り取りライン263は、一対の第2切り取りライン262の先端部同士を連結するように湾曲して延びている。
言い換えれば、一対の第2切り取りライン262と、第3切り取りライン263とが一体となって略U字形状を形成している。
図6Dの包装用箱201では、第1切り取りライン261と、一対の第2切り取りライン262とを備えており、第1切り取りライン261の角規定部261aが角面取りされて形成されている。
そして一対の第2切り取りライン262は、表示部250の角を挟むように延びており、かつ、互いに略平行となるように上方傾斜しながら延びている。
上記構成であっても、切り取りラインに対して指を押し込むことができ、表示部の角を摘まみ易くなる。そして表示部を一層容易に切り取ることができる。
また、従来のように指で摘まむ部分が箱本体から突出していないため、持ち運びや配置がし易い包装用箱となる。
さらに、医薬品用の包装用箱として、表示部及び切り取りラインをコンパクトに配置したものとなる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、図2に示すように、包装用箱1は直方体状の箱からなるが、特に限定されることなく変更可能であって、例えば円柱形状や三角柱形状等であっても良い。
また包装用箱1は、箱胴体部10の両端部にそれぞれ蓋部20が設けられているが、特に限定されることなく、箱胴体部10の一端部にのみ蓋部20が設けられていても良い。
上記実施形態において、図1に示すように、包装用箱1には被包装物として医薬品製剤2が収納されているが、医薬品に特に限定されることなく変更可能であって、例えば固形食品、各種装飾品、または電池のような各種生活用品、各種機器等が被包装物として収納されていても良い。
上記実施形態において、図2に示すように、表示部50は箱胴体部10において側壁部11の表面に設けられているが、特に限定されることなく変更可能であって、箱胴体部10の上壁部12や底壁部13に設けられても良いし、蓋部20に設けられていても良い。
なお、表示部50が側壁部11に設けられていれば、例えば包装用箱1を棚に積み上げて配置したときに表示部50が見易くなるため望ましい。
上記実施形態において、図2に示すように、表示部50は略矩形状からなるが、特に限定されることなく変更可能であって、例えば矩形状以外の多角形状であっても良い。
上記実施形態においては、図2、図3に示すように、一対の第1延出部分61aa,61abは、第2角規定部61bの第2延出部分61baよりも、また、第4角規定部61dの第4延出部分61daよりも、実線部分同士の間隔が小さくなるように形成されているがこれに限定されるものではない。例えば、一対の第1延出部分61aa,61abが、第2角規定部61bの第2延出部分61baよりも、また、第4角規定部61dの第4延出部分61daよりも、実線部分同士の間隔が大きくなるように形成されていてもよい。
本実施形態では、主として本発明に係る包装用箱に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1,101,201 包装用箱(医薬品包装用箱)
2 医薬品製剤
3 添付文書
10,110 箱胴体部
11,111 側壁部
12,112 上壁部
13 底壁部
14,15 境界線(折り曲げ線)
20 蓋部
20a 解体用蓋部
20b 取り出し用蓋部
21 外側フラップ
22 内側フラップ
23 サイドフラップ
30,40 切込みライン
50,150,250 表示部
60,160,260 切り取りライン
61,161,261 第1切り取りライン
61a,261a 第1角規定部(角規定部)
61aa,61ab 第1延出部分
61b 第2角規定部
61ba,61bb 第2延出部分
61c 第3角規定部
61d 第4角規定部
61da,61db 第4延出部分
62,162,162a,162b,262 第2切り取りライン
63,263 第3切り取りライン

Claims (6)

  1. 医薬品を包装するために用いられ、
    前記医薬品に関する情報を表示するための表示部が設けられた包装用箱であって、
    該包装用箱の本体から前記表示部を切り取るための切り取りラインを備え、
    該切り取りラインは、
    前記表示部を囲むようにして破線状に延出し、前記表示部の角を規定するための角規定部を少なくとも1つ以上有する第1切り取りラインと、
    該第1切り取りラインのうち、前記角規定部において互いに交差しながら延びている一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むように延びている一対の第2切り取りラインと
    該一対の第2切り取りラインの先端部から、それぞれ前記一対の第2切り取りラインに対して交差方向に向けて破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むようにして互いに離間して延びている一対の第3切り取りラインと、を備えていることを特徴とする包装用箱。
  2. 医薬品を包装するために用いられ、
    前記医薬品に関する情報を表示するための表示部が設けられた包装用箱であって、
    該包装用箱の本体から前記表示部を切り取るための切り取りラインを備え、
    該切り取りラインは、
    前記表示部を囲むようにして破線状に延出し、前記表示部の角を規定するための角規定部を少なくとも1つ以上有する第1切り取りラインと、
    該第1切り取りラインのうち、前記角規定部において互いに交差しながら延びている一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出し、かつ、前記表示部の角を挟むように延びている一対の第2切り取りラインと、を備え、
    前記切り取りラインのうち、前記一対の延出部分から、それぞれ前記表示部から離れる方向に向かって破線状に延出する、前記一対の第2切り取りラインを含む一対の切り取りライン部分は、互いに離間して延びていることを特徴とする包装用箱。
  3. 前記一対の第3切り取りラインは、互いに略平行となるように延びていることを特徴とする請求項に記載の包装用箱。
  4. 前記一対の第2切り取りラインは、互いに略平行となるように延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  5. 前記第1切り取りラインにおける前記角規定部は、湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の包装用箱。
  6. 破線状の前記第1切り取りラインのうち、前記角規定部の前記一対の延出部分は、該一対の延出部分以外の部分よりも、実線部分の長さが長くなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の包装用箱。
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